Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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Bloody Train Museum
Special Floor "Making of Aizu 8500"

An-Railから発売されている会津鉄道8500系の模型・・・。実は 鉄道コレクションの デッドコピーと言うべき造りになっているのですが、実はNゲージ化に関してはかなりの難関が控えています。まあ、あくまでも「ディスプレイモデル」という触れ込みなので仕方ないのですが、こうなるとどうしてもNゲージ化したくなるというのがモデラーの魂!
しかも2012年にはマイクロエースからそのものずばりの会津8500系がNゲージ模型化されてしまったのですが、これがまた高い!4両で2万円近い投資はなかなかできません。
そこでこのAn-Rail製会津8500系を何とかしてNゲージ化し、さらに細部に手を加えてみました。
これがAn-Rail製キハ8500系2両セット
実車同様の4両のうち2両を制作できるように詳細解説もついていてなかなか親切。しかも2両で3000円なので価格的にも許せる範囲。しかし・・・

なんだかテカテカの薄い色をしている屋根     床下もなんか質感ないしボディも妙にてかってる
しかも台車は車体と干渉して回転しにくい
塗装のし直しも考えたのですが、この塗装をもう一度塗りなおすのは厄介なので、目立つ屋根の未塗装することにしました。

ボディをマスキングしてねずみ色1号を吹き付け なかなかいい質感になったのではないでしょうか?

そして厄介なのは下回りです。実はこの車両、鉄道コレクションの動力TM-08を使用することを考えたのか、ボギーセンター(いわゆる台車の位置)が実車と違うのです。従って実車よりも台車間距離は短く、オーバーハングは長くなっています。
これを直すことも考えたのですが、あまりの大改造になってしまうのでここは諦めてTM-08組み込みと、台車の干渉を直す方向で改造します。

左が会津8500の台車で、右が鉄道コレクションのDT13.明らかに会津の台車は床板に近すぎます。(比較のため、床板は鉄道コレクションのものを使用)そこで、床板のほうを改造して台車の旋回台座を作り直します。

そう、動力化で余っていた鉄道コレクションの床板から台車ピン部分を切り出して、会津の床板に移植するのです。そのため会津の床板は取り付け部分を平滑に削り取っておきます。
その上に鉄道コレクションの台車受けを接着!
これでボルスター部分を約1oかさ上げしたことになります。
この時点で台車枠、台車、床板をねずみ色1号で塗装しておきます。

続いては動力ユニット。An-Railの思惑通り鉄道コレクションのTM-08を使用します。
床下機器床板から移植し、付属台車枠を取りつけ
しかし、鉄道コレクション同士ならば接着不要のこれらパーツもうまくはゆきません。現物合わせで削ったり、接着したりする必要があります。ちなみに床下機器はタミヤ緑キャップ、台車枠は瞬間接着剤で固定しました。
さらに・・・動力ユニットの前後はスペーサーが必要になるのですが、手持ちの最長のものを使っても長さが足りない・・・これは例の極端なオーバーハングが災いしているのです。特に前面部分にはダミーカプラーの設置が必要なので・・・

手持ちのパーツを組み合わせてこんな延長枠を作ってみました
さらに加工は続きます。台車そのものもカプラーオーバーハングが超長いので
鉄道コレクションのカプラー延長部を2個使って延長
さらに実感的なKATOカプラーに交換しておきました。さらにトレーラーに使う車輪は鉄道コレクションの車輪では軸が太すぎて入りません。そこで軸の細いグリーンマックスのものを使用。
さらに軸そのものも整形が甘くて全然回りません。よって1oピンバイスで軸受を削って加工しておきます。ホント・・・手のかかること

これは製品の床板。座席もウェイト受けも何もありません。従って手持ちのグリーンマックス製ウェイトを搭載し、さらに

動力化で余った手持ちの鉄コレから内装を拝借、クリーム4号に塗装して設置することにしました。
ちなみに実車のシートは薄茶色だったようですが、窓から見たときに明るいほうがいいかな?と思って
(実はクリーム4号が余っていただけと言う話もありますが・・・)
組み上げてテスト走行
しかし、まだ動きが渋そうなのでこの状態でレール上を100往復ほどエージングしておきました。これで金属車輪によって台車枠の削った部分が転がりが良くなります。

その他のモデファイとして、

前面のダミーカプラーは鉄コレのモノに交換。左の画像の上は鉄コレ、下はAn-Railです。
信号炎管は手持ちのKATOのものに交換しました。しかし、取り付け穴が大きすぎて接着の必要がありました。

ということで組み上げてみると

大きな窓なので室内を作ったのは正解でした   動力車とトレーラーの車高もちょうど良い感じ

ということでようやく走行可能になった会津鉄道キハ8500系!
試しに長時間走行させてみましたが、脱線もなく順調でした。
今回のNゲージ化でかかったお金は動力ユニットの2300円程度。すべて手持ちパーツでのモデファイです。
廃品利用、ここまで行くと笑えます。


Train Museum ENTRANCE

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