Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

Bloody Train Museum
Special Floor "Making of Flying ToJo"

グリーンマックスの西部5000系キットから、念願の富山地鉄16010系を製作した「ブラッディー」であったが、手元には先頭車のない西武5000系キットが残存してしまった。
特急車の中間車ということでなかなか使い道がないのであるが、ふと目にしたのがこの画像!

東武東上線にリバイバル塗装車として現れた8000系と50090
考えてみれば東武東上線には今でこそTJライナーが走っているが、かつての有料特急というと自分が生まれる前のフライング東上号までさかのぼらなければならない。
かつては三峰口行きや長瀞行き特急など、秩父鉄道直通車両も走っていたが、それは全部通勤用の8000系。
ならば!8000系王国当時の東上線にフライング東上号が復活していたらどうなるか?と言う想定で特急専用車を作ってみようと思ったのであった。
素材が3両分しかないので3両固定編成にせざるを得ない!ということで想定したのがこちら↓

<東武400系の生い立ちと概要>
バブル絶頂期の1990年代、通勤車オンリーであった東武東上線にも有料特急列車を求める声が大きくなった。
折りしも8000系車両を更新中であった東武は、かつての特急「フライング東上号」をリバイバルさせるべく、東上線に有料特急400系をデビューさせることとした。車号は池袋方からモハ400-1、モハ400-2、クハ400-3。クハ400-3にはスペーシア同等のカフェコーナーも完備しており、400-1にトイレを設置している。
本線の特急スペーシアと異なるのは、通勤車と併結運転できる機能を有することを条件にデザインなどが決められた。その営業時の運用は以下の通り。
・平日は80006連と併結した9連で小川町まで走り、一般車を開放して寄居間で走る
・休日は80004連に2編成を併結した10連で小川町まで走り、小川町から一般車を開放した6連で寄居へ。寄居で3連づつに分かれて羽生行きと三峰口行きになる
・同じく休日は80004連に2編成を併結した10連で坂戸まで走り、前の3両は越生へ。さらに小川町から一般車を開放した3連で寄居(または秩父鉄道乗り入れ)まで行く
併結する8000系はフライング東上号リバイバルカラー車に限定し、400系と塗装を合わせることとした。
但し、8000系と併結すると言う運用面の制約から、完全新製車ではなく8000系の更新と言う名目でデビューさせることとし、機器関係は極力8000系のものを再利用することとした。


では、架空の「現代によみがえったフライング東上号」の製作機を早速お目に掛けよう!素材となるのは
グリーンマックスの 西武5000系キットの中間車3両分
屋根や床板などもあるので完全に3両を制作できます。問題は運転台!もちろんありません。そこで思いついたのはこれ

由利高原鉄道YR2000型!箱買いしたNDCシリーズですが、用途なく保留車となっていました。ところがこのNDCシリーズ、なんとなく東武8000系更新車や6050系に似てません?しかも両運転台なので1両のタネ車で両端運転台を調達できます。これはいい!
早速全バラしてボディはIPAにじゃぶ漬けです!
さて、中間車のボディは全て一度組み立ててしまいます。というのもNDCのボディが一体成型で屋根まであるので、一度組み上げたボディを切り継ぎ加工して現物合わせしようという話です。

側窓は富山地鉄16010制作の時と同じように窓枠がごついので削ってしまいます。雨トイも張り上げ屋根にする関係でここで削ってしまいます。
屋根には一体成型で集中クーラーが乗っています。本当は東武用の集約分散クーラーに交換したいところですが、加工が面倒なので省略(笑)
ということで組み上げました!
富山地鉄制作の際にパンタ付中間車屋根を先頭車用にコンバートしたので、1両は屋根の長さが足りません。まあ、後でボディを掻っ捌くので問題ありません。
そして塗装をはがしたYR2000のボディを気持ちよく掻っ捌きます(爆)
先頭部分は同じ長さにはせず、寄居方先頭車にはスペーシアにあるカフェコーナーにしようと考えたので長め、池袋方先頭車にはトイレ付と言う想定で短めの先頭部を使います。

問題はここからです!YR2000は裾絞り車体ではなく、西武5000は裾絞りの広い幅の車体。そこでt=0.5プラシートをボディサイドと屋根に貼り、段差を修正します。
またNDCには運転席側にしか乗務員ドアがありません。そこで運転助手席側は客用の引き戸を大型業務用扉と見立てることにしました。
これは寄居方先頭車のカフェコーナー用の搬入口にも使うという想定です。
まるでつぎはぎですが、ここに瞬間接着剤を使ってひたすら盛り削りしてゆきます

ひたすら盛っては削りを繰り返し、張り上げ屋根との段差もなくなったところで、屋上にはt=0.3プラシートで車体全体にランボードを設置します。
それによって張り上げ屋根の雨トイも兼用しているという想定。現代の車両はこの構造のほうが多いので、近代的に見せるにはいい方法だと思います。
裾絞り部分と先頭部のカーブも何とか自然につなげることが出来ました。
後は塗装です!。まずはボディ全体に黄色5号を吹きます。これが帯になるわけです。

帯部分をマスキングしてジェイズの青15号を吹きます。フライング東上号の青はどんぴしゃりのモノがないのですが、この青15号はなかなか合っているのでは?と思います。
さらに屋上以外をマスキングしてGMのダークグレーで屋根を塗装。すると
なかなかうまく行ったのでは?
さらにボディには細部塗装が必要です。屋上クーラーは新型車らしくステンレスを表現するためクロームシルバーを筆塗りしました。
さらにヘッドライド周りやワイパーにも銀色を色サシしました。窓のフチには1800系を意識して銀色を色サシしました。
東武らしいと思いません?
さらにカフェコーナー上部には増設水タンクとして京王用クーラー、料理排気用の追加エアコンをYR2000から追設しました。
パンタ周りの屋上機器も別途灰色9号で塗装して接着し

これでほぼ車体は完成!あとはパーツ設置となります。
前面ガラスに東武8000系用シールから拝借した行先表示を追加
池袋方先頭車にはYR2000付属品の幌を装着しましたが、東武では車体色に塗装されているのがほとんどなので、ここも枠を塗装しました
床板は超手抜きです!
西武5000系のものをそのまま利用し、両先頭車には水タンクのみ増設しておきました。
西武5000系のずらっと並んだ抵抗器は東武8000に似ているのでまあいいでしょう(笑)
池袋方先頭車と中間車がユニットを組んだ2M1Tと言う想定です。
台車はバラバラ・・・
東武8000系の機器流用車なのでS型ミンデンで統一したかったのですが、手持ちがこんな感じ・・・ミンデンドイツのFS356台車はいずれS型ミンデンに取り換えましょう!T車にはディスクブレーキ装備のFS096台車、電動車は踏面両抱きブレーキのFS396台車を装備しています。

ということで組み上げれば完成!なのですが、実車のリバイバル編成が専用ヘッドマークを装備しているし、エンブレムも欲しいということで

サイドエンブレムをペイントブラシで自作!ステッカーシートに印刷して切り出して貼り付けることとしました!
ということで

ヘッドマークとサイドエンブレムを貼り付けると、なんだかかっこいいぞ〜
両先頭車にはTNカプラーを装備し、8000系と連結できるようにしました。スカートはYR2000型のものを再利用しましたが、東武っぽくないので交換しようと画策中です。


ということで完成した東武400系「フライング東上号」!実車でもあったらいいのに〜

左が寄居方先頭車クハ400-3。カフェコーナーを装備しています。
右はダブルパンタの中間車モハ400-2.パンタグラフは手持ちのKATO製PS22を利用しました

そして池袋方先頭車モハ400-3.先頭部分にトイレを装備している想定です。
東武8000系のフライング東上塗装車も市販されるようなので、それを併結させる予定です。


そしてトミーテックから8000系フライング東上カラ―が発売されたので早速購入しました。

そして400系と並べてみました。なかなか似合ってます!

前面形状の差も違和感ないのではないでしょうか? TNカプラーにより併結運転が楽しめます。


Train Museum ENTRANCE

inserted by FC2 system