Bloody's Tea Room
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2023/05/24 19:44更新 

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Bloody Train Museum
Special Floor "Making of kani23"

手元に改造で余ったジャンクパーツがあると「もったいない」と思ってしまう 「ブラッディー」。ガラクタ箱からこんなものを見つけました。
マヤ20を作製した際に屋上ファン屋根を使った残骸のカニ21
50年前の旧製品ですし、室内灯も装備できないNゲージ黎明期のもの。でも台車と屋根の一部があれば形になりそうです。

さらに発見したのがこちら。キハ82用のDT31型台車とモハ456旧製品の屋根。これらを組み合わせれば1両何かが出来そうです。
思いついたのは「パンタ付き交直流対応電源車カニ23型」という妄想。幸いDT31には集電シューがありますので室内灯と尾灯を装備できそう。
ファン屋根がないと言うことはディーゼル発電機が搭載できないと言うのを逆手にとって、パンタを装備してMGを搭載ということが出来そうです。
妄想はこんな感じ

昭和50年代になると20系客車は後発の14系、24系に追われて急行へと格下げ使用されるようになった。
AREB(増圧ブレーキ)搭載の20系では牽引機関車に元空気ダメ引通しが必要となる制約があった。
それを解消するためC-3000 型コンプレッサーをカニ21型の荷物室に搭載した改造車カヤ21型が準備された。
しかし、カヤ21型では元々夜行急行列車が担っていた新聞輸送のための荷物室が確保できないことが課題ともなっていた。
20系客車の新製当時は非電化区間も多かったため、電源車はディーゼル発電機搭載で設計されたが、昭和50年代にはほとんどの幹線が電化され、夜行急行列車もほとんどが電化区間を走行していた。
そこでサービス電鍵供給をディーゼル発電機から電動発電機(MG)に置き換えることで小型化、床下搭載して、荷室を備えた電源車が作られることとなった。
交流電化区間との直通が前提なので交直流電車と同じ方式を採用したこの車両はカニ21を改造してカニ23として尾久客車区に配備され、特急北陸、北星、急行天の川、新星、十和田へと投入されることとなった


と言うことで早速改造を開始します。

この改造を機に直したいところがありました。それは車両後端部の丸み。最新のKATO製品と比べると明らかにのっぺりしすぎていて20系特有の丸みが薄い感じです。これをエポキシパテで整形します。

タミヤのエポキシパテを粘土状にして盛り付け、あとはひたすらサンドペーパーで整形します。窓ガラス部分はテールライト点灯化のために真っ二つに上下で分割。下側をひっくり返して組む形にします。ここにテールライト用LEDが収まるわけです。遮光用のメタリックテープを貼って、これをコクピット色に塗装しておきます。

下回りは集電用に大加工です。集電シューが入る穴を開けてから、リン青銅板で作った集電板を両面テープで固定。上からウェイトで抑えてウェイトも間にプラ板を破産で絶縁しておきます。
テールライトユニットは手持ちのジャンク品KATOライトユニット基板を使って自作しました。

テールエンド部分には手持ちだったKATOナックルカプラーユニットを取り付け。おそらくオヤ12用だと思います。
屋根は現物合わせでカニ21用モニター屋根とモハ456用パンタ部分屋根を接合。パンタグラフはこの当時流行していた下枠交差型にしました。これも手元にあったジャンク品で、多分交直流用PS22ではないかと思いますがよくわかりません(笑)
あとは塗装して組み上げれば完成です。

塗装はタミヤのファインサーフェサーで下地処理した後にジェイズのクリーム1号、青15号を塗りました。テールエンドの丸みもカニ21実車に近くなったと思います。
高圧配線は碍子を白に塗装して見栄えを上げておきました。
室内灯も自作で組み込み、テールマークと尾灯も点灯します。

最後にKATO製20系幌パーツをゴム系接着剤で取り付け、カニ23-1をインレタで再現すれば完成です。
本当は床下の燃料タンク部に210KVAMGを2基搭載し、C-3000コンプレッサーも床下搭載して見たかったのですが面倒なので止めました(笑)
ということで東北地区夜行列車用カニ23の完成です!
 


Train Museum ENTRANCE

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