Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2021/05/30 16:25更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

Bloody Train Museum
Special Floor "Making of kiha391"

小学校4年のころ、HOゲージを多少保有していたのですが、もちろんお金がなかったので車体はペーパー製キットなどで作っていました。キハ40やキハ65、クモハ42などを作って楽しんでいました。
その後HOは維持できずに売却、Nゲージに移行してからは完成品や市販キットばかり作ってきました。でも、2022年年末に大宮で開催された鉄道模型フェスタでフルスクラッチペーパー製の模型を多数拝見して、ペーパー製フルスクラッチモデル作成熱に火がついてしまいました。
そこでチョイスしたのはこの車両
国鉄キハ391ガスタービン試作車!
Nゲージではワールド工芸から完成品と金属キットが発売されていましたが、2023年時点では絶版状態。しかも金属製キットを手がけたことはないので、ちょっと腕に自信なし・・・笑。
んで、ネットサーフィンしていたら
なんとこんな図面を見つけてしまいました。
A4でプリントアウトするとちょうど1/150。これでペーパーフルスクラッチのネタは集まった!とさっそく手を付けることとしました。

用意したのはYシャツを買ったときに中に入っているボール紙とネットで見つけた図面。これを公式側と非公式側2枚づつボール紙にスプレー糊で貼り付けて、窓部分をくり抜きます。
ボディ外側とボディ内側を2枚貼り合わせる方法をとります。これはドア部分の再現をすることと、強度を保つためです。

前面部分と妻面部分、屋根はt=1.0プラバンを切り出して使います。そしてペーパー製の側面の直線度を出すために裏に2oプラ角棒を補強のために貼るようにします。

切り取った素材はこちら↑。これを組み上げた側板が右の状態です。
2oプラ角棒をプラ製の妻面に組み上げることで、ボディ全体の強度を出し、平面度を出すというわけです。

そしてボディ形状に組み上げたものがこれ。内側の補強状態が分かります。屋根上はあとでパテの盛り削りをするので運転台後ろはまだざっくり組んだだけです。

ひたすらパテの盛り削りをしてボディ全体を整え、サーフェサーを吹いた状態で擬装を行います。ヘッドライトはφ1.6金属パイプ、タイフォンは手持ちのTOMIX製キハ40用余りパーツ、タブレット保護板と乗務員ドアはt=0.3プラ板を使いました。

雨トイはシール状の紙を細く切り出して表現。手すり類は0.2真鍮線を使いました。M2車屋上の排気ファンはジャンク品を900円で買ったキハ82から切り出し、側面ルーバーも同じキハ82から切り出しました。
号車札差しと列車種別札差し、電動式行先表示機は、すべて過去に買って余っていたタヴァサのパーツを使いました。
車体が組みあがったら塗装に移ります。ちなみに擬装前に400番サーフェサーを2回、擬装後に1000番サーフェサーを2回吹いてから、GMのクリーム4号、タミヤのシルバーリーフ、GMの赤2号の順番で塗装します。
赤2号よりもシルバーを先に吹くのは、マスキングの手順を考えると屋根を先に塗ったほうがよさそうだという判断です。

ボディの塗装をやっている間に下回りを作っていきます。

T車の床板にはGMの20m用余りパーツを使います。先頭台車には振り子機構を仕込んでみました。
こんな感じで傾きます。
とてもうまくいったのですが、この方法だとかなり抵抗が大きくて走行そのものに支障が出そうなので、結局最後に外しました。

床下機器はGM製の余り物をそれらしく使って再現しました。おそらく冷房装置と制御機器が積まれているはずなんですが、よくわからん!
前面のダミーカプラーは鉄コレの余り物を加工。スカートとスノープロウはKATOキハ40系をTNカプラー化した際の余り物を加工。とにかくお金かかってません!笑

室内はt=1.0プラ板で自作し、座席は鉄コレの余り物を切り取って作りました。試験車なので座席は一部しかなかったようです。車体裏に2o角棒が通っているので、通路部分がなくなってしまった・・・汗。まあ窓から見えた時に座席が見えたほうがよいでしょう!
下回りをアメリカ海軍軍艦色に縫って組み上げれば下回り完成です!

動力は鉄コレ12m動力を使用。連接車にするのでシャーシ端は切除して、代わりに補強用のプラ板を上部に接着。将来の電飾を考えてリード線で電極を引き出しておきました。

屋上サイレンサは自作するしかないので、GMの床下機器とプラ板で自作。テールライトは手持ちのKATO製テールレンズから切り出し。特急マークは手持ちのKATO製キハ82用を使いました。
赤ひげ塗装は難関なので、光沢ペーパーに赤を印刷して切り出して使用しました。
ガラス類はすべてt=0.2透明プラ板から切り出して取り付けました。ここまで製作期間1か月。いよいよ組み上げて完成です。

フルスクラッチペーパー製のキハ391。なかなか良いプロポーションに仕上がったのではないでしょうか?
このために買ったものはキハ82ジャンク品900円だけ!
 


Train Museum ENTRANCE

inserted by FC2 system