Bloody's Tea Room
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2023/05/24 19:44更新 

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Bloody Train Museum
Special Floor "Making of Kumoha14"

鉄道コレクションのオープンパッケージ42系飯田線仕様にはクモハ43と本来32系の制御車であるクハ47がセットされていました。
「ブラッディー」はそれを4セット購入し、クモハ43のほうは原型のままが1両、国鉄52系 飯田快速色に入っていたクハ47と組み合わせた純正42系として2両クモハ42として両運転台化改造したものが1両と4両すべて使用したのですが、相方のクハ47は、 原形のままで1両、身延線4両編成として1両使用しただけで2両が残存していました。
また、鉄道コレクション第4弾にセットされていた富士急行7032号車は国鉄クモハ14型の譲渡車で、これは元々は横須賀線用モハ32の末期車。クハ47原型車と組むとちょうど飯田線クモハ14+クハ47が再現できます。そこで両者を茶色に塗装して、クモハ14末期の飯田線を再現させようと考えました。しかし・・・鉄コレ第4弾は既に5年前の製品。飯田線42系は2011年の製品。ディテールの差があまりにもありすぎました。

左が鉄コレ第4弾の富士急行塗り替え品。右が42系飯田線セットのクハ47.当然クハ47のほうがリベット表現なども優れており、前面窓もHゴム化されていないオリジナル車の表現になっています。
そこで考えたのが残る1両のクハ47を用いて長さを切り詰め、クモハ14化するというとんでもない構想!
しかも飯田線クモハ14には2つの形態があり、その双方を再現するにも好都合と判明しました。

画像はここのサイトから頂きました⇒http://www.geocities.jp/h6feet/top.html


左がクモハ14002、右がクモハ14008です。全面窓の形状と雨トイの形状が異なり、避雷器の位置も違います。
左の002号車はクハ47から切り詰めて改造すればうまくいきそうです。右の008号車は鉄コレ第4弾の富士急行塗り替え品とほぼ同形状になります。
さらにクハ47は編成美を整えるために茶色に塗装し直すこととしました。但し全面雨トイはクハ47ではほぼ全車が曲線改造されていたため、ここには手を付けずに塗装替えのみと割り切ります。
前が20m車のクハ47、奥が17m車のクモハ14です
クモハ14化するには窓4つ分を切除する大改造を行います。
例によって全バラし、ボディーと屋根はIPAじゃぶ漬けします。

左の画像のど真ん中の4つの窓を取り去ることになります。なぜど真ん中にしたかと言うと、ドア付近は窓の形状が不規則だったことと、後で組み上げたときの屋根と床板の保持のことを考えたのです。

今回はボディーに無数のリベットがあるので、接着後の耐水ペーパーがけができません!よって合わせ目を慎重に整形して、バリも慎重に取り去って接着は一発で仕上げます!これは疲れる・・・

屋根も20mから17mへのコンバートを行います。車体との合わせの関係、ベンチレーターとの位置関係で切断位置を決めて車体との現物合わせで接着してしまいます。接着面はヤスリと耐水ペーパーで 整形し、不要なベンチレーター穴2か所を埋めておきます。
これは例によって瞬間接着剤をパテ埋め代わりに使って仕上げます。

前面は雨トイの修正が必要です。前面上部は直線に削っておき、屋根をした後でパテで屋根を整形します。さらに新規の雨トイをt=0.3プラシートで自作して接着しておきます。
屋根にはパンタ台の追設が必要です。
元はクハ47なのでパンタ台、パンタ、避雷器がありません。これは手持ちのパーツで追加しておきます。但し・・配管は省略しました。面倒だ・・・笑
ここまで来るとボディは完成です。塗装はぶどう色2号の1色塗りとしました。第1次飯田快速色のツートンや、横須賀線の色もいいなと思ったのですが、飯田線クモハ14は茶色の時代が長かったようなので茶色で統一することとしました。
全体にぶどう色2号をスプレーし、屋根だけ残してマスキング
屋根にはダークグレーをスプレーすればボディの加工は終了です。あとはパーツを組み上げるだけです。
同時に相方となるクハ47もぶどう色2号に塗装しておきます。こちらは塗り替えだけなので気が楽ですが、床下機器がクハ47070という偶数車両のものなので、そっくり180度入れ替えて、奇数車クハ47069にコンバートしておきます。

窓の塗装はいつも疲れます・・・今回はタミヤのフラットブラウンを使用。接合面もまあまあ?インレタで車番表記を忘れずに!
ちなみに今回は大改造したクモハ14002に動力を組み込み、手持ちのクモハ14008はトレーラーとしました。クハ47069はもちろんトレーラーです。

クモハ14002                       クハ47069
う〜ん、やっぱり32系ってかっこいい!しかも雨トイ直線のクモハ14002は最高のスタイルしてます。

手前が第4弾を使ったクモハ14008、奥が今回改造のクモハ14002!やっぱり原型窓とリベットがいい!
17m車と20m車ってこんなに違うんですね〜


戦前の横須賀線の英雄、戦後の飯田線のエース32系(クモハ14)の2両編成、作ってよかったです!!

そして相方がいなくて寂しかったクモハ14008と組ませるためにクハ47102を茶色に塗装チェンジして作成!

ということで14系4両編成がそろいました!

そして2023年年末に、鉄コレからついに身延線用クモハ14+クハ47が発売されました。しかし、この製品の出来映えがめちゃめちゃ悪かった。

元横須賀線32系の低屋根改造車クモハ14800とサハ47改造クハ47050のセットで 、 前面窓がHゴム改造されたものと原型の2種になっていますが、クモハ14にリベット表現が無い!
これでは 自分で改造した飯田線用クモハ14のほうが実車に近い!と言うことで、ディテール合わせのためにもう1両、身延線用クモハ14を製作することとしました。

使用するのはこの二両、クハ47原型窓の方の車体を17m級に切り詰め、クモハ14Hゴム窓の低屋根と組み合わせます。

飯田線の時と同じようにど真ん中の4つの窓を削除して切り詰める手法をとりました。但し、今回はできるだけ前の塗装を生かしたいので慎重に切る継ぎます。
クモハ14とクハ47では屋根構造が違うので、結局屋根は各種加工して接着しました。

と言うことで身延線用のクモハ14800とクハ47の編成も完成。クハ47は元々のHゴム窓車を使用しています。

さて、残ったクモハ14Hゴム車の車体も生かせば、ディテールが悪いといえども原型窓低屋根のクモハ14804の相方としてリベットなしクハ47も作れます。

用意したのはこの2両。と車体切り詰めで余ったクハ47の屋根および下回り。元々富士急車を塗り替えたリベットなしクモハ14をこの際壊すこととしました。
スカ色の方を後部戸袋窓前まで使用、茶色の方を客用窓4枚分まで使用して車体延長するわけです。

さすがに今回は塗装するのでIPAにジャブ漬けして塗装剥がし。切り接ぎ箇所で接合します。

窓ガラスもタネ車のものを同じ位置で切り継いで、屋根と車体を共締めできるようネジ位置を合わせ加工します。あとは塗装して組み上げれば完成です。

これによってさらに身延線用14系編成がもう一編成できあがりました。


Train Museum ENTRANCE

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