Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2023/05/24 19:44更新 

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Bloody Train Museum
Special Floor "Making of Tsugaru"

鉄道コレクション第19弾に津軽鉄道21型気動車が入っているのを発見した「ブラッディー」は、これに牽引させて有名なストーブ列車を再現することを思いつきました。
元々ストーブ列車はDD35型というロッド付の可愛いディーゼル機関車がけん引しているのですが、時には津軽21型気動車に客車を牽引させることもあるらしいので、これはうってつけ!
ということで手持ちの客車の在庫を見ると・・・これまたどんぴしゃりに使えそうなものが2両あった!ということで津軽鉄道在籍のオハフ331、オハ462の2両の客車を制作することとしました。ちょうど3か月間盛岡に滞在していたため模型の腕も鈍っていそうなので、塗装替えだけに近いこの改造なら簡単だろうと安易に考えたのでありました。
ということでタネ車です。
手前がオハフ33、向こうがスハ43.共にKATO製です。オハフ33は模型化時期が新しいのでテールライトが転送します。スハ43は旧製品ですが、プロポーションは良いと思います。オハ46は元々スハ43の軽量設計車なので、そのまま使ってもOKです。
ということで例によって全バラ
スハ43のほうは旧製品すえ、ばらすのに苦労しました。
早速改造です。まずは屋根から
ストーブ列車の屋根は2個分のベンチレーターが撤去されており、そこにストーブ用の煙突があるのです。
よって削除するベンチレーターの裏から瞬間接着剤を流し込み、ベンチレーターを削ります。
取り出したるは鉄コレ用の車輪

これの車軸を利用して煙突を自作するわけです。下に引いてあるマットの□は1p角!実に小さい!
屋根に接着して日本海軍軍艦色で塗装
塗装後にクロームシルバーを煙突部分のみに筆塗りします。いい感じです。

続いては内装です
ストーブのある個所の座席を削ります

取り出したるは2o丸棒!これを切ってストーブの表現をするわけです。
せっかく内装を作るので、珍しく塗装してみました。
いい感じなんじゃない!
続いて車体の工作

津軽鉄道の車両は全車幌が撤去されています。さらにオハフ33型は左側のテールライトも撤去されています。
幌の取り付け穴とホロ釣、尾灯をすべて穴埋めして整形しておきます。
塗装はタミヤのファインサーフェサー、グリーンマックスの朱色4号、マスキングしてグリーンマックスの西武ベージュの順で行います。
ブランクを感じさせない仕上がりになったかな?
ホロの撤去跡は実車でも黒い枠が残っていますので、これは艶消し黒の筆塗りで再現しておきました。

オハフ33型の片エンドのテールライトはこんな感じですので、取り去ったテールレンズを利用して改造しておきました。
ということで完成です!
手前がオハフ331、奥がオハ462です。色が変わっただけではなくて、結局いろいろ改造しちゃいました。

ちなみに牽引機?となる21型気動車はダミーカプラーを装備しています。これでは連結できないので、片エンドをKATOカプラーに換装しておきました。将来的にはTOMIXのTNカプラーにしたいところです。
ということで連結可能になりました!
ということでストーブ列車の完成!
本当は気動車牽引では客車は1両だそうですが・・・

いいねえ、ローカル線!

オハフ33とオハ46を作成したのちに、鉄道博物館に行った「ブラッディー」は、実車のオハ31を見て「やっぱりストーブ列車はオハ31だろう」と、また血が騒いでしまいました。
鉄道博物館に展示されているのはまさにこの車両!
んで、KATOから発売されている50年前の製品、オハ31を2両購入!なんと1両648円でした!
今回は石炭ストーブのある室内はめんどくさいので改造を省略。塗装替えを中心に最小限の加工で作成しました

これがタネ車のオハ31.例によって全バラします。しっかしこの頃の製品はシンプルだわ!パーツ点数は台車を別にすると6点!!
シートが車体と一体成型されているところがかえって新鮮です。

津軽鉄道では幌が外されていたようなので、これは再現することに。幌を外した後の取り付け穴をふさいで一部はカッターで整形しておきます。
後は塗装するだけです。
まずタミヤのファインサーフェサーで元の表記や帯を消して下地を作り、西武ベージュを全体に塗装したのちにマスキングして朱色4号をスプレーしました。
屋上の煙突はオハフ33の時と同じように鉄コレの車輪車軸をカットして利用
組み上げればこの通りです!
本当はベンチレータを撤去すべきなのですが、今回は面倒なので省略。
これを作ると本当はDLに牽引させたいところですが・・・・

オハ46とオハフ33に電飾を施したので、せっかくならオハ31も電飾してみようとトライしました。
但しオハ31はKATOのNゲージ黎明期の製品なので、もともと電飾を考慮した設計はされていません。よってかなりの大改造になりました。

まずは片台車だけにKATO純正集電板を組み込み、床板側にはその集電板の逃げ穴を作っておきます。

集電板にニクロム線をはんだ付けして、車体側にもニクロム線が通る穴を開けます。ニクロム線を車内に引き込んだら自作LED室内灯へはんだ付け

せっかくなので室内は座席に色入れをしてだるまストーブも設置しました。LEDは電球色にしたいのでクリアオレンジで塗装。


ということで進級ストーブ列車の電飾が完了しました。

さらに数年後の2024年。特急「はつかり」用のスハフ43製作で余ったスハ44とスハフ42の残骸が手元にありました。
そこで津軽鉄道オハ46の中でもイベントカーとして赤と黄色というとんでもない色に塗られたオハ462を作成することを思いつきました。
改造のタネはこちら
スハフ42の車端部がないボディとベンチレーターが1個ない屋根、スハ44の車端部と下回り、旧製品スハフ42の残骸が主な材料。これを三個イチして1両組み上げようというわけ。

三個イチするには寸法を正確に割り出す必要があり、それはスハフ42の屋根をゲージにして組み上げました。旧製品は床下部分が一体成形になっているので、まずは全て接着してしまってから油化した部分を切り取って、スハ44の床下が入るようにしておきます。
屋根まで接着した車体はタミヤのファインサーフェサーで下地を整えた後で黄色5号を吹きます。

窓枠と客用扉が黄色なので、旧製品部分の窓と客用ドアをマスキング、現行品のスハフ42窓はふらっとイエローを筆塗りして黄色部分を表現。
ボディはこの後タミヤのブライトレッドで塗装。屋根を日本海軍軍艦色で塗装します。

スハ44の室内はロマンスシートなので改造が必要ですが、窓から見える部分の背ずりだけ削除するにとどめました。これは下手に改造して下回り強度が確保できなくなるのを恐れたため。
あとは室内の塗装と自作室内灯組み込み、屋根上のベンチレーター移設取り付け穴の穴開け、ストーブ用煙突を追加。

組み上げれば完成です。幸い窓ガラスはタネ車のものを、干渉するところだけ削除して組むだけでぴったり収まりました。
これで津軽鉄道のストーブ客車、3両編成が完成です。


Train Museum ENTRANCE

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