Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜Story19〜

A Better Tomorrow

一日が終わる時、人は何を考えるのか?
翌日の仕事のこと?恋人のこと?趣味のこと?
楽しかった一日が終わる時、人は大抵翌日起こるであろう余りうれしくないことを思い浮かべるに違いない。
それは今日という日を過ごした時間があまりにも楽しかったから・・・。
ネガティブになっているのではない。今日という日が最高だと、明日という日はこれ以上にはならないと考えてしまうから。

夕闇が迫るトワイライトタイム、一日を有意義に過ごした仲間たちがいる。
翌日は彼らの一人一人が厳しい現実にさらされているかもしれない。
しかし彼らは笑う・・・・。仲間たちの前では本当に充実した時間を過ごしているから、先のことは考えない。
彼らが家路に帰るとき、翌日のことを思って一人考える。
・・・・明日はどんな一日になるだろう・・・・

陽射しは最後の輝きを彼らに分け与え、一日のフィナーレを祝福する。
そんな時、誰かがふと口にした言葉
「前回も楽しかったけど、今回も楽しかったね」
その時彼らは気付く。明日はもっといいことがあるはずだ。
少なくとも仲間たちは永遠に別れることはない。いつかまた会える日が来る。
永遠に今日の日が最高ということはありえないのだ、と

一日の終わりを告げる夜の帳が彼らをフィナーレに導く。
また会えるときを楽しみにしている、と。
彼らは一人一人が微笑みを絶やさず、最高の一日が終わる時、みながこう思う
[明日は明日の風が吹く」

日常という名の現実世界から逃避しているわけではない。皆、立ち向かって戦っている。
しかし、戦いの中でも休息は必要。ひとときの安らぎを与えてくれる時間が、必ず存在するはず。
どんなに悪いことが起こった日でも、一日一回は必ずいいことがあるはず。
そんな時間を人々は過ごし、笑い、泣き、楽しみ、苦しみ、戦っている。
戦いを放棄した人々には永遠に輝きは生まれない。
仕事にも、遊びにも、それぞれに全力投球したものだけが与えられる至福の喜び。
夕暮れの太陽にも負けない仲間たちの笑顔が、最後にこう語っている。

・・・・A Better Tomorrow・・・・
 

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