Bloody's Tea Room Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ 2018/02/18 15:32更新
当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。 読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください。
Prorogue 私の名前は上野東気。うえのとうきと読む。こんな名前にしてくれるんだったら、「どうせなら東京にでもしてくれれば良かったのに」と両親を恨んだこともある。まあ、自分につけられた名前なのだから甘んじて一生をこの名前で過ごそうと思う。 私、上野はある大手家電メーカーで品質管理6課という課の課長を拝命している。品質管理6課は、家電品と言ってもカーオーディオ関係の担当で、しかも自動車メーカーX社に直接納品するOEMビジネスの品質を担当している。最終ユーザーは自動車の購入者ということになるので、X社もエンドユーザーもどちらもお客様というちょっと変わった職種になる。まあ、クルマを含む乗り物も好きだし出張も多いのでこの仕事は気に入っている。 36歳で課長ってのは一応早いほうだと思うが、真面目過ぎるのは正直好きじゃない。できることなら常に遊び心を忘れずに過ごせればいいなどと思っていたりする。ちなみにかなり前に別れた女房がいる。いわゆるバツイチ独身。自由人。だからいつ会社をクビになっても特に誰かに迷惑をかけることもない。 そんな私が何で課長などという職をやっていけるかというと、優秀な部下がいるからに他ならない。中でも私より5つ年上の巣鴨係長と若いながらも優秀な2つ年下の品川係長は、私が仕事をしなくてもほとんどの業務をコントロールしてくれる。他にも一回り上のベテランで高田さんと馬場さんのいぶし銀コンビは頼りになるし、中堅どころにはくそまじめの30歳新橋君に遊び人の28歳渋谷君、入社2年目の目黒君と新入社員の代々木君と粒ぞろいだ。この男性9名に、庶務担当の大崎恵子女史を加えた10名が我が品質管理6課の布陣だ。大崎女史の年齢は・・・とりあえず伏せて置こう。 品質管理というとなんだかよくわからない職と思われることが多いのだが、簡単に言えば「何でも屋」だ。トラブルが起こるところに品管あり。プロジェクトが発生するところに品管あり。客がいれば品管あり、だ!そうそう、品管というのは品質管理の略。製造業ではこんな風に略して部門を表現する会社が多いのだよ。 おっと、前置きが大変長くなってしまった。そんな気楽に仕事している私の周辺でもいろいろな問題は起こるわけで、何かとつぶやきたくなるわけだ。最近ではツイッターなるつぶやきツールが幅を利かせているようだが、戦場である会社の中でそんなものに呟いている暇はないのだ。だからこうして家に帰ってからブツブツとつぶやいてみようというわけだ。では、しばしお付き合い願いたい。
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