Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜「ブラッディー」の道北・道東旅行記!〜

2017年11月は23日の勤労感謝の日を含めた飛び石の3連休があった。24日の金曜日を休めば4連休。そこで「ブラッディー」は この機会に北海道未踏の地である道東、道北を制覇する野望を考えた!
女満別空港と網走を根城にすれば北に300qの稚内と南に150qの釧路ならば3泊4日で制覇できるはず!そして温泉付きの宿を含めた3泊4日のANA旅作を検索してみると、なんと59000円からあるではないか!
ということで、女満別空港で3日間レンタカーを借りてしまえばあとは自由行動!初日に稚内、2日目に知床〜根室〜釧路、3日目に網走周辺と言う何とも贅沢な行程を企画したのであった!
レンタカーの総走行距離は1500qオーバー!しかも「ブラッディー」にとって人生初のスタッドレスでの雪道走行と言う、とんでもない弾丸ツアーを早速レポートしてみることとしよう。


11月23日(木)13時自宅出発
〜 羽田空港〜ANA4779〜女満別空港〜網走観光ホテル
初日は女満別までの移動のみ。なぜなら価格の安い飛行機を選ぶと、時間帯が夕方発になってしまうからなのだ。でも現地で3日間充分に遊べることを考えれば、初日はのんびりでもいいでしょ?ちなみに当日の朝の天気は雨!
ということで「ブラッディー」は16時15分発の便に合わせてのんびりを支度をして昼過ぎに自宅出発。しかしこれが良かった!なんと午前中に雨は止み、出発するころにはピーカンの晴れ!!
この時間に川越発のリムジンバスはないので、東武東上線〜山手線〜モノレールで羽田空港へ向かう。山手線の新型電車に初めて乗った(写真忘れた)けど、なかなか快適!そしてモノレールは例によって高架を走るのでまあいい景色!

おかげで車内でパシャパシャ写真撮ってしまった。これじゃあまるでおのぼりさん・・・笑
空港に到着してからいつも立ち寄る「てんや」で腹ごしらえをし、いざ搭乗ゲートへ

今回乗るのはAirDo!の機体。ANAとの共同運航便ってわけ。予約が早かったので9Fと言う窓際をゲット。

AirDoには初めて乗るが、頭上のモニターが電動格納式だったり、ボタン類が全て頭上についていたりしてけっこう快適!
紙コップの熊さんのマスコットが可愛い!
この週末、日本海側から大寒波が押し寄せていて、札幌や小樽は大変だったようだが、太平洋側の女満別には全く関係なし!飛行機は定時に離陸して定時よりも早く17:50に女満別に到着!
空港に到着したら早速トヨタレンタカーのカウンターへ。この日から丸3日間借りたのはこれ
Vitzの喫煙車!と指定しただけなのだが、4WDだった(撮影したのは翌朝)
もちろんスタッドレスを標準装備。この威力が発揮されるのは翌日から!ちなみに価格は3日間保険込25000円程度。
この日の女満別は小雨でそんなに寒くない。と言っても外気温は0度以下なので凍結に注意しながら網走郊外の網走観光ホテルまで慎重に20q程の道のりを走らせる。途中コンビニでこの日のビールとおつまみを購入。
ホテルに到着したのは19時ごろ。もちろん真っ暗!
ちなみに18時過ぎと言う都会では全然活動時間帯なのだが、この付近ではもはや走っている車もまばら・・・その理由も翌日判明する
ホテルにチェックインして部屋に入りビックリしたのは
え?ツインのシングルユース!?
それもそのはず、このホテルはビジネスホテルではなく、温泉もついた立派な観光ホテルなのだ。一人でおっさんが泊まる宿ではない(笑)
そしてこの宿を選んだ理由はもちろん

露天風呂付きのこの温泉にある!内湯は41℃くらいで露天は38℃くらい。長湯するにももってこいの湯温だし快適快適!しかも朝食バイキング付プランなので航空券付\59000はやっぱりお得だよなあ〜
ということで、この日は羽田で夕食を摂っておいたこともあって

網走監獄チップスを肴に北海道限定CLASSICで晩酌して寝る!
ちなみにこの網走監獄チップスの裏には網走監獄博物館の見どころが書いてあってなかなか面白い。これで学習して最終日の網走監獄博物館見学に備えることとする(笑)
こうして初日は予定通り終了。就寝は0時頃であった。

11月24日(金)6時起床〜遠軽駅〜上白滝駅〜旧白滝駅〜音威子府駅〜稚内駅〜ノシャップ岬〜宗谷岬〜網走観光ホテル
さて、いよいよこの日から本格的な観光を開始!実は今回の旅行で必ず行きたいと思っていたのが日本最北端の稚内&宗谷岬。ここを制覇しつつ道東エリアも見ると考えると、網走に拠点を構えるのが良いと地図上で判断したわけ。
但し・・・網走〜稚内間は約300qある。東京〜名古屋間に匹敵する距離なのだ。しかも高速道路はほぼないので一般道で終日走りきるような計算。
さらに遠軽や音威子府を回る目的としては、例によってケータイ国取りの地域制覇と言う野望もある。
そこで「ブラッディー」はせっかく朝食付きのプランを選択したにもかかわらず、あえて朝食を摂らずに6時半に出発するという「30分前行動」に出ることとした。実は前日、ホテルの人から「団体様がいるので7時の朝食時間開始後30分はめちゃ混みます」と言われていたこともある。
前日は気づかなかったが、ホテルの客室はレイクビュー!
前に広がるのは網走湖。もちろん霜が降りて寒そう〜

ということで遠軽駅を目指して6時半に宿を出発!網走湖の湖畔道路を北見方面へ向かう。この日の網走は晴れ!朝焼けが綺麗!
しかし外気温は氷点下2℃!もちろん路面は前日の雨でアイスバーン!でも地元の人がすっ飛ばしているので「大丈夫だろう」とついてゆくことに。人に出来て自分に出来ないことはないのだ(笑)
しかし・・・遠軽までの道は山の中を走る。ということは・・・
おひおひ、マジですか・・・
予想していたとはいえ前を走る地元の車もいないし、どんどん雪は深くなってゆくし
でも、最近のスタッドレスってすごい性能なのね。意外と普通に走れちゃう。60km/hくらいのスピードでもちゃんとグリップするし、全然平気!

しかも車窓は雄大な北海道の光景が広がっていて快適快適!7時過ぎになるとすっかり明るくなってますます雪景色が目に染みる。
ということで遠軽駅には8時半ごろ到着!

これが遠軽駅。何でこの駅に行きたかったかと言うと、日本で唯一の「本線がスイッチバックする駅」だから。
右の画像の奥にはかつて名寄本線と言う路線があってオホーツク海方面に延びていたのだが、現在は廃止されてしまって石北本線の中間駅になってしまった。しかもその石北本線は旭川方面からこの駅まで来るとスイッチバックして網走に向かうという配置になっていたので、名寄本線廃止でスイッチバックするだけの駅になってしまったわけ。

駅構内には蒸気機関車時代のターンテーブルも残っているし、独特の垂直方向駅名板も!ホームには網走行きのキハ40型が1両編成で停車していた。
さて、北海道の主要駅には「ご当地入場券」なるものがあって、有人駅には大抵売っている。
そこで「ブラッディー」はこの後回る駅のすべてでこのご当地入場券を購入することとした。結局「ブラッディー」は今回の旅行で「遠軽」「稚内」「釧路」「網走」「知床斜里」「女満別」の5駅でこのご当地入場券をゲットした。

さて、遠軽で長居をするわけにはいかない!先は長いのだ。
続いて目指したのは上白滝駅。遠軽からしばらく旭川方面に走ると旭川紋別自動車道が現れる。この高速道路は現時点で無料なのでありがたく使わせてもらい、白滝インターまで利用する。しかし・・・

バスに煽られた!しかも白滝インターの出口までずっと!
白滝付近はかなりの積雪で50km/h制限になっていた。「ブラッディー」も既に雪道に慣れていたのでゆわkm/hくらいで走っていたのに・・・。このバスはおそらく100km/hオーバーで走っていた。お金貰って営業する資格ねえよな、こいつ!
さて、気を取り直して一般道に下り、上白滝駅まで行ってみると
既に駅の影も形もなかった!
多分、撮影しているところがホームの上・・・のはず・・・全然わからん
気を取り直して次に向かったのは旧白滝駅。ここは通学する女子高生1人のために駅が存続していたという有名な逸話がある駅なのだが
やはり何も残っていなかった・・・
あれだけフィーバーした駅なのだから、何らかの痕跡はないのか?と思ったが、画像中央にホームっぽい盛り上がりが見えるだけ・・・
まあ、駅の裏手の4軒のうち1軒はつぶれてたし、残る3軒も廃屋・・・これじゃあ仕方ない
この石北本線の「白滝駅シリーズ」は上白滝、白滝、下白滝、旧白滝と4つも駅があったのに残るは白滝駅だけ。寂しい限り

さて、白滝の廃駅見学を終えたところで時刻は10時。まだ網走出発から200q程しか走っていない。なんせ稚内までのこのルートでの行程は500q!急がねば!
ここからは再び旭川紋別自動車道〜道央自動車道で一気に士別まで走ってしまうこととする。次の目的地は音威子府駅
ここからは完全に山間部を走るのでもちろん一面真っ白な雪景色

左右にはこんな感じの針葉樹林があって、この雪景色は絶景!ちなみに旭川に出るまでは
アイスバーンながら雪も降っていないし時折晴れ間も!
しかし…旭川は日本海側だということと、士別は日本有数の豪雪地だということをこの時「ブラッディー」は忘れていた。
そして旭川JCTを超えると・・・・

来た!・・・・                     来た!・・・・
来た〜〜〜!
そう。ここから稚内まではほぼ積雪10pの世界!ひえ〜〜、こんな道走ったことないよ〜〜
しかも完全なホワイトアウト状態で先行車がいないと道が曲がっているのかどうかもわからん!でも4WD&スタッドレスのVitzは強かった!なんせこの状況でもちゃんとコントロールできるし、何よりも信号もないから止まる必要もない!走ると曲がるは全然大丈夫!
ちなみにこの日は北海道の食を楽しむことなどは全くできず、時間的余裕なし!よって士別市内で
北海道限定のこんなおむすびを購入して腹の足しにする
士別市内に到着したのは11時半。まだ稚内までは200qもある(汗)
さて、先を急いですぐに出発!
もう雪はいいよ〜
ホント、先行車がいないと結構厳しいのよ・・・とべそをかきながら音威子府駅に到着したのは13時
これが音威子府駅
ちなみにこの駅はかつて宗谷本線から天北線が分岐する駅だったのだが、今や天北線は廃止されてしまって宗谷本線の中間駅になってしまった。

よって駅の構内には天北線記念館があり、廃止されてしまった上音威子府駅の備品や急行天北のヘッドマークなどが展示されている。

ここでは記念の駅名板マグネットを購入したのだが、それを見ると「日本で一番小さな村」と書いてあった。そうなんだ!初めて知った!

ちなみにかつての音威子府駅のNゲージジオラマもあってなかなかリアル!これは現在作成中のジオラマ制作に生かそう(笑)

さて、先を急がねば!ここから稚内まではさらに120qもあるのだ!このままだと稚内到着は15時くらいになってしまう!

ここからは天塩川沿いを北上!時折晴れ間も顔を出してきたので、これは夕焼けが期待できる!と・・・思いきや

と思いきやまたまた深い雪だし・・・豊富バイパスでは地吹雪だし・・・
でも、初の雪道走行ながら結構まともに走っているかも、俺!この頃になると他の車よりも速いし・・・笑
北緯45度線を通過すると稚内はすぐ!
ということで15時過ぎに稚内駅に到着!


ついに来たぞ!日本最北端の線路!考えてみれば昨年末に日本最南端の西大山駅と終端の枕崎駅に行ってから1年以内で最北端も制覇!我ながら良くやった!でも次は夏に来よう・・・笑
駅の構内で例によって入場券と最北端来駅証明書をゲット
さらにお土産を購入してそそくさと出発!なんせ・・・暗くなってきたのだ!
次に向かったのは稚内駅から約4q」の地点にあるノシャップ岬。ここは最北端ではないものの利尻島に一番近い岬。もちろんあっという間に到着
ついに来たぞ!ノシャップ岬!
ちなみにここは夕焼けが綺麗なことで有名。さすがにちょっと日が差してきた(晴れ男?)のだが、夕焼けはちょこっと・・・
ん?本日の日没時間は・・・15時37分?

今やん!もちろん利尻島は見えない!
ヤバい!この後宗谷岬まで行く予定なのに!これでは日没前には絶対に宗谷岬には行けない!
ということでまたもやそそくさと出発!しかし稚内はさすがに日本最北端の都市だけあって、街の中は信号も多いし車も多い!
さらにここまで雪道を「走る」ことには慣れた「ブラッディー」だが「止まる」のはあまり経験していない・・・よって信号で止まるたびにABS効かせるは、タイヤロックさせて停止線を3mもオーバーするはで四苦八苦!
稚内の街を抜けて宗谷岬への道に出るころには

夕焼けどころじゃなくて日が沈み・・・・暗くなってきてしまった。
そして宗谷岬に到着したのは16時50分ごろ
もちろん真っ暗!
しかも風が強くて外気温氷点下4℃くらいなのだが、体感温度は‐10℃くらい?でも念願の日本最北端制覇には大感動!

間宮林蔵さんの像にも会えたし、NHKのドキュメント72hで特集されたバス停も見れたし大満足
観光客がほとんどいなかったのもラッキー!ここまで500q走ってきた甲斐があったというもの!

さて、この日の目的地はすべて回ったので帰路に就くこととする。と、その前に

日本最北端の給油所で給油!ここまで500q走って28リッターしか入らなかった!Vitzってすごいな。
この給油所では激走を物語る車体下やタイヤハウスのつららなども落としてくれてとても親切な給油所だった。
さらに「日本最北端給油所」の証明書も頂いてしまった!
さて。気が重くなるのはここからホテルがある網走までは300qもあるということ。時刻はまだ17時なれど、周囲は真っ暗。しかも風が強いので地吹雪状態(笑)ま、走ったろやないけ!
こういう道を!
ここからはひたすら忍耐の世界!前走車が居ればペースを合わせてついてゆくのだが、遅すぎるとこの状態でも追い越すのが地元の流儀(地元じゃないやん!)
途中晴れたり雪降ったり地吹雪吹いたりと緊張を強いられながらももはや慣れた?時折ぬわわkm/hくらいで雪道飛ばしても全然平気になってしまった。慣れと言うのは怖いものだ。
ここで発見したのは「雪道ではタイヤのグリップを求めるな」ということ。タイヤで曲がるのではなくてスピードを維持したまま果汁移動で曲がったほうが楽!気分はラトバラ!?
多分、ずっとオホーツク海沿いを走行していたのだが、真っ暗なので全く景色はわからず・・・
でも途中名寄付近からは空は雲一つない晴天になり、月や星がめちゃ綺麗だった。画像はないけどあの星空は多分一生忘れられない。
さすがに腹が減ったので19時くらいに一度小休止
この「ザンタレ」というのは「ザンギにたれをかけた手巻き寿司」のこと。ザンギは鳥のから揚げのことね。コンビニのジャンクフードでも北海道にこだわったってわけ。
かくして路面が凍結していながらも網走観光ホテルには21時半前に到着。300qを1回休憩で4時間半・・・北海道って広いのね
ホテル到着後、なんと札幌の管制塔が電源トラブルで空の便がとんでもないことになっていることを知った「ブラッディー」だったが、そんなことは気にもせず、1日800qの行程走破を終えて温泉に浸かって寝たのであった。

11月25日(土)7時起床〜美幌峠〜摩周湖第1展望台〜阿寒湖〜国際ツルセンター〜釧路和商市場〜釧路駅〜東根室駅〜納沙布岬〜根室駅〜網走観光ホテル
この日はさすがに前日の激走があったので遅く行動することとした。と言っても7時起床!
アホな観光客は7時の朝食開始と同時に並んでバイキングすることを知っていた「ブラッディー」は、アホが並んでいる間に朝風呂することとする。誰もいない朝の温泉はいいねえ〜
ちなみにこの日の網走は快晴!
なんでも札幌とかは連日の大雪で大変だそうだが・・・見てよこの網走湖!最高でしょ!
7時半過ぎにレストランに行き、この日はがっつりと朝食を摂る
文字通りがっつり(笑)
このクロワッサンは北海道小麦使用だし、ジャガイモが最高に美味しい!これだけ食べてもまだ食べたいと思うくらい美味しかった!
朝からこれだけ食べるにはわけがある。1つは前日がほとんどまともなご飯が食べられなかったということ。もう一つはこの日の昼食時間が何時になるかわからなかったということ。ここでがっつり食べたのは大正解だった。
例によって旅先恒例の朝ドラを見てから8時半に行動開始した「ブラッディー」がまず向かったのは美幌峠。前日は鉄道駅巡りと最北端だけがテーマだったのだが、この日は「景色」がテーマ!まずは屈斜路湖が見渡せる美幌峠を目指したというわけ。美幌峠までは網走から30分ほどで行ける距離なので気も楽!と言っても距離は30q程あるのだが・・・。北海道に来ると距離と時間の感覚が1q1分で計算してしまうのが怖い。
そして美幌峠までの道が
大平原の向こうに山
まさに北海道!
ってなもんだから、前日の長距離走行の疲れも吹っ飛んじゃう!ああ、イタ車で走りたい!
しかも

直線もこんな感じだから本当に1q1分で目的地に行けちゃう!ってことで9時過ぎには美幌峠に到着
キタキツネの足跡?がお出迎え!
しかし・・・この時間に行動して良かった!実は美幌峠での観光を終えて帰ろうとした際に観光バスが到着して爺婆の団体様が到着!これがまたうるさいんだ!そんな老害が来る前に

屈斜路湖のこんな景色が見られたのは本当に良かった!しかもこの天気!札幌は大雪なんだってさ
ホント!望むべくもない天気!
美空ひばりさんが「美幌峠」っていう歌を歌っていることもわかる。その石碑が峠にあったりする。
ちなみにこの暖かそうな晴天だが、気温は氷点下なのであしからず・・・笑。
美幌峠の展望台は道の駅になっていて

こんな立派な建物の中に「クッシー」の像が展示されていたりする(笑)

もちろん屈斜路湖の逆側も360度展望なので、北海道ならではの雄大な景色も堪能できる。一度はいってみてほしいなあ

さて、めちゃ寒かった美幌峠だが、大型観光バスの到着を機に出発!団体様のジジババはうるさくてかなわん!次に向かったのは摩周湖の第1展望台。他の展望台は冬季通行止めになっているが、第1展望台だけは通年見に行くことができるのだ。

美幌峠展望台からは一気に峠道を下るのだが、その景観もものすごい!真正面に屈斜路湖や斜里岳を望むことができる。ところどころで日陰のアイスバーンがあるので注意が必要ではあるが・・・
一気に下りきると屈斜路湖の湖畔に出るが、上から眺めるほど下に下りると見どころなし(笑)よって摩周市街まで出たら一気に摩周湖に向かって登る

摩周湖に向かう道もこんなにまっすぐ!平野の中を一直線に進む道は気持ちいい。山道に入ってからも両側にカラマツの並木道になっていてホント走っていて気分が高揚する!ということで摩周湖第1駐車場には10時半到着。
これが日本一の透明度を誇る摩周湖!
この日はちょっと風があったので透明度はわかりにくいが、それでもこの青さ!
子供のころから一度は見てみたいと思っていた摩周湖だったので、この天気にこの青さは感動以外の何物でもない!

ちなみに摩周湖第1展望台から摩周湖の逆側を見るのも良い!雄阿寒岳などを一望できる絶景が展開する。ああ、来てよかった〜

さて、屈斜路湖、摩周湖と見たら阿寒湖も行かねばなるまい!ということで次の目的地は阿寒湖湖畔。摩周市街で一度給油して阿寒湖を目指す。
摩周からあ間に抜ける道は峠道なので、路面はもちろん凍結!
でもどんどん雄阿寒岳が迫ってくる景色は雄大そのもの
途中にある双岳台という展望台からは雄阿寒岳と雌阿寒岳が一望できる
ここも人っ子一人いなくて最高の場所!さらにちょっと進むと
双湖台という展望台もあって、こちらは阿寒湖が見下ろせる
何度も言うけど・・・晴れていて本当に良かった〜!
ということで阿寒湖には12時前に到着!早速第1駐車場に車を入れたのだが、本来有料駐車場なのに料金所が閉まってた!ん?なんで?
それは街のほうに歩いて行って判明・・・

まりも会館は閉鎖中!?つぶれた?      観光船乗り場にも人っ子一人いない!
阿寒湖温泉街はなんだかものすごく寂れてしまっているのかもしれん・・・
結局阿寒湖を湖畔から眺めるだけで退散
でも雄阿寒岳を向こうに臨む景色はやはり絶景!本来ならば有名なまりもを遊覧船から見るべきなのだろうが、正直腹が減ってきたしその先の行程もまだまだある!

さて、阿寒湖を出発して次に向かったのは釧路市街。そう、飯を食わなきゃね!
が、阿寒湖から釧路市街に向かう道の途中には

阿寒国際ツルセンターと言う施設がある。道の駅に併設されているので見学しやすい!ここは丹頂鶴の餌付けや飼育を行っている施設。ここには3羽の丹頂鶴と1羽の真鶴を飼育していて、他にも野生の丹頂鶴が飛来することもあるらしい。入場料は470円

こちらはオスのアサヒとメスのソラ!アサヒに掘れて野生のソラが居ついたのだそうな。しばらく眺めていたら羽ばたいてくれたりして、間近で丹頂鶴を見られるのは嬉しい!しかも他に客はなし(笑)
ちなみに餌つけをやっているところにも行ってみたのだが野生の丹頂鶴は来ていなかった・・・残念
さて、釧路市内に向かおうかとセンターを出たところで、TVでしか聞いたことのない鳴き声が・・・もしや?
いた!野生の丹頂鶴!しかも4羽!
望遠レンズを持っていなかったので最大にしてもこんなもの・・・ようやく捉えた2羽の画僧がこれ!なんてラッキーなんでしょ!

大満足したところでいよいよ腹が減ってきた(笑)。ここからは釧路市内まで一直線。本当は途中で釧路湿原展望台に立ち寄ろうと思っていたのだが、そんな時間はなさそう。しかし・・・

釧路に向かう道の両側はこんな景色・・・これって釧路湿原なんじゃないの?正解!(爆)
そう、釧路湿原は広いのだ!従って道を走っているだけで釧路湿原を見ることが出来ちゃうわけ!ということでこれで心置きなく釧路市内に行ける!

釧路市内に入って目指したのは釧路駅のすぐそばにある和商市場。このビルの地下に2時間無料の駐車場があるので便利便利!時刻は14時、既に腹は悲鳴を上げている。
ビルの中に入るとそこは海鮮の宝庫!ガイドブックにも載っている「勝手丼」と言うのが有名なので、それを食べてみることとする。
勝手丼と言うのは、文字通り丼の上に乗せる食材を「勝手に」選んで作り上げるという自分の好きなものだけ食べられる丼

まずはご飯を売っているお店で自分の好みの量のご飯を購入し、勝手丼を扱っている魚屋さんに行く。「ブラッディー」はセンターコート部分にある佐藤商店と言うところに行った。

載せる食材はこんな感じで並んでいるので、それこそ好きなものを勝手に選ぶ。「ブラッディー」はイクラ、サーモン、カニ、めんめ、おひょう、中トロを選択!そうしたら中トロを50円引き、タラをサービスしてくれた!これ全部でご飯も入れて1600円くらい!言うことなしの美味さ!もう一杯くらい食えたかもしれん(爆)
腹も満足したところで市内見物。と言っても時間がないので

駅に行っただけ(爆)!でももちろんご当地入場券は欲しいし、何よりも映画「始終着駅」の舞台になったホームを見たい!ちなみにこの釧路駅の駅員さんは親切で、「硬券入場券もありますよ」と教えてくれたのでもちろん両方購入!早速駅に潜入

さすが北海道の駅!と思ったのがこれ!ホームとコンコース、ホームと階段の間には必ず扉があるのだ!もちろん冬の防寒のため

これが映画の撮影に使われた1番線ホーム。昔ながらの国鉄型ホームなので駅舎と相まってレトロ感満載!
2番線からは釧網本線の網走行きがまさに発車したところ

その2番線ホームには太平洋炭鉱の海底炭や湿原の鐘がある

駅の構内にはこんなレトロな喫茶店もあってなかなか面白い!
さて、k御子で「ブラッディー」は重大なことに気づく!この日の最終目的地は根室!釧路から根室までは120qもあるのだ!現在時刻は14時半。有名な納沙布岬の夕焼けを見たいと思っていたのだが、前日の教訓からすると日の入りは15時半すぎくらい?・・・ダメじゃん!・・・・
と言うことで急いで釧路を出発することとする。高速道路もないので絶対に無理なのだが、根室には絶対に行くぞ!

根室までの道も湿原の中や
厚岸湾を見ながらの快適な道!順調に飛ばすが・・・120q1時間は無理(笑)
結局厚岸走行中に日の入りを迎えてしまった
でも、こんなきれいな夕陽の中をドライブできるだけで幸せかも!
ああ、北海道!って感じでしょ
結局根室市内に入ったのは16時半。市内に入るころには

もちろん真っ暗!月が綺麗だ(爆)
真っ先に納沙布岬に行こうと思っていたが、この闇なのでそれは諦めて、まず向かったのは

日本最東端の駅、東根室駅!ここは無人駅で周囲には民家しかない(笑)
日本最東端の駅到達証明書は隣の根室駅で発行してもらえる。

しっかし寂しい駅だ!でも、これで最南端、最北端、最東端を制覇できた!残るは最西端の佐世保だけ!
ということで、せっかくここまで来たので日本最東端の岬である納沙布岬にも行ってみようということになる。もちろん夕陽どころか海面も見えないわけだが、ここから距離にして20q程なので行かない手はない!

着いた!暗い!何も見えない!笑
でも、ここって北海道で初の灯台なんだなあ。これで日本の最東端も制覇したぞ〜満足満足!
ということで再び根室市内に戻って根室駅に行ってみることにする。もちろん最東端証明書は欲しいし、ご当地入場券も欲しい・・・が!
ここでこの旅最大の誤算が「ブラッディー」を襲う

根室駅に到着したのは17時45分。んで・・・・え???営業終了!?
まだ列車はあるのだが、窓口は17時で終了らしい(笑)こんなことなら納沙布岬に行く前にここに来るんだった・・・

これが欲しかった・・・               でも、駅前のお店も全部閉まっているしなあ〜
都会ではようやく仕事終わりでこれから夜がにぎやかになる時間なんだけど、15時台に日没を迎える街では仕方ないかもね〜
まあ、最東端の終点には来たんだからまあいっか
と言うことでこの日の目的地はすべて制覇!網走まで戻ることとする。但し・・・根室〜網走は200kmあるんだが・・・汗

しかし、根室から網走に向かう国道244号線は標津で国道335号線と分岐すると
超ロングストレートが現れるすごい道!
これ、前方の対向車の明かりが見えているが、この対向車とすれ違うのは3分後くらい!多分距離にして10q近い直線なのだ。新東名も真っ青!
ちなみにこの国道の周囲には明かりは一切ないので、この日の晴天のお蔭で満天の星を見ることが出来た。しかもぬわわkm/hで走行している時に、頭上を一直線に流れ星が追い越して行ったのには感動!多分、こんな経験は一生に一度しかないだろう!
しかしこの国道、途中の根北峠と言うところがすごい難所
なんと外気温氷点下10度!
もちろん峠道なのでアイスバーンバリバリ!前後にクルマは全くなし。明かりも全くなし。対向車も全くなし・・・
泣きそうになる寂しさを感じながら必死に峠を越え、斜里の街に入ってようやく一息!
でも厚床から斜里までの間先行車に全く遭遇しなかったので、マイペースでぶっ飛ばせたこともあって到着予想時刻を超短縮!
網走観光ホテルには20時半到着。ん?平均速度を割り出されたらヤバいな(爆)
ということで観光2日目は晴天と雄大な景色と食を堪能した1日となった。

11月26日(日)8時起床〜 網走監獄博物館〜網走刑務所〜網走駅〜藻琴駅〜北浜駅〜天に続く道〜知床斜里駅〜能取岬〜松尾ジンギスカン〜女満別駅〜女満別空港〜帰宅
この日はさらに朝寝坊!なんせ前日、前々日の2日間で1300qも走行しているのだからさすがに休まなきゃね!
夜に雪が降ったのでこの日は雪景色!
何でも札幌や小樽はずっと雪なんだとか。でも網走は雪は止んでこの後晴れ間が・・・

例によってアホな観光客を避けて貸切状態の朝風呂に入り、ゆっくりとバイキングを楽しむ。今日も何時に昼を食べられるかわからないのでいっぱい食っとこう!

さて、この日は最終日だし、なんと言っても網走に泊まっているのに網走観光をしていないということで、壱日網走周辺を見て回ることとした。最初の目的地である網走監獄博物館は開館が9時なのでそれに合わせて出発!
ちなみにホテルを出発する際に雪が綺麗にクルマから降ろされていた。ホテルの人がやってくれたらしい!このホテルは建物は古いけど、接客も朝食も温泉もなかなかのもの!
リスがお見送りしてくれました〜♡
さて、網走観光ホテルから網走監獄博物館まではたったの5qほど!出発して5分で到着してしまう(笑)

ゲートをくぐってみると・・・・あら?もしかして一番乗り!?どこに止めたらいいのかわからん(爆)
本当にいいのかな?などと思っていたら続々と見学者がやってきてほっと一息!開館してた!入場料は1080円
ここは実は網走刑務所ではない!もともと網走刑務所に使われていた明治時代の建造物を移築して博物館として運営しているのだ。よって国の重要文化財が東京ドーム3つ分の広大な敷地に点々と展示されている。全部このレポートで紹介しているととんでもない量になるので一部だけ紹介!
ちなみに現地に行くまで網走刑務所が公開されているとばかり思っていた・・・ンなわけないよねえ・・・笑

では現在の網走刑務所正門のレプリカとなっている正面ゲートをくぐっていざ見学へ!まず正面の庁舎から見学開始!
ちなみにこの庁舎の中は昔の北海道開拓時代の監獄の模様を今に伝える展示が行われている。何で北海道に凶悪犯の監獄が多く設営されたのか?と言うと、開拓時代の北海道では労役を行う人が不足していて、橋を掛けたりトンネルを掘ったりする労役を罪人にさせていたのだそうな。その開拓の歴史の中で命を落とした罪人も多数いたんだとか・・・歴史の教科書には書いていない事実だよね〜
ちなみに正門の前に立っている人は昔の制服を着た博物館の職員かと思いきや
なんと人形!
この博物館は展示物の中は当時の模様を忠実に再現しているので、人形が多数置いてあるのだ。この人形の出来栄えのリアルなことリアルなこと!

この風呂に入っている囚人は見事な刺青!  職員の奥様のこの人はめちゃ色っぽい!
いやいや、博物館の見どころはそこじゃない(爆)
では重要文化財のみ紹介することとしよう

こちらは通用門と哨舎。通用門は実際の網走刑務所から移築されたもの。哨舎はかつて使われていたもので4つがこの博物館に移築されている。

こちらは二見が岡刑務支所。実際に使われていた建物をそのまま移築している。この支所は軽微な犯罪者が収監されていたので、完全自給自足で生活していたのだそうな。

左右振り分け式の第1舎と第2舎の房内も見ることができる。この部屋に5人くらい収監されていたらしい

廊下との仕切りには独特の斜め格子や天井監視窓などもあって、当時の監獄の作り方の工夫を柿間見ることができる。
他にも食事場所や浴室、作業場などが忠実に再現されているがとても紹介しきれない!ちなみに食堂では夏のシーズンに実際に食事をすることもできるそうな。

続いては網走監獄のメイン、舎房と中央見張り所。左の画像ではわかりにくいが、舎房は中央見張り所を扇のかなめにした放射状に5つある

第1舎〜第3舎が雑居房で第4舎が独居房、第5舎が雑居房と独居房の混合になっていて、当時世界最大級の収監能力を誇ったそうな。

独居房はこんな感じ。狭いなあ〜!独特な構造のくの字格子なども見ることができる。
なかでも第4舎24房は昭和の脱獄魔と呼ばれた人物が収監されていたそうでその脱獄の手口はNHKドラマにもなったらしい。
そんなエピソードなどもあちこちに書かれていて、ホント時間がいくらあっても足りない

こちらは教堂。社会復帰のためのいろいろな講義なども行われていたとのこと。当時の書物なども展示されていた。
他にも釧路地方裁判所網走支部の復原棟には、当時の裁判の模様などがリアルに展示してあるし、監獄歴史館には当時の監獄内の模様やエピソード、現在の網走刑務所の房のレプリカなどが展示されている。また手錠などの備品の体験などもできる。
そんなてんこ盛りの展示なのでじっくり見たら半日くらいかかる!とてもそんなに見てはいられないので、「ブラッディー」は1時間半ほどで見終えた。

さて、監獄博物館と網走刑務所が別物だと知ったからには、実際の網走刑務所に行ってみたくなるのは人情!調べてみると監獄博物館からたった2q程の所にあるらしい。しかも国道238号線沿いには駐車場も完備!早速行ってみた

駐車場から網走川を渡ったところに網走刑務所はある。もちろん橋は一般車通行止め!歩いて渡るしかない。まあ当たり前か?
もちろん刑務所内に入ることもできないので塀を外から眺めるだけ!でもこの塀、映画とかでよく出てくるよなあ。
正門はさっき見たばかりのレプリカがいかに忠実に作られているかよくわかるこの形!高倉健さんが出てきそう・・・
まあ、見学するのはこれだけなのだが、刑務所正門の前には

刑務所内で作られた工芸品を売っているお店があったのでちょっと立ち寄ってみた。すると、この商品の安いこと安いこと!まな板は1枚板で作っているのに1000円だし、コースターなどは120円!
「ブラッディー」は工具用のエプロンと料理用のエプロン、コースターを購入。全部で1000円しなかった!本当はまな板が欲しかったが荷物になるのであきらめた。

ということで網走と言えば!の刑務所見学を終えたところで次は駅巡りに出発する。まずは網走駅に向かう

網走刑務所から東に2q程行ったところにあるのが網走駅。東から釧網本線、西から石北本線が入ってくるので終着駅だが終端駅ではないという駅になっている。駅前の駐車場は20分までなら無料。もちろんご当地入場券を購入して構内に入ってみた。

だだっ広い構内が国鉄らしくていい感じ!中でも昔使われていたと思われる改札が残っていてタイムスリップしたようだった。

さて、ここからは斜里にある「天に続く道」を目指すこととする。ここは前日に行きたかったのだが、もちろん夜で真っ暗なので今日に順延したわけ。
斜里に向かう道は前日走行しているのだが、実はオホーツク海に沿って走る絶景の道のはず。その道のりも楽しめるので一石二鳥!
そしてその途中には味のある無人駅が多数存在するのだ!

まず向かったのは藻琴駅!ここは大正時代の駅舎がそのまま残っているレトロな駅で、無人駅ながら駅舎は喫茶「トロッコ」と言うお店として使われている。駅舎の前には保線用トロッコが!

もちろん単線で行き違い設備もないが、かつては行き違い設備のある駅だったようだ。
ちなみに映画「網走番外地」で登場した網走駅は、実際に使われたのはこの藻琴駅らしい。

続いて向かったのは北浜駅。この駅舎も相当に古そうだが、何よりもこの駅が有名なのはその景観

なんと駅のホームからオホーツク海が一望できるのだ!そのため駅の片隅には展望台まである
この駅も無人駅ながら、駅舎では停車場と言う喫茶店が営業している。

近くの踏切の向こうはオホーツク海!北海道の最果ての地に来た感じ!
前日まではオホーツク海のすぐ近くに行きながら夜だったこともあって、ようやくオホーツク海を見ることが出来た!

さて、駅巡りはここでひと段落。斜里に向けて一気に走ってしまうこととする。時刻は12時。まだまだ腹は減ってない(朝飯食いすぎ!)

網走から斜里に向かう国道244号線は、左にオホーツク海、右に湧沸湖を望む絶景の道・・・なのだが、残念ながらこの時間になると雲が出てきてしまった
でも、かすかに斜里岳を見ることが出来てラッキー!
ここも前日走行した道だが、真っ暗だったので全然景色はわからなかった。
さて、目的地の「天に続く道」は国道244号線から国道344号線にまっすぐ進んだところにあるのだが、斜里の街を抜けたところではるかかなたに見えたのが
この景色!
もしかしてこの直線、ずっとそのまま直線?そしてその先になんだか登ってる?
そう、網走方向から、この天に続く道に向かうと、斜里市街から約10qの直線路が続くのだ!まさに「天に続いてる」
そして徐々にその上り坂へ近づいてみると
うわ、本当に天に続いてる!
せっかくなので上まで行ってみると
うわ、果てしなく直線が続いてる!
この頂上には展望台があったので登ってみると

東にオホーツク海、西に斜里岳と言う絶好の景色が展望できる。もうちょっと晴れていたら本当に絶景だったはず!

さて、時刻は12時40分。ここからは一度網走まで帰って食事をすることとする。せっかく斜里まで来たので、釧網本線の知床斜里駅に立ち寄ることとした。到着してみると超近代的な駅舎にビックリ!ここは知床観光の玄関口っていうこともある。もちろん知床峠が通行止めのこの季節は閑散としているが・・・
駅舎内には知床観光の案内所などもあって(人はいないけど)とてもきれい。もちろんここでご当地入場券を購入する。

ということで斜里を後にした「ブラッディー」は、まだお腹が空いていなかったので次の目的地を網走郊外にある能取岬と決定!一路北上する・・・が!

なんか雪降ってきたぞ!             おひおひ・・・
この後、完全な吹雪になってホワイトアウト状態!さらに風も強いので地吹雪!こんな中でも地元のトラックは80km/hくらいで走ってる!こええよ〜
この天気では能取岬に行っても何も見えない!と諦めかけ、網走市内に到着してみると
あれ?雪止んだ
もう、この日は曇りから始まって晴れ、雪、吹雪、地吹雪、そして晴れとめまぐるしい天候に翻弄される「ブラッディー」!でも、なぜか車を降りると晴れてる(爆)ちなみにこの4日間傘は一度も必要なかった
これなら景色が見えるということで、当初の予定通り能取岬を目指すと

岬入口にあるふたつ岩も見えたし、林から見えるオホーツク海もめちゃ綺麗!
そして能取岬に到着!そこで待っていたのは
この絶景!
真正面にオホーツク海!そしてその海に向かってまっすぐ伸びる道!来てよかった・・・・
もちろん駐車場には1台もクルマなし!だってさっきまで吹雪だったんだから!
岬の先端には灯台が!
そして中国語で「ここで映画のロケが行われた」と言う看板が立っていた。中国でも有名な場所なのね〜
足跡一つない岬の丘に行ってみると

オホーツク海に囲まれた絶景が!もうため息しか出ない・・・風が強くてため息じゃなくってハアハア言ってたけど・・・爆
あの向こうはアラスカだ!
言葉でない・・・
さて、オホーツク海を「これ以上ない」と言う景色で堪能したところでようやく腹が減ってきた!それもそのはず、時刻は14時半
そこで女満別空港に向かう途中の呼人と言うところにある有名店「松尾ジンギスカン」で食事することとする。やっぱり北海道に来てジンギスカン食べないとねえ
早速能取岬を出発・・・したところで
なんとキタキツネ発見!
そういえば昔、オヤジに「キタキツネ物語」っていう映画、見に連れて行ってもらったなあ〜!丹頂鶴といい、リスといい、キタキツネといい、何となく自然に直接触れられた気がしてさらに大満足!

能取岬から呼人までの道のりの途中には網走湖の湖岸を通る場所があるので、せっかくだから立ち寄り!
そういえば網走観光ホテルの客室から網走湖を見下ろしたけど、湖岸に行ったことはなかった。
駐車場には車は一台もいない状態なので、まさに真っ白な雪のじゅうたんに足を踏み入れる感じ!

そして松尾ジンギスカン呼人店には15時に到着。店の前に車が全くいなかったので、営業しているのかな?と心配になったが、ちゃんと営業してた!
この松尾ジンギスカンは北海道ジンギスカンの名店で、オホーツク地方にはここしかないらしい。

「ブラッディー」は最上級ラムロースの定食と、追加で上ラムを注文!全部で400gというとんでもない発注!
お店のお姉さんに焼き方を教えてもらい、たれを追加サービスしてもらって一気に食う!
そりゃそうだ!ホテルの朝食を8時半に食べてから何も食べていないんだから!
でも400gのラムがあれよあれよと言う間に腹に納まり、もしかしてもう一皿行けちゃう?と言うくらいの美味さに大満足!
今度松尾ジンギスカンの鍋付セット買おうっと!

さて、時刻は16時。レンタカーは17時までに返せばいいのでまだ時間はある。
と言うことで向かったのは

道の駅流氷街道網走。ここは流氷シーズンの1月末からは砕氷船の発着場所になるところ

館内には砕氷船の模型や、「キネマ館」と言う高倉健さんや石原裕次郎さんの主演した映画のイメージで作られたレストランがある。
ここで最後のお土産を購入して、いよいよ帰路に就くこととする。が・・・

せっかくなので空港最寄駅の女満別駅にも立ち寄り!言ってみてびっくりしたのはその駅舎!超豪華!
それもそのはず、この駅は図書館も併設しているのだ!駅の業務もその図書館の人がやっているようで、ご当地入場券は図書館で購入!

駅舎の中には機関車トーマスのNゲージ運転コーナーがあったりするが、駅構内は昔ながらの踏切式通路があったりしてなかなか面白い!
しかもこの踏切、警報機も遮断機もないし・・・笑

ということで旅もいよいよ終焉!

最後にガソリンを給油してレンタカーを返却。今回の総走行距離は1531q。消費したガソリンは90リッター。なんとリッター18kmをマーク!すごい燃費だ、さすがのVitz!

女満別から羽田へはAirDo運行のANA4780便を利用。女満別発18:30なのだが、なんとこの便は往路に羽田から乗った4779便の折り返し!なんと折り返し準備時間はたったの30分!すごいな。
4780便は定刻の18;30に女満別を離陸、復路は向かい風なので飛行時間は2時間ほど。
でも、札幌では雪と強風と前々日の管制塔トラブルでかなりの遅れや欠航が出ていたことを考えると超ラッキー!
さらに

羽田到着前にはこの夜景がお出迎え!こんなに綺麗な首都圏の夜景、見たのは何年振りだろう
と、いうことで20:40羽田に到着。21:30発のリムジンバスがとれたのでゆっくりと川越に帰着。しっかりJURAで結びの一杯をしてから自宅到着。
時刻は23:30であった。
これによってケータイ国取りは550国/600国制覇、コロプラは686市/748市制覇。日本全国統一まであとわずかとなったのであった。

今回の旅で使ったお金は、
航空機代&ホテル代59300円、 レンタカー代25380円、 高速代約2000円、ガソリン代約12000円、食費約6000円、入場料や駐車場代など雑費約2000円。合計110000円程度!
これを高いか安いか?は個人の判断によるが、「ブラッディー」としては十分に格安だと思うのであった

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