Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜「ブラッディー」の 北海道・東日本パスの旅(秋田編)!〜

7月には海の日の3連休がある。ところが初日の土曜日は出勤日!なんだよ!と思った「ブラッディー」だったが、考えてみれば17日(火)〜18日(水)には仙台出張の予定が入っていた。ということは16日(月)の休みを有効活用すれば東北旅行ができるかもしれない!
ということでいろいろと調べてみると、恒例の「青春18きっぷ」は7月21日以降しか使えない。その代り「北海道・東日本パス」なる似たようなきっぷがあることを発見!
この切符はJR東日本とJR北海道、その区域の第3セクターなどが7日間「連続」で乗り放題。お値段も青春18より安い10850円!
ってことは7月15日から連続7日有効にすれば、15日〜16日に各駅停車の旅を敢行し、17日以降は出張の移動にもこの切符を使えば一石二鳥!
と言うことで早速切符購入!
目的地は「ケータイ国取り」で東北唯一の未踏の地がある秋田に設定!早速片道13時間半の各駅停車の旅に向かったのであった。


7月15日(日)4:50川越出発
〜 川越線〜大宮〜高崎線〜高崎〜上越線〜水上〜長岡〜信越線〜新潟〜白新線・羽越線〜村上〜羽越線〜坂田〜秋田
本当は7:50発の電車で東北本線と奥羽本線を回って秋田に向かえば所要時間が1時間っ短く済むのだが、せっかく行くなら日本海を見ながらの羽越線の旅を楽しもうと思って設定したのがこのルート。川越駅から始発電車に乗って上越線周りと言うルートを選ぶこととした。
この日は完全な「乗り鉄」なので一切観光はしない(爆)。でも晴れ渡る一日だったので車窓からの景色を堪能するだけでも十分楽しめる。
川越発の始発電車がりんかい線の70-000型だったのにはビックリ!
大宮には5:10到着、ここから高崎線の5:39発に乗るので、サンドイッチなどを買い込んで待つ。

高崎線はおなじみのE231系電車。もちろんグリーン車に乗ってサンドイッチをほおばりながらゆったりくつろぐ。朝早いので撃沈zzzも忘れない(爆)
高崎到着は6:55.ここで17分間の乗り換え時間を使って一服。なんせ各駅停車の旅の場合は乗り換え時間での喫煙が出来ないと、その先どこで吸えるかわからないから喫煙所チェックは必須なのだ!

高崎からは7:12発の上越線水上行きに乗る。おなじみの211系3000番台電車だが、この電車はロングシートなので旅情もへったくれもない。
よってここは睡眠タイムzzz(笑)
水上までほぼ撃沈していたので、沼田付近の良い景色も夢の中。気が付いたら1時間経過して水上に到着していた。時刻は8:17.
ここで乗り換えたのは最新鋭のE129系電車。
新潟地区の115系置き換え用に増備が続いている近郊型電車。仙台地区のE721系の直流版いったところ。「ブラッディー」は初めて乗った

この電車の室内は面白い構造で、半分がロングシート、半分がクロスシートになっている。「ブラッディー」はクロスシートに乗りたかったのだが、家族連れが荷物を置いて占領していたり、登山をする人が大荷物を置いて占領しているので座れなかった。
そういえば登山やハイキングをする人のマナーの悪さには閉口した。立っている人がいるのに席に荷物を置くわ、自転車をわざわざ通路のど真ん中に置くわ最悪。「ブラッディー」は馬鹿には関わりたくないので、クロスシート脇の2人がけの小さなロングシートに座ってひたすら景色を楽しむ。

清水トンネルの中にある土合駅や、越後中雑スキー場の夏姿を楽しむ

中里スキー場に保存してある旧型客車も見られたし、魚沼の広大な水田もきれいに見えた!
ということで長岡には10:20着。ここで信越本線の新潟行き快速に乗り換えるのだが、待ち構えていたのが

なんと絶滅危惧種115系1000番台の湘南色!しかもトップナンバー!
もはや115系1000番台湘南色は現存している稼働車はこの1編成だけ!なんてラッキーなんでしょ!もちろん新潟までの1時間は先頭のクモハ115に乗ってMT54型モーターの唸り音を体験することとする。
室内は大混雑だったけどいいのいいの!
三条付近では上越新幹線E2系と並走
小さくてわからないが、このE2系も絶滅危惧種の0番台!まあ、なんて運がいいのでしょ〜
水田の緑と雲一つない空の青がまた素晴らしい!

新潟駅には11:29着。新潟駅は大改造工事を実施中!新幹線ホーム横に在来線を高架にしてかさ上げし、特急いなほと新幹線が同一ホームで乗り換えできるようになったのだ。1年前に来たときとは大違い!まるで別の駅のようだ。

ここからは11:42発の白新線村上行きに乗る。こちらもE129系電車。ちょっと前まで115系しか来なかった新潟地区なのに、あっという間にE129系の天下になってしまった。途中の「しばた」駅ももちろん見逃さない(なんせ私の本名と同じ駅名ですから。字は違うけど)
しっかし米どころ新潟は水田が多いねえ〜果てしなく水田だよ
ということで終点の村上駅には12:57着。ホームの向かいに乗り継ぎの13:47発酒田行きが既に入線していた。早すぎない?

この車両は国鉄時代に作られたキハ47型気動車。室内は製造当時のまま!ブルーのシートが懐かしい。もちろん冷房改造はされているけど・・・
村上から先の区間は交流電化されているのだが、この閑散区間に高価な交直流電車を投入するのは勿体ないので気動車で運行している。まあ、出発時点で室内は4名しか乗客がいなかったので当然か?
さて、出発まで時間がかなりあるので、ここでトイレに行ったり、駅の外に出てタバコを吸ったり、おにぎりを買い込んで腹ごしらえをして過ごす。
こういう乗り継ぎ駅ではやるべきことをやっておかないと各駅停車の旅はこなせない。
出発までの間に

上下の特急いなほ号が後からやってきて先に出発してゆく。上りの方は初めて見る青い塗装の車両だったのはラッキー!どちらも常磐線から転用されたE653系電車。
下りのいなほ号が20分遅れていたので、「ブラッディー」の乗るディーゼルカーも5分遅れで出発!でも酒田到着までに遅れは取り戻していた(笑)

さて、ここからはいよいよ日本海沿岸の旅!車窓には日本海の海岸線が続く

哀しみ〜本線〜日本海〜〜♪By森昌子
しっかしいい天気!この旅の直前にコンデジのイメージセンサーを掃除してきたので、青空もくっきり撮影できた!まだまだ使える8年選手のPanasonicLUMIX!
ということで終点の酒田には16:17着!なんとこのキハ47型に2時間半もゆられていた。ディーゼルカーなので速度も遅いのだが、特急に抜かれることもない。ってことはこの間1本も列車が走っていない(笑)
酒田駅到着直前の右側にはターンテーブルも発見!いいねえ、ローカル線
酒田からはこの701系電車乗り継ぎ。発車は16:30
この701系は東北地区の旧型客車をすべて駆逐した憎き存在。室内はロングシートで色気もそっけもない。
但し「東北の韋駄天」と言われるように、この電車の速いこと速いこと!それまで乗っていたキハ47に比べるとまさにウサギとカメ!
ここからは右側に鳥海山、左側に日本海と言う素晴らしい景色の中を走るのだが、
残念ながら鳥海山は雲に隠れてしまっていた

でも「陸の松島」と言われる象潟は綺麗にくっきり見えた!日没前に通過できるのはこの時期ならでは!

終点の秋田到着のころには夕焼けが・・・。そういえば羽越本線沿線には風力発電設備が多いこと多いこと。いかに強風の地域かわかる。
ということで秋田駅には18:19着
そうそう、良く「秋田美人」と言うけれど、確かに秋田には美人が多いかも!なんせ普通のおばちゃんも結構美形に見える。何が違うんだろう?
さて、秋田に到着してまずチェックインし、「晩飯ぐらいはしっかりと食いたい」ということで向かったのが駅ビルの中にある

「秋田比内地鶏や」!ここで注文したのは「究極の親子丼」1380円!何が究極かと言うと、鶏肉も卵もどちらも比内地鶏を使っている点。地鶏特有の堅い食感がさらに食欲を誘う逸品!満足満足
と言うことで腹いっぱいになったのでホテルに戻って西郷どんを見て早速就寝zzz
なんせ4時起きだったからあっという間に撃沈zzzここに初日が終わる。

7月16日(月)8:20秋田出発〜 リゾートしらかみ1号〜東能代〜奥羽本線〜秋田〜奥羽本線〜新庄〜りぞーとみのり〜仙台
二日目の旅は「リゾート列車に乗る」がメイン!この旅を企画した時にいろいろとルートを調べ、翌日の仙台での仕事を考えて企画したのが↑のルート。
リゾートしらかみも乗れるし、リゾートみのりにも乗れ、秋田新幹線併走区間も乗れるし、新庄の古い機関庫や小牛田の転車台も見られるというてんこ盛りの企画
幸いリゾートしらかみもリゾートみのりも窓側の席を確保!
ちなみにこの日宿泊したのは「コンフォートホテル秋田」。ここは全館禁煙なのだが朝食付きで6600円と言う安さ。しかもその朝食が結構いけてる!クロワッサンなどのパン類は6種類くらいあるし、おかずもかなり充実。朝から思いっきり食べてしまった!
さて、秋田駅には「BS朝ドラ」を見てから向かったので到着は7:55頃。リゾートしらかみの出発は8:20なので30分ほど駅を散策することとした・・・のだが
なんと仙台から転属したばかりの719系電車が停車中!
秋田色になったこの車両は2編成しかないのだが、その2編成併結の4両で止まっていたのだ!これに遭遇するとはラッキ〜
さらに男鹿線の気動車キハ40系が4両編成で停車中
ここも近いうちに蓄電池電車に置き換えられてしまうので、4両もの長編成は見納めかもしれない。
そんなこんなしていると

リゾートしらかみ1号が入線してきた!リゾートしらかみには3編成存在するのだが、この車両は最新鋭のハイブリッド気動車HB-E300系「橅」編成。
では早速室内を紹介

最前部と最後部は展望席になっていて誰でも入れる。小さな椅子は津軽三味線の演奏などの際にも使われる。

3号車以外はグリーン車並みのシートピッチのリクライニングシートになっていて足元もゆったり!これで座席指定料金520円だけで乗れるんだから出血大サービス!もちろん窓も五能線の景色が堪能できるように超大型になっている。

3号車はファミリー向けのセミコンパートメント。寝台車のようなつくりになっていて家族でゆったりと過ごせる

2号車には売店とカフェスペースがある。「橅」の中でしか売っていないGoodsなどもあるしお弁当も売っている。
このコーナーは「ブラッディー」の指定座席の真後ろだったのはラッキー!もちろん発売開始と同時にお土産を漁ったことは言うまでもない。
さて、リゾートしらかみ1号は定刻に秋田を発車。奥羽本線を北へと向かう。

日本海側でしか見られないEF510型電気機関車を見たり、元北斗星用のEF510型500番台を見たりしながら車窓を楽しむ。
一番びっくりしたのはこれ!
なんとJR東日本土崎工場にとっくに廃車になった583系の中間車がまだ残っていた!まだまだきれいだなあ。

列車は途中、八郎潟干拓地を通過するのだが、残念ながらこの日は霧。でもその広大さは十分に伝わってくる。
なんでも埋め立てられる前は琵琶湖に次いで大きな湖だったというのだから広いのも当たり前!ってことは霞ケ浦って繰り上げ当選の2位なの?笑
と言うことで列車は定刻の9:12に東能代に到着!ここから方向転換して五能線に入り、白神山地を目指す・・・のだが、「ブラッディー」はここで下りて秋田に折り返す。
というのも新庄からリゾートみのりに乗るにはこの先に行ってしまうと帰ってこられないのだ。初のリゾートしらかみ乗車なのに「白神山地」に行かないという究極の選択。

ちなみにこれは東能代駅構内にあった待合室
「くまげら」編成を模していて、ちゃんと座席も作ってあり、なんと運転台まである!!

五能線のキハ40型を見たり、リゾートしらかみ1号を見送った後は
9:27発の701系電車で秋田へと戻る。
701系は例によってロングシートで全然つまらないので睡眠時間zzz
でも沿線の紫陽花は綺麗だった
秋田到着寸前、何気に車内を見渡して目に留まったのが電車の銘板・・・ん・クモハ701-1?あれま、トップナンバーじゃない!前日の115系と言い今回の旅はトップナンバーに当たるなあ〜
そして秋田駅に10:27に到着してさらにビックリ!隣のホームに止まっているのがクモハ701-2??

なんとトップナンバーとセカンドナンバーを同時に見ちゃった!
こんな感じで同じホームで!
こりゃラッキーなんてもんじゃないでしょ!
さらにさらに、駅の構内に目を移すと・・・

リゾートしらかみ3号が停車中!こちらは青池編成でHB-E300型の第1編成。橅編成との差は、車内に売店と喫茶スペースがないこと。橅編成の方が新しいので増設したらしい。

さて、ここからは11:48発の新庄行きに乗るまで1時間ほどあるので、駅ビルで軽く腹ごしらえ。でも朝ご飯をがっつり食ったのであまり腹減ってない・・・従って軽くハンバーガーで済まして再び駅に戻ると
ゆっくりと出発を始めたコンテナ車の牽引機がEF510-500!
何とか走って撮影できた(笑)そしてさらに構内でタバコを吸っていると
なんと半年前に走り始めたばかりの男鹿線の蓄電池電車EV-E800系が到着!

この電車は交流寡占化では交流電車として動き、非電化区間ではパンタを下ろして蓄電池に貯めた電気で走るハイテク電車。
烏山線のEV-E200系の交流版という感じ。JR九州のBEC819系と共通設計になっていて今はまだ1編成のみの在籍。つまりトップナンバー!こりゃまたまたラッキー!
考えてみればE6系新幹線こまちと701系が並ぶっていうのもすごいアンマッチ!
ということで運が良すぎる秋田の旅だが、この辺で秋田を後にする

乗り込んだのは何の変哲もない701系新庄行き・・・と思いきや、実はこの区間には限定運用のセミクロスシート改造車が充当されているのだ。エ129系と違って千鳥配置のクロスシートだが、シートピッチも広くてなかなか快適!
そして秋田から大曲までの区間では秋田新幹線と並走する区間なので

全国的にも珍しい軌間別複線(標準軌の単線と狭軌の単線が並行した複線)になっている。だから右側通行ですれ違うという珍しい現象がみられるのだ!
さらに
右の在来線にはホームがあるが新幹線側はホームがない
こういう珍しい駅構内もここでしか見られない。
さらにさらに

一部区間では新幹線の擦れ違いのために片側三線軌複線になっている。これは全国的にもここだけだし、3線軌も青函トンネルとここにしかない!
こういう珍しいところも大曲まで。そこから先は完全なローカル線となっている奥羽本線は山の中をひた走る。
なんせ秋田〜新庄間の所要時間は3時間・・・2両編成の電車の中はもちろん閑散としている。
ということで新庄には5分遅れの14:53到着!
文化財に指定されている3千機関庫を横目に見ながら駅の構内に入る。
さて、ここからは15:01発の陸羽東線快速リゾートみのりに乗るのだが、何やら駅の構内で「とれいゆつばさ」がどうとか言ってる・・・
んん?「ブラッディー」の乗った各駅停車が5分遅れたので、「とれいゆつばさ」への乗り換えをする人に「急げ」と言っているみたい
あらら!とれいゆつばさだ!初めて見た!
何もチェックしていなかったのにこれはラッキー!なんて運がいいんでしょ(こればっか)

さて、「ブラッディー」が乗るのはこちら、キハ48型改造のリゾートみのり。先頭車はリゾートしらかみのように展望車になっている。編成は3両。
「ブラッディー」は先頭車の1号車指定席をゲット!
こちらの座席もリゾートしらかみのようにグリーン車並みのシートピッチのリクライニングシート
窓も大きくて快適だし、各座席にはビュースポットを書いてある地図があったり、アテンダントから乗車記念カードの配布があったりしてなかなかサービスがいい!

中間車には売店スペースこそないものの、フリースペースや沿線ガイドモニターなどもある。
座席に配布されているビュースポットを見ながらリゾートみのりの旅を楽しむこととする。

沿線で目につくのが、やはり「みのり」の言葉通りの広大な水田地帯。そして停車駅の半数「温泉」が付くほどの温泉街の数々

最も有名な鳴子峡では列車の速度を落として観光できるサービスも!初めて鳴子峡見たなあ

展望席ではこけしさんとともに景色を堪能!「これぞローカル線」といういい感じの景色!右の駅には地表に出ている珍しい分水嶺があるそうな。
山を越えて古川まで来るとこんな看板が・・・パクリ?
田園地帯を行く陸羽東線は小牛田で東北本線に合流する。

ディーゼルカーの基地がある小牛田では、びゅうスター風っこを見たり、今も現役の転車台を見たり、とにかく見るもの多すぎ!
その辺の見どころが全部パンフレットに書いてあるから見逃さない!

線路の脇の道路は廃線になった東北本線の旧線だったりとか、松島を車窓に見ながら一路仙台へ!
そして終着仙台には17:39着
壮大な二日間の乗り鉄の旅がここに終了した。
もちろん翌日からはちゃんと仕事した脳は言うまでもないが、「北海道・東日本パス」はあと5日間有効!
仕事の関係で時間を短縮すべきところは新幹線を使い、各駅停車でも問題ないところは極力各駅停車を使って移動する方法で残り5日間を有効活用!
具体的には18日(水)には仙台〜山形間、20日(木)には宇都宮〜久喜間、21日(金)には久喜〜川越間、22日(土)には川越〜秋葉原、秋葉原〜新木場間を利用。
今回の旅で普通に切符を買ったら19342円になる。5日間ほぼ棒に振っているのに半額近いというこの切符、使い道はかなりありそうだ。

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