Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜「ブラッディー」の中国地方ドライブぶらり旅!〜

2018年の年始は1月5日に有給休暇を取ると12月28日〜1月8日までなんと12連休!それだけの休みがあるのだからどこかに出かけたくなるのは人情!
昨年は同様に年末に長い休みを取って九州に行ってきた「ブラッディー」 だったが、今回は年始に中国地方に車で出かけることとした。その主目的はケータイ国取りとコロプラの中国地方制覇!今まで電車でしか回ったことのない地域だったので、山間部や山陰側に数多くの未踏地帯が存在していたのだ。
どうせ車で行くなら、今まで行きたかったけど行けなかった場所にも行ってみようということで、なんと過去最長5泊6日の行程を考えてみた!総走行距離2950q!とんでもない弾丸ツアーの様子を早速レポートしてみることとしよう。


1月2日(火)5時川越出発
〜 四日市末広橋梁〜有田川鉄道公園〜御坊駅周辺紀州鉄道見学〜和歌山加太の夕陽〜 和歌山市内宿泊
渋滞を避けたいのと元旦はまったり過ごしたこともあって、初日の行動は朝4時開始!目覚めて準備したらすぐに出発する。
ちなみにこの日はスーパームーン!綺麗に見えた
もちろん天気は晴れ!幸先いいスタートだな。
ルートは入間インター〜圏央道〜海老名JCT〜東名〜新東名〜伊勢湾岸と王道の短距離高速コースで一気にみえ川越インターまで走ってしまう。

まだ薄暗いが富士山とか金谷の「茶」の文字とかしっかり見えた。それもこれも・・・天気がいいから!(笑)

「にょろ吉」は快調に飛ばして途中1回休憩で一気に四日市まで走りきる!
20年選手の「にょろ吉」ながら、エンジンその他全然元気!最近長距離はちょっと控えていたのだが、そんな心配は全くなし!
四日市に到着したのは9:00ちょうど。なんと4時間ジャストで走り切ってしまった!最高新記録だな(笑)
さて、なぜ四日市なのか?それは

この橋を見たかったから!これは跳開橋と言って列車が走るときには橋になり、船が通るときには閉まるという可動橋。確か日本には二つしかないはずで現役はここだけ!閉まっているので列車が通るのかな?と思ったが、どうやらすぐには来ないらしい。

ちなみにその隣には道路用の「臨港橋」という跳開橋もあって、こちらは車で渡ってみた。橋が上がるときには遮断機が下りるので、なんだか鉄道の踏切みたい!
さて、橋の見学が終わったところでなんだか小雨がパラパラ・・・でも四日市にはもう用はないので(爆)、先を急ぐこととする。
次に目指したのは大阪府の大阪狭山市、富田林市、河内長野市の3市。それは・・・もちろんコロプラの制覇のため!この3市だけは足を踏み入れたことがなかったのだ。四日市から大阪南部を目指すには名阪国道を通るのが一番!国道1号線から亀山経由で名阪国道に入ることとする。
亀山にこんな飛行機が展示してあるのは初めて知った!
それにしてもいつも思うのだが名阪国道って「何で一般道扱いなの?」と言いたくなる。
だってこんな道だよ!?
ここ、実は天理教がお金を出して作った高速道路規格の国道で、名古屋から天理まで信者たちが通えるようにと作られたもの。よって無料にしたかったので「国道25号線バイパス」の扱いなわけ。でも、確かに天理近くになると
天理を見下ろすものすごいワインディングになる
ここを高速道路とするとそれは厳しいかもしれん。
天理からは西名阪道に直結するので、そのまま西進して阪和道に入り、すぐに高速を下りる。予定通り大阪狭山市〜富田林市〜河内長野市を経由して再び岸和田方面へと南下する。
ちなみにその途中で「にょろ吉」が18万キロ達成!
ちなみに川越を出てから510q。給油してみると・・・なんとリッター12をクリア!20年選手だぞ〜素晴らしい燃費だ!あれだけ飛ばしたのに・・・
でもこの地域、PL教に入信するのでもなければ2度と来そうにないかも・・・
ということでここからは阪和道を使って一気に湯浅まで行ってしまうことにする。実は当初、遠くにある御坊を先に回る予定だったのだが、湯浅御坊道路が大渋滞中で身動きできそうになかったので先に手前の湯浅で下りてしまい、金屋口にある有田川鉄道公園を目指すこととしたわけ。
そして金屋口には13時到着

これが有田川鉄道公園。駅みたい?じゃなくって廃駅の跡!ここには湯浅〜金屋口間の有田鉄道と言うローカル私鉄があったのだ。
その終点の金屋口駅周辺を整備して作られたのが有田川鉄道公園。しかし・・・この日は1月2日!もちろん開園などしているはずもなく、外から見るだけ!

でも、駅もしっかり残っていたし、レールも近くにある記念館までながら残っていて実際に使われている

車庫には元富士急のキハ58003やレールバス、D51の保存機関車などもあって外から見ることが出来たのはラッキー

近くの公園には貨車やスイッチャ―、D51型機関車が展示されている。まあ、これだけ見られれば閉園していたとしても行った価値はあったというもの
ちなみに四日市では小雨だったが、和歌山入りしてからはずっと快晴!気持ちいい〜
さて、ここから御坊までは大した距離ではないので御坊駅を目指して南下。高速は混んでいるのに一般道は全然空いてる!この辺から今回の旅の「道の選択」が的中するようになってくる
なぜ今回御坊駅を目指したか?と言うと
紀州鉄道と言うローカル私鉄がまだ現役で残っているのだ!
終点までたった8分で到着してしまうという私鉄なのだが、意外と利用客は多いみたい。それもこれも明治時代の鉄道排斥運動のせいでJR御坊駅が市街地から離れていて、紀州鉄道が市街地と御坊駅を結ぶ役目を果たしているからなのだ。
ちなみにこれがJR紀勢本線の電車
国鉄時代の113系を大改装した2両編成で、全国ではここだけ2編成しかない。これに会えたのもかなりラッキー。
さて、紀州鉄道の話に戻すと、つい最近まで現役だったキハ603と言う車両が、どうやら御坊市内に保存されるという噂があった。調べてみると2017年12月に市街地で保存展示開始されたのだという。

あった!紀州鉄道の踏切のすぐ脇なのですぐ分かった!車内は半分がそのまま利用されていて図書館兼休憩室になっている。

そして半分はたこ焼き屋さんが営業中!8個入って300円とリーズナブル!小腹がすいていたのでめちゃ美味しかった〜

さて、鉄道を巡る旅は今日はここまで!ここからは再び和歌山市内を目指して北上する。この日の宿は和歌山駅前の東横インなのだが、そのまえにケータイ国取りを済ませなければならない。和歌山で制覇できていないのは和歌山市郊外の「加太」と言う地区。
岬の先端なので、海の向こうは四国!
要は瀬戸内海の入口に当たる場所なのだ。そして時刻は16時40分!ということは・・・
海に沈む夕陽がくっきり!
ああ、いい一日だった〜!朝4時起きだったので既に起きてから12時間が経過。ここまでの走行距離は720q!さすがに疲れたぞ
ということで和歌山駅前の東横インを目指す。

途中和歌山城を車窓から見学!        市内ではJAPAN Taxiを発見!初めて見たよ!
ということで東横インには17時半にチェックイン。この日はさっさと飯食って寝よう!zzz

1月3日(水)6時起床〜 阪和道〜関空連絡道〜阪神高速湾岸線〜阪神高速環状線〜阪神高速池田線〜中国自動車道〜岡山自動車道〜鷲羽山展望台〜宇野駅〜倉敷美観地区〜府中駅〜広島市内宿泊
この日は岡山県内に足跡を残す旅!そして宿泊が広島と言うことでかなり慌ただしく動かねばならない。非テルの朝食をがっつり食べて出発したいということで6時に起床して準備。7時にはホテルを出発する。ところが・・・
おいおい、雹かよ!
実はこの日、中国地方の天気もかなり悪いと言われていた。ところどころで雪!だとか・・・
本来ならば阪和自動車道〜近畿自動車道〜中国自動車道と進むのがセオリーなのだが、この時間ですでに渋滞の名所吹田JCTで渋滞が始まっていた。
そこで「ブラッディー」は泉佐野JCTから関空方面へ抜けて阪神高速経由で池田に出るルートを選択!すると・・・

あれま、晴れてきちゃったよ!しかも海沿いを走る湾岸線は景色も最高!さらに道も空いてる!
結局湾岸線から天保山で16号線に入り、環状線経由で池田線に出たのだが、途中渋滞は一切なし!あっという間に中国池田インターから中国自動車道へ入る。
岡山方面に行くならば三木JCTで山陽道へ向かうのがセオリーなのだが、「ブラッディー」は例によってケータイ国取りのために中国道経由をあえて選択!北房JCTまでは中国道を通り、岡山道で児島を目指すこととした。
ところが・・・・

雨が降ったり                    晴れたり
雪が降ったり!
まあめまぐるしいことこの上ない!笑
しかも「にょろ吉」のタイヤはもちろんスタッドレスではないので、雪が降ってくるとおっかなびっくりだ!
でも、路面は積雪するほどではなかったので事なきを得て、無事にケータイ国取りも済ませて岡山自動車道へ
備中高梁を過ぎると岡山はすぐ!この時また晴れてきた!
児島に到着したのは11時。ちょっと曇りがちになってしまったが瀬戸内海を見通すには大丈夫!そこで瀬戸内海と瀬戸大橋が一望できる鷲羽山展望台を目指すこととする。
ところが・・・途中でなんと道を間違えて展望台に向かうには遠回りのルートを選択してしまう。2kmは遠回りかなあなどと思って走っていたら
こんなもの発見!
これはかつてこの地域を走っていた下津井電鉄と言うローカル電車の車両。現在は廃線になっているが、下津井電鉄ホテルの前に保存してあったのだ!そんなことはガイドブックにも書いていないし、道を間違えたことでこれを見られるなんてラッキー!
ちなみに今回、「ブラッディー」は中国地方のドライブガイドブックを購入して事前準備は万端だったのだが、なんとそのガイドブックを家に忘れた(笑)
そこでGoogleマップを駆使して地図を調べたりナビを使ったりして今回の旅を乗り切った。「にょろ吉」にはナビがないので、これは大いに助かったし、Googleマップってナビとしても優秀!地元の見どころはあちこちにある観光案内所みたいなところでパンフレットを漁ればいいので、実はガイドブックはいらなかったりする(笑)
さて、下津井電鉄の電車を見学したところでいよいよ鷲羽山山頂へ
おおっ!
おおっ!
おおっ!
瀬戸大橋をはじめとする橋の数々や、瀬戸内海に点在する島がくっきり!これは絶景だ!(しかも晴れてきたし)
実はこれ鷲羽山の第2展望台。第1展望台はさらに山を登ったところにあるのだが・・・もちろん体力がないので行かない(爆)
まあ、この景色だけでも十分でしょう!
「にょろ吉」も瀬戸内海をバックにパチリ!
さて、鷲羽山展望台の景色を堪能したところで児島を後にする。次に向かったのは宇野。かつて四国連絡の要衝であった宇野が今どうなっているのか?見たかったのだ。宇野に向かう道は瀬戸内海沿いをずっと走るので、

車窓はずっとこんな感じ!こりゃ気持ちいい〜!実はこれ、四国までくっきり見えていて、讃岐富士もくっきり見えているのだ!
さて、宇野駅に到着したのは12時。ところが・・・

宇野駅にかつての宇高連絡の栄華の影は全くなし!桟橋は埋立てられ、駅は1面2戦の終端駅でしかない。昔は東京から寝台特急などの優等列車が多数直行していたのに・・・
駅の構内にJR西日本では2編成だけとなった湘南色115系がいたのがせめてもの救い
でも、これとて前日の113系と同じく絶滅危惧種でレア車!やっぱり運がいい?

さて、宇野を後にした「ブラッディー」はこの日の最終観光地である倉敷美観地区を目指す。倉敷までは一般道で1時間ほど。道も空いていて順調に倉敷市内に入ったのだが、1月3日とあって観光客でいっぱい!もちろん駐車場待ちで渋滞中!どこ行っても駐車場が空いていない!ということで比較的駐車待ちの列が短かった芸術文化会館の地下駐車場待ちに並ぶ。これは大正解!待つこと5分で順調に入場!いよいよ倉敷美観地区散歩に向かう
そしてこれが倉敷美観地区!
良くTVでも取り上げられている有名な観光地だが、堀の両側にレトロな街並みが広がって文字通り「美観」!
前から来たいとは思っていたのだが・・・
予想以上にすごいな
なんせ500m四方くらいのエリア全体が全てレトロな建物で占められていて、もちろん電柱なども全くない

路地に至るまで徹底的に昔の風情を再現してあって、ここまで徹底されているのがすごい

明治〜大正くらいのイメージの建造物が多いのではかま姿の女性も多かった!とても全部紹介しきれないので見たい人は自分の目で見るべし(笑)

ちょっと小腹がすいたなあと思っていて発見したのがこれ「金賞コロッケ」!文字通り金賞を取ったというコロッケらしいが、「ブラッディー」が通りかかった時に売り切れていたコロッケが販売再開されたので2個購入!これがめちゃ美味!店の前で食べていたら、あっという間に売り切れた!やっぱりついてる!(笑)
そしてこれを購入!
倉敷と言えばジーンズでも有名!ジーンズ素材のいい形のバッグがあったのでショルダーストラップと共に購入。両方で5000円しない。いい買い物した!
たっぷり2時間ほど美観地区を観光しまくった「ブラッディー」は15時ごろに倉敷を出発!本日の最終目的地広島へ向かう前に、井原地区と府中地区を回ることとする。これももちろんコロプラと国取りのため!これで岡山県はコンプリート!
倉敷から山陽道に乗り、一気に福山まで行って2地区を制覇することとなる。
井原に向かう国道486号線に沿って走る井原鉄道
第3セクターの地方路線ながら、ほぼ全線が高規格の高架になっていてめちゃ豪華!そういえばその後6日に訪れる三江線もこんな感じ。陰陽連絡のローカル線は昭和の後の方になって全通した路線も多いので、妙に豪華なつくりなのだ。そのくせ赤字なので廃線になってしまったり第3セクターになってしまったりする。なんだかもったいないじゃん。

府中駅ではちょっと入場券を買って立ち入ってみた。ここは福塩線の電化区間終端なので、ここから三次方面へは気動車、福山方面には電車が走っている。
ちょうど福山行き115系電車が出発待ち
この電車、宇野駅で見た115系と同じなのだが、保守簡略化のため中国地区色の黄色に塗られている。引退間近のこの電車にこの色は似合わんなあ・・・誰が名づけたか「末期色」(笑)
さて、ここからは一気に広島を目指してしまうことにする。福山東インター付近はしまなみ海道との交通の要衝なので大混雑していたが、Googleさんのおかげで裏道使ってスイスイと山陽自動車道へ・・・ところが!
げげ!事故渋滞!
しかもGoogleさんの到着予想時刻が10分で1時間延びるというとんでもない状況!そこでまたまたGoogleさんがいい動き
「別のルートが見つかりました。尾道自動車道無料区間と中国自動車道を使えば1時間早まります」
そりゃもちろんそっち行くでしょ!ということで尾道から一気に北上!中国自動車道の三次JCTから西へ向かう。ところがこの区間は雪!ty-ん帰省すれすれくらいの状態で峠では吹雪いていた!ノーマルタイヤの「にょろ吉」なので慎重に慎重に峠を越えて安佐S.A.で小休止。実は安佐地区も国取りしなければならない地区だったのでラッキー!
広島市内に到着したのは19時。この日の宿は東横イン広島平和通り。走行距離は680qであった。二日で1400q。意外と走れちゃうな。


ちなみにホテル目の前の平和通ではこの日までイルミネーションが展示されていて、広島名物紅葉とか、平和をテーマにしたものとか広島カープとかいろいろあって楽しめた。平和公園から比治山までの700mほどの区間全てがイルミネーションで飾られていたのでかなり大規模!翌日だったら見られなかったのでこれもラッキー!

1月4日(木)7時起床〜 広島平和公園・原爆ドーム〜厳島神社〜大和ミュージアム〜海上自衛隊呉資料館〜お好み村でお好み焼き
実はこの日も広島宿泊。要は一日広島観光をしようと決めていたのだ。車で回っても良かったのだが、宮島口とか呉とか行こうとしていたところを調べてみると駐車場の数が心もとない感じ。この日から仕事と言う人もいるので平日ではあるのだが、やっぱり渋滞や駐車場待ちでタイムロスするのも嫌だ!
ということでこの日は徒歩と電車で回ってみることとする。まずはホテルから目の前の平和大通りを西に向かって歩く。

広島名物路面電車や

原爆で犠牲になった女学校の追悼碑などを見ながら、広島名物の中洲へ向かうと

最初の目的地である原爆資料館に到着する。現在左の本館は改装工事中で右の東館だけ開館している。入場料は200円
ここは国の重要記念物にもなっており、文字通り原爆の恐ろしさを伝える重要な資料がそろっている。
撮影もできるし実際に撮影してきたのだが、これはここで紹介するのは控えておく。というのもあまりにも生々しすぎてちょっと声が出なくなってしまうmのばかりだから。
こちらも平和公園内にある追悼平和祈念館
こちらは丸い建物なのが特徴で、館内には原爆で被災した直後を再現したCGの360°画像を見ることができる。こちらも撮影できるのだが、ここで紹介するのはやめにしておく。
ちなみに見学していたのが圧倒的に外国人の方が多かったのが気になった。中学生、高校生は団体で来ていたが、日本人の成人の数はまばら・・・
もっと日本人はこの二つを見るべきではないかと思う。

オバマ大統領も献花した献花台とTVによく出てくる広場真ん中の堀
ちなみにオバマさんが贈った折鶴が資料館の中に展示してあった。
原爆の子の像
実はこの平和公園、33年前に高校の修学旅行で来ているのだが、その当時の印象が薄い・・・。33年経ってきてみると、当時もっとここの資料を見て学んでおくべきことがあったような気がする。

そして有名な原爆ドーム。元々は広島県産業奨励館だった建物で、この建物の南東側で原子爆弾がさく裂したと言われている。
こちらは原爆資料館内にある模型
言うまでもなく右が原爆を受ける前で左が現在の姿。原形をとどめない破壊とはこのこと・・・
1時間ほどかけて平和公園と原爆ドームを見学した「ブラッディー」は次の目的地である宮島に向けて出発!
利用するのはもちろん市電!
1日乗車券を買っても良かったのだが、何度も市電に乗るわけではないし、JRには使えない。よって
PASPYというIC乗車券を購入!
これならば宮島航路のフェリーにも乗れるし、新交通システムアストラムラインにも乗れる。市電を乗り継ぐ際にもタッチするだけでいいので便利便利。ちなみにPASPYは市電車内でも買えてお値段はデポジット込2000円。お土産にもなるしね。
さて、「ブラッディー」は原爆ドーム前停留所から西広島行きの市電に乗車。終点の西広島では宮島口行きに乗り換える。

これが西広島駅構内。1両編成の市電はここが終点。ここから先は路面電車ではなくて専用軌道を走る普通の電車なので、3車体とか5車体の連接電車が走っている。ちなみに連接電車も市内に乗り入れていて、縦横無尽とはまさにこのこと。

西広島〜宮島口間はJR山陽本線とほぼ並走する。山陽本線の方は駅も少なくて高速で走るので所要時間はもちろん太刀打ちできない。但し広電の方は瀬戸内海に沿って走る区間があったり、こまめに駅があるので地元の人はかなり利用している。
ちなみに市電としては急加速急減速の性能が必要で、この鉄道区間では高速性能も必要なので、駅を出ると猛然と加速して駅が近づくと猛然と減速するというすごい運転!もちろん乗り心地はあまり良くない・・・が地元の人たちは慣れたものでおばあちゃんでも平気で立ってる(笑)

と言うことで広電宮島口に到着!時刻は10:45。ここまでたったの260円!駅前は駐車場待ちで大渋滞!やっぱり電車移動は正解だった
ここから厳島神社までは船に乗らねばならない。船は2社が運航しているのだが

もちろん「ブラッディー」はJR船を選択!国鉄時代から存在した連絡船の中で残っているのはこの路線だけだからねえ〜
ちなみにこの船、面白い形をしている。いわゆる「双頭船」と言う形で前後どちらにも操舵室とスクリューがあって前にも後ろにも進めるのだ。さらに前後にあるハッチゲートからは車の出し入れも自在!まさに「連絡船」の形なのだ。
よって到着して乗客が下り、車を積載して乗客を乗せ、出航するまでたったの5分!宮島までの所要時間は10分!運行間隔10分!料金180円!すごい高頻度運転だ!
ちなみに航路の関係でJR船は

厳島神社の鳥居の近くや、牡蠣の養殖場の近くを通過するから得かもしれない。ということで宮島には11時に到着

これでここ6年間で日本三景全てを制覇したぞ!

名物の鹿と厳島神社の鳥居がお出迎え!早速平清盛が建立した厳島神社を拝観しよう!拝観料は300円とリーズナブル!並んでいたので大混雑かな?と思いきや、中に入ってみるとそうでもなく、これもまたラッキーだったかも。

ここも高校の修学旅行できたはずなのだが、今見てみるとこれまたすごい!なんせ海の上に寝殿造りの建築物がそびえているのだから!

やはり最大の見せ場はこの舞台!舞台の向こうには大鳥居!こんな神社絶対に他にない!
と言うことで見るべきところは見たので、ここで運試し!考えてみれば初詣が厳島神社と言うのも豪華だ
おみくじ引いてみたらなんと11番の大吉!
11番と言うのは12月10日生まれの「ブラッディー」にとって間の数字なのでそれだけで吉なのだ!そういえばこの旅行、確かにすごく運に恵まれている気がするぞ〜!気をよくした「ブラッディー」は交通安全のお守りもゲットして厳島神社を後にする。
厳島神社を出たのが11時50分、そういえば小腹がすいてきたと思ったらランチタイムじゃないか!出たところに「とりい」という食事処があり、しかも店内はまだまだ空席があったので飛び込んでしまう「ブラッディー」。なぜなら
カキフライカレーがメニューにあったから!
やっぱり広島に来たら牡蠣は食わなきゃね〜。生ガキはあまり得意ではないのでカキフライにしたいなと思っていたらうってつけのメニュー発見。
値段は1360円とかなり高価だけど、まあ世界遺産&日本三景で食うんだから場所代だな。カキフライはさすがに手慣れた味という感じ。むしろカレーではなくてカキフライ定食にすればよかった。
腹いっぱいになったところで次の目的地を目指す。と言いながら宮島の中には厳島神社の他にも見所はある

本殿とか五重塔とか・・・。でもあんな高いところにあるということは登らなきゃいけなんだよねえ・・・それはやだ(爆)
ということで、帰りもJRの連絡船で宮島口まで戻り、次の目的地の呉を目指す。広電では遅すぎるので帰りはJRを利用

これがJR西日本の宮島口駅。風情はあまりない。そしてやってきたのは最新型の227系電車。
室内には転換式クロスシートが並んで快適快適!
この電車は2年前から導入されて一気に国鉄型を駆逐!広島地区の電車と言えばこの227系と言う状況になった。でもこの電車、[Red Wing」と言う愛称がついていてめちゃカッコいい。模型買っちゃおうかな〜
山陽本線の電車で広島まで行き、そこで呉線の快速に乗り換える。
乗り換えの電車を待っていたら「回送電車が参ります」と言ってやってきたのがこれ!
これは国鉄時代埼京の電気機関車であるEF66型の0番台。もはや絶滅危惧種で鉄道マニア垂涎の車両!またしてもここでラッキーが!

呉線の快速に乗り換えて呉に到着したのは14時ごろ。呉線は瀬戸内海像を走るので車窓も素晴らしい。元々は瀬野と八本松間の峠越えの迂回路として山陽本線だった時代もあるので、呉の駅のホームはめちゃ長い。3両編成の227系では寂しい限り。
さて、呉に来たのにはもちろん理由がある。それは

駅前にある大和ミュージアムと海上自衛隊呉資料館「鉄のくじら」を見学すること!
ちなみに周辺道路は駐車場待ちで大混雑!ここも電車で来たのは大正解だった!やっぱり厳島神社の大吉はご利益あるんだなと勝手に思い込むこととする。(爆)
まずは大和ミュージアムから見て歩くこととする。折しも坊の岬沖に沈んでいる大和の探査を呉市が行い、その展示が期間限定で行われているということで、一般展示と特別展示の両方を見ることとした。料金は800円。館内に入る前に目につくのがこれ

戦艦長門の実物の41センチ主砲砲身とスクリュー
戦艦長門は日本海軍の88艦隊計画で建造された1番間の戦艦で41センチ主砲8門を備えて、当時世界最強の戦艦と言われた軍艦。太平洋戦争を生き延びて、戦後はビキニ環礁水爆実験の標的館となって沈没した。近年ビキニで沈没している長門から多数の構造物が引き上げられて展示されているのだ。しっかし41センチ主砲ってでかいな〜
さて、館内に入るとまず目に入るのがこれ
戦艦大和の1/10の模型
これは映画に使うために実際に造船所で建造された本格的なミニチュアで、沖縄特攻の「菊水1号作戦仕様」で作られている

よって機銃台座などは増設されてハリネズミのよう。しっかし・・・この模型は実際に作ってみたいと思っちゃうのがモデラーだよなあ。
細部も画像を撮ってきたのだが、紙面の都合で割愛。
一般展示は大和の生涯のような感じのテーマと、呉の海軍軍工廠の歴史などに関して展示されており

呉で建造された日本海軍の基礎となる戦艦金剛や空母赤城の模型などもあって興味は尽きない
この辺も全部紹介しきれないので、見たい人は行ってくれ(爆)

もちろん実物展示もある。人間魚雷回天や2式魚雷、46センチ砲弾なども置いてあるが、実物の展示で一番メインとなるのは

なんと言っても現存するのはたった1機であろうゼロ戦62型!52型や21型は結構形になっているものが残っているし飛べるものもあるのだが、62型はここだけだと思う。もちろん13o機関砲などの装備品も単体で展示されている。
そして特別企画の「海底の戦艦大和」では

海底に沈んでいる大和の状況を再現した模型や、大和の船首部分を再現した実物大模型などもある。
もちろん海底探査の際の実際の映像の放映などもあって興味は尽きない。ちなみに深海探査に関する展示と言うことで
屋外には日本で最初の深海探査船「しんかい」の実物展示があったのにはびっくらこいた!
他にもいろいろ紹介したい話はあるのだが紙面の都合で割愛(笑)
たっぷり1時間館内を見て回った後は、すぐ隣の
海上自衛隊呉資料館「鉄のくじら館」へ
↑の画像にある潜水艦はもちろん実物!退役した潜水艦「あきしお」をそのまま展示して潜水艦の構造などを体験してもらおうというもの。
館内には機雷掃海作業に関する展示や潜水艦の航行や潜水、浮上に関するメカニズム説明などがあってなかなか面白い。
特に内殻と外郭の間のバラストタンクを使った潜水、浮上のメカニズムや、エンジンを回して発電して航行するという「電気式ディーゼル駆動」のメカニズムは面白かった。しかし何と言っても最高の目玉は

潜水艦「あきしお」のブリッジ見学!潜望鏡を使って外の景色を見たり、レーダーやメインタンクブロー装置の見学などができる

もちろん館長室や乗組員居住区なども見ることができる。噂には聞いていたが潜水艦の館内って狭いなあ〜
歴代の海上自衛隊潜水艦の模型なども見られるし、しかも入場無料ってのがすごい!
ということで2つの海軍系施設を見て回り、あっという間に時刻は16時。そろそろ広島市内に戻ることとする。
帰りは再び呉からJR呉線で広島市内を目指す。実は呉に来る際に広島駅の隣の天神川駅の真ん前には広島機関区があることを確認していた「ブラッディー」はそこで途中下車

そこには既に現役を退役しつつあるEF67型機関車や、先ほども見たEF66型0番台、新鋭のEF210型300番台などがいて、首都圏では見られない機関車ばかりが休んでいた。EF67型がいる間に来れたのはまたしてもラッキーかも!
このまま広島に戻ってもいいのだが、PASPYも残額があるし、広島にある唯一の新交通システム「アストラムライン」にも乗っておこうということで、広島を通り越して新白島駅まで行ってみる。そこでアストラムラインに乗り換えて高架を走る区間をちょっと堪能
かなりの高架を走るので景色はいいかも!
でも薄暗くなってきたので逆方向に乗り換えて市内中心部の終点本通駅を目指すこととした。すると・・・
「ブラッディー」の座った真ん前にあったのがこのつり革!
なんとペアのハート形つり革!珍しいんだろうなと思って写真を摂ったら周囲の人がみんなびっくりして写真を撮りまくってた(笑)
何でもアストラムラインの全車両のうち1両のここだけにあるものだそうな。こういうところでも「大吉」が効いているのかもしれぬ(笑)
ということで本通駅まで戻って来た「ブラッディー」。そろそろ腹も減ってきたということで広島名物のお好み焼きのお店を探す。
まずは市電に乗り換えて八丁堀駅へ。そこからホテルまでの道で発見したのが

「お好み村」というお好み焼き屋さんだけが入っているビル!その中で2Fにある「文ちゃん」と言う店にふらっと入ってみる。別に有名店でも何でもない…はず
そこでそば入りのスタンダードな広島焼を発注。お値段は820円。どうやら創業者が「文ちゃん」と言う人らしく、現在は2代目。「文ちゃん」の娘が経営していて、さらにその娘が
この人らしい・・・
ここでは目の前で焼いてくれるの広島焼の作り方も学ぶことができる。まずはタネをクレープ状に敷いて焼き、その上に大量のキャベツの千切りともやしを乗せ、さらに肉を乗せて裏返す。それに熱が通ったら別の場所で玉子を割って鉄板に乗せ、かき混ぜながら広げる。そしてそばなども別に熱を通して卵の上に乗せる。その上に先ほどの種と具を乗せて後は火が通ったらソースなどを乗せて切り分ける
んで、出来上がったのがこれ!
割り箸の大きさと比較してもらえるとわかるが、これが結構でかい!なんせ「ブラッディー」は1人前を食べるのがやっと!満足満足!
今度家でも広島焼やってみるかなあ
さて、腹もいっぱいになったところで今日のお土産紹介

大和ミュージアムでゲットしたのはこれ。ハンドタオルは実は想定外・・・なんと今回の旅で「ブラッディー」はハンカチを1個しか持ってきていなかったのだ・・・そこでここで購入したものをそのまま使ってしまうというわけ。キーホルダーは山本五十六元帥の有名な言葉が彫ってある。これは「ブラッディー」の座右の銘なので買いでしょ?
書いてある言葉は有名なこの言葉
「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は育たじ」
おっしゃる通りです!
と言うことでいいお言葉を頂いたところでこの日の活動を終了する。

1月5日(金)7時起床〜 中国自動車道〜浜田自動車道〜山陰自動車道〜持ち石海岸〜飯浦駅〜道の駅阿武町〜萩市内観光〜下関宿泊
この日は下関宿泊。しかし、下関までの行程は一度山陰側に出て、山陰の見どころを回るという計画。よって超遠回り!(笑)
実は前日までルートに関して悩んでいた。というのもこの日は日本全国が寒波に覆われて、福岡でも雪が降るという予報だったのだ。
しかし当日になってみると、瀬戸内海側は雪が降るものの山陰地区の予報は雨!これは気温の差だけの問題なのだが、珍しく山陰よりも山陽が低いという状況になったわけ。ということで初志貫徹でまずは山陰側に出てしまうこととした。
広島市電との並走を経験しつつ小雨交じりの中を出発!
広島インターから広島自動車道に乗り、中国自動車道を経由して初体験となる浜田自動車道へ。浜田自動車道を通ったことで、これで日本の「自動車道」は全て何かしらの区間を乗ったという記録も達成!そういえば日本の1級国道(二ケタ以下の国道)も今回54号線を経験しているのでこれで制覇!
浜田自動車道は1車線なのでこんな感じで詰まってしまうが雪はない
実は前日までチェーン規制がかかっていたのだが、この日は多少小雪が舞う程度で全く問題なし。
日本海側には10時ごろ到達。コンビニで小休止
入口が二重構造になっているのは東北と同じ。それだけ寒い地域だということだなあ。
日本海側にはところどころ山陰自動車道が国道9号線のバイパスとして開通しているし、無料区間なので峠はほとんど通らずに済む。
しかも右側には日本海が迫ってくる素晴らしい景観!天気もいい!

そこで途中の持石海岸というところで小休止。天気が右と左で違〜〜う(笑)
日本海側には小さな島が多いのも特徴で、荒波に削られた岩の感じが何とも言えぬ風情がある。

さらに走ること1時間ほどで最初の目的地であるJR山陰本線の「飯浦駅」に到着!時刻は11時。
ここは映画「旅の贈りもの0時発」で行先不明列車の終着駅「風待駅」としてロケに使われたところ

この駅舎の前やホームで櫻井淳子さんなどが登場して撮影が行われたのだが、その面影は全くなし!!
もちろん無人駅だし列車は3時間に1本しか来ない。もっと映画ロケ地だったことをアピールすればいいのに!

ちなみに駅舎の中には映画の中で使われたセットがそのまま放置されていた。「玉造温泉」とは列車の途中停車駅として使われた駅名。
セットも残っているんだからアピールできると思うんだけどねえ。
映画の中ではこの駅の近くに神社があり、そこで多岐川華子さんが演技をするシーンがある。それを探し回ってみると

飯浦八幡宮と言う小さな神社の入口を発見!こ〜〜んな長い階段を上がってゆくと

あった!この遮断機も警報機もない踏切の向こうに神社が!映画でもいい雰囲気だったのだが、そっくりそのまま残ってた!

その後高台に登って飯浦の街を見下ろしてみる。作られたレトロではない自然なレトロがそのまま残っている。いいなあ、ここ
しかしこの高台に登るのも、飯浦の街の中も道がめちゃ細いので入ってゆくには要注意!

さて、第1の目的地を無事に観光できたので、さらに西に向かう。次の目的地は萩。
国道191号線をさらに日本海沿いに進んでいくと、
こんな看板発見!ん?道の駅発祥の地?
そう、平成3年に日本初の道の駅として開業したのが、この「道の駅阿武町」なのだ。最初はこじんまりした佇まいだったそうだが、その後拡張を繰り返して現在はすごい大規模施設になっている。

昔使われていた建物の隣にこんな屋台を発見!時刻は12時。ちょうどランチタイムと言うことでここでそばを食べることとする。
肉そば520円!でも地域名産のさきいか天ぷらそばにすればよかったなあ
ちなみにちょうど12時に時報が鳴ったのだが、そのメロディがJR東日本の発車メロディだったのにはびっくらこいた
道の駅の裏側には入り江が広がっていて景色も最高!
こういう場所があるというのも、その場所に行ってみないとわからないものだなあ。
さて、思わぬ寄り道をしたので先を急ぐこととする。さらに国道191号線を西に向かい、萩の市街に到達したのは12時半過ぎ。
萩には世界遺産登録されている場所が5つある。今回はそのうち4つを回ることとし、手前から攻めてゆく。

最初に向かったのは恵美須ヶ鼻造船所跡。ここは文字通り「跡」しかないので正直つまらない。でもここは日本の洋式木造帆船建造の痕跡が残されている唯一の造船所なのだそうな。
見るべきものはあまりないので先を急ぐ。

続いて向かったのは萩反射炉。造船所跡からたった1分で到着できる。これは江戸時代に作られた反射炉では日本で2つしか現存しない反射炉。
反射炉とは鉄を溶かして溶解させるための炉で、大砲の製造などに鉄を用いる際に使う。この萩反射炉は試験炉だったらしいが・・・
続いて向かったのは松陰神社
もちろんこの神社の中には有名な松下村塾跡が保存されている。ここは33年前の修学旅行で立ち寄ったところ。かすかに記憶がある。

これが松下村塾。思ったより小さいというのが印象。でも講義部屋などは大きくて、大きく解放された建物の造りはTVなどで出てくるシーンと全く同じ!

こちらは吉田松陰の実家。ここに吉田松陰が幽囚されていた3畳の部屋がある。なんと松下村塾の隣!っていうのがびっくらこいたけど
でも、吉田松陰の教えに関しては、現代人にも是非読んでほしい
と言うことで購入したのがこれ
詩集の方は250円。歴史の出来事と共に詩が年表形式でまとめられている。
松陰読本は500円。こちらはこの後明倫学舎で購入。これはなんと小学校の教本で今でも萩市内では使われている。実は元々友人に購入してきてもらったものを1冊持っているのだが、会社にも置いておこうともう一冊購入してみた。

さて、続いて向かったのは萩駅
運のいいことにちょうど列車がやってきて交換中!
なんだか今回の旅は本当にピンポイントのラッキーが続く。左は新しいキハ120型(と言っても15年選手くらい)。右は国鉄時代からあるキハ47型で40年選手!

萩の駅舎はレトロ調になっていて、駅前には萩出身の鉄道の父井上勝の銅像がある。そう、小岩井農場の「井」の人ですな。
鉄道発祥に関わる人物の生誕地の駅なので


駅の中は資料室になっていて、井上勝の功績と鉄道設備の展示が行われている。でも無人駅と言うところがすごい!

続いては萩の中心部、旧武家屋敷街へ行ってみることとする。市営の1日310円の駐車場を発見したので、そこにクルマを止めて歩いて回る。

まずは高杉晋作像の見学!銅像があるだけでだだっ広い公園だったりするが・・・そこから20mほどのところに

高杉晋作の生誕の地がある。手紙やら何やらいろいろな歴史的な保存物もここで見ることができる。
結核で志半ばで亡くなった高杉晋作だが、散切り頭のカッコいい人と言うイメージが強いのでファンも多い。

しっかしこの街の中、有名な人の家が「お隣さん」という感じでひしめいているのが特徴!
なんせ「長州ファイブ」に代表される維新の有名人は薩摩と長州の人がほとんどなんだからねえ。
伊藤博文、木戸孝允などはもちろん、田中義一など後世にも名を残す人が数多く輩出されている

こちらはその木戸孝允(桂小五郎)生誕の家。この家の管理人のおばちゃんがいい人で、高校時代に一度来たことがあると話をしたところ、丁寧にあちこちを案内してくれた。武家の家という感じであちこちに工夫がみられる。
ちなみに「ブラッディー」は各施設を全部個別に訪問して拝観料を払ったのだが、1日310円で回れる一日拝観券も発売されているのでそちらを購入したほうが得だろう。

最後に向かったのがその偉人たちを数多く輩出した

この明倫学舎!現在の明倫小学校で左の旧校舎が今は資料館になっている。右は現在の明倫小学校でこんなに立派な校舎が立っている。
明倫学舎はもちろん元をたどれば江戸時代の藩校明倫館で、吉田松陰も高杉晋作も木戸孝允もここで学んだ。
明倫学舎は4つの校舎から成り立っていて、そのうち第1、第2のみが現在資料室として使われている。かつての教室をうまく利用して展示が行われているのが特徴
第2校舎は有料で特別展示が行われており

伊能忠敬の測量術やその完成された日本地図とか

杉田玄白と前野良沢の解体新書作成までの研究の数々などが展示されている。


また、戊辰戦争に関する展示も多数行われており、特に銃器関係とか大砲関係の展示は一見の価値あり!
そして第1校舎の方はまさに学問に関する展示が行われており

実際に使われていた備品の展示や吉田松陰の教えに関する展示などが行われている

校舎の屋根のトラス構造がわかる展示もあって建物としての価値も高い!もちろん小学校そのものなので廊下は学校って感じ!

教室ももちろんそのまま残っているところがあって、机も昔ながらのモノが置いてある
ここをじっくり見て回ると2時間はかかってしまう!萩観光をするならばまずここに来た方がいいと思う。
「ブラッディー」は下関まで向かわなければいけないので、駆け足で回って15時過ぎに萩市内を出発!国道191号線をさらに西へ向かう。

下関までは約50q。萩を出るとともに雨が降ってきた!観光している最中は全く降られなかったのだが、こういうところが晴れ男パワーの面目躍如
下関近づくと晴れ間が見えてきたりして・・・笑
ということで下関到着は17時ごろ。
下関海峡ゆめタワー前にある東横インにチェックイン
この日の走行距離は320q。意外と少ないがこれだけ回ってほとんどが一般道と言うことを考えると結構走ったな。
昼間にそばを食べて以来何も食べていなかったので、この時点で腹ペコ!ホテルにチェックインしてからすぐに外に出て食事処を探す。
何でも下関名物で「瓦そば」というのが有名らしいということでそば屋を探したのだが、ホテルからたった1分ほどのところにあった

「もりた屋」と言うそば屋さんを発見!実はここのメニューには「ふく天丼」があるのだ!下関名物いえばやっぱり「ふく」でしょう!ちなみに下関では「ふぐ」ではなくて「ふく」と発音する。
このふく天丼、950円でめちゃリーズナブル!身が柔らかいふくなので、パリパリの衣とも相性抜群!大満足!
ということでこの日の旅はここまで。あとはビール飲んで寝るのみ!

1月6日(土)6時起床〜 門司港〜中国自動車道〜天空の駅「宇津井駅」〜大田〜国道375号〜中国自動車道〜岡山自動車道〜吉備S.A.〜山陽自動車道〜名神高速道路〜八日市「たかおちゃん♪」ち宿泊
この日は下関から一気に滋賀県の八日市まで移動することとする。もちろん友人の「たかおちゃん♪」の家に宿泊。ちなみに「たかおちゃん♪」はこの日横浜で仕事。お互いに東西から滋賀に向けて帰ってくるというすごいアクロバチックな再会計画!まあ滋賀には夜に着けばいいのでそれまではまたまた観光をしながらと言うことになる。
下関を7時に出発した「ブラッディー」は最初の目的地である「天空の駅宇津井駅」を目指すのだが・・・
この「関門トンネル」の文字を見て気が変わった(笑)
そういえば「にょろ吉」では関門橋を渡ったことはあっても関門トンネルは通ったことがない!じゃあ通って九州入りしようじゃないか!と

と言うことで関門トンネル突入!ちなみに料金は150円!ETCは使えない。
日本初の道路用海底トンネルとあって距離は短い。あっという間に九州上陸!せっかく九州に来たのだから!と向かったのは門司港
門司港には「レトロな街並み」が残っている美観地区があり、かつて夜に訪問したことはあるのだが昼間は初めて!

街角の電話ボックスもこんな感じ!       門司港駅は残念ながらまだ工事中
せっかくなので街角にクルマを止めて建物を見て回ることに

倉敷よりももっと近代的なビルが多いのが特徴!車を路上駐車しているので駆け足で回って5分で出発(爆)
まあ、一度はゆっくりと回ってみたいものだ!ちなみに画像の通りこの日は快晴!
さて、門司港を出発した「ブラッディー」は今度こそ宇津井駅を目指すこととする。行きが関門トンネルだったので

帰りはもちろん関門橋を渡る!天気が良くて気持ちいい〜
ここからはひたすら中国自動車道を東進し、三次JCTからちょっとだけ浜田自動車道に入るのだが
しっかし車いないな(笑)

美祢を抜けたあたりではこんな雲海が目の前に!ということは・・・その雲の中に突入!この天気の移り変わりには驚かされる。
無事に浜田自動車道の大朝インターで高速を下り、ここからは一般道!ひたすら山道を宇津井駅に向かう。
宇津井駅に到着したのは11時ごろ。すると何やら駅前に人がたくさん・・・
この宇津井駅、実はこの3月に三江線が廃止されるということで駅も廃駅になってしまうのだ。そのために一杯人がいるのかな?と思いきや

なんと列車がやってきた!この偶然にはちょっとビックリ!集まっていた人たちは列車に手を振るために集まっていたのね!
3両編成の列車は超満員!いつもこれくらい乗っていてくれれば廃線にはならないのに・・・

でも列車が来てくれるというラッキーにも遭遇して大満足!ちなみにこれ、列車は駅に停車している。と言うことはあそこにホームがあるのだ!
列車を見送ってからは早速駅の散策
これが反対側から見た感じ!まさに天空の駅!

ホームに上がるにはこの116段の階段を上がらなくてはならない。まるで団地の階段みたい!高さにして5階建てくらい?

ホームにあがってみると・・すごい高さ!「にょろ吉」が豆粒に見える(笑)
ちなみにこれは宇津井駅から大田方面に行く県道から見た三江線
ずっと高架の高規格路線になっていて、比較的新しく建設された路線だということがわかる。こんな立派な路線を廃線にしてしまうなんてねえ。
さて、実はこの後15時くらいに山陽自動車道の吉備S.Aで京都在住時代の友人に会う予定だったのだが、まだ時間はありそう。
ということで日本海側の大田市を目指すこととした。なぜなら・・・コロプラの未踏地域が島根県ではただ1つ大田だったのだ!
三江線と並走して走る国道375号線はこんな立派な道!
大田までは30q弱なので12時ごろには到着!これで今回のコロプラと国取りの制覇計画は残すところ庄原のみ!
ガソリンを給油してサンドイッチを食べたら折り返して三次方面へ帰る。Googleさんによるとノンストップで行っても3時間くらいかかる。なぜなら

途中こんな酷道があるから(笑)無事に酷道を通過して三次駅前を通過したのが13時過ぎ
三次から中国自動車道に入り、庄原に差し掛かったところでコロプラの最後の足跡を残し、これによって中国地方の足跡はほぼ制覇!今回の旅の目的をようやく完遂した!
これがその成果!
国取りは全国600国中564国制覇、コロプラは748地区中704地区制覇!残るは四国、九州と離島だけと言う状況になった!
さて、中国自動車道から北房JCTで岡山自動車道に入り、吉備S.A.に到着したのは15時半!約束の時間通り!
ここでお会いしたのは
倉敷在住の[K]さん
前職でお客様だった方で、その後もずっとSNSを通じてつながっていたのだが、今回5年ぶりの再会となった!
実は「ブラッディー」が倉敷にいるのをSNSで察知して連絡をくれたのだ。わざわざ倉敷から吉備まで駆けつけてくれた!感謝感謝!
ということでここでコーヒーを飲みながら近況報告。つい最近お子様が生まれたばかりと言うことで仕事に家庭に忙しいらしい。
30分ほど懐かしい話やら近況報告を済ませて16時過ぎに解散。ありがとうございました〜

さて、「ブラッディー」はここから一気に八日市を目指して東進!山陽自動車道〜吹田〜名神と言う最短ルートを使うこととする。それでも八日市到着予想は19時半。ここで「たかおちゃん♪」と「西念地洋」さんに連絡を入れてあとはひたすら走るのみ
夕焼けの中を爆走!
ところが・・・宝塚インターの手前で事故渋滞が発生!完全停止するほどの大渋滞に10分嵌まる

事故多発地帯1q先と書いてあるそのまさに1q先で3台が追突してた!この旅行の中で渋滞に嵌まったというのはここだけ!
サンデードライバーって追い越し車線に出ちゃいけないとかそういう法律が出来ないものだろうか?
と言うことで八日市到着は19時40分!この日の走行距離は800q!今回の旅の最長距離となった。
「ブラッディー」が到着してすぐに「西念地洋」さんが到着!

早速乾杯!実は「西念地洋」さんは翌日仕事のためにこの日は帰らねばならない。だからノンアル!「たかおちゃん♪」のお母様「たかおかん」さんがつまみを出してくれたりして、腹ペコだった「ブラッディー」は感謝感激
「たかおちゃん♪」は横浜での仕事を終えてから新幹線で帰ってくるので到着は21時半!それまでの間「西念地洋」さんとは積もり積もった話を延々続ける。時間がいくらあっても足りん!

ということで「たかおちゃん♪」が到着したところで再び乾杯!

腹をすかして帰ってくるであろう「たかおちゃん♪」のことも見越してピザを発注したのだが、これも同時に到着!さあ、宴会開始!
結局3人は0時半までずっと語りっぱなし!仕事の話とか友人関係の話とか、まあ時間が足りん!
と、言うことで「西念地洋」さんは1時半過ぎに帰宅の途に!
お忙しいところありがとうございました〜
そして残った二人は2時過ぎまで語り合い、そのまま撃沈したのであった。

1月7日(日)7時起床〜 東員インター〜伊勢湾岸道〜新東名〜圏央道〜川越
この日、実は「たかおちゃん♪」も「たかおかん」も仕事!ということで「ブラッディー」は二人の出発を見送って一緒に出発することとした。
2人とも仕事なのに前日は遅くまで付き合ってくれてありがとうございました!
行ってらっしゃい!ありがとう!
さて、「ブラッディー」は本来ならば八日市から高速に乗って名神〜中央道と帰るのが最短ルートなのだが、ここ最近中部支部のメンバーが多用する、東員インターを使ってみたらどうかな?と試してみることとした。冬の中央道は凍結が心配だし、全線80q/h規制というのも嫌だ(笑)
ところが「たかおちゃん♪」の家を出発して国道471号線を員弁方面に走ると、10kmも行かないうちに

じぇじぇじぇ!雪だし凍結してる〜〜〜      でも景色は綺麗!
まあ晴れているし大丈夫だろうということで員弁まで走り切ってしまうこととする。かつて[C.B]さんに教えてもらった通り「AEONを右」との教えに従って無事に東員インターから伊勢湾岸道に入る
名港トリトンも天気が良くて気持ちよく通過!
途中、例によってサンデードライバーの追い越しレーン塞ぎなどに腹を立てつつも、蹴散らして前進(笑)
最近「あおり運転」とか問題視されているが、どちらかと言うと煽られる方が原因を作っていると思うのは私だけ?
浜松で一度トイレ休憩した以外はノンストップ!この日は本当に天気が良かったので
富士山がこんなに綺麗に!
新東名でこんなに綺麗に富士山が見えたのは初めて!
ということで川越市内には13時半に到着!塩化カルシウムが巻かれた凍結路面を散々走ったので、給油と共に洗車も済ませて帰宅
6日間で全行程2950q!ガソリンは251.83リッター消費。総合燃費は11.7km/l!ガソリン代は35703円
高速代は約35000円だったが正確な記録は取っていない。宿代はラッキーなことに東横インのポイントが貯まっていたので2泊分1万円のみ。
交通費と宿泊費でだいたい8万円ほど。それに食事代や施設見学費、お土産や何やらで4万円ほど。12万円の豪遊一人旅であった。

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