Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」の美瑛・幸福旅行記!〜

2017年10月、「ブラッディー」は半年ぶりに札幌出張の予定が入った。昨年も一昨年も10月最終週には札幌出張があったのだが、もはや毎年の定番になった感がある。日程は10月27日〜28日の1泊2日。10月27日 に金曜日を終え、一泊してから28日の土曜日は夜の飛行機を予約!もちろん28日に1日遊びまわることを計画したのだった。もちろん夜の便を使えばANAの「旅作」プランで 往復航空券&ANAホテル宿泊で29000円と言う安さ!会社の経費節減にも一役買った計画ってわけ!よって出発までの約12時間はレンタカー を借りて遊びまわることにしたのだ。
さて、12時間で札幌 から新千歳に移動する+旅行と言うことで計画したコースは、東旭川〜美瑛〜幸福!東旭川はこの地域で唯一ケータイ国取りしていなかった場所。美瑛には前から行きたかった「ケンとメリーの木」があり、幸福にはご存じ幸福駅跡がある。その経路の中では映画「鉄道員」ロケ地に偶然遭遇するラッキーもあり、総行程530qを走るというとんでもない弾丸ツアー を満喫したのであった!早速レポートしてみることとしよう。


10月28日(土)8時札幌出発
〜 東旭川〜美瑛周辺観光〜幾寅駅〜愛国駅と幸福駅観光〜新千歳空港
前日の仕事はなんと21時まで!その後会社の同僚と2時まで飲んでしまった「ブラッディー」だったが、この日はなんと6時半に目覚めてANAホテルで朝食を!今回のプランは朝食付きなので初のANAホテル朝食!
朝食画像撮り忘れたけど、このクロワッサンが超絶美味い!
小ぶりだったので5個も食ってしまった!次回から朝食付きにしよう(笑)
食事を終えたところで歩いて4分のトヨタレンタカー地下鉄札幌駅店へ向かう。時刻は8時。今回借りたのももちろんVitz!。このところ地方での愛車として定着している ので、もはやセカンドカー!??例によって喫煙車なので一番下のグレードでタコメーターもなし! でも、今回借りた車両は直進安定性があまり良くなくてふらふらする傾向にあったなあ。でも例によって性能は腕でカバーするからいいの(爆)
さて、札幌市内をスタートした「ブラッディー」だったが、走り始めて1分で
こんな景色に遭遇!すかさず車を止めて撮影!
これは旧北海道庁!一昨年も同じ位置から同じ時期に撮影しているのだが、こんなに色づいているのは初めて!
なんでも今年の北海道の紅葉はすごいらしい。例年よりも寒くなるのが遅いとのことで、色づきがいいのだそうな。確かに新千歳から札幌までの電車の車窓からも目を奪われる素晴らしい紅葉を見にすることが出来た。ちなみに北海道では「紅葉」というよりも「黄葉」!全体に黄色いのが特徴で、これも北海道ならでは!
さて、札幌市内は歩車分離信号がほとんどなので、通常の街よりも通過に二倍くらいの時間がかかる
お蔭でサッポロビールの札幌工場も車内からゆっくり見学(笑)
今回は一気に東旭川まで走り切ってしまうので、札幌インターから道央自動車道に乗って一路北を目指す。

車窓からの黄葉もめちゃめちゃ綺麗!しかも雲一つない青空!
そういえばこの日、台風22号が沖縄に接近して、東日本から西側は雨!でも北海道はこの通り(笑)
旭川鷹栖インターで高速を下りてナビの指示通りに旭山動物園を目指したのだが、よくよく地図を見ると旭川北インターで下りた方が早かった?相変わらず使えない某社のナビ(爆)
そういえば「安全運転」を促すために「急発進です」「急ハンドルです」「急ブレーキです」「速度超過です」とやたらうるさい!余計なお世話なのだが、この際なので全部言わせてやろうと躍起になる「ブラッディー」(爆)
んで、旭山動物園に到着したのが10時ジャスト。無事にケータイ国取りを済ませたらさっさと退散!そう、動物園に興味はない(爆)

次に目指したのは美瑛。もちろんケンとメリーの木を見に行くのが目的なのだが、事前リサーチしてみると「マイルドセブンの丘」とか「セブンスターの木」とかいろいろと見たいものがあることが判明!ならば美瑛では「木と植物を巡るツアー」で行こう!と決める。
地図で調べてみると旭川からは「セブンスターの木」が一番近いらしいのでまずはセブンスターの木を目指す。
県道37号線から国道452号線に入り、ナビの指示通りに進んでいたら「パッチワークの道」なる看板を発見!どうせなら景色の良さそうなそっちを使ってみたいというもの!そしてパッチワークの道に入ってみると

これ見て!絶対に本州では見ることが出来そうにない雄大な光景!
すごいとしか言いようがない
さて、セブンスターの木は有名観光地になっているので駐車場もあって観光客がいっぱい!それもそのはず
遠くに十勝岳を望むこんな景色なんだから!
ちなみにこの木は柏の木で、かつてセブンスターのCMに使われたことで有名になった。ここにはこの木以外にも

ポプラ並木や雄大な丘の景色が展開していてこれだけでも行く価値あり!心が癒される〜
続いて向かったのはケンとメリーの木。もちろんここも有名観光地なので駐車場も完備されている。近くにはペンション「ケンとメリー」があって軽い食事もできる。
こちらはポプラの木
かつて4代目スカイライン「ケンメリ」のCMに使われたことで有名になった木で、当時のキャッチコピーは「愛のスカイライン」。登場人物が「ケンとメリー」だったことからケンメリの愛称が付いたことで有名。CMではこの木の横にクルマを止めて撮影していたのだが、観光客が多すぎて全然そんなことはできそうにない(笑)
ちなみにこの木、大正12年に大久保由助さんという人(多分ペンションオーナーの祖父)が苗木を植えたそうで、もはや老木なので寿命を迎えようとしているのだとか。
先週の雪が残っていることがここが高地であることを物語る
続いて向かったのはマイルドセブンの丘。ここまでの3か所は全部回っても所要時間15分ほどなので、行ったら絶対に全部回るべし
こちらはカラマツの木
マイルドセブンのCMに使われたことで有名になったのだが、ここには駐車場がない!団体用のバスも路上駐車してしまうものだから、ハイシーズンは絶対に大混雑しそう!
この丘からの景色も絶景!ああ、、いつまでもここにいたい・・・
さて、次に向かったのは四季彩の丘。ここは行くつもりが元々なかったのだが、前週に見たTV番組で紹介されていたことから通り道なので立ち寄ってみることとしたのだ。所要時間はマイルドセブンの丘から約15分。

四季彩の丘は元々花畑の農場なのだが、こんな立派な施設もあって中にはアルパカ農場とかもある。観光カートで見て回ることもできるようになっている。施設維持のための募金を払って入場!
これが四季彩の丘から見た十勝岳
う〜〜ん、10月いっぱいまで見ごろと言っていたのだが、さすがに10月最終週では花も枯れ始めていてちょっと残念・・・。でもこの帯状になった美しい花畑は必見!

もっと花が咲いている時期に来てみたいものだ!
さて、時刻は11時半、ちょうど小腹がすいてきた時間帯だったのだが

お!コロッケだ!北海道と言えばジャガイモだよねえ〜と思って買ってみた。北あかりと男爵があったので1個づつ!なんと1個130円と言うスーパーと変わらぬ値段!ほくほくでめちゃうま!これだけで十分お腹いっぱいになってしまった。

さて、美瑛で見ようと思っていたところは全て見たので、ここからは一気に十勝平野を目指す。使える高速道路がないので国道237号線から国道38号線に入り、トマムから高速で帯広へ。帯広から南下して広尾方面へ向かうルートを選択。
途中、富良野を経由するルートなので
ラベンダー畑もちょっと見る
でももちろんシーズンは終わっているので畑を見ただけ(笑)ここもいつかシーズン中に行ってみたい
富良野の市街地を抜けて国道38号線に入ると、一気に山の中へ。「樹海峠」と名前の付いた峠道では

もちろん雪が!道も雪解け水で汚れていたので白いVitzは真っ黒に(笑)

峠を下りると晩秋の北海道の景色が!黄葉がめちゃきれい!でも延々70q程一般道を走るので、結構眠くなってしまう。
眠気が吹っ飛んだのは樹海峠を下りて南富良野に入った時!ふと信号待ちしていた目の前に「映画鉄道員ロケ地」の文字が!調べてみると近くに「幾寅(いくとら)」と言う駅がある

これが幾寅駅。しかし・・・駅名は「幌舞駅」!ん・・・・?
そう、この駅舎は映画「鉄道員」で「幌舞駅」として主役の高倉健さんが駅員を演じていた舞台として使われたのだ。よって駅前には

映画の中で「キハ1234」として使われたキハ40型気動車やだるま食堂、理容店などもそのまま残されている。

駅舎の中は展示ルームになっていて、映画で使われたセットがそのまま展示されている

面白いのはこの駅が「現役」ということ!無人駅なので誰もいないが・・・
ちなみにここはJR根室本線に属するのだが、1年前の台風災害で根室本線の富良野〜新得間は不通になっていて、今は列車が来ない。

映画に使われた腕木式信号機が残るこの駅構内に再び列車が走ることはあるのだろうか?
さて、思いもかけない施設を見学することが出来て大満足の「ブラッディー」は再び十勝平野を目指す。
トマムから高速に乗り、

5月にも走った道東自動車道で北海道の雄大な自然を見ながら東へ
十勝平野に入ると高速の両側には黄葉の並木が!
帯広JCTから帯広広尾自動車道に入り、帯広川西インターで下りるとすぐ到着するのが

愛国駅跡!ここは元国鉄広尾線の駅跡で、昭和62年2月1日に広尾線が廃線となった後も公園として整備されてきた。この駅が何で有名か?
それはこの切符!
広尾線にはさらに南に幸福と言う駅があって、「愛の国から幸福へ」というきっぷがTVで取り上げられて有名になったことに端を発する。
ちなみに廃線になった際の運賃は220円だったが、この切符が有名になった昭和40年代後半は70円だった。

駅の周辺は公園として整備されていて、9600型19671号機関車が展示されていたり、遊歩道が整備されていたりする。おじいちゃんとおばあちゃんのカップルが手をつないで歩いているのは微笑ましかった!

駅舎の中は展示物がたくさんあり、訪問した人たちが「愛国から幸福行き切符」にコメントを書いて貼って行ったりするスペースや、国鉄広尾線の歴史展示などがある。

駅前にはヨ5000型車掌車や駅名板とスタンプを常備している売店があって、今でも「愛国から幸福行き」の切符を買うことができる。
その切符がこれ!
愛国駅の売店の方はとても優しくて、日付を選んでスタンプしてくれる。「ブラッディー」は廃線当日の日付をスタンプしてもらった。
ちなみに幸福駅では「幸福から愛国行き」も売っているが、事前にスタンプされたきっぷがメインで、結構ビジネスライクに売っているので「愛国から幸福行き」を買うなら愛国駅の方がいいかもしれない。
家に帰ってから当時の切符と比較!
昔の切符は青い台紙なのが特徴で昭和50年のモノなので料金は70円。今のモノは赤い台紙だが「こくてつ」と書いてあるので本当に配線当時のまま!

さて、愛国駅を後にした「ブラッディー」はもちろんもう少し南にある幸福駅を目指す。

十勝平野ならではのこんなまっすぐな農道を走れるのがいい!
ああ、北海道!って感じじゃない!?
15分ほど南下すると

幸福駅に到着!こちらは昔ながらの駅舎がそのまま残っているので、駅舎そのものが寄せ書きエリアになっている!しっかしすごいな、この数・・・
幸福駅の周辺も公園として整備されている

展示してあるのは廃線当時現役だったキハ22型2両と除雪車。キハ22型は221号と238号。この形式が2両も展示されているところっていうのも珍しいんじゃないかな?

221号の方は現役当時のまま保管されていて室内にも入ることができる。古き良き国鉄時代のままなので灰皿も完備(笑)

238号の方は展示スペースになっていて、今は小学生のハロウィン展示中。昔の写真の中には芹洋子さんの写真もあった

駅周辺には広大な公園があり、駐車場も完備されている。こちらにもハロウィンの展示が!

駅のホームは当時のままだし、駅前の売店も昔ながらのお土産物屋さん。
でも幸福駅は「幸福交通公園」として観光スポットにも出てくるので有名になったのと対照的に、愛国駅の方はあれだけ整備されているのにもかかわらずGoogleマップにも出てこない。愛国駅の方ももっと売りだせばいいのに・・・・
ちなみに愛国駅も幸福駅もどちらもカップルばっか・・・おっさんがスーツで1人で来ているなどと言うのは私だけ・・・笑

さて、時刻は15時半。ここから新千歳空港までは2時間ほどかかる。飛行機のフライトは20時半なのでまだ時間に余裕はあるのだが、レンタカー屋さんが空港から遠いということで「90分前には来てください」と言われていたこともあって帰路に就くこととした。

帰りは幸福インターから帯広広尾自動車道に入り、帯広JCTから道東自動車道へ。
夕やみ迫る高速で黄葉の並木と占冠周辺の雪景色を見ながら一気に新千歳空港へ。
新千歳到着は17時半。総行程9時間半、530q。なんとリッター17q/hをマーク!さすがVitz!
レンタカー屋さんから連絡バスで空港に 移動。なんと貸切!
そりゃそうだ!大抵の観光客は土曜日に帰ったりしないもんな(笑)
搭乗手続きを済ませてからは搭乗まで2時間ほどあるのでここで腹ごしらえ!そういえば新千歳空港でゆっくり過ごしたことなかったなあ〜とブラブラしていると

こんなもの発見!これは札幌市電のカットモデル。もちろん廃車になった実物のカットモデルなので運転台もある!
この辺一帯がグルメ街になっていて、道内の有名どころメニューが何でも食べられる!

そんな中に発見したのがここ!ここは函館朝市にあるお店でもちろん海鮮の専門店。注文したのは選べる3色丼1980円(税込)
「ブラッディー」はウニといくらと鮭フレークをチョイス!小ぶりな丼ながらやっぱり美味い!
ということで20時半まで空港内でぶらぶら遊んで東京に帰ったのであった。

今回の旅で使ったお金は、
レンタカー代7500円、 高速代約6000円、ガソリン代約3000円、食費約2200円、入場料200円。合計19000円程度!
これで北海道で踏破していない地域は東側のみとなった

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