Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」の北海道旅行記2016秋!〜

昨年も全く同じシーズンに北海道出張が入っていた「ブラッディー」に今年も出張命令が下りた。
今回は往路に仙台と函館を経由するという行程ゆえ、往路は開業して半年の北海道新幹線を体験できることに!
しかも往路途中に函館で宿泊となるので、20年ぶりの函館山夜景も堪能できそう!
そして例によって金曜日夜のミーティングがあったので、金曜日夜も札幌宿泊。ならば翌土曜日にレンタカーで「廃駅、廃線の旅」をしてみることとした。
今年は紅葉が遅かったこともあって、北海道は紅葉まっさなか!最果て感抜群の景色を見ながら、晩秋の北海道を回ったのであった。


10月26日(水)川越〜仙台〜函館

この日は一気に北海道入りするのではなく、まずは朝一番で仙台へ。仙台で午前中だけの仕事が入っていたのだ。

ということで切符は札幌まで通しで買ってしまい、新幹線は仙台まで!こまち号の12号車1番D席は車いす据え付け対応で1人がけのスペシャルシートになっているからこれをチョイス
いつものこまち号に乗る
せっかく北海道に行くのだから!とこの出張には先日購入したオリンパスOM-Dを持参。

いつも見慣れた車窓の風景もデジイチで撮影するとこの通り!空の青さがこんなに綺麗に撮影できるとは!
ということで仙台までは1時間ほどしかかからないのであっという間に到着!
午前中はしっかりと仕事をして午後の移動に備える。

仙台からは13:54発のはやぶさ19号でいよいよ新函館北斗へ向かう。
実は時間的に1時間前には新幹線に乗れたはずなのだが、ちょうどこの時間には新函館北斗まで行く新幹線がないのだ。せめて1時間に1本くらいは走ってほしいところ!

この日は岩手山もきれいに車窓から楽しめた。いわて沼宮内までは何度も行ったことがあるので、もはや新鮮味なし(笑)
新青森までは数回乗車しているのだが、盛岡から新青森まではほとんどトンネルなのでつまらない(笑)
しかし、前回新青森に来た際には入っていなかった「奥津軽いまべつ」の文字が入っているのが新鮮!
新青森で運転手も車掌も交代する。ここから先は初乗車区間!出発してすぐに自動放送の車内アナウンスが入る。
「北海道新幹線をご利用いただきまして・・・」
そうか!東北新幹線じゃないんだ!と改めて感動。ちなみに新青森から先はJR北海道管轄になるので、奥津軽いまべつは本州にありながらJR北海道の管轄駅になる。
JR北海道の車掌さんは「やる気満々」という感じで各所で北海道新幹線をアピールする放送を入れる!気合入っているぞ〜という感じ

途中で在来線の線路が寄ってきて、3線区間に突入する。在来線が内側の線路、新幹線が外側の線路を使用する。これは青函トンネルを貨物列車も使用するため。新幹線開通前から青函トンネル内だけは3線区間だったが、貨物列車が奥津軽いまべつの手前から新幹線に入る関係で新しくこの接続線が作られた。
面白いのは奥津軽いまべつ駅の構内。一度3線区間になっていた線路が構内で別れ、駅の外側に貨物列車の待避線が設けられている。
新幹線は停車するのに貨物列車は通過するという日本全国で唯一の面白い線路配置が見られる。
いよいよ青函トンネルに突入!
しかし・・・実に遅い・・・笑!実は青函トンネル内では貨物列車との擦れ違いがあるので、風圧影響を考えて140km/hに速度制限されているのだ。これは在来線時代の特急「スーパー白鳥」と同じ速度。新幹線にした意味は・・・乗り換えがなくなったというだけ?
青函トンネルを抜けて最初停車駅は木古内。
木古内駅の手前で貨物列車用の在来線は分岐される
木古内駅ではかなりの乗客が乗ってきた。並行する在来線が「道南いさりび鉄道」という第3セクターになってしまったので、急いで函館に出るには新幹線を使うしかなくなったのだ。う〜〜ん、本当に便利になったの?

ということで列車は定刻に新函館北斗に到着!初の北海道新幹線の旅はここに終了した。
ちなみにこの新函館北斗駅というのは、元々渡島大野と言う駅で正確には北斗市にある。この新幹線開業に合わせて整備されたので駅はとても立派!それでも「ここが函館」と間違える人も多いらしく、案内係が多数要所でアナウンスしていた。

さて、函館市内に行くにはシャトル列車「はこだてライナー」に乗る必要がある。と言っても指定席もなく、単なる3両編成の普通列車。
車両は北海道新幹線開業に合わせて新造された733系2000番台。但し、

室内はロングシートで味気ないことこの上ない!しかも札幌までの通し乗車券では函館に行けないので、別途乗車券を購入する必要もある!
結局函館に行くには乗り換え1回。さらに青函トンネルも140km/hなので時間もほとんど短縮されない。う〜〜ん・・・
ということで函館までは20分ほどで到着!
ここでちょっくらひと仕事した後はホテルにチェックイン。
ちなみに「ブラッディー」の到着前には雨が降っていたらしいのだが、お約束通り雨も上がったので函館山観光が出来そうな気配・・・
そこでホテルで函館山に行く方法を教えてもらう。ロープウェイに乗る方法は知っていたのだが、いつも混雑するので別の方法を聞いてみたのだ。すると・・・
ほう!こんなものがあるんですな〜
このバス、函館駅前から出発して函館山山頂まで連れて行ってくれるので楽だし便利!しかも400円と格安

しかも夜景を楽しんでもらうために車内は明かりを消して、ガイドさんが案内してくれるという特典付き!
この交通手段はみんなに教えたいぞ〜
ということで函館山山頂に到着!「ブラッディー」は20年ぶりの訪問!
やっぱりここの夜景は最高だ!
港の夜景も最高!
300mm望遠で撮影すると摩周丸もくっきり!
ということで函館山の夜景を堪能したのだが、何を隠そうめちゃめちゃ寒い!この日は風も強かったので体感温度は真冬!
ちなみにこの日の関東は季節外れに暖かかったということで「ブラッディー」はもちろんコートなどは持ってない!
凍えそうなところに雨が若干振ってきたので早々に退散する。
んで、帰りはロープウェイが空いていたので乗ってしまおうということになったのだが

片道780円もする!しかも立って乗るだけなので夜景もなかなか見えないし・・・絶対にバスのほうが得だな!
さて、再び市内まで戻ることになるのだが、その前にちょっと散歩

腹ごしらえも兼ねて港の方へ歩き、函館では絶対に食べたいハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」へ
ラッキーピエロは函館市内にかなりの店舗数を持っているが、他の地域には全く進出していないという完全な地域密着店

ここの一番人気、チャイニーズチキンバーガーセットを注文!800円ほどするのだが、このボリュームは夕食にしても十分!
しかも絶妙なタレがかかったチキンが最高なのだ!
腹ごしらえが済んだところで赤レンガ倉庫街などを散策


いやあ、夜の函館はホント風情たっぷりで散歩していても心が温まる感じ!
今、「ブラッディー」が住んでみたい街No.1だなあ
ということで魚市場通駅まで散歩を楽しんだ「ブラッディー」は市電で宿まで帰る
翌日が早いのでこの日はこの辺で就寝zzz
その前に北海道限定ビールを飲むことは忘れない(笑)

10月27日(木)6:00:函館〜札幌

この日は5時に目覚めて速攻で支度、函館駅へと向かう。途中のコンビニでサンドイッチを買い、函館駅で朝食。

朝一番の特急スーパー北斗1号で札幌へ向かう。この特急気動車はなんと振り子式機構を備えた高速車で、函館〜札幌を3時間で走破することができる。但し、ここ最近の車両故障などの影響で現在は最高速度を120km/hに抑えているので、今日は3時間半の旅。
しかし・・・新函館北斗から大宮までが3時間半、函館から札幌までが3時間半って・・・笑

函館駅構内には新幹線開業まで活躍していたスーパー白鳥用の789系電車がたくさん留置されていた。
2017年3月のダイヤ改正で札幌〜旭川間の特急スーパーカムイ用に転用されるのだと思うが、その転用改造真っ盛り!

朝日を浴びながらスーパー北斗1号は札幌に向けて出発!

朝早いので空気が澄んでいて景色も最高!北海道、でっかいど〜〜!

大沼は初めて見た!なんせ今までは北斗星とかはまなすに乗っていたから、ここを通過するときは夜で何も見えなかったのだ
今年は紅葉が遅くなっているので、この日はちょうど見ごろ!でも「紅葉」というよりも「黄葉」かな〜
北海道では紅葉などが少ないので、赤くなるというより黄色くなる木々が多い。それはそれでまたきれいなんだよね〜


車窓を見ているだけでも北海道にいることが実感できる。何も建物がないだだっ広い原っぱなどは最果て感満載!
車窓から50枚ほど写真を撮ったのだが、どれもこれもみんなに見せてあげたいほど広大さがわかる

洞爺付近では有珠山も見えた!この辺もいつも夜行列車で通過していたので「ブラッディー」は初体験の景色
ホント、車窓がずっとこんな感じで寝るのが惜しい!
苫小牧からは海側を外れて内陸へ。昼間列車に乗っていたからわかるのだが、室蘭と札幌の間は結構な距離があったりすることに驚き!
新千歳空港の脇を通るといよいよ札幌到着!ここに往路の列車の旅は終了した。
この日の10時から翌日の22時までは真面目にお仕事タイム!しっかりと1年分の仕事をしておきましょう(笑)

10月29日(土)8:30:レンタカーの旅:札幌〜増毛〜留萌〜新十津川〜上砂川〜札幌

前日の仕事が遅くなってしまった関係でこの日の起床は7時半・・・のんびりホテルで朝食を摂って8時半にチェックアウト。隣の(笑)レンタカー屋さんに向かう。実は前もってこの日の9時から17時までの予定でレンタカー予約をしていたのだ。

借りたのはVitz!似合わねえ〜(笑)でも、軽自動車はやだし、ハイブリッドのアクアは高いし、まあ北海道だから燃費もいいでしょ!
ちなみにレンタカーのナンバーは本州では「わ」だが、北海道では「れ」なのだ。なぜかは諸説あってよくわからん・・・
さて、Vitzは快調にスタート!レンタカー屋さんを出発した際に、ナビが「急発進です。安全運転を心がけましょう」と余計なことを言った!
充分に安全運転だったぞ〜!と思いながら、次の交差点でも試しにそろりと発進。2速にあがったところで踏み込んだのだが、やっぱり「急発進」とおっしゃる!Vitzの加速ではこれ以上そろりと発進するのは不可能だ!
ということでこの日の目標が決定!「全部のゼロ発進で『急発進』と言わせてやろう!」
ちなみにこのクルマの搭載ナビはカロッツェリア!どんなトロ臭い運転する野郎がこのアルゴリズム組んだんだ?(爆)

さて、「ブラッディー」はまず買い出しを敢行!立ち寄ったのはセイコーマート。このコンビニも北海道ローカルのお店で、店内には自家製パンなどが充実している。飲み物とタバコを買い込んでいざ出発!向かったのは増毛!増毛までは国道231号線一本道で距離は約120q。ナビでは到着予想時刻が12時半になってる。まあ、北海道なのでこの到着予想時刻は全く意味がない(爆)
しかし・・・
この表示には笑った!
国道231号線に入る最後の交差点を曲がると、「この先100q以上道なりです。その先、目的地周辺です」だって!
さて、国道231号線がどんな道かというと

こんなにだだっ広い平原の中を、限りなくまっすぐに伸びる道をひたすら直進する。しかも前後には車がほぼいない
ということは・・・速度も全然感覚がつかめないわけで、気が付くとかなりの速度で走っていたりする。北海道警察のスピード取り締まりにはヘリも出動するという話を聞いていたので、ひたすらエコ運転を心がけることになる。
そして
いよいよ海沿いへ!
海岸沿いは荒波でえぐり取られたリアス式海岸になっているので、ワインディングを楽しむこともできるし、

何よりもこの日本海の絶景は素晴らしい!波が荒いので道路にはしぶきが飛んできて、ウィンドウォッシャー使わないとすぐに視界が白くなってしまう。

そして海岸からちょっと離れると黄色く色づいた木々や、白樺の並木道が!
そして道の両側にある店は・・・どこもやってない・・・・何たる最果て感!
石狩市を通過して増毛町に入ると

いきなり海岸沿いに野営場が!こんなところで冬にキャンプしたら死ぬぞ〜!
右の画像は赤岩岬!まさに断崖絶壁の絶景を見ることができる

時折前に遅い車が現れると停車して景色を楽しみながら増毛を目指す。東映の映画のシーンのような波に感動!
なんせ一度停車して景色を見ても、一台も車が通らないから前をふさがれることはない。自分のペースで行けるから楽ちん楽ちん
ということで増毛町には10時40分ごろ到着!
到着予想時刻を1時間50分短縮!平均時速50q/hくらいで計算できることが良くわかった(笑)

さて、なんでこの日「ブラッディー」が増毛を目指したかというと、

留萌本線の終着駅増毛駅に行きたかったから!
留萌本線の留萌〜増毛間は今年の12月1日に廃止されてしまうことが決定しているのだ。
しかもこの駅、高倉健さん主演の「駅〜Station〜」と言う映画で使われた有名な駅。一度行ってみたかったのだ。

但し、映画撮影時には何本も存在した貨物留置線はなく、駅の規模もかなり縮小されている。
線路の跡地は広場になっているが、何かに使うわけでもなくだだっ広い空き地になっている。

駅舎の中にはちょっとした売店と待合所があるが、かつて倍賞千恵子さんが待ち人をしていた広い待合所はなく、面影はまるで感じない。もちろん無人駅で売店の売り子さんだけがいる。

せっかくなのでタコ飯の駅弁が売っていたので買って食べてみることに!しかしこれ、500円と言う安さ!タコもちゃんと入っているし、炊き込んだご飯が冷たくなっても美味しい!
と、ここまでは残念な増毛駅の現状を見ることになったのだが、駅前には

烏丸せつこさんが働いていた想定の風待食堂がそのまま残存!現在は観光案内所になっている

中に入ってみるとおばちゃんがお二人でお出迎え!映画のシーンの写真が壁に貼ってあったり、お土産がたくさん売られていた。
「ブラッディー」は「終着駅増毛到着記念」の証明書と絵葉書切手セット、入場券などを大量購入!なんせなくなっちゃうからその前にね!

さて、増毛でいろいろ散策していたら雪がちらついてきたので11時半ごろには出発!続いて向かったのは留萌駅
再び日本海を横に見ながらひたすら北上!

増毛から留萌までは10q程しかないのですぐに到着。さすがに留萌駅は留萌市の中心駅なので駅舎も立派で、地元のラジオ局もこの中に入っている。

構内には増毛までの路線が廃止されてしまうということで、それを惜しむ展示がたくさん

SLすずらん号のヘッドマークや古いレールも展示されていてちょっとした博物館になっているのだが、「ブラッディー」は右の看板に目を奪われてしまい

もちろん買ってしまった!全9駅の入場券と増毛駅の記念入場券で1700円!ここでしか、今でしか買えない品
なんだかんだしていたら、12時4分に列車が来るというので、撮影すべく駅の構内へ。もちろん別途入場券を買って入る!今日だけで何枚入場券買っているんだ?

留萌駅の構内も最果て感抜群!だだっ広い構内に3本の線路があるが使っているのは手前の1本だけ!?昔ながらの低いホームが時代を感じさせる
実は列車が来る時間になると観光客が大量に押し寄せてきたのだが、列車の到着する1番線がごった返していたので、駅員さんに断って隣のホームに行かせてもらう

ホームは寒いので昭和のにおいがプンプンする跨線橋の上で列車を待っていると、3両編成のキハ54型がやってきた!

到着すると一番後ろの車両の乗客は全員下ろされ、前2両と後ろ1両に分割される。
そして前2両は増毛まで行き、後ろの1両は深川行きとして折り返すのだ。
増毛行きは廃線間近とあって満員!いつも思うのだが、廃線とか廃止とかになる前に乗りに来なきゃねえ。

ちなみにこのキハ54型、やってきたのは504号車から506号車の連番だった!
この車両は元々急行用車両として制作されたので車内には転換式クロスシートが並び、かなり豪華!
北国らしい二重窓と出入り口付近の風防が特徴!
ということで列車の出発を見送って「ブラッディー」は12時20分に留萌を後にする。

次に向かったのは深川の近くにある新十津川駅。新十津川までは1時間ほどかかるが高速は使わない。なぜなら
先に出発した深川行きのキハ54を追いかけたいから!笑
無事に捕捉したところで並走して大満足。かなりの遠回りになってしまったが、ここからは内陸に入って新十津川を目指す

しっかし広いな、北海道!(それしか言葉が出ない)

この新十津川駅は札沼線(学園都市線)の終着駅。実はとんでもないことで有名な駅なのだ。それは

1日にたった1本しか列車が来ないという究極の秘境駅だから!もちろん終着駅なのでここから先に線路はない
でも、元々はこの先の石狩沼田まで線路は続いていて、札沼線と言う名前は札幌と沼田から取ったもの。赤字ローカル線廃止のあおりで、この新十津川駅が終着駅になったという経緯がある。
札沼線は札幌から北海道医療大学駅までは電化もされていて列車の本数も多いのだが、その先から新十津川までは非電化の単線
利用客もほとんどいない。それもそのはず。新十津川駅から車で10分ほどのところには函館本線の基幹駅である深川駅があるし、列車の必要性がないのだ。ということでここも廃止されるといううわさが絶えずある。
んで、駅の構内に「駅前の寺子屋で記念品売ってます!」と貼り紙があったので
もちろん行ってみる
店内にはお店の主のおばあちゃんが一人と近所のおばちゃんが一人いた。そこで「どこから来たの?」とか「何が珍しいの?」などといろいろ質問攻めされ、友好を深めること15分(笑)
結局記念入場券とかいろいろと大量購入(爆)考えてみれば今回鉄道関係のお土産だけで5000円以上使ったな

さて、新十津川駅を13時半過ぎに出発した「ブラッディー」は今回の最終目的地である上砂川町を目指すことにする。

すると途中でこんな踏切発見!なんと遮断機なし!この近くには警報機もない歩道用の踏切があったり!
でも1日1本しか走らないんだから仕方ないよねえ。
さて、新十津川から上砂川までは30分強の道のり!国道12号線を南下し、歌志内方面へ左折すると
雄大な石狩川を渡る
歌志内までの県道は台風の影響で途中道が途絶していて、結局遠回りすることになったのだが、そのおかげで

これは函館本線上砂川支線の廃線跡。かつて砂川駅から上砂川駅までは炭鉱で摂れた石炭輸送をするのが主目的の支線があったのだ。
その終点が上砂川駅で、この駅はかつて倉本聡さん原作の「昨日、悲別で」というドラマの舞台になったことで有名。さらに先述の「駅」と言う映画でも根津甚八さんが逮捕されるシーンに使われた。今回上砂川を目指したのはその時の駅舎が現存しているという話を聞いたためなのだ

そしてこれがその駅舎!上砂川駅と悲別駅の両方の駅名板が残されている
但し、駅舎の位置も方角も元々の駅の場所とは違い、移築されてしまっているのが残念

駅舎内に展示してあった昭和57年の地図を確認してみると、どうやら駅舎の真ん前にあるこのだだっ広い敷地に駅があったらしい。
確かにその向こうにある廃坑の後の建造物は映画「駅」に出てきた気がする

駅舎の中には現役当時のままのマルスがあったり、運賃表が残っている

そして「昨日、悲別で」に関する展示がたくさん!出演者の直筆サインも飾られている

駅舎内ではこの川野夏美さんと言う演歌歌手の「悲別」という歌がエンドレスで流れていた

駅舎の裏にはかつての郵便車?と車掌車が展示されているのだが、これが何でチョイスされているのか不明(笑)

ああ、現役時代に来て見たかった〜

さて、この日に回ろうと思っていた目的地はすべて制覇したので、札幌までの帰途に就くこととする。但し、レンタカーは17時過ぎに返却すればいいので、高速で行くと早く着きすぎる。
ということで、コロプラのスタンプ制覇も兼ねて歌志内〜三笠を経由して一般道で札幌まで行くことにした。
ちょっと小腹がすいたので三笠市内でこんなもの購入
セブンイレブンで売っていたんだけど、これって絶対に北海道限定だよねえ。ザンギとは若鳥のから揚げのこと!値段は高いけどこれはめちゃ美味かったしボリューム満点だった!
ということでここからはひたすら札幌を目指す。距離は70q程度なのだが、国道12号線も岩見沢を過ぎるとかなり混雑する。

銀杏並木が綺麗                  夕日が綺麗!
丸1日景色に癒された日だった〜!
札幌市内に入る際にかなり渋滞に巻き込まれて、返却期限の17時半ギリギリにレンタカーを返却!
走行距離は350q!でもガソリンは18リッターしか消費しなかった。燃費よすぎでしょ

さて、往路は陸路でひたすら来たのだが、帰りは飛行機で一気に帰ることにする。

札幌から新千歳空港までは快速エアポートのuシート車を利用。座席指定券510円を購入すればゆったりと移動できるし、乗車時間は20分ほどあるので立って乗るのは嫌だからねえ
さて、新千歳空港は土曜日の夜と言うこともあって閑散としていた。「ブラッディー」の乗る19時半羽田行きも

機内はガラガラ!こんな空いている飛行機は久しぶり!往路は累計8時間かかった道のりも、飛行機だとたったの1時間半(笑)
さて、いつもだとここから電車を乗り継いで帰ることになるのだが、大荷物で土曜日の夜の電車には乗りたくない・・・
そこで

リムジンバスをチョイス!乗り換えなしで川越まで行けるので1750円と割高なれどこの楽さは買いでしょ!
ちなみに飛行機の到着が21時15分、バスの出発が21時30分!ちょっとひやひやものだった(笑)
バスは満席で川越を目指したのだが、この日首都高速5号線が工事中で大渋滞しているということで、湾岸線〜葛西〜中央環状線〜外環〜関越と言う迂回路を使って23時に川越着
ここに壮大な2500qの旅行・・・もとい出張が終了した

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