Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2021/05/30 16:25更新 

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読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜「ブラッディー」の金沢豪華列車旅行!〜

コロナ前は多数の出張があり、それによって新幹線を利用した際のポイントがかなり貯まっていた。
中でも東海道新幹線のEXポイントは1800ポイントも貯まっているにもかかわらず使う機会がなく、JR東海が2年間の頃他影響ポイント有効期限延長をしたにもかかわらず手つかずとなっていた。
しかしいよいよその有効期限を2022年6月30日と設定されてしまったことで、どこも行かなければこれを丸々失うこととなってしまった。
せっかくなのでポイント使ってグリーン車に乗りたい!ということで6月30日までにどのように使うか?考えてみた。そこで思い浮かんだのは北陸新幹線のグランクラス!北陸新幹線のグランクラスサービスは利用低下などにより、2022年10月からアテンダントサービスなしに統一されることとなっているのだ。これは経験しておきたいところ。
ということで往路は東海道新幹線グリーン車と特急しらさぎの乗り継ぎ、帰りは北陸新幹線グランクラスを利用する金沢一泊旅行を計画してみた。
6月は既に予定が目白押しなので、日程は5月最終の土日に設定。往復新幹線豪華座席の堪能と5回目の金沢訪問で行ったところのないところを巡るという旅を決行したのであった。


5月28日(土)川越8:12出発〜東武東上線〜丸の内線〜東京9:33ひかり637〜11:47米原11:58特急しらさぎ53号〜13:48金沢着〜 近江町市場〜ホテルクラウンヒルズ金沢香林坊〜にし茶屋街〜北陸鉄道石川線〜鶴来駅〜加賀一の宮駅廃線跡散策〜千の升で夕食

東海道新幹線で米原に停車するひかり号は毎時33分に東京を出発するのだが、今回は朝もゆっくりの9:33発を予約。自宅を7:30に出て川越駅周辺で軽く朝飯を食べてから出発。東京までは使い慣れた経路の東武東上線〜地下鉄丸ノ内線を利用。土曜日なのに意外と車内は混んでいた。

ということで東海道新幹線に乗るのは2021年1月以来!その時は普通車だったが、そのまた前は2020年1月にグリーン車乗ってる。ってことはここ3年間グリーン車の方が多く乗ってる?

いつものようにシートピッチ1160mmで足乗せ、パワーリクライニング、コンセント、シートヒーター、収納テーブル2つを備えていて快適快適!
土曜日の朝にもかかわらず、ひかり号のグリーン車はガラガラ。乗車率10%くらいか?静かで落ち着く〜
乗り慣れた新幹線なのだが、やはり必ず見たい車窓というのはある。

天気はいいのだけど富士山はご覧のように頭だけちょこっと見えた程度。その代わり浜名湖はこの通り!気持ちいいね〜

岐阜羽島では名神高速と並走。上り線は大渋滞していて木曽川の上あたりから羽島までずっとつながっていた。事故でもあったのかな?
伊吹山はご覧の通りスッキリとみることが出来た!ちなみにこの日は全国的に晴れで、東京では真夏日になるという予想。金沢も暑いのかな?
ちなみにこれは喫煙ルーム
コロナ影響で3つある灰皿のうち2つが閉鎖されている。つまり定員1名。グリーン車3両で定員1名って少なすぎ?まあガラガラだから大丈夫だろうけど・・・。
そう言えば3月のダイヤ改正でひかり号の停車駅が見直されて、この列車の場合は東京〜小田原、名古屋〜新大阪が各駅停車となった。なんと米原までの間に2本ののぞみ号に追い越される。それでも米原まで2時間14分というのは十分速いけど。

米原に定刻で到着し、10分の乗り換え時間で北陸本線の特急しらさぎ号へ乗り込む。使用車両はJR西日本が平成5年に導入した681系電車。新しい車両に見えるが既に30年選手。車内放送で「古い車両なので電源コンセントはありません」と言っていたのがなんだか新鮮。
ちなみに6両編成の前後でお顔が違うのは、右の貫通型先頭車側に付属編成3両をつなげることが出来るから。9両の場合の編成美を考えている訳ね。

実は「ブラッディー」がこの681系に乗るのは初めて!サンダーバード号に今も使われている後継車の683系は結構乗っているのだが・・・。
シートは背面テーブルと肘掛け収納テーブルが両方備えてあってかなり乗り心地がいい。
しかも関東では珍しくなったGTO素子の3レベルインバータ制御方式を使っているので、走行音も独特。最高速度160km/h(今は130km/hまで)の実力がある。
さて、しらさぎ53号は定刻に米原を発車!近江塩津のループやら琵琶湖を車窓に見ながら一路金沢へ。

北陸トンネルの入り口では慰霊碑を拝み、福井平野では収穫時期になった黄金色の麦畑を堪能。しかもこの天気なので気持ちよすぎる!
並行して建設中の北陸新幹線延伸部分
2024年春には開業と言うことで急ピッチで建設中。既に敦賀駅を初めとして現在の特急停車駅に併設した駅の整備も進んでいる。
開業するとこの区間はJRから分離されるので、現在のサンダーバード号やしらさぎ号もすべて廃止される予定。この681系も多分敗者となってしまうのだろうな〜。
加賀温泉駅の自販機!Lady Kaga?100円罰金だ!笑
ということで金沢には定刻の13:48到着!
ラッキーなことに七尾線の観光列車「花嫁のれん」号が停車中
何も調べていなかったので、この列車との遭遇は本当にラッキーだった。

ということで12年ぶりの金沢駅。まずは駅前の北鉄総合センターでICカードICaと北陸鉄道一日乗車券を購入。
市内を走る北鉄バスはSuicaなどの共通カードは使えないので専用のICaが必要になる。実際は観光用一日乗車券を600円で購入した方がお得だが、「ブラッディー」は地方でしか使えないICカードをコレクションしているので、お土産として購入。そのままバスにも乗れる。
北陸鉄道の一日乗車券は1100円で石川線と浅野川線を一日乗り放題。この日は石川線だけ乗るので、石川線専用の600円の券もあるのだが、この黄金の乗車券が欲しかったのだ(笑)

さて、時刻は14時。朝軽食を川越で食べて以来何も食べていなかったのでめちゃめちゃ腹減った。ということで向かったのは

ここ、近江町市場!金沢市内で食事と言えばここでしょ!駅からは1kmもないので歩いてみた。この日の金沢市内は気温30℃になろうという暑さだったが、風が吹いていて心地よい。
さて、近江町市場はほぼ観光地のため、食堂のお値段もそれなりに高い!海鮮丼は3000円くらいが相場。そんな中発見したのは

「潮屋」と言うお店。たたきを中心に扱っているお店で、中でも一押しの鰤のたたき丼が美味しそう!
鰤のたたき丼にサーモントッピングをして1800円!
しかもこの醤油は能登の蠣エキス入り、味噌汁に入っているのは海の自然薯と言われる天然アカモク!アカモクはTVで見たばかりだったのでここで食べられるのはラッキー!もちろん鰤は厚み1cmのボリューム満点!大満足!

腹一杯になったところでまずはホテルにチェックインしてしまうことにする。ホテルがある場所はしない中心部の香林坊なので、バスで5分ほどかかるのだが、まあ食後の運動と言うことでここも歩いてしまう。

その道中でみつけたのがこの尾山神社!明治時代に作られた神社ながら、初代城主前田利家の妻まつを祀ってあるという珍しい生い立ち。明治時代の建立なので、門にはギアマンが埋め込まれていたりしておしゃれ!もちろん元は前田家の武家屋敷があったところなので金沢城につながっている。こんなものを発見できるのも歩いていればこそ!
ということで本日の宿泊はホテルクラウンヒルズ金沢香林坊
まずはチェックインして荷物を置き、この日の目的地である北陸鉄道石川線加賀一の宮駅廃線跡へ向かう。
香林坊から北鉄石川線の始発駅である野町駅までは1kmほどあるのだが、その途中にも見どころが多いので歩いて向かうこととする。
こちらは市内西側を流れる犀川に掛かる犀川大橋
優美な橋なのだが、これが国の重要文化財!こういうのもバスで通るとつい見逃しがち。犀川大橋を渡ってすぐ北側にあるのが
にし茶屋街!
有名なひがし茶屋街と違ってこちらは観光客少なめ。その分静かで雰囲気がいい。

西茶屋資料館というのもあって、芸妓さんが使う楽器やお座敷の様子が再現されています。

他にも大正時代建築の西検番事務所があったり、ちょっとした路地に水路が残っていたりして風情たっぷり。歩くっていいね。
そしてにし茶屋街の先にあるのが北陸鉄道石川線の起点、野町駅
かつて北陸鉄道は石川県内に数多くの路線を所有していたのだが、今はこの石川線野町〜鶴来間と浅野川線北鉄金沢〜内灘駅の2路線だけ残っている。
そして石川線の終点鶴来駅から先にも廃線跡が残っていると言うことで見に行ってみることにする。
石川線の使用車両は元東急7000系。北鉄でも7000系
軌道規格が低くて揺れまくるこの電車で出発!終点の鶴来までの所要時間は30分。

出発して2つめの駅が新西金沢。なんとも奇妙な名前なのだが、その理由はすぐわかる。右の画像に写っているのが北陸新幹線の高架と北陸本線の西金沢駅。ここが北陸本線との乗換駅になっているのだが、駅が隣接しているわけではないので駅名が西金沢ではなくて新西金沢になったわけ。JRの駅前ロータリーに私鉄の踏切があるというのは珍しいのでは?
そしてここからはかつて能美線という路線が分岐していて、今でもその路線跡地が道路になっているのが車窓からも見て取れる。
さて、歩き回ったので疲れてこの後撃沈zzz。気づいたら鶴来に到着していた。

これが鶴来駅の駅舎。めちゃめちゃ風情がある。駅舎内にはかつて使われていた備品類の展示スペースもあって、鉄オタにはたまらない!

そして駅の横には車庫があって石川線を走る車両が留置されている。凸型電気機関車のED201型が見られたのはラッキー!
ここからが本番!石川線廃線跡巡りが始まる。

石川線の線路は鶴来駅よりも先に少し伸びていて、車庫への入れ替えなどに使われている引込線がある。この線路こそが前の本線で、この先白山登山道のある白山口駅まで営業線として使われていたもの。
最初の踏切部分でその線路は途切れ草ぼうぼうになっている。
但し、この先も所々線路も架線柱も残っていて、

今にも列車が走ってきそうなところや、駅のホームをそのまま生かした駐車場などがあったりする。

その線路も用水路の取水口付近で寸断され、ここから先は線路がなくなる。鶴来駅からは約1kmほどのところ。

さらにその先に行くと線路跡が遊歩道兼自転車道に整備されていて、現れるのが右の画像にある加賀一の宮駅旧駅舎

ここは2009年の廃線後に駅舎そのものを平行移動させて整備されていて国の重要文化財になっている。17時まで開館しているのだが、「ブラッディー」が到着したのは17:10。店じまいをしようとしていた職員さんが快く中に入れてくれた。ありがとうございます。

駅舎内にはかつての備品や在りし日の写真、当時の時刻表などが展示されている。さすがに駅の設備は撤去されていて、職員室なども面影はないが、十分に駅舎の雰囲気は残っている。

さて、この日の最終目的を果たしたので金沢市内に戻ることとする。鶴来駅〜加賀一の宮駅間は2kmほどあるので往復で1時間の散歩。いい運動だ。ということで北鉄石川線に再び乗って野町駅まで戻る。野町駅到着は18時半
さすがに疲れたので香林坊まではバスに乗る。ICa初使用!
さて、途中でコンビニに寄ってビールの買い出しをしてからホテルに戻り、荷物を置いてやってきたのが

ホテルにほど近い千の升という居酒屋。北陸の美味しいものが食べられると言うことでやってきた。店でいきなり出されたのがQRコード!これをスマホで読み込んでスマホからオーダーできるのだ。これ、コロナ対策なのかな?と思って店の人に聞いたところ、「このお店は分煙していないので、18歳〜20歳のアルバイトが副流煙をなるべく吸わないように配慮しているのです」とのこと。
18歳成人になったにもかかわらずたばこは20歳からと言う法律に振り回されてしまったみたい。でも、席でたばこが吸えるのは有難い。

まずはビールとお通し、ホタルイカの沖漬け、ノドグロの開き炙りを発注!
やっぱり北陸に来たらホタルイカ!この味はなんとも言えない〜ビールが進む!しかも649円。
ノドグロは塩焼きなどを頼むと3500円もするのだが、この開き炙りは979円。
お腹に溜まるものとして能登豚スペアリブ角煮
これがまた圧力鍋を使わずに煮込んだもので箸でつつくとホロホロになる柔らかさ。絶品だ!1199円
結局ビール4杯を飲み干して大満足。お会計5577円はちょっと高めだけど、北陸のうまいもんを食べて大満足だ!

さて、腹一杯になったところでホテルに帰ってからは風呂!このクラウンヒルズには大浴場があるのだ!

男女交代制で男性は21:30〜24:00と翌朝入れる。もちろん夜も朝も大浴場を堪能!風呂上がりのビールも最高!飲み直しでさらに1.5リッター(爆)
この日はF1モナコGP予選があったのでDAZNで観戦
いやあ、どこでもF1見られるなんていい時代になったなあ〜
と言うことで0:30には就寝zzz。ベッドに入って30秒で記憶がなくなった・・・

5月29日(日):7:00起床〜朝食〜ホテル8:30出発〜兼六園〜 主計町茶屋街〜ひがし茶屋街〜北鉄金沢駅〜内灘駅〜内灘海岸〜金沢駅14:47はくたか568号〜17:27大宮17:51〜川越線〜18:15川越着

この日は朝7時に起床!旅先だとなぜか目覚ましなしでも目が覚める。早速朝風呂を浴びてから朝食バイキングへ。

トーストが無かったので和食にしようと取ってきたのがこれ!節操ねえなあ〜。しかも食べきってから今度はカレーを取りに行く。
実はこの日、昼は北陸新幹線グランクラスで取ることにしていたので、15時までは食べられない。つまり食いだめ!

腹一杯になったところで8:30にホテル出発。まずはホテルから歩いて行ける兼六園へ向かう。朝の散歩が兼六園なんて贅沢の極み。
道のり途中にあったのが金沢市役所
あら、翌週の6月3日からは百万石祭りなのね。翌週だったらホテルも満室、新幹線も満員、観光地も大混雑だったに違いない。
しっかしいい天気だ!Tシャツ1枚で十分!

兼六園に来るのは27年ぶり!今回は真弓坂口から入門する。入園券320円。園内の茶屋は時間が早すぎてまだ営業していなかった(笑)
兼六園が最初に造成されたのが1674年。かれこれ350年近い歴史があるのだ。園内には瓢池、霞が池、梅林、山崎山、千歳台などエリアごとにテーマが設定されていて、それを曲水などの水路でつないでいる感じ。
とにかくどこをとっても見どころ満載でありながら、その一角の景色は素晴らしいと来ている。日本三庭園の中で一番好きかもしれない。
全部紹介しているとすごい画像数になるので、「ここは!」と言うところを紹介

個人的に一番好きなのはこの曲水の景観。なんか癒やされる〜
これは戦時中に日本軍が松ヤニ採取のために掘った穴
なんてことするんだ!と思うけど、当時は松ヤニさえも航空燃料に使おうとしていたらしい。掘った穴がハート型というのがなんともアンマッチ

左は梅林。2月くらいはすごいんだろうな〜。右は重要文化財の成巽閣。入ってみようかな〜と思ったけど700円という入園料より高い入場料を見てやめた(爆)

左は根上松という松でこのような立派な松があちこちにある。右は芭蕉の句碑。松尾芭蕉って日本のどこにでも行ったんだな。

でもやっぱり曲水とか小川の流れが兼六園の魅力だな〜

左は水道の遺構。園内にある辰巳用水から逆サイフォンの原理で金沢城の二の丸に引かれていたのだそうな。そして水道の知覚から西側を見た景色は絶景!
そしてやっぱり兼六園で一番有名なのは二つの大きな池だろう
これが園内中心にある霞が池
中央に蓬莱島、向こう岸に内橋亭、左側に唐崎の松が見える。ここでは記念撮影する一も多数
こちらが瓢池
霞が池より小さいが、園内の高低差が生む翠滝がある。

左は日本最古の噴水だとか!19世紀初めに作られているらしい。水の多い庭園なので橋も多い。これは黄門橋。日本庭園だと記で作られた橋が一般的だがなのだが、石造りの橋が多いのが特徴。月見橋や虹橋などもすべて石造りになっている。

じっくりと1時間半兼六園を散歩し、蓮池門から園外へ出る。そこにあるのがこの茶屋群。ちなみに一番手前の店が金箔1枚使った金箔ソフトで有名な見城亭
そして兼六園とは道を挟んで向かいにある金沢城。この橋は石川橋
でも金沢城は12年前にじっくり見て回ったので今回はパス。
んで、次に向かったのは主計町茶屋街。バスで行っても良かったのだが、せっかくなので金沢城のわきにある小道を通る。
すると金沢を代表する文化人3人の銅像が!
左から室生犀星、泉鏡花、徳田秋声。こういうのは歩いていないと見つけられない。

金沢城に沿って反時計回りに歩いてくると「橋場」という交差点に出る。ここにあるのが金沢文芸館。その横にある橋が枯木橋。どちらも明治時代の建築。
そしてその付近には金沢城の惣構跡。簡単に言えば城の防御施設。とにかくあちこちに江戸時代の遺構が残っていて飽きない。

この橋場と浅野川の間にあるのが主計町茶屋街。なんとなく京都の四条河原町付近に似ている。有名なひがし茶屋街に比べると人も少なくていい感じ。ちょうど和服のカップルがいて絵になる〜
すぐ脇にある浅野川大橋から主計町茶屋街を見るとこんな感じ

その浅野川大橋も大正に作られた国の重要文化財。橋の上から山側を見た景色も素晴らしい。
そして浅野川大橋を渡って右に逸れたところにあるのが有名なひがし茶屋街

ちょうど茶屋街入り口で和服姿の団体様と遭遇。景色に合うねえ。茶屋街そのものは12年前に来たことがあり、その際はお茶屋さんにも入ったので街巡りだけで終わらせる。なんせ10時半を回って観光客が一気に押し寄せてきたので、速く混雑から逃げたかった(笑)

そして「ブラッディー」は表通りより裏路地の方が好き!なんとなく京都祇園の裏通りみたい。
その後結構歩き疲れたので浅野川の河岸で一休み。木陰が気持ちいいんだ〜

さて、時刻は11時。ここで一度金沢駅に行って荷物をコインロッカーに預けようと思い立つ。ただ、歩くのもちょっと疲れたので
バスに乗車!ICaにはまだ1300円分も残ってるからね〜
金沢駅には11時半到着。ところがコインロッカーが全然空いていない。仕方ないので荷物を持ったまま歩き回ることにする。
んで、外は暑いので地下街へ行ってみるとどこからともなく流れてくるピアノ生演奏・・・
なんとストリートピアノが!しかもこの女性、めちゃめちゃ上手!
しばし時間を忘れて聞き惚れてしまった。しかも地下街の奥まったところにあるので聴衆者が誰もいない。この演奏を独り占めで聴けたのはちょっと得した気分!

さて、時刻は12時。まだまだ時間があるので北陸鉄道のもう一つの路線、浅野川線に乗ってみることとする。しかし北陸鉄道の鉄道区間ではプリペイドICaは使えないとのことなので、
浅野川線限定の一日乗車券を購入!
価格500円だが、終点の内灘までは片道370円かかるので、往復乗るなら断然お得!と駅のおばちゃんが教えてくれた(笑)

浅野川線の車両は元京王井の頭線3000系の8800型と、最新鋭の元東京メトロ03系
この8800型は京王3000系の中でも初期車2編成しかなかった狭幅車で貴重な存在。メトロ03系はついこの前まで日比谷線で走っていたのでよく乗った電車。
北鉄金沢駅から終点の内灘駅までは17分で到着する。でも歩き疲れていたので出発後すぐに撃沈zzz。気づいたら着いてた(笑)

終点の内灘駅はこの通り可愛い駅舎。駅の裏には車庫もあって浅野川線の電車すべてがここで見られる。
さて、着いたはいいがどうしようと思っていたら、この知覚には内灘海岸という海岸があって、その横は砂丘らしい。日本海を見て帰るのもいいなあと思って早速歩き出す。但し・・・・駅から海岸までは1.5kmある(笑)
でも歩き始めて5分で目の前に日本海が!
これは景色がいいに違いない!と暑い中スタスタ歩いて行った先にあったのが
これはすごい!
しかも砂が硬いので乗用車でも海岸沿いまで行ける
それもそのはず、有名な千里浜なぎさドライブウェイはここから北に2kmほど行ったところにあるのだ。間に浅野川があるのでドライブウェイはここまで通じていないが、砂の質は同じと言うこと。これは知らなかった。
雲一つない青空と日本海の海の青が気持ちいい〜。ここでぼうっとすること30分!時間忘れた。
ということで内灘駅まで戻って13時半発の浅野川線で北鉄金沢へ戻る。
ちなみに8800型の車内スピーカーも京王時代のまま!
金沢駅に戻ったのは13:50。帰りの新幹線出発までは1時間近くあるので、ここでお土産購入。もちろんこの日の晩飯になるますの寿司は欠かせない。
駅構内でサンダーバード号などを見ながら時間つぶし
そしていよいよ14:30過ぎ、乗車予定のはくたか568号入線!

E7系新幹線に乗るのは3回目なれど、北陸新幹線の上田以遠に乗ったことはない。しかもその区間の初乗車がグランクラスというのは何という贅沢!

これがE7系グランクラスの座席。LEXUSと同じレザーが使われていて、リクライニングなどの調整はすべて電動になっている。シートの製作はトヨタ紡織。

テーブルは大小2つが肘掛けに格納されている。ただ、この大きなテーブルを出してしまうとトイレに立つことも出来ないので、食事をする際には要注意。
ということではくたか568号は定刻の14:47に出発!この列車、なんと東京までの間に通過するのが佐久平、本庄早稲田、熊谷の3駅のみ。2時間半もかかる。でもいいの。グランクラスをできるだけ長く楽しみたいのでわざわざ遅い列車にしたのだ(爆)
出発直後に早速アテンダントさんがやってくる。

これが無料で提供される軽食とおつまみ、ケーキ、飲み物。飲み物はいろいろ選べるが、まずは北陸新幹線限定の梅酒スパークリングにした。
軽食は北陸の食材を生かしたかにめしやホタルイカ、鳥の煮物などなど。量は少なくても結構食べ応えある。
ちなみにお酒は2本目からビールに変更
しかもプレミアムモルツ!なんと大宮到着までにビール4本飲みきった!最後に一本はアテンダントさんの方から「お飲みになりますか?」と言われる始末・・・。これだけのサービスがついて特急料金は21530円。これを安いと見るか高いと見るか?
10月からはこのサービスそのものが無くなり、座席の豪華さだけの料金になるのだが、そうなると同じような電動リクライニングシートのグリーン車でもいいかなと思ってしまう。

と居酒屋新幹線状態の車内をよそに北陸新幹線は日本海沿いを東へ向かう。上越妙高からは山岳地帯へ

長野までは妙高の山々、長野を過ぎてからは浅間山と「ブラッディー」にとって新幹線車窓としては新鮮な景色が広がる。
考えてみれば海沿いと山岳とをこれだけ見ることが出来る新幹線は他に無いなあ。
ちなみにこれはグランクラスのデッキ
金沢の伝統工芸風に仕上げられていてとても豪華!なお、グランクラスは12号車、グリーン車は11号車なので、チケットのない人は11号車より後ろには行けないようになっている。
と言うことで大宮には定刻の17:27到着!もうちっと遅れても良かった(爆)
ということで今回の新幹線豪華金沢旅行がここに終了した!
今回の旅でグランクラスは東北新幹線E5系と北陸新幹線E7系両方とも乗車完了。そして全国の新幹線も全線制覇完了!となった。
ちなみに2日間で4万歩歩いた!その分グランクラスで飲み過ぎて体重は増えた(爆)


さて、今回の旅のお会計を集計してみるとする。
川越〜東京電車賃:\597
東海道新幹線東京〜米原グリーン車:\11430(アップグレードポイント利用)
米原〜川越乗車券:\9790
米原〜金沢しらさぎ自由席特急券:\2200
ICa:\2000
北陸鉄道一日乗車券:\1100
近江町市場潮屋:\1800
ホテルクラウンヒルズ金沢香林坊:\6831
千の升:\5577
兼六園:\320
北陸鉄道浅野川線一日乗車券:\500
おみやげ:約\5000
北陸新幹線はくたかグランクラス:\21530
川越〜自宅:¥タクシー:\900

総合計69575円!やはりグランクラスの20000円オーバーがかなり効いているが、これだけ豪勢に遊んだなら満足満足!

 

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