Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」の長野原・軽井沢廃線巡り!〜

2018年5月、 約2か月半にわたってお化粧直し(全塗装)のために入庫していた「にょろ吉」が復活!やはり愛機が帰ってくるとどこかへ出かけたくなるのが人情というもので、「ブラッディー」は 久々に「にょろ吉」での遠出を計画した。
と言っても自由になる時間が日曜日だけという状況だったので、ならば久々に新しいツーリングコースでも考えてみようと画策。
思い出したのが、仕事で知り合った友人に教えてもらった「長野原支線太子(おおし)駅」。長野原線の長野原草津口駅から分岐して経った一駅だけ営業していた支線の終着駅で、最近観光用に再整備されたのだとか。
ついでに草軽電鉄の廃線跡や碓氷峠のめがね橋などを見て回ると、半日でいろいろ楽しめそう!
ということで日曜日の朝、思い立って関越自動車道で北へ向かったのであった。


5月27日(日)8時自宅出発
〜 関越〜渋川伊香保〜国道145号〜太子駅跡〜北軽井沢駅跡〜白糸の滝
単独で山を目指すというのは久々!そしてこの日の天気は快晴!気持ちよく目覚めて8時に自宅を出発する。
途中の画像は一切なし!日曜日の朝の下りは空いていて気持ちいい。これならツーリングにもいい時間帯かもしれない。
渋川伊香保で高速を下り、国道145号線で川原湯温泉方面へ向かう。途中中之条あたりでは結構混んでいたので、ツーリング本番では榛名山を登ったほうが面白そうだなどと考えていたら、10時には長野原草津口駅まで到着してしまった。
廃線になった長野原線太子支線は長野原草津口駅から北へ分岐して六合(くに)方面へそれてゆく。
長野原草津口駅近くには廃線跡の鉄橋がまだ残っている。
たった1駅だけの支線だったので、六合方面へ向かって5分ほどで目的地に到着。

これが復元された太子駅の駅舎。入場するには200円を払う必要があるが、当時の駅の窓口なども再現されていてきれい!

なぜたった4q程の支線が敷設されたかと言うと、それはこの鉄鉱石の運搬のため!この地域では鉄鉱石が多く採掘できるのだ。

そのため駅の構内にはホッパー貨車に鉄鉱石を積み込むホッパー場がまだ残っている。
ホームには大井川鐡道からやってきた貨車が2両展示されているがホッパー車ではないのが残念・・・
せっかくなので復活のにょろ吉と記念撮影!
さて、太子駅跡を見学した後は国道146号線で軽井沢方面へ向かう。この道はツーリングでも来たことはないので初めて通った。
途中の展望台からは草津白根山がくっきり!
ちなみにこの国道146号線の長野原側は登坂車線もあるかなり走りやすいワインディング。これはツーリングに最適かも!
向かったのは北軽井沢駅跡。ここは前から来てみたかった場所で、草軽電鉄の北軽井沢駅が当時のまま保存されている貴重な場所。
到着してみたらビートのツーリング軍団が10台!
天気もいいし気温も初夏の爽やかさ、OPENは気持ちいいだろうな〜

これが北軽井沢駅跡の全景。駅舎とホームは当時のまま保存されている。機関車は木製のレプリカだが良くできている。
草軽電鉄は文字通り草津と軽井沢の間50q程を結んでいた軽便鉄道で、JRなどの軌道幅に比べて軌間の狭いナローゲージでは日本最長を誇った路線。と言っても私の生まれる前、昭和38年に廃線になってしまっていた・・・
当時の写真がこれ!実物を見たかった・・・

駅舎は法政大学村が草軽電鉄に寄贈したもので、国の登録有形文化財。欄間に[H]マークがあるのが法政の証!
ということで念願の北軽井沢駅跡を見学した後は一気に南下。途中から白糸有料道路に入ってせっかくなので白糸の滝を目指す。

白糸の滝はなんと初訪問!近くは何度も通っているのにいつも通過してしまっていた。
実際に来てみると確かに糸のような繊細な流れがとてもきれい!しかも滝の本体だけでなく、その周囲のシダなどの植物との景色の融合も素晴らしい。

11時30分:旧三笠ホテル〜 軽井沢駅〜めがね橋
ここまで一気に回ってきたが、まだ自宅を出発してから4時間も経っていない。白糸の滝からさらに白糸有料道路を南下すると途中にあるのが旧三笠ホテル。せっかくなのでここも見て回ることとする。
これが旧三笠ホテル。入場料は400円
ここは明治時代の社交場として有名。渋沢栄一などの署名が書かれた宿帳などがその栄華を物語る。

館内はまさに社交場と呼ぶにふさわしく、当時の政財界の著名人がここで歓談していたのだなとか思う。

明治時代なのに全室ベッドで洋風の浴室、トイレも洋式だったのにはビックリ!
全部紹介したいが紙面の都合でこの辺で・・・旧三笠ホテルには結局1時間ほど滞在。じっくり見学してから出発。

続いて向かったのは軽井沢駅。ここは長野新幹線が飼う通してから来たことがなかった。果たしてどれくらい変貌しているのか?
確かに新幹線の停車駅であるJR軽井沢駅は最新型の立派な橋上駅なのだが、
こちらのしなの鉄道の軽井沢駅は当時のまま保存されている。
本当は駅の構内に入るには入場券を買わねばならないのだが、駅員さんに聞いてみたら「そのままどうぞ」と通してくれた!ありがとう!

駅構内には碓氷峠のシェルパとして活躍したEF63型機関車とEC40型機関車が保存されている。ちょっと色あせているが保管状態は良好!
そして駅の前には草軽電鉄のデキ13型の実車が!
こちらはレプリカではなくて実機。ずっと前から軽井沢駅に展示されている貴重な機関車なのだ。
さて、軽井沢で見るものは見たので帰途に就くことに。しかし、このまま帰ってしまうのはもったいない!ということで碓氷峠の旧道を通ってめがね橋を見学し、松井田妙義から高速に乗って帰ることとした。時刻は13時
碓氷峠の旧道は何度も通っているのだが、夜に通るか攻め込んで走っているのでじっくりと景色を見たことはなかった(笑)
しかしたまにゆっくり走ってみると、信越本線の廃線跡とずっと並走しているので

碓氷第5橋梁、碓氷第6橋梁などのこちらも貴重な鉄道遺構を見ることができる!しかも森林の中で気持ちいい〜
そしてこれが有名な碓氷第3橋梁、通称めがね橋

明治時代に煉瓦でこの橋を組み上げたっていうんだからすごいよな〜!でもこの貴重な橋に落書き・・・と言うよりも削り書きをするとは何と心無い観光客の多いことか・・・
本当はこの橋の上に登ることもできるのだが、今回はパス!と言うことで帰途に就くことにする。
帰りは松井田妙義から高速に乗り、上信越道〜関越道で嵐山小川まで走破し、深谷にあるレストラン「マスタードシード」を目指す。
なんと東武5700系電車を使って営業しているレストラン!
実はここで遅い昼食をとりたかったのだが、到着時刻は14時半。ちょうどお店のランチタイムの終了時間・・・残念。
でも朝8時に出て300q回って15時には川越に到着できることが分かったので良しとしよう。
しかもこれだけの鉄道遺構を見て回ってこれちゃうんだからいいコースだよなあ。

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