Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜[ブラッディー]の寝台急行きたぐにに乗ろう!〜
 

2010年5月24日(月)、[ブラッディー]は 福島日帰りの出張が入った。京都から福島まで日帰りってのはかなりきついのと、せっかく週明けの出張なのだから!ということでSpirits&YKKでおなじみの[寺ちゃん]に会いに行くべく東北旅行を計画。早速[寺ちゃん]に連絡を取ってみる。ところが・・・
「ゴメン!22日から2泊3日でキャンプに出かける約束があるんだよ。日曜日の23日夕方なら帰ってきているけど・・・]
ということで、23日の18時ごろに米沢に到着するように旅程をたててみる。
そこで思いついたのが大阪発新潟行きの夜行急行[きたぐに]に乗って北陸回りで米沢へ向かうルート。現在日本に残る定期急行列車はたったの2往復。この[きたぐに]と青函ルートの[はまなす]の夜行2往復だけ!
しかも使用している車両は40年選手ばかり。いつ廃止になってもおかしくない。
さらに[きたぐに]には残すところたった52両となった世界初の寝台座席兼用電車583系が使われている。この3段寝台電車に乗らなければソンソン!
さらに新潟からはJR東日本が誇るジョイフルトレイン[きらきらうえつ]を使った快速「きらきらうえつ」号にも、時間的に乗ることが出来ると判明。さっそく[みどりの窓口]に走ったのであった。
あっさりチケットゲット!
「きたぐに」は喫煙の3段B寝台下段。[きらきらうえつ]は3号車の海側の窓側。まずは最高の席をゲット。
ちなみに乗車券!
〆て19410円!新幹線乗り継ぎの亀岡ー福島間は20440円だからこっちのほうが安い!
しかも経由地が・・・大阪〜東海道線〜米原〜北陸線〜直江津〜信越線〜新潟〜白新線〜新発田〜羽越線〜余目〜陸羽西線〜新庄〜奥羽線〜米沢というすさまじいルート。このルートを説明するのに10分もかかった(笑)
さらに「きたぐに」は大阪発なので、始発の大阪から乗ろうということでわざわざ大阪からの切符を購入!これで準備万端!


5月22日(土)大阪〜翌23日新潟(寝台急行「きたぐに」)
昼間は精力的に動き回って用事を済ませた[ブラッディー]は20時ごろに自宅を出発。まずは大阪へ向かう。途中の京都駅で[寺ちゃん]のご家族へお土産をゲット。さらに大阪北新地で寿司を食べて腹いっぱい!コンビニでビールとつまみを買い込んでいよいよ東北へ旅立つべく大阪駅へ向かう。

大阪駅11番線22時過ぎ、行き先案内が夜行列車だけというのが旅情を誘う。でもKIOSKは既に閉店!買い込んでおいてよかった!ちなみに夜行列車内には自動販売機も車内販売もないので、今のうちに買い込まないと後が辛い(これ、今までの経験でしっかり体が覚えている)
大阪駅11番線ホームの待合室にはTVも備え付けられている
23時27分の発車の何分前に入線するのかな?などと思っていたら、23時ごろにいきなり「きたぐに」が入線してきた(笑)
早いよ!焦ってぶれちゃった〜
新幹線も折り返し5分ほどの客扱いで出発してしまう昨今、このゆとりの出発は嬉しい。ここで[きたぐに]用の583系寝台電車を舐め回すように見る(笑)

こちらが「きたぐに」の583系寝台電車。JR西日本にはこの塗装車が10両4編成40両在籍。JR東日本には昔の国鉄色に塗られた車両が6両2編成12両が在籍している。定期運用はこの「きたぐに」のみで、高度経済成長の山陽、東北を支えた[昼夜兼行]の電車も侘しい余生を送っている。

電車は京都総合車両所の所属。銘板に[日本国有鉄道]とあるのが凄い!この車両は昭和43年製で、通称「ヨン・サン・トオ]と呼ばれる全国白紙大改正でデビューした車両。山陽本線の特急「つばめ」「はと」[金星][明星]として昼間は座席、夜は寝台の[昼夜兼行]を目指して製作された。当時は高度経済成長期。逼迫する旅客需要に対して輸送力が追いつかないことと、昼間の電車は夜は基地に帰り、夜行列車は昼間基地に帰ることに注目した国鉄が、[世界初]の寝台・座席兼用電車として英知を集めて設計した電車なのである。では何が凄いのか?

これが自由席として使用する1号車〜4号車の室内。見た感じ普通の向かい合わせのボックスシート。ところが・・・
網棚が異常に張り出しているのと、窓の上の室内構造に注目
実は網棚を一度跳ね上げて、窓上のL字ユニットを下ろし、網棚を再びセットすると・・・
なんとこの通り中央通路式3段寝台に変貌する!
しかもこの寝台はよく出来ていて、こんないろいろなところにギミックがある。メカ好きにはたまらないこのからくり構造!

下段寝台は座席の座面部分をスライドさせると出来上がり!横幅106cmのA寝台並みのベッドになる

窓側には中段寝台の凹みを利用してハンガーかけがあり、ハンガーと浴衣も準備されている

通路側の肘掛部分には・・・・           引き出しテーブルと灰皿完備!
昼間の特急列車に使っていたときの装備がそのまま残っている。こういうからくり[ブラッディー]は大好きかも・・・

さすがに寝転がると頭上が狭い・・・       灰皿には[JNR(Japan National Railways)]
日本で最後に残った3段寝台車は天地方向がさすがに厳しいが、下段であれば窓側の空間に頭を持ってゆけば不自由はない。ちなみに[ブラッディー]の座高は約90cmだが、若干首をすくめたり、そっくり返って座っていると別に気にならない。

左が中段寝台で右が上段寝台。こちらはベッド幅70cmで客車2段式B寝台と同じ。さすがに頭上スペースが厳しい。特に上段寝台は車両の絞込みの影響で天井が斜めになっている。しかも窓がない・・・ん?

上段、中段寝台にあった意味不明のスライド扉。これを開けるとなんと・・・小窓が出現するのだ!
なかなか凝った作りをしている!
ギミック満載のB寝台車は5号車、8号車〜10号車の4両。[ブラッディー]の乗ったのは5号車。
モハネ583-66
例によって読み方解説!
モ・・・モーターの「モ」で電動車を現す
ハ・・・イロハの「ハ」で3等車を現す。グリーン車やA寝台車なら「ロ」となる。1等車を現す「イ」はJRには古い展望車マイテ49型しか現存しない
ネ・・・寝るの「ネ」で寝台車を表す
583・・・583系特急型電車のパンタグラフなし奇数向き車両を表す。5は交直両用を表し、8は特急型、3は583系列の奇数番号。モハネ583型は電気機器の関係でパンタグラフ付きモハネ582型(偶数車両)と必ず2両セットで使用される。
その66番目に作られたのがモハネ583-66というわけ!

ではその他の車両について紹介!
こちらは6号車のグリーン車サロ581型
意外とグリーン車に乗る人が多いのはビックリ!B寝台車より安いのとゆったりしたリクライニングシートが人気なのかも!
ちなみに車両はサロ581型という

こちらは7号車のA寝台車サロネ581型。もともとA寝台車がなかった583系を急行「きたぐに」に転用する際に、「きたぐに」のA寝台利用率が高いのでサハネ581型から改造で登場した車両。構造はB寝台車とほとんど同じだが、二段寝台になっているので圧倒的に寝台でのゆったり感が違う。車端部には左の画像のような休憩室(昔の喫煙室)がある。
大阪での停車中にこれだけ見て回ってしまった(笑)

専用塗装の「きたぐに」のロゴマーク       [急行]の文字がいつしか消えてしまうのか?
そして23時27分、急行「きたぐに」は定刻に大阪駅を出発!鉄道ファンの姿がチラホラとホームに見える。
発車して間もなく、国鉄特急電車の象徴である[鉄道唱歌]のチャイムが鳴り、車掌さんの案内が始まる。全ての到着時刻は新大阪駅発車後に行うとのことで、5分後には最初の停車駅新大阪に到着。
早速[ブラッディー]は飲み始める!
新大阪を過ぎると京都、大津、彦根と停車して行くが、京都駅からは深夜帯なので車内放送は一時停止となる。車内の通路も減光されて夜行列車独特の雰囲気に!
さらに米原、長浜、敦賀、武生、福井とこまめに停車してゆくのだが・・・・
ビール3本を長浜までに飲み終わった[ブラッディー]は気づかぬうちに撃沈zzz・・・・ちなみに金沢駅で36分も停車していたはずなのだが全然記憶なし!
目覚めたら魚津付近を走行中だった(爆)
直江津到着直前の5時50分に車掌さんの朝の放送が始まる。
[おはようございます。只今の時刻は5月23日日曜日。5時50分でございます。急行きたぐには時刻どおり走行中です」
なんとも旅情のあるモーニングコールにすっきりお目覚め!まずは直江津駅でモーニングコーヒーを買い込む。

なんたって直江津駅では21分も停車するのだ! 先頭車まで行って写真撮っても大丈夫!
直江津を発車するとJR東日本エリアに入ってくるのだが、朝の通勤時間帯とも重なってくるので急行といえどもこまめに停車する。
柏崎付近では日本海を望みながら走行!
ちなみにこの583系電車は国鉄時代の名機MT54型モーターを搭載しており、その走行音(全開で唸ったときの音)が最高に心地いい。前後に列車がいないので常に全開!(なのに直江津で21分停車するところが面白い)
長岡を越えるとさらに停車駅は増え、ほぼ10分おきに停車 新津からは快速となって終点新潟には8時29分着。所要時間9時間2分の寝台の旅はここに終了した。
いつまで走ってくれるのか分からないが、[世界初の寝台電車]にいつまでも乗っていたい気分だ!
新潟駅では接続の特急[いなほ1号]と並ぶ
ちなみに「いなほ1号]に5分接続で飛び乗って最短で行けば米沢には15時に到着するし、米坂線の快速「べにばな」号に乗れば12時前には米沢に到着できるのだが・・・[ブラッディー]はここで一度駅の外に出てドトールでモーニングコーヒーと洒落込むことにする。時間は売るほどあるのだ!(笑)

5月23日(日)新潟〜 余目(快速きらきらうえつ)

次の快速「きらきらうえつ」は10:16発なので時間はめちゃめちゃあるのだが、9時半になんとなく虫の知らせで再び新潟駅へ行ってみる。すると・・・・
うわ!SLばんえつ物語号だ!
これはノーマークだった!新潟発9:43に磐越西線のSL快速[ばんえつ物語]号が発車するのだ!これはラッキー!
牽引するのは[貴婦人]ことC57型180号機!パシフィックの名機と言われるC57の姿は神々しい!

しかもいつもと違うヘッドマーク!         ボイラーは昭和33年製?
実はこのC57、一度ボイラーを破損しているらしいのだ。修復時にボイラーを載せ変えているのでボイラーだけが新しい!

TVの取材が何を撮影しているかというと?   ちょうど石炭をくべる作業をしていたんですなあ〜

牽引される客車は専用に改造された12系7両編成。ホームは人でごった返している!
[ばんえつ物語]号の発車はもちろん動画で撮影!感動のサプライズ対面だった。
ちなみにこの日の[ばんえつ物語]号は結構空いていた。隣の新津から乗る人が多いのか?次回はこれに乗ってみよう!

[ばんえつ物語]号の出発後の余韻に浸っていると、次に乗る予定の快速[きらきらうえつ]が入線してきた。出発前20分で入線すると言うのは本当にありがたい。あくせくと出発する特急列車などでは味わえないゆとり!
これが「きらきらうえつ」号用の485系700番台電車
485系は元々特急型電車の標準車として現在も[雷鳥]などに使われている車両。その機器類を利用して車体を新造して載せ変えたのがこの車両。日本海沿いを走る羽越本線の観光快速列車としてデビューした。ちなみに運転区間は新潟〜酒田(たまに象潟)間。では車内を早速散策!

運転席は大きな2枚窓で前面展望が楽しめる その直後にはレストバー付き展望スペースがある

1,3,4号車は普通車。15cmほど床面を上げたハイデッカータイプで、リクライニングシート完備。
全車指定席なので、基本的に乗客は510円の指定券を持っていないと乗車できない。

2号車は売店スペース付きのラウンジカー。食堂車と言ってもいい作りで、旅情を楽しむには最高!
このラウンジはフリースペースなので、乗客であれば誰でも着席できる。
3号車には記念バッジの自動販売機
こういうものに目がない[ブラッディー]は・・・・もちろん買っちまった(爆)
あれこれ見て回っているうちに出発時刻になる。列車は定刻の10:16に出発!
ちなみに新潟駅の放送によると、新潟発金沢行きの特急[北越4号]は強風で運転を取りやめなのだとか・・・。「きたぐに」で到着しておいて良かった〜〜〜!

快速[きらきらうえつ]は新潟から白新線を一路東へ進む。この列車で驚いたのが車掌さんのアナウンス。なんと沿線の観光案内をしながら進むのだ!
到着駅が近づくと、駅の周辺の案内や、出身者の有名人の解説、観光地のチケット予約も車内の売店から出来るとか・・・すごい!
さらに車内で販売している弁当は、新潟市内の有名な料理屋さんと車掌さんでタイアップして地元の名産品で作り上げた[きらきらうえつ]車内限定の弁当なのだそうだ!
この日の車掌さんは[鈴木]さん
すごくハキハキとした話し方で好感が持てる美人![ブラッディー]は本名と同じ発音をする[アノ駅]での放送を全部動画で記録させていただきました(もちろん許可を得てですよん!爆)
んで、この車掌さんと仲良くなったので、勧められるがままに・・・・
記念オレンジカードを台紙付きで買ってしまった(笑)
ちなみに車内はものすごく空いていた!1両に乗っていたのは最大で15名ほど。観光客のほかに地元の人もいるようで、車掌の[鈴木]さんと[今日は鈴木さんだったんだな]などとお国言葉で話しているのがほほえましい。

列車は日本海を堪能しながら東に進む     日本海って独特だよなあ〜
♪悲しみ〜〜〜本線〜〜〜日本か〜〜〜い〜〜〜♪
各座席には持ち帰り可能なパンフレットがあるので観光名所もバッチリ!
というわけで「きらきらうえつ」号はあっという間に余目駅に到着。到着時刻は12:41.2時間半近くも乗っていたとは思えないほど楽しい時間だった。
車掌の[鈴木]さんと手を振ってお別れ!

さて、余目駅で降りた理由・・・陸羽西線との連絡駅だから・・・実はそれだけ(爆)
でも、次の列車は14:12発の快速[最上川]なので、この待ち時間の間にランチでも食べようという話。
んで、降りてみて最初に気がついたのはこれ
ほう!!そうなのか!
ということで早速4番線ホームへ向かう[ブラッディー](ただのミーハー!)

ほう!そうなのか!                 映画と同じシーン・・・だけど広末はいない(爆)

さて、ランチランチ・・・・と勇んで駅を出た[ブラッディー]を待っていたのは・・・・何もない駅前であった(爆)
駅から歩くこと5分、他にはおそらく他に競合店がないであろう料理屋を一件発見!

一幸食堂!どうも中華がメインらしいのだが、街の食堂らしくなんでもあるのでかつ重を注文!
しかしこのかつ重、肉にはほとんど脂身がなくて筋もない上質な肉でビックリ!味噌汁も豆腐と海鮮でボリュームたっぷり!
これで750円ならばOK!まあ、他に店の選択肢がない(というかコンビニも売店もない)ので仕方ないと言えば仕方ないのだが・・・
ちなみにこの店、この日の夜に[寺ちゃん]に話したら・・・知ってた!ラーメンの味まで!!恐るべし[寺ちゃん]!

余目〜新庄(快速[最上川])〜山形(新幹線つばさ124号)〜高畠(440M)〜米沢(444M)
腹いっぱいになった[ブラッディー]は余目駅に戻り、14:12発の陸羽西線快速[最上川]号を待つ。
でもこの頃、「きたぐに」でも睡眠不足がたたって睡魔が・・・・

やってきたのはキハ110系気動車の2両編成 室内は固定式のクロスシートが並ぶ
でもこの車両、塗装の色以外は八高線の気動車と同じ。眠気もピークに達したのでここで撃沈zzz
結局新庄まで2駅に停車するのだが、全く気がつかずに1時間ほど睡眠。気づいたのは新庄駅に到着してからだった(笑)

新庄駅に停車していた陸羽東線の観光快速「こがね」号。「きらきらうえつ」の陸羽東線版で仙台まで行く車両。今度はコレに乗ってみようかな〜
新庄駅構内に展示してあった戦国時代の武将が乗り込んだ船
新庄駅からは各駅停車を乗り継いで米沢まで行く予定だったのだが、どうしても風呂に入りたくなったので途中の高畠駅構内にある温泉に寄って行こうということで、新幹線つばさで山形まで出ることにする
新庄駅の構内
完全に分断されてしまった構内が特徴。昔はこの前後の線がつながっていたのだが、新幹線化による軌間拡大工事で分断されてしまったのだ。

これが新型の山形新幹線「つばさ」用のE3系2000番台。400系初代「つばさ」の置き換え用に登場した。
最新型の新幹線らしく、座席の形状もヘッドレストが大きくて快適。座面もスライドするリクライニングシートを備える。
嬉しかったのはこのコンセント!
長時間の旅をしてきたので携帯の電池はEMPTY寸前!これで救われた〜
ということで「つばさ」は発車のベルもなく(爆)発車!山形まで快適に突っ走る。
ちなみに高畠駅は通常新幹線も止まる駅なのだが、この「つばさ124号]は速達列車なので山形から米沢までノンストップ。従って山形駅で各駅停車に乗り換える。
乗り換えた440M米沢行き
この電車は719系5000番台電車。新幹線と同じ軌間を走ることが出来る近郊型電車。雪国の電車らしくかなり汚れている。
719系に揺られること30分ほどで高畠に到着!
これが高畠駅の駅舎
[太陽館]というのはこの駅の駅舎そのものの名前なのだが、構内には・・・
循環式ながら100%源泉の天然温泉がある
この天然温泉は入浴料300円と格安!寝台列車でじっとりした汗をかいていた[ブラッディー]は待ち時間1時間の間にゆっくりと温泉に浸かる。本当にさっぱりして気持ちいい〜〜!露天風呂はないものの、駅から0分の便利さは捨てがたい!
ということで、1時間後に
444M米沢行きで米沢へ向かう
高畠から米沢まではたった2駅。18:17の定刻に米沢に到着!ここに「きたぐに」の旅は終了した。

米沢闇夜会
米沢駅の改札を出ると、ツーリング&キャンプ帰りの[寺ちゃん]が迎えにきてくれていた。
二人は早速[寺ちゃん]の自宅へ向かい、まずは荷物を置いて一息。
[寺ちゃん]の家に住み着いている野良
飼っている訳ではないのだが、どうも[寺ちゃん]になついているらしい(笑)
[寺ちゃん]のお父さんに送ってもらって向かったのは
[寺ちゃん]お勧めのうなぎ屋さん[可奈免(かなめ)]
[寺ちゃん]が「ここぞ!」というときに誰かを連れてゆくという名店!
ちなみに時間が早かったのか貸切!
早速一ヶ月ぶりの再会を祝って乾杯!最初に注文したのは?

日本酒と・・・         うなぎの白焼き!
しかもこの白焼きはわさびを載せて醤油で食べる!これがまた冷酒と合うんだな〜〜よだれ・・・・
皿にうなぎ出汁巻卵で悩殺!!
もう充分に堪能したよ〜〜〜と言っている間に
とどめのうな重!
もう・・・声でねえ・・・。ふっくら蒸し焼きで皮カリカリのうなぎに二人とも無言で食い漁る(爆)
結局話が始まったのは店を出てからであった(爆)
(ちなみに就職祝いということでご馳走になってしまいました![寺ちゃん]ありがとう!)
お店を出た二人はコンビニでビールを買い込んで[寺ちゃん]宅へタクシーで帰宅。
早速2次会開始!
この後、お互いにこの日の出来事を報告しあったところ、なんと余目に2時間違いくらいでニアミスしていたことが判明。さらに食事処[一幸]の話で盛り上がる!なんで山形県の日本海側の小さな街の食堂の話しで通じるんだ?
[寺ちゃん]は6月に日本一周のバイク旅行を企画中なのだとか。その時は京都においで〜〜!
そして話はBBSでも盛り上がったカメラの話に・・・
これ、[寺ちゃん]の所有全カメラ。全て現役!
しかし・・・PENTAXの中に1台だけニコンが!(左上)
実は12XのPENTAX X70を所有していたのだが、レンズが出てこなくなるトラブルに遭遇し、修理費用が高いので買い換えてしまったのだとか。その時ニコンに浮気したらしい。んでPENTAX X70は?
これ!
その後レンズの不調が治ってしまい、今は完動するらしい・・・・ん?
食いついた[ブラッディー]に[寺ちゃん]が一言。[欲しい?あげるよ]
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っつ!
さすがにタダで頂いては悪いので、言い値の2000円で買い取ることに!ありがとう![寺ちゃん]!

二人で龍馬伝やらニュースやらを見て過ごしていたのだが、23時過ぎにさすがに眠くなってくる。お互いにほとんど寝ていなかったということもあったのと、ビールがなくなったという最大の契機が訪れた・・・。

[寺ちゃん]、何やってるの?            え〜〜〜っ!
なんと自宅にいながら簡易ベッドとシュラフで寝る男!さすがのバイクキャンパー!
ということで怒涛の米沢夜会はここに終了!就寝時間は23時半であった(早い!)


翌日、目覚めたのは8時!なんと8時間ぐっすりと寝てしまった!こんなにゆっくり寝たのは久々かもしれない。
起きて顔を荒い、[寺ちゃん]の両親に挨拶すると、お母さんが山で取れた山菜を使った朝食を用意してくれていた!
お母さん特製の山菜朝食!
普段野菜が不足している[ブラッディー]には涙モノのメニュー!とにかく取れたて山菜は美味い美味い!あっという間に平らげてしまう(爆)

そして9時、お礼を言って[寺ちゃん]宅を出発。[寺ちゃん]が訪問先の迎えが来る福島駅まで送ってくれるというのだ。
この日は生憎の雨
でも、出発直後に関西は雨が降り出し、23日の日曜日は関東が雨。その雨を全部くぐりぬけてきた[ブラッディー]はやっぱり晴れ男?
福島駅には10時ジャストに到着。とんぼ返りしてブログ更新するという[寺ちゃん]にお礼を言ってお別れ。仕事モードに突入する[ブラッディー]であった。

今回の夜行急行「きたぐに」の旅。「きたぐに」だけでなく[ばんえつ物語号]や[きらきらうえつ号]などの思わぬ嬉しい体験もあって本当に楽しんじゃいました。
さらに米沢での[寺ちゃん]との再会、なんだか会社辞めてからのほうが会う頻度がめちゃ高くなってるぞ〜〜。短い時間ながら濃い時間を過ごせるのはやはり友人の強み!本当に持つべきは友だなあ〜

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