Bloody's Tea Room
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2021/05/30 16:25更新 

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〜「ブラッディー」の桜満開甲府旅行記!〜
 

47都道府県の県庁所在地で宿泊したことがないのが鹿児島、大分、佐賀、甲府の4カ所のみとなっている「ブラッディー」。実は2月に 車仲間の「グランブルー」さんと 新穂高温泉に行った際、「グランブルー」さんから甲府に温泉つきビジネスホテルがあるという情報をゲット。3月は土日の予定が埋まってしまっていたので、4月1日に宿泊予約を入れた。
2023年は春の到来が早くて3月最終週には桜が満開に!桜巡りは予想していたものの、2日間のほぼ全行程で桜満開&桜吹雪を経験できる素晴らしい旅となったのであった。
では早速桜満開甲府温泉旅をレポートしてみることとする。

4月1日(土):川越6:30発〜 奥多摩〜柳沢峠〜遠山〜ほったらかし温泉〜甲州フルーツパーク〜フルーツライン〜昇仙峡〜武田神社〜武田信玄公墓所〜やかた製麺で昼食〜舞鶴城公園〜ホテル昭和に宿泊〜鶏焼の幸修で夕食

甲府まで高速を使って行くと川越からは1時間半で着いてしまう。まあ、近すぎると言うこともあるし、高速を使うのももったいない。ということで今回は国道411号線、青梅街道を使って峠越えをすることとした。ルートを事前に考えつつ、最初の目的地に選んだのは「ほったらかし温泉」。まさに一般道で甲府に向かう途中にあるから場所もうってつけ。
一般道で甲府まで行こうとすると3時間近くかかる計算なので、自宅を6時半に出発し、朝マックで腹ごしらえをして7時に川越を出ることとした。
もちろん川越もまだまだ桜が見頃!
国道16号線を入間で逸れて仏子〜成木〜軍畑のルートで最初のワインディングを楽しむ。CR-Zでの長距離ドライブも久しぶり!

とにかくどこへ行っても桜が満開!梅と同時に咲いているところもある。気持ちいい朝のドライブ。

奥多摩湖には8時過ぎに到着。ここで小休止。奥多摩の桜も満開ちょっと手前。朝は観光客もほとんどいないので本当に気持ちいい。
ここからはいよいよワインディングを堪能!考えてみればCR-Zで奥多摩を越えるのは初めて。登りだと駆動用バッテリーがすぐになくなる(笑)
途中の柳沢峠頂上では富士山がくっきり!
この景色を見て多くの車が路上駐車していたのには閉口したけど・・・・。
気持ちよく国道411号線を走破して塩山市内に入ったのは9時半頃。塩山のある甲州市は桃が有名。そしてこの季節は花桃がきれいなシーズン!
街道沿いも桃の花が咲きほこっていて最高に気持ちいい!
塩山市内から目的地の「ほったらかし温泉」に行くには、甲州フラワーパークという施設の中を通過する必要があるのだが、ここも桜と桃が満開状態!


これ以上望むべくもないという景色の中を通過して到着したのが
ほったらかし温泉!入浴料は800円
ここには「あっちの湯」と「こっちの湯」の2種類があるのだが、到着した10時頃に開いていたのは「あっちの湯」だけ。
画像はもちろんないが、ここは富士山を望む見晴らしのいい高台に露天風呂が3つもあって、屋根も何もない全天空の露天風呂が楽しめる。
露天風呂からはこんな景色!(展望所で撮影)
とにかく湯に浸かってずっとぼうっと出来る感じ。30分は入っていたかなあ。
そして風呂上がりの温玉揚げが旨い!(180円)
風呂に入ってスッキリした後に目指したのが昇仙峡!ほったらかし温泉から昇仙峡に行くには一度甲府市内を通るのだが、あえて国道を使わずに高台にある広域農道を通ることとした。その農道の名は「フルーツライン」!文字通り桃園に囲まれたところを通過する。
これを見て!
ワインディングも素晴らしい道だし、景色がこんな感じだから気持ちよさしかない!

甲府市内からも南アルプスが見え隠れしていて本当に気持ちいい。武田信玄の拠点だったこともあって街の名前が武田!ちなみにこの武田交差点の近くに武田神社がある。

武田神社の横を通過して昇仙峡ラインへ行くとまたもやワインディング!山を登って行くと左側には雄大な渓谷が現れる。思わず車止めて撮影してしまった。
そしてこれが有名な仙娥滝
紅葉のシーズンが有名なのだが、春のシーズンでも幻想的な光景で一見の価値あり。近くは遊歩道になっていてちょっとしたハイキングにもいいかも。
そして昇仙峡は日本の水晶発祥の地だそうで、私も500円で売っていた紫水晶の原石を買ってきた。
地図を見るとここよりもさらに山を上がったところに大滝というのがあるようなのだが、行ってみたところどこに車を止めるのか?が良くわからず、結局ワインディングを楽しんだだけで帰ってきてしまった。

こちらは大滝に行く途中にある荒川ダム。そして再び昇仙峡ラインを下って、途中のヘアピンにあるのが「みはらし広場」
写真ではわかりにくいが、実はみはらし広場からは富士山も見える(画像左側)。眼下には甲府盆地を一望!

甲府市内に戻って最初に向かったのは有名な武田神社。武田神社は武田信玄の館があった場所に建立された神社なので、実は信玄公が建てたものではない。武田信玄が建立したものと言えば甲府で有名なもう一つの寺社仏閣となる甲斐善光寺のほう。

もちろん神社周辺も桜が満開!ちなみに甲府駅からまっすぐ伸びた道の終点が武田神社になっているのだが、この通り全てが桜並木になっている。町名も「武田」!

武田神社から東に15分ほど歩いたところに武田信玄の墓所がある。信玄は「死後3年間その事実を隠せ」と言い残したと言われており、事実残った家族、家臣たちによってその死は公にされなかったと言われている。
さて、かなり歩いたこともあり、朝食から6時間も立ってしまったので腹ごしらえすることとする。んで、墓所から武田神社に戻る道で
そば屋さんを発見!
でもこのそば屋さん、入口が通りに面していない。のれんをくぐって進むと民家の玄関が現れる!

そして店内はこんな感じ!まさに民家そのもの!お店の名前は「やかた製麺」と言い、老夫婦だけで営業している。
ここの女将さんがとても気さくな人で、ついつい話し込んでしまうくらい話し上手。
ちなみにメニューは4種類だけで、私はざるそば850円を発注
もちろん旦那様が打った手打ち蕎麦も旨い!
さて、腹ごしらえしたところでこの日最後の目的地へ。
甲府駅のすぐ裏には甲府城跡がある。正式な名前は鶴舞城公園。駐車場がないので近くの駐車場を探すのにちょっと苦労したが、大小の駐車場がたくさんあるので、値段にこだわらなければそう苦労することもなかったかも。
これが鶴舞城公園
桜の名所と言われるだけあって、城壁の上には見事な桜並木
隣は山梨県庁で、これも重厚感ある建物

大きなお城ではないし天守閣もないが、桜と建造物の対比が素晴らしい。ちなみにこのお城はなんと豊臣秀吉の命で浅野長政が建てたということで、実は武田氏にはなんのゆかりもない。

こちらは復元された鉄門。その鉄門からは右のような庭園を見渡せる。桜満開なのでこれ以上ないという景色を堪能!
さて、この日の目的地は全部見学し終わったので、この日の宿に向かうこととする。時刻は14時半。
もっと街を回れよ!と言われそうだが、早く宿に着くのには目的があるのだ。
ここがこの日の宿泊場所ホテル昭和!
そう、「グランブルー」さんに紹介してもらった宿で、温泉付き朝食付き1泊5600円と言う安さ!ホテルの名前はすぐ近くにある甲府昭和インター(と地域名の昭和)から名付けられたものだが、

昭和感満載なホテルであることは間違いない!
そして宿の駐車場にはこんな怪しい2台の車が・・・
これも「グランブルー」さんから事前に教えてもらっていたのだが、このカバーの中身はなんと「ランボルギーニ・シルエット」!
これは「グランブルー」さんが10年前に撮影した画像!
まさにシルエットそのもの!これが2台もあって朽ち果てているというのはどういうことなのか!?とにかくすごいホテルだな。

そして15時にチェックインしてまずやることは・・・そう!温泉!
到着後まずはひとっ風呂浴びたが、大浴場は100%源泉掛け流しで、サウナも完備。さらに「冷凍室」まであって、温泉で暖まった体を拭いて冷凍室に入るとその後の発汗を抑えられるというわけ!
気持ちよく温泉を堪能したあとはF1オーストラリアGP予選とF2オーストラリア第1レースをDAZNで楽しむ。
17時にF1予選が終了し、街に繰り出して飲みの時間!事前に調べてはあったのだが、宿のカウンターに
こんなパンフレットを発見!
宿の人に聞くと「まだ行ったことないが、お客さんの話ではいい店らしい」とのこと。甲府に来て甲州地鶏を食わなきゃ!ということで歩いて3分ほどのこのお店に行くこととした。
これが甲州地鶏焼きの店「鶏焼の幸修」
焼き肉の肉が鶏バージョンと考えればわかりやすい。鶏焼は三重県が有名。甲府にはここ1件しか鶏焼の店はないらしい。

注文したのはこちら。ビールとキュウリ一本漬けと鶏焼5種盛り!ちょっと量が少ないかな〜と思ったのだが
自分で七輪をつかって焼いては食い焼いては食い・・・あっという間に腹が膨れた
ちなみに鶏には下味がついているので、焼くだけでもとても美味しい。刺身みたいに食べられるくらい新鮮な肉なので、とにかく炙る程度でも旨い!味変したい人は7種類もの薬味があるので、さらに楽しめる。
結局、腹一杯になってしまってビール3杯しか飲めなかった。そしてお値段は4950円!
また、隣の席には埼玉県三郷市からやってきたという夫婦がいて、埼玉の話題でも盛り上がった。お店の人も気さくだし、甲州地鶏に対する情熱も感じるいいお店だった。
ということで、宿に戻ったのは19時半。ブラタモリを見てから再び風呂へ。
風呂上がりに缶ビールを飲み、その後深夜に再び風呂に入り、結局就寝時間は1時だった。
 

4月2日(日):8:30ホテル出発〜桔梗屋工場〜勝沼ぶどう郷駅〜初狩駅〜中央道〜圏央道〜川越13:00帰宅

前日あれだけ飲んだのに「ブラッディー」は7時きっかりに目を覚ます。起きたら早速風呂へ。そして風呂上がりにそのまま食堂へ。
軽食しかありませんよと言われていたが、バイキング形式でこんな立派な食事が!
これがついて温泉があって5600円はやっぱりめちゃ安いでしょ〜
ゆっくり朝食を摂って宿を出発したのは8時半。この日最初に向かったのは

信玄餅で有名な桔梗屋の工場直販アウトレット売店。元々は社員向けの売店だったのだが一般販売されているのだ。はとバスまでやってくる有名なところ。
ちなみに「お菓子詰め放題」というのもやってて、なんとこの日は午前6時に130名分の整理券が配布終了だそう。そこまでして詰め放題やりたいのかねえ〜
私は普通のアウトレット売店で信玄餅の他にかりんとうやカステラなどをゲット。全部で2000円!信玄餅って1パック6個で1000円もするので確かに安い。ちなみに信玄餅は私が購入した直後に売り切れていた。
さて、お土産も買ったところで次の目的地へ。向かったのは
勝沼ぶどう郷駅

現在は本線上にホームがあるのだが、その昔勝沼駅という名前だった際には本線から引き込まれたところにスイッチバック駅があったのだ。その駅のホームと敷地を利用して公園が作られていて、甚六桜という桜並木がある。
そして甚六桜はまさに見頃、満開で風が吹くと桜吹雪になるという素晴らしい状態!ちなみにここへ到着したのが9時半だったのだが、駐車場は既に満車に近くなっていて、臨時駐車場にかろうじて停められた。

ちょうど列車がやってきたりして、本当にいいタイミングだったかも!
そして駅の隣には旧線跡を利用してEF64型電気機関車も展示中
雨ざらし保管なのにとてもきれい!ちなみにこのEF64は18号機で昭和41年製!私と同じ歳だ〜
鉄道遺構はさらにあり、このEF64の先には
かつてのスイッチバック引込線の終点があり、橋脚も残っていた。
ここからさらに階段を上がると見えてくるのは

中央本線旧線の大日影トンネルがある。元々遊歩道として整備されていて、このトンネルを抜けた先にはワインカーグと言う旧トンネルを利用したワイン貯蔵庫もある。
漏水と老朽化で現在この遊歩道が閉鎖されているのは残念。
左に見える新トンネルと比較すると断面が小さいのがわかる。中央本線特有のこの小さな断面のせいで、ここを通る列車はパンタグラフ高さに制限があるというのは有名な話。

さて、次に向かったのは有名なスイッチバック遺構が残る初狩駅。勝沼から国道20号線を走って行くと、甲斐大和、笹子とスイッチバック駅だったところを多く通過する。笹子にも寄れば良かった〜

初狩駅の駅舎はスイッチバック駅だった時代のまま残存している。駅舎を抜けると本線上にある現在のホームへと通路が延びているが、

踏切から左を見るとスイッチバック駅時代の線路がそのまま残存。現在はここに保線車両が止まっている。営業列車が通ることはないので、踏切には遮断機も警報器もない。これもまた珍しい光景。
ホームから東京方を見ると右端に引込線の跡がある
勾配途中にあった初狩駅は、駅に入る際にも引上げ線を利用して入線していたのかな?
ということで時刻は11時前。続いては友人に教えてもらった大月駅前にある「はまのや」と言うお店に向かうこととした。ランチタイムなのでちょうどいいかも!
ところが・・・なんと「予約客しか入れない」との看板が・・・
駅前にある駐車場に車を止めたのだが、はまのやで食事を出来ないと30分500円という法外な駐車料金がかかるというのに・・・
結局食事は諦めて帰途につくことに。川越に帰ってから飯を食うのでなるべく早く帰りたい!
ということで大月インターから中央道に乗り、圏央道を入間で降りて狭山のびっくりドンキーに入ったのが12時ジャスト!
このエッグバーグディッシュが食べたかったのよ!
ゆっくり飯を食ってから自宅に到着したのは13時。自宅到着と同時に雨が降ってきたのには笑った!
ということで1泊2日甲府堪能の旅がここに終了した。


今回の旅費のおさらい
ホテル昭和の宿泊費が5600円、 鶏焼の幸修で4950円、やかた製麺で850円、ほったらかし温泉で800円、温玉揚げが180円、駐車料金が2カ所で700円、桔梗屋のお土産が2000円。交通費はガソリン代が約3000円、高速代が1650円。合計で20580円!いつもながら安くていい旅した〜

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