〜「ブラッディー」の九州旅行記2016冬!〜
2016年〜2017年の年末年始、「ブラッディー」の会社では12月28日〜1月4日が休みに設定されていた。そしてその前後には3連休!つまり12月26日、27日or1月5日、6日に休みを取れば13連休になることになる。両方取ってしまえばなんと18連休!
さすがに18連休は気が引けるので、「ブラッディー」は12月26日、27日に休みを取って13連休とすることにした。
じゃあどこへ行こうか?ということになるのだが、ケータイ国取りやコロプラなどの位置ゲーで制覇していない地区として九州がぽっかり空いていた!しかも母の実家のある宮崎県には中学1年生以来行ってない!
ということで今回の旅は宮崎を中心とした九州全県制覇を目的とした5泊6日の弾丸ツアーを組むこととした。
当初は「にょろ吉」で陸路をひたすら走破することを考えたのだが、高速代だけで往復40000円はかかることが判明!これじゃあガソリン代を合わせると飛行機代より高くなってしまう!
そんな中で発見したのがANAの「旅作」というパッケージ商品!なんと宮崎5泊のホテル代と羽田〜宮崎の往復航空券がセットになって44900円と言う格安な設定!
現地での移動は行く場所に応じてレンタカーと列車を活用することとして旅の計画は固まった!
12月23日(金)川越〜羽田空港17:05〜ANA3761〜宮崎ブーゲンビリア空港18:55〜宮崎市内ホテル「マリックスラグーン」
初日の飛行機は、この格安パッケージで選択できる時間帯が限られているので、ANAとソラシドエアの共同運航便である3761便となった。
まあ前日まで仕事だったし、ゆっくりと動けるのはいいかな〜という感じ。
ということで昼過ぎに自宅を出発!荷物が多いので
シャトルバスに乗っちゃう!
羽田空港まではリムジンバス利用が便利なのだが、ちょうどいい時間帯には走っていない。そこで東武東上線〜山手線〜モノレールと言う王道ルートで羽田に向かう。
しかしその道中でもこんなサプライズが!
東武東上線では1編成しかない9000系試作車に!山手線では新型E235系に遭遇!これは縁起がいいぞ〜
浜松町駅の小便小僧もクリスマスバージョンになってた!
このところ京浜急行を利用することが多かったので
モノレールに乗るのも久しぶり!最近は「空港快速」なるノンストップ列車もあるのね〜
モノレールからの景色は最高!空いている時間帯ということもあってゆったりと空港までの景色を楽しむ。
ということで羽田には16時ごろに到着。ランチを抜いてしまっていたので、ここで食事をしてしまおうということになるが・・・空港のレストランは全部高いからなあ・・・と思いきやモノレールを下りたところに「てんや」を発見!この日の食事は天丼500円で済ませてしまおう!
ちなみにこの日、日本列島には寒波が襲来!北海道に向かう便はことごとく欠航や遅延で、乗れなかった乗客が空港内にはごった返していた。
そんな中、九州行きの便は順調順調!なんだか「ブラッディー」が飛行機に乗るときはこういうのが多い気がする(笑)
夕焼けと共にソラシドエア61便は定刻に搭乗開始!機体はボーイング737-800.横6人がけの飛行機に乗るのは久しぶり!
ソラシドエアの機体に乗るのは初めてなのだが、モニターなどがなくてシンプルではあるが、シートピッチも広くて余裕で足が組めるのはいいかも!
ANAの機体よりも絶対に居心地がいい。機内での飲み物サービスもあるし、これからはこっちを選ぼうかな〜
ということで17:05、定刻に61便は出発!一路宮崎へ向かう
宮崎ブーゲンビリア空港には19時過ぎに到着。10分ほど遅れたが全く問題なし!
ここから市内まではバスかタクシー、電車と言う3択になるのだが、「ブラッディー」はもちろん電車を選ぶ
乗り込んだのは19:30発の特急ひゅうが6号。車両はハイパーサルーンこと783系電車。乗るのは初めて
この783系はJR九州発足直後に自社の小倉工場で製造した渾身の力作で、車体中央にドアがあって客室をコンパクトにしているのが特徴
座席のモケットがカラフルになっていてなんだかおしゃれ!しかも宮崎までは特急料金なしで乗ることができるのだ!
まあ、所要時間たった15分ほどなので空港シャトル列車にもなっているということかな〜
空港と市内の近さという点では福岡に次いで便利かも!
ということで宮崎に到着!考えてみれば宮崎駅で下りたのは初めて!
宮崎市内で驚いたのが歩道を歩きやすいということ。自転車と歩行者の分離がされた広い歩道と片側2車線ある広い道路が碁盤の目のようになっていて、目的地に行くのに非常にわかりやすい。
この日から5泊するホテルマリックスラグーンまでは徒歩15分ほどかかるのだが、駅から真っすぐな道なので楽に歩けてしまう。
そしてこのホテルマリックスラグーンには日帰りのスーパー銭湯が併設されていて、サウナ付の広いお風呂にゆったり浸かれるのも〇!
こうして初日が終了したのであった。
12月24日(土)8:00:宮崎市内〜青島〜サンメッセ日南〜鵜戸神宮〜都井岬〜鹿屋航空基地資料館〜桜島烏島展望所〜宮崎市内
前日は23時過ぎに就寝したので、ゆっくり休んでも7時には起床!朝ドラをBSで見てから行動開始!このパターンはこの旅行中の定番となった(笑)
まず向かったのはトヨタレンタリース宮崎。ホテルから20分ほど歩かねばならない。9時から48時間借りたレンタカーは
Vitz!
10月に札幌でも借りたVitzだが、一人で動き回るにはこれで充分!でも札幌で借りたやつにはタコメーターがついていたのに、今回のはなかった。エンジン音もちょっとガラガラ言っていて調子悪かったような気がする。ま、マシンの性能の悪さは腕でカバーするからいいのだ(爆)
さて、8時過ぎには宮崎市内を出発した「ブラッディー」は国道220号線を南下する。
ちなみにこの日はクリスマスイブ!FM宮崎では朝からクリスマスソングのオンパレード!そんな中でおっさんの一人旅が始まった(笑)
国道220号線は宮崎インターに直結しているバイパスがあって、ヤシの木の並木が並ぶ南国ムード満点の道!
小学校3年の時に連れて行ってもらった「こどもの国」も健在!確かラクダに乗った記憶があるのだが・・・・
まず最初に向かったのは青島!宮崎市内から最も近い名所。12q程しか離れていないので20分もすれば到着してしまう。
3連休の中日でありながら、こんなに早く行動するのは「ブラッディー」くらいらしく、青島に到着した際に最も近い民間駐車場に車は一台もいなかった(笑)
民間駐車場で料金500円を支払って、そこのおばちゃんに青島の見どころを聞き、いよいよ42年ぶりの青島へ
これが青島!
地続きになっていてその上に波を避ける橋が架かっている。島の中心部には縁結びの神様が祀られている青島神社がある。
そしてなんと言っても有名なのが
青島を囲むこの「鬼の洗濯岩」と言われる地形!砂岩と泥岩で構成されている地層が海上に隆起し、柔らかい砂岩を波が削っていった結果こんな線状の面白い地形になったのだ!これが洗濯板の形に似ていて、しかも巨大なので「鬼の洗濯岩」と言われている
この海岸も砂浜のように見えるのだが・・・・実はほとんどが貝!買いが無数に重なって砂浜に見えているのだ!こんな景色はなかなか他では見られない
そしてこれが青島神社!縁結びの神様なので、やはりカップルで来る人が多いみたい!
「ブラッディー」がお参りを済ませて帰路に着くころに、中国人団体客がご到着!静かなうちに参拝できてよかった〜
青島の入口にはフラワーガーデンが併設されているのでちょっと立ち寄ってみた!
南国ムード満点の園内にはハイビスカス、ブーゲンビリアなどの花や、ソテツ、ヤシなどの木がたくさんある。植物好きには必見かも
さて、青島観光を済ませた「ブラッディー」はさらに南下する。途中国道220号線が旧道と分岐するのだが、その旧道側には道の駅フェニックスがある。景色が絶景だと聞いていたのでもちろん立ち寄る
これが道の駅フェニックスからの眺め!鬼の洗濯岩も見事に上から見ることができる!まさに絶景!
国道220号線はとにかく絶景ばかり!走っているだけでも気持ちがいいのだが、ところどころにカメラマーク付きの[P]マークがあって、小さなパーキングがあちこちにある。画像は「いるか岬」のパーキングから!初めて来た観光客も、絶景ポイントを探すのに困らない配慮がいい。
ということで次に向かったのはサンメッセ日南。青島からは20qほどのところにある。ここは38年前には存在しなかったテーマパーク
なんと言っても有名なのはこのモアイ像!
イースター島と提携関係を結んで、忠実に再現されたもの。7つのモアイ像全てに意味があるらしい。
モアイ以外にも全世界の世界遺産をプレートにして紹介してあったり、現代アートの展示があったりして見どころはたくさんある
蝶の地上絵とか・・・ 地球感謝の鐘などもあって園内を回るだけで1時間はかかる
しっかし・・・この高低差は厳しい!冬だというのにこの快晴と歩き回ったことで汗だく!この日、「ブラッディー」はコートを一度も着なかった(笑)
さて、サンメッセ日南を後にした「ブラッディー」は次の目的地鵜戸神宮へ向かう。サンメッセ日南から鵜戸神宮までは4q程。あっという間に到着!ここは神武天皇の父を祭った神社で、海幸山幸の伝説の舞台としても有名。
しかし・・・失敗したのは観光バスも駐車できる遠い駐車場に止めてしまったこと。そのおかげで
このすさまじい坂を上り下りすることに!しかし、江戸時代の人などはこの階段をみんな上り下りしていたのだそうな
なんでこんな高低差のある場所なのかというと
なんと本殿は洞くつの中にあるのだ!
こんな感じでまさに洞窟の中に本殿がある!この裏側には山幸彦の嫁であるトヨヤマビメ(本当は龍)がお産をした際に乳を置いて行ったと言われる「おちち岩」がある。このおちち岩にちなんで鵜戸神宮の有名なお土産としておちち飴と言うのもある。
そして更に有名なのがこの亀の形をした岩の背中の部分のくぼみに玉を投げいれる「運玉投げ」
この運玉(5個100円)を買ってくぼみに玉が入ると運が開けるというもの!
ちなみに男性は左で投げるのが習慣なのだが、「ブラッディー」は・・・・もちろん全弾外した(爆)運はないらしい
さて、運がないことが判明したところで次の目的地に向かう。ここから先はかつて足を踏み入れたことのない場所なので、人生初の訪問にワクワク!
しかし・・・ちと腹が減ってきたので食事処を探すこととする。国道220号線を走りながらふと見つけたのが
油津の海鮮食堂びびんや
油津には漁港があって海鮮が有名らしい!ちなみに開店時間が11時で、「ブラッディー」は11時半に訪問したのだが、入店直後に続々とお客さんが現れてあっという間に満席に!あと5分遅かったら入れないところだった
注文したのはかつお飯900円!かつお丼とかマグロ丼などもあったのだが、このカツオ飯はこんな感じでお茶づけにして食べるのだ!これがまた絶品!ちなみに他のメニューもほとんどが定食で1200円以下で、このボリュームと新鮮さがリーズナブルな価格で食べられるのは嬉しい。流行るわけだわ
腹が満たされたところでさらに南下。次の目的地は野生の馬が放牧されていることで有名な都井岬。但し、事前に友人「燐寸」さんから「南郷から直接行く道は災害で通行止めです」と知らされていたので、串間側から迂回して向かうこととする。
鵜戸神宮から50qほど、約1時間で都井岬に到着
こんな感じの快適なドライブ!
入口で自然保護のための料金400円を払って岬の中に入ってゆくと
いきなり野生馬が道の真ん中に! ミュージアムの駐車場にも平気で現れる!
この馬たちはかつて高鍋藩の馬の生産地だったこの場所で野生化したもので、御崎馬と呼ばれている。もちろん飼いならされているわけではないので、近づきすぎたり刺激すると蹴られる可能性も(笑)
有名なのがこの景色!
小学生のころにこの写真を見て「行ってみたい」と思っていたのだ!40年越しの念願叶ったり!
もちろんこの景色も絶景!
「ブラッディー」はさらにちょっと足を延ばして岬の先端にある
都井岬灯台へ!ここは珍しい「登れる生きた灯台」なのだそうな。昭和4年12月22日の完成だとか
さて、時刻は13時半。ここから宮崎県に別れを告げて鹿児島県に入ることとなる。大隅半島の西側には桜島があるので、この日の最終目的地は桜島にすることとしていたのだ。
都井岬から串間、志布志、鹿屋を通って垂水市側から桜島に陸路で到達するルートを選んだのだが、「鹿屋」という地名になんとなく惹かれてちょっとググってみた。すると鹿屋の航空自衛隊鹿屋基地に併設された鹿屋航空基地資料館なるものがあることが判明!
ちなみに鹿屋と言えば戦時中、日本海軍の航空基地があったところで、ここからゼロ戦を中心とした特攻隊が出撃していったことでも有名。これは立ち寄らねば!
途中串間駅前でこんなもの発見!
これ、串間の観光案内所になっているのだが、なんで鹿児島電鉄じゃなくて広島電鉄の路面電車を使っているんだ?笑
さて国道220号線をひたすら西進して鹿屋に到着したのは15時
まさに航空自衛隊基地の真ん前に資料館はある。しかも無料!
ここには退役した航空自衛隊の対潜哨戒機、対潜ヘリ、練習機など20機ほどが展示してあるのだが、なんと言っても注目はこれ!
日本海軍二式大艇!日本海軍最大の水上輸送機で現存するのはここだけ!でかい!
そして館内に入ってみると鹿屋から飛び立った若き特攻兵たちの肖像が飾られ、遺品などが展示されている。この遺品の数々を見ていると戦争の悲惨さが骨身にしみる、
さらに目玉はこれ
なんと本物のゼロ戦!修復されて見事に蘇った52型丙!コクピットも見ることができる。
他にも
ヘリのコクピットに入ることもできて、これで無料と言うのがすごい!
最後に敷地内にある売店でお土産を買って鹿屋基地を後にする。結局たっぷり1時間見学して、いよいよ最終目的地の桜島に出発!
鹿屋の町はずれに特攻慰霊塔があったのでお参りしておくことは忘れない
しかし・・・重大なことがこの時発覚していた。このまま桜島に向かうと到着予想が17時を回りそう!つまり・・・日没?でもここは九州!経度の関係で関東よりも日没は遅い!この微妙なタイムスケジュールの中で日没前に桜島に到着しようとVitz激走!
但し、火口に最も近い湯ノ平展望所に行くのは時間的に無理がありそうだということで、フェリーふ頭近くの烏島展望所を目指すこととした。
国道220号線を錦江湾沿いに北進すると、夕やみ迫る中桜島が徐々に大きくなってくる!
垂水市側から桜島に入ったのが16:40!やばい!日没が・・・
そして烏島展望台に到着したのは17時ジャスト!
何とか間に合った!夕焼けに照らされて予想通りの絶景!
そして振り返れば日没!
ちなみに烏島とはかつて本当に島だったのだそうな。江戸時代には薩摩藩の砲台が設置されていたことでも有名
大正の大噴火の際に溶岩流に飲み込まれて桜島と陸続きになったという経緯がある。
従って展望台付近にもでかい溶岩がごろごろ!
ということで目的を果たした「ブラッディー」は宮崎市内への帰路に就くことに
と、その前にフェリーターミナル近くのなぎさ公園にある足湯で一休み!溶岩の海岸に沈む夕日を楽しむ!
さて、ここからは一気に宮崎市内に帰るということで最短ルートを選択!
桜島から国道220号線を北上し、途中峠道を使ってバイパスし、国道10号線で都城へ出る。都城からは一気に宮崎自動車道で宮崎市内に出るルートを選択した。
途中の峠道ではVitzを限界まで振り回して激走!レンタカーでも結構面白い(笑)
ランチが早かったのでこの時間になるとかなり腹が減っていたのだが、途中のサービスエリアが19時には閉店してしまうので、ひたすら我慢して宮崎市内までノンストップで帰着。ホテル到着は20時であった。
ちなみにこの日の夕飯は
宮崎市内の「爛漫」という洋食屋さんでチキン南蛮!ここは有名店の「おぐら」から分家したマスターが経営していて、甘辛い味付けが絶品!定食で1080円と言うリーズナブルなのもいい!
しかも店員さんの一人がアルファロメオ147に乗っていて、話が弾んでしまった!
かくして九州旅行2日目がここに終わる。この日の走行距離は330q。17リッターしか消費しなかった
12月25日(日)8:00:宮崎市内〜知覧特攻平和会館〜西大山駅〜指宿砂むし会館〜枕崎駅&火の上公園〜南薩鉄道記念館〜宮崎市内
この日は朝からレンタカーが手元にあるので、朝ドラを見たらすぐに(爆)行動開始!
なんせ一日で薩摩半島を一周してしまおうという強行軍!早ければ早いほどいい!
朝8時でも宮崎の街はちょっと暗い。西の方はやっぱり日の出が遅い
街の中にもヤシの木があったりして、ちょっと異国ムードがあるのがいい
この日は一気に鹿児島まで行ってしまう予定なので、宮崎自動車道〜九州自動車道で一気に鹿児島を目指す。面白いのは高速道路の経路!
えびのJCTで宮崎道と九州道がつながっているのだが、福岡からの所要時間を考えてJR日豊本線とはかなり離れているのだ。そのおかげで福岡からは鹿児島へも宮崎へも同じくらいの所要時間で到達する古都ができる。
霧島やえびの高原の朝焼けを見ながら一路西へ向かう。宮崎から鹿児島までの距離は150q以上!関東にいるとこの距離感はわからないんだよね〜。しっかし・・・車のいない高速道路だ!(笑)
速度感覚が全然わからない状態だが、時折現れる先行車の遅いこと遅いこと!軽自動車がやたら多いのだが、みんな80km/hを守ってるのが素晴らしい!もちろん間髪入れずに全車パスして鹿児島市内には9時に到着!
ところがここで問題が!レンタカーにはP社製のナビがついていたのだが、このナビのJCT案内が酷いこと酷いこと!中山インターでそのまま指宿スカイラインに入れるのに「左方向出口」とか案内するし、直進路を「右です」とか案内するし・・・おかげで2回ほど道を間違えてリカバリー
ま、そのおかげでロケットの展示物を見られたからいいか!(笑)
ということで知覧には予定通り10時に到着!
知覧の町はかつて島津家の武家屋敷があった場所なので、
至る所に武家屋敷のような日本庭園の佇まいがある!もちろん一番の見どころも武家屋敷なのだが、7か所ある屋敷跡を全部回ると時間が足りなそう・・・よって見向きもせずに
知覧特攻平和会館へ直行!
前日訪問した鹿屋は海軍の飛行場だったのだが、知覧は陸軍の飛行場だったところ。かつてここからも若き特攻兵たちが沖縄の米艦隊に体当たりに出かけて行ったのだ。
残念ながら館内は撮影禁止。鹿屋と同じく特攻していった兵士たちの肖像写真と遺品が展示してある。やっぱり・・・身につまされる。
この平和会館最大の目玉は映画「俺は君のためにこそ死ににいく」のために忠実に再現された一式戦闘機「隼」と、不時着して沈没していたゼロ戦がそのまま展示してあること!
隼の方は2機あって、1機は屋内に、そしてもう1機は屋外に展示してある。
ゼロ戦は屋内展示なので聞い本的に撮影はできないが、ガラス張りの展示室にいるので何とか外からも撮影できる。
ちなみにこのゼロ戦、引き上げられたままの姿で展示してあるので、胴体の後ろ半分はなく、前半分もボロボロの状態。これはこれですごい資料だ
この知覧特攻平和会館周辺は運動場として整備されているのだが、かつての陸軍飛行場施設もいくつか残存している
給水塔は爆撃の影響なのか?傾いている。防火水槽跡はわざわざ移設されて公園になっている。
三角兵舎も残されており、中も見ることができる。飛行機の垂直尾翼?が無造作に置いてあったりする
さて、知覧で1時間ほど歴史見学をした後は、一路南へ!目指すのはJR指宿枕崎線の西大山駅。ここはJR路線の中で最南端の駅なのだ!
知覧から国道226号線に出るまでの県道27号線では
前方に開聞岳、通称薩摩富士の雄大な姿を見ることができる。
ソテツの並ぶ国道226号線をさらに東進すると、開聞岳が海の上に浮かぶ雄大な光景に出くわす。気持ちいい〜!
西大山駅に到着したのは11時50分ごろ。知覧から距離にして30q位。
西大山駅は行き違い設備もない無人駅ながら、幸せの鐘とか幸せの黄色いポストなどがあって観光客が途切れない
駅のホームからは開聞岳が一望できるし、冬だというのに菜の花畑には黄色い菜の花がいっぱい!
駅前の九太郎というお店では最南端の駅グッズをいっぱい売ってる。こういうのに弱い「ブラッディー」はもちろん大量に大人買い(笑)!
と、ここで時刻表を確認してみると・・・なんと枕崎行き各駅停車が11:58に設定されているじゃないか!ということで
う〜ん!思い残すことなし!
なんだかラッキーが続く旅行だなあ・・・
さて、続いて向かったのは指宿!ここまで来て指宿温泉に行かなくてどうする?西大山駅からは10q程の道のり。
砂むし会館
但し、有名な砂蒸し温泉は好きになれないので、お湯だけ堪能することとした。砂蒸しって・・・気持ちいいのかなあ〜
このシチュエーションで砂浜に埋もれるのは気持ちいいと思うんだけど、屋根の付いたこういう施設だとは思わなかった・・・
ビーチパラソルの下で砂むししている写真がいっぱいあるのにあれは嘘じゃん(笑)
でも、ここの温泉お湯は最高だった!何でも地中にある塩分が混じった酸性湯だそうで、確かにちょっとしょっぱい!
でも海水が暖められたものではないというのが解説してあった。
さて、いいお湯に浸かったところでこの日の最後の目的地である枕崎へ向かう。国道226号線の来た道を引き返す形で西へ向かう
途中、長崎鼻という景勝地があるのだが時間の関係でパス。枕崎までの道のりは約40q。
途中東シナ海の雄大な景色と開聞岳を見つつ一路西進!
枕崎到着前に車窓からこんなものを発見!
なんだかおもしろい形の岩だなあと思って思わずクルマを止めて撮影!この話は後に続く!
枕崎に到着して向かったのはJR枕崎駅。ところがナビの案内がいい加減なので枕崎駅の入口が良くわからずに、結局近くのスーパーマーケットの駐車場に止めてしまう(笑)
指宿枕崎線の終点だが、この駅はJR最南端の終着駅でもある。ちなみに最北端の終着駅稚内からここまでの距離は3099.5qだそうな!
かつては鹿児島交通南薩線の終端駅でもあり、ここから伊集院駅まで鹿児島交通の気動車が走っていた。
もちろん南薩線は廃止されてしまっているし、当時の風情のある旧駅舎もなくなってしまってかなり味気ない
しかし・・・ここでもサプライズが!
なんと14:30に列車が到着!
なんてラッキーなんでしょ!なんせここに列車が来るのは2時間に1回くらいのモノなんだから超貴重!
もちろんここも無人駅なのだが、すぐ隣にある観光案内所で終端駅到着証明書を売っているというので行ってみることに
これが観光案内所!かなり立派!
ここで所内にいた職員の方から到着証明書を購入したのだが、この職員さんがとても親切でいろいろと観光名所を説明してくれた。
その話の中で、先ほど見たばかりの面白い岩の話をすると、なんとこんな説明が
「あれは立神岩と言います。あの岩の前に火の神公園と言うのがありますよ。その火の神公園内には沖縄特攻で沈んだ戦艦大和を含む第2艦隊の慰霊碑があります」
おおっ!それは行かねばなるまい!なんとそこまでは車で5分ほどの道のり
でもその道沿いにある建物は廃墟ばかり・・・昔は水産で栄えた枕崎も寂れてしまったのだろうか?鰹節と言えば枕崎なんだけどな〜
そしてこれが火の神公園!目の前に立神岩が見えるし、遠く向こうには開聞岳も見ることができる
k尾の公園からさらに岬を登ったところに
第2艦隊の慰霊碑がある。慰霊碑に向かう階段の両側には遺族から寄贈された灯篭が並んでいる。
沖縄特攻戦には戦艦大和、軽巡洋艦矢矧を中心にした10隻の艦隊が出撃したが7隻がここで沈んだ
沈没場所は坊岬沖と言われており、7隻の沈没地点を記した地図もある。映画男たちの大和のロケ地にも使われたそうな
この海の向こうに眠る第2艦隊に合掌
さて、枕崎を後にした「ブラッディー」は宮崎への帰路へ
しかし最短ルートではなくそのまま国道270号線を北上して伊集院へ向かう。なぜか?
実は「ブラッディー」がはまっている位置取りゲーム(位置ゲー)のコロプラとケータイ国取りの未踏地点があるのだ!
まあ、経由するだけと思っていたら「加世田」という地名でふと思い出したことがあった。
「加世田って鹿児島交通南薩線の車庫があったところじゃなかったっけ?」
ということでその跡がどうなっているのか?確認したくなって国道沿いのイエローハットに立ち寄って聞いてみることに!すると
「今はバスターミナルになってますけど、昔の駅の跡地に記念館がありますよ」
何?それは行かねば!と行ってみると
あった!廃止されて30年くらい経つのに維持されているとは!
しかもディーゼル機関車と蒸気機関車の実物も保存されている。保存状態も良好!
資料館の中には南薩鉄道時代からの貴重な資料がたくさんある。但し・・・ものすごくかび臭い(笑)
これだけの資料を見ることが出来て200円は格安でしょう!末永く運営して欲しいものだ
さて、驚きの南薩線記念館を後にした「ブラッディー」は今度こそ宮崎への道へ
さすがに宝山の故郷だけあってこんな看板が多い!
伊集院インターから西九州自動車道に乗り、一気に宮崎まで高速で走り切ってしまうこととしたのだが、考えてみればこの日は飯を食ってない!
知覧でちょっと小腹がすいたときにサンドイッチを食ってしまったので、ここまで食べ損ねていたのだ。
このまま宮崎まで食べずに走りきるのは難しいということで、霧島S.A.で小休止。やっぱり鹿児島に来たら黒豚が食べたいよなあ〜
ということで黒豚ソースかつ丼を食べることに!
さすがにブランド品だけあってちょっと肉が薄かった・・・けど味は最高!ソースも甘みがある独特の味付けでこれなら2杯行けそうだった・・・
といううことでクリスマスイルミネーション輝く宮崎には19時に到着!
この二日間でVitzは830qを走行!ガソリン消費は47リッター!燃費いいなあ〜
12月26日(月)8:00:宮崎〜鹿児島中央〜熊本城見学〜新鳥栖〜早岐〜長崎〜長崎夜景見物
この日は朝からレンタカーを返却して列車の旅!もちろん朝ドラを見たらすぐに(爆)行動開始!(いつもこればっか)
用意していたのはこの切符!
ぐるっと九州という企画切符で、連続3日間JR九州内の全然乗り放題で14000円。青春18より割高ながら、特急券を買えば特急にも乗れるというのが魅力!これを使えば今回の行程全部の乗車券代よりも5千円以上安くなる計算なのだ!
レンタカーは9時返却としていたのだが、8時には返却。駅まで送ってもらうこととする。駅に到着してみると時刻は8:10
計画では1時間後の9:19発特急きりしま7号で鹿児島中央を目指す予定だったのだが、1本前の8:15発きりしま5号に間に合ってしまった
きりしま5号は787系特急車両4両編成を使っている。この列車はかつてJR九州が高速バスからの乗客奪回を目指して、鹿児島本線の特急「つばめ」用に作った豪華車両で、かつてはビュッフェ社なども連結していた。
車内は他のJR各車とは大きく異なり、飛行機のようなハットラック式収納棚や、成田エクスプレスのような大型荷物置き場なども装備している。
シートは豹柄でシートごとに色が変えてあったり、読書灯が各座席に装備され、室内はドーム型間接照明天井になっている。
まあ、なんとセンスのいい室内だこと!これなら「乗ってみよう」と思うよねえ。
鹿児島中央までの所要時間は約2時間。そのうち都城〜隼人間などは1時間停車しないなどの特急としての風格も十分。
普段なら列車に乗るとすぐに寝てしまう「ブラッディー」だが、なんだかワクワクして全然眠れなかった。
途中、南宮崎では「海幸山幸」号の車両と遭遇したり、加治木駅では「はやとの風」号と遭遇したりして全然飽きない!
ちなみにこの日の天気予報は曇りのち雨!この6日間の旅のうちこの日と翌日は元々天気予報は雨模様と報じていたのだが・・・
ま、晴れるわな!
ということで桜島も車窓からくっきり!霧島連山越えをするきりしま5号は、定刻の10:25到着
隣のホームにローカル線用の817系電車が停車していたので室内も見学してみると・・・これまたおしゃれ!
これ、通勤電車だよねえ〜。木目使ってたり、人工皮革が貼ってあったり!さらに転換式クロスシートだよ!
さて、鹿児島中央は九州新幹線の終点。ということは・・・
新幹線の最南端制覇!!
これが新函館北斗から延々つながる新幹線の終点!ちなみに新函館北斗にも10月に行っているので、この2か月で新幹線を北から南まで制覇したことになる。
さて、乗り継ぐ新幹線は10:34発さくら550号新大阪行き。車両はN700系7000番台。
東海道新幹線のN700系と同じ設計ながら、こちらは8両編成で室内の構成も東海道とは違う。外観も白ではなく薄いブルーの車体色を纏っている。室内の座席は自由席は東海道と同じ2+3の構成ながら、2人席と3人席で色を変えてある。
ちなみに指定席車は2+2シートになっていてグリーン車は連結されていない。
残念なのはJR西日本とJR九州の共通設計になっていることで、各社の個性があまり感じられないこと。
ではここから九州新幹線初乗車が始まる。目的地は熊本!
ところが・・・・九州新幹線は新八代までの区間はほとんどトンネルの中を走行するので・・・つまらない
ケータイ国取りとコロプラの位置登録意外に楽しみがなく、熊本までの列車の旅は正直つまらなかった。
それでも川内平野の景色をちょっと見られたり、
最後は金峰山を見ながら11:27熊本に到着!駅構内ではくまもんがお出迎え
朝から何も食べていなかったので、熊本城に行く前に何か食べたいな〜と思っていたら
駅構内に熊本ラーメンのお店「まるうま」と言うのを発見!熊本来たら熊本ラーメン食べなきゃね〜
熊本ラーメンは基本は博多と同じ豚骨ラーメンながら、にんにくの揚げたものが入っているのが特徴!これのおかげで味に深みがあるんだよね〜
もともと豚骨ラーメンにはにんにくすりおろしをたっぷり入れる「ブラッディー」には最高!
さて、腹の膨れたところで熊本城見学に出発!熊本城へ行くには路面電車で行くのが一番!
熊本市電はSuicaなどの利用もできるのだが、せっかく熊本まで来たので
お土産の意味もあってこの「でんでんnimoca」を購入!この最新電車の絵が描かれている
ま、東京でも使えるし無駄にはならないよね〜
ということで市電に乗って熊本城・市役所の電停まで約15分市電に揺られる。熊本市電は利用者も多く、車内は満席!
さて、熊本城に到着したはいいのだが・・・
電停に近い須戸口門は地震の影響で封鎖中!現在復旧工事が進められていた。
これが崩壊寸前で止まっている飯田丸五階櫓
そこで歩いて裏側にある加藤神社側から回ってみることとする。事前に何の下調べもしていなかったので、観光客にくっついて行っただけなのだが・・・
内堀に沿って歩いてみると、石垣は至る所で崩壊して崩れており、その崩れた石にナンバーを振って並べてあった。
ナンバー通りに組み上げて復興させるのだという。これって気の遠くなるような作業だよねえ。
加藤神社から見た城の状況はこんな感じ。天守閣はなんとか立っているが、石垣は全部崩れたところさえある。
有名な二重天守閣もよくよく見ると河原が落ちてしまっていたりかなりひどい被害を受けていることが分かった
ということで加藤神社にお参りして復興祈願!熊本城を後にする。
再び市電で熊本に戻った「ブラッディー」は長崎に向けて出発することとする。
本来ならば九州新幹線で新鳥栖まで行き、そこから長崎本線で長崎まで行くのが普通なのだが、例のケータイ国取りをしなければならないので、今回は佐世保を回って行くこととする。
乗ったのは14:08発つばめ326号博多行き。車両はJR九州オリジナルの800系
この800系新幹線は九州新幹線開業時に製造された車両で普通車のみの6両編成になっている。山陽新幹線に乗り入れることを想定していないので、JR九州オリジナルの外観や内装が特徴。ということは例によって何かとおしゃれ!
車内は全て2+2の配列のリクライニングシートが並び、木目をあしらったシートはとにかくおしゃれ!そしてこれは1号車なのだが・・・
2号車はこれ 3号車はこれ
4号車はこれ 5号車はこれ
6号車はこれ!
ということで全車両の内装が違うのだ!おいおい、これは自由席特急料金で乗ってもいいのか?
洗面所の入り口にはすだれがあったり、電話室の入口は暖簾!
出入り口デッキにはアートな額が飾ってあってゴミ箱さえもこんな感じ!
これって一般の電車じゃあないよなあ。まるで観光用のリゾート列車だ!
ということで車内散策していたらあっという間に30分ほどが過ぎ、14:43に新鳥栖に到着!全然車窓を見ていない(爆)
さて、新鳥栖からは
この列車に乗り込む
15:02発みどり15号佐世保行きとハウステンボス15号ハウステンボス行き。
783系電車の8両編成で前4両がハウステンボス、後ろ4両がみどりになっている。佐世保まで行く予定の「ブラッディー」はみどり号の最後尾8号車の運転台側の半室に乗車する。
ちなみにこの旅行初日に宮崎空港から乗車したひゅうが号も783系だったが、外装が全く違うところに注目!ハウステンボス号は4色のカラフルな装いで
みどり号はシルバーの装いになっている。
「ブラッディー」の乗車した8号車は運転台側が展望考慮しているので、運転台後ろがガラス張りになっていて側窓も天地が大きくなっている。
しかし・・・この頃から雨が降り出した九州地方!車窓もちょっと霞んでいてあまり景色も楽しめなかった。
んで、車窓が面白くないので地図と時刻表とにらめっこしていた「ブラッディー」はふと気づいた。
みどり15号で佐世保まで行って乗り換えると、乗り換え待ち時間が1時間もあるうえ、長崎到着は19時を回ってしまう。
雨はだんだん激しくなる予想だし、なるべく早く長崎について夜景を見たい。
んで、気が付いたのは佐世保まで行かずに早岐で乗り換えるという手段!早岐から大村線の快速シーサイドライナーに乗り換えると長崎到着を1時間早めることができるのだ!但し・・・日本最西端のJR駅である佐世保をあきらめることになるのだが・・・
ということで早岐には16:10到着!ここで前4両のハウステンボス号と後ろ4両のみどり号が分割されて別々の行先を目指すこととなる
前4両のハウステンボス号出発! 後ろ4両のみどり号出発!
この列車のために改造された貫通方先頭車を最後尾に終点を目指してゆく。改造車なのに意外とデザインがしっかりしていると思うのは私だけ?
さて、早岐では乗り換え待ち時間が30分あるので、駅構内を散策してみると
なんとかつて使われていた転車台が今でも現役のように残っていた!
かつて20系寝台特急さくら号が早岐から佐世保までのちょっとの区間だけを方向転換する必要がある際に、C11型蒸気機関車が牽引していたことがあったのだが、そのC11も使ったんだろうな〜
ということで16:40発快速シーサイドライナー長崎行きに乗車する。
車両は国鉄時代に製造されたキハ66・67型気動車。室内は当時の国鉄にしては破格のサービスである転換式クロスシートが並ぶ
この車両の内装がベースになって関西の新快速用117系などが作られたのは有名な話。現在も生産された15ユニット30両すべてが現役で活躍している。
さて、長崎までの道のりにこの大村線を経由したのにはもう一つ意味があった。それは
ハウステンボスの景色や
大村湾の雄大な光景を見ながら列車旅ができるということ!
特に大村湾は日が昇っている間しか見ることが出来ないので、早岐乗り換えでの1時間の時間短縮は大きかった!
ということで長崎には18:18到着! 駅構内では御朱印船のレプリカが展示してあった
長崎到着時には雨は止み、展望台のある稲佐山も駅からくっきり見えた!これなら夜景も期待できる
早速ホテルにチェックインして荷物を置き、屋系見物に出発!ところが・・・昼前に熊本でラーメンを食べただけだった「ブラッディー」はここで腹が限界に・・・そこで
駅ビルの中にある「皇上皇」と言うお店で名物の長崎皿うどんを食べることとした!
このお店は有名店ではないのだが、牡蠣が5個も入っている魚介類たっぷりの皿うどんは最高!満足満足!
ということで夜景見物に出発する・・・が!この食事をしていた30分が命取りになった!
この間に急に雨脚が強くなり、しかも長崎駅から稲佐山ロープウェイ乗り場までは徒歩で18分ほどかかることが判明。土砂降りの雨の中を心が折れそうになりながら稲佐山ロープウェイ乗り場に到着
なんと乗り場は神社の中にある!
土砂降りの雨の平日と言うことで、なんと乗客は「ブラッディー」以外すべて外国人(爆)!異国情緒漂う中(笑)山頂までの車内からの夜景を楽しむ
ちなみにこのロープウェイのゴンドラは、かのケン・オクヤマ氏のデザインだそうな。お姉さん、あなたの顔撮ってるわけじゃないんだから睨まないでよ(笑)
さて、いよいよ山頂に到着!と思ったころから急に霧が深くなってくる。到着した山頂では
ええっ!!!!!!百万ドルの夜景が!
しかし「ブラッディー」はめげなかった。かなりの強風が吹いていたので、これはいずれ霧が晴れる瞬間が来る!と確信
雨と風の中15分間ほど耐えながら待つ・・・すると!
おおっ!
おおっ!!
望遠で撮影してもしっかりと夜景を撮影することができるまでに回復!ああ、これで思い残すことはない!
考えてみれば10月には函館、12月に長崎と日本の有名な夜景スポットを2つも見ることができるなんて幸せ!
ということで夜景を堪能した「ブラッディー」はさすがに疲れ果てて帰りはタクシーでホテルまで帰着。初乗り510円と言う安さに感動しつつこの日の観光を終了したのであった。
12月27日(火)8:00:長崎市内観光〜博多〜大分〜宮崎
この日は朝から長崎市内観光!もちろん朝ドラを見たらすぐに(爆)行動開始!(もはや多くを語るまい)
ちなみに前日の大雨は嘘のようにこの日は止んでいた(予定調和だな)
まずは駅前のバスターミナルに行って長崎スマートカードを購入!
いわゆるICカードなのだが、長崎市内の交通機関ではSuicaなどが使えない。そこでこのローカルカードが必要になるのだ。まあ記念品にもなるしいいか!価格は3000円
さて、長崎市電は5系統あって市内をくまなく走り回っている。停留所にいても電車がひっきりなしに来るので待ち時間と言うものがない!
しかも料金は120円均一!この安さなので市民の足として定着していて便利便利!
「ブラッディー」はまず1系統築町行きに乗って終点の築町で下車。ちなみに1系統は本来正覚寺下行きなのだが、珍しい途中駅行きの電車が来た!終点の築町は5系統石橋行きとの接続駅なので、ここで石橋行きに乗り換え。実は申告すれば乗り継ぎ券を発行してもらえるため、次の電車では料金はかからないのだが、120円だからケチケチせずに乗り継ぎ券はもらわなかった。
面白いのは途中の病院前電停から終点の石橋までが単線になっていること!路面電車の単線区間と言うのはなかなかないと思う。
さて、グラバー園に行くための下車駅は、本来石橋の手前の大浦天主堂下電停なのだが、「ブラッディー」は新しくできたスカイロードと言うのを使ってみようと思って終点まで来てみた。
これがグラバースカイロードの入口。なんとこれ、傾斜部分を登るエレベーターなのだ!各階の出口では民家に続く道につながっていて、地元の人たちが坂道を上り下りせずに行き来できるというもの!しかも無料!坂の多い長崎の市民の足なのだ
グラバースカイロードには2段階目がある。これは垂直の普通のエレベーターになっている
このスカイロードを使うことによってグラバー園と同じ標高まで一気に登ることができるのでかなり体力をセーブできる(笑)
そして頂上からは長崎の街並みが一望できる!もちろん百万ドルの夜景をこちら側から見るのもあり!夜にも来てみればよかったかな〜
さて、グラバー園には第2ゲートから入館する。第2ゲートを入ってすぐの場所が一番標高が高いのだが、ここには三菱第2ドッグハウスがある。館内の案内を見ると、なんでも日本最古のクレーンが正面の港に残存しているというので展望台から見てみると
目の前の造船所内に・・・・・あった!グラバー園には2度目の訪問なのだが、これは知らなかったなあ
さて、グラバー園はその名の通り幕末〜明治時代に貿易や造船で日本の近代化に貢献したトーマス・グラバー氏の住宅周辺を公園施設として整備したもの。奥様が日本人だったこともあって和洋折衷の素晴らしいセンスの建物が有名
でも全部紹介するととんでもない量になるので、抜粋して紹介
これがグラバー邸。もちろん屋内に入ることもできる。
室内も当時のままが再現されていて、明治時代の洋風建築の片鱗を見ることができる
他にもリンガー邸、ウォーカー邸、オルト住宅などの施設もあり、一部を除いて邸内の見学も可能!蝶々夫人の特別展示などもあった。
そしてこの旧自由低は日本の西洋料理発祥の地と言われている。朝ドラ「あさが来た」でも有名な五代友厚氏が要望して西洋料理を出すお店として開店したと言われていて、今でもカフェとして営業している。
ということで最初の目的地グラバー園を見学し終わった「ブラッディー」は市内を徒歩で見物して回ることとする。んで、グラバー園の出口を出たところにあったのがこれ
なんと重要文化財の建物が売りに出されていた!
一体いくらするのかわからないが、この地にあってこの邸宅!う〜〜ん、住んでみたい!
次に向かったのが大浦天主堂
せっかく通り道にあるので見学しておかないとね〜。でも内部の撮影は禁止なので他の画像はない。
そのまま大浦天主堂下の電停まで坂を下って、次に向かったのが
オランダ坂!ここは活水女子大学(旧活水女学園)へのアプローチ路になっていて、門の正面には
活水女子大学同窓会事務所を兼ねたラッセル記念館があり、室内の見学もできる
オランダ坂を登りきるとかっす女子大学の現在の校舎などもあるが、そこを超えると今度は下り坂
今度はとんでもない下り坂が現れる。しっかし・・・長崎は坂の街と言うが、どこもすごいな!ちなみにこの坂は「御崎道」といって観音寺への参拝道らしい。
坂を下りきったところには唐人街があるのだが、なんだかあちこち工事中で何が唐人街なのだかわからず・・・
そこで思案橋方面に歩いて新中華街を経由することに!ここはさすがに横浜中華街のような佇まい!
但し10時前なのでどこも店は開いてない(笑)
横浜中華街に比べるとかなり小さく、街の規模は100m四方くらいかな〜。でもなんだか凝縮されていていい感じ!
ということで思案橋には10時ジャストに到着。ここは夜の街なので横丁に入るとこんな昭和の雰囲気の街並みが広がる。
もちろん朝の10時に開店している店はない(笑)
なぜ思案橋に来たかというと
友人の「グランブルー」さんに紹介してもらった豚まんの名店「桃太呂」の豚まんを食べるため!
まだお腹は空いていなかったのだが、1つが小さいので2個注文!その場で食べる!
これがまた絶品!肉汁じゅわっていう感じの一口サイズの豚まんはおやつには最適!もちろん10個くらい食べれば充分雄藩として通用する(あ、10個は多すぎ?)
さて、腹ごしらえの住んだところで次なる目的地は眼鏡橋。ここは今まで一度も行ったことがなかったのでぜひ行きたかった
一度台風による大雨で流されてしまったこともあるのだが、見事に再建されているという。ちなみにこの日の徒歩の距離は6q以上!健康的だわ
これが眼鏡橋!写真で見たことはあったが実物はやっぱり風情があっていい!ちなみにこの眼鏡橋が一番有名なのだが、この石橋群は11個もあって、どれもが風情がある
こんな感じで石積みの橋が連続して並ぶさまは壮観!しかもこの川の両側の道路の下も川になっていて、下を水が流れているというのは意外と知られていない。つまり大きな川を3分割して両脇を道路にし、そこを石橋でつないでいるというわけ!
さて、散歩はそろそろ疲れたのでここで市電に再び乗ることとする。石橋群に最も近い西浜町の電停から電車の乗ることとする
ちなみに石橋群の下を流れる川を市電が横切るのだが、市電の鉄橋と言うのも意外と珍しいのでは?
乗車したのは2系統赤迫行き。これで出島まで行くこととする。
出島電停の真ん前には出島遺跡の正面入り口があってとても便利!この道路の上の三角形はかつての出島の西端部に当たり、ブラタモリでも紹介されていた。
さて、入場料を払って出島内部に!出島は遺産として復元整備が進んでいて
一ノ蔵から四ノ蔵までは江戸時代の蔵を再現しており、整備が終わっている
もちろん内部も見学可能!江戸時代のオランダ交易などの歴史遺産を見ることができる。
東側のエリアは明治時代の建造物を中心に復元されている
内部は復元ではなく資料館として整備されている。坂本竜馬の足跡や発掘された石積みの資料などを見学できる
ここが出島の表門。かつてはここから橋が対岸にかかっていて、出島に出入りするにはここを通るしかなかった。
現在は箸を復旧する工事が行われているので、いずれかつての出島の表門も復活するであろう
とここまで紹介したのはごくごく一部!他にも建造物やら内部の資料やらいろいろ見てきたのだが紙面の都合で割愛(笑)
全景はこれを見ていただこう!
施設内にある「ミニ出島」!笑
ということで長崎観光はここで終了!宮崎にこの日のうちに戻るには15時ごろの電車に乗れば間に合うし、本当は原爆広場のある浦上なども行きたかったのだが、何となく虫の知らせで早めの行動をとることにする。
長崎駅に市電で戻って来たのは11:30。電車の時刻を調べてみると12:20発の特急かもめ22号がある。
ちょっと時間があるのでここで腹ごしらえしておくことにして、前日も皿うどんを食べた駅ビルの「皇上皇」へ再び行ってみる
今日は長崎ちゃんぽん!
久しぶりに本場の長崎ちゃんぽんを食べたけど、やっぱり中麺でまっすぐな柔らかい麺と上に乗ったてんこ盛りの野菜炒めが最高!
普段野菜たべることがあまりないので、こういうところではありがたい(笑)
腹ごしらえが終わったところで宮崎まで特急3本をほぼ待ち時間なしで乗り継ぐ弾丸ツアーが始まる
まずは12:20発特急かもめ22号博多行き。この列車はJR九州最新型の885系振り込電車。
例によって室内は「これでもか!」というオシャレ度満点!間接照明に加えてダウンライトも装備
特筆すべきはなんと言ってもこの座席!人工皮革のレザーシートで応接室のよう!しかもこれは普通車の自由席!
783系ほど前面窓が大きくはないのだが、前面展望を考慮して運転席の後ろはすべてガラスになっている!しかもこのガラス、電気式の偏光ガラスになっていて、運転席からスイッチ一つでスモークにすることができる。前面の視界に室内照明が影響する場合にはスイッチを入れるわけ!
ドア付近のデッキには側面展望用の大きなガラスがあり、その正面にはちょっとしたスツールスペースがあって飲み物などを飲みながら景色を楽しむこともできる!
う〜〜ん、すごいぞJR九州!
かもめ22号は有明海を見ながら博多を目指す
この885系は振り込電車なので、カーブでは車体を傾けながら高速で駆け抜ける。多分日本の特急電車の中では最も大きな系車両なのではないか?と思うのだが、位置を検出して制御しながら車体を傾けるので乗り心地は全然いい!
ということで博多には14:12定刻に到着!1番線に到着すると、向かい側の2番線には14:19発の特急ソニック31号大分行きが控えている。
たった7分の乗り換え時間だが同一ホーム乗り換えなので楽ちん楽ちん
これが特急ソニック31号の883系特急電車。JR九州初の振り込電車としてデビューした車両。この車両の登場で日豊本線大分までの所要時間が大幅に短縮された。
もちろんこの車両もJR九州得意のスーパー内装を誇る!特徴なのはこの座席!ヘッドレストがミッキーマウスの形をしているのだ!よってソニックのイメージマークもこの形になっている
ドアのデッキ付近はソニックの名前のイメージ通りシャープなカラーリング。そして美術館のような展示スペースまであってとても列車の車内とは思えない!
さて、ソニック31号は14:19の定刻に出発!この電車もカーブでは車体を思いっきり傾けて高速で通過する。
新幹線併走区間で所用時間が倍であるにもかかわらず、博多〜小倉間を利用する乗客が多いのもわかる!
ちなみに「ブラッディー」は先頭の7号車中央に乗車したのだが、ここだけ窓の間隔が広くてシートピッチは多分グリーン車よりも広かったと思う。これで自由席・・・笑
さて、ソニック31号は小倉でスイッチバックして日豊本線へと入る。元々小倉駅の配線は東京方面から日豊本線に行くように配置されているので、ここで向きを変えねばならないのだ。もちろん座席の向きもみんな反対にして終点の大分を目指す。
車窓からは国後半島や別府湾の景色が堪能できる!なんだか天気も晴れてきたぞ〜!
ということで大分には16:36定刻に到着!
さて、大分からはこの日最後の乗車となる特急にちりん21号南宮崎行きに乗車!前日のきりしま5号と同じ787系4両編成。
この787系もドアデッキ付近はめちゃめちゃおしゃれ!特に左の元電話室には天地方向一杯のガラスが装備されていて、ちょっとした休憩スペースにもなっている。色遣いも他のJRにはない!
さて、にちりん21号は定刻の17:06に大分を出発!順調に走っていたのだが・・・大分と宮崎の県境である有名な宗太郎越え走行中にこの日最大のアクシデントに見舞われる!
なんと、上り坂で車輪空転のトラブルに見舞われて列車が前に進めなくなってしまったのだ!ちなみに周囲は真っ暗で何も見えない・・・
この時、車掌さんからのアナウンスが入る
「現在この車両は空転により前に進めなくなっております。そこで応急修理を行って走行できるようにします」
出来るの?
そして30分後、動き出すのをトライしていた787系はゆっくりながら上り坂を登りだす!素晴らしいぞJR九州!
最初はぎくしゃくしながら走り始めた787系であったが、徐々に速度を上げ始めて正常運転に回復!但しここでのロスタイムは最終的に40分ほどとなり、終点の宮崎には21時に到着。
長崎で15時まで滞在していたら何時に宮崎に着くかわからないところだった・・・虫の知らせってすごいな(この話は翌日にも続く)
ということで九州5日目がここに終わる。
12月28日(水)8:00:宮崎出発〜母の実家訪問〜宮崎リニア実験線跡〜美々津〜宮崎空港〜羽田空港〜川越帰着
ついに最終日!実は「ブラッディー」の母は宮崎出身で、実家が児湯郡川南にある。そこで最終日は母の実家に38年ぶりに訪問して叔父と叔母に会おうという計画を立てたのだ!電車では行きにくい場所なので、この日も6時間だけレンタカーを借りることとした。
そしてもちろん朝ドラを見たらすぐに(爆)行動開始!(5日間同じ行動)
なお、この最終日は完全に晴れ渡るいい天気となった!
これ、チェックアウトの際にもらったカード
なんとホテル従業員からのメッセージカード!今回お世話になったマリックスラグーンは心配りもすばらしく、また宿泊したいなと思うホテルだった!ちなみに友人の「荘太郎」さんもかつて出張でよく宿泊していたそうで、宮崎宿泊の際には常宿だったのだとか。
なお、レンタカー屋さんまではかなり距離があることがわかっていたので、
この日はバスを使ってみる
が・・・乗るバスの行先を間違えて慌てて途中で下りることに!でも徒歩の距離が短くなったし時間も短縮できた!
レンタカーを8時過ぎに借り出して、一路母の実家のある川南へ北上!今回もVitz!これで充分でしょ
約束では11時と言っていたのだが早く着きすぎそうだったので途中こんなところに立ち寄る
これ、地名です!
幼いころの記憶で母の実家近く、川南の駅のあたりに「トロントロン」という地名があったのを思い出して立ち寄ってみたのだ!
今でもこの辺りが川南の中心街で、町役場などもこの区域にある。楽しい地名だよね〜
尾鈴山のふもとに母の実家はあるのだがいいところだなあ〜
母の実家には1時間半ほど滞在し、叔母とは38年ぶりの再会を果たす。中学生の時に来たのが最後だったが、東九州自動車道が近くを通っていること以外ほとんど変わってなかったな〜
母の実家を出発した「ブラッディー」は叔父に教えられた旧日本軍の施設跡に立ち寄ってみることにする。
給水塔と門の一部のみが残っている状態だったが、間違いなく軍の施設があったと思われる広大な敷地がそのまま残っていた。
さて、用事は済んだので宮崎市内に戻っても良かったのだが、「ブラッディー」にはどうしても行きたいところがもう一つあった。
宮崎にはかつて国鉄時代に鉄道総研が建設したリニアモーターカーの実験線があったのだ。子供のころに寝台特急富士に乗っていると、日向市と高鍋の間でリニアモーターカーに追い抜かれた記憶がある。
既に山梨に実験線が建設されてお払い箱になっているのだが、それがどうなっているか?見て見たかったのだ。
確か都農の当たりだったなあなどと記憶を頼りに国道10号線を北上していくと、ナビの画面に「リニア展望台」と言う文字が!場所は東都農駅!んで行ってみると
東都農駅に行ってみると・・・特に展望台はない。もしかしてあの跨線橋が・・・?笑
試しに上に登ってみると
おおっ!リニア実験線だ!(左の高架)
現在はソーラーパネルが設置されて発電所になっているらしい
近くまで行ってみるとまっすぐに伸びた実験線の姿を見ることができる!一部には下ろされた高架がそのまま放置してあった。
さらに地図で検索してみると「リニア実験センター」の文字を発見したので、さらに北上してみることとする。都農と美々津の中間地点程に
うわ、本当にまだ残ってる!施設そのものはリニアとしては使われていないが、車が数台止まっていたので別の実験施設になってるのかもしれない!
かくして38年前の記憶で来てみたリニア実験線、施設がここまで残っていたことに感動!思い残すことはない!
ちなみにこの近くに美々津と言う地名がある。とても美しい地名なので前から気になっていたので行ってみることに!到着してみると、
何?この風情のある街並みは・・・
さらに
日本海軍発祥の地!?
なんでも神武天皇が水軍を率いてこの地から出向したという言い伝えがあるそうで、よって海軍発祥の地なのだそうな。
街並みも歴史遺産になっているようで、古代民族資料館などもあった。観光ガイドには書いていないよなあ〜
こんな立派な碑も立っている
それにしても美々津の海はその文字のごとく美しかった〜
さて、観光も終えたので宮崎市内まで一気に戻ることとする。日向市から宮崎市までは片道50q以上あるし、途中の佐土原付近は渋滞の名所!結局2時間くらいかかって宮崎市内に到着
但し、宮崎発の飛行機は18:25発だし、レンタカーは17時半まで借りていていいとのことだったのでまだ時間がある。
そこで宮崎の交通の要衝である「宮交シティ」に立ち寄ってみることとした。
宮交シティとは・・・そう、バスターミナルのこと。宮崎交通バスの基地になっている場所で南宮崎駅の前にある。
バスの発着番線がなんと17番線まであって、ここから各地にバスが出発している。
もちろんJRバスもここを利用!
JRの高速バスは新幹線800系と同じつばめカラーになっている
32年前にここまでトロントロンから急行バスでやってきて、ここから観光バスでこどもの国や青島、鵜戸神宮を回った記憶がある。
もちろん当時とは全く景色が変わっていて、現在はイオンモールが併設されている。
ここでちょっと腹が減ったので施設内のレストランで食事をすることに
「ガンジス」と言うカレー専門店のチキン南蛮カレー!文字通りカレーライスにチキン南蛮が乗っているのだが、カレーだけでもスパイシーでめちゃ美味いし、チキン南蛮は専門店顔負けの甘酸っぱいタルタルが美味しい!
後で知ったのだが、この「ガンジス」と言うカレー屋さんは宮崎で走る人ぞ知る有名なカレーチェーンなのだとか!
さて、腹ごしらえが終わったところで宮崎市内まで戻り、レンタカーを返却。130q程走行したのにガソリン消費量はたったの6リッター(笑)
時刻は16時。時刻表によると16:02発の宮崎空港行きがある。空港には16:20に到着してしまうので早すぎるのだが、まあ空港内でお土産も買わなきゃいけないしね〜
と思いながらホームにあがってみると・・・なんと15:16発の特急にちりん11号がまだ来てない!なんだか軒並み30分くらい遅れているみたいだぞ?
んで、電車を待っていると15:11発の南宮崎行き普通列車がやってきた
宮崎空港までは行けないが、近くまで行っておいた方がいいだろうとこの電車に乗ってしまうことにする。
ちなみにこの電車は713系2両編成。国鉄時代に試作的に4編成8両だけ作られた車両で、現在は宮崎空港線のシャトル列車を中心に使われている。
何度も言うがJR九州の車両は本当にいちいちおしゃれ!各駅停車でしかも30年前の国鉄の車両にもかかわらず、室内のシートは全て特急用485系電車からの廃車発生品のリクライニングシートに交換されているし、出入り口には木製の荷物置きもあり、カラフルに化粧板が彩られている。
立った一駅この電車に乗って南宮崎まで到着したのだが・・・宮崎空港行きの電車は一向に来る気配がない。
待つこと30分、駅の案内放送が流れる
「宮崎空港行きの列車は動いてはいますがダイヤの大幅な乱れにより次の列車がいつになるか見通しが立ちません」
マジか!これがこの旅最大の誤算の始まりであった(笑)でも時間にゆとりを持っていてよかった〜。
さて、電車は当てにならないのでタクシーかバスを利用するしかない。ここで南宮崎まで移動してきておいたのが功を奏した!そう、南宮崎駅前には宮交シティがあるのだ!
ということで16:52に宮崎空港経由都城行きのバスがあることを確認した「ブラッディー」は16番線からこのバスに乗る
やってきたのはなんと観光バスタイプの路線バス!これは快適
バスに乗ること15分で宮崎空港に到着!アクシデントリカバリーは完璧!
さて、空港に到着した「ブラッディー」はチェックインしてお土産を物色。まあ会社に持ってゆくものと行きつけの飲み屋に持ってゆくものくらいだからあっという間に用事は済んでしまうのだが・・・
飛行機の出発まではまだ1時間以上ある!ということでロビーで本を読みながら待っていると
え?40分遅れ?
いやあ、最後にいろいろあるものだ!ということでさらに時間が余ったのでロビーでうたた寝などをして過ごし(笑)ようやく飛行機に搭乗したのは18:50
帰りもソラシドエアの機材で運行する62便で羽田へと向かったのであった。
羽田到着時間は20:30.35分遅れの到着となったのだが、実は元々20:30発のリムジンバスに乗ろうという計画が無になってしまい、仕方なく次の最終便21:30発のチケットを購入して約1時間待ち。今日は待ち時間が多いなあ〜
しかし21:30発のリムジンバスは都内の渋滞も全くなく、川越には22:50には到着!
飛行機で2000q、レンタカーで1000q、電車で1000q、6日間で4000qを移動した大旅行はここに終了したのであった!
ちなみにケータイ国取り、コロプラとも40地域以上を新規踏破したのであった!
さて、今回の旅のお会計を集計してみるとする。
川越シャトル:\175
川越〜羽田空港:\1205
ANA旅作(羽田〜宮崎往復航空券&ホテルマリックスラグーン5泊):\44900
宮崎空港〜宮崎:\350
トヨタレンタリース(24日〜26日):\14472
ホテル駐車場代(2泊):\1600
青島駐車場:\500
サンメッセ日南:\700
都井岬:\400
都井岬灯台:\200
ガソリン代(24日):\2305
知覧特攻平和会館:\500
高速代(都城〜宮崎):\740
高速代(宮崎〜鹿児島):\2650
指宿スカイライン:\320
指宿砂むし会館:\610
南薩鉄道記念館:\200
高速代(伊集院〜宮崎):\2860
ガソリン代(25日):\3969
ぐるっと九州きっぷ(26日〜28日):\14000
宮崎〜鹿児島中央自由席特急券:\1230
鹿児島中央〜熊本自由席特急券:\3180
熊本市電(2回):\340
熊本〜早岐自由席特急券:\930
稲佐山ロープウェイ:\1230
長崎市電(4回):\480
グラバー園:\610
大浦天主堂:\600
出島:\510
長崎〜博多自由席特急券:\1380
博多〜宮崎自由席特急券:\1650
トヨタレンタリース(24日〜26日):\6480
ガソリン代(28日):\822
宮交シティ〜宮崎空港(宮崎交通バス):\280
羽田空港〜川越駅西口(リムジンバス):\1750
合計で\114128!これに食事代6日分、お土産代を加えても\140000弱
これだけ遊んで、遠くに行って6日間でこのコストなら充分でしょう!
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