Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜[ブラッディー]の青春18きっぷの旅(松江編)〜
 

2012年の春、名古屋出張が3月末に決まったのだが、新幹線で京都ー名古屋を往復する料金よりも、青春18きっぷを買ったほうが安いということを発見した[ブラッディー]は、なんと出張を各駅停車往復の旅でこなし、残り4日分で遊びまくることとした。4日のうち1日は「リニア鉄道館」見学のために使い、1日は映画「阪急電車」のロケ地巡りに使用。
残った2日分で映画「Railways」の舞台となった出雲・松江に向かうことを計画!楽天トラベルで宿を探すと、松江しんじ湖温泉のビジネスホテルに温泉付きのところがあり、1泊4200円で宿泊できることが判明!ということは往復青春18きっぷを使っていくから交通費は4600円!なんと1万円かからずに松江までの1泊2日旅行が楽しめてしまうのだ!
なかなか行くことができない島根県、のんびりと片道8時間かけて巡った旅、、早速レポートしてみる


4月7日(土)亀岡〜 福知山〜豊岡〜浜坂〜鳥取〜米子〜出雲市
前日の歓送迎会の余韻に浸りつつ「ブラッディー」は早起きして7時に亀岡駅へ向かう。実はもっと早い電車もあったのだが、超ローカルな鳥取県では列車の本数が極端に少ないので、結局は7時に出発しても同じなのだ。こんなに早い亀岡発の電車に乗ったのは初めて!
亀岡7:04発普通福知山行き。223系5500番台と221系の併結列車
土曜日の朝早くだというのにかなり混んでいて、結局補助席に座るしかなかった。列車は6両編成で前2両が福知山行き、後ろ4両は途中の園部止まり。園部を出発すると2両編成はワンマン列車となり、ローカル色が濃くなってくる。しかもかなり飛ばす!
途中でトイレに立ったおばあちゃんが列車の揺れで倒れこんでしまい、自分で起き上がれなくなってしまったので「ブラッディー」が助けてあげた。朝からいいことしたからいいことあるかな?ちなみに和知の駅で降りたおばあちゃんは「ブラッディー」とは違う人にお礼を言って下りて行った(笑)電車に揺られること1時間半ほどで福知山に到着。乗り換え時間はなんと2分!忙しい
福知山8:37発普通豊岡行き
次に待っていたのは115系電車の2両編成。これは広島地区から転用された車両らしい。前はこんな顔だけど
後ろはこんな顔
改造てんこ盛りだね、こりゃ!国鉄時代の設計なのでコイルサスだし揺れる揺れる!しかも飛ばす飛ばす!
途中の和田山で5分ほどの乗り継ぎ停車をしてくれたのでタバコ休憩!この辺りはホームに必ず喫煙所があり、ホームでタバコが吸えるのだ!
和田山駅にはこんなレトロな車庫の残骸があった
列車は時刻通り9:51に豊岡到着。またもや4分の乗り換えで次はディーゼルカーの浜坂行きに乗り込む
これが9:55発普通浜坂行き
国鉄時代のキハ47系2両編成。車内にはレトロな雰囲気満々

なんと扇風機が車内にある!           懐かしい押しボタン式!
この日はちょっと寒かったので使うことはなかったけど、昭和を感じる装備になんか感激!
城崎温泉駅で臨時列車との交換待ちをしたので15分ほど停車。単線区間はこれも面白い。でも最近はうまいこと交換駅を設定してあるようで、なかなか長時間停車はない。
城崎温泉駅までは電化されているのだが、ここから先は非電化ローカル線になる。そしてここから浜坂までの風景が、まずはこの列車の旅の第1のハイライト!

これが車窓からの風景!山陰ジオパークと呼ばれるこのエリアは雄大な日本海が展開する!

これは鎧という駅からの風景。駅の向こう側は断崖でそのまま向こうは日本海!
そして鎧駅を発車してトンネルをくぐると、有名な餘部鉄橋を渡るのだ!やはりここは有名なので車内のお客さんはみんな立って窓を開けてカメラを構える。

餘部鉄橋通過中!                新しい橋になっても景色は変わらない

古い鉄橋も橋脚が3本残されている       将来的にはここを整備して観光地にするとのこと
餘部駅もホームが新しくなってすっかり様変わり
この景色が見られただけでも来た甲斐があったってものだ!満足満足!ちなみに
海が見えなくても段々畑とかの緑がまぶしい
いいなあ、田舎は〜!でも、この車両、画像を見てわかるように窓がとにかく汚かったのは×!洗車しましょう!JR西日本さん!
この日最初の目的を果たしたら浜坂に到着!ここはカニで有名なところなのだが、楽しみは帰りに取っておくことにして3分の乗り換えで次の列車に飛び乗る!
11:26発普通鳥取行き
これはJR西日本が新製したキハ121型気動車。なんと単行運転!最新鋭のエンジンを搭載しているのでとにかく速い!でも変速機の性能のせいなのか、やたらとギアチェンジの反動が激しかった。新しいものにはあまり興味なし(爆)
浜坂〜鳥取の間も日本海が見え隠れしていて景色を堪能するには事欠かない
鳥取まではたった6駅なのだが、その間40分かかる!しかも福部駅と鳥取駅の間は1駅で13分もかかるのだ!すごい距離だ・・・
鳥取で待っていたのは

12:16発快速とっとりライナー。全面に名探偵コナンのラッピングしている特別仕様車。鳥取ってマンガ王国だったの?知らなかった・・・
この車両はキハ121型の片運転台2両編成バージョンのキハ126型。例によって変速ショックが大きいのだが、スピードは速い!
ちなみに園部以降はずっとワンマン列車だということを記しておかねばならない。運転手さんがドアの開閉もするし、無人駅ではお金の受け取りもする。なんでも特急「スーパーおき」などもワンマン運転しているらしい。すげえローカル色満点!
放送はすべて自動放送になっていて、これがまたきめ細かい案内になってる。キハ121型やキハ126型の放送はなんとなく声優の戸田恵子さんに似ていた。別人かなあ。

1両目だけが乗り降りできるのね〜        この日は女性運転士の訓練中?
快速とっとりライナーはその名の通り小さな駅は全て通過するので速い速い!鳥取県の端から端まで1時間半で走り切ってしまう。

途中でこんな駅発見!              ディズニーランドはない・・・・

日本海と豊かな田園地帯             日本海の強風を生かした風力発電
う〜〜ん、旅してる気分だ!(旅だって!)ということで13:46に米子到着。ここからは伯備線が合流するので出雲市までは電化区間。でも・・・
13:47発普通浜田行きはディーゼル!
伯備線から乗り入れてくる列車は電車なのだが、山陰本線を遠くまで行く列車はディーゼルカーになっている。またもやキハ47型に乗車。やっぱりディーゼルカーは古いほうが味があってよいなあ。
米子を出発するときにすごいものを発見!画像を取り忘れたのでそれは帰りのお楽しみ・・・
列車は順調に走り、松江には14:20着。ここからは右手の車窓に雄大な宍道湖が見えてくる

宍道湖は長い川のような形をしているので、対岸が見えていながら大きさを感じる。ここは後で散策してみよう!
玉造温泉では桜が7分咲き!ここも翌日行く予定!
ということで14:59、無事に出雲市に到着!8時間の各駅停車の旅は終わった
やはり結構ばてる(笑)

映画[Railways」を巡る旅
映画[Railways」は49歳で転職して故郷の一畑電車の運転士になった男の物語。中井貴一主演で2009年に公開された。その映画を見た「ブラッディー」は、ぜひ一度ロケ地に行ってみたいと思っていたのだ。その舞台となった一畑電車は出雲市から出発する。
JR出雲市駅隣にある一畑電車電鉄出雲市駅
2階建ての立派な高架駅で、ちょっと地方ローカル線とは思えない佇まい。
さて、切符を買おうと思って改札に行くと
運賃は無料!??????????
今日はたくさん乗り降りするから一日乗車券買わなきゃと思っていたのでどうしてよいかわからず・・・すると、駅で記念切手を販売していた郵便局員さんが
「今日は開業100周年記念で無料です。どんどん乗ってやってください」
と言う!これはラッキー!そこで余ったお金でその局員さんから記念切手を購入!そうしたらティッシュやら島根県ガイドやらいろいろなもの貰っちゃった!
切手シートを買っただけなのにいろいろてんこ盛りについてきた!
ティッシュ2個とハーブの種、島根の観光ガイド・・・。局員さんみんなで「あれもこれも」って大盤振舞!
ということでデハ二50型電車に迎えられてホームへ

待っていたのは元南海の3000系電車      水木茂のラッピング電車
実は水木茂はこの地方の出身なのだそうで、一畑薬師への道案内看板にも「のんのんばあ」というキャラクターが書いてあるのだ!

無料と言うことで大混雑!             女性アテンダントが乗務して100周年をアナウンス
乗った電車は松江しんじ湖温泉行き。途中の川跡(かわと)駅で乗り換えると出雲大社に行ける。出雲大社は前回行ったので今回はパス。向かったのは一畑電車の車庫がある雲州平田駅。
電車を降りたところで駅員さんがティッシュをプレゼントしてくれた。
100周年記念ティッシュ!これは使えないなあ〜。
映画の中でも重要なシーンを担った駅で一畑電車の基地

駅構内には手作り感満載の模型がたくさん! 地元の人の作品かな〜
駅のベンチにも手書きの絵が!
なんかほっこりするなあ〜
さて、駅の構内に併設されている車両基地の写真が撮りたかったので駅員さんに別のホームに行っていいか聞いてみると、
「いいよ〜、これから電車の入れ替えするから見ていけば〜」
やった!ラッキー!

並んでいる電車の中から             真ん中の3000系が出発!
この入れ替えも駅員さんが丁寧に教えてくれた

車庫の奥には工場があって電車の整備を実施中!  100周年ヘッドマークを付けた5000系電車
基地の向こう側に貴重なデハ二50型電車が見えたので、駅を出てちょっと歩いてみることに。入口が片側しかないので、線路の向こうに行くには延々歩かねばならないが、到着してみると・・・

おおっ!デハ二50型だ!             手動扉が泣かせる!
これ、昭和3年製だというからざっと車齢80年!?すごい!扉は木造なので、直す時には大工さんが登場するのだそうな。映画でももう一人の主役として登場!
30分ほど散策して駅に戻ると、ちょうど列車が来るというので乗り込んだ。やってきたのは

一畑電車のエース5000系急行電車       室内には転換式クロスシートが並ぶ
この電車は京王電鉄5000系を購入して大改造した観光車両で、休日はたった1往復の急行「出雲大社号」に使われている。その1往復に乗れるなんてラッキー!
次に目指したのは一畑口駅。ここは特別乗換駅でもないのだが、なんと全列車がスイッチバックするという面白い駅。
ここも撮影に使われた駅

到着した列車から運転手は大急ぎで反対に回り、走ってます!

右からきて左の線路に分岐してゆく       駅の突端は行き止まり!

0キロポストがあるということは一畑電車の起点ですな。何もない無人駅がいい味出してます。

ということで次の電車まで40分ほど駅前をぶらぶらしたのだが何もない・・・缶コーヒーとタバコ3本で何とか暇を紛らわす。
ようやくやってきたのは
またも3000系。しかし南海色リバイバル電車!
開業100周年記念でリバイバル塗装をしたのだそうな。しかもこの塗装、応募で参加した人たちも手塗で参加したのだとか!
次に向かったのは伊野灘(いのなだ)駅。ここは主人公の実家があるという想定の駅で、物語の中にもよく出てきた。一畑口からは5分!たった1駅でまた下りる。

咲始めの桜が出迎える              そして駅のホームからは宍道湖が一望できる
ここでは映画撮影で使われた風景をそのまま撮影しようということで駅の周囲を散策。すると前を歩いている人が途中の川跡駅からずっと一緒だということに気が付く
このおじさん、どうも「ブラッディー」と同じことやっているようだ!
と言うことで声をかけてみると、この人は乗り物が好きで日本中あちこち旅してまわり、映画の風景やブルーインパルス、電車も民芸も何でも撮り歩きをしているのだそうで、もちろんここにも映画を見てやってきたのだという。ちなみにこの人の投稿した写真は数多く新聞に採用され、日本に1台しかないカメラを始め、カメラは100台ほど所有しているのだとか!ちなみに米子在住で御歳は78歳!元気にリュックを持って歩く姿はとても82歳に見えない!
んで、この人に案内されるままやってきた風景は
おおっ!映画のままだ!

シジミ漁の船と鳥                  自転車がいい味出している伊野灘駅

5000系電車の通過待ち              夕陽を浴びてやってきた松江しんじ湖温泉行き電車
この後もこの人と意気統合して、結局話すことが尽きぬまま松江しんじ湖温泉駅まで同行したのであった。
松江しんじ湖温泉の駅売店で購入したグッズ
タオルとポストイットは300円、記念乗車券は1050円。記念記念!って結構散在してる?
駅でおじさんと別れ、「ブラッディー」は夕焼けを見に宍道湖へ向かう。この日は雨の予報だったのだが・・・

もちろん夕焼けを拝むことができた!      宍道湖の夕日、初めて見たけどすごいなあ
ということでこの日の宿は松江宍道湖温泉駅から徒歩5分、松江大橋袂にあるホテルニューアーバン。
ビジネスホテルでありながら温泉を引いているので、こういう一人旅には最適!チェックインは18時!早速温泉へ向かい一休み!

松江の夜

松江に来たからには海の幸で一杯やりたいということで、風呂上りに松江の町をぶらぶら。どこに入ろうかと探していると、「トビウオの刺身」の文字が目に留まり、入ったのは
居酒屋みのり
このお店、外からの構えとは裏腹に店内は改装されたばかりと言う感じで雰囲気がいい。流れている音楽もジャズ!早速

トビウオの刺身と                  鳥皮餃子で一杯!
先客が一人だけいて、この人が近くのそば屋さんの店主。みのりの店主とは同級生なんだそうな。この人の話がめちゃ面白くて意気投合!商売っ気がなくて「そばは作ってやってるんだ」とか「客は来ないほうがいい」とか言いたい放題!
みのりの店主は年齢56だそうだが、この人がまたクルマ好きで意気投合!店主の奥さん?らしき人と二人で切り盛りしているのだがこの奥さんがまたきっぷのいい人ですっかり気に入ってしまった!店のピザを4人で食べあったりしていたらあっという間にビールが5杯!するとそば屋の店主が「そば持ってきてあげる」と言って

本当にそば持ってきてくれた!          それをみのりの店主が揚げ蕎麦にしてくれた!
この揚げ蕎麦がまた美味かった!ますますビールが進む!すると今度は
つけ蕎麦まで!これも絶妙に美味い!
さらに「宍道湖に来てこれ食べなきゃ!」と出してくれたのは

シジミ汁!                     これを見て!
シジミ汁、食べたかったんだよなあ〜!もうこれで満足満足!最後にそば屋の店主に翌日の営業時間を聞くと
「俺が起きたら」
と言う答えだった(爆)。まあ期待せずに行くことにして楽しかった松江の夜は終了!宿に帰ったのは23時過ぎだった(笑)
帰ってからは風呂に入ってすぐに撃沈zzz

4月8日松江散歩

朝8時に目覚めた「ブラッディー」はまず朝風呂へ!さっぱりしたところで早速行動開始! 出発前は玉造温泉に行こうと考えていたのだが、前日夜のそば屋さんの話があったので、玉造温泉行きはパス!そこで松江市内観光としてお散歩タイム!まず向かったのは松江しんじ湖温泉駅。 駅までの間に見つけた面白い風景をここに公開!
宿泊したニューアーバンホテル駐車場の真ん中に立つ居酒屋!
これ、立ち退き拒否しているんだろうなあ
神社の鳥居と階段はあるけど・・・どうやって入るの?

到着した松江しんじ湖温泉駅。なんで来たかと言うと・・・足湯に入るため!
ここの足湯は源泉なので温度が変動するのだ。この時期はさすがにまだぬるい・・・ちょっと足を温めた後は松江市内の散策へ出発!まず向かったのが松江城!歩いてゆける近さがgood!
お堀めぐりの遊覧船などを見ながら散歩すると15分ほどで到着
こちらは場内にある興雲閣
明治天皇をお迎えするために建設されたそうだが、結局明治天皇は来なかったのだとか・・・
松江城は再建されたのではない天守閣を持つ城として有名で、規模は小さいが戦国そのものの天守閣が残っている。城自体が小さいので登り始めてから10分ほどで到着!

花見の準備は整っているのが・・・今年は遅い桜!咲いている枝を見つけて何とか撮影!

本丸からは松江の町を一望できる!
天守閣に登ろうかと思ったのだが、ちょっと時間がなかったのであきらめてさらに散策!松江城の北側には小泉八雲の旧亭や武家屋敷跡などもあるのだ。

桜が咲き始めの散策路は歩いていて気持ちいい!お堀にも桜がいっぱい!

電柱のない街並みはタイムスリップしたかのよう!昔ながらのお店も数多くある

小泉八雲ゆかりの町と言うこともあって、記念館や旧居も保存されている。

武家屋敷は角館の武家屋敷を思わせる     アスファルトが石畳だったら江戸時代!

こんな街並みがずっと続いているので散歩していて飽きない!
さて、散策をしていたら11時になったので、そろそろそば屋さんが開いているかな〜と思って行ってみると
閉まってた!!
帰りの電車の時間が12:23発なのでそろそろ飯食って駅に向かわなければならない!と言うことで泣く泣くそばは諦め・・・
ちなみにこのそば屋さん、「十一軒」と言う店。なんでも蕎麦よりかつ丼が有名らしく、かつ丼を食べに広島から来る人もいるのだそうな!次回は絶対に立ち寄ってみよう!
駅まで戻ってから駅構内の出雲そば屋さんで昼食を食べたのだが、正直みのりで前日に食べたそばのほうがうまかった!
ということでさらば宍道湖!

松江〜米子〜鳥取〜浜坂〜城崎温泉〜豊岡〜福知山〜園部〜亀岡

駅に到着したのは12時、23分の快速アクアライナーまでちょっと時間があったので喫煙所を探して駅を散策していると
禁煙室はあった(爆)・・・昔喫煙室だったんだろうな〜
無事に喫煙コーナーを見つけたのでタバコを吸いだめし、いよいよ帰路につく
12:23発快速アクアライナー
快速はキハ126型が投入されているらしい。前日と同じように変速ショックとすごいスピードに揺られて一路米子へ向かう。
そういえば・・・今回「ブラッディー」は美人と相席になることが妙に多かった。「ブラッディー」は走って飛び乗るのが嫌なので、列車の乗り換えでもゆっくりと最後に乗り込むの。最初にボックスシートの進行方向窓側が埋まるので、必然的に進行逆向きの通路側に座ることになる。でも人の心理は面白いもので、美人と相席はなぜかみんな避けるらしい。従って最後に乗る「ブラッディー」が座るのは美人と相席と言うわけで(爆)!これって「余り物には福がある」ってこと?この列車でも美人と相席になり、米子までの約30分いい思いしました!
米子に到着直前、往路で発見した「貴重なもの」を撮影しようとしたのだが・・・

分かるかな〜!                   分かんないだろうな〜
実はキハ47型の向こうに転車台があるのだ。水色のやつ。しかも現役!さらに右の写真の奥には扇形機関庫が見えているのだ!手前のキハ47がいなければよく見えたのに・・・・残念!でも
DE15型ラッセル車を発見!かっこいい!
さて、今回は乗り換え時間がたくさんあるのでタバコを吸う時間もたっぷり!次に乗り込んだのは
13:09発快速とっとりライナー
同じキハ126型だし、散歩の疲れもあってこの列車の中ではほぼ撃沈zzz
途中の伯耆大山で大山をちょっと見たのだが、雲がかかっていてうっすらしか見えず、画像は無理!
ということでほとんど寝て過ごした1時間半、鳥取に到着。5分の乗り換え時間で次に乗り込んだのは
14:46発普通浜坂行き
とっとりライナーでよく眠ったのでこの列車では車窓を堪能!日本海沿岸を走るときには

山陰ジオパークの景色を満喫する!
しかもこの日は暑かったのでキハ47型についていた
扇風機を始動!気持ちいいんだ、この風が!
これは居組(いぐみ)と言う駅のトイレ
この駅、めちゃめちゃ寂れていてトイレは老朽化で使用禁止、跨線橋も「危険、立ち入り禁止」、ホームと道の境目もない!すげえ〜!
と、車窓を楽しんで15:31に浜坂到着。浜坂では乗り継ぎ列車まで30分ほどあるので駅周囲を散策&食糧買い出しをする。
駅を出て最初に目についたのがこの店「米田商店」。ここは浜坂駅名物のカニ寿司や餘部鉄橋物語などの駅弁を売っているお店。

これが米田商店                   開業100周年だそうな!

店内には100周年記念展示がたくさん!    貴重な昔の写真もある

なんと言ってもおかみさんお手製の手作りカレーや味噌汁、定番の駅弁など旅人をほっこりさせるものが盛りだくさん!

但馬牛肉巻おにぎりと                カニ寿司を購入!
カニ寿司はカニたっぷりでさすが浜坂名物と言う出来栄え!肉巻おにぎりは米田商店のおばちゃんのお手製らしい。これも実に美味い!
さて、駅でこんな看板を発見!まだ時間があったのでちょっと行ってみた
すると・・・

駅構内にあるのだ!                SLのナンバープレート!?

昔の鉄道装備品!                 極めつけは旧餘部鉄橋の橋脚!
こりゃ・・・すげえわ・・・
たった30分ながら充実しまくりの30分、あっという間に過ぎてしまった!ということで
16:02発普通豊岡行きに乗り込む
車内はかなり空いていたのだが、なぜかこんな人たちが・・・
列車の先頭部に群がる人たち!
そう、この人たちの目的はもちろん餘部鉄橋!往路でも堪能したけど、やっぱり「ブラッディー」も気になるので窓を開けてまたもや撮影!

今回は旧線跡を中心に撮影!          やっぱり迫力がすごいわ!

下をのぞくと吸い込まれそうだ!         今度は新しい橋を下から見よう!
さて、このまま列車を乗り継いでいけば20:30には亀岡に到着するのだが、ここでいいことを思いついてしまった「ブラッディー」!早速時刻表を調べてみて・・・
城崎温泉駅で途中下車!
これは駅前にある温泉旅館の下駄の標本!
そう、ここから先は列車が多いので1時間温泉につかってから帰ろうというわけ!我ながらいいアイデア!しかも城崎温泉駅の隣には立ち寄り湯「さとの湯」と言う施設があるのだ!タオル付850円は高いがやむを得ない・・・
ということでじっくりと今回の旅の垢を落とした「ブラッディー」は、その後18:21城崎温泉発豊岡行き、豊岡18:35発福知山行き、福知山20:05園部行き、園部21:20発京都行きと乗り継ぎ、亀岡到着は21:35
城崎温泉からも3時間もかかるということを実感しつつ帰宅したのであった。
この電車、豊岡から福知山まで乗った113系5300番台
かなりくたびれていたんだけど、まだ走っていたんだなあ・・・

結局、今回の旅でかかった費用
交通賃と宿泊費=[青春18きっぷ]の2日分4600円、松江ニューアーバンホテル3700円(楽天ポイント500ポイント利用)=8300円
食費=ペットボトル飲料4本で600円、 雲州平田駅前コンビニでサンドイッチ280円、松江の居酒屋みのりで3800円、松江駅のそば屋さんで900円、浜坂のカニ寿司800円、但馬牛肉巻おにぎり350円、=6730円
お土産=一畑電車100周年記念切手1200円、記念切符1050円、記念しおり2個700円、ハンカチ300円、浜坂カニせんべい1050円=4300円
城崎温泉で950円
合計でたったの20180円!!

青春18きっぷ、侮りがたし!

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