Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2019/02/10 21:37更新 

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〜「ブラッディー」の青春18きっぷの旅( 水戸・いわき・仙台・米沢編)!〜

2020年夏シーズンに青春18きっぷは発売されるのか?
コロナ渦でも強行されたGoToキャンペーンなるものもあって無事に発売されることとなった青春18きっぷ!
実は5月に計画した長崎・熊本旅行を7月の4連休で再実行しようとしていた「ブラッディー」だったが、直前に発生した九州豪雨水害でまたもや中止!ならば!とこの青春18きっぷでの旅行を考えた。
「密」を避けるために選んだのが、今だ行ったことのない日本三大庭園の一つ「水戸偕楽園」を皮切りに、そのまま3月に全然復旧したばかりの常磐線で仙台へ。仙台から友人のいる米沢へという全行程900kmの列車の旅!
しかし、直前の1週間で東京都を始め全国でコロナ患者が急増!これによってリハビリで病院通いをしている米沢の友人 は「県外からの人との接触があったら2週間はリハビリ禁止」と通達されてしまい。、2年ぶりの再会は見送ることとなってしまった。なんとも残念だが仕方ない!
ということで、いつものように各駅停車の旅、早速レポートしてみることとする。

7月23日( 木):川越6:41〜7:32赤羽7:38〜7:51日暮里8:05〜10:01水戸〜偕楽園巡り

この日の最初の目的地は水戸の偕楽園。日本三大庭園の一つだが、実は「ブラッディー」、ここに行ったことがなかったのだ。金沢の兼六園と岡山の後楽園という遠方は行っているのに最も近場の偕楽園に入ったことがないという・・・笑。
水戸に行くには小山から水戸線で行く方が時間的には早いのだが、この日は常磐線全線走破を目指すので、わざわざ日暮里経由で行くこととした。乗り継ぎ時間の関係から

6:41川越発の埼京線快速で赤羽に向かい、赤羽からは京浜東北線で日暮里へ。さすがに休日なので「密」はなし!
なぜ始発駅の上野まで行かないのか?それは日暮里駅の改札前には喫煙所があるから!ところが行ってみるとコロナで閉鎖中・・・結局日暮里で降りた意味がなかった・・・
でも日暮里ー上野間は日本最大5複線の区間なので行き交う電車を見ているだけでも楽しい!

と言うことで8:05発の勝田行きで水戸へ向かう。もちろん2時間も乗るのでグリーン車を使う!
ちなみに乗り換え案内では「いつもよりも混んでます」と表示が出ていたのだが、普通車も含め出て車内はガラガラ!どういう統計なんだか・・・
そしてまずは腹ごしらえ!ちゃんと食えるときに食うのが青春18きっぷの旅の極意
水戸までの区間は何度も乗車しているので特にレポートはないのだが、

藤代のカップヌードルの煙突は見逃さない!   駅名が佐貫→龍ケ崎市に変わったのね
ちなみに右の画像の通りこの日の天気はほぼ雨。しかしここまで傘は一度も差してない。
ということで電車は定刻の10:01に水戸駅に到着!

さて、水戸駅から偕楽園まではバスに乗らなければならない。歩いても行けるのだが、

親切な看板があったので素直にバスに乗ることとする。しかしやってきたバスの行き先に「偕楽園入口」とあったので乗ってしまったら実は大間違え!
本当は偕楽園の東口前に到着するバスがあったのに、偕楽園への文字通り入り口にある歴史資料館前で降りて歩くことになってしまった。

しかしこれが功を奏したらしく!到着したのは「好文亭表門」!江戸時代には偕楽園に入る際、この表門から入るのが通例だったらしい。

門を入って左手に行くと梅林の中を歩くことができるが、もちろんこの時期梅は咲いていないので、右手に回って竹林の中を散歩する。
途中、右の画像の吐玉泉という眼病に効くと言われる湧き水がある。
さらに奥に進むと

これが南門前の庭園。南門の左側にはJRの偕楽園臨時乗降場がある。梅にシーズンになるとここに列車が停車してそのまま偕楽園には入れるわけ。
何でも偕楽園は昔拝観料無料だったらしい。でも近年有料化されてこの南門は出口専用になってしまったのだとか。

そしてこちらが庭園内で唯一の建造物と言っていい好文亭。ここに入るにはさらに200円かかる。水戸の将軍様が梅を見たりするときに使ったんだそうな。
でも、現在耐震工事中なので建物を外から見てもつまらない・・・

1Fは様々な花にちなんだ障子絵のある部屋がいくつもあって、来訪した人たちの休憩室になっていたらしい。桃、つつじ、桜、萩などがあるが梅はない。そりゃそうだ!梅は外に本物があるんだから(笑)

もちろん1Fからも回遊庭園を見ることができるが、やはりここの最大の見せ場は2Fからの眺望


まるで天守閣の最上階のような眺望が広がる。この建物から見えないのは西側だけで、東、南、北の全景を見ることができる。
ただ、ちょっと思ったのは岡山の後楽園に比べるとちょっと小さいかな〜
と言うことで好文亭を降りて東門方面に行くと

目の前に梅林!満開になると右の写真のようになる。ただ、越生の梅林を知っている身としては、越生の方がすごいかなあとは思う。
さらに東門に向かって歩くと、

仙奕台という見晴台に出る!ここからの眺望も素晴らしい!ちなみに年に一度将棋と囲碁の大会がここで開かれるそうで、
その際にはこの用に備え付けの囲碁盤、将棋盤が使われる
この催しは江戸時代からずっと残っているのだそうな。
ということで約1時間の散歩で東門に到着!
これで日本三大庭園制覇完了!

7月23日( 木): 偕楽園11:15〜バスで那珂湊へ〜お魚市場でランチ〜那珂湊13:31〜13:46勝田14:16〜14:54高萩15:16〜15:51湯本〜湯本温泉みゆきの湯〜湯本16:28〜16:37いわき着〜居酒屋「もくべぇ」
時刻は11時半。そろそろ腹が減ってきたので次の目的地である那珂湊お魚市場に向かうこととする。
この場所から那珂湊に行くには、バスで水戸駅に出て、勝田まで1駅常磐線に乗って、ひたちなか海浜鉄道で那珂湊に行くのが普通だが、よくよく調べてみると偕楽園近くの「大工町」というバス停から那珂湊方面への直行バスが出ていることがわかった!約1時間バスに揺られることになるが、それは便利だ!と言うことで大工町バス停まで歩くことにする。
しかも11:31にお魚市場経由でアクアワールドまで行くバスが来ることがわかった!ラッキー!
ちなみに茨城交通バスは夏休み期間中子供は100円均一で利用できるらしい
ところが・・・・11:40になってもお目当てのバスが来ない・・・と、そこにやってきたのが
え?那珂湊駅行き?
なんと25分前にここを通過したはずのバスがやってきた!ならば乗っちゃえ!
茨城交通バスの面白いところは、水戸駅を終点とせずに水戸駅を横断したり縦断したりする路線の多いこと。
このバスも水戸駅は経由するが、そのまま東に進んで那珂湊駅まで行くルートを通る。なんせ20km以上走るのだからかなりの長距離バス
ちなみにすれ違うのがやっとというこんな河原のあぜ道を通る!
市内ではかなりの渋滞に遭ったバスだったが、郊外に出ると飛ばす飛ばす!元々25分遅れだったバスは、那珂湊駅到着直前には15分遅れくらいに挽回(笑)
でも、終点の那珂湊駅に到着する直前に大渋滞に遭遇!そう!お魚市場に詰めかけた観光客の車で信号1回3台くらいしか進めない渋滞になっていたのだ。

ということで12時半に那珂湊到着!ここから1kmほど海に向かうとお魚市場があるのだ。右の画像のように看板の文字が装飾文字になっていて面白い!実はこの文字、元々ひたちなか海浜鉄道の駅銘板に使われたのが最初だったのだが、口コミで人気が広がってこの地域全体の刊行看板にはすべて使われるようになった。

しっかしこの渋滞はすごいな・・・歩くこと10分ほどでお魚市場に到着!車だと30分はかかるだろうな
ところが・・・お魚市場はこの渋滞が示すように「密」がすごかった!「ブラッディー」が密になっていない店を探していると

この市場食堂どんぶり屋というお店を発見!しかもこのおすすめのお品書きの安さ!しかも子供専用のミニ丼は500円!
ということで「ブラッディー」はうにいくら丼を注文

やってきたのがこの定食!これで1300円は安いでしょう!味噌汁もアサリだし!腹が減っていたのであっという間に完食!満足満足
目的の海鮮丼も食ったし、密を避けてそそくさと駅まで戻ることとする。
次の列車は13:31発なのでちょっとだけ時間が余った!そこでひたちなか海浜鉄道に保存されている貴重車両をちょっと拝んでから出発することにする。

日本初のステンレス気動車ケハ601は会議室として活躍中!元国鉄〜鹿島臨海鉄道のキハ203はちょっと残念な状態

元東海交通事業のキハ11が見られるのはここだけ 元水島臨海鉄道のキハ205もきれいになっていた
ということで13:31発の勝田行きに乗車!
列車に揺られること15分で勝田に到着。ここで30分の乗り換え時間があるので駅を散策
ラッキーだったのはこの列車を見られたこと!
E653系の旧国鉄色復活編成!初めて見たけど結構違和感がない。
駅構内に留置中のE531系は車端部にカメラが設置されていた
これは常磐線や東北本線の閑散区間でワンマン運転するためのもの。5両編成の電車を無人駅もある区間でワンマン運転するので、各車両のドアを運転台から監視する必要があるわけ。

ということであっという間の30分が経過して14:16発の高萩行きに乗る。電車はE501系5両編成。ロングシートの室内は味気ない・・・
でも、この電車は常磐線の土浦〜いわき間でしか見られないし、総勢60両しかないという希少車
終点の高萩で降りて次のいわき行きに乗り換えたが、またしてもやってきたのはE501系。いくら希少車でもつまらん(笑)
そのまま終点のいわきまで行っても良かったのだが、せっかくなので2駅前の湯本で途中下車
駅の足湯を楽しみにしていたのだが・・・コロナ対策でお湯張ってない・・・
仕方ないので駅の外に出て近くの公共浴場「みゆきの湯」へ立ち寄ることとした。
駅前の足湯は営業中!でも・・・密だな
これがみゆきの湯
前に一度来たことがあるのだが、ここは300円で入れるし、泉質も最高。ただし石けんなどの備えはないのでお湯に浸かるだけ。
でも10分間ほどたっぷり浸かって足をもみほぐすと気持ちいいんだ〜
温泉も入ったし、疲れもとれたし、この日の最終目的地であるいわきへ向かうこととした。
ちなみに湯本〜いわき間乗車したのは同じE501系でも10両編成!
この地域に10両編成は多過ぎ?と言う気もするが、朝晩の通学ラッシュ時には相当混むらしい。
この日の宿泊はいわき駅の真ん前にある「セレクトインいわき」なんと1泊朝食付きで4500円と言う安さ!古いホテルだが一人旅には十分
チェックインして大相撲を見て、18時過ぎに再度行動開始!実はチェックイン前に街中を散歩して気になる店を見つけていたのだ。
なんでもおばちゃん一人で切り盛りしていて家庭料理の味が楽しめるという下馬評。一人で行っても大丈夫そうだ!

それがこの「みこし」ところが・・・・店に入ろうとするとこの張り紙が・・・・中に入っておばちゃんに聞いてみると「コロナ感染症対策で知っている人しか入れないことにした」のだそうな。
仕方なくいわきの街をさらに散策して入れそうな店を探したのだが、「全席禁煙」「一見さんお断り」の店のなんと多いことか!
そう言えば緊急事態宣言が出てから地方都市に宿泊するのは初めて!徹底した「外部からウィルスを持ち込まない」対策が行われていたのだ。それはそれでありだよな〜
んで、ふと見つけたのがこの看板

ん?なんでももつ煮が有名な店らしい。もつ煮で一杯!いいんじゃない?しかも喫煙可能とのこと
おすすめというもつ煮ともつ串を注文してみた

最初に出てきたお通しの鰹のたたきがめちゃうまかった!もつ煮は東松山の「まつい」には負けるが、中に入っている豆腐との相性が抜群でビール何杯でも飲める。もつ串は1本だけ食べたが、まあ普通かな〜
結局中ジョッキ3杯飲んでお会計は2870円。満足満足・・・
ということで青春18きっぷ初日の旅はここに終了した。

 

7月24日( 金):いわき7:51〜9:08原ノ町9:48〜11:12仙台〜仙台模型〜西公園C601見学〜北仙台「食楽」でランチ〜北仙台13:08〜14:09羽前千歳14:12〜14:18山形〜シバタモデル〜山形15:24〜16:11米沢〜「おおき」で夕食

この日はゆっくりホテルの朝ご飯を食べてから行動開始。というのもこのセレクトインいわきの朝食は結構評判がいいと聞いたのだ。

感染防止対策もバッチリのこのバイキングは品数も豊富!特にカレーは朝からこんなに食べてしまった!これで朝食月4500円は格安でしょう?

ということでいわき7:51発の原ノ町行きに乗って行動開始!せっかくなのでクロスシートに腰掛けて窓からの景色を楽しむこととする。
このいわき以北は東日本震災時津波の災害がひどかった地域で、2020年3月14日にようやく常磐線が全通するまで、福島原発の放射線の関係で帰宅困難地域になっていた場所でもある。その被害の爪痕もしっかりと目に焼き付けねばならない。
途中の富岡までの区間は比較的早く復旧したのだが、やはり長いこと帰宅困難区域にあったこともあって

車窓はまだまだこんな感じ。津波で根こそぎさらわれたところはまだ何もない
富岡駅には3月14日全通のポスターが
富岡から先には浪江、双葉と言ったニュースで散々流れた地名が続く。

鉄道が全通して帰宅困難地域から駅周辺は解除されているが、車窓から見える建物は9年前の震災のまま放置されているものも多い。
ここだけ時間が止まってしまっている感じ。

震災の爪痕を目に焼き付けながら列車は原ノ町駅に到着。ここで40分の待ち合わせで仙台行きに乗り継ぐ。電車は701系2両とE721系4両を併結した6両編成。もちろん味気ない701系には乗らず、E721系のクロスシートに座ることとする。
原ノ町以北の駒ヶ嶺〜浜吉田の区間は津波により駅や路盤が流出する大被害を受けたところで、この区間は内陸への移設工事を伴う大規模復旧となっている。

よって津波になぎ倒されたガードレールや、すべて津波にさらわれてしまった野原が至る所に残っている。
線路から海側にはほとんど何もない
震災から早くも9年、まだまだ震災の爪痕を残すこの地域を忘れてはいけない。
ということで11:12仙台到着
何度も来たことのある仙台だが、常磐線を使ってきたのは初めて!考えてみれば常磐線のいわき以北に乗るのは高校1年生の時以来!ここに常磐戦全線制覇の旅は終了した。
さて、仙台で最初に向かったのは「仙台模型」という模型屋さん。実はジオラマに設置してある駅に照明を組み込んだので、手持ちの285系サンライズエクスプレスに照明を組み込みたかったのだが、どこの模型屋さんでも絶版!でも絶版品が多くそろうこの模型屋さんならあるのではないか?と考えたわけ。

歩くこと10分で仙台模型に到着!そして店員さんに確認すると・・・あった!!これはうれしい!
さて、目的を一つ果たした「ブラッディー」は次の目的地である仙台西公園へと向かう。バスに乗ることも考えたが、どう考えても歩いた方が早い!ということで20分かけて歩くことに。

その目的はこれ!C60型蒸気機関車の1号機!元々C59型の27号機だった車両の従台車を2軸に変更して軸重軽減を図り、山陽本線から東北本線に転用された蒸気機関車。
なんとC60型はここに保存してある1両しか現存しない。幸いにも屋根付き保管でとてもいい状態だった。運転席にも立ち入ることができる。
さて、次の向かったのは仕事でよく行っていた北仙台。調度昼食時と言うこともあって、よくランチを食べに行った「食楽」という店を目指す。
西公園から勾当台公園駅までは定禅寺通りを散歩
定禅寺通りや青葉通は街路樹がいい木陰を作ってくれているので散歩していて気持ちいい
勾当台公園からは地下鉄南北線で北仙台へ向かう
仙台での仕事がこの6月で終了したので、この地下鉄に乗ることも減るだろうな〜

ランチに立ち寄ったのはこのお店「食楽」!元々ホルモン焼き屋さんなのだが、ランチタイムにはこのカルビ丼がある。仙台に出張するようになってから毎回食べていたので、これも今後はなかなか食べられなくなる。
ただし、前日宿泊したいわきの駅前にこのお店のいわき店があった!結構いろいろなところに進出しているのね〜
そう言えばこのお店も全面禁煙になっていたし、席は1席おきという感染防止対策が取られていた。やっぱり地方の方がお店側の対応が徹底しているように見える。

腹一杯になったところで次の目的地山形へと向かう。北仙台には仙山線が通っているので乗り換えなしで山形まで行けるのだ。
やってきたのはE721系快速山形行き

途中の作並駅構内では転車台跡を見たり、交流電化発祥の地の碑を見たり

一度上ったことのある山寺を見上げたりしながら、羽前千歳に14:09着。
このまま乗って山形に行けば6分の乗り換えで米沢行きに接続するのだが、ここで降りたのには訳がある
これが見たかった!
これ、手前左が仙山線で、右が奥羽本線。実は軌間が違うのだ。仙山線は在来線なので狭軌。奥羽本線は新幹線「つばさ」も走るので標準軌になっている。この先の北山形で右側から左沢線が合流してくるので、狭軌の仙山線は右に出る必要がある。ということでこの羽前千歳駅の山形寄りでX字形に平面交差しているのだ。全国でもここだけの珍しい線路配置になっている。
ということで3分後にやってくる奥羽本線普通列車に飛び乗る!
時刻表を見ていてこの3分間の滞在が可能だとわかったので羽前千歳で途中下車したという訳なのだ。
ここから山形まではたった2駅。
山形到着は14:18

向かったのは駅前にあるシバタモデル!この模型屋さんも絶版貴重品がかなりあるので、山形に来ると必ず立ち寄る。
今回も10年前に絶版となったKATO製サハ115をゲット!包装紙が昭和って感じで良いな〜

お宝をゲットしたところで本日の最終目的地である米沢へと向かう。電車は719系5000番台。クロスシートの配置がとても特徴的な電車だが、すでに東北本線では淘汰が進んで現存しない。山形新幹線開通当時に作られた電車なのでもはや30年選手!

車窓からは蔵王や赤湯の街を望む景色が堪能できる。この区間に乗るのも久しぶり!
米沢には16:11着
この牛の像も久しぶりに見たなあ〜。ホテルに向かう前に駅構内で散策&お土産物色
このGV-E400系は始めてみたぞ
JR東日本とJR北海道が共同開発した電気式気動車で、すでに存在するハイブリッド気動車とは違い、エンジンは走行用に使わず発電するためだけに使う。発電された電気でモーターを動かすのだ。蓄電池がないのでコストも安くつくらしい。
これで一気に国鉄型の気動車がいなくなってしまいそうな気がする。
そして米沢に来たら必ず買うのがこの龍上海ラーメン
翌朝は売店が開いているかどうかわからなかったので前日の間に買っておいた。有人へのお土産も合わせて4つ!かなり重い(笑)

さて、なんだか腹が減ってきたので、まずはこの日の宿である東横インにチェックインし、早めに夕食を取ろうと宿を17時に出発!
元々米沢の友人と会食しようとしていた「なみかた羊肉店めえちゃん食堂」へ向かう
これがなみかた羊肉店。すでに10回は来ているかな〜
でも様子がおかしい!店の前にやたら行列が・・・・。食堂は2階にあるのだが階段の入り口には「本日満席」の文字が・・・
何でも7月頭にバナナマンの番組で取り上げられたことで一気に有名になってしまい、食堂は常に満席、お土産も品薄している位なのだそうな。
なんともがっかりだったが、そこはめげない!「ブラッディー」には二の矢があるのだ!
次に向かったのは駅前の「みよし」
ここは米沢牛が安く食べられると言うことで地元の人からも人気の店。「ブラッディー」も米沢の取引先の人に教えてもらった。
ジンギスカン鍋で米沢牛を野菜と一緒に焼いて食べるというスタイルが珍しい店。
ところが・・・店に入ってみるとこれまた満席!というか予約をした人しか入れないという対策を取っているのだそうな・・・これまた残念
でもめげない!三の矢があるのだ!
「みよし」からすぐ近くにあるのがこの「おおき」
開店直後でここは空いていた!早速店内に入店!ちなみに「ブラッディー」は五の矢まで用意していたが、三の矢で入れたのはラッキーだったかもしれない。

この米沢牛鉄板焼きの単品を注文して、ビールを2杯!米沢牛の柔らかさと肉汁のしみた野菜は最高!これで合計2310円は安いでしょ!
ということであとはホテルに帰って寝るだけ!でも時間が早いので結局ホテルの部屋で缶ビール5本も飲んだのであった(笑)

ちなみに宿に帰ってTVを見ながら飲んでいたら、外からどーーん!という音が聞こえてきた。窓の方向と逆だったので廊下に出て非常口に行ってみたらなんと!最上川から花火が上がってる〜〜!
実はこの日は元々東京オリンピック開会式の日。そこで20時ちょうどに日本全国で1分半だけ花火が打ち上がったのだ!前もって場所を知らされていなかったゲリラ花火だったので、これが見られたのはラッキーだった!川越にいたら絶対に見られない(近いところで上尾)だからねえ。

7月25日(土)7:00起床:米沢8:07発〜8:51福島9:37〜10:26郡山10:45〜11:24新白河11:59〜12:22黒磯12:48〜13:40宇都宮14:36〜15:41大宮16:31〜16:55川越

この日は川越に帰るだけ。まずはホテルの朝食を食べて腹ごしらえ
東横インの朝食はバイキングではなくなっていた
コロナ感染症対策で区分けされたプレートを取っていく感じ。部屋に持ち込んで食べることも許されている。ただ、パンのお皿がないのでパンを焼いて食べようとしてもどうやって持ってくればいいのかわからん(笑)

帰路の東北本線は何度も各駅停車の旅で使っているので、あまり魅力的なものはない。ということで乗った電車を中心に紹介しておく。
8:07米沢発の福島行きは719系5000番台

途中の大沢、峠、板谷、赤岩の4駅にはスイッチバックの遺構が残っている。いつもは新幹線で通過してしまうのでじっくり見ることはできないが、各駅停車なら駅での停車中にじっくり観察可能。ただし赤岩駅は周辺の集落の人口がゼロになったと言うことで駅はあるが通過してしまう。
峠駅では峠の力持ちの駅弁売りがいた!
もはや貴重なこの光景も各駅停車の旅でなければ見ることができない。
福島駅では46分の待ち合わせで東北本線E721系郡山行きに乗車

乗り継ぎ時間が長かったので阿武隈急行と福島交通の電車もちょっと見に行ってみる。
阿武隈急行のAT8100系は後継車両も登場しているのでそのうち消えて行きそうだ。

郡山には10:26着。駅構内の転車台は健在!そして磐越西線ホームには3月14日の快晴でお目見えした快速あいづ号用の指定席車が止まっていた。でも、せっかくの指定席車なら磐越西線専用のカラーリングにすればいいのに。
郡山から新白河まではこの701系に乗る
何度も言うがこの電車は嫌い・・・ロングシートだし形も味気ないし

新白河では30分の乗り継ぎ時間の間に、駅の構内にあるそば屋さんへ。そば屋さんといっても有名な白河ラーメンが食べられる。
白河ラーメンは醤油味でちぢれ麺の中太と言うのが特徴。駅のそば屋さんのラーメンなれど、ここのラーメンは侮りがたいのだ。
新白河乗り継ぎの際には必ず食べてしまう。

新白河から黒磯まではE531系、黒磯から宇都宮までは205系に乗車。
205系は2編成しかない埼京線からの転用車が来た!そう言えば黒磯駅はかつて交直流切り替えを駅構内で行うという珍しい方式だったので、直流と交流の電気機関車がたむろしていたものだったが、車上切り替え方式になってしまったので今は1両もいない。なんとも寂しい
どうせなら常磐線の水戸以北に交流専用電車を配備して、E531系を宇都宮から新白河まで直通させて欲しいものだが・・・
宇都宮には13:40着
ここで餃子でも食べようかと思ったのだが、白河ラーメンがまだ腹に残っていてちょっと食欲わかず・・・笑
駅前にあるヨドバシカメラでちょっとお買い物。
そういえば駅前の東横インが2棟に増えてた!
出張にいかなくなってから3ヶ月!あちこち大きく変わっているなあ〜
宇都宮駅の日光線ホームには観光列車「いろは」が停車中
これに乗って日光に行くというのも考えたが、到着が遅くなるので断念
宇都宮からは宇都宮線のグリーン車で大宮へ。大宮の丸井で買い物をして川越到着は16:55。総行程900kmの各駅停車の旅はここに終了した。


今回の交通費は青春18きっぷ2410円×3=7230円、グリーン車代800円×2=1600円、 茨城交通バス代240円+670円=910円、ひたちなか海浜鉄道350円、仙台市営地下鉄210円で合計10300円
宿泊費はセレクトインいわき4500円、東横イン米沢5795円で10295円
食費はお魚市場で1300円、もつ煮もくべぇ2870円、食楽のカルビ丼770円、米沢牛おおき2310円、白河ラーメン660円で7910円
ほかに偕楽園入園費500円、みゆきの湯300円で800円
なんと合計29305円!安いよね〜

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