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2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」の那珂川清流鉄道訪問記!〜

「にょろ吉」が復活 してから俄然外出の虫がうずいてきた「ブラッディー」は、太子線訪問に続いて友人から教えてもらった「那珂川清流鉄道」なる保存鉄道博物館に行ってみることとした!
那珂川清流鉄道はその近くにある会社の社長さんが独自に運営している保存車両の博物館。しかも工事用の機関車とか日本に現存するのは2両だけとか、とんでもない貴重な車両ばかりがなんと動態保存されているというところ!ここは鉄道趣味の人間としては行かねばなるまい。
場所は栃木県の烏山周辺なので、ついでに宇都宮周辺のいろいろな鉄道施設も見学して回ることとした。
ということで梅雨なんか気にしない6月の日曜日、北へ向かったのであった。


6月24日(日)8時自宅出発
〜 宇都宮駅東公園〜那珂川清流鉄道
せっかく烏山まで行くのだから、その途中の宇都宮に保存されているEF57型電気機関車も見てこようと言うことで、まずは宇都宮を目指した「ブラッディー」。
本来ならば圏央道〜東北道で行くべきところなのだが、よくよく調べると圏央道の五霞インターで下りて新4号バイパスを走って行った方が宇都宮駅の東口方面には早く着くのでは?ということで、そこは高速代をけちる作戦に切り替え(爆)圏央道〜新4号バイパスを使って北を目指す。
そしてこのチョイスは大正解!日曜日朝の新4号はガラガラ!高速道路並みに流れているのでスイスイと行けてしまう。結局最初の目的地である宇都宮東公園に到着したのは9時半!速い!

宇都宮駅東公園で見たかったのはこれ!EF57型電気機関車の7号機。EF57はたった15両しか作られなかった急行旅客用電気機関車で、保存されているのはこの1両のみ。
残念ながら柵で囲まれてしまって機関車の近くには行けないようになっているが、屋根もあるので保存状態は良好。鉄道博物館に移設してくれないかな?
さて、寄り道は済んだのでいよいよ那珂川清流鉄道へと向かうこととする。まっすぐ行けば簡単なのだが、将来のツーリング下見も兼ねているので、わざわざワインディングを探しながら目的地を目指す(笑)しかしなんだか複雑な道が多くっていい道ないなあ、栃木・・・・
宇都宮から北東に進むこと30分ほどで那珂川清流鉄道に到着
入口にいきなり千葉都市モノレールが鎮座していてびっくらこいた!
車とモノレールを地平で一緒に撮影できるなんてここぐらいのモノだろう(笑)
さて、いよいよ庭園内に潜入・・・しようとしたら入場券売り場で犬に大騒ぎされてしまった・・・いい番犬だ!
犬とコミュニケーションを図ろうと近づいてゆくと、別の方角から「すみませ〜〜ん。こっちに来てください〜」と声が!
すると管理人の女性(「那珂川鉄子」さんというHN)が手招きしている。どうやら事務所の方で入場料を払うらしい。
しかもこの日の口空けの客だったらしく、ここから怒涛の「那珂川鉄子」さんの説明と案内が始まる!そしていきなり案内されたのが
元名鉄&会津鉄道のキハ8500!
実は一番の目的はこの気動車だったので大感激!しかも

鍵を開けて中を見せてくれた!室内は会津鉄道で引退した時のまま!深々としたリクライニングシートが並ぶ
さらになんと運転台を解放してくれたので運転席へ!
なんせもともと5両しか作られなかった気動車で、しかも日本に現存するのは2両だけ。その2両がここにある!!はい、もうお腹いっぱいです(爆)
いやいや、すごいのはここから!まずは那珂川清流鉄道の全貌から紹介!
敷地内には数種類のゲージのエンドレス線路が敷設されている
ということはここを走行できる車両がたくさんあるということ!もちろんJRの軌間の線路もある。まるで1/1鉄道模型のようだ!
そして保存されている車両はざっと数えて50両ほど!とてもじゃないけど全部紹介できないので、その中でも「ブラッディー」に刺さった車両を紹介!

まずはJR型から。左はつい最近まで烏山線で活躍していたキハ40.別に珍しくもなんともないのだが、色違いで3両もある!
右は寝台特急北陸で活躍していた14系寝台車。中を公開したいのだが、いたずらされるのが怖いので解放できないらしい。ちなみに解放B寝台、B寝台個室、A寝台個室の3両が保存されている。

貨車は多数が保存されているが、左は車運車のク5000.実車を見るのは中学生以来かな〜。メルセデス560SELが乗っていたのはご愛嬌!本当は日産のセドリックあたりを乗せたいらしいが・・・。右は珍しい2軸タンク車のタ3000.

入れ替え用機関車として有名なKATO製のディーゼル機関車は沢山ある!しかも全部稼働できるのだとか!右のKATOは良く見ると海軍のマークが!!現役時代に忠実に復元をしてあるのだそうな。

他にもこの手の機関車はSAKAI製とかいろいろあるけど、「ブラッディー」にはもはやわからない代物ばかり

これでもか!と言うくらいのナローゲージディーゼル機関車の数々・・・これを見ていると自分のジオラマでも走らせたくなる

SLも協三15トンとか100号とかなんだかいっぱいある。
他にも森林用モーターカーとか、軌道用自転車とか、フォークリフト改造のSLやら、分解して飛行機まで置いてあった・・・ここはいったいなんなんだ?
1時間ほど歩き回っていると、再び「那珂川鉄子」さんに声をかけられる。
「クラウス17号があるけど見る?」
え?・・・・・
通常はシャッターの中で保管されているのだが、特別に見せてくれるという!

でた!1889年製クラウス17号蒸気機関車!ドイツから輸入された10型機関車の17号で、日本には15号とこの17号しか保管されていない。おいおい、何でこんなところに・・・

そのクラウス17号の後ろに何気なく置かれていたのがこの101号機関車。なんと平成25年協三工業製!おそらく世界一新しい蒸気機関車!
なんでもここの社長さんが協三工業に依頼してわざわざ作ってもらったのだとか!一度火入れをして走行したが、その後は絶対に火を入れずに保管するのだそうな。ため息しか出ない・・・
これで入場料1000円ってすごくない?

ということでたっぷり見て回った1時間半!タバコも吸おうとせずに回ってしまった。
最後に「那珂川鉄子」さんがお茶をごちそうしてくれたので、一緒にタバコ吸いながら鉄道談義。
とにかく日本全国にアンテナを張り巡らせて、個人所有とか朽ち果てて置いている車両を見つけては購入交渉してくるんだとか。
買い取った車両は完璧にレストアをしてここに保管する。そのレストアの模様をまとめた本を自費出版していて、オールカラーの上製本で価格は8000円!でも売れなかったので今は3000円で売っている。もちろん「ブラッディー」はその本を買い求めてきたことは言うまでもない。

11時半:那珂川清流鉄道出発〜 烏山駅〜茂木駅
さて、時刻は11時半。那珂川清流鉄道を後にすることとする。ちなみに「那珂川鉄子」さんとはFacebookの友達になった!
那珂川清流鉄道を後にした「ブラッディー」は帰りがてら他の鉄道施設を見て回ることとした。まず向かったのは烏山駅

ちょうど蓄電池電車ACCUMが停車中・・・そして充電中!
実はこの烏山線、日本で初の蓄電池式電車が走っているのだ。宇都宮駅から途中の宝積寺駅までは直流電化されている東北本線を走行し、そこから烏山線内は車両に搭載された蓄電池で走行、終点の烏山で再び折り返し時間に充電するわけ。
よって烏山駅には右の画像のように短い架線が装備されている。技術の進歩はすごいね〜

続いて向かったのは真岡鐡道の終点茂木駅。ツインリンクもてぎには何度も行っているのに、すぐ近くの茂木駅に入ったことがなかった。

茂木駅に到着して入場券を買って中に入ってみると、ちょうどディーゼルカーが停車中。ラッキー!と思いきや・・・

折り返し準備中のSLが客車と共に待機しているじゃないか!!さらにラッキー!なんてついている日なんでしょ
さらに出発準備を終えたSLが、機回しのために側線に異動してきて停車!

こ〜〜んな近くで撮影できてしまった!しかも「ブラッディー」の好きなC11型機関車だ!

ということで今回の旅の目的は終了。時刻はまだ13時!茂木から五霞までは再び一般道で南下し、五霞から圏央道で帰宅。
自宅到着は15時であった。朝早くから行動して、夕方になる前(つまり渋滞前)に帰宅するというパターン、癖になりそう・・・

ちなみに茂木駅の入場券も那珂川清流鉄道の入場券も立派な硬券だった!

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