Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2021/05/30 16:25更新 

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〜「ブラッディー」の鉄道遺構巡り2021新潟編!〜

COVID19変異株の猛威が猛威を振るっているさなかに、 東京オリンピック2020が開幕する。その影響で「海の日」と「スポーツの日」の二つの祝日が移動となった。よって7月22日(木)〜7月25日(日)が四連休に!
そしてその前週の7月19日(土)に「ブラッディー」は久しぶりのセカンドカーであるHONDA CR-Zを購入していた。人生初のハイブリッド車となったこのクルマを長距離に連れ出したいということで、この4連休を活用しないわけがない!
ということで、コロナ影響を受けないために選んだのはまたもや「廃線巡り」。しかも新潟地区には多数の廃線があるのに今まで巡ったことがないということで、新潟県内のあちこちの鉄道遺産と記念館を巡ることとした。もちろんワインディング走破でCR-Zの走破性を確認することは言うまでもない。
ということで7月22日早朝〜7月23日の1泊2日、壮大な800qドライブが始まったのであった


7月22日(木)3:30川越出発
〜 関越道〜上信越道〜長野〜白馬〜糸魚川駅8:20〜くびき自転車道(旧北陸本線)
例によって高速道路の休日割引が適用されないので、出発を4時前にして深夜割引を狙った「ブラッディー」。 まあ、糸魚川には8:30に到着すればいいので、3時に目覚めて3時半に自宅出発。

もちろん真っ暗な中を一路糸魚川へ!CR-Zの夜間走行は初めて。このクルマはギミックがたくさんあってかなり楽しめる。
所有したクルマでは初の機能となるオートライトとクルーズコントロールを使ってみた。
クルーズコントロールは確かに楽なんだけど、「ずっと定速で走行している」人はほとんどいないので、ちょっと日本の道では使いにくい気がする。まあ追い越す時にはアクセル踏めば、モーターアシストだけで加速してくれるので、ギアをダウンさせないダルな運転でも大丈夫。走行レーンに戻ってアクセル戻せば元の速度に戻ってくれる。ちゃんとこの機能を使いこなせばいいんだが、アクセルを使わないで追い越そうとするやつがいるから渋滞が起こるって訳だ。
高速道路での燃費はだいたい16km/lくらい。速度域が高いのでこれ以上の燃費は望めそうにない。それでも16km/lはすごい。

途中の千曲川さかきS.A.で小休止。ここまでの所要時間は2時間。姨捨側を見ると幻想的な雲海が!
このまま上信越道〜北陸道で行ってもいいのだが、それではワインディングが楽しめない。そこで長野インターで高速を下りて、白馬経由で糸魚川を目指すこととした。
ところが・・・

途中の犬戻トンネルは災害のため夜間通行止め!でも6:00に開通すると言うことであと15分待つことにする。これは大正解だった!
見て!この高速ワインディングは白馬長野有料道路(210円)
ここでCR-Zのワインディング性能を限界まで試すことにする。なんせ6MTなのでギアの選択が5MTとちょっと違う。
結論から言えば5MTガソリン車よりも一つ上のギアを使うと良さそう。というのも回転が落ち込んでも、スポーツモードを使用すればモーターアシストが積極的に使われるので、0回転から最大トルクを発揮するモーターの特性が生かされてコーナー脱出が速いのだ。
ただし電動パワステがちょっと敏感すぎで、ちょっとしたステアにも大きくアシストが効いてしまうのでオーバーステアには注意。
まあ、なれればこれも気にはならず、むしろ「にょろ吉」よりも速いかも!
山越えが終わったら小休止!気持ちいい朝だ!
ここからは大糸線に並行して糸魚川までは一直線。糸魚川到着は8:00過ぎ。駅の構内にある糸魚川ジオパーク案内所が8:30開店なので、それまで少し時間を潰す。

まずは数年前の糸魚川大火で焼失した地域へ。前に訪問した際は焼け野原だったが、見事に再建されて綺麗な町並みがよみがえっていた。ただしごちゃごちゃした商店街という昭和の町並みではなく、なんだか綺麗な博物館のようになってしまっていたのはちょっと残念・・・。
駅の反対側に回り、新幹線口の方には鉄道遺産がたくさんある。
駅近くの学校にはC12型の88号機が保存されている

駅の正面には旧糸魚川三線機関庫が保存されている。と言っても浦から鉄骨で支えているのだが、レンガ造りの正面そのものは実物を移築したのだそうな。
案内所には「ジオパル」というHOゲージのジオラマが展示してあるのだが・・・
そうですよね〜僕たちは地方にとってばい菌のようなものですから・・・。ということでジオラマ見学は断念して、実物の見学だけにとどめる。

最大の売り物はこれ!大糸線で活躍していたキハ52型156号車。ちゃんと三線機関庫の出口につながっていると言う演出がニクイ!

このキハ52型は中も見学することが出来る。大糸線時代そのままに展示されているのだ。
ちなみにこのテーマパークを運営しているのが「えちごトキめき鉄道」。その社長さんは元いすみ鉄道の鳥塚さん。そのいすみ鉄道では同じく大糸線で活躍していたキハ52型が今も現役で走っている。
ちなみにこの日は「えちごトキめき鉄道応援の日」とでも言うような行動をこの後取ることとなる。

こちらはトワイライトエクスプレスを模したモックアップ施設と、日本最後の産業用蒸気機関車「くろひめ」号
トワイライトの方は六本木ヒルズ最上階で開催されていた「鉄道展」で使われていたもので、食堂としても営業できる。
「くろひめ」号の方は近くにある「東洋白土」という会社で昭和57年まで現役だったそうだ。

さて、時刻は8:45。そろそろ腹が減ってきた!次の目的地は直江津なので途中で何か食べることとする。せっかく日本海に来たので海鮮が食いたい!

ここからは高速を使わず、国道8号線を北上!糸魚川市外から海へ向かってまっすぐ進むと国道8号線にぶつかる。右折するとそこは海沿いのワインディング!こりゃ気持ちいい!

ちなみに国道8号線を走っていて気になったのが、道の右側にある築堤。なんとなく鉄道廃線跡っぽいなあ・・・と思っていたら、なんと北陸本線旧線の廃線跡を活用した「くびき自転車道」だった。
北陸本線の直江津〜糸魚川間は土砂崩れなどの自然災害に悩まされた区間で、複線化を機に山側をトンネルで通過することとして海側は廃線となったのだ。ちなみに右の画像は小泊トンネル跡。この真ん前に道の駅マリンドリーム能生がある。
ちょっと遅い朝食はこのマリンドリーム能生で食べることとした。お店の開店が9:30からなので、15分ほど時間を潰して注文したのが

カニ天丼1200円!なんとカニ爪2個、カニ足5本、カニ味噌汁がついてこのボリューム!大満足!

10:00能生出発〜 直江津D51レールパーク&直江津駅〜青海川駅〜魚沼線跡散策〜旧新潟交通月潟駅〜新潟着18:00

腹一杯になったところで再び直江津を目指す。

とにかくこの日は天気が良くて、海沿いのワインディングは最高!しかし・・・・暑い!気温はこの時点で既に30℃
直江津には11時頃に到着!早速駅前駐車場に車を止めて、4月に開館したばかりの直江津D51レールパークへと向かう。
これが入り口!笑
ここはえちごトキめき鉄道の直江津車両基地に併設されているので、古い工場をそのまま再利用して使われているのだ。
無駄にお金を使わないけど最大限の効果を生むという鳥塚社長の手腕がここでわかる。鉄道遺産を見に来るやつなんか、綺麗な冷房付きの博物館はいらんのだ!ちなみに入場料は\1000
展示してある車両を紹介すると

こちらは国鉄ワフ29603。この車両、建築家の清家清さんが書斎として実際に使っていたもの。確かに机も椅子もあるし、ベッド代わりになる長椅子もある。荷物室は本棚入れればいいし、すごく機能的!さすが建築家!ちなみに所属表記が新小岩だった!

こちらは保線用のディーゼル機関車と作業トロッコ!トロッコの隣にはET127型電車の部品が宅急便で届いてた(笑)
こういうものをさりげなく展示物に使っちゃうってのがいい。

こちらは廃車になったクハ412型を国鉄急行色に塗り直したもの。運転台や客室内にも入ることが出来る。
車両の後部は売店になっていて、えちごトキめき鉄道のGoodsを入手することが出来る。
ちなみに・・・「ブラッディー」は糸魚川と直江津でえちごトキめき鉄道のためにかなり散在・・・

この直江津レールパーク入場料\1000。記念急行券2枚で\1000、えちご押上ひすい海岸駅開業記念キーホルダー\600、D51テーマパーク開業記念乗車券\900、キハ52冷感マスク\700。糸魚川と直江津の両駅は入場券も買ったので\140×2
合計で\4480!地方鉄道はこうやって応援するのだ!
んで、このテーマパーク最大の売りがこれ!
D51型827号機!車掌車2両を牽引して実際に走るのだ。でも動力は蒸気ではない!蒸気機関から作られた蒸気圧の代わりに、コンプレッサーで圧縮した圧搾空気でシリンダーを動かすのだ。環境にも優しい!

そして重要なのはこれ!転車台が現役で残っているのだ。先ほどの展示車両が入っていたのが転車台向こうの扇形機関庫!
やっぱり蒸気機関車のいる風景はこうでなくちゃ!
ということで直江津D51レールパークを見学したあとは急いで直江津駅へ!なぜかというと、

11:26にこの列車が出発するから!これはJR西日本で廃車となった41唯一の国鉄急行型電車。
なお、オリンピック開催に伴ってヘッドマークが「オリンピア」に!こういう演出が心憎い。
全車自由席ながら、乗車するには\500の急行券が必要となる。ちなみに車内はほぼ満席だった。
昔ながらの駅弁売りのおじさんもいて旅情満点!
考えてみればこの電車、半年前までは普通に七尾線の普通列車として走っていたのだから、乗りたきゃその時に乗っておけという話しもあるのだが・・・笑
さて、直江津駅構内はこの時かなりの暑さになっていた。11:26の急行を見送ってから12:11までこの駅にとどまらなければならない。その理由は後ほど。
んで、暑くて仕方ないので駅構内の冷房の効いた待合室でしばし休むことに。なんせ3時に起きてからずっと運転しているので眠気もzzz
ちなみにホームにはこんな施設も!学生さん用の自習室
この日は祝日なので誰もいなかったが、平日は利用する人いるのかな?
さて、30分ほど休憩してちょっと体力回復!そして12:11にやってきたのが

この観光列車「雪月花」!ちょうど12:12発の特急「しらゆき4号」と並ぶ。この車両はえちごトキめき鉄道が開業した際に観光リゾート列車として1編成だけ建造された気動車で、上越妙高から直江津まで来て、ここで折り返して糸魚川へ向かうという路線で運転している。

車内はトワイライトエクスプレスも顔負けの豪華内装で、食事とセットになったパッケージ販売されている。アテンダントももちろん乗務している。

さて、雪月花も見ることができたのでここで直江津を後にする。次に向かったのは青海川駅。
青海川駅は「日本海に一番近い駅」と言われてTVや映画の撮影も行われる有名な駅。ここを通ったことは何度もあるが、駅に降り立ったことはなかった。
国道8号線から駅に行くにはかなりわかりにくいところを入らねばならないので、ちょっと迷ってしまった。
これが国道8号線から降りていく道から見える青海川駅
まさに駅の向こうは日本海!

駅についてみると、和服を着た女性たちが撮影?していた。そりゃそうだ!駅の向こう側は全部海なんだから!

天気もいいし、最高ですな。できればホームに人がいないところを撮影したかった・・・

さて、ここからは一路北上しながら新潟市内を目指す。
ただし、まっすぐ行くわけはない(笑)次に目指したのは、旧国鉄魚沼線の遺構巡り。海側を離れてまずは小千谷方面へ向かう。

到着したのは魚沼線の終着駅「西小千谷」駅跡。ここは小千谷市内の城川郵便局裏にある。
ホームはそのまま残っているし、駅名の書いてあるホーロー引きの銘板もあちこちに残っている。
魚沼線はもともと来迎寺〜西小千谷を結んだ魚沼軽便鉄道が前身で、信越本線開業前は私鉄としては日本で2番目の収益をあげていたらしい。
その後信越本線開業で経営不振になり、国鉄に買収されて魚沼線に。昭和59年の廃止時は朝夕2往復しか走っていなかったそうな。
続いてはその魚沼線の起点、来迎寺駅に向かうこととする。

小千谷から来迎寺までは米どころ魚沼を象徴する一面の田んぼの中を疾走!まるで北海道のような雄大な風景が広がる!
実は事前にGoogleEarthで調べていたのだが、来迎寺駅の西側には旧魚沼軽便鉄道の線路が残っていそうなのだ。
んで、見つけたのがこれ!
奥から信越本線下り線、信越本線上り線、一番手前が旧魚沼軽便鉄道の配線跡。国鉄時代の昭和19年に来迎寺駅東側から伸びる新鮮が建設されているので、かれこれこの廃線は80年近くこのままということになる。

さて、時刻は16時。さらに新潟に向かって北上する。
この日最後に立ち寄ったのは旧新潟交通の月潟駅跡。ここには旧新潟交通の3両の車両が駅舎とともに保管されている。

左は「かぼちゃ電車」と言われたモハ11型。日射標準車体を持つ小型電車で廃止まで活躍した。
右は荷物電車のモワ51型。新潟交通では冬季の除雪に下のキ100型ラッセル車を使っていたので、そのあと押し電車として活躍していた
そしてこれがラッセル車キ100型
国鉄のキ100型と同じ車両で古い国鉄のラッセル車といえばこのキ100型だった。
ちなみに線路は駐車場まで伸びていて、架線もちゃんと張ってあった。
廃線になってからかなり経つが、保存状態もよくて素晴らしい!いつまでも保管しておいてほしいものだ。

ということでこの日の鉄道巡りはここで終了!この日の宿である新潟パークホテルを目指す。
しかし・・・ここでCR-Zの純正ナビがやらかしてくれた・・・。月潟から新潟駅まではたった20qほどなのだが、一般道優先でルートを引いたにもかかわらず、オートリルート後になんと高速に誘導されてしまった・・・。自分を信じてナビを使わず国道8号線を行けばよかった・・・。結局無駄な550円を払う羽目になった。
ホテルには18時到着!
ここは大浴場があって朝食もついて駐車場代込みの7300円。ちょっと高いかなと思ったがまあいいか。
荷物をおいて一服したらさっそく夕食へ。

店を探すのも面倒なので、一番近くの居酒屋で検索してむかったのはここ!まずはビール!
そしてまずは冷ややっことアジフライを注文!なんとなく「孤独のグルメ」でアジフライ食べているのを見てから無性にアジフライが食いたくなっていたのだ。
なんとこれがお通し!結構なボリューム
特に一番右の和え物がカレー風味でとっても美味!

これが冷ややっことアジフライ!冷ややっこでかい!しかも薬味が3種類あって楽しめる!
アジフライはとても肉厚で、切り身にしたものを揚げてあるものが3つ。タルタルソース、とんかつソース、ウスターソースの3種類を使い分けて楽しめる。もちろん一人で食うにはめちゃめちゃボリュームある!
足りなかったら追加しようと思っていたが、ビール2杯とこれだけでおなか一杯になってしまった。お会計は¥2300くらいだったような。大満足!
宿に戻ってTVを見ていたら、20時ごろにド〜ンという音がしたので外を見てみると・・・
なんと!花火やってた!
たった10分ほどの出来事だったのでいわゆるサプライズ花火だったのかな?昨年は米沢で同じ経験したなあ。
ということでこの日は終了。早起きしたので早寝!22時には就寝するzzz
ちなみに初日は496q走って16.4km/l!

7月23日(金)7:00起床〜 新潟駅見学〜新津鉄道資料館見学〜帆苅商店〜新津駅〜蒲原鉄道保存車巡り〜一般道で川越に帰宅21:00着

ぐっすり休んだ「ブラッディー」は目覚ましもなく7:00に起床。ニュースを見てから早速腹ごしらえをしに行く。
このホテルのバイキング、かなり本格的!
これだけ食っておけば昼飯が遅くなっても大丈夫だろう!例によって弾丸ツアーの場合はいつ食事にありつけるかわからないので、朝はがっつり食うのが定石!
腹ごしらえも済んだところで8時にホテルを出発!まずは歩いて新潟駅に向かう。
実は新潟駅番台口駅舎が取り壊されているはずなので一度見ておこうというわけ。過去に3回新潟に宿泊しているが、その際にはまだ健在だった万代口はどうなったのか?

駅舎は見る影もなく壊されていた。でも有名なバス停はそのまま!これもいずれ壊されてしまうと聞いている。次に来たときはなくなっているかもしれない。
ちなみに新潟交通のバスにはこんな色のものがある。
もちろん前日に保存車を見た「かぼちゃ電車」イメージの車両。側窓もいわゆる「バス窓風」になっているのが面白い!
こちらは最新型の電気式気動車GV−E400系。初めて見た
普通の気動車やハイブリッド気動車はエンジンの動力をそのまま車軸に伝達して駆動するが、この車両はエンジンを発電機にしか使わず、発電した電気を使って電車の駆動方式で走る。
だから加速中も減速中もエンジンの回転音が変わらない。もちろん停止中は発電量が少なくてよいのでエンジン回転も下がるが、走っているときはずっと同じ回転数。外から聞いていると変な感じ(笑)

さて、新潟駅で見るものは見たので、新津鉄道資料館に向かうこととする。
新津までの道のりで見つけたガスタンク!さすが鉄道の町新津

新津鉄道資料館には9:20到着。開館時間は9:30なのだが、受付に向かうともう入れるとのこと。ここに来るのは2回目。なんと学校と併設されているという珍しい博物館。入場料は300円と格安!

前に来た時と展示物が変わっているような・・・・この展示物の入れ替えに関する話はこの後に続く。ちなみに前日訪問した魚沼線の展示もあった。

C57の19号機は前からあったけど、やっぱりC57は1次型がかっこいいなあ。新幹線200系も今見るとかわいい。

ここにしか存在しない北海道型クハ481-1500とロータリー除雪車DD14

前回はなかったクモハ115と新幹線E4系。この車両を補完するために建屋が増築されていた。
ミニSLの線路も増設されていて子供たちを乗せて運転されていた
さて、ここに寄ったのは「せっかく来たから」という理由だったのだが、売店でC57の絵柄の入ったぐい飲みセットを見つけたので、「これください」と買おうとしたら、「これは近くの酒屋さんで売っているんだよ」とパンフレットをもらった。ならば行くべし!
と立ち寄ったのが「帆苅商店」
このお店、この看板が象徴しているように鉄道goodsでいっぱい!酒屋さんなんだけど、店内には模型やら鉄道小物(しかも本物)がたくさん展示してある。
なんでもここのおかみさんのお父さんが鉄道員だったそうで、家には当時の資料もたくさんあるのだとか。

もちろんぐい飲みセットを購入!お値段600円と良心的!埼玉から来たというと、「冷たい麦茶飲んでいきなさい」「うまい棒あげる」「このパウチしたポスターあげる」となんだか大歓迎されてしまった。
新津鉄道資料館の所蔵物も、地元の家庭で元鉄道員だった家主さんが亡くなられて寄贈されたものが多いのだとか。なんせ寄贈物が多すぎて保管する場所に困っているとか(笑)
思わぬ大歓迎を受けてそろそろお暇しようとしたら、「次はどこ行くの?」と聞かれ「蒲原鉄道巡りします」というと、「この酒造元は蒲原鉄道の社長さんのところだよ」と教えてもらう。なんでも帆苅商店の皆さんとは古いおつきあいなんだそうな!

ということで楽しい時間を過ごした後は新津駅へ。ここには新津鉄道資料館の別館「ていしゃば」がある
ん?移転?

といっても駅舎内での移転。秋葉区というところに新津駅はあるので、名前は「あ!キハ」・・・笑
前に来た時に案内してくれたお姉さんも健在!秋葉区の総合案内所を兼ねているのだそうな。カウンターの向こうにはNゲージのジオラマが展示してあり、なんだか楽しそうに車両を動かしている。

さて、時刻は11時。ここからは蒲原鉄道保存車両巡りの旅の始まり。まず向かったのは磐越西線の五泉駅。ここはかつて蒲原鉄道の起点だった駅。新津からは30分ほどで到着する。

左の画像は五泉駅わきの跨線橋から見たもの。一番右にある廃線が国鉄と蒲原鉄道をつなぐ連絡線と思われる。蒲原鉄道はこの先を右にそれていく路線だった。右の画像は同じ跨線橋の反対側。こども広場の集会所の建物が蒲原鉄道の車両の形と色を模している。
次に向かったのは駅に近い五泉市総合競技場
ここにはモハ41型が保存されている。上屋もあるのだが保管状態は良くなく、かなり痛んできている。室内も解放されていないし残念。
平成11年までは現役だったというから、退役後20年経過といったところ。
次に向かったのは村松郷土資料館
ここにはモハ11型が保存されている。どうやらこの郷土資料館のところを線路が通っていたらしく

踏切が残っていたりする。でも踏切の向きが逆なので、実際はこの画像手前に線路があったのかな?
このモハ11型はドアが木製というのもいい感じ。昭和60年に村松と加茂の間が廃線になった際に保管されたのだそうな。
そしてこの村松地区には村松駅の跡地もある。
それがこれ!まんま村松駅の駅舎
ここは現在バスターミナルとして使われていて、裏にはバスの車庫もある。でもなんとなく鉄道の駅の構内というような雰囲気が漂っているのが特徴
ちなみにこのバス停名は「村松駅」・・・駅なんだ!
蒲原鉄道保存車を巡る旅の最後を飾るのは冬鳥越スキーガーデン。加茂市にあるこのスキー施設には蒲原鉄道の保存車が3両もある。
村松からは約30分ほどの山の中にある。
途中でこんなもの発見!これはどう考えても橋脚の残骸!
ということで気持ちのようワインディングを飛ばして、冬鳥越スキーガーデンには12時半ごろに到着!
こんなにいい天気の中を3両がお出迎え!

こちらは日本最古の現存する木造電車モハ1型。なんと室内も見学することができるのだ!網棚がいい感じだ

こちらは最後まで現役だったモハ61型。もちろん車内も見学自由。地元の学生さんたちが利用していたんだろうな〜

こちらは蒲原鉄道唯一の電気機関車ED1型。ウェスティングハウス社のライセンス製造機。なんとこの電気機関車も室内に入れる!
屋外保管にもかかわらず3両ともとてもきれい!今にも動き出しそうな感じ。これはすばらしいものを見た!
隣がスキー場なので景色も最高だ!

さて、蒲原鉄道保存車巡りもここで終了。ここから川越に帰ることになるのだが、高速で帰ってしまっては何となくCR-Zを乗り倒したことにならない。しかもコロナのせいで高速道路の休日割引もない。
ならば!ということで国道290号線〜252号線〜17号線という一般道ルートで川越を目指すこととした。距離にして冬鳥越からは220qほどのもの。福島から一般道で帰るのと変わらないじゃない?

ここからCR-Zは持てる力のすべてを出し切ってワインディングを走る。もちろんスポーツモードON!タイトなワインディングも3速で回れてしまうくらいモーターアシストは効くし、高速ワインディングではギアチェンジを全くしなくても通過できるほど。
電動パワステの唐突なアシストだけ気を付ければ、ほぼ思い通りのオンザレールでコーナーをクリアできる。ちなみに小出までの区間で何台先行車を抜いたかなあ(笑)

途中道の駅とちおで小休止。さすがに腹が減ってきたので栃尾名物油揚げそばを食べる。
栃尾の油揚げは厚みが2pほどあってボリュームたっぷり!暑いので冷たいそばにしようかとも思ったが、ここは土地の名物を食うべし!とこれにした。お値段650円

小出からは国道17号線をひたすら南下する。

途中、上越新幹線のこんな景色に遭遇!山の中からシェルター月のトンネルを出て、そのまま高架になっているのだが、秘密基地のミサイル発射台みたい!
途中、なぜかナビの案内が越後湯沢駅周辺へ案内
17号にはバイパスがあってまっすぐ進めばいいはずなのだが、なぜかめちゃめちゃ迂回させられた。このナビはだめだ。
その後、県境で若干雨に降られたりしたものの、つま恋や三国峠では先行車もほとんどなく隊列先頭ぶっちぎりで峠を越える。高速なんか使わなくっても十分に速い!
猿ヶ京温泉に到着したのは17時ごろ
ここまでひたすら走ってきたので、温泉でも入って小休止する。ここは3時間800円で入浴できる。内湯は源泉かけ流しで露天はちょっと加温しているようだ。源泉かけ流しの内湯は入ってみると肌がつるつるになる。
2階の大広間からの景色はこんなに雄大!
ここで1時間ほど休憩して再び17号線で南下。どうやら関越自動車道は25qの渋滞になっているらしい。一般道で川越まで帰ると3時間と出たのだが、高速使っても2時間半だそうな。
途中沼田付近でちょっと渋滞したが、渋川を過ぎてからは順調そのもの

特に前橋からは上武道路が開通しているので快適そのもの。こうなると高速使う意味が分からない。もちろんCR-Zの古いナビにはこの道はない。
結局川越に到着したのは21時前だった。次回から関越を使うのやめよう。
2日目の走行距離は310q。16q/lをマークした。
二日間で約800q走行して、消費したガソリンは50リッターに満たなかった。あれだけ飛ばしたのに・・・笑
ということで2日間にわたる鉄道遺構巡り&CR-Z長距離テストの旅はここに終了した

ちなみに費用は・・・
ガソリン代が約7000円、高速代が約4000円、宿代が7300円、食事や飲み物代が約6200円、駐車場代や施設使用料などが約2500円
じつはお土産代合計が約5500円でこれが一番出費かも!
合計で約32500円。
これはかなり安い!えちごトキめき鉄道で散在しなければ3万円切ったはず!笑

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