Bloody's Tea Room
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2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」の青春18きっぷの旅(野辺山編)!〜

2017年夏シーズンの青春18きっぷの旅!8月が終わって「ブラッディー」の手元には1日分の青春18きっぷが余った!有効期限は9月10日まで。どこかに日帰りで行こうと考えたのだが、今回は「乗り鉄」に徹してみることとした。
考えたのは平成3年に華々しく快速アクティ用としてデビューしたものの、2扉で乗降時間がかかってしまうことから最近は湘南ライナー以外に使われなくなってしまった近郊型電車215系に乗ること!
幸いにも215系は週末に「ホリデー快速ビューやまなし」号として新宿と小渕沢の間を1往復している。廃車になってしまう前にこれは乗っておくべし!と思ったのだった。さらに小淵沢から野辺山高原のJR最高地点を走破するする小海線にも乗ったことがないということで、どうせなら小海線にも乗ることとした。
朝から晩まで電車に乗りっぱなし&珍しい電車と偶然の遭遇の連続だったこの一日、、レポートしてみることにする


9月2日(土)7:50川越〜埼京線〜9:02新宿〜ホリデー快速ビューやまなし〜12:28小淵沢〜八ヶ岳高原列車5号〜 野辺山着

さて、今回用意したのはこの切符

おなじみ青春18きっぷとホリデー快速ビューやまなし号の指定券。ホリデー快速ビューやまなし号は自由席もあるので、別にして意見を取る必要もないのだが、自由席で窓際に座れないのは嫌だなあと事前に指定券を取ることとした。
最初に乗り込んだのはおなじみ埼京線のE233系
前日かな〜り深酒したのでこの電車の中ではまず寝るzzz!結局新宿までほぼ目覚めることはなかった。新宿では15分の乗り換え時間があるので、構内のドトールでモーニングコーヒーを飲み、いよいよビューやまなし号の待つ中央線ホームへ
これがビューやまなし号の215系
10両編成全てが2階建て構造になっており、1編成での座席定員は日本一と言う電車。細長い顔が特徴。全部で4編成あるのだが、稼働しているのは朝晩の湘南ライナーとこのビューやまなし号くらいのもの。いつ廃車になってもおかしくない。

先頭車は制御機器が積んであるので「2階だけ」電車になっていて、中間車8両は全部2階建て。4号車と5号車はグリーン車。6号車と7号車が指定席で、残りは自由席車になっている。

左が2階席、右が1階席。車体構造的には湘南新宿ラインのグリーン車と同じで、良く空間を利用している。

車端部分は平屋構造でここも2階建てグリーン車と似ているが、グリーン車のようなデッキとの仕切りがない。
面白いのは荷棚の構造
グリーン車では荷棚が省略されているが、この215系ではボックスシートの上に車体直角方向に小さな荷棚がついている。
これはかつての修学旅行専用電車155系と同じ構造!このスペースがなかなか使えるのだが、座席から立ち上がるときに気を付けないと頭をぶつけてしまう!
ということでホリデー快速ビューやまなし号は定刻の9:02に新宿を出発

2階席からの眺望はさすがに素晴らしい!ちなみに川越出発時は大雨だったのだが、新宿を出るころには雨も止んできた!ちなみに天気予報では台風15号の影響で一日雨と言われていたのだが、これで晴れ男の面目躍如!
しっかし・・・「ブラッディー」の近くのボックスシート3ボックスをおばちゃん12人組の団体客が占めていたのだが、まあにぎやかなことにぎやかなこと!
最近乗る電車と言えば平日の通勤電車やグリーン車、新幹線ぐらいのもので、みんな静かに乗っているというスタイルに慣れていたので、久々に「幸楽列車」の雰囲気を味わうことが出来たともいえるのだが・・・・
おばちゃん団体は勝沼ぶどう郷で下車し、車内も静かになったころ
晴れてきた〜!
青空と川と田んぼのコントラストが素晴らしい!215系の2階席からの眺望はやっぱりいい!
塩山付近ではこの雄大な甲府盆地の眺望が!
いやあ、気持ちいい!ということでビューやまなし号は11:59に小淵沢に到着!なんだかあっという間の3時間であった。
さて、小淵沢から乗車する小海線の臨時列車「八ヶ岳高原列車5号」は12:28に出発するので30分の時間がある。そこで駅を散策してみることに

これが小淵沢の駅舎!前に来たときはこんなきれいじゃなかったような・・・構内にはこんなパノラマ休憩スペースがあったりする。さらに

屋上の展望スペースからは南側に甲斐駒ケ岳
北側に八ヶ岳の絶景を見ることができる!
さて、素晴らしい景色を堪能した後は

キハ110系の八ヶ岳高原列車5号に乗り込む。車内は満席でもしかして座れない?と思ったのだが、運よく1人がけボックスシートに空きがあったので座ることが出来た。

出発直後から高原列車らしい風景が広がる    隣の甲斐小泉駅前にはシルクロード美術館?などがあった。今後行ってみよう

避暑地として有名な清里駅では半数ほどの乗客が下車。ちなみにこの清里駅はJR第2位の標高にある駅。隣の野辺山が第1位なので小海線がワンツーフィニッシュなのだ

かつてツーリングでも訪れたJR最高地点の踏切を過ぎ、野辺山高原の広大な風景が見えてくるといよいよ終点野辺山に到着!到着時刻は13時ちょうど

13:00: 野辺山駅周辺散策〜13:47野辺山発〜小海線〜14:30小淵沢〜中央本線〜甲府駅で撮り鉄サプライズ〜16:48甲府発〜ホリデー快速ビューやまなし号〜18:32八王子〜八高線・川越線〜19:54川越着


野辺山駅は駅としてはJR最高標高の地点にある。線路としては先ほど通過した踏切地点が最高になる。
駅の構内はまさに「ローカル線の駅」的なのどかな光景が広がり、タイムスリップしたかのような感覚に陥る。

駅前にはC56型蒸気機関車の動輪が展示されていて、駅舎も高原の教会風!標高最高地点の記念碑は駅前にもある
ここから例の最高地点踏切まで行ってみようかとも思ったのだが、こんなに晴れてしまったのでとにかく暑い!晴れ男はいいけどやりすぎ(いつものことだが)
そこで駅周辺散策にとどめ、13:48発の小淵沢行きで戻ることとする。

残念だったのはこれ!駅前の保存機関車C56!なんと復元作業中!仕方なく駅前の花壇で癒されて観光終了(爆)
ここでちょっと小腹がすいたので、駅の観光案内所に併設されているそば屋さんで
天ぷらそば600円を購入!
これ、山菜のかき揚げ天ぷらが乗っていて、この天ぷらは美味かった!そばは・・・まあ普通の駅そばって感じ
さて、腹ごしらえを終えたところで13:48発の小淵沢行きに乗り込む
やってきたのはまたしてもキハ110系気動車。しかしこの野辺山駅で対向列車と交換するということで、ホームで待ち構えていると
なんとハイブリッド気動車キハE200系がやってきた!これはラッキー
さて、定刻より3分ほど遅れて出発した小海線は満員の乗客を乗せて一気に高原を下る。今回はクロスシートを確保できず、ロングシートに座ったので外を見ることもせずに撃沈zzz。小淵沢到着は14:20.一度も目覚めることはなかった(笑)

小淵沢では10分の乗り換えで高尾行き普通列車に乗り込む。車両は2編成しかない211系2000番台6両編成!しかし車内はガラガラ・・・
ちなみに「ブラッディー」は
帰りのビューやまなし号の指定席も確保していた。
しかし小淵沢で2時間時間をつぶすのは難しいと判断して甲府まで行ってしまうことにしたのだ。
途中の日野原駅では特急通過待ち
そこで発見したのが蒸気機関車時代の給水塔!なんだかいい雰囲気
韮崎付近では再び雄大な八ヶ岳を見ることが出来た
いやあ、本当に天気になってよかった〜。そしてサプライズは突然やってきた!
甲府駅に到着する直前、ふと車窓を見ると
ん?まさかあれは!
そう、JR東日本の誇る豪華クルーズトレイン「トランスゥイート四季島」じゃないか!
しかも「ブラッディー」が甲府駅に到着して駅構内を散策していると

なんとその四季島が駅構内に入ってきた!すごいラッキー!早速各車両の中をのぞいてみることに

これがラウンジエントランスカー           こちらは展望室

これが食堂車                      こちらは寝台車だが残念ながら廊下側
いやあ、実車は初めて見たけど、まさかこんなところで遭遇するとは思わなかった!
大興奮している「ブラッディー」がふと振り返ると
今度は新型特急電車E353系の試運転列車が!
これまた1編成しか存在しない車両の登場にまたまた大興奮!
さらに・・・

EF64型1000番台の原色機とEF64型で唯一茶色塗装機の37号機が構内にいた!
さらにさらに
え?南武線用のE233系?
しかもこれたった1編成の8500番台車!実はこの日、諏訪湖の花火大会が開催されるため、数多くの臨時列車が走っていたのだ。
それにしても・・・このレア車両だらけの偶然にこんなに短時間で遭遇して良いものだろうか?笑

さて、時間がまだあるので駅構内を散策

甲府駅は最近改築されたこともあって、古い駅舎の施設があちこちに保存されている。ガス灯や鐘、柱など明治時代の遺産がたくさん展示されている。
こういうものを見ているだけでもあっという間に時間が経過してしまう。
さて、気が付くと時刻は16時。ちょっと疲れたので駅前のタリーズでコーヒーブレイク。30分ほど休憩してから、いよいよ16:48発のビューやまなし号に乗るために再び駅構内へ。
するとそこにやってきたのが・・・

なんと185系200番台「はまかいじ」号!これも臨時列車なので遭遇するのは難しい。しかも185系の中でも横浜線乗り入れ用にATCを搭載した専用編成。先頭車の窓が一つ埋められているのが特徴。これまたレア車両に遭遇しちまった。
「はまかいじ」号の直後に「ビューやまなし」号がやってくるのだが、その前に

なんと再び四季島が!しかも今度は営業運転中でお客さんが乗ってた!もうお腹いっぱい!
ということで16:48発のビューやまなし号に乗り込み、帰路に就くことに。
帰りも新宿まで指定券を抑えていたのだが、新宿から混雑している電車で帰りたくはないということで帰りは八王子で下車。
八王子から川越線直通の八高線でのんびり川越まで帰ることとした。ちなみに新宿まで乗って埼京線で帰っても、八王子で乗り換えて八高線で帰っても川越到着時間はほぼ同じ20時(笑)
この素晴らしいラッキーな日を祝福すべく、ビアザウルスJURA〜TUSKのフルコースで飲んでしまったことは言うまでもない。自宅到着は4時であった(爆)

今回の旅で使ったお金は、
青春18きっぷ2370円、指定券代520円×2=1040円、そば代600円、コーヒー代500円。合計4510円であった。安いよね〜

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