Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2023/05/24 19:44更新 

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〜「ブラッディー」の別府・湯布院弾丸ツアー!〜

6月に ケータイ国盗を全国制覇した際に、ちょっと今までの踏破地に関して考察してみた。
住んだことのある都道府県、宿泊したことのある都道府県を棚卸したところ、なんと47都道府県の中で大分県だけは宿泊したことがないことが判明!これは行くしかないでしょう?ということで、例によって土日だけ使った弾丸ツアーを組んでみることとした。
行き先は前から宿泊したかった別府と、行きたかった湯布院!ANAのコインが12000円分もあったので、11月の土日でツアーを組んでみると、往復飛行機代&宿泊1泊分&レンタカー代で46100円しかかからない!これは安い!
しかも予約完了後に政府が実行開始した「全国旅行支援」なるものが受けられるとのことで、後追いで申し込み依頼が来た。8000円バックされるらしいのだが、どういう方法で帰ってくるのか不明?まあいいや。
ということで、47都道府県全て宿泊したという完遂ツアー2日間をレポートしてみる。


11月12日(土)川越4:51出発〜東武東上線〜山手線〜京浜急行〜羽田空港7:50ANA791〜9:35大分空港〜 レンタカー〜中津汽車ポッポ〜青洞門〜耶馬溪鉄道廃線巡り〜夜明駅〜国鉄宮原線廃線巡り〜豊後森機関庫〜別府亀の井ホテル宿泊〜なりちゃん食堂で夕食

さて、初日は早起き!というのもF1ブラジルGPの予選が日本時間で3時からスタートすると言うことで早起きしてみてから行こうという話!でも現地が雨のためスタートディレイで、結局出発までにQ2までしか見ることが出来なかった。
そして川越から東武東上線の始発電車で羽田空港を目指す。いつものように往路は京浜急行、復路はモノレールを使うという定番のコース。
今回は羽田発7:50のフライトなので始発電車を使った。本当は5:30頃の電車でも間に合うのだが、電車が遅れた時取り返しがつかないからねえ。羽田空港には6:50頃に到着。

まずは鬼滅ジェットを見ながらいつものようにカツサンドの朝食!飛行機乗る前にこれを食わないといられない体になってしまった(爆)なんせこの1年間で飛行機乗るの14回目だからねえ。
全国旅行支援が解禁になったこともあって、この日の羽田はかなりの混雑。手荷物検査も行列が出来ていた。1年前には考えられなかったくらい。早く来ておいて良かった良かった。んで、のんびりカツサンドを食べていたら「大分行きは搭乗開始します」というアナウンスが流れてびっくり!
そうだった!大分行きはバス便だった!
慌ててカツサンドを一気に食って搭乗口へ!今回は通路側の席を予約していた(と言うかそこしか取れなかった)ので、搭乗は一番最後なのだが既に呼ばれてた!
機体はB737-800。このところ小さな飛行機に乗ることが多い
もちろんこの日も天気は晴れなので、離陸後ずっと日本列島を見ながらの飛行。
富士山もバッチリ上空から見えた!
そう言えばこのところ飛行機と言えば南の島に行くときに乗っていたので、日本列島上空に空路を取る路線は久しぶりだ。
ANA791便は定刻の9:35大分空港に到着。まだ10時前!と言うことで「廃線巡り弾丸ツアー」開始!
今回はバジェットレンタカーでホンダFITを借りた
まあ、指定したわけではなくてANAの旅作で予約したらこれになっただけ。ちなみにこの現行FITはデザインがつまらなくて嫌い。走りも大したことなかったし、車線を踏んで走ろうとするとステアリングがブルブルするのも嫌い。Out-In-Outで走らせろっつーの。
さて、大分空港を出発してからまず向かったのは中津。国東半島にある空港からほとんど高速道路だけで中津インターまでは走れてしまう。

車も少なくて青空も高くて超気持ちいい〜。スピード出す気にならない車なので、クルコンなぞ使って手抜き運転で走行(爆)。中津には11時頃に到着。中津駅は耶馬溪鉄道の起点だったのだが、高架化されたJRの駅には昔の面影が全くない。
中津駅から耶馬溪方面に5分ほど走ると

道の脇に鉄道車両がたくさん見えてくる!これこそ旧耶馬溪鉄道の車両たち。
実はここ「汽車ポッポ」というレストラン兼民宿なのだ。店の裏にはさらに宿泊棟もあって、そこは車両の中に宿泊設備が作ってある。
元々の計画ではここで昼食を摂ろうと思っていたのだが・・・・なんとレストラン営業は当面中止とのこと!コロナ影響がまだ残っているのね。
そう言えば,今回の旅で「コロナにつき休業中」という張り紙を多数目にした。もしかしてそのまま廃業してしまったところもあるのかも。
気を取り直して再び耶馬溪方面に車を走らせる。続いて到着したのは
この青洞門!
え?と思う人も多いだろう。私も実はそう。禅海和尚が村人のために手彫りで掘り進めた日本で最古の有料道路と言われる「青洞門」が車も通れるの?

実は今の青洞門は禅海和尚が掘ったものを徐々に改修して車の通れるトンネルになったのだ。右の画像はこのトンネル内にある側道のようなもので、この明かり取り窓は当時のものだそうな。

他にも手彫りの跡が残っている側道とかもたくさんある。右の画像は青洞門がある崖の全景。この辺は紅葉がこれから始まる感じ。
さて、青洞門周辺には食事処もあるのでここで昼食にしようと思ったのだが、観光客が一杯でとても店に入れそうにない!と言うことで先を急ぐことにする。次に向かったのは耶馬溪平田駅跡。

国道212号は山国川沿いをずっと走ることになるので、常に川が隣にある感じ。目的地の平田に到着すると馬渓橋という5連アーチ橋が出迎えてくれる。橋のたもとにパーキングがあったのでしばし休憩。この頃になるとかなり腹も減ってきた。時刻は12時半

パーキングにはテントで売っているお餅やさんと、街道を挟んで唐揚げ屋さんがあった。ならば買って車の中で食べよう!

白餅は500円で8個も入っている!つきたてなのでまだ温かい!このまま食べても全然美味しいけど2個食べるのがやっと(笑)
唐揚げは500円でこの量!もちろん一度には2個くらいしか食えん!ちなみにこの「くりちゃん」という唐揚げ屋さんは有名店らしく、中津市内からも買いに来る人がいるのだそう。大分は地鶏が名物なので唐揚げも名物!今回の旅行ではあちこちで唐揚げ専門店を見た。
店はおばちゃん一人で切り盛りしていて、揚げ時間の5分間も地元の話をたくさん聞かせてくれた!もちろん味は絶品で、この後車を止める度にちょこちょこ食って、別府に到着するまでに全部食い切ってしまった(笑)

腹も膨らんだところでいよいよ平田駅跡へ。馬渓橋を渡ってすぐのところにある。ここはホームも駅舎も残っていて、とても40年以上前に廃線になったとは思えない。ちなみにホームの前の舗装路はサイクリングロード。実は耶馬溪鉄道の廃線跡は、大部分がサイクリングロードとして使われているのだ。よって自転車で巡れば実際に橋やトンネルを通ることも出来る。
これは駅の近くにある旧平田郵便局
ここは現在カフェとして使われている。この付近にいると昭和に戻ったよう!
さて、再び山国川沿いを上流方面に向けて出発!と思ったら

国道212号線沿いに「御霊もみじ」という幟を見てささっと立ち寄り!確かに見事!まだ緑もあるので三色の色合いが見事に調和している。今年は紅葉をあまり見に行けていないので、今回の旅はまさに「紅葉三昧」!
さらに上流方向に進むと、この第2山国側橋梁が見えてくる。
ネットで補修されているのが残念だが、これこそ耶馬溪鉄道の第2山国側橋梁そのもの。サイクリングロードの橋として現役なのだ。

そして耶馬溪鉄道の終点がこの守実温泉駅だった。今は商工会議所が建っている。隣の駅が「うそ」!ここまで来て「うそだよ〜〜ん」とか笑える
さて、ここで耶馬溪温泉廃線跡巡りは終了。ここから山を越えると日田に出るので、次に向かったのは久大本線と日田彦山線の分岐点である夜明駅。

夜明駅に到着したのは14時半頃。この駅は無人駅なれど「夜明の鐘」があったり、春は桜で駅が一面ピンクになったりと有名な場所。

なんと言っても駅構内の跨線橋から見るこのアングルが有名!でも一番右の日田彦山線は災害で不通になっており、既にBRT転換が決まっている。よって駅のホームにも柵が立てられており、信号もご覧の通り明後日の方角を向いている。もう線路に列車が来ることはない。
さて、次の目的地に向かおうかなと思っていたら、なんと「列車が来ます」のアナウンスが!時刻表にはないぞ〜

なんとキハ125型の2両編成がやってきた!回送列車だったらしい。レンタカーで地方に行った際に「ブラッディー」はあまり列車の時刻表を気にしないのだが、1時間に1本とか2時間に1本という列車に偶然遭遇することが多いのだ!日頃の行いがいい??笑

さて、夜明駅を出発してからは再び日田方面へ。日田の市街からは国道212号線で小国へ向かう。小国は熊本県なので、ちょっとだけ熊本に入ったこととなる。

小国までの道のりも渓谷やら湖の横を通るのでとにかく景色が素晴らしい。今の時期は紅葉も!飛ばす気になれん(笑)

そして道の駅小国には15時半過ぎに到着!すごい未来的な建物の道の駅だが、その一角に右の画像の場所がある。
これこそ旧国鉄宮原線の肥後小国駅跡。線路も少し残っていて駅銘板もある

さらにポイント転轍機が残っていたり、道の駅の建物内にも電照式駅銘板が設置されている。まさに鉄道駅が道の駅になった例。
ちなみに宮原線と書いて「みやのはるせん」と読む。九州には「原」を「はる」と読む地名が多く、宮崎県の西都原古墳群は「さいとばるこふんぐん」と言う。
さて、ここからは宮原線廃線跡の散策。散歩道として整備されている箇所もあって、ウォーキングするならば廃線跡トンネルをくぐることも出来るのだが、先を急ぐのでパス!でも「宮原隧道」には車で行けそうだとGoogleさんが言うので、そちらに向かうと
こうゆうやばそうな道に入り込んでしまい、そこを擦りまくっていたので断念!
仕方ないので国道387号線を恵良方面に向かうこととする。
次に到着したのは幸野川橋梁
ここは美しい5連アーチ橋で見事にそのまま姿が残っている!まるで釜石線のめがね橋のよう!
このまま宮原線廃線跡の脇を通る県道を進むと

あちこちに橋の遺構を見ることが出来る。今にも列車が来そうだ!とても30年以上前に廃止されたとは思えない。

県道と国道の合流地点にあるのが北里駅。すぐ近くには北里柴三郎記念館がある。
この日はとにかく天気が良くて、遠くの山々もくっきり。遠くに由布岳も見える。
さらに国道を恵良方面に進むと

なんと国道沿いに廃駅が!ここは町田駅。東京の町田が昔「原町田」だったので、国鉄で「町田」と言えばここだった(笑)
時刻は16時を回っていよいよ夕焼けと紅葉の対比が素晴らしい時間になってくる。

恵良駅に到着したのは16時半。この駅は宮原線の起点だった駅で、現在は久大本線の列車のみ2面2線のホームから発着する。但し、2番線ホームの外側には、旧宮原線の発着していた3番線がまだ残っており、線路も一部が残存している。
駅舎は最近建て替えられたもので、駅構内には

九重町先哲資料館なる施設があって自由に見学できる。しっかし・・・これが無料ってのもすごいな。
さて、先を急がねばならない。この日の日の入りは17時過ぎ。それまでに最終目的地である豊後森駅に行かねばならないのだ!

と言っても豊後森駅は恵良駅の隣なので17時前には到着!レトロな駅舎もいい感じなのだが、最大の見せ場はこれ
そう!旧豊後森機関庫!
これだけの規模の扇形機関庫が残存しているの、他に京都の梅小路、岡山の津山くらいのもの。しかもどちらも整備されてしまっているので、朽ち果てた感があるこのような建造物はここだけ!

大正時代に作られた29612蒸気機関車が転車台から延びた線路に保管されている。この機関車は別の場所に保管されてあったものを移設したのだそうな。

扇形機関庫内には車輪が無造作に置かれていたり、レールが放置されていたりして雰囲気最高!転車台も今にも動き出しそう!
ちなみにこの豊後森機関庫にはミュージアムも併設されているが、16時で閉館。ミュージアム開館中はミニSLも走っていて

そのミニSLのレイアウトの中にはなんと転車台まである!走っているところも見たかったかも!
と言うことで何とか日没に間に合った!これで今回の廃線弾丸ツアーも終了!あとは別府の温泉に帰るだけ

と思いきや、隣にある久大本線の踏切が鳴り出し、キハ125型の2両編成がやってきた!やっぱりこういう偶然が多い!
さて、豊後森から別府までは約1時間の道のり。
大分自動車道〜東九州自動車道で一気に走りきってしまうこととする。
別府に到着したのは18時。まさに事前に計画したプラン通りの時刻でこの日の行程を終了。走行距離は270km
ここがこの日宿泊した亀の井ホテル
れっきとした温泉ホテルだが、一人客用のシングルルームもあり、3つのレストランもあり、露天併設の大浴場もある。
なお、大分県を走っているバスは亀の井バスというのが多くて、この亀の井グループがかなり幅をきかせているらしい(笑)
チェックインを無事に終えて部屋に荷物を置いたらすぐに行動開始!夜は海鮮かななどと思っていたので、事前に酒屋リサーチは済ませていたのだが・・・・なんとホテル周辺の居酒屋はどこも予約で一杯!たった一人の客をカウンターに入れることも出来ないほど混んでいた(泣)
これはホテルの高いレストランで食うしかないかなと思って帰ってきてみると

なんとホテルの隣に定食屋さん発見!え?定食500円!?なんと日替わり定食だけでなく、どんな定食でも基本的に500円!
ということで大分名物とり天定食発注!もちろん500円!
これは大満足!ビールもあったので飲もうかとも思ったのだが、長居するのもどうかと思ってやめておいた。いやあ、いい店だった〜!
さて、部屋で飲むビールはホテルの目の前のローソンで購入。しかもホテルから1000円の地域振興券をもらったので、ビール3本とおつまみ買って払ったお金はたったの300円!この日の夕飯、今までの旅行の中で最も安かったかも(爆)
ということでブラタモリを見たり、風呂に入ったり、ビール飲んだり、風呂に入ったりしていると時刻は23時。ベッドに入って3秒でネタのは言うまでもない
ホテルの窓からは別府の夜景が。真ん中にあるのが別府駅
そう言えば駅のホームの灯が電球色っていい感じだなあ。

11月13日(日):ホテル7:40発〜 別府地獄巡り〜湯けむり展望台〜由布岳ワインディング〜湯布院観光〜大分空港18:20ANA800〜19:50羽田空港〜東京モノレール〜山手線〜東武東上線〜川越21:10着

この日は朝6時に起床! まずは風呂!ということで 朝風呂に優雅に浸りに行く。気持ちよく暖まったところで部屋に帰ってF1ブラジルGPのスプリントレースを見る。DAZNの見逃し配信でどこでも見ることが出来るのは有難い!
ちなみに明け方は大雨だったのだが、7時半頃にはほぼ止んだ!
ということで、この日は温泉巡りの旅!まずは8時開園の別府名物地獄巡りにスタート!
別府の地獄巡りは2カ所に場所が別れており、ホテル(駅に近い)から近いのが海地獄エリアの5つ、遠いのが血の池地獄エリアの2つ。もちろん近いところから制覇して行く。
なお、海地獄エリアがある地域は「鉄輪」という地名なのだが、「かんなわ」と読む。九州は難読の地名が多い多い!

鉄輪地区に近づくと蒸気が至る所に運出していて、温泉街と言うよりもまさに地獄?ということで車で走ること15分、海地獄エリアに到着!
8時の開園直後なのでほとんど人がいない!やはり観光地に来たら「誰よりも早く行動」が基本なのだ。
各地獄を一つづつ入園すると400円づつかかるのだが、7カ所全部の共通券を買えば2000円。さらにスタンプラリー大腸ももらえるので迷わず2000円払う!

海地獄には蓮池もあって水鳥が羽を休めていたりする。紅葉も綺麗だし、ちょっとした庭園散策のよう。

温泉の熱を利用した植物園では大オニバスが見られる。足湯も各地獄に必ずあるのだが、タオルを車に忘れて断念・・・・
そしてこれが海地獄!
とにかく蒸気が立ち上っていて一面真っ白に近いので、この青いお湯を撮影するのが大変(笑)すごいとしか言いようがない!
こんなにブルーが綺麗な温泉は初めて見た!

次に向かったのは隣にある鬼石坊主地獄。鬼の高いびきと言われる噴出口などもあるが
なんと言っても丸くボコボコ出ているこの坊主のような濁り湯が有名
続いてさらに隣にあるかまど地獄
ここはバラエティという意味ではピカイチで、一丁目〜六丁目まで数々の温泉がある

100℃の蒸気が噴き出していたり、85℃のブルーの温泉があったり

極楽には岩盤浴やら飲泉やら喉の温泉があったりする。「ブラッディー」はちょっと喉がいがらっぽかったのだが、ここで飲泉して蒸気を吸ったらかなり良くなってしまった!

六丁目はこの赤い温泉なのだが、係員の人が蚊取り線香を焚いてふっと吹きかけると「おおっ!」と右の画像のように一気に煙が見えるようになる。いかに蒸気が噴出しているか?を目で見て楽しんでもらうということ!

ここではタオルも貸してもらえるので,足湯も楽しむことが出来る。かなり良くしてもらったのでお店で温泉ピータンを買ってみた・ゆずポン酢醤油かけるとさらに旨い!

次は鬼山地獄。ここは何がすごいのか?がイマイチわからなかったのだが、温度は99.1℃あるらしい

でも鬼山地獄の最大の見せ場はワニ園かも!世界最大のワニの剥製があったり、ワニの飼育数もものすごい。ただし例によって・・・全く動かない!伊豆熱川にもバナナワニ園があったりするが、やはり温泉の熱は熱帯の生き物にとって天国なんだろうな。
海地獄エリアの最後は白池地獄
文字通り白い池に見えるが、高温の温泉になっている!
そう言えば係員の人が言っていたのが「日によって色が変わる」ということ。白池地獄だけでなくかまど地獄の温泉の色も青かったり緑になったりと変化が激しいそうな。

ちなみに白池地獄の庭園内にはアマゾンの大魚「ピラルク」のいるプチ水族館もある。

さて、海地獄エリア5カ所を回っただけでも腹一杯だが、さらに血の池地獄エリアにも行かねば!ということで車に戻って出発!時刻は9時過ぎ。5カ所回ると急いでも1時間かかるなあ。
血の池地獄エリアまでは車で5分ほど。

途中、別府の街を一望できるこんな場所があったので、思わず車を止めて見入ってしまった。この近くには「湯けむり展望台」というところもあるようなので帰りに寄ってみることとする。

血の池地獄には9時過ぎに到着。爆発した際には220mも噴煙が上がったらしい。この上には展望台もある
文字通り真っ赤!血の池だわ・・・それだけ
そして最後は龍巻地獄!到着して中に入ると「今間欠泉が出てます!」と言われて慌てて走る!
良かった!間に合った!
この間欠泉は30分に一度くらいしか噴出しないので、この機会を逃していたら30分ぼうっと待つ羽目になっていた。ラッキーだ
ということで地獄巡りはこれにて終了!血の池地獄と龍巻地獄は見るだけのものなので、時間がない人は鉄輪温泉街から歩いても行ける海地獄エリアだけを楽しむのもいいかもしれない。
そして次の目的地に行く前に立ち寄ったのが
湯けむり展望台!
夜景の名所としても有名らしいのだが、車は7台しか止められない。夜はめちゃ混むんだろうな〜
それにしてもこの噴煙はすごい!日本一と言うだけのことはある。
真ん中の山は山焼きをするらしく、その際の火も綺麗なんだそうな。

さて、別府の有名どころを巡った後は一路湯布院へ。実は当初の予定だと土曜日は湯布院、日曜日は別府という計画だったのだが、鉄道150年特集のTV番組で耶馬溪鉄道と宮原線のドキュメンタリーを見てしまったので、急遽土曜日は鉄、日曜日は温泉とスケジュールを変えたのだ。
よって一泊二日とは思えない弾丸ツアーになってしまった!
でも別府から湯布院までの道のりは由布岳中有登山口を通る県道11号線が近道。ってことは・・・

紅葉真っ盛りの城島高原を通過し、さらに・・・

由布岳登山口に近くなると、紅葉にプラスして山の緑と原っぱの緑!目の保養だ
由布岳登山口付近ではこんな幻想的な景色が・・・さらにさらに
このワインディングを見て!眼下には湯布院市街
日本とは思えない!
ホント、気持ちいい道だった〜

ということで由布院駅公共駐車場に車を入れたのは10時半。まだ駐車場も空きが多かったが、駅前の通りはこの人混み!
でも、朝食を食べていないのでもはやお腹が限界!まずは腹ごしらえ

入ったのは元祖豊後肉汁うどん。空いていたのと比較的価格がリーズナブル。頼んだのは漁師めし定食1490円
鰤のあつめしという漬け丼とごまだしうどんのセット。まあ、まずくはないのだが鰤のあつめしは鰤が冷凍を解凍しましたよ〜って感じだったのは残念。ただしうどんの方はめちゃ旨かった。これなら店の看板メニューである肉汁うどんにすれば良かったか?まあ、前日海鮮を食えなかったので良しとする。
しっかし・・・湯布院の街中で聞く言葉が中国語ばかり。お店の中でも日本人客は「ブラッディー」以外1組だけ・・・笑

さて、腹ごしらえが終わったら街歩き

この日はお祭りをやっていて、メインストリートでは各種のパフォーマンスや屋台で埋め尽くされていた。もちろん人も多い。
またもや車にタオルを忘れたので、お土産屋さんでタオル購入

そして向かったのは公共浴場の乙丸温泉館。湯布院は日帰り温泉を開放している宿が少なく、やっていても食事とのパックセットになってしまう。その点、地元の皆さんに昔から愛されている公共浴場はなんと200円では入れる。もちろん露天風呂などはない。
しかもここ、なんと「ブラッディー」が入浴中は誰も男の人が来なかったので貸し切り!隣の女湯には何人か地元のおばちゃんが入っていたようだ。
泉質は無色透明の単純温泉で、ぬる湯と熱湯に別れていて、交互に入ると気持ちいい。
さて、気持ちよく入浴したところで散歩再開!特に当てもないのだが、気の向くまま歩いてみる。

でもメインストリートは正直観光客ばかりで風情は全くなし。お土産屋さんかスイーツやさんがたくさん幅を利かせている。
そこで風情がありそうな川と橋があると思われる方向へ行ってみると
こういう景色がいいよね〜。浴衣姿のお嬢さんが似合う

そして全くノーマークだった湯の坪温泉という公共浴場を発見!ここも200円。さらに他に人がいなくて貸し切り!
ここは乙丸温泉よりもさらに小さく、大人5人入ったら一杯という感じ!ここも無色透明単純温泉。暖まる〜
思わず湯巡りツアーになってしまったが、温泉を上がってさらに散策。人がいない方いない方に行ってみると

これが蛍観橋。紅葉もいい感じだし、廃業してしまった旅館の前には昔の電話ボックスがそのまま残っていた。

これは由布見橋。もちろん橋から由布岳が綺麗に見えるはずなのだが、この日はたま〜〜に小雨が降るような天気で、この時間はよく見えず。
でも川沿いをさらに歩いて行くと
湯布院デルタと呼ばれる三角州まで来てみるとちょっと青空も!
雲がなかった時の景色はすごそうだ。でも、ここは観光スポットとしてあまり有名ではないらしいのと、町からちょっと外れているので観光客はいない。逆にこういうところに来るのが好き!
さて、湯布院の街を一通り散歩して回ったので、由布院駅へ戻ることとする。実は由布院駅のホームには足湯があるのだ!
駅の改札で「足湯券ください」と言えば200円でこの足湯券をくれる。
駅の入場券を兼ねていて、さらにタオルもついて200円はとても安いと思う

これが足湯!以外と知られていないみたいで誰もいなかった。もみじが足湯の中に落ちているのがなんとも風情ある。ちょっと熱めのお湯なので,結構暖まる
ちなみに女性専用の足湯もあった。足湯でも混浴はいやだという人がいるんだろうか?
足湯に暖まったところで、せっかくなので駅構内見学。

なんとも風情ある駅だわ。駅のホームがカーブしているのは、この由布院駅が久大本線建設時に何とかして湯布院の街中に駅を作ったため。
地図を見るとわかるのだが、由布院駅はわざわざΩ型に線路を迂回させたところに作られている。

構内の紅葉も綺麗!ずっとぼうっとしていられる構内だな〜
ちなみに駅前にはこんな乗り物が!
8輪のEVバスで、湯布院の市内を循環している。観光客はこれに乗る人も多かった。でも歩いて回っても半日あれば回れてしまうからなあ。

と言うことで湯布院観光を終えたところで、近くにある道の駅湯布院に行ってみることとした。要は時間つぶしなのだが、朝から歩き回ったので疲れが出て眠くなったわけ。
道の駅湯布院は湯布院インターの真ん前にある
ここで仮眠して、飛行機の出発時刻に合わせて出て行けば、すぐに高速に乗れて1時間で大分空港に着けちゃう!ということでしばし仮眠zzz

目覚めたのは15時。飛行機は18:20発なのでまだまだ余裕なのだが、トイレに行った時に地元の人が「あと30分したら渋滞が始まる」と言っていたので出発してしまうこととした。まあ空港なら時間はいくらでも潰せるしね。
ということで帰りは高速で由布岳の脇を通る
ちょっと頭が雲に隠れてしまったけど、裾野の特徴ある原っぱがよくわかる

別府湾を見ながら国東半島に入り、海岸線が見えてきたら空港はもうすぐ!ゆっくり走っていたのに40分ほどで着いてしまった。
レンタカー屋さんの隣がガソリンスタンドなので給油してみると・・・なんと370km走ったのに19リッターしか消費せず、馬鹿高いレギュラー174円/リッターなのに3316円というお会計!この時初めてFITがハイブリッドだったことに気づく(爆)
レンタカーを返して空港に到着したのは16:20頃。さて2時間何をしよう?
まずは腹ごしらえ!
大分名物で鰤のりゅうきゅうというのがあるのだが、そのお茶漬けと魚ロッケというものを注文。お値段両方で1100円
鰤のりゅうきゅう茶漬けは最高だった!おやつの時間に食べるものとしては最適!魚ロッケはさつま揚げコロッケのようなものでこれも旨かった。
腹ごしらえが終わったところで屋上の展望デッキへ
目の前は伊予灘なので,見えているのは四国
ちなみにこの日、秋篠宮殿下が大分訪問していたので、空港の警備がすごかった。SPがあちこちにいるし、海には巡視船。「ブラッディー」が搭乗するころにはSPの姿はなかったので、いつの間にか飛行機に乗っていったらしい(笑)

ということでANA800便は機材到着が遅れて出発時刻が18:35に変更。そして元々B737-800の予定だった機材も

エアバスA321に変更!初めて乗る機体なのだが、このA321は各座席にモニターがついていて快適快適!なんせこのモニター、空路情報以外に映画やTVなども見られるし、空路情報は現在位置だけでなく左右前後の景色の3D地図、さらに前方と下方の搭載カメラ画像も乗客が選んで見れちゃう
もちろん着陸時は機種カメラの映像を楽しむ
と言うことで羽田には定刻から15分遅れの20:05着。帰りはバス便ではなくターミナルに直付けだったのはラッキー!
復路はいつものように東京モノレールで帰ることとした。

モノレールでは一番前の展望席に座ってみた!浜松町駅では頭端ホームを堪能(笑)
浜松町からは山手線〜東武東上線と乗り継いで川越には22:10到着。


さて、今回の旅のお会計を集計してみるとする。
ANA旅作(ANA航空券と宿泊とレンタカー):\46100
川越〜羽田空港間電車:約\2300
レンタカーガソリン代:\3316
レンタカー免責保険代:\1500
地獄巡り:\2000
湯布院駐車場:\600
湯布院湯巡り3カ所:\600
羽田朝飯:\800
なりちゃん食堂:\500
豊後うどん:\1490
空港食堂:\1100
コンビニでビールなどなど合計:約1000
お土産代:\2500

総合計61506円!さらに8000円全国旅行支援でキャッシュバックされるはずなので53506円!安いよなあ〜
そして47都道府県全県に宿泊したという記録も達成!大満足の一泊二日だった

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