Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2019/02/10 21:37更新 

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〜「ブラッディー」の青春18きっぷの旅(佐渡編)!〜

コロナ渦でも 無事に発売された青春18きっぷ。3日分を使って7月に東北旅行を実行した「ブラッディー」だったが、8月連休を前に世間のコロナ感染はどんどん拡大!残り2日分の使い道には悩んでいた。
都会に行くのは避けたいし、かといって何度も訪問しているところも避けたい!
そこで思いついたのは佐渡!新潟までは各駅停車でも7時間あれば行けるし、佐渡はケータイ国盗りの未踏地域!
幸い温泉もあるし、GoToキャンペーンで宿代も3割ほど安くなっている。
ということで「温泉宿に宿泊するだけ」という1泊2日佐渡ツアーを実行したのであった。ではいつものように各駅停車の旅、早速レポートしてみることとする。

8月14日( 金):川越4:51〜5:10大宮5:39〜6:55高崎7:11〜8:17水上8:28〜10:18長岡10:29〜11:29新潟11:45〜新潟港12:35〜15:05両津港〜しいざき温泉ホテルニュー桂

さすがに佐渡に行くとなると船の時間に合わせて行程を組まねばならない。幸い朝一番の埼京線で川越を出ると、新潟港発12:35のフェリーに間に合う。
ということで4:51発の始発に乗る
いつも思うのだが、始発電車なのになんで乗り入れ先のりんかい線70-000系が充てられているんだろう?埼京線七不思議の一つだな
大宮では20分ほどの乗り継ぎ時間があるので、一服してコンビニで朝食を買い込む。

高崎線の下り始発E231系電車に乗って一気に高崎まで向かう。もちろんグリーン車!
買い込んだ朝食をここで一気に食べきって後は寝るだけzzz。高崎までは何度も各駅停車で旅しているのでつまらないのだ。
倉賀野を過ぎて右側に機関車の大群が見えるとすぐに高崎!
高崎では15分ほどの乗り換え時間があるので、駅の外にある喫煙所で一服。喫煙所の場所を把握しておくのも青春18きっぷ使いの極意なのだ。

水上行きは211系電車の4両編成。室内は味気ないロングシートだが、座り心地はいい。
何よりも今でも直流モーターを使ってうなりを上げて走る電車なので貴重な存在。

渋川を過ぎると一気に高低差を上って雄大な景色が広がる。天気もいいし車窓を楽しむのもいい!上越新幹線ではトンネルばかりだからねえ。

水上からは最新型のE129系電車に乗り換え。車内にはロングシートとクロスシート双方があって、気分によって使い分けられる。
いつものように青春18族であふれかえることもなく、密も全くなし!
水上を出発するとすぐに上越国境にさしかかる。下り線は新たに建設された新清水トンネルを通る。ここは元々存在した単線の清水トンネルはそのまま上り線に転用し、下り線のみ新設したので上下線のルートが全く異なるという面白い構造になっている。

よって下り線の湯桧曽駅と土合駅はトンネルの中にあるのだが、上り線は地上にあるという珍しい構造になっている。
土合駅構内は霞がかかって幻想的!
ちなみに土合駅は上り線と下り線の駅の位置が日本で最も離れていることでも有名。多くの観光客がここで降りた。

トンネルを抜けると一気に気温差があるので窓ガラスはこの通り!新潟県側もこの日は最高の天気

越後中里駅の隣にある中里スキー場には、旧型客車を利用した休憩所があり、なんと14両もの旧型客車が保存されている。もちろんこの日は営業していない。

越後湯沢を過ぎると南魚沼。米の名産地とあって一面の田んぼが広がる!
長岡では11分の乗り換え時間で新潟行きの快速に乗り換える。私の記憶が確かなら、この快速には115系電車が使われているはずなのだが・・・

やっぱり!JR東日本にはここ新潟地区に残る7編成が最後となってしまった115系。全車の色が異なる。この色は「第1次新潟色」と呼ばれている塗装で、「ブラッディー」が実物を見るのは初めて。ほかに第2次新潟色、第3次新潟色、旧弥彦色、新弥彦色、70系新潟色、湘南色の6種類がある。
三条付近の一面の田んぼを見ながら新潟へ
115系の搭載するMT54モーターは勇ましい唸りと共に走るので懐かしさ満点!もはやJR東日本ではこの新潟の115系と首都圏の185系、ジョイフルトレイン用の485系しかこの音を聞くことはできない。

新潟到着は11:29!ここから新潟港まではバスの旅。駅前にある有名なバスセンターへ向かう。このバスセンターは行き先別に7つの乗り場がクシ状に配置されていて、バスはバックで入線してくると言う珍しい構造。このバスセンターも廃止されてしまうことが決まっているので、これを見ておく乗っておくというのも今回の旅の目的。

新潟港行きのバスは3番線から発車する。15分おきに出ているので便利便利。バスの中からもこの変わった構造のバスターミナルがよくわかる。
バスに揺られること15分で新潟港に到着。ここのバスの特徴は、各停留所で「しばらく停車」すること。新潟港へ行くフェリー客が乗り遅れてはいけないので、余裕を持ったダイヤ設定にしていて、道路が混雑していてもちゃんと定刻に到着するようになっているのだ。

ということで、新潟港に到着したのは12:00ちょうど。
早速フェリーのきっぷを購入
乗船開始は12:15とのことで、その間にフェリーターミナル内を散策


港湾資料室なるものがあったので見学してみたり、
昼食用の弁当を購入したりして過ごす。
ちなみにこのヒレカツ弁当は540円!安い!

さて、12:15に乗船開始!実は佐渡に渡る楽しみの一つがこの船!青函フェリーに乗って以来2年ぶりのフェリーの旅にわくわく!
一番安い2等にしたのだが、船内はガラガラなので全然大丈夫!しかも

カーペット席と椅子席があったり

こんな感じのフリースペースがあったり、船尾にはステージ付きのイベントスペースまであるので、乗客は各自のスタイルで楽しめる。
「ブラッディー」はもちろんカーペット席の一角に陣を取る。2時間半の船旅なので寝られるスペースが欲しいわけ。

もちろん出港してすぐにデッキを散策。舷側のデッキにも後部のデッキにも自由に立ち入れる。カモメが餌を求めてずっと船の周囲に群れを作っていた。

船尾の航跡が旅情を誘うなあ〜。青函フェリーは船尾には入れないのでこの体験は貴重。跡から出発したジェットフォイルに追い越されたりして興味は尽きない。
船内には喫煙所もあるし、デッキで風に当たるも良し、カーペットで寝るのも良し、フリースペースで勉強している学生なんかもいた。
のんびり行くならやっぱり船旅だよねえ〜
ちなみに船内には有名な「佐渡汽船カレー」が食べられる給食コーナーや売店もあって2時間半の旅は快適快適。この辺は青函フェリーよりも充実しているかも。

出港して2時間半、定刻ぴったりに佐渡の両津港へ到着。両津湾内の水はこんなにきれい!
しっかしこの馬鹿でかい船体をよくぴったり寄せるよなあ。

15:05に両津港着!天気はいいし潮風が気持ちいい〜!
ちなみに翌日は朝9:30のジェットフォイルに乗らねばならないので、前売り券を買っておくこととした。
なんと料金はフェリーの2.5倍!
ただしジェットフォイルの場合は所要時間がたった70分!フェリーの約半分でついてしまうのだ。要は特急料金みたいなもんね。

さて、両津港からこの日の宿であるホテルニュー桂までは2kmほどの道のりなので、どうせなら散歩がてら歩いてみることとした。

昭和を感じさせる町並みや、両津湾からつながっている加茂湖を見ながら散歩!でも暑い!笑

Google先生によるとこっちだというのだが・・・・あ、あそこかな?
ちなみにこの一面の田んぼの真ん中でエンジン付きのドローンを飛ばしている人に出会った。ドローンを使って田んぼの状況を確認しているのだとか。自動車の全幅ぐらいあるドローンは迫力満点だった。
ということでホテルニュー桂には16時到着!
早速チェックインを済ませて部屋へ。どうやら今回の部屋は増築された別館らしい。

部屋の窓からは加茂湖、廊下の窓からは両津湾が一望できる。この日は天気も良くて眺めは最高!

こんな広い部屋に一人で泊まる贅沢!Welcomeスイーツとして水ようかんがあった。これは暑い日にはありがたい
ちなみに朱鷺が見られることもあるらしく、部屋には双眼鏡が備え付けられていた。
さて、この日のコンセプトは「何もしない」(笑)そう、佐渡に初めて来たのだが観光は一切しない!今回の目的は「のんびりと何もしない旅をする」というものなので、温泉宿に来たからには温泉に入るだけ!要は食って浸かって寝る!
ということで早速温泉へ

こちらがこの日の男湯。別館にある大浴場でこちらは新しい。露天風呂の檜がいい感じ。ちなみにこの時間だと誰もいないので撮影してしまった。
お湯は温めなのでじっくり浸かっていても熱すぎずゆっくりできる。こりゃいい!

ちなみに脱衣所のかごには一つ筒タグがついていて、表にはお国言葉、裏にはその訳が書いてある。こういう遊び心もあってかなり好感度高い宿だ!
さて、風呂に入って汗を流してさっぱりしたあとは部屋でまったり!夕食時間は18時なのでTV見ながらのんびり・・・・
そして18時には夕食となるのだが、実はチェックイン時にこんな紙を渡されていた。
ん?ズワイガニの食べ方動画?
それもそのはず、食堂に行って待っていた料理は
これ!
なんとズワイガニが一パイまるごと!!
さすがに食べ方動画を見ていないと食べられん!いつもなら仲居さんがついて捌いてくれながら食べるのだとか。でもコロナの関係で客が自分でやらねばならないと言うことで、動画で説明するという方法をとっているわけ。
でも、おかげでしっかりと身を食べ尽くすことができた!うまいなあ、カニ・・・食べたの何年ぶりだろう。

ほかにも刺身、天ぷら、肉

前菜盛り合わせに焼き魚、新潟名物へぎそばなどなど
「ブラッディー」は銘酒真野鶴の「湧水」という冷酒を発注!
この酒がまたうまいのよ〜!結局酒とこの料理でおなかいっぱいになってしまって、ご飯と味噌汁は遠慮してしまった。

さて、おなかもいっぱいになったところでもうひとっ風呂!
風呂から上がったらビール、そしてTVを見終わったら再び風呂!
ということで就寝は23時zzz・・・旨かった、楽しんだ、気持ちよかった〜

8月15日( 土):ニュー桂8:40発〜両津港9:30〜10:40新潟港10:50〜11:00新潟駅11:07〜12:22長岡〜Cocoro内小嶋屋でランチ〜長岡13:48〜15:46水上15:53〜16:56高崎17:12〜18:33大宮18:41〜19:04川越

この日は基本的に帰るだけ!本当に何もしない(爆)
でも朝は6時に起床して、昨晩は女湯だった本館のお風呂へ。元々本館のお風呂は2つあったものを1つに一体化したように作られている。
本館の露天風呂は岩風呂になっているがさすがに写真は撮影できず・・・。
ちなみに夜のうちに雨が降ったらしい。
風呂に入ったら7時半に朝食。朝食中も10分ほど集中豪雨のような雨が降り、この日の天気はかなり悪くなるという予報。何もしなくて正解(笑)
これが朝食!
納豆などがないかわりに「しそみそ」というものがついている。ご飯の隣のがそれね。これが旨くて帰りにお土産で買ってしまった!
食事が終了したらそそくさと支度。8:40に宿から港までの送迎バスを出してくれるという。
ちなみにこのお宿は本来16150円(入湯税込み、真野鶴の代金別)だが、GoToキャンペーンのクーポンで10550円。10550円ならば満足満足なのだが、ズワイガニが出ると言っても16150円だと高いかな〜

さて、両津港に到着したのは8:50。すでにジェットフォイルのチケットは買ってあるので後は乗船するのみ。この間にお土産を購入
両津港にはこんな大きなお土産街があるので、最後にここで買うのが正解!

7:15出港のカーフェリーを見送りながら、いよいよ人生初のジェットフォイル(水中翼船)に乗船!
このジェットフォイルはなんとボーイング製!文字通り「水中翼」があって船体を水面から浮かせて航行するわけ。

室内もなんとなくボーイング767に似ている。もちろんシートベルト着用が義務づけられる。座席には船内TVの音声を聞くことができる音量つまみがあり、シートに仕込んである指向性スピーカーから音を聞くことができる。
出港してまもなく船内放送で「まもなくテイクオフします」と案内があり、船体が浮き上がるのがわかる。おおっ!まるで飛行機だ!びっくりしたのは港の中にいる段階ですでにテイクオフを始めること。すごい加速力だ。

最高速は80km/hだそうだが、この日は向かい風だったらしく74km/hが最高だった。でも15分前に出港したカーフェリーを10分後には追い越していた。
ということで新潟港まで1時間ほど。あっという間に到着
小樽行きの新日本カーフェリーがお出迎え。
確かに速い!でもどっちかというとのんびりカーフェリーの方が旅情があっていいかな〜。新幹線で移動しているような気分だな。

新潟港から新潟駅まではバスの旅。ただし、帰路のルートでは各停留所での余裕時間は持っていない。新潟駅行きはたくさんの路線バスが走っているので、待つ必要がないのだ。よって10:55には新潟駅に到着。
新潟駅からは12:06発の電車に乗れば川越に19時頃到着できるのだが、1時間前の11:07に乗って長岡駅で1時間の余裕を持つことにした。

出発前にE653系特急「いなほ」や115警鐘難色がいたのでそそくさと撮影!ちなみに湘南色の115系は1000番台車のトップナンバー!
ということでE129系長岡行きに乗車
帰路は往路と同じ行程なので天気も悪いこともあって眠気がzzz
でもこれだけはしっかり撮影!
新潟車両センターにいたE257系の踊り子号用転用車。しかもブルーのラインがまだ入っていない中途半端な改造車!これは貴重!
長岡には12:22着。ここで1時間半ほどの時間がある。実はこの間水上まで直行する電車がないのだ。
つまりここで昼食を摂ると言うこと。向かったのは

駅ビル[cocolo]の中にある小嶋屋というそば屋さん。ちなみに[cocolo]と言う名前はNHKの朝ドラ「こころ」から名付けられている。長岡の花火職人の話が出てくることもあって、駅ビル完成時には臨時快速「こころ」号まで走ったらしい。
小嶋屋は新潟名物「へぎそば」の名店。つなぎに海藻を使っている有名なそば。これを食べずして新潟に来たとはいえない。
注文したのは穴子小天丼付きへぎそば!1705円
緑色の麺がが特徴で、つるつるしていてしかも歯ごたえがすごい。めちゃめちゃ旨いんだ、これが!
さて、腹も一杯になったところで駅構内のお土産屋さんへ
「ぽんしゅ館」の名前の通り日本酒の品揃えがすごい!ここではもちろん「へぎそば」を購入!ちなみに越後湯沢には温泉併設の「ぽんしゅ館」もある。
これ、長岡駅ホームにあった「12両編成停車位置表示」
今ではここに12両編成の旅客列車が来ることはほとんどなくなった。
かつては隠れた夜行列車の聖地で、首都圏発の「あけぼの」「北陸」「能登」「ムーンライトえちご」や関西発の「トワイライトエクスプレス」「日本海」「きたぐに」などがここを通っていた。なんか寂しいなあ。
ということで13:48発水上行きに乗車。さすがに乗り飽きてきたE129系
腹も一杯なのでかなり眠気が・・・でもこれだけは押さえねば!

土合駅と湯桧曽駅!往路ではトンネル内にあったこの両駅は、上りだと地上にある。土合駅は清水トンネルを通過して直後にある駅なので、この通り窓が結露してしまう!
往路は見逃してしまった転車台が右に見えると水上に到着
ちなみに水上駅に到着して最初に思ったこと・・・暑い!さすがに群馬県に入ると暑さが!
そそくさと高崎行きに乗り込む。電車は211系
高崎までの道のりももはや見飽きた光景(笑)高崎から先は電車の本数も多いので一度外に出て一服!
もちろん大宮までグリーン車を使う
この日は土曜日と言うことでかなり混んでいた。
高崎を出発してまもなくEF65501とEF6437を発見!
大宮で川越線に乗り換えるともはやそこは日常!川越着は19:04。ここに各駅停車&船で行く総行程700kmの佐渡弾丸ツアーが終了した。


今回の交通費は青春18きっぷ2410円×2=4820円、グリーン車代800円+1000=1800円、 新潟交通バス代210円×2=420円、佐渡汽船フェリー2550円、佐渡汽船ジェットフォイル6640円で合計16230円
宿泊費はホテルニュー桂でお酒代込み11540円
食費は14日の朝食500円、昼食の弁当540円、15日のへぎそば1705円
合計30515円!これだけ贅沢な飯食って温泉宿泊まって佐渡行って・・・安いよね〜

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