Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2019/02/10 21:37更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜「ブラッディー」の 北海道・東日本パスの旅(青函・松前編)!〜

2019年3月21日の春分の日は木曜日。つまり翌日22日に有給休暇を取れば4連休になるというまさに「有休奨励日」とも言えるカレンダー。しかも「ブラッディー」には19日(火)〜20日(水)には仙台出張の予定が入っていた。ということは2018年7月と同様、「北海道・東日本パス」 を利用すれば、この東北方面行きの旅行が格安で行けるのではないか?と考えたのであった。
この切符はJR東日本とJR北海道、その区域の第3セクターなどが7日間「連続」で乗り放題。お値段も青春18より安い10850円!
第3セクターにも乗れるというのが強みで、これを使えば「青春18きっぷ」では乗れないいわて銀河鉄道、青い森鉄道も利用できる。ならば、仙台出張もこの切符で行って、そのまま北を目指せば一気に青森まで行けちゃうのだ。
青森から函館までは「追加券」なる新幹線も乗れるパスを購入すれば新幹線にも乗れるのだが、これが1日6000円と高い!んで、考えたのが津軽海峡をフェリーで渡ろうという企画!フェリーならば片道1600円で津軽海峡を越えられるのだ。

最終 目的地は「ケータイ国取り」で北海道唯一の未踏の地がある松前に設定! 行きは仙台で仕事をしつつ2泊3日で函館まで渡り、22日1日だけで雄島半島をレンタカーで巡り、最終の新幹線で関東へ帰ってくるという、「行きはカメ、帰りはウサギ」という旅行計画を立てたのであった。

左が「カメ」用の北海道・東日本パス!右は「ウサギ」用の帰りの新幹線トク25きっぷ。帰りの新幹線の切符も25%OFFで購入できるものなので、仙台往復よりも全然安い値段。会社からは仙台往復の切符代が出るので、旅費節約だな〜。


3月19日(火)4:51川越
〜川越線〜大宮5:10着5:36発〜 宇都宮線〜宇都宮6:51着6:59発〜黒磯7:49着7:54発〜東北線〜新白河8:18着8:22発〜郡山9:03着9:25発〜福島10:11着10:40発〜 仙台11:56着12:11発〜仙山線〜北仙台12:17着
通常の仙台出張では9:50川越発に乗って10:30大宮発の東北新幹線「はやぶさ」に乗るのだが、いつもよりも5時間早い出発(笑)
でも、新幹線で出張するときに比べて「旅に出るぞ」と言う気分が高揚するのが不思議!
ということで川越線の上り始発に乗る
7月の時点では川越発の始発電車がりんかい線の70-000型だったはずなのだが、3月16日のダイヤ改正で変わったのかな?
大宮には5:10到着、ここから宇都宮線の5:36発に乗るので、タバコを吸ったりコーヒーを買い込んで待つ。なんせここから郡山まではタバコも吸えそうにないからねえ。

宇都宮線はおなじみのE231系電車。もちろんグリーン車に乗ってゆったりくつろぐ。コーヒーを飲んだらすかさず撃沈zzz
宇都宮到着は6:51.ここで8分間の乗り換え時間でそそくさと黒磯行きへGo!
黒磯行きは205系電車
この電車は元々埼京線で活躍していた車両の改造車。ちょうど通勤時間帯にかかるので車内はかなり混んでいた。「ブラッディー」も途中の宝積寺までは立って乗っていた。
宇都宮には引退した川越線の209系電車が留置されていた。
黒磯到着は7:49.かつてはここから交流専用電車が発着していたのだが、黒磯駅構内の交流、直流切り替え設備が変更になり、車上切り替えが必要になったので
常磐線と同じE531系電車が起用されている
かつては黒磯から郡山まで直行していたのだが、今は新白河で乗り継ぎが必要になる。交直両用電車はコストが高いので、少しでも運用数を減らしたいということらしい・・・。
そしてその新白河には8:18着。駅に到着してみて「なぜ新白河乗り継ぎになったのか?」がわかった。それは・・・

え?行き止まり!?・・・そして行き止まりの先には乗り継ぎ列車の郡山行きが待機している。
そう、元々まっすぐつながっていた2番線線路をぶった切って前後に列車を停車させるという乗り継ぎ形態なのだ。
まあ、1番線と3番線は貨物列車がスルーするので線路はつながっているのだが、何とも悲しいような・・・。奥羽本線の新庄駅のようだ。

ということで8:22発の郡山行きに乗車。電車は東北地区の主役E721系電車。郡山駅到着直前にEH500型電気機関車の901号機を発見!貴重な試作機関車を見ることができるなんてラッキー!
ちなみに撮影できなかったが、EH500型はこの日1号機と2号機も見ることが出来た!こういうことがあるから各駅停車の旅はやめられないのだ。
さて、郡山到着は9:03.乗り換えの電車は?と思ったら、なんと車内アナウンスで「この電車はこのまま9:25発の福島行きとなります」とのこと。
ん?ならば新白河発福島行きにしておけばいいのに・・・
まあ22分も待ち時間があるのでホームの喫煙所で一服。東北地区はまだホームに喫煙所があるからありがたい。
郡山駅構内に残る転車台などを見つつ一服して出発!
この日は安達太良山が綺麗だったな〜
福島には10:11着。仙台行きは10:40発なので30分ほど時間がある。ここでちょっと遅い朝食兼昼食を摂ることに。と言っても時間があまりないので駅ビルにあるロッテリアで軽く済ます。
仙台行き快速シティラビット号は最新鋭のE721系1000番台
ちなみに新幹線だとこの時間に大宮を出発して仙台までに追いつかれてしまう(笑)
地方の電車に乗って思うのは、みんな他人との距離を取りたがると言うこと。クロスシートの通路側に座って荷物を真向かいに置いたりするので、4人がけに1人で座ってしまって他の人が座れない。「ブラッディー」はそういうのが大嫌いなので1人だとロングシートの端に座るようにしている。
ということで仙台には11:56着。
仙台からは仙山線の12:11発山形行きに乗車
なんと、仙台駅の発車メロディがハウンドドッグのフォルテッシモになっていてビックリ!あの音楽を鳴らされて「駆け込み乗車はおやめください」と言われてもなあ・・・「駆け込んでください!」って言わんばかりじゃないか(爆)
さて、目的地の北仙台には12:17着。これで午後の会議に間に合う。ということでここから翌日の定時まではお仕事に専念する。

3月20日(水)17:06北仙台出発〜 仙山線〜仙台17:13着17:42発〜東北線〜一ノ関19:22着19:31発〜盛岡21:02着
二日目の旅は仕事が終わってから。会社の人たちには「仙台出張の帰りに函館に寄って行くよ」と言っておいた(爆)
会議が17時に終わる予定だったので、盛岡着は1時間半後になるはずだった。ところが会議が16時45分に終わってしまったので17:06北仙台発の電車に間に合った!これによって盛岡着も21時2分と大幅に早着できる!
ということで仙山線17:06発仙台行きに乗車。電車はE721系
これで今回の旅で4回めのE721系なのでちょっと飽きた・・・

仙台からは東北本線701系一ノ関行きに乗車!ちなみに左の画像は後ろの2両、右の画像は前の2両。貫通扉の色が違うのがわかる。
実は左の車両は仙台地区に2編成しかいない100番台、右は多数派の1000番台。貴重な車両に乗ったかも!
但し車内はロングシートで味気ないことこの上ない・・・
しかも日没で一気に車窓も真っ暗になったので何もすることなし(爆)まあ、仕事で疲れているので撃沈にはいい時間zzz
一ノ関には19:22着。ここで盛岡行き19:31発に乗り換える。9分あるのでホームで一服

この日は満月!でもさすがに東北の夜は寒い・・・ということで19:31発盛岡行きに乗車!電車は701系だが盛岡地区特有のパープルの帯。
仙台から盛岡まで1回だけの乗り換えで行けるってのが意外。なんせ1時間半づつ、3時間も乗車していたが、かつての特急列車もこの区間は2時間かかっていたことを考えると結構速いかもしれない。ということで盛岡には21:02着。
盛岡到着後はまっしぐらにここへ
じゃじゃ麺専門店のHotJaja!
盛岡三大麺のひとつ、「じゃじゃ麺」は「ブラッディー」の大好物!盛岡に住んでいた5年前、ここの常連だったのだ。今回の旅行で盛岡に止まることにしたのはこれが食べたかったからと言うこともある。

左がじゃじゃ麺。うどんのような麺に辛味噌ときゅうり、にんにくをしょうがを絡めて混ぜ合わせて食べる。これが美味いんだ〜!
食べ終わったら生卵を落としてスープを入れてもらうと出来上がるのがチータンタンスープ。これにさらに味噌とにんにく、塩コショウを入れて味を調えて食べる。このセットで税込み734円!安いし美味いし腹いっぱいになるし、大満足の逸品!
ということで腹ごしらえが終わったらホテルにチェックイン。出張が多いので溜まっていたポイントで東横イン盛岡駅前に宿泊。よってお値段0円!笑

3月21日(木)6:25盛岡出発〜 いわて銀河鉄道〜いわて沼宮内6:59着7:15発〜八戸8:29着8:58発〜青い森鉄道〜青森10:30着〜タクシー〜青森港フェリーターミナル11:35発〜青函フェリー「はやぶさ」〜函館港15:25着15:45発〜北海道観光バス〜函館駅15:56着
三日目の旅は 早起き!と言っても盛岡から八戸まで行く始発電車は6:42発までない。5:50に目覚めて準備をし、ホテルのロビーに下りてみると朝食のパンとコーヒーが準備されていた。もちろんまだ客は誰もいない!ということでそそくさと食べて盛岡駅へ

盛岡駅はこんなに大きな駅なんだけど、いわて銀河鉄道の乗り場はいかにも「間借り」という感じで端っこにある(笑)
もともといわて銀河鉄道は青い森鉄道と共にJR東北本線だったのだが、東北新幹線の盛岡以北が開業したことで第3セクターに転用された。そのおかげで青春18きっぷでは乗れない路線になってしまったのだ。北海道・東日本パスであればこの区間を乗車kすることもできるので、青森までの所要時間をかなり短縮できるわけ。

6:42の八戸行きに乗ればよかったのだが、その1本前の6:25発いわて沼宮内行きに間に合ってしまったので、まずはいわて沼宮内まで行くことにする。

この選択が大正解!4両編成中2両は貴重なクロスシートの701系を連結していた。もちろんクロスシートの西側座席に陣取る。なぜ西側かと言うと、
岩手山が見える側だから!
この日は朝から曇っていたのだが、なんとか見ることが出来てラッキー!
いわて沼宮内は盛岡に住んでいた3か月間通った会社の下車駅。懐かしさを感じながら一服
後続の八戸行きに乗車する。
ここから先は「ブラッディー」もかつて3回ほどしか乗車したことがない区間

かつて蒸気機関車が重連で喘ぎながら登った奥中山は雪景色。701系電車は力強く登ってゆく!ちなみに車内はガラガラ・・・2両編成全体で20人くらいしか客がいない。大丈夫か?いわて銀河鉄道・・・
途中の目時と言う駅からは青い森鉄道になる
ところがこの目時駅、無人駅なのだ。もちろんこの駅が終着となる列車は1本もなく、いわて銀河鉄道と青い森鉄道は相互直通運転をしている。なぜこんな秘境の地が路線の境目かと言うと、「県境」だから。そう、第3セクターは地方行政が運営しているので、県境で路線が変わってしまうわけ。
ということで八戸駅には8:29着。
ここからは同じ701系でも青い森鉄道の電車に乗る。
出発時刻は8:58と30分ほど時間があるので
八戸線に投入された新型気動車キハE130型を撮影したり、一服して時間をつぶす。
ところが、8:40頃に東北新幹線の下りが到着するとのどかなホームが一変!乗り換え客が大挙押し寄せてくる。2両編成の青森行きはこの時点で座席はすべて埋まってしまった。さっきまでのいわて銀河鉄道とは大違いの混雑だ。
ということで8:58に出発した青森行きだが、途中の三沢までは車内を撮影することも難しい混雑。その後も乗ったり下りたりが続き、終着の青森まで立っている人がいないということはなかった。
浅虫温泉付近では海と並走
そういえば東北本線沿線で海が近くなるのは、松島付近とここだけ。意外と海が見えない路線なのだ。
浅虫温泉からは女性アテンダントが乗務して乗客に案内していたが、この辺のサービスもいわて銀河鉄道とは大違い!同じ第3セクターでも経営姿勢が全然違う。
東青森で待機する青函連絡用EH800型電気機関車が見えたら青森駅はもうすぐ!

青森には定刻の10:30着。だだっ広く長〜〜いホームが、かつて上野発や大阪発の長編成特急列車が発着していた時代を物語るが、今は最大でも4両編成しか出入りしない・・・。連絡船への連絡通路がメモリアルシップの八甲田丸に続いているが、今は閉鎖中・・・。
ホームにあったそば屋さんも閉店していて何ともさびしい。北海道新幹線が開業してから初めて青森駅に来たけど、侘しさが10倍増しの状態。

かつての青森駅の栄華を物語る写真の数々が跨線橋に展示されていた。昭和30年代〜50年代はこんな光景だったのだ。
さて、青森から函館へフェリーで渡るには青森駅からちょっと離れたフェリー埠頭まで行かねばならない。その連絡バスの時刻は11:05発11:18着。事前に電話で確認すると「出発の30分前には来てください」とのこと。間に合わないじゃん!
と言うことでなんとタクシーに乗る!
この旅で最も贅沢な瞬間かもしれない(爆)青森駅から青森港フェリーターミナルまでの所要時間は約15分。料金1400円也。無事に11時前にはフェリーターミナルに到着

早速乗船手続きをする。住所などもちゃんと記載しなければならない。沈没した時に身元不明になっちゃうからねえ・・・乗船料金は1600円!安い!

これが乗船する「はやぶさ」号。新幹線はやぶさと同じ名前だが速度がまるっきり違う(笑)ビックリしたのは車と人の乗船口が同じと言うこと!
実は30年前にもここからフェリーで北海道に渡ったことがあったのだが、その時は車で乗りこんだので徒歩での乗車は初めて!
11時ジャストの乗船開始ということで「ブラッディー」が1番乗り!では、早速船内を案内してみよう

乗船するのはこの車両積載甲板から。右手の階段(かなり急!)を登ると2Fの後方デッキに出る。このデッキから室内に入ると客室がある

客室は用途に合わせてたくさん用意されており、トラックドライバー用の寝台個室や右のようなカーペット敷き自由席、

バリアフリーの優先席はソファとカウンター、3Fには椅子の席がある。すべて自由席。
他にグループ用の個室(指定席)もあったりして、ニーズに合わせて席を選ぶことができる。
喫煙室やシャワー室も完備されているし、各部屋にはTVモニターも装備されている。快適快適!
しかもこの日はガラガラ!休日だというのに・・・。全部で50人くらいしか乗っていなかったような気がする。
ということで「ブラッディー」は

このカーペット席1室を1人で占領(笑)ちょうど放映していたNHK朝ドラ「ひよっこ総集編」を見ながら、函館まで4時間の旅に出発!
このカーペット席、枕のようにあつらえた壁際のクッションが居心地いい!ここに頭を乗せて寝転んだり、腰を当てて壁に寄り掛かったりできるのだ。これは優れもの!
でも・・・さすがに4時間乗るとなるとかな〜〜り暇!ってことで
ごらんあれが竜飛岬北の外れと〜♪
と津軽海峡冬景色を口ずさみながらデッキに出てみたり
大間の岬を見ながら「マグロくいてえ」と思ったり

海峡を渡る際の荒波を乗り越える姿を楽しんだりして過ごす。実は航行中はデッキには出ないで下さいと書いてあったのだが、船内にいたら塩の匂いがかげないじゃん!
ちなみに青函航路の場合、青森側は津軽半島と下北半島に囲まれた湾内だし、函館側も函館山と松前半島に囲まれた湾になっているので、実は4時間のうち3時間は湾内を航行するのだ。よって本当に波が荒くなるのは1時間だけ。
ということでひよっこ総集編を前後編とも見たら時刻は15時!

右に函館山、左に工業地帯が見えてくると函館港はもうすぐ!フェリーは定刻の15:25に函館港に接岸する。ホント、時刻に正確なのにはビックリポンだ!曇っていたのがちょっと残念だったが、のんびりと4時間かけて津軽海峡を渡る旅、充分に堪能した。
新幹線が1時間かかって7000円と言う値段を考えると、4時間1600円ってのは格安なんじゃないかなあ。
ちなみに乗船は船尾からだったが、下船は船首から!
この方法によって車は前進で入って前進で出てくることができるのだ。なお、乗船も下船もクルマが優先!そりゃそうだよね。車が乗り降りしている横を歩くのは危険だもんねえ。
さて、船を下りてまっすぐに待合所まで行くと
そこには北海道観光バスのバス停が!
しかも船の時間に合わせて時刻が設定されているので、下船してから5分でバスに乗り込むことができる。
このバスで函館駅まで行くと所要時間11分、たった200円!これは便利!
ということで函館駅には16時前に到着!
ちなみにホテルでパンを食べてから、フェリー船内でカップヌードルを食べただけだった「ブラッディー」は腹ペコ!
ホテルにチェックインする前に

まずはラッキーピエロ函館駅前店で腹ごしらえ!もちろん名物のチャイニーズチキンバーガーセットを発注!
函館にしか存在しないこのチェーン店、「ブラッディー」は函館に来たら必ず立ち寄るのだ。このチャイニーズチキンバーガーは簡単に言えば鳥のから揚げに甘辛ダレを付けたものをバンズで挟んだバーガー。かなりのボリューム!しかも付け合せのポテトにも特製のたれとチーズが掛けてあって実に美味い!お値段は税込み734円。本州に進出して欲しいとも思ったりするが、注文してからできるまで時間がかかりすぎるので、人口が多いところでは展開は無理かも。ま、函館でしか食べられないという貴重さがいいんだよね。
さて、腹いっぱいになったところでホテルにチェックイン。今回は函館駅に近い東横イン函館朝市。なんとこの日は休日なので1泊3040円!さらにこの日は木曜日だったので
なんと夕食に無料カレーがついていた!
なんでも冬季の火、水、木の限定サービスだそうで、数ある東横インの中でもこの夕食サービスがあるところなんて初めてだ!
さらに東横イン名物の朝食無料サービスもついているので、1泊2食付3040円で宿泊したことになる。すごいコストパフォーマンス!

さて、チェックインして部屋に入ったところで「ブラッディー」を睡魔が襲う!まあ5時半に目覚めてからワクワクしっぱなしで寝てなかったからねえ〜
ということで大相撲を見ながら撃沈zzz・・・目が覚めたら相撲は終わってた(爆)
実はこの日の夜は函館山の夜景を見ようと思っていたのだが、17時ごろから降り出した雨と強風の影響で函館山ロープウェイは運休!観光バスも3月まで運休なのでやることがなくなってしまった。
7時から↑のカレーが提供されるので、まずはカレーを食って腹ごしらえし、その後は雨の函館散策に出かけることとした。

まずはライトアップされた摩周丸を見学!もちろん館内には入れないが、夜の摩周丸を見るのは初めて!もちろん人っ子一人いない
摩周丸の埠頭から見た元町方面
急な坂が函館山に続いているのが良くわかる。中腹より上は霞んでいて全く見えない。これでは函館山からの夜景も無理だわなあ。

こちらは有名な赤レンガ倉庫と明治館のライトアップ!雨が降っているので逆に路面にライトアップが反射して綺麗!
どこかの居酒屋に入ろうかなあと思ったのだが、チャイニーズチキンバーガー食ってカレー食ってその上海鮮まで食ったらデブ一直線!

ということで北海道限定醸造のサッポロクラシックでも飲みながらイチロー引退試合を見て過ごすことにする。
なんせこの日のイチローフィーバーはすごかったので、興奮のまま寝落ちしてしまった(笑)

3月22日(金)7:42函館出発〜 道南いさりび鉄道〜五稜郭7:47着7:52発〜はこだてライナー〜新函館北斗8:09着〜レンタカー〜江差観光〜松前観光〜吉岡・福島観光〜江差線廃線巡り〜新函館北斗18:36発〜東北新幹線はやぶさ42号〜大宮22:38着22:51発〜川越線〜川越23:13着
四日目の旅はレンタカーで雄島半島を回る旅!実はケータイ国取りゲームの中で、北海道で唯一残った未踏地がこの地域!ここを回れば北海道制覇となるのだ!
前日は2度にわたってよく寝たので、この日は7時ジャストにお目覚め!せっかく函館にいるのだから朝市に行こうかなとも思ったのだが、ホテルの朝食が無料なのと、ランチは松前で海鮮を食べようと思っていたのでここはコスト優先!ホテルの朝食をささっと平らげて函館駅に向かう。
札幌行き特急北斗号を見送る
ちなみに3月16日のダイヤ改正で北海道内の特急列車から車内販売がなくなってしまったとのこと。高校生の頃の北斗号には食堂車もついていたのでなんとも寂しい限り。
さて、レンタカーは新函館北斗駅前で借りるので、ここから新函館北斗までは列車で行かなければならない。直行する「はこだてライナー」に乗れば乗り換えなしで行けるのだが、「ブラッディー」は隣の五稜郭まで

道南いさりび鉄道の気動車に乗ってみることとした。道南いさりび鉄道は北海道新幹線開業で五稜郭〜木古内感が第3セクター化された旧津軽海峡線。全線電化されているが国鉄時代のキハ40型が活躍中

先頭車両は「ながまれ号」というイベント用車両!もちろんそっちに乗ってみたが・・・あまり普通の車両と変わらない。
但しボックスシートにはこんなものが
たぶんこれ、テーブルを取り付けられるアタッチメント。イベント列車で使う際にはここにテーブルを装着して車内で飲食できるようにするんだろうな。
さて、時刻通り出発したキハ40はあっという間に隣の五稜郭に到着
構内にはDF200型ディーゼル機関車が待機中
どうもあまり貨物列車がいない時間帯だったようで残念・・・いつもならば本州からの貨物列車がたくさんいるはずなのだが。

ということで続いてやってきた「はこだてライナー」に乗り継ぐ。ロングシートの車内は味気なく、乗客も「これで採算成り立つの?」と言うくらい少ない。
平日のこの時間帯ならば通勤通学客がもっと乗っていてもよさそうなものだが・・・

五稜郭機関区のDF200型やEH800型機関車を見たり

松前半島の山々や、七飯から分岐する函館本線の短絡線を見ながらあっという間に新函館北斗に到着。
ちなみに右の画像の函館本線短絡線は、特急列車などのためにバイパス線として建設されたのだが、新幹線の駅が旧渡島大野に建設されることとなって新しいほうがサブルートになってしまったという経歴を持つ。だから電化された本線よりも非電化の短絡線の方が立派な高架になっているわけ。
新函館北斗駅で外に出たのは初めてだけど・・・まあご立派な駅なのに周囲に何にもない!
まずはそそくさと駅前のトヨタレンタカーへ直行!ちなみに函館を出るときはあんなに晴れていたのに、新函館北斗では雨!
この日、天気が目まぐるしく変わるのにはビックリ!なんせ晴れ、曇り、雨、みぞれ、雪、雹、あられと天気の見本市に様な変わりよう!しかも強風なので寒い寒い!厚手のコートを持ってきていて大正解!
ということでレンタカーを借りてまずは江差へと向かう。新函館北斗から江差までは約60qの道のり。ナビでは2時間かかると言っているが、北海道では1分1qがデフォルトなので1時間もあれば着いてしまいそう。
こんな感じの道がずっと続いてる
この間、山間部を抜けるのだが峠もきつくないし道幅も広いし、スピードを抑えるのが大変!走り出してから40分もすると
日本海側に到達!
しっかしこの日の強風はすごかった!なんせ海岸沿いの道を走っていると塩が叩きつけてきてガラスが真っ白になっちゃう!恐るべし冬の日本海!

ということで最初の目的地である開陽丸記念館に到着!ところが・・・休館日?
実は休日の翌日はお休みなんだとか・・・残念・・・だけど

屋外展示物の開陽丸レプリカと海中から引き上げられた大砲は見学することが出来た!メカ好きとしてはこれで大満足!
ちなみに開陽丸は幕末の戊辰戦争で江戸を追われた榎本武揚や土方歳三が乗船して函館に逃げ延びた時の幕府の軍艦。五稜郭も見学したことがあるので、これで戊辰戦争最後の激戦地函館の歴史遺産をすべて見たことになる。
しっかし・・・この日の風の強さには参った!海から吹きつける風の冷たいこと冷たいこと!冷たいというより・・・痛かった!
ちなみにかつて地震と津波で大被害を受けた奥尻島には、この開陽丸記念館の近くから船で向かうのだ
防波堤を乗り越える波の高いこと高いこと!
次に向かったのは旧江差駅。江差線は2014年の北海道新幹線開業とともに廃線となった路線で、木古内からこの江差まで走っていた路線。廃線後5年経った江差駅は

末端線路とモニュメントだけ残されていた。なんと駅舎のあったところには集合住宅が!すごい立地だぞ、これ!


と言っても盛岡から八戸まで行く始発電車は6:42発までない。5:50に目覚めて準備をし、ホテルのロビーに下りてみると朝食のパンとコーヒーが準備されていた。もちろんまだ客は誰もいない!ということでそそくさと食べて盛岡駅へ

でもすぐ前には江差駅資料展示館と言うのがあって、現役当時の数々の展示物が置いてある。
地域交流館も兼ねているので、「グラス、欲しい人はどうぞ!」とか地域の人たちのリサイクル広場にも使われているようだ。

さて、江差を出発したのは10時。ここからは一気に雄島半島最南端の松前を目指す。距離は60q。またまた1時間ほどで到着できそう。
江差から松前まではずっと日本海沿いの海岸を走ることになるので
こんな感じの雄大な景色を見ることができる

途中にある道の駅では今夏雄大な光景を見ることもできる!しっかし・・・右と左で全く天気が違うぞ!

こんな感じの北海道らしい光景や、強風を利用した風力発電設備の林立する中を南下すると、11時ごろに松前市内へ。
「ブラッディー」がまず向かったのは道の駅北前船松前。というのも、朝7時にホテルで軽食を食べただけなので腹減った!
実はこの道の駅の中にあるレストランには
1日5食限定と言う「海鮮バラチラシ」と言うメニューがあるのだ。お値段980円
なんせマグロ、サーモン、イカ、エビ、タコがふんだんに入って、ジャガイモ入りのあら汁がついてこのお値段!
正直言って観光客目当ての函館朝市で1600円以上出して海鮮丼を食うよりもはるかに美味しいしお得!満足満足!
腹ごしらえが終わったところで松前の街を散策。実はここ、桜のシーズンになると観光客が大挙して押し寄せるのだ。理由はこれ

松前城!本当の名前は福山城と言う。城内には桜がいっぱい!まだこの時期ではつぼみにもなっていないが、満開になるとすごいらしい。
さらにここは北海道唯一にして日本最北端の日本式天守閣を持つお城。残念ながら戦後に火災で焼失してしまって現在の天守閣は復元されたものだが、それでもかつての姿を今の世に伝えている。入場料360円で3階建の天守閣に登ることができるし、かつての城主の系譜や蝦夷地の武士の姿の絵などの展示を見ることができる。

続いて向かったのは旧松前線の終点、松前駅の跡地。ところが・・・行ってみたら
こんなものが立っているだけで鉄道の面影は何もない・・・
仕方ないのでここで松前を後にする。松前漬けを買って帰ろうかと思ったが、店の前には路駐の車がたくさん・・・
続いて向かったのは北海道最南端の白神岬。もちろん海岸沿いを反時計回りに進む。と、途中でこんなもの発見
これ、旧国鉄松前線の橋脚の残骸
松前駅はあんな感じだったが、松前線の遺構は至る所に残っていた。これが見られただけでも良しとしよう。

白神岬には展望広場と灯台がある!
岬の向こうには津軽半島の最北端竜飛岬が見える
距離にして18q程なんだとか。この時間、雨も雪も止んでいたものの岬の突端なのでまあ寒いこと寒いこと!5分もいることが出来ずに退散(笑)
さらに雄島半島を今度は北上してゆくと、「トンネルメモリアルパーク」なる看板を発見!ちょっと寄り道してみると

モニュメントとトンネル内で使われていたバッテリーカーが展示されていた・・・がそれだけ(笑)ちなみにこの真下を青函トンネルが貫いている。
実はこの近くにかつての吉岡海底駅につながっている坑道があり、その出入り口にもなっているらしい。

続いて向かったのは青函トンネル記念館。ここは入場料400円で入ることができる。ちなみに近くにある横綱記念館とセット入場券だと700円。この福島と言う地区は横綱千代の富士の生誕地でもあるのだ。
青函トンネル記念館の中には青函トンネルを建設するきっかけとなった洞爺丸事故の記録や、青函トンネル建設の難航工事の記録、その設備などが展示されている。トンネル記念館らしく、館内もトンネルの中のような構造になっている。

掘削機や深海探査船の現物も展示してある。

続いて向かったのはその青函トンネルそのもの!と言っても中に入ることができるわけではないので、外から施設を見ることが出来るところ2か所を巡る。

まずはこの展望台!ここに登ると右の画像のように青函トンネルの北海道側出口を見ることができる。コンデジ撮影なので12倍ズームを目いっぱい使ってもこんな感じ。
この時時刻は13時15分。ここに掲示されていた看板を見ると13時20分に下りはやぶさ11号が通過するという!じゃあ待ってみよう!
ところが・・・いくら待っても全然来る気配がない・・・ん?なんで?
実は・・・そう、3月16日にダイヤ改正が行われた際に青函トンネル内の最高速度が160q/hに引き上げられたので、通過時間が早まっていたのだ・・・残念
しかもこの時間、雪だか雹だか何やら強風にあおられて叩きつけられれるような天気になってきたのでそそくさと退散・・・。

続いて向かったのは道の駅知内。ここには新幹線の信号所があり、その前に展望台があるのだ。
青函トンネルの前後には信号所があり、貨物列車が新幹線を対比することができるようになっている。
よって真ん中の本線は三線軌条で両側の待避線は狭軌になっている

さて、青函トンネル見学もこれで終わり。続いては木古内まで北上して旧江差線廃線跡を巡る旅。5年前に廃線になってからどういう状態なんだろう?

最初に向かったのは渡島鶴岡駅跡。ここは鶴岡公園内にあり、現在はトロッコ列車の発着場になっていることもあってほぼ現役当時のまま残っていた。木古内駅からの線路も、踏切区間は線路が撤去されているが、ほぼ全線そのまま残っている感じ。
続いては吉堀駅跡
ここはホームと車掌車改造の待合室が残っていたが、周囲には建設資材が運ばれていて近いうちになくなりそうな気配

その後天ノ川駅跡まで行ってみたのだが、途中鉄橋などの施設はそのままレールと共に残っているのに、駅があったところはことごとく取り壊されていて面影なし!
そして「列車の駅ではないけど駅があった」と言う有名な天の川駅は

影も形もなくなってた・・・
ちなみに「天ノ川駅」と言う駅は元々存在しない。江差線の隣を流れる川が「天野川」と言う川なのだが、「天ノ川」と通称で呼ばれている。その天ノ川と並走しているこの場所に作られた「駅を模したモニュメント」だったのだ。つまり一度も列車は停車したことがないという駅。
江差線が廃線となったことでこのモニュメントも取り壊されてしまった・・・。
ということで江差線廃線巡りもここで終了。ここからは木古内駅へ戻って、ひたすら函館方面へと変えることになる。
木古内駅の前にある道の駅に立ち寄ってお土産を買い込んだり、

津軽海峡線の貨物列車を見たり・・・        対岸の函館山を見ながら向かったのは

旧茂辺地中学校グラウンド跡地に展示してある北斗星の車両!さすがに引退後5年経過しての屋外展示なので傷みが激しい。
展示してあるのはオハネフ25-2とスハネ25-501.どちらももちろんJR北海道の所属だった車両。
残念ながら平日のこの日は車内公開はされていなかったが、BコンパートとBソロ、ロビーの施設は現役当時のまま保管されているらしい。

ということでこの日の目的地はすべて制覇!新函館北斗駅に戻ることとする。時刻は16時ごろ。まだ時間があるし11時に松前でランチを食べただけだったので若干お腹が空いてきた!
立ち寄ったのはハセガワストア大野店
ハセガワストアは函館周辺に展開する地元のコンビニエンスストア。実はここのやきとり弁当が知る人ぞ知る名物なのだ。
店内にはこの焼き鳥を焼くブースがあって注文を受けてから焼き始める。

店内で調理されたお総菜や焼き鳥をテイクアウトできるようになっているし、イートインで食べてゆくこともできる。

これが「ブラッディー」の注文したやきとり弁当(小)480円!やきとりと言っても使っているのは豚肉。小でも十分な量!海苔も美味いんだ!
さて、新幹線乗車前の腹ごしらえも終わったところでまずはレンタカーを返却に行く。
この日の走行距離は300q。給油してみるとたった16リッターしか入らなかった!お値段2200円。いつもながらVitzは燃費いい
新幹線出発の18時40分までは時間があるので、駅構内のお土産屋さんでお土産を買い込む。が・・・北海道ではお土産屋さんでお土産を買うよりもコンビニとか待ちの中の普通の店で買ったほうがいいものが見つかる。
なんせこのご当地サイコロキャラメルは170円!
他にもバターキャンディとかミルクキャンディなどは一袋100円だし!企画されたものよりも、ご当地でしか買えない物の方がいいし、何よりも安い!

ということで上り東京行き最終となるはやぶさ42号に乗車!帯の色はピンクだからJR東日本のE5系。どうせならJR北海道のH5系に乗ってみたかったが・・・。
ちなみに車内はガラガラ!新函館北斗から新青森までの間、「ブラッディー」の乗った4号車は乗客がたった10人ほどだった。
JR北海道は札幌延伸した際の経済効果を見込んでいるそうだが、現在の特急北斗が7両編成でも結構空いていることを考えたらちょっとやばいんじゃない?
さて、ここから大宮までの所要時間は4時間!青函フェリーだと青森までしか行けない時間(笑)
でも、新幹線の4時間の方がはるかに長く感じたのは気のせいだろうか?川越到着は23時13分・・・18時まで函館にいたのにねえ〜


今回の旅で 「ブラッディー」が使った旅費交通費は、北海道・東日本パス10850円、青森でのタクシー1400円、青函フェリー1600円、函館市内のバスが200円、東横イン函館朝市が3040円、レンタカーは7020円、ガソリン代が2200円。合計でたった26310円!
食事代はじゃじゃ麺734円、ラッキーピエロ734円、松前の海鮮チラシ980円、やきとり弁当が480円、フェリー内のカップラーメンが170円(笑)、合計3098円!
まあ、チープな旅行だなあ〜

旅行記トップへ

inserted by FC2 system