Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」の四国未踏地巡りの旅!〜

2018年の8月連休は暑すぎてどこにも旅行しなかった「ブラッディー」。そう、混んでいる夏休みにわざわざ混んでいるところに行く必要などない!
そこでその代わりと言ってはなんだが、9月には3連休も2回あるので前にも一度乗ったことのある寝台特急サンライズで四国と山陰を回る旅を計画してみた。ケータイ国取りとコロプラの未踏地が四国と山陰にはまだ8か所ほどあるというのも理由の一つ。
思い立ったときには既に8月末・・・プラチナチケットとして有名なサンライズ号のチケットが
なんと手に入ってしまった!
9月9日は日曜日。10日の7時過ぎに東京に着くならばそのまま出社もできちゃう・・・けど有給取りましょ!
ということで9月7日(金)から9月10日(月)まで3泊4日の四国山陰弾丸ツアーを計画したのであった。


9月7日(金)16:00川越出発
〜18:00東京発「のぞみ121号」〜 岡山21:19着
この日、仕事を午前中で切り上げて自宅に戻った「ブラッディー」は準備をして再び16時に自宅出発!この日は岡山まで行って宿泊する行程のみ。
実はこの日出発の当初の予定は「サンライズ瀬戸」で高松まで行くという計画だった。しかし人気のサンライズ号の寝台券が確保できず、一度断念。直前にみどりの窓口で確認したところ、なんとA寝台ならば空きが出たという話もあったのだが、値段の高さに断念・・・。この決断が後に悔やまれることになってしまったのだ。
東京駅では駅そばで腹を満たす。かき揚げ冷やし蕎麦美味い!

乗車する「のぞみ121号」は変わり映えのしないN700系。但しJR西日本の車両!車内のメロディが「いい日旅立ち」になっている。ある意味貴重なのでラッキーとしておく。
しかも3泊4日の行程をこのリュック一つで賄ってしまう「ブラッディー」(笑)
さて、新幹線の旅は全くつまらないので撃沈zzz。気が付いたら名古屋。出張で通いなれた名古屋なので条件反射的に目覚めてしまう。
名古屋〜京都間はかつても良く乗った道のりなのだが、京都以遠はなかなか経験が少ない。ただ、外は真っ暗なので実につまらない。
ということで
岡山には定刻の21:18到着
宿泊する東横イン岡山西口公園は駅の目の前。チェックインはいつでもできるということで、まずは岡山駅で撮り鉄!
岡山駅と言うのは陰陽連絡のメインルート伯備線が分岐するし、四国連絡の瀬戸大橋線も分岐する鉄道の要衝。各路線の列車が新幹線からの乗り換え客を待っている。

伯備線経由で出雲市へ行く「やくも」。国鉄時代の381系電車が今も使われている貴重な列車。
この日も雨による遅れが発生していたが、翌々日にこの列車の運行状況に翻弄されることになるとは・・・・

瀬戸大橋を通って四国の高地まで行く「南風」JR四国の誇る2000系振り子式気動車で運転されている。
この列車に翌々日乗ることになっており、振り子を効かせながら大歩危小歩危を通るのを楽しみにしていたのだが・・・

津山線のキハ47型気動車。国鉄時代の車両で、翌々日の目的地「津山鉄道まなび館」へ向かうために乗る予定・・・・だった

左はJR四国の最新鋭特急電車8600系。振り子ではなく空気ばね傾斜装置を備えた車両。蒸気機関車がモチーフだと言うが・・・なんかダサイ
右は岡山地区のローカル電車を担当する115系。国鉄時代の製造で40年選手。そろそろ引退か?と言われているので、このまっ黄色は鉄道ファンの間で「末期色」と言われていたりする。
ということでたった30分ほどの間でもこれだけの車両を見ることが出来てしまう岡山駅。
充分に楽しんだのでこの日はホテルに帰っておとなしく寝ることとする。

9月8日(土)6:00起床〜 岡山7:10発マリンライナー7号〜高松8:08着〜レンタカーで国取り巡り〜四国鉄道文化館〜再び今後はコロプラ巡り〜下灘駅〜高知着19時
2日目の旅は 四国未踏地巡り!四国にはケータイ国取りの未踏地が3か所(高松、美馬、阿波)とコロプラの未踏地3か所(東予、八幡浜、宿毛)があるので、ここをこの1日で一気に回ってしまおうという計画。場所が場所だけにレンタカーを半日調達し、高松から反時計回りにぐるりと四国を回って高知でレンタカーを乗り捨てるという12時間500qの強行軍
その途中、伊予西条には四国鉄道文化館があり、八幡浜へ行く途中には「夕陽の綺麗な駅」として有名な下灘駅がある。ここは立ち寄らねばなるまい。
ホテルの朝食を6:30に掻き込んだ「ブラッディー」はすぐ目の前の岡山駅へ。
なんと駅にはちょうどサンライズ出雲号が!
あの電車に帰りは乗るんだなあなどと思いながら見送り・・・したが、サンライズを目にするのはこれが最後となる羽目に・・・
マリンライナー7号の出発まで時間があるので、その間は再び撮り鉄。

左はキハ187系「スーパーいなば」。JR西日本の振り子式特急電車だが、平板で安易な造形が大嫌い
右は213系近郊型電車。瀬戸大橋線開通当時は快速マリンライナーとして四国に行っていた車両だが、現在は宇野線のローカル電車となっている。

こちらはかつて京阪神新快速電車で活躍した117系電車。都落ちして「末期色」に!
左は0番台、右が100番台で窓の形状と台車の形状が違う。ちなみにこの時間帯、さらに1本の117系が来るので岡山所属の117系5本のうち3本を見ることができる。

左は115系の先頭化改造車クモハ114型。115系のオリジナルとは似ても似つかない造形。「末期」だねえ(笑)
右はJR西日本のローカル用気動車キハ120型。短い車体が特徴でいかにも「閑散線区用ですよ」という感じ。こちらも津山線を走っている。

と言うことで一通り撮り鉄が終わったころに快速マリンライナー7号が入線。この列車は前後の顔が違う5両編成。
前3両はJR四国所属の5000系電車、後ろ2両はJR西日本所属の223系5000番台電車。
実は「ブラッディー」はサンライズ瀬戸が確保できなかった代わりにこんなチケットを手に入れていたのだ。
1号車1番A席の展望グリーン車席
そう、この鉄仮面みたいな先頭グリーン車の最前列を確保したのだ!

運転席の真後ろでしかもこの日は「ブラッディー」一人だけしか乗っていなかったので貸切!こりゃ好き勝手に動ける!
ちなみにシートはグリーン車らしいふかふかのリクライニングシートで、JR東日本のグリーン車よりもクッションが厚い。指定席なので座席の取りあいはしなくて済む。座面スライド機構も内蔵している。ビックリしたのはこれ

肘掛収納テーブルとブランケットの備えまである!ブランケットは女性にはありがたい装備だろう。
これは高松までの1時間が楽しめそうだ
展望席以外は2階建て構造になっている。

2階席はグリーン席で1階席は普通席。どちらも指定席。つまり先頭車の1号車だけは全車指定席になっているわけ。
普通車指定席が510円でグリーン席は980円。ならばグリーン席の方が絶対に位と思うのだが・・・
2号車〜5号車の4両は京阪神地区と同じ転換クロスシートの車両の一般自由席。こちらは通勤通学客も乗るのでかなり混んでいた。

さて、マリンライナー7号は定刻に岡山を出発!岡山市内は高規格の複線高架線路になっているが、茶屋町までは昔の宇野線なので時々単線線路になったりする。同じ路線なの?と思うくらいめまぐるしく景色が変わる

児島を過ぎるといよいよ瀬戸大橋線として30年前に開業した新路線へ。右から高速道路が寄ってきてトンネルと抜けると

瀬戸大橋に突入!高速道路と高規格鉄道路線が併設している橋はここと関空大橋のみ。関空大橋は鉄道と道路が並走しているが、こちらは上下立体式。レインボーブリッジのゆりかもめのようなイメージ。
瀬戸大橋だけが有名だが、実際は予島などの小さな島を転々と結んでいる路線なのでカーブもある。

もちろん左右の車窓からは瀬戸内海の島や船を一望できる!でも車で走るよりもちょっと解放感はないなあ。
この辺でちょっと空に注目!なんだか黒い雲が上空を覆っている。

四国本島に上陸すると高速道路が左にそれてゆき、坂出に到着。この頃から雨が降り出し、高松到着のころにはどしゃ降りに!讃岐富士も霞んでしまっている。

と言うことで高松には定刻の8:08到着!かつての宇高連絡を思わせる頭端式ホームが特徴!ここでケータイ国取りの高松を制覇!
隣に並んでいるのはJR四国の7200系電車。元国鉄121系電車を更新した車両。
構内にはかつて宇高連絡船内で営業していたという「連絡船うどん」の店がある。
では早速JR四国の車両たちを撮り鉄。

こちらはJR四国初の特急型電車8000系。予讃線の特急用で前後の顔が全く違う。これは付属編成を併結した際に前後が流線形になって編成美が保たれるというのが理由なのだが、平板な貫通前面はなんとも味気ない。

こちらはローカル用の7000系電車と1250型気動車。どちらも単行運転が基本で、乗客が少ないJR四国を象徴したような車両。なんだか私鉄みたいだな。
こちらは113系電車
JR東日本から113系電車を譲り受けて大改装した車両で、元々の113系の面影はあるもののほぼ別物!3編成会ったが1編成が廃車となって残り2編成と言う貴重品。
7000系電車と並んでいるのはN2000系特急気動車
高徳本線の特急うずしお用に増備された車両で塗装色が南風用と違う。7000系と並ぶとその低重心構造が良くわかる。

さて、ささっと15分高松駅にいただけでこれだけの種類の車両が来るというのがすごい。でも先を急ぐのでこの辺で列車の旅とはお別れ。
ちなみにこの時、駅の案内放送で「土讃線特急しまんと号は大雨の影響で高知行きから阿波池田行きに変更します」と言っていたのが妙に耳に残った…そしてその予感は的中する。
さて、今回もVitzをレンタル!
但し、今回借りた車両はなんだか低回転でのエンジン音がガラガラ言っていてあまり調子よくなかった。よってSレンジをどんどん使って回転数を高めにキープして走るようにした。結果・・・高知で返却する際にはやたら調子よくなってたぞ(笑)
高松を出発した「ブラッディー」はまずは美馬市、阿波市の国取りのため一気に南下する。ナビの到着予想では美馬市役所まで1時間半かかると言っていたのだが、そんな時間は掛けられない(笑)

でも高松市内を抜けてしまうと信号もほとんどない一本道なのでどんどん到着予想時刻は短縮され、美馬市に到着したのは9時。すぐ隣には阿波市との境界線があるので阿波市も制覇!ちなみにこの頃はまだ雨は小降り
と言うことでここは観光目的ではないので、さっさと退散して高速で西へ向かう。目指すは伊予西条の四国鉄道文化館!
四国の高速道路は1車線の道が多い
でもけっこう飛ばしている人が多くて余り苦痛は感じない。時折現れる追い越しレーンも使いつつ、四国自動車文化館に11時までには到着するという目標を達成すべく爆走する。
ちなみに伊予西条に行く途中で「川之江東〜大豊間雨通行止め」の標識が・・・先ほどの土讃線特急区間運休と同じ場所。なんだかやな予感が・・・
まあ、この日は松山方面に行くので特に問題なし。例によって到着予想時間を30分ほど縮めて伊予西条には11時に到着!

これが四国鉄道文化館の北館。レールが館内につながっているのがわかるかな?この先には動態保存機のDF50型1号機があるのだ。
文化館北館の隣には新幹線の生みの親、十河信二国鉄総裁の記念館が併設され、その隣には伊予西条の駅舎がある。
ちなみに「北館」と言うからには「南館」もあるわけで、この伊予西条駅を挟んで南北に2等の記念館があるのだ。入場料は両方で300円(JAF割引で240円)と格安!
駐車場を挟んで向かいにはお土産屋さんもあって、四国の鉄道のGoodsが取り揃えてある・・・が、なぜかJR東日本の新幹線Goodsのほうが多かったのは笑えた。
さて、早速北館から見学開始!

館内でまず目にするのがなんと言ってもこのDF50型ディーゼル機関車の1号機!車籍を有しているのでまだ本線走行も可能!
運転席内にも入ることができるし、台車なども間近で見られる。現役車両にこれだけ寄れるのはなかなかない。
0系新幹線はカットモデルで、室内も退役当時のリクライニング仕様。よって保存価値はちょっと少ないかも。

他にも伊予西条駅周辺のジオラマや、現役時代のヘッドマークや行先表示板、タブレット交換機なども保管してある。
さて、北館はこの辺にして南館へ

まず目に付くのが屋外に展示されているフリーゲージトレインの試作車。軌間変更用の複雑な機能を有する台車が目の前で見られる。メカ好きにはたまらない!

館内に入ってすぐに目につくのが四国管内の鉄道風景を模したジオラマ。鉄道博物館ほどの迫力はないが、瀬戸大橋とか四国山中の景色を再現してあってなかなかのモノ。30分に一度運転が行われている。しかも・・・めちゃ空いている!
実車の展示場に入ってまず目に付くのが

C57型蒸気機関車の44号機とキハ65型。C57は1次型なので貴婦人と呼ばれるスマートな車体が綺麗に保管されている。キハ65を保存しているというのはここだけのような・・・山岳地区の四国を走破するにはかかせなかった大馬力気動車。どちらも室内に入ることができる。
こちらはDE10型の1号機
今でも数多くがJRで活躍しているDE10の1号機がここにあったとは・・・ビックリポンだ!

他にも信号機や車輪、標識といった鉄道設備が決して広くない館内に展示されている。
北館と南館合わせて1時間もあればじっくり見て回れる広さがいいかも。

隣の伊予西条駅の構内にはヤードもあり、かつて使われていたレンガ積みの倉庫や給水塔も残っている。
ちなみにこの日、雨が強まったり弱まったりと安定しない天気だったのだが、「ブラッディー」が外に出ると不思議と雨は弱まる(笑)
お蔭で見学するときには傘はほとんど使わない。

さて、四国鉄道文化館を後にした「ブラッディー」はコロプラ未踏地の東予を目指す。とても近いので15分ほどで到着。無事にアプリに足跡を残して再び高速に乗る。目指したのは「夕焼けの綺麗な駅」として近年有名な予讃線の下灘駅。
まあ、時間が時間なので当初から夕焼けは望めないと思っていたが、この雨じゃあなあ・・・
しかし次にコロプラ制覇に向かう八幡浜までの通り道にあるので、せっかくなので寄ってゆこう。

伊予で高速を下りて海岸線の道に出るのだが、雨は激しくなるばかり・・・信号もないしツーリングには最高の道だと思うのだが・・・晴れていれば(笑)

でも下灘に到着するころになったらやっぱり雨が小やみに・・・!束の間の晴れ間も見えたりしてこれは奇跡か?

そして13時に下灘駅に到着!直前に上り列車が行ったばかりなので2時間は列車が来ない(笑)
晴れていると観光客で渋滞することもあるようなのだが、この日はさすがに1組のカップルがいただけだった。

それにしても風情のある駅だなあ。晴れている時にもう一度来よう!

駅前には下灘珈琲というキャンピングカーを改造したお店が営業中。せっかくなので1杯買って飲んでみた。1杯づつドリップで入れる本格的なコーヒーで美味しかった!

さて、下灘駅を後にした「ブラッディー」は一度西進。八幡浜駅を目指す。

晴れていなくても海岸線沿いの道は気持ちいい!

元々の計画では八幡浜駅に15時に到着できれば高知に20時までには到着できると踏んでいたのだが、実際には14時に到着できた!
ちょうど特急宇和海号が入線してきたので入場券を買って入ってみた。昔ながらの鉄道駅、昭和のにおいがプンプンしている。

駅構内には国鉄時代のキハ31型とキハ52型気動車が停車中。
この駅は大分の別府港と結ぶ船が出港する八幡浜港に近いので、駅には「別府連絡」の案内もある。
ちなみに予讃線はこの八幡浜から先が先日の大雨で不通になっており、ここで全列車が折り返し運転をしている。

八幡浜を出発した「ブラッディー」はこの日の最終経由地宿毛を目指す。
宿毛に17時までに到着できれば余裕で高地に20時までに到着できる。ここから先は宇和島道路を使って時間短縮を図るので海沿いの景色は堪能できない。よって画像もなし!

宿毛駅に到着したのは16時半。これでコロプラも四国全域制覇が完了!この日のMISSION完了!
しかし・・・宿毛駅って高架がぶっつり途切れている駅なのね。特急が突っ込んだ事故が起きたことがある駅だけど、前からこうだったのかな?
ちなみに駅に貼り出されていたこのお知らせが気になって、JRの運行状況を確認してみると・・・
・土讃線特急は9日朝8時まで運転を見合わせます
・伯備線特急は9日のやくも13号まで運転を見合わせます
ん?高知発6時の南風2号は運休!すると「ブラッディー」のタイムスケジュールに大きな問題が・・・
実は9日(日)は次のような予定を立てていた。
6:00高知「南風2号」〜岡山〜津山線〜津山〜津山鉄道まなび館見学〜智頭「スーパーはくと5号」〜倉吉「とっとりライナー」〜米子〜境港線〜境港〜境港線〜米子「サンライズ出雲」〜東京。
もちろん6:00発を逃すとこの行程は実行できないわけ。う〜〜ん、高知に着いてから考えよう

宿毛から高知まではひたすら「最短時間の旅」高知でレンタカーを返さなければならないのは20時。お店がその時間で閉店してしまうのでなんとしても間に合わねばならない。
途中、中村宿毛道路や高知自動車道で一路東上するが、四万十市あたりではバケツをひっくり返したような大雨に遭遇。この雨では列車の運転を中止するのも納得できる。なんせ高速道路でも80km/hがやっと・・・
高知市内に到着したのは19時!予定通り1時間の余裕を持って到着できてよかった。ガソリンを満タンにして返却したが
この日の走行距離は505.6q!30リッターくらいしか入らなかった
高速代とガソリン代合わせても10000円かからなかったような気がする。

この日の宿は高知駅近くのホテル港屋!なんと和室!
実はここ、大浴場があるので選んだのだが、素泊まりで税込み4800円と格安!そういえば岡山の東横インもポイントが貯まっていたのでタダ!
食事も「移動優先」でコンビニのおにぎりなどで済ませていたので、ここまで1000円くらいしか使ってない!なんて経済的なんでしょ

チェックインした後はまず高知駅に行く。元々購入していたきっぷを払い戻して別の経路にしなければならないのだ。
この時の運転予定を確認すると、津山鉄道まなび館見学をあきらめて、岡山から直接伯備線を経由して境港まで行けば間に合いそう。
よって高知〜岡山〜米子〜境港の乗車券と自由席特急券に変更してもらった。JR四国の窓口担当の方はとても親切で、「翌日も気象状況によって変更がありますのでご注意を」と言っていた。
ここに2日目の行程が終わる。街に繰り出すにも雨が酷いのであきらめ、軽く食事してからゆっくり風呂に浸かって部屋でビールを飲んで撃沈zzz

9月9日(日)6:00起床〜 高知8:10発高速バス南国エクスプレス〜高松11:20着〜高松城軽く見学〜高松琴平鉄道乗り鉄〜琴平ぶらり〜 高松17:10ハツ快速マリンライナー50号〜岡山18:29発のぞみ52号〜東京〜川越23時着
3日目の旅は上記見出しの通り、全く計画とは異なる1日となった。もちろん連日の大雨の影響!
朝6時に起床した「ブラッディー」は、まずJR運行状況を確認。土讃線の運転状況はさらに悪化し、特急の運転開始時間は未定と変わっていた。
しかし伯備線の方は好転し、10時過ぎには運転開始できるとのこと。
そこで携帯を駆使して情報を集めた結果、高知から高松までの高速バス「南国エクスプレス号」が通常運行すると言う情報をゲット!早速駅へと向かう。
高知駅バスターミナルで確認すると、7:10発のバスは満席ながら、8:10発はまだまだ空席あり!しかも
なんと最前列の席がゲットできてしまった!
ということで高松までの足は確保できたので、みどりの窓口で高知から高松までの乗車券と特急券の払い戻しを受けた。前日と同じ職員さんが対応してくれたのだが、とっても親切!しきりに「申し訳ありません」と謝罪される。仕方ないよねえ、天候のせいなんだから。
さて、バスの出発まで時間があるので高知駅周辺でちょっと散策

高知駅を昼間見たのは初めて!駅全体をドーム状に負おう近代的な高架駅で、駅前には土佐藩の有名人3名の銅像がある。

高知と言えば土佐電鉄!駅前にあった「電中八策」には笑った!
そんあこんなで駅構内の喫茶店でモーニングなどを食べて時間をつぶしたりしているとあっという間に8時!いよいよ高速バスの旅に出る

ちなみに「ブラッディー」は都市間高速バスの利用は初めて!3400円と安いし、座席もリクライニング&フットレスト付で快適!

しかも視点が高いから、乗用車から見る街の景色と全く違う!有名なはりまや橋路面電車平面交差もしっかり高い視点から見える。
高速に乗るとバスは快適に飛ばし、トロトロ走る乗用車はどんどん追い越す。バスは一定速度で走っているのに追い越されるということは、よほど遅いってことだよねえ。上り坂で速度が落ちていることに気が付いていないと思われるドライバーが多いのが良くわかったかも。
さて、この日は前日同様大豊インターから川之江東JCTまで高速は通行止め。よって大豊で一度一般道へ降りて国道で大歩危小歩危を通るルートを走行することになる。
今回元々特急南風に乗ろうとした理由の一つが、「大歩危小歩危を振り子特急の車窓から見たい」というもの。意図していないがバスで大歩危小歩危を通過できることに!転んでもただでは起きないぞ〜

但しかなりの濁流!そして水位が大幅に上がっていて非常に危険かも!雨もひどい
まあ、昨日の下灘駅同様、またの機会にリベンジに来よう!
バスは池田から再び高速に乗って善通寺を経由、高松の駅前に到着したのは予定時間に遅れること1時間。でもこの雨の中を3時間で走り切ってしまえるところがすごい。これじゃあ特急南風が苦戦するのもわかる。

さて、実はバスが高松に到着する直前、JR運行状況を確認してみると伯備線の運行状況が悪化し、なんと15時過ぎまで運行を取りやめるという案内が!これではサンライズ出雲号には乗れない・・・
しかも山陰地区はあちこちで鉄道網が寸断されていて、岡山から北へ行くのは危険と判断した「ブラッディー」は、迷わずみどりの窓口へ。要は山陰地区へ行くことを断念したのだ。そこできっぷの払い戻しと区間変更をお願いする。
んで、ダメもとで確認したのがこの日のサンライズ瀬戸の空席。すると・・・「ありますよ」とのこと!

ゲットしたのがこの切符!サンライズ出雲に岡山から乗るよりもサンライズ瀬戸に高松から乗ることにしたのだ。そうすれば高松市内見物を十分に堪能できる!そう、転んでもただでは起きない!

さて、サンライズの出発時間は21時過ぎ。時間はたっぷりあるので高松市内を見物しよう!

まずは駅前にある高松城址見物!本当に駅から港へ1分歩くと到着する!こんなに駅に近いお城って珍しいよね。
でも雨がひどいので城址公園の中に入るのはやめにして、周囲を散策するにとどめる。天守閣はないもののやぐらは当時のままだとか。

続いて向かったのはここ

ことでんこと高松琴平電鉄の高松築港駅。実はこの旅では時間がないので立ち寄りをあきらめていた路線。幸か不幸か今回の旅程変更でじっくりと楽しめることになったのだ。これを逃す手はない!

なんとこの駅、高松城址公園の中にあり、駅のホームから堀が見学できる!構内にはレトロな飲料販売店があって風情たっぷり!

せっかくなので1日乗車券を購入!なんとレトロ電車5000型は90歳なんだそうな!右は琴電のIC乗車券Iruca!旅の記念に購入!
ということで高松での残った時間はことでんの旅に出ることに!まず向かったのは車庫のある琴平線の仏生山駅

やってきたのは1200型車両。これは元京浜急行の700型で車内は京浜急行時代のまま。扇風機にも[KHK]の表記が!
そう、このことでんは各地の大手私鉄からの払い下げ車が活躍している有名な線区なのだ。名付けて「電車の博物館」
その車庫だというのだから行かずにはおれない!高松築港駅から17分、仏生山駅に到着する。駅の構内にはいきなりこんな電車たちが!

いきなりレトロ電車の20型23号がいた!しかも機器を作動させていたので動くのかな?
右は元京浜急行1000型1083号編成。なんと現代の京急カラー!京浜急行時代はこのカラーになったことがないという何とも珍しいカラーリングの車両

ちょっと遠くには元名古屋市営地下鉄の600型、車庫の前には古い電動貨車と綺麗な1200型

元京急1000型の1080型と元京急600型の1070型
元京王5000系の1100型
とにかく雑多な車両がいっぱいで飽きない!しかも車庫からちょっと離れた線路上にいたのが
レトロ電車300号と120号!
もう思い残すことはない(笑)

と言うことで仏生山車庫の車両たちを堪能したところで、今度は乗り鉄の旅をしてみることにする。
せっかくなので琴平線の終点琴平まで行ってみようというわけ。
仏生山駅に戻ってみるとちょうど琴平行きの電車がやってきたので飛び乗る!一宮駅までは15分ヘッドで走っているのだが、そこから先は30分ヘッドになってしまうので1本乗り遅れるとかなりのロスなのだ。

やってきた電車はICカード「Iruca」のラッピング電車!よって車内にはイルカさんが鎮座している(笑)
さて、琴平に到着したのは14時半過ぎ。琴平は過去に2回訪問しているし、金比羅山参りも2回やっている。なんせ雨が降っているので上まで上りたくない!ということでまず向かったのは
JR琴平駅
昔「寺ちゃん」と待ち合わせしたなあなどと思いつつ。でも前からこんなに立派だったっけなあ〜
街を流れる川も増水して濁流化していた。
かなりの降水量だけど大丈夫なんだろうか?
琴平の町中を散策していたら腹が減ったので、参道にある

こんぴらうどんと言うお店でうどんを食べることに!そういえばせっかく香川に来ているのにうどんを食べてなかった!
注文したのはとり天ぶっかけうどん670円!ちょっと高いけどとり天のこの大きさを見て!
うどんも琴平うどん特有の腰の強さで一杯食べればお腹がいっぱい!大満足!

さて、時刻は15時過ぎ。ここでJRの運行情報を確認すると・・・
「本日の寝台特急サンライズ出雲・瀬戸号は博部船内の大雨の影響で運休します」
え!やっぱり駄目だったか!サンライズ瀬戸だけでも動いてほしかったが仕方ないよねえ・・・
ここに9年ぶりの寝台特急サンライズの旅は夢とついえた・・・

こうなると長居は無用!ということで15:45発の電車で高松へ戻ることにする!やってきたのは元京王5000系の1100型
高松までの1時間の間に帰りの時間を確認すると、17:10高松発のマリンライナー50号に乗れば、川越には23時前につけるという計算。
列車の時刻を後ろにすると指定席が撮れない可能性もあるので、速く帰路に就くこととする。

高松駅に到着したら一目散にみどりの窓口へ。サンライズの寝台券を払い戻しして代わりに購入したのはマリンライナー50号のグリーン車指定席券。
そしてお土産を大急ぎで買い込んで構内に入る。
駅構内にはなんと2600系気動車が停車中
この車両、空気ばね傾斜装置を採用した最新鋭の特急型気動車なのだが、性能が芳しくないので増備は市内と言うことになった悲運の車両で4両しかない。この車両に会えたのは超ラッキー。

ということで快速マリンライナー50号に乗車!今回はグリーン車が最後尾なので展望席ではなく2階席をチョイス。
図らずもマリンライナーグリーン席の2種類を今回の旅で楽しむことが出来たのはラッキーだということにしよう
岡山からは18時29分発ののぞみ52号で一路東京へ・・・なんとも味気なく東京まで3時間半・・・川越到着は22時50分であった。


当初の目的だったサンライズに乗るという目的が達成できなかった今回の旅、津山鉄道まなび館も行かねばならないし、山陰地区の未踏の2か所、境港と八頭もいつか行かねば。まあ、隠岐の島観光も含めて山陰はもう一度リベンジしましょう!
四国は今回で全域制覇となったので、あとは天気がいい時に振り子特急の旅と下灘駅観光をリベンジしましょう!

今回の旅でかかった移動&宿泊経費は以下の通り
東京〜岡山新幹線代14400円(EX割引)
岡山〜高松マリンライナー2490円
レンタカー代10800円
高速代&ガソリン代10000円くらい
高知のホテル港屋4800円
高知〜高松南国エクスプレスバス代3400円
高松琴平電鉄一日乗車券1230円
高松〜川越乗車券11530円
高松〜岡山マリンライナー980円
岡山〜東京新幹線代5530円
合計65190円

経費は四国鉄道文化館240円、食事代が合計で3000円程度、お土産代が6000円程度なので合計で10000円程度

まあ、これだけ遊んだのだからこの程度はかかるよねえ。
もし、サンライズ乗車と津山鉄道まなび館へ行けていたら、あと13000円くらい高かった。でもこの値段の差なら当初予定の方がやはり充実だったかもしれないなあ。

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