Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2019/02/10 21:37更新 

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〜「ブラッディー」の 乗り鉄ぶらり旅(相鉄・小田急編)!〜

2020年冬シーズンの青春18きっぷの旅は多忙で実施できなかった「ブラッディー」!
2月に入ってようやく仕事がひと段落して、休日に休みがまともに撮れるようになってきた。
そして2月11日には建国記念の日で丸1日自由な時間が取れそう。しかしこの時期に青春18きっぷは売っていない。
そこで考えたのが、11月に開業した「相鉄ーJR直通新線」に乗ってみたいというもの。「ブラッディー」の住む川越を走る埼京線と相鉄線が直通運転し、しかも今までは貨物列車しか走らなかった路線を走るのだから行かないわけにはいかない!
そして終点の海老名からは小田急線で開成駅まで行って、保存してある小田急ロマンスカーNSEを見てこようと言う計画。
ところが、、、たったこれだけの計画なのに、行先で思いつくことの多いこと多いこと!
結果的に[JRの車両には一切乗らない」と言う珍しい乗り鉄旅となったのであった。早速レポートしてみることとする。

2月11日( 火・祝):川越8:45〜9:46新宿9:53〜11:07海老名11:17〜11:59開成

朝目覚めたのは7時。まあ、起きた時に時間は考えようといういい加減な計画なので、ゆっくり朝ドラを見て、朝飯を食ってから準備して出撃!川越駅に到着したのは8:26.ん?8:25発がちょうど出発!笑んで、次の8:45発に乗ろうと思って待っていたら
やってきたのはりんかい線所属の70-000型
ここでJR東日本のE233系が来ていたら「JR車両に乗らない」と言うコンセプトは生まれなかった(笑)
いつもは恵比寿駅乗り換えのために10両編成の後部に乗る「ブラッディー」だが、この日は相鉄直通線の最前部で景色を見たいので先頭車に乗り込む。平日だと女性専用車両なのだが、この日は休日なので乗ってもOK!
さて、いつものように埼京線は新木場行きなので、新宿で相鉄直通の海老名行きに乗り換える必要がある。せっかくなので川越まで直通してくれればいいのにねえ。

待っていたのは相模鉄道のJR乗り入れ用12000系。JR東日本のE233系と同じ構造だが、前面はアストンマーチンみたいな顔で、相鉄ネイビーブルーの車体はなんだか新鮮!
大崎までは埼京線の線路を走るが、そこからは分岐して湘南新宿ラインと同じく横須賀線の線路に入る。

左に東京総合車両センター、右にりんかい線への分岐を見ながら進むと、蛇窪信号所で横須賀線に合流!
この間、「ブラッディー」の横で貨物列車に関してうんちくをつべこべと語るおっさんがいてウザったかった(苦笑)
横須賀線線路に入って西大井、武蔵小杉と普通に停車する。

この路線の真骨頂はここから!なんと武蔵小杉の次の羽沢横浜国大駅まではなんと15分もかかる!首都圏の通勤路線でこの間に駅がないというのは最長距離なのではないか?

武蔵小杉を出発し、新幹線が右にそれてゆくところが新鶴見機関区のある貨物操車場だが、ここで横須賀線と分岐して貨物線に入る。

新川崎駅の隣を通るが、もちろん貨物線なのでホームがなくて通過!新川崎って特別快速も通過するし、結構ないがしろにされてる?
そして貨物線側にはEF65とかEF210の貨物列車も多数走っていて車窓がめちゃ面白い。
ところで、この線路ってどうやってつながっているのかな?と興味深く見ていたのだが、

あれ?いつの間にか京浜東北線や京浜急行と並走?そう!元々の品川―鶴見貨物線を横須賀線に転用した際に、新鶴見機関区と鶴見の間には貨物専用線が作られたのだが、それを使っているわけ。
そして新子安の手前で

地下に入って内陸側に向かい、横浜羽沢貨物駅の手前までずっと地下トンネルを走る。まるでミステリー列車のよう!武蔵野貨物線が南武線の脇を地下で通過しているの走っていたけど、この路線はちょっと想像つかなかった。

横浜羽沢貨物駅の構内で新設された相鉄直通線に転線して地下に入り、羽沢横浜国大駅に到着する。15分間ノンストップはめちゃめちゃ長かった〜
羽沢横浜国大駅カラは相鉄線。出発すると3分ほどで相鉄本線との接続駅である西谷に到着。ここからは相鉄本線を海老名に向けて走る。昼間のダイヤだと特急になるそうなのだが、「ブラッディー」の乗った電車は各駅停車。のんびりと海老名に到着。
海老名からは小田急小田原線急行小田原行きに乗る。
やってきたのは3000型電車。JR209系と共通設計のこの電車、味気ないことこの上ない・・・大嫌い

途中駅ではロマンスカーVSEを退避。さらに上り線にはEXEαがやってきた。このロマンスカー2本を見て、「帰りはロマンスカーに乗ろうかな」などと考えが思い浮かんできた。

新松田近くになると富士山がくっきり!いい天気だ!ということで11:59に目的地の開成駅に到着!

これが開成駅前に保存されている小田急ロマンスカー3100型NSEの先頭車3181号
「ロンちゃん」と言う愛称が付けられており、第2、第4日曜日には室内も公開されている。

床下機器こそないものの、アルストム台車や特徴ある前頭部もそのまま綺麗に保存されている。
富士山と共にパチリ!

開成12:20発〜12:28小田原で飯12:47〜13:04箱根湯本着〜 日帰り温泉「和泉」〜箱根湯本15:08〜16:47新宿着〜西武新宿17:30〜18:16本川越着

実はこの開成駅から先の計画は何も立てていなかった(爆)
しかし往路にロマンスカーを見てしまった「ブラッディー」は、せっかくなのでロマンスカーで小田原から帰ろうと思った。そこで開成駅に戻ってみると、駅の自動券売機でロマンスカーのきっぷが買えるらしい!んで、この日は休日なので展望室付ロマンスカーのVSE、GSEが4編成ともフル稼働している。
調べてみると箱根湯本発15:08の最新型ロマンスカーGSEの後ろ展望席に空席がある!これは買わねば!と言うことですかさず買ってしまう(笑)
でも、ここから箱根湯本まで行っても、現地で2時間くらい時間が余ってしまう・・・ま、後で考えよう!
ということで12:20発の急行で小田原へ向かう。そういえば7時過ぎに朝ご飯を食べただけなので腹減ってきた!
そこで駅構内の「箱根そば」で天玉そば480円を食べる
これ、駅そばだけど結構でかいかき揚げが入っていて食べごたえあり!
たった19分で蕎麦も食って箱根湯本行きの各駅停車に乗り込む(笑)
昔はここから箱根登山の電車が強羅まで直通していたのだが、現在は小田急の車両が箱根湯本までたった5駅間をピストン輸送している。
新宿からの直通もロマンスカーだけになってしまったし、特徴ある三線軌条も亡くなってしまったし寂しい限り。

たった17分で箱根湯本に到着すると、ロマンスカーEXEαと箱根登山1000型ベルニナ号がお出迎え。
でも、箱根登山鉄道は昨年の台風災害で箱根湯本から強羅までの全線で運休中なのだ。ベルニナ号は駅構内の待合所として使われている

ちなみにベルニナ号の向こうには旧型のモハ1型が置いてあるのだが、通行止めになっていて見に行けない・・・残念!

駅構内には他にもサン・モリッツ号2000型とアレグラ号3000型も停車していた。いつになったら運転再開するのかな?

さて、ここで2時間も時間があるので何を使用かな?と考えていたのだが、思いついたのは・・・温泉!せっかく箱根まで来て温泉に入らないっていうのはないでしょう?
そこで調べてみると、駅から歩いて行けるところに日帰り温泉専門の「和泉」という温泉があるというのを発見!早速行ってみることにする。

ブラブラ散歩しているとこんなもの発見!ここに橋が架かっていたのね〜

駅から歩くこと10分弱、「和泉」に到着して驚いた!箱根温泉発祥の地!?
なんでも今から1300年前くらいにここに温泉が湧きだして箱根温泉が出来たそうで、この「和泉」は元々の古い温泉旅館を日帰り温泉施設に改装して使っているとのこと。

だからロビーも旅館のような感じだし、昔の横穴式源泉も保管されている。
風呂は男女別日ごと入れ替え制で、この日の男湯には露天風呂2つ、内湯1つと打たせ湯1つの4つのお風呂があった。どれもサイズは小さいのだが、お湯の質はとても良い。特に7つの源泉からブレンドされている露天風呂はお肌つるつるになる泉質。
時間はたっぷりあるので、ゆっくりと1時間ほどお湯に入ったり出たりしてのんびりし、再び箱根湯本駅へ。

そしてついにやってきた!GSE70000型!最新型のロマンスカー

そう!1号車1番A席!この大きな展望窓を見て!この大きな展望窓は従来のVSE、HiSE、LSEもかなわない

ほんの少し残っている三線軌条と箱根湯本の街を見ながら出発!
ここからはGSEロマンスカーの後部展望席を堪能しながら新宿へ向かう

途中、GSE同士の擦れ違いや、富士山もくっきり
でも、途中の停車駅ではホームから注目の的でちょっと恥ずかしい

副複線区間に入ると普通列車を追い越し、最近開通した下北沢付近の地下道では東北沢駅を通過

EXEと南新宿ですれ違うと新宿まではあっという間!ということで車窓堪能の1時間半はあっという間だった。

さて、普通だとここからJR山手線で池袋まで行き、東武東上線で川越まで行くのが常套手段なのだが、前述したとおり今回はここまでJR車に一度も乗っていない!
と言うことであえて西武新宿まで歩いて、西武新宿線のレッドアロー号で本川越まで帰るというルートを思いついた!
ちょうど拝島ライナー40000系が停車中
この電車も特急扱いなんだな〜。初めて見た!
ということで最後はこの西武レッドアロー10000系でのんびり帰ることとした。
このレッドアローも池袋線での運転は終了すると言われており、新宿線の小江戸号ももう風前の灯かも
ということで本川越到着は18:16.実は新宿ー川越の所要時間で考えると池袋経由東上線とあまり変わらないのだ。
ということで思いつきの行き当たりばったり乗り鉄の旅はここで終了した。


今回の交通費、運賃は4255円、ロマンスカー料金が1110円、小江戸号が500円、温泉が1250円、蕎麦が480円。合計で7595円。
これでこれだけ楽しめればよいでしょ〜

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