Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2021/05/30 16:25更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜「ブラッディー」の東北廃線巡り&本州北端の旅!〜

ケータイ国盗り とコロプラの全国制覇も残すは小笠原のみとなったのだが、実は「地域」に行っても「その土地ピンポイント」では行っていないところがたくさんある。その中でも最も行ってみたいところが本州の最北端である龍飛岬と大間岬。どちらも行くには必ず車が必要となる。
んで、2022年の夏休みはコロナが大増殖中と言うことで車による一人旅でこの本州北端の半島二つへ行ってみることとした。そしてせっかくならばその道中で廃線巡りや地方鉄道巡りなど、鉄道資産を見て回るという計画を立ててみた!せっかく車で行くので、電車移動ではなかなか行きにくい廃線なども行けるというわけ。
そして米沢の友人たちにもここ4年ほど会うことが出来ずにいたので、この際帰りがけに米沢にも寄って飲もうという話に!
要は目的てんこ盛りの3泊4日2000kmのドライブを企画したのであった。
ところが・・・出発の4日前から東北北部は線状降水帯が「停滞し、観測史上初となる雨量を記録!さらに台風までこの旅行中に関東から東北にかけて縦断するという予想!
出発前から既に弘前や津軽半島は水害が伝えられ、本当に行っても大丈夫か?と言う中、「被災しているならばなおさら金を落とす」という信念の元、弾丸ドライブツアーを実行したのであった。
ではこのてんこ盛りツアー、早速紹介してみよう。


8月12日(金)自宅3:00出発〜 圏央道〜東北道〜利府しらかしインター〜東北本線旧線跡巡り〜くりはら田園鉄道廃線跡巡り〜花巻電鉄モハ3見学〜奥中山高原駅見学〜東横イン八戸駅前宿泊〜浜小家で夕食

今年の盆休みは高速休日割引が適用されないので、深夜早朝割引を利用しようと言うことで午前3時に自宅を出発!圏央道川島から高速に乗って一路北を目指す。
この夜は満月。ちょうど西の空に綺麗に見えた!幸先いい?
東北地方は前々日から豪雨災害に見舞われ、特に青森県津軽地方と秋田県はかなり甚大な被害が出ていた。天気予報も東北地方はこの日も大雨に注意するよう伝えていたのだが

結局一度も雨に降られずに仙台まで一気に走る。最初に目指したのは利府。
利府しらかしインターで高速を下りて目的地である森郷児童遊園に到着したのは朝7時。森郷児童遊園は東北本線旧線跡に作られた公園で、そこには交流電気機関車の試作車ED91の11号機と蒸気機関車C58の354号機が保存されている・・・はずだった。

ところが・・到着してみると機関車は跡かたもなく撤去され、新しくオブジェのようなものが・・・
どうやらC58-354の動輪らしい。
前から解体されるという噂は耳にしていたのだが、まさかこんなに早くなくなるとは・・・特にED91のほうは鉄道遺産にしてもよいくらい貴重なものなので残念無念・・

さて、気を取り直してこのまま東北本線廃線跡を散策することとする。東北本線はその昔、現在の利府支線の方が本線で大きく山側を通って品井宿駅までつながっていた。複線化する際に現在の本線側に新線を建設したので、旧線側は利府より北が廃線となったのだ。
そして今でも廃線跡は一部が道路になっているのだ。
特に愛宕駅から品井宿駅までの区間は現在の東北本線に沿うように廃線跡が残っている

特にこの旧根廻トンネルは今でも生活道路に使われている。

東北本線旧線跡を走った後に向かったのは栗原市のくりはら田園鉄道廃線跡。ちょうど一般道を走って行けば、旧若柳駅に併設されているくりでんミュージアムの開館時間にぴったり合う。
ただ、くりはら田園鉄道は2007年に廃止されてからも、廃線跡はあちこちに線路や施設が残っているので、それも見つつくりでんミュージアムへ向かうことにする。

まず到着したのは細倉マインパーク駅。ここはくりはら田園鉄道の旅客営業終点で、貨物線はこの先の細倉鉱山まで続いていた。鉱山の閉山もあってこの鉄道の収支がどんどん悪化してしまったのだ。

ここには電気機関車ED202と木造貨車、駅のホームと駅舎、わずかながら線路も残されている。

続いて向かったのは沢辺駅跡。旧駅前は隣の病院の駐車場になっているのだが、駅舎こそないものの祈念碑とホーム、構内線路が残されている。

そして若柳駅跡に到着!駅舎は当時のまま、ホームも当時のまま残されている。くりはら田園鉄道は電車で運行されていた栗原電鉄時代に寅さん映画にも登場!広い田んぼの中をコトコト走るシーンが印象的だった。

その寅さん映画に出たのは左のM150型電車。電化設備維持が困難になり、細倉鉱山が閉山となって電気機関車牽引の貨物列車もなくなり、平成になってディーゼルカー運行によるくりはら田園鉄道となった。導入されたのが右のKD55型気動車。

構内のホームも2本残っていて、M150型電車、KD55型気動車、ED203型電気機関車、木造の貨車群が展示されている。しかも駅構内は入場無料!
そして若柳駅跡と道路を挟んで反対側にあるのがくりでんミュージアム
昔の若柳車庫を利用して開館された記念館で、入場料は500円。入場券は立派な硬券で、JAF会員証を提示すると缶バッジが一つもらえる。

機関庫内には様々な備品展示と車両展示があり、このレールバスは名古屋鉄道から譲渡された車両。

KD55型気動車も車内に入ることが出来る。木目調を多用したおしゃれな作りで、これがもう使われないのがもったいない感じ

展示室内にはくりでんの歴史や備品類の展示、実際のくりでん沿線を正確に表現したジオラマもある。特にタブレットの展示や自動運行するジオラマは圧巻!
さて、くりでんミュージアムをじっくり回ったら急に腹が減ってきた。そりゃそうだ。3時に川越出発してから何も食べてない。
若柳駅横の「くりでん」という農産物直売場で地元の手作りパンを購入!旨かった。
さて、くりはら田園鉄道廃線跡を十分堪能した後は、一路北へ。向かったのは花巻駅近く。そう、一気に岩手県入りする。
高速を使えば早いのだが、急ぐ旅でもないので一般道をひたすら北上!

平泉は大河ドラマブームで混雑しているようだが、既に2回行っているので今回はパス。そう言えば岩手県内のバスってやたら古い車両が多い。右の画像は一世を風靡したいすゞキュービックバス。まだまだ現役。

到着したのは花巻駅から南に500mほどいったところ。ここには旧花巻電鉄のデハ3と旧花巻市庁舎が展示されている。
花巻電鉄のデハ3は通称「馬面電車」。ご覧の通り細長い車体が特徴で、ロングシートの座席に人が座ると人が通り抜けるのも大変なほど狭かったらしい。残念ながら旧市庁舎もデハ3もコロナの影響で当面中には入れない。
花巻電鉄は1972年に廃止されているので、今年でちょうど廃止50年!50年前の車両が綺麗に保管されているのはうれしい。

続いて向かったのは奥中山高原駅。花巻からさらに北上するが、もちろん一般道を使う。

盛岡付近になると雨が!線状降水帯特有のポツポツ来たと思ったら一気に集中豪雨という目まぐるしい天気の変わりよう。岩手山も今日は見えない。

奥中山高原駅には16時頃到着。ここはかつて東北本線、今はいわて銀河鉄道の駅になっている。岩手県と青森県の県境で峠越えの名所

蒸気機関車時代はD51の三重連で有名になったところなのだ。駅から盛岡側にあるトンネルを見ると急勾配が良くわかる。

駅構内はだだっ広く、かつての機関車留置の面影がある。ちょうどいわて銀河鉄道の701系がやってきた。今回の旅はこの「ちょうど列車が来た」というのがこの後も多かった!首都圏の通勤電車ならともかく、1時間に1本とかしか走っていないローカル線なのに!

と言うことでこの日の訪問先はすべてクリア。宿泊先である八戸へ向かうこととする。ここからは青森県へ入ることとなる。
途中の三戸付近ではまたも線状降水帯に遭遇
道路の隣を流れる川が濁流になっていて、かなり危険な状態。集落の中には水没寸前というような箇所も見られたので心配
八戸には18時頃に到着。到着したら雨は小康状態に・・・結局この日、傘を使ってない(笑)
宿泊したのは八戸駅前の東横イン。チェックインしてから早速夕食を食べに出る。小雨が降っていたのでホテルのすぐ横にある

浜小家に入る。八戸と言うことでもちろん海鮮メインの居酒屋にした。メニューは店内に所狭しと貼っていて迷ってしまう。

まずはビールと刺身盛り合わせを注文。お通しで出てきたのはたこのミンチカツ。たこ焼きみたいだが、たこの風味が絶妙。刺身は中トロ、しめ鯖、ホタテ、たこ、ヒラメとこの日のお勧めからチョイスされている。これで1900円。
さらにお勧めにあった真タラのフライも注文!
ちなみに隣に座っていたいわきから来たという方と意気投合してずっとしゃべっていたが、その方も一人旅だそうでお互いに今まで行ったとコロナや旨いめしなどの情報を交換し合って楽しんでいた。
刺身は思ったよりも量が多くて、ビール3杯飲んで腹一杯になってしまった!お会計は5000円。
時刻はまだ19時半だったが、ホテルに帰って風呂入ってTV見ていたらいつの間にか撃沈していたzzz

夜中に雷の音で目が覚めたのだが、どうやらこの日の夜中、八戸は雷雨がすごかったらしい。翌日からは青森の半島巡り。道路が心配。・・・天気を心配していないのが笑える・・・

8月13日(土):ホテル7:30発〜 十和田観光電鉄七百駅跡〜南部縦貫鉄道七戸駅跡〜六カ所原燃PRセンター〜下北交通大畑駅跡〜大間鉄道未成線アーチ橋〜大間岬〜長宝丸で昼食〜大湊駅〜下北駅〜野辺地駅〜アルファホテル青森宿泊〜津軽海峡鮮魚店で夕食

前日早寝したので、 この日は朝6時に目が覚めてしまった!

前夜の大雨が嘘のように晴れていた!天気予報を見ると東北地方では青森県だけが晴れ予想!要は前線が南下してしまったのだ。私の行くところだけが晴れるって言うメカニズムは何なんだ?
ちなみにこの日、関東では台風襲来で大雨になっていた。私がいなくなったからか?笑
まずは朝食!ということでバイキング会場へ
東横インの朝食ではパンを選ぶ場合が多いのだが、わかめご飯とせんべい汁に誘われて和食にしてみた!

腹ごしらえが終わったら早速出発。最初に目指したのは今日も廃線巡り!

最初に到着したのは十和田観光電鉄の七百駅跡。三沢と十和田市を結んでいたこの鉄道の車庫があったところ。私もかつて十和田市にある向上まで良く出張していたので、特急はつかりから乗り換えてこの鉄道をよく利用していた。
鉄道事業は2012年に廃止されてしまい、今はこの七百駅しか残っていない。奥の車庫にはデハ3401型を含む車両数量が有志団体によって保管されている。時々見学会などもあるようだ。


次に向かったのは南部縦貫鉄道の終点だった七戸駅。ここは南部縦貫鉄道バスの本社になって残っている。
駅舎も当時のままで、ホームも線路も構内だけながら残っており、腕木式信号機もある。
鉄道休止となったのが1997年、廃止となったのが2002年なので今から20年前の設備のままと言うことになる。

駅銘板も廃止当時のままで、構内には車庫も残っている。それもそのはず

この庫内には現役当時のキハ101,102,104がすべて保管されているのだ。毎日10時からは庫内見学も出来るそうだが、あいにく時刻はまだ8:30!先を急ぐ旅でもあるので車庫の窓から車両だけちらっと撮影。
キハ101,102は現在稼働できるレールバスとしては日本唯一のもので、キハ104も旧国鉄キハ11として貴重な車両。
廃止されてからもずっと保管して整備している南部縦貫鉄道には頭が下がる。
ちなみに七戸駅跡からほど近い場所には東北新幹線の七戸十和田駅がある
せっかくなので立ち寄ってみたが、立派な駅舎と裏腹に売店が一つあるだけ!東北新幹線にはこの手の「秘境駅」っぽいのが多くて面白い。

さて、廃線巡りをここで小休止して、次に向かったのは六ヶ所村。原燃の核燃料再処理施設のあるところ。下北半島の付け根あたりにある。
近くまで来てびっくりしたのは風力発電の風車の数!
六ヶ所村というと原子力のことばかり思い浮かべるが、実は風の強い下北半島の地形を生かした日本最大の風力発電所にもなっているのだ!

そして到着したのが原燃PRセンター。ここでは核燃料をどのように再処理しているか?を模型展示などで解説してくれる。
しばし原子力のお勉強!事故さえ起きなければとてもクリーンな発電設備なんだけどね〜
でも、地中深く100年以上も保管しなければならない燃料というのはちょっと考えさせられるものがある。
ちなみにこの施設には展望室もあって
原燃核燃料再処理工場も一望できるし
108基あるという風力発電の風車も一望できる

さて、時刻は10時半。ここからは一気に下北半島の北端に向けて出発!
この頃になると雲もほとんどなくなって快晴に!
信号のほとんどない道で車もほとんど走っていない。まさに快適なドライブ!速度出しすぎ注意!
次に向かったのは廃線となった旧下北交通の終点大畑駅跡。下北交通は旧国鉄大畑線を1985年に引き継いだ第3セクターだが、2001年に廃止。既に廃止後21年経過しているのだが、
あちこちに橋梁跡などが残っている
そして終点の大畑駅は

駅舎がそのまま下北交通バスのターミナルになっていて、タクシーも常にここにいる。現役の駅のようだ。

そしてホームや車庫もそのまま残っていて今でも列車がやってきそう!構内の腕木式信号機もいい!
それもそのはず。車庫の中には現役当時のキハ85形式が保存されていて、今でも時折体験走行などをやっているのだ。但し今はコロナ影響で休止中

いいんだよね〜この雰囲気!
せっかくなので記念Goodsを購入!
ちなみにこの旅、行った先で何かを売っていたら必ず何かを買うようにしていた。くりでんミュージアムでは車両の形式図コピー(これは貴重だ!)、原燃センターでは鯖の水煮缶詰、ここではクリアファイルとポストカード。
とにかく何かの応援になれば!と言う話。そしてこの後もどんどん買い続けることとなる。

ここからはかの有名な大間岬へ向かうこととする。
国道279号線は海岸沿いの気持ちいいワインディング!
海の向こうに見えるのは北海道!
途中の下風呂温泉にはこんな施設もある

これは昭和18年に建設計画が中止された大間鉄道(旧国鉄大間線)の未成線跡。残っていたアーチ橋を遊歩道として2005年に整備されたところ。ただ、未成線跡と言うよりも新しく建設された遊歩道のように見えてしまうのが残念。
ちなみに橋の真ん中には「下風呂駅」として駅舎があって、屋根の下は足湯になっている。
大畑駅近くにはもっと未成線跡っぽい6連アーチ橋があるらしく、そっちに行けば良かった。

気を取り直して大間岬へ!どんどん晴れ渡る空の中、大間岬に到着したのは13時!

ついに来ました本州最北端!
大間岬灯台の先に見えるのは北海道!

見事に函館側の景色が一望できる!
函館山もくっきり!
しばし時間を忘れて景色に見とれたあと、猛烈に腹が減ってきた!大間と言えばマグロ!この日のランチはもちろんマグロを食おうと思っていた。
但し大間岬周辺のお店は観光客で行列が出来ていたので、大間の町の中に行くことに。
入ったのはここ、長宝丸
実際に長宝丸という船を持っている漁師さんの経営する定食屋さん。マグロ料理の他にもとんかつ定食とかもある街の食堂!

注文したのはマグロづくし丼3980円!ちょっと高いが、大トロ、中トロ、赤身を大間々黒のすべてを一気に味わえる贅沢な逸品!茶碗蒸しもエビ入りだよ〜
口の中でとろける大トロはもちろん最高だが、赤身もプリプリでめちゃめちゃ旨い!満足満足!

さて、この日一番の目的を達したので、あとはこの日の宿がある青森市内を目指すこととなる。
途中恐山に立ち寄ろうか?とも思ったが、多分夏休みで激混みが予想されるのでパス。
代わりに立ち寄ったのは

JR大湊線の終点大湊駅。この駅からは恐山が一望できる。かつて列車で一度訪問したことがあるが、その時は曇っていて景色がよく見えなかった記憶あり。
そして大湊駅の隣の駅は

本州最北端の駅である下北駅。大湊も下北もローカル線である大湊線の終点近くの駅だが、全く秘境感はない。やはり恐山登山をする人が多いためなのかもしれない。
ちなみに下北交通はここ下北駅から分離して大畑までを結んでいた。但し下北駅周辺に下北交通の面影はない。

ここからはさらに野辺地方面へ南下。途中「横浜」という地名があってびっくり!その横浜町にある展望台からは陸奥湾が一望できる!
ちなみに下北と野辺地の間には前述の横浜という地名や大豆田(まめだ)と言う地名があり、妙に「横浜かよ」「大豆田とわこかよ」とか一人で盛り上がっていた。
これは国道279号線のバイパス
横浜から野辺地まで開通している下北自動車道の一部。もちろん無料区間。地方を車で走っていると、時折このような将来高速道路になるバイパスがある。もちろん最近作られたものなので、12年前のCR-Zナビには載っていない。余ってバイパスを使うかどうか?は自分の嗅覚に頼るしかない!
なんと野辺地近くの踏切で、2時間に1本の大湊線列車に遭遇!

そして野辺地駅には16時半到着!駅前には線路のモニュメントがある。その先にあるのが野辺地が発祥と言われる船舶用常夜灯
野辺地駅で見たかったのは日本最古の鉄道防雪林
そして南部縦貫鉄道はかつてこの防雪林と国鉄ホームの間から出発していた。

そして駅のホームはかつて「はつかり」「はくつる」などが13両編成で発着していた名残がある。でも大湊線も青い森鉄道線も現在は2両編成が基本!
ちなみに東北本線が青い森鉄道に変わってしまったので、大湊線はどこのJR線にも接続していないという珍しい路線。よって青森発の直通列車は青い森鉄道線を通ってここ野辺地までやってくる。

さて、この日回ろうと思っていた場所はすべて回ったのであとは青森市内を目指すだけ

海岸沿いを行く国道4号線は本当に走っていて気持ちが洗われる。途中の浅虫温泉、一度泊まってみたいものだ
と言うことでこの日宿泊するアルファホテル青森には18時到着
そう言えば今回の旅は元々計画した行程に対して時間が恐ろしく正確!天候にも左右されていないし、なんと言っても渋滞しそうな場所に行っていないというのがミソ!

さて、荷物をおいて早速食事・・・と思ったのだが、大間手食べたマグロがまだ腹の中に(笑)
そこでちょっと休憩してから夜の街に繰り出すことにした。
そして休むこと1時間半。19時半頃に行動開始・・・しかし・・・
この日は土曜日なのに休んでいる店が多い。
青森ってお盆は基本的にお休みするところが多いのかな?
んで、通りの向こうで津軽海峡冬景色を流している店を発見!
お店の名前が津軽海峡鮮魚店!
店内に入ってみるとなんと七輪浜焼きの店!
そろそろ海鮮刺身に飽きてきていたので(なんと贅沢な!)、これはうれしい!焼き魚食えるぞ〜
お通しのししゃもと小イワシを七輪で炙りつつ注文したハマチのカマ焼きを待つ
マグロのカマを食べたかったがこの日は売り切れ。代わりにこの日のお勧めでハマチがあったのでそれにした。

そしてこれがハマチのカマ焼き!見てこのボリューム!もちろん骨までしゃぶり尽くして目玉も旨く頂き満足満足!
ビール3杯飲んで冷や奴も食ってお値段3500円!コスパ最高!
ということでこの日も天気に恵まれて食事に恵まれて最高の一日が終了!

8月14日(日)青森7:30出発〜 青森駅〜津軽二股駅(奥津軽いまべつ駅)〜三厩駅〜龍飛岬周辺観光〜津軽中里駅〜五所川原駅〜東北道〜ホテルモントビュー米沢宿泊〜「ひょうたん」でTeamYKK飲み会

前日早寝をしたのでこの日も早起き!
ちょっと雲があるが雨の心配はなし。
ちなみに前日東海地区を襲った台風も東に逸れたので青森は影響なし。岩手県と秋田県には引き続き洪水警報や大雨注意報が出ているところがある。東北道は碇ヶ関と小坂の間で法面崩落のため通行止めらしい。
よって当初計画していた弘南鉄道散策はやめにして、この日はJR津軽線沿線散策、龍飛岬訪問、津軽鉄道沿線散策に絞ることとした。
なんせこの日の夜は米沢で4年ぶりの再会となるTeamYKKの飲み会が行われるのだ!なんとしても早く着かねば!
ということでホテルの朝食も6時半には食べ始める!
このアルファホテル青森は朝食付き駐車場代込みで6000円と格安。めちゃボリュームあるバイキングを食べていざ出発!

最初に向かったのはホテルからたった5分、青森駅とその隣の八甲田丸。もちろんこんなに朝早くは開館していないが、青森に来たら絶対に見ていかないとね!ちなみにここに来るのは4回目
そしてせっかく車で来たので青森駅の構内から海の方へ伸びる線路を散策してみた

この線路の向こうに何があるのか?を見たかったのだ!行ってみると最後は線路が1本になって終端部分はこんな感じ。これぞ北端の架線柱!
ちなみに青森駅は現在大改装中
風情のあった旧駅舎も跨線橋も取り壊されてしまったのが残念。少しずつ昭和がなくなって行く感じ。

さて、青森を跡にして最初に向かったのがJR津軽線の津軽二股駅。なぜか?というと着いてからのお楽しみ!

津軽半島を貫く国道280号線はだだっ広い平野の中の一本道。信号がほとんどなくて1km1分で所要時間が計算できるほど。隣には北海道新幹線が並行しているが、道路との距離は1kmくらいある。間に何もない!
右にはJR津軽線が並行していて、中小国までは単線電化区間。ここをかつて寝台特急北斗星などが走っていた。
中小国を過ぎたところにあるのが新中小国信号場
ここで単線非電化の津軽線と複線電化の海峡線に別れる。海峡線の方はこの先で北海道新幹線の線路に合流する。

そして到着したのが北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅。その左側に併設されているのが道の駅いまべつ。そしてさらにその道の駅に間借りしているように存在するのが津軽線の津軽二股駅!

そしてこれが津軽二股駅の構内。隣にある巨大な奥津軽いまべつ駅との対比がすごい!
ちなみに津軽線は大雨被害によって蟹田駅〜三厩駅間が運休中。こんなに近い駅なのに同じ駅名にしなかったのはなぜかなあ〜
津軽二股駅から奥津軽いまべつ駅までは連絡通路があるのでそれを歩いて行ったのだが、なんと待合室までは行けたもののそこから先のドアが施錠されている!実は3日までの豪雨被害で奥津軽いまべつ駅の入り口は浸水してしまい、その土砂の名残がまだ残っているのだ。
ということで正面玄関に回って奥津軽いまべつ駅に潜入!

これが跨線橋から見た構内配線。左画像の一番左が北海道新幹線の駅ホーム、次の複線が海峡線貨物列車の待避線、そして保線区、一番右は津軽線。
右の画像を見ると保線区から本線に向かうトンネルが見えるが、ここは三線軌条になっているのがわかる。まあ津軽線のシンプルなこと!海峡線の複雑なこと!

せっかくなので入場券を買って駅のホームへ。なんと最近廃止されつつあるJR北海道の記念入場券がここではまだ発売されていた!
駅のホームはとても新幹線の駅と思えないくらい狭い。まあ利用客が何人いるのかな?と言う駅だから仕方ないかな。
ちなみにこの駅は「JR北海道」の管轄駅。北海道以外でJR北海道管轄の駅というのはここだけ。

さて、世にも奇妙な駅の光景を楽しんだ後は津軽半島最北の終着駅三厩を目指す。
この付近になると土砂災害の爪痕があちこちに見られるようになる。
急に路面に川が流れていたり、画像のように崩れた箇所などもあるので要注意。
んで、三厩までもう少しというところで、「青函トンネル展望所」なる看板を発見して急遽立ち寄ってみることに

慰霊神社の先にあるのが青函トンネル本州側の入り口。ちなみに右の画像は展望所からの眺め。北海道新幹線がすぐ脇を通っているところにある。んで、通過予定時刻が貼ってあるのだが、それを見るとなんと3分後に新幹線が通過するという!
しっかりとトンネルに突っ込んで行く画像を撮影!
しかも3編成しかないJR北海道のH5系が来た!何も調査していなかったのになんてラッキー!
思わぬ幸運が重なって気をよくしたところで三厩駅へ

そして到着しました三厩駅!これぞ津軽線の終端駅。但しこの日は災害運休で列車は来ない。このまま廃線とならなければ良いが・・・

島式ホームなのだが片側は使われていない。そして線路の終端部分はこんな感じ。
そう言えば津軽半島ではまだあじさいが見頃!8月半ばなのに!
ということで鉄道巡りはここでひとまず休止して、津軽半島の先端龍飛岬へと向かう。


途中の集落では土砂崩れで片側交互通行になっていたり、床上浸水して復旧作業中だったり、水がまだ残っているところなどもあった。
でも海側の景色は北海道の渡島半島が一望できる素晴らしい景色が広がる。
ということで龍飛岬には10時に到着!そして岬を歩いて回るうちに天気がどんどん良くなって来た!
これが龍飛岬灯台!
岬の先端から見た渡島半島
函館方面と下北半島
いやあ〜前日の大間といい最高ですな〜。
そして灯台近くの駐車場から一段下にある駐車場へ移動すると
そこにあるのは津軽海峡冬景色の歌碑
ボタンを押すと津軽海峡冬景色の2番から流れるようになっている。そう、「ごらんあれが龍飛岬・・・」と言う歌詞だから!
ただ、いきなり巨大ボリュームで流れるのでびっくりしてしまう。ここでフルコーラス動画を撮影していたら、後ろから「お兄ちゃん!」とおばちゃんの声で呼び止められる。
「どこから来たの?」
「埼玉から」
「じゃあ階段国道見てきてから寄ってよ」
「はーい」
ということでおばちゃんの言う通り有名な階段国道へ

これが国道339号線階段国道の上側。あまりにも急な坂なので階段にするしかないって感じ。ただ整備されていてもはや国道ではなくて観光地!
降りて行くと徐々に龍飛漁港が見えてくる。

これが階段国道の下側。つい最近看板が一時期外されていたらしいが復活していた。それにしてもあじさいが綺麗
ちなみに階段国道の下側には民家があって、まるで民家の軒下を通るような配置になっている。でもこれが国道!
階段国道の中腹には展望所があって漁港と北海道が一望できる
ということで階段国道を無事に下って上ってきたが、正直ヘトヘト!所要時間15分くらいのものだと思うが、上に着いた時には汗びっしょり!
そしてそこにはあのおばちゃんが!
実はこの人、「たっぴの母ちゃん」と呼ばれる有名人で、移動販売車を使ってお土産を売り歩いているのだ。「やたら早かったね」と言われたので「15分で行ってきた」と言ったら「そりゃ体力あるよ」と言われてしまった。実に口が上手い(笑)
と言うことでまんまとお買い上げ(笑)
さて、ここからは青函トンネルの記念施設を見て回ることにする。

まずは慰霊碑にお参りしてから青函トンネル記念館へ。ここは元々竜飛海底駅があったところで、ケーブルカーで下に降りることも出来るのだが、さすがにちょっと時間が厳しいので記念館内のみ見学

実物大模型と断面模型には興味津々。建設時の水問題とか、建設エピソードをじっくりと見ることが出来る。但し・・・私の場合は階段国道往復で汗だくになったので涼んでいただけに近い(笑)

さて、念願の龍飛岬観光も終えたところで、次の目的地である津軽鉄道散策へ向かう。津軽中里駅までの所要時間は1時間ほど。

往路も通った冠水部分や土砂災害に遭った街を抜けたが、正直被害がこの程度で済んで良かったと声をかけてあげたい。この道の両側にはたくさんの民家があるので、土砂災害を被ったのがおそらく10戸くらいのもの。家も古いので土砂が押し寄せたらひとたまりもないだろう。
越後中里へ向かう農道からは岩木山が一望できた!
なんせだだっ広い平野の向こうにでかい山があるだけという素晴らしい景色。冬に来てみてもいいかもしれない。
ただ、やはり途中には水害があったと思われる箇所もあり、通行止め迂回も多数
ということで越後中里駅には12時到着!

ちょうど「走れメロス号」の気動車が停車中!なんと到着の5分後に出発らしい!そして右の画像が津軽鉄道の終端部分。今回の旅で終端部分何カ所見たかな〜

せっかくなので記念入場券と記念乗車券を買って構内へ。立派な硬券を手売りしているのだ!
列車はアテンダントさんが乗り込んで出発!そう言えば福井のえちぜん鉄道とかこの津軽鉄道とか、女性アテンダントが普通列車に乗車してサービスするという取り組みをしている地方私鉄って多いな。
さて、列車も出発していったのでこちらも出発!五所川原駅まで早く20kmあるのだが、所要時間では当然列車にはかなわない。

途中でこんな駅を発見!駅の名前は「深郷田(ふこうだ)」こんな素晴らしい景色の中でぽつんとある駅。全然不幸じゃないよ〜

ということで五所川原には13時到着。ここはJR五能線の五所川原駅と津軽鉄道の津軽五所川原駅が併設されている。

津軽鉄道の駅舎内には売店があって、ここにはお宝がたくさん!なんとKATO製DD13を津軽鉄道色に塗り替えたNゲージを4000円で売っていたので側買い!しかも旧製品の塗り替えなので車体そのものも貴重品なのだ!
他にも津軽鉄道のストーブ列車の模型なども売っていたが、そちらは自作したものを持っているのでパス。
んで、確か駅構内には保存車両などもあると聞いていたので、ちょっと売店の方に聞いてみると入場券を買えば見られるらしい。

この駅、JRと津軽鉄道は駅舎が別々なのに構内でつながっている!なかなか珍しい構造だと思うのだが、間違えて乗ってしまったりしないのかな?
んで、JRは1,2番線、津軽鉄道が3番線を使っている。

そしてホームに降りてみるとストーブ列車に使用するオハ46型、オハフ33型客車が留置してあった
窓越しにストーブも見えた!

そして昔使われていたキハ22型や元西武鉄道の電車だったナハフ12型も朽ち果てながら健在!
車庫内では筑波鉄道からやってきたDD351型を整備中
いやあ、来られて良かった〜

さて、時刻は13時半。米沢まではここから450km。20時までには飲み会に合流すると約束しているので、ここからは一気に米沢へ向かう。
給油を済ませてお金も下ろしていざ出発!

津軽自動車道に乗ってそのまま東北道に入れるのかな?と思ったら、接続する浪岡インターでは一度一般道に降りて信号機があるのね。まあ、津軽自動車道は無料なのでいいのだが、直接JCTがあると思って飛ばしてきた車はびっくりするかも。
浪岡から東北道に乗って一気に南下するのだが、前述の通り青森県と秋田県の県境、碇ヶ関インターと小坂インター間は通行止め。
碇ヶ関で一度高速を下りたのだが、この状態で15分動かない
交通情報を見ても特に何も言っていないのでどうしたのかな?と思ったら、どうやら一度降りて乗り直すことで通行継続扱いの処置を求めてもめている馬鹿がいたらしいのだ!そのため一般レーンに行こうとする列がETCレーンに行く車線も塞いでしまっていた。
はっきり言ってそんなことでケチるな!ということでETC側に通れるようになったところで、私はETCレーンへ。その後は渋滞も全くなくて快調そのもの。あの15分を返せ!
とはいえ碇ヶ関〜小坂の国道は山道なのでこんな感じ
しかもあちこちで土砂崩れや道路崩壊があって片側交互通行も多数。しかも下手くそが多くて遅い。
途中水没している道路に突っ込んで穴ぼこに足を取られたレクサスとバイクを見たが、思いっきり突っ込んでホイールを曲げてパンクしたらしい。
ということで迂回によるロスタイムは何とか1時間程度で抑えられ、小坂から再び東北道へ。
この日は何とか岩手山も見えた!
16時には岩手山S.A.に到着。米沢まではあと250kmほどなので飲み会に間に合うことは間違いない。
ということで岩手名物じゃじゃ麺で腹ごしらえ!
そう言えば今回の旅では本当にその土地の旨いもの食ってるなあ〜。
ここでYKKメンバーに連絡を取って、予定通りであることを伝える。
そう言えば東北道の120km/h区間も走行
岩手県の南側部分のちょっとした区間しか設定されていないのだが、特に3車線になっているわけではないし、なんでここだけ?と言うのがわからなかった。

そして天気の方は宮城県に入ってから急変する。いわゆる線状降水帯が宮城県〜福島県に停滞中で、急に集中豪雨になったりパタリと止んだり
怖いのは雨よりもそれに動揺する他の車!急にブレーキ踏んでみたり、前の車について行こうと必死なのか?やたら車間を詰めていたり。ホント、運転免許返上して欲しい車の多いこと多いこと
そして福島JCTから東北中央道へ
福島と米沢の間を飛んでるでぶち抜いたこの高速道路を走るのは初めて。でも照明もないし山間部を走るのでトンネル以外のところは怖いのなんの。特にこの日の大雨では視界が全くないのでおっかね〜
結局米沢市内に入っても豪雨は止むことがなく、駐車場からホテルまでは今回の旅で唯一傘を使うことに!ホテルチェックインは19時15分

荷物を置いてすぐにYKKメンバーに連絡。すると6時半から飲んでいるらしい(早いよ!)

お店はホテルから徒歩30秒の「ひょうたん」。そして今回もいつもの「ひろみ」さんと「みちよ」さん。今回のお店はみちよさんが予約してくれた!ありがとう!
この3人で会うのはYKKの総帥「寺ちゃん」が亡くなった時以来なので4年ぶり。それ以来コロナによってお互い自粛せざるを得なかった。ただ、あってしまうとその時のギャップはほぼなくなる(笑)
昔話もするし、今の時勢の話もするし、旅の話や地方の見どころなどなど話すことはつきない。

いやあ、ビールが旨い!             馬刺しが旨い!
カキフライも旨い!

私とひろみさんは「山川光男」という名前に目が行って日本酒を注文。
ちなみにこれ「山川光男(なつ)」だったのだが、(なつ)を注文すると(はる)をグラス1杯サービスしてくれるという。
「山川光男」という名前は4人の人が造っているお酒だそうで、その4人の名前を人文字づつ取って名付けたらしい。
味はまろやかでくいくい入ってしまう悪魔の酒だ!(なつ)はスッキリめで(はる)がさっぱりめという感じだった。
ということで結局3人は閉店の0時まで飲み続け、それでも話したりない状態だったがここで解散
みちよさんが代行を頼んで二人は帰っていった
今度は川越観光に来るという話しもあったので、川越で迎撃することとしよう!

8月15日(月)米沢9:00出発〜姥湯温泉〜峠駅〜板谷駅〜東北道〜圏央道〜川越15時帰宅

この日は基本的に帰るだけなので、朝はのんびり目覚める。と言っても7時半には起床!朝ドラを見てから朝食バイキングへ
もちろん朝食バイキングではがっつり!
ちなみにこの後パンをさらに2個、ソーセージを4本食った。
ホテルを出たのは8時半。まずはガソリンを給油したのだが、米沢のスタンドではレギュラーがなんと180円!めちゃめちゃ高いのにはびっくらこいた!
その後米沢駅に行ってお土産の龍上海ラーメンを買い込む。米沢に来たら買って帰らないとね〜。昼飯用に牛肉どまんなかも買えば良かった。
さて、そのまま帰路についてもつまらないので15年ぶりくらいに福島との中間点にある姥湯温泉に行ってみることとする。
国道13号線を福島方面に向かい、西栗子トンネルを過ぎたところに板谷方面への看板が出る。そこを右折すると

こういう酷道に入る!なんとこの酷道を17kmも行った先に秘湯温泉である姥湯温泉がある。道の脇はガードレールもなくて渓流がすぐそこへ!

しかも17%とか22%とかとんでもない急勾配もあるし、下手するとスイッチバックすることになるヘアピンまである。
すれ違う際にはどちらかの車が待避場所で待っていることになるし、路面は凸凹でとてもじゃないけど155では来れない。CR-Zだからこそなせる技。

駐車場に車を止めてからも500mほど険しい山道を登らないと宿にも到達できない!
そしてこの宿で600円払って日帰り入浴できるのだが、
露天風呂はさらにその崎100mほど登ったところ!
露天からの撮影はもちろん出来ないが、まさに天空の露天風呂という感じで、源泉掛け流しの白濁硫黄泉は最高の泉質!とにかく温泉の香りが辺り一面に広がり、こぼれた源泉が川に流れ込んでいるというすごさ。
ちなみに奥の山姥の湯の方に源泉があって、そこから少し冷まされたお湯が薬師の湯に注いでいるらしい。
温度は高めで山姥の湯の方が42℃くらい、薬師の湯の方は39℃くらいだと思う。

15年ぶりの姥湯温泉を堪能した後は、もちろん経路途中にある奥羽本線スイッチバック駅探訪をする!

まずは峠駅!ここは5回は来ているのだが何度来ても風情がある。ただ、かつてこのシェルター壁面に貼ってあったディスカバージャパンのポスターとかは剥がされてしまっていた。

なんとなく最近「秘境駅」間がなくなってきたのは気のせいかな〜。またもや偶然新幹線が通過するラッキーはあったが・・・

続いて向かったのは板谷駅。ここは前から来たいと思っていたが、前を通過するだけで立ち寄ったことはなかった。と言うのも駅への入り方がよくわからなかったから・・・。

もしかして旧駅舎があったところ?と思われる場所に車を止めて看板を見てみると、ようやく場所の関係がわかってきた。この場所は間違いなく旧駅跡で、この場所に本線から分岐したスイッチバック駅部分があったのだ。

そしてこの旧駅への引き揚げ線は現在も保線用の車両が停車中で実際に使われている。
このシェードの先には本線と現在の板谷駅があるのだ。要はスイッチバック地点にあった旧板谷駅の周囲の方が集落が栄えていて、現在の板谷駅の場所は民家からかなり離れたところに作られてしまっているわけ。

シェードを進んでいくとその向こうにもう一つシェードが見えるが、これが本線と今の板谷駅。

これが今の板谷駅から見た旧板谷駅引込線。複線の本線がまっすぐのびて、左に旧板谷駅の引込線がある。
ちなみに現在の板谷駅は急勾配の途中にホームが作られたので、右の画像のようにホームに立つと勾配になっているのがよくわかる。
今となっては峠駅よりもこの板谷駅の方が風情があるような気がする。

さて、これで今回の旅の目的はすべて遂行したので川越へと戻ることにする。時刻は12時過ぎ。今出れば東北道の渋滞にも遭わないはず。

ちなみに板谷から福島までの間でCR-Zが10万キロに!買ってから13ヶ月で8000kmペースはちょっと悪いかな〜。でも今回の4日間で2000km走ってる!
福島飯坂から東北道に乗り、久喜白岡JCTで圏央道へ。
ただ、この日はやっぱりサンデードライバーのとんでもない運転が目にとまる。なんせ
こうだから!追い越しレーンよりも第1走行レーンの方がスムーズだし速い!
ということで川島I.C.で高速を下り、カワゴエしないでちょっと渋滞を抜けて自宅に到着したのは15時ジャスト。ノンストップで板谷から走りきってしまった。
今回の総走行距離は約2100km。燃費は16.5くらいだった。


さて、今回の旅のお会計を集計してみるとする。
高速代:約\20000
ガソリン代:約20000
東横イン八戸:\5620
アルファホテル青森:\6000
ホテルモントビュー米沢:\6900
浜小家:\5005
長宝丸:\3980
津軽海峡鮮魚店:\3432
岩手山S.A.:\860
ひょうたん:\10000
くりでんミュージアム合計:\820
下北交通合計:\500
下北駅入場券:\140
野辺地駅入場券:\140
津軽鉄道合計:\5100
ファミマでビールなどなど合計:約2000
お土産代:約\5000

総合計95497円! 三泊四日ですべてクルマ移動を考えると高いように感じるが、なんせお土産中心に現地でお金を落としたのが10000円、食事代だけで約25000円もかかっているので実はリーズナブルかも!

 

 

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