Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2023/05/24 19:44更新 

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〜「ブラッディー」の東北ドライブ旅2023夏!〜

2022年の夏休みも東北にドライブ旅を敢行した「ブラッディー」だったが、その後巡ってきた地域にありながら立ち寄っていない場所がかなりあることに気づいてしまった。
まずは恐山、すぐ近くに2回も行っているのに実際に恐山に登ったことはない。さらに白神山地、銀山温泉と次から次へと行きたいところが思い浮かんでしまった。
2023年はコロナ終息ムードから一気に旅行ブームが再来!軒並み飛行機の値段は上がり、鉄道の運賃も割り増しになってしかも混んでいると来ている。ならば!ということで年中同じ料金の交通手段、車を使った旅を今年も敢行することとした。
例によって最終日に米沢にも寄ってTeamYKKと飲もうという話も浮上し、目的てんこ盛りの3泊4日2000kmのドライブを企画したのであった。
ではこのてんこ盛りツアー、早速紹介してみよう。


8月10日(木)自宅23:00出発〜栃木インター〜東北道〜八戸道〜下田百石インター〜国道338〜恐山

例によって盆休みは高速休日割引が適用されないので、深夜早朝割引を利用しようと言うことで今回は23時に出発!
なんせ川越から恐山までは約800kmあり、それを一気に走破しようというのだからなるべく夜の間に長距離を走ってしまいたい。普通に走って10時間なので、途中給油や仮眠を考えると現地に10時に着くには11時間必要と逆算。
通常なら川島インターから圏央道を使うのだが、夜と言うこともあって距離が最短となる久喜インターから東北道に乗ることとした。
ところが・・・久喜インター入口まで来てみると「佐野藤岡〜栃木渋滞15km3時間以上」という電光掲示板が目に入る。
これは間違いなく事故だろうと判断して、そのまま国道4号を北上。小山付近で県道に入って栃木インターに到着したのが0時半頃。
案の定大きな事故があったらしく、栃木インターを先頭に渋滞中
でも、この渋滞を回避したことで予定のタイムスケジュールに乗った。
さあ、ここからは一気に東北道を北上!
今回は久しぶりの長距離一気走りなので、CR-Zのクルーズコントロール機能をフルに使い、110km/hの設定限界にして楽をする。CR-Zのクルコンはシフトをニュートラルにすると設定解除されるので、追い越す時や前が詰まった時は一度ギアを変えれば思い通りに運転できる。
矢板北P.A.で2時間経過の小休止。下弦の月がきれい。
そう言えばこの時小笠原には台風7号が接近していて、関東地区も出発前には一度雨が降っていた。台風の影響が東北にも出ると言われていたのだが、この後台風は西に逸れ、特に東北の日本海側はほとんど雨も降らない旅となった。
4時過ぎに長者原S.A.で給油
恐山までの距離を考えるとガソリン満タンでも絶対に到着出来ないので、高速上で必ず給油する必要があったのだ。お値段が高いので早めに給油してしまうこととした。なんとレギュラーでもリッター196円!!21リッター給油
本当はここで休憩も取ろうと思っていたのだが、なんせお盆のため各S.A.、P.A.は通路まで車が止まっている有様。結局そのまま走り続けることに
しっかしお盆の高速は下手くそが多い
両車線を同じスピードで走って後続車を抑えてしまうからブレーキ踏む車も多い。ちなみに右のR34は八戸までつかず離れずだった。

前沢S.Aに到着したのは5時半。腹が減ってきたのでここでおにぎりを購入。この牛タンおにぎりがかなり旨かった。本当はここで仮眠したかったのだが、駐車場が満車で変なスペースにねじ込んで停めてしまったので、おにぎり食ったらそそくさと出発。

結局仮眠できないまま日が昇った!盛岡の手前になると東北道は120km/h制限区間に入るので、ここで一気に時間を稼ぐ。
盛岡を過ぎて滝沢P,Aに到着したのが6時過ぎ。ここで30分ほど仮眠を取る。ちょっとだけ寝るだけでも疲れがかなり違うのよ。
休憩したあとはひたすら北を目指す。
安代JCTで八戸道へ入り、車の数もぐっと減ってくる。自分のペースで走れるので快適快適!
八戸JCTから下田百石インターまでは1車線区間。天気がいい!
そして下田百石インターを出たのは8時。予定通り!ここからは一般道で恐山を目指す。

国道338号線は時折海の側を通る国道。広い原っぱの向こうに防風林があったりして、北海道のようだ。
林立した風車を見ると下北半島に来たなあと思う

雲一つない晴天の中を海を見ながら北上すると、恐山が見えてくる。むつの町を抜けてワインディングをひたすら10qほど登るといよいよ恐山に到着!時刻は午前10時。タイムスケジュール通り!

恐山の入り口には三途の川があり、太鼓橋をわたって昔は入山していた。今は太鼓橋が封鎖されてみんな車とともにコンクリート協をわたる。
この辺になると硫黄の香りが立ち込めて、なんとなく周囲全体に異様な空気が漂ってくる(この感覚は言葉で表現できない)

そして恐山に入山!入山料は500円。とにかく広い敷地なのでタオルを首に巻いて汗だくになりながら見学する。

総門、山門をくぐって突き当りにあるのが地蔵殿。なんとなくこの地蔵殿が本堂に見えてしまう。実は本殿は総門と山門の間、左側にあるのだ。
歩き回っている途中でガイドマップを見てそのことに気づく!
これが本堂!危うく通り過ぎてしまうところだった!
ここからは極楽浜を目指してひたすら歩く。

山の上にある不動明王と不動明王から見下ろした境内全景

硫黄の香り立ち込める火山礫の合間をのんびりと歩く。ところどころ蒸気が噴出しているところがあってとても幻想的

極楽浜までの道のりにも多数のお地蔵さんがいる。

一番奥にある建物が八角円堂。この横に血の池地獄がある。
こちらが賽の河原
そしてこれが極楽浜
この恐山にある宇曽利湖はどこからも水が流れ込んできていない湖なのだとか。
なんとなくここに立っていると極楽ってこんなものなのかな?などと考えたりする。実は気温が高くて灼熱地獄だったりするんだが…笑
極楽浜には東日本大震災供養塔がある
帰り道にあるのが胎内くぐり
ここを通って現世に戻ってくるということなんだろうな〜。ということで約1時間で恐山巡り終了。
が、実は恐山に来た目的は違うところにある。
それは本堂近くにある温泉。もちろん無料
身を清めるためにあるのだと思うが、この恐山で噴き出している水蒸気から考えれば温泉が湧くのは当然!ちなみにこれは男湯

なんと女湯は2棟ある!
この温泉は白濁硫黄泉で温度はぬるめ。とにかくじっくりと浸かっていられる。浴槽は4人が入ればいっぱいというような大きさのが2つ。でも以外と温泉に入る人が少ないみたいで、私が入っている間は4人しかお客さんが来なかった。
さて、これで恐山観光は終了!時刻は11時。ちょっと腹減ってきた。

総門前に食事処があったのでここで腹ごしらえすることに。暑いので冷たいものをということでざるそばを注文。お値段700円。
まあ、手打ちでもないし可もなく不可もない味・・・まあ恐山で食事したというだけで良しとする。
最後にCR-Zの記念撮影!

8月11日(金): 恐山11:00発〜二枚橋7連アーチ橋跡〜下北道〜みちのく有料道路〜東北道〜黒石駅〜田んぼアート〜田舎館駅〜弘前プラザホテル宿泊〜弘前市内「甚平」で夕食

恐山観光を終えた後は昨年見逃していた大間鉄道未成線跡地の二枚橋7連アーチ橋へ向かう。

恐山から二枚橋地区に向かうには裏街道を使うので車もいないしワインディングが最高!途中でサルの集団に出くわしたりした。
そしてこれが二枚橋7連アーチ橋
昭和18年に建設計画が中止された大間鉄道(旧国鉄大間線)の未成線跡では最大の遺構。今にも列車がやってきそうでずっと残してほしいものだ。昨年訪問した下風呂のアーチ遊歩道 よりもこちらのほうが私の心には刺さる。
さて、下北半島で訪問しようと思っていたところはすべて回ったので、この日の宿を予約してある弘前に向かうことにする。時刻は12時。
ここからは国道279号線でむつ湾沿いに進む。むつ市内は結構ガソリンが安めで171円/lだったので給油してしまうこととする。22リッター入った。

ちなみに8月なのにあじさいやつつじが咲いているのはさすが北の国。旅をしていると何度も同じ花を別の場所で見ることができるってのもいいね。

陸奥横浜からは下北自動車道の無料区間で野辺地へ。野辺地からはナビに言われるまま裏道でみちのく有料道路へと出る。この裏道がまたいいワインディングでめちゃめちゃ楽しかった。

みちのく有料道路と青森自動車道は初めて走ったかもしれない。みちのく有料の頭上にある中央線標識が雪国らしい。

黒石駅に到着したのは14:40。かつては国鉄黒石線も発着していた駅だが、今では弘南鉄道弘南線だけが通っている。
ここから弘南電車に乗ってちょっと駅巡りしようかと思ったのだが、到着と同時に列車が出発!次は1時間後ということで電車に乗るのはあきらめる。

その代わり入場券を買って駅構内を散策する。地方私鉄の終着駅ってほんと風情ある。

構内には元東急7000系電車が待機中。ディスクブレーキが外側にあるパイオニア型台車を使っている鉄道は日本でここだけ(だと思う)

こういう光景見るとジオラマ作りたくなるんだよね
ということで次の目的地に移動。向かったのは「田んぼアート」で有名な道の駅いなかだて。黒石駅からは10分で到着
道の駅のわきに田んぼアートがあり、それを見学する展望台には300円で入ることができる。

そして田んぼアートがこちら↑どこの田んぼアートに言っても思うけど、よく作るよなあ〜
ちなみに石のアートというのも見ることができる。

タワーから下りる階段にはかつての作品画像が展示してある。モナリザなどは2回チャレンジしたらしいが、1回目と2回目の完成度の違いには感動する。

タワーの目の前にはその名もずばり「田んぼアート駅」がある。なんとタワーの上で見ていたら1時間に1本の電車がやってきた!
駅と岩木山がこんな構図で撮影できるので、夕陽の撮影スポットにもなっているらしい

さて、この田んぼアート駅の隣には田舎館駅という駅がある。この駅、前週の「チコちゃんに叱られる」で放映されたのを見て無性に行きたくなった。

そしてこれが田舎舘駅の駅舎!風情ある大正レトロ風の駅舎の中は、なんと一面の壁面アートになっている。
構内には貨物取扱ホーム跡もあっていい雰囲気!
と、いうことでこの日めぐる予定スポットはすべて制覇したので、宿へと向かうことにする。
田舎館から弘前までは15分ほどしかかからない。
この日の岩木山は本当にきれいに見えた
宿に到着したのは16時すぎ。チェックインしてTVをつけたらサッカーW杯女子の日本対スウェーデン戦がまさにキックオフ寸前だった!
ラッキーと思って寝そべってみていたら・・・いつの間にか撃沈していて目覚めたら18時だった(笑)
確かに前日からろくに寝ていない状態だったので当たり前か・・・

さて、1時間半も寝てすっきりしたところで行動開始!もちろん飲み屋探し
前もってGoogle Mapで居酒屋を調べておいたのだが、ホテル目の前の第1候補は臨時休業、5分ほど歩いたところのホテルおすすめのお店は満席、その後ふらふら歩いて探した2軒も満席。そろそろあきらめかけた時に通りかかったのが
「甚平」という津軽のおかずを売りにしたお店
入ってみると「狭いですが」と言われながらもカウンターに1席用意してもらえた。
ここではお店のおすすめ「津軽のおかずセット」¥1700を注文!

左はお通しのつぶ貝!これは歯ごたえしっかりでめちゃおいしかった。右は小鉢3種でこれがまた最高にうまい。ここまででビール1杯飲み切る

そして焼き魚と刺身盛り合わせ。焼き魚はぬかさんまでこれが最高にうまかった!ぬか漬けしたさんまを焼いたもので味がしっかりしていて身はほろほろ!これでさらにビールが2杯進み、腹いっぱい!お会計はこれだけ食べて飲んで3700円!いやあ、いい店だった〜
ということで宿に戻って一人二次会!
なんだかんだで結局就寝は23時zzz。ここで旅の初日、怒涛の24時間が終わる。

8月12日(土):ホテル7:40発〜 弘前城〜県道31号〜国道101号〜千畳敷〜不老不死温泉〜十二湖〜日本キャニオン〜国道101号〜県道63号〜国道7号〜鷹ノ巣駅〜大館市内〜ぬまだてハイツで宿泊

前日早寝したので、 この日は朝6時半に起床。でも朝ドラ「あまちゃん」の再放送を見るので7時半まではホテルに滞在。7:40に行動開始。
まず向かったのは弘前城。現存12天守の北限である弘前城はぜひ立ち寄っておかねばなるまい。
ただ、駐車場をどこにするか迷いに迷い、三の丸追い手門の前にある観光館の地下駐車場へ止める。弘前城の敷地はかなり広いので、入門するところを間違えるとかなり歩くことになる。

ということで追い手門から入門。弘前城址は内堀も外堀も残っているのでとにかく広い。

虹の大橋を渡り、二の丸南門をくぐってようやく二の丸

下乗橋を渡るとようやく本丸にたどり着く。ちなみに現在本丸の石垣は修復工事中。

ちなみにここに至るまで沿道のわきには無数の枝垂れ桜があり、さすが桜の名所!という感じ。次回は桜の季節に来ることとしよう。
ということでこれが弘前城天守閣
実は江戸時代に一度消失して再建されているので、かつての高い天守閣は現存しない。3階建ての小ぶりな天守閣ながら、江戸から残る12天守の一つ。

ちなみに9時にならないと天守閣の中には入れない。さらにこの本丸も本来は有料地域になっていて、9時を過ぎるとお金を取られる。まだ8時過ぎなので無料!早起きは三文の得!
ちなみに弘前市立観光館の敷地には歴史的建造物が保管されている。
こちらは旧東奥義塾外人教師館の建物。

弘前で見るべきものは見た!ということでここからは一気に日本海側を目指す。
弘前市内もレギュラー175円/lと意外と安かったので、10リッター給油してから県道31号線で味が咲き鰺ヶ沢を目指す。
県道31号線はとにかく両側がずっとリンゴ畑という景観が続く
さすがリンゴの名産地!しかも適度なワインディングで楽しい。まあ農家の軽トラックが時々出てきてめちゃ遅いのは仕方ない。
ちなみにこの車、なんだ?県道31号で4台もすれ違った。
おそらく農業に使う小特扱いの車両なのだろうが、トラックを超ミニチュアにしたような姿でめちゃかわいい。なんていう名前なんだろ?
鯵ヶ沢で国道101号線に合流。ここからは日本海沿いを南下
ちょっと曇っているが海沿いの道はいいね〜
そして千畳敷には10時に到着!

千畳敷海岸は1792年の地震で隆起してできた岩の海岸で、数々の奇岩があって多くの観光客が訪れる。
この日は波もちょっと荒かったので有名な潮吹き岩の勢いがいい

海岸には千畳敷センターといいう食事処があり、テラスで千畳敷を見ながら食事ができる。この日は朝食を食べていなかったので、ここで海鮮同を食うこととする。このころになると陽も出てきた!

これが五色丼2980円。ちょっと高いがこのボリュームなら文句なし!しかもウニは生うによ!
じっくり味わいつつ食事をして食べきったのが10:25。お店の人にお礼を言って外に出てみると、なんだか列車の汽笛が聞こえた

なんと千畳敷駅にリゾートしらかみ号が停車中!この駅でリゾートしらかみ号は観光客のために長時間停車するのだが、出発5分前の合図だったらしい。これはノーマークだったので思いもよらずリゾートしらかみ号に出会えたのがうれしい。次回は列車で来るかな〜
さて、時刻は10時半。続いての目的地である黄金崎へと向かう。

出発してすぐに青空が見えてくる!そういえばこの日は東北地区に線状降水帯が発生するので注意せよと言っていたのだが、そんな気配なし!
盛岡などの太平洋側はかなりの豪雨で災害になっているところもあるらしいが・・・。

黄金崎で国道101号から逸れて海へ向かって下りてゆき、灯台の先にあるのが有名な不老不死温泉
600円で日帰り入浴が楽しめる。
入ることができるのは本館の内風呂と露天、新館の内風呂と露天、そして有名な日本海を望む海辺の露天風呂!
海辺の露天風呂に入る前に本館の内風呂で体を流してから海辺の露天へ行くこととする。
海辺の露天風呂はなんせこんな所にある!
日本海の荒波を見ながら、鉄分豊富な茶褐色の温泉に浸かるのは至福のひと時だね〜
ここには14年前にも一度着たことがあり、その際は宿泊した。確かその後一度水没するなどがあって復旧したはず。前はタオルがまっ茶色になるくらいだったのだが、今回はそうでもなかった。鉄分減ったのかな?
何はともあれ毎日1回は立ち寄り温泉に行くという計画、2日目も無事に実行!

さて、時刻は12時。次の目的地である十二湖へと向かう。

国道101号線沿いには景観がよいところに「ゆとりの駐車場」というのがかなり整備されていて、これを見つけると必ず止まってみるのがいい。
この駐車場からは白神山地が一望できた。山の上は雲がかかっていたので雨かなあ〜
五能線の十二湖駅前を左折して山道に入ると案の定雨だった。

一番手前にある玉池駐車場に車を止めて歩いて回ろうかとも思っていたのだが、さすがにちょっと本降りになったので断念。車で青池方面へ進みながら湖を見て回る。
車で到達できるのは途中の中の池まで、中の池の近くに500円の有料駐車場があるので、そこに車を置いて青池までは歩いてゆかねばならない。
ところが・・・なんと中の池駐車場に車を止めたとたん、なんと雨が止んだ!

500mほどのハイキングコースを左手に落口の池を見ながら進んでいくと
青池に到着!何がびっくりって
本当に青いんだなあ!
しかもこの頃になると日差しが戻ってきて一気に晴天に!なんてすばらしいんでしょ!
青池のわきにある階段を上ったところには
ブナの原生林が一面に!
この遊歩道を歩いて回ると十二湖のほかの湖も見て回れるのだが、全コース行けば3時間くらいかかりそうなのでパス。なんせ暑いし!
ということで駐車場に向けて戻り、汗だくになって駐車場へ到着。
車に乗って汗が引くまで冷房全開!晴れ男なのはいいんだけど、晴れ過ぎてしまうのが玉に傷だ。

次に向かったのが日本キャニオン展望所。もと来た道を2qほど下ったところに駐車場とバス停がある。
駐車場からは500mの登山。これが結構きつい(笑)
でも、展望所に到着すると
この雄大な景観を見ることができる!
山の中腹が崩れ落ちてできたこの凝灰岩の壁はアメリカのグランドキャニオンに似ているので日本キャニオンと呼ばれている。
さて、雨も止んだので行きたかったところは見て回れた!ということでこの日の宿がある大館に向かうこととした。
この日の宿はルート設定から考えれば本当は秋田にしたかったのだが、秋田、能代の宿はほとんど満室で、仕方なく大館を選んだというのが本音。
ところが、1か月前の豪雨災害で秋田の町は広範囲で水没しており、逆にラッキーだったかもしれない。
十二湖駅前で再び国道101号線に合流。ここからは絶景の海沿いの国道区間が始まる

この青い海、青い空、緑、走っているだけで気持ちいい

ゆとりの駐車場に車を止めればこういう絶景が広がっているし、もう言うことなし!

結局八森で国道を離れるまでに車を止めること4回!日本海の絶景をずっと楽しめるのはいいねえ。

八森からは山越えになるので景色はあまり期待していなかったのだが、富根に向かう県道はこんなすごい道だった!
なんせ車はいないしまっすぐだし、時々現れるワインディングも高速コーナー続きの素晴らしい道。まえから思っていたが、秋田の道ってかなりいいよなあ。男鹿半島の道路も素晴らしいし。
国道7号線に合流して大館まで一気に行ってしまうつもりだったのだが、途中でふと鷹ノ巣駅に寄ってみることを思いつく。
鷹ノ巣駅は奥羽本線と秋田内陸縦貫鉄道(旧角館線)の分岐駅。行ってみれば何かありそう。

鷹ノ巣周辺もこの広大な平野の向こうに八幡平山!日本海側ってこういう景色が多い。

右が秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅で左がJRの鷹ノ巣駅。「ノ」が入るか入らないかで違うが、実は駅構内でつながっている。そりゃそうだ、もともとどちらも国鉄線なのだから。

秋田内陸縦貫鉄道の駅では硬券を売っていたので迷わず購入!お土産にした。ついでに駅構内にも入れてもらった。

鷹ノ巣には世界一の大太鼓があるそうで、それは知らなかった!ちょうどJR奥羽本線の電車がやってきたが、新しく見えるこの電車も30年選手なので、そろそろ色が剥げていて物悲しい。

さて、鷹巣駅で硬券入場券も変えたので満足満足。ここからは一気に大館まで走り切る。
直接宿に行こうかと思ったのだが、時間はまだ16時半なので、大館駅に行ってみることとする。んで、駅に到着してびっくり!
駅前は再開発の真っ最中で、既に新しい駅舎が完成しそうだった。
ちなみに大館には10年前にも訪問しているのだが、その時の駅前がこんな感じ

ほんと、全く違う街だ!駅前ロータリーにあったハチ公の銅像はどこ行ったのかなと思ったら
近くにある秋田犬の里という施設に移設されていた

そしてその秋田犬の里には渋谷に展示してあった東急5000系車両が移設されていた。この5000系の車内には入ることもできる。
しかもその脇にはレールが!これは元小坂鉄道貨物線の廃線跡を利用したトロッコアトラクション。いやあ、変われば変わるもんだ。
そして大館名物大文字焼の山がくっきり見えた。
ということで大変貌した大舘の街を見学した後は、この日のお宿「ぬまだてハイツ」へと向かう。駅からかなり離れたところにあるので、近くに居酒屋などはない。よってコンビニで食べ物と酒を買ってからチェックイン。

これがぬまだてハイツ。名前がハイツなのでアパートのような感じを想像していたら、まさにそうだった(笑)
隣にはぬまだて温泉という日帰り施設があり、宿泊者は1回だけ無料でこの温泉にも入れる。お値段4940円とかなり安い!
この日の宿泊客には高校生の部活合宿と思われる団体様もいた。
ということでゆっくりぬまだて温泉に入り、この日はまったり過ごすこととした。

コンビニでビール4本とちょっとした食事、つまみを購入してきたのだが、21時時点でビールをすべて飲み切ってしまった。
館内でビールの自販機を探したがない!んでコンビニも歩いていける距離にない!フロントに聞いてみると「瓶ビールならありますよ」と言われたのでもちろん購入!まさか瓶ビールを飲むことができるとは思わなかった!

8月13日(日)ホテル7:30出発〜 国道286号〜国道7号〜道の駅象潟ねむの丘〜鳥海ブルーライン〜国道345号〜国道47号〜銀山温泉〜国道13号〜東北中央道〜ホテルαー1米沢宿泊〜「なみかた羊肉店」でTeamYKK飲み会

前日早寝をしたのでこの日も早起き!7時のニュースを見てから早速出発!この日は一般道で400qを走破する必要があるのでかなり時間がタイト。さっそく国道7号線で南下する。
途中鷹ノ巣で国道285号線に逸れて能代市内をバイパス。

この道がすごかった!とにかく高速ワインディングの連続でしかも信号がない!道もいいのであっという間に八郎潟まで到着
さすがに八郎潟の平野は雄大!天気もいいし気持ちがいい
秋田に到着したのは9:30頃
朝ごはんを食べていなかったのでここでちょっと腹ごしらえ。この日は夕食で贅沢をすることにしていたので質素に・・・・笑

秋田市の郊外でちょっと渋滞に遭遇するが、その後は順調に南下する。この日も晴天がまぶしい!
国道7号線はほとんどまっすぐ日本海沿いを走るので、例によって
どこを走っていても気持ちがいい!
大館から延々一般道で南下すること3時間、到着したのが
道の駅象潟ねむの丘
この建物の6Fには展望室があって、周囲を一望できるのだ。象潟には13年前に一度来ているが、その時はタワーに上らなかったので今回はタワーに上るのが悲願だったわけ。展望室からは
九十九島が一望できる
「陸の松島」と呼ばれる99の小山が点在する景観は最高!もちろん平地から見てもその景色は素晴らしいのだが、上から見るのはさらにいい
もちろん南東側には鳥海山
ちょっと雲がかかっているが、ここまで見えるのは珍しいかもしれない。

もちろん西側には日本海が広がる!望遠鏡を使うと大陸も見えるのだとか

展望台内には九十九島の解説やそれを描いた俯瞰図の複製、松尾芭蕉の足跡などの展示もある。

さて、念願の「陸の松島」展望もできたので、ここからは鳥海ブルーラインで鳥海山の上から景色を楽しむこととする。
道の駅を出てすぐ、鳥海山のほうへ向かう分岐が現れるので、そこからは一気にワインディング!

最初は高原の道路というイメージだが、すぐにタイトコーナーの連続になる。よって撮影はできない(笑)
とにかく2速3速のコーナーや1速まで落とすヘアピンなどもあって本当に楽しい。自分の車でここに来たのは初めて。とにかく楽しむ

上り坂の途中にあるスペースで車を止めて撮影した象潟の町。日本海まで一望できて最高!
登山口の駐車場は雲の中
雲海の合間に見える下界の景色もまたいいい。

登山口駐車場から山形県側に出るとどんどん天気が良くなってきた!こうなるともう下りのワインディングは気持ち良すぎてもう何も言えねえ。
そして山形県側の大平展望台で小休止

ここからは坂田の町が一望できる!日本海もずっと向こうまで晴れ!
ということで鳥海ブルーラインを堪能し、再び国道7号線に戻ってきたころにはタイヤとブレーキのにおいが立ち込めていた(笑)

さて、ここからは国道345号線、国道47号線を使って最上川沿いを尾花沢へ向かう。
山形県側から見た鳥海山は雲もなくて全景がくっきり
そして南側には朝日連峰!
ほんとにいい天気!太平洋側が大雨だっていうのが信じられない。

国道47号線に入ると最上川沿いの山間部を走るが、道もいいので走りやすい。新庄の町が近くなると広い平野部の一本道になる。
ということで一般道を延々走って尾花沢の街を通過。銀山温泉まではすぐ!
ところが・・・銀山温泉の手前1.5qのところで車を停止させられる。どうやら銀山温泉の駐車場が満車になっていて、日帰り客は手前で降りてバスを使ってほしいとのこと。

ということでこの「大正ろまん館」という施設の駐車場に止めてシャトルバスに乗り込む。料金は300円。
ただしこのシャトルバス、5分に1本来るが、たいてい2本は見送らないと乗れない。しかも銀山温泉までは1.5qしかないので歩いても行けちゃう。
よって往路は上り坂なのでバスに乗り、帰りは歩いてくることとした。

そしていよいよ念願の銀山温泉に到着!温泉街の入り口には足湯があって混雑しており、まあ観光客があふれかえっていた。

所狭しと並ぶ古い宿はまさに時代をタイムスリップしたかのよう。来られてよかった
一度はここに泊まってみたいものだ
さて、銀山温泉の各宿は日帰り入浴も扱っているのだが、時刻はすでに14時半を回っていた。基本的に日帰り入浴は14時まで。でもただではあきらめない。
やってきたのは公共浴場しろがね湯
ここは500円で入浴できるし時間制限もない・・・と思いきや、なんとこの日はメンテナンスのため15時で終了とのこと。「すぐに上がるから!」と頼み込んで入れてもらった。
この温泉は無色透明の単純温泉でかなり熱い!だからちょっとだけお湯につかるだけでも十分!15分でささっと入浴を済ませて大満足。
これで「毎日1回は日帰り温泉に行く」という目的完了!
ということでこの日の目的地はすべて制覇したので、宿のある米沢を目指すこととする。
東根インターからは東北中央道へ
尾花沢から高速に乗ることもできたのだが、遠回りになるので東根までは国道13号線で来てしまった。実はナビが古くて昔からあった東根を指示しただけという話・・・笑
東北中央道はかつて山形から東根までしか開通していなかったのだが、近年福島まで直通できるようになった。よって米沢まではあっという間。
米沢北北インターで高速を降り、ここでガソリンを給油。なんと米沢では191円/l!高い高い!まあ川越まで走れるガソリンは残っていなかったので仕方ない。
ホテルにチェックインする前に小腹がすいたので米沢駅へ
駅構内の有名な立ち食いそば屋さん「鷹」
ここの米沢牛丼が絶品なのだ。ミニ丼もあるので食べていこうと思ったら・・・ん?電気消えてる?
聞いてみるとこの日はお盆の中でも東北の人にとっては重要な13日ということもあり17時で早じまいなんだそうな。時刻は16時55分・・・もうちっと急ぐべきだった・・・
ということでこの日の宿、αー1米沢にチェックイン。夜のYKK会合に備えることとする。
この日の夕食はなみかた羊肉店でジンギスカン!
実は8年前に来て以来、何度も来てみては満席、臨時休業等で振られていたのだ。今回はYKKの「ひろみ」さんが事前に予約してくれた!時刻は19時半
んで、今回のメンバーは「ひろみ」さんと私・・・以上!残念ながらほかのメンバーは例によってお盆13日ということもあって予定が合わず。サシ飲みとなったのだ。

さて、さっそく定番の義経焼からいただくこととする。8年越しの義経焼がうまい!

続いて牛若丸を注文!義経焼は冷凍肉なのだが、牛若丸は生ラムを使っているのだ。比べてみると味は歴然!ということで牛若丸をもう一つ注文!
結局二人は2時間ずっと積もる話を続け、延々飲み続ける。最後に日本酒に切り替えたところでタイムオーバー。お店の中にはほかに人がいなくなってた(笑)
全然話足りないので二軒目に行くこととする。お店でタクシーを呼んでくれたが、20分ほどかかるということでお店の中で待たせてもらうことに。お店の人も親切でうれしい限り。
結局二人は米沢の繁華街にある「ひろみ」さん行きつけのスナックに行って0時まで飲み続け、昔話から最近のネタまでずっと話し続けたのであった。
「ひろみ」さんは娘さんに迎えに来てもらって帰宅。私はタクシーでホテルへと戻り、今年のYKK夜会もここに終了した。

8月14日(月)米沢8:00出発〜東北中央道〜東北道〜圏央道〜川越12時帰宅

この日は基本的に帰るだけ。例によって7:15からのあまちゃん再放送、朝ドラらんまんを見て8時に行動開始。
まず向かったのは米沢駅
そう、前日のリベンジで牛丼を食おうというわけ!んで立ち食い処「鷹」に行ってみたのだが、食券券売機の牛丼のところが×になってた。仕方ないので天ぷらそばの食券を買って店内に入り、おばちゃんに「牛丼はやっていないんですね」と聞いてみたところ、「ああ、忙しい時間帯なので販売していなかったんですが、今はちょっと暇になったので作りますよ」と言ってくれた!なんとありがたい!
今日は腹も減っていたのでミニではなく普通盛り1300円を注文
私んためだけに準備してくれて本当にありがたい。そしてこの牛丼、とにかく米沢牛をぜいたくに使っているので本当にうまい。お米もうまい!
つゆを別に出してくれるので、自分好みでつゆをかけて食べられるのもいい。
これで今回の旅の目的はすべて達成した!
ということで川越に向けて帰宅の途に就く。
この日はUターンラッシュのピークということもあって渋滞にはまらないようにひたすら最短時間で行けるルートを選択。米沢八幡平から東北中央道に乗り、福島JCTからは東北道へ。途中一度も休憩せずに一気に羽生P.Aまで突っ走る。
往路と同じく110q/hクルーズコントロール設定して走ったので楽ちん楽ちん。羽生で一休みしてから圏央道経由で川島インターへ。
んで、びっくりしたのが川越市内に入ってから。
何よ、この雨!
突然の集中豪雨にびっくり!今回の旅でもっとも雨に降られたのがこの瞬間だった。でも自宅に到着するとすでに雨は止み、結局傘はいらなかった。
4日間で総走行距離は約1900km。ガソリン105リッター消費。燃費は18.0くらいだった。


さて、今回の旅のお会計を集計してみるとする。
高速代、有料道路代、駐車場代:約\20000
ガソリン代:約19000
弘前プラザホテル:\5350
ぬまだてハイツ:¥4940
アルファ1米沢:\4700
恐山:¥500
不老不死温泉:¥600
しろがね湯:¥500
恐山そばや:\800
甚平:\3700
千畳敷:\2980
鷹:\1300
なみかた羊肉店&米沢のスナック:だいたい\10000
銀山温泉バス:¥300
タクシー代:¥2500
ファミマでビールなどなど合計:約4000
お土産代等:約\6000

総合計87170円! 昨年よりも安く済んでいるのがびっくり!ガソリン代の高騰を考えたり、食べた食事の贅沢さ加減から考えたら結構リーズナブルだよねえ。

 

 

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