Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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〜[ブラッディー]の青春18きっぷの旅(山梨編)〜
 

2009年の夏、[ブラッディー]の購入した[青春18きっぷ]は残すところ1日分で夏休み最終日を迎えた。せっかくのきっぷなので使わなければソンだという事で、[ブラッディー]が1日出回るコースとして選んだのは山梨県の甲府〜身延線〜御殿場線〜国府津のルート。
もちろんはまっている位置ゲーの未制覇地域と言うこともあるし、首都圏から近くて無理なく行動できる範囲と言うこともある。
気楽な気持ちで日帰りできるこのコースの小旅行、早速レポートしてみる


8月16日(日)川越〜 新宿〜甲府(ホリデー快速ビューやまなし号)
8月16日、朝9:06新宿発の[ホリデー快速ビューやまなし号]に乗る予定を立てた[ブラッディー]は朝6時半に起床。 早速支度をして川越駅まで歩く。川越駅ではまず[ビューやまなし号]の指定席を押さえる。自由席もついている列車なのだが、やはり最低限の指定席を抑えたい!しかし・・・・
B席って通路側じゃん・・・・
まあ、仕方ない!早めに行って自由席に並び窓側の席を確保しなければ!
ということで川越から埼京線の快速新宿行きに乗って新宿へ向かう。乗りなれた列車なので何の新鮮味もない・・・
埼京線の快速。205系電車
新宿に到着して[ビューやまなし号]の発車番線を確かめる。中央線の上りホーム7番撰からの発車と言うことなのだが、まだ出発まで40分もある!ということで新宿駅構内でちょっと電車を見て回ることにする。

伊豆急下田行きスーパービュー踊り子号251系電車

こちらは東武鉄道から乗り入れてくるスペーシア日光81号。東武鉄道の100系特急電車[スペーシア]を使い、JR線で栗橋まで行って、東武線に入るルートを通る。右の画像はスペーシアの特別個室。グリーン車扱いになる。
こちらは中央本線の特急あずさ号E257系
斬新な塗装は後でお見せするとして、この電車はなんだかカッコよくないから嫌い。
なんだかんだ歩き回っていたら、入線時刻の8:56があっという間に来てしまった・・・。ということで慌てて7番線へ向かう。この日は日曜日&夏休み最終日と言うことで下り列車は空いているらしく、自由席に並んでいる人はほとんどいなかった。
ということでラッキーにも4人ボックス席を一人で占領!
これが[ビューやまなし号]用の215系電車
この電車はもともと東海道本線で快速[アクティー]として着席比率を上げるサービスのために製造されたオール2階建ての近郊型電車。発足したばかりのJR東日本の意気込みを感じさせる電車だったのだが、ラッシュ輸送にはむかないしシートピッチが狭いのでホームライナーにも使いにくいし・・・ということで最近はこの[ビューやまなし号]くらいしか使われていない。
よって日本で4編成40両しか存在しない貴重な電車なのだ。

これが2階席。シートの頭上、車両垂直方向に荷棚があるのが珍しい。シートはかなり座り心地がよく、人間工学的に考えられたインテリアだと思うのだが・・・・

左は1階席、右が車端部分の平屋構造部分。どちらもシートピッチは同じでファミリーで1ボックス占領して乗るにはかなりいい使い道がありそう。
8:06、いよいよ[ホリデー快速ビューやまなし号]が出発!行き先は小淵沢!
さすがに2階席からの眺望は素晴らしい
都内では前方を走る中央線快速電車に阻まれて速度も上がらないが、立川を過ぎて列車本数が減ってくると気持ちよく飛ばす。通常の中央線快速よりも停車駅が少なく、新宿の次は三鷹、立川、八王子、高尾、相模湖、大月と言う感じで特急並に少ない停車駅。
215系電車の中でも[ブラッディー]は電動車である9号車を選んで乗ったのだが、車両の背が高くても意外とふらつくこともないし快適。座席定員制の電車としてもっと活用すればいいのに。

左の画像はトンネルに入った瞬間!実は中央本線はトンネルの断面が小さいことで有名で、この2階建て電車だとトンネル侵入ではギリギリを通過するのだ。結構怖い・・・。
右はいつもツーリングで使う中央高速。電車のほうから見るのは新鮮。因みにこの日も[休日1000円]の影響で大渋滞していた。

大月近くになると両側を山や川が行き来し、景色を見ているだけで楽しい。のんびり列車の旅はこういうところがいい!
これは[初雁]駅
駅の向こうの引込み線は昔のスイッチバック駅部分の残構。かつては笹子峠を超えるためにスイッチバックで通過していたのだ!
これは[山梨市]駅
上り電車として止まっているのは115系電車。房総各線と同じ横須賀色を纏う115系は日本全国でも中央本線のこの区間だけ。ホームにある桃と対比して写真撮ってみた。
ということで新宿を出てから約2時間で甲府に到着。電車は小淵沢まで行くのだが、[ブラッディー]は身延線に乗り換えるのでここで[ビューやまなし]号を下りる。
215系電車はのっぺりした顔が特徴
甲府駅では乗り換え時間が15分あったので、タバコを一服!ここから先はJR東海なので、全駅が禁煙なのだ!いくらなんでも地方のローカル駅なら喫煙所くらい作ってくれ!
タバコを吸っている間に特急かいじ号が到着。またもやE257系電車だったが、先日[大人の遠足]で話題になった[アルピコカラー]が目の前に来たので一応写真に取っておいた

あすさ号とかいじ号は同じE257系を使う    これがアルピコカラー
アルピコカラーの色は確かにアルピコカラーなのだが、模様は菱形の組み合わせになっている。これは戦国時代の武将[武田信玄]の[武田菱]からデザインされたのだそうな

甲府〜富士(3630G身延線富士行き)
甲府からは身延線である。JR東海のエリアに入るので、電車もJR東海の所属

待っていたのは313系3100番台電車のワンマンカー。2両編成なのでかなり混んでいる。
JR東海は国鉄時代の電車の新車への置き換えが進んでおり、この313系電車はローカル線をワンマン化するために投入された新鋭電車。ちゃんとクロスシートを残しているところがありがたい。
でも[ブラッディー]はタバコを吸ってのんびりしていたのでクロスシートに座れず・・・・
よって甲府から途中の身延までは肩身狭いロングシートで読書して過ごすことになる・・・・

この駅は途中の甲斐岩間駅。左の画像のミラーはワンマン運転時に運転手からホームを確認するバックミラー。昔ながらのY字ポイントを使ったローカル駅は風情満点。ホームから線路渡らないと駅の外に出られないし・・・
ここで特急電車との交換待ちをするので4分ほど停車。電車の前に回ってみてみたら、パンタグラフが前についていてなかなかカッコイイ!
これが反対からやってきた特急「ふじかわ5号」の373系電車
はだかじま??波高島と書く・・・
身延からはようやくクロスシートの窓際を確保。やっと景色が見られる〜

身延線は富士川と並行して走るので、渓流の眺めから下流の大きな富士川まで、川の表情がどんどん変わるのが見られる。天気もいいし景色もいいし言うことなし!
のんびり単線の身延線は東京からも近いし、沿線にはハイキングコースも多いのでお勧め!また並行して走る国道もかなり走りやすそうな道なので、今度ツーリングで使おうかな〜

富士〜沼津(1454M東海道線熱海行き) 〜裾野(2566G御殿場線国府津行き)〜国府津(2568M国府津行き)
富士ではたった3分の乗り換え時間で東海道線の上り熱海行きに乗り換え。慌しくてトイレに行く暇もない。でもここで急いでおけば沼津で時間が取れるので頑張って乗り換え!

待っていたのは211系5000番台電車。国鉄時代に設計された211系電車をJR東海が一部設計変更して大量生産した電車。但し車内はロングシートで味気ないことこの上ない。
沼津までは15分ほどの道のりなのでまあ我慢するか・・・・沼津に到着して[ブラッディー]が見つけたのは
EF66型100番台電気機関車
長距離の貨物列車は夜に走ることが多いので、この機関車はなかなか見ることが出来ないのだが、沼津駅構内で単機で休んでいた。EF66型はブルートレイン牽引機として有名だが、この100番台はJR移行後にJR貨物が増備した新鋭機関車。同じEF66型でも製造年月が20年違うと言う珍しい例。
沼津では一息つきたかったのでおにぎりの購入&駅の外に出て喫煙所で一服!次の乗り込んだのが御殿場線の国府津行き。15:01発。電車はまたまた313系3100番台

ワンマン電車だが、この日は乗客が多いので車掌さんが乗務していた。御殿場線はもちろん富士の裾野を走ることで有名。この日はさすがに夕方と言うこともあって富士山は雲に隠れてしまっていた。
この電車で裾野駅まで行くこととする。

これ、裾野駅の構内。なんとホームの一部が切りかかれていて踏切がある。この踏切を渡らないと駅の外に出られない!駅の先端に踏切がある例はあるけど、駅の真ん中に切り欠きがあるのははじめて見たかも。

さて、そのまま御殿場まで行かずに途中の裾野で下りたのには訳がある。実はこの裾野駅で御殿場線の特急[あさぎり号]がすれ違いをするのだ!

左は下りのあさぎり5号。小田急の20000系ロマンスカーを使用する。小田急ロマンスカーがJRに乗り入れるのはこの御殿場線だけ。ちなみに20000系電車は2編成14両しかない貴重な車両。
右は上りのあさぎり6号。JR東海の371系特急電車を使用する。この371系電車は1編成7両しか存在しない超貴重車!
もともと小田急から国鉄に乗り入れる[あさぎり号]という電車はあったのだが、JR移行後にJR東海と小田急で相互乗り入れと言う形に発展したことが発端でこの運用が続いている。
ということで貴重車同士の交換シーン
あさぎり号の交換シーンも見られたので満足満足。次にやってきた御殿場線の国府津行きに乗車。

やってきたのはまたまた313系。但しこの電車は2500番台。室内はロングシートで味気ない。景色も見えないし、つまらないのでここで撃沈zzz
でも、ハイキングの客がリュックサックを背中にしょったまま、ドア脇に座っている[ブラッディー]のそばに立ち、頭にリュックが当たるのには閉口・・・途中でリュックをぶん殴ってしまった

国府津〜大宮(2740E湘南新宿ライン高崎行き)〜川越

国府津からは乗りなれた湘南新宿ラインでの旅。乗り換え時間がまたまた3分しかなかったので慌しくグリーン券を購入。休日のこの時間にしてはかなり混んでいたのにはビックリ!

おなじみE231系1000番台湘南新宿ライン   もちろんグリーン車に乗る

二宮付近で湘南の海が見える          藤沢駅のKIOSKは昔の80系電車の形をしている
大船の鎌倉総合車両センターには新型成田エクスプレスE259系がいた
国府津から大宮までは意外と遠く、湘南新宿ラインで2時間近くかかる。こういうときにグリーン車は快適でいい!
大宮付近では高崎線の快速と併走
朝、川越を出てから帰着するまで12時間ほど。ちょっとした小旅行にもなるし、身延線から見る富士川は最高!215系[ビューやまなし号]もいつまで走るか分からないし、夏休み最後の一日は充実!

結局、今回の旅でかかった費用
電車賃=[青春18きっぷ]の1日分2300円、[ビューやまなし号]指定券510円、湘南新宿ライングリーン車代750円(国府津ー大宮)、=3560円
食費=ペットボトル飲料2本で300円、おにぎり3個350円=650円
合計でたったの4210円!!

今度は富士川沿いを車で走ってみようと思った[ブラッディー]だった。

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