Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」の余市・小樽お散歩の旅!〜

2018年9月末、恒例の年1回の札幌出張が入った「ブラッディー」。但し、今回を最後に札幌の担当から外れるので、 仕事で北海道に来れるのもこれが最後になりそう・・・。
色々と観光を抱合せようと計画していたのだが、そんな中で発生したのが9月5日に発生した北海道肥振地震!最初は出張そのものが中止になるか?と言う話もあったのだが、1週間後には節電以外はほぼ日常に戻ったという連絡を受けて予定通り決行することに!
当初計画していたのが追分機関区見学だったのだが、そこは今回の震源地間近の場所なので、前から行きたかったニッカの余市蒸留所見学に計画を切り替え、ついでに途中にある小樽見物を実行することとした。
ということで9月28日(金)の出張後、9月30日(土)の余市・小樽日帰り?観光がここに実現することとなったのであった。


9月28日(金)川越出発
〜 札幌でお仕事〜夜の懇親会
この日は午後一から札幌市内での仕事が待っているので、 川越を6:30に出発する高速バスで羽田に向かう。ところがこの日の首都高速は事故だらけ!リムジンバスは迂回路を通りながら渋滞を避けるのだが、池袋に到着したのがなんと8:00!大丈夫か?
でも首都高速中央環状新宿線に入ると渋滞も解消してスイスイ
新幹線大井基地もくっきり見える青空
結局羽田空港到着は定刻に遅れることわずか3分の8:33!リムジンバスってすごいな。
羽田で朝食を摂って9:30発のANAで新千歳空港へ。新千歳到着も定刻より10分早い10:55!順調順調
このところ天候による交通障害に散々振り回されていた「ブラッディー」にとってはスムーズすぎる今回の旅。

札幌までは721系快速エアポート号で向かうのだが、6両編成中1両は指定席車になっているのでこれを利用。JR北海道ではこの指定席を[uシート」と呼んでいる。リクライニングシート装備で快適快適!これで520円ならJR東日本のグリーン車よりもお得!

北海道ならではの広い平野を車窓に見ながら札幌に到着したのは12時。ちょっと遅れた。隣には青函トンネルの特急「スーパー白鳥」から転用された789系特急「ライラック」が停車中。
ちなみにJR北海道では特急のことをちゃんと「特別急行」とアナウンスする。何となく格式を重んじているようでいい感じ。さらに車内自動放送の声も落ち着いた男性の声で好感が持てる。

と言うわけで12時半からはお仕事!2か所で4つの会議をこなして仕事が終わったのは21時過ぎ!
ここからは年1回の恒例となっている親睦会。
お店は札幌駅に近い「かんち」という居酒屋
ここは値段も安くて超お勧め!
基本は焼き鳥屋さん(ここの肉はでかい)なのだが、北海道らしく

ラム肉炙り焼きやらジャガイモもやたらうまい!
ということで結局2時まで飲んでお開き!でも会計は1人4000円に満たない(笑)

9月29日(土)8:00起床〜 余市蒸留所見学〜小樽市内散策〜小樽市総合博物館見学〜旧手宮線跡見学〜帰宅
さて、この日は本来川越に帰るだけ!なのだが、もちろんそんなもったいない時間の使い方はしない。
帰りの便を新千歳発19:30に設定した「ブラッディー」は、前日の深酒もものともせずに8時に起床!朝ドラ「半分青い」の最終回を見て(爆)、札幌駅へと急ぐ。
今回買ってみたのはこの切符
土日限定で1日2260円のお散歩きっぷ。なんと長万部以北滝川以南のJR北海道線乗り放題。要は青春18きっぷの地域限定バージョンと言うわけ。お値段も青春18の1日分より安い!

乗り込んだのは731系電車と733系電車の併結6両編成小樽行き。土曜日なので車内はガラガラ

この日は快晴だったので、名物の銭函海岸の景観もこの通り!気持ちいい〜〜
電車は定刻通り小樽に到着。ここからは10分の接続で

倶知安行き気動車に乗り換え。車両はキハ40型とキハ150型の2両編成。
「ブラッディー」はもちろん国鉄時代の製造、キハ40型に乗り込む。

車両内にたった1席ある一人がけクロスシートに陣取る!モケットの青も国鉄時代のまま。冷房はなくて扇風機だけ。扇風機にも[JNRマーク」が!
いまどき冷房がない車両が残っているというのもJR北海道ならでは!もちろん扇風機は壁にあるボタンを押せば可動する!
この気動車に乗ることたった4駅。しかし所要時間は26分(笑)。目的地の余市には10時6分に到着。ちょっと遅れたのは、途中駅で登山客が大量に下りたのだが、ワンマン列車なので運転手さんが全部の乗客のきっぷを回収しなければならないから。でも、切符を買わずに乗って来たり、使えないICカードで乗車してきてしまった人が多くて大変!


と言うことで余市駅に到着!駅前には朝ドラ「マッサン」を記念した公園がある。
余市駅から歩くこと3分、見えてくるのが

ニッカウィスキー北海道工場!朝ドラ「マッサン」のロケでも使われた、ウィスキーの父竹鶴正孝の築いたウィスキーのふるさと。
「ブラッディー」は10時半からのガイド付き見学を申し込んでいたので、受付を済ませて待合室へ。ところが・・・コインロッカーに荷物を預けようとしたら小銭がない!両替機が見当たらない!そこで再び受付に行って両替をお願いしたら、快く100円貸してくれた!親切だ!
到着時はお客さんが全然いなくて受付番号は2番!ところがガイドツアー開始の5分前には

あっという間に人が集まってきて大賑わい!ということで10時半にガイドツアーが始まる。建物の配置の関係で見学順番と製造順番が異なるので、まずは製造方法のお勉強から!
ウィスキーは製麦→乾燥→糖化→醗酵→蒸留→貯蔵・熟成→ブレンドと言う順番で作られる。特に乾燥工程で用いられる泥炭(ピート)の香りづけがドラマの中でもよく出てきたのはご存じのとおり。ここ余市では大麦とピートの産出量が豊富であったことと、きれいな水、高温になりすぎない気温がウィスキー製造に最適であったとのこと。ピートは1cm退席するのに100年かかるので、現在ではピートは石狩平野の別の場所から採取しているそうな。

こちらはポットスチルと言う有名な蒸留設備で蒸留しているところ。ウィスキーの製造は気温の関係で春と秋しか行わない。よってこの上流工程が稼働状態にあるときに見学できるのはラッキー!
ちなみに右の画像の右側の小さなポットスチルは創業当時の第1号機だそうで、現在も大切に保存されている。
スチルにしめ縄があるが、これは創業者の竹鶴政孝が造り酒屋の息子だったことから、酒樽のしめ縄を使って「良いお酒になるように」と祈願したのが最初だとか。

左はドラマでも使われた創業当時の事務所。中は当時のまま保管されている。右は竹鶴政孝の住んでいた家で、国際結婚していたイギリス人妻「リタ」と済むために和洋折衷のしゃれた造りになっている。

こちらは創業当時からある1号貯蔵庫。今でも奥半分は現役!最古の貯蔵品は戦後間もなく醸造された1945年製だそうで、これを使った限定生産品を一昨年500本販売したところ1ヶ月で完売したとか!お値段はなんと55万円!

最後に見学するのがウィスキー博物館。貯蔵していくうちに透明な色から徐々に琥珀色に代わっていく様子や、熟成中に徐々に量が減る「天使の分け前」の様子が再現されていたりする。右は創業時の第1号ウィスキー!超貴重品!ボトルには斜めの模様が入っていて、正面から見ると裏の模様と合わせて格子模様になるという工夫がされている。

館内には「マッサン」コーナーもあって、衣装や小道具の酒類なども展示されている。
と言うことでお勉強は1時間ほどで終わっていよいよお待ちかねの
試飲コーナー!!
今回用意されていたのがシングルモルト余市、スーパーニッカ、アップルワインの3種。余市の美味さはもはやいうことなしなのでロックで!スーパーニッカはおなじみなので水割りで頂いた。アップルワインは正直期待していなかったのだが、なんとこれ、ロックで飲むとめちゃ美味い!ワインっぽくなくてむしろウィスキー的。よってこれをお土産に買ってくることとした。

ということで12時にニッカウィスキーを後にした「ブラッディー」は小樽まで戻ることに。
乗り込んだのはまたもやキハ150型とキハ40型の2両編成
ん?これってさっきの車両?そう、倶知安まで行ってきた列車が戻って来たわけ
ということでまたもやキハ40型のレトロ感を楽しむこととする

小樽に到着したのは13時ごろ。ここで帰りの時間を調べてみると、17時発の快速エアポートに乗れば乗り換えなしで新千歳に18時半前に到着できること判明。
もちろん前もってuシートチケットを購入しておいた。これで万全!
あとは17時までの4時間を小樽散歩で過ごすこととする。と、その前に・・・腹減った

すると駅前におあつらえ向きなこんなところが!この三角市場、三角形をした地域に市場が密集しているのだ。もちろん魚介類を買うこともできるし食事もできる。「ブラッディー」はその中の1軒「はやしや」という小さなお店にぶらりと入ってみた。おばちゃん2名だけでやっている店内は定員8名程度の小ささ!でも右の画像の3色丼は自由に具材が選べて税込1800円と言う安さ!もちろん味噌汁と漬物、枝豆までセットされての値段!本マグロとウニといくらだよ〜〜!

さて満腹になったらまずは歩かないと!と言うことでまず向かったのが有名な小樽運河

それにしても小樽の街の建物はどれも味のあるものばかり!明治のころから建っている建物も多く、ほとんどが小樽市の重要文化財!
こんな警官の中を歩いているとタイムスリップしたかのよう。小樽を回るなら歩くに限る!

そしてこれが小樽運河。3年前に来たときには曇り空だったので今回は晴れてよかった〜!
運河周辺ではこんな絵になる光景も!
さて、運河を端まで歩いたらそこにあるのは小樽市総合博物館。ここも3年前にも来たところなのだが、せっかくここまで来たので館内に入ってみることとする。

ここは小樽市総合博物館と言いながら、実際は「北海道鉄道博物館」と言っても良いところ!なんと言っても一番の見どころは「しづか号」!アメリカから輸入された8両の蒸気機関車のうちの1両で、8両にはそれぞれ愛称がついていたことで有名。弁慶号、義経号とともに3両が残存している。ちなみに他にも光圀号とか比羅夫号とかあったことはあまり知られていない。
もちろん右の画像のように除雪車両の展示もあるが、なんと言っても貴重なのは

このキハ80系特急型気動車。北海道の特急気動車の代名詞で昭和63年から平成になるまで活躍していた。しかも先頭車キハ82型は1号車で、一緒に保存されているのはここにしか現存していない食堂車キシ80型。

そして庭園内には2つのターンテーブルも現存。というのもこの地は元国鉄手宮線の手宮貨物駅後だから。当時のままターンテーブルが現存していて、実際に庭園内鉄道の蒸気機関車が実際に使用している。
ここも前回訪問時には蒸気機関車が修理中で使われていなかったので、稼働するのが見られたのは嬉しかった。

他にも北海道専用車両の急行型キハ56系、一般型キハ22型

旧型客車のスハ45系、レールバスのキハ03型

ED76型とED75型の北海道専用型500番台など、北海道ならではの形式の保存はここにしかない。
雨ざらし保管なので傷みも激しいが、地元企業の援助などで順次修理なども行われている。今回はED76型が外部修繕作業を行っていた。

ということで北海道を代表する鉄道博物館を見学した後は、南小樽からこの手宮までかつて営業していた国鉄手宮線の跡地を散歩してみることとする。ここも3年前は整備中だったので一部歩けないところもあったのだが

今回は整備も完了していて小樽市総合博物館から市の外れの色内駅まで散歩することができる

2q位の道のりなので散歩するには最適!色内駅は駅舎も残っているし、途中には花壇が整備されているところもあってみんなで「インスタ映え」する写真を摂ろうと躍起になってた(笑)

遊歩道の終点はこんな感じで、ここからは道路の上を鉄橋で渡っていたのだが、現在は橋脚だけが残っている。ちなみにこの向こうは切通を通って函館本線と並走し、南小樽駅で函館本線に接続していた。
ちなみにこちらは函館本線から見た旧手宮線
一番右の線路が下に下りて行って↑の橋脚までつながっている。
ということで歩き回ること3時間半!散歩と言うのは十分な距離!ちなみにこの日歩いた歩数が23000歩で距離は15q相当らしい。
小樽駅近くのミスタードーナツで水分補給と一服をして、帰路に就くこととした

17時発の快速エアポート号は頭端式ホームの5番線から発車する。行きは721系だったが帰りは最新型の733系3000番台
uシート車の車内も最新型らしくとてもきれい。
さて、帰りがけにもう一つ見どころがある。それは

往路も通過した銭函海岸!しかもこの時間なので夕焼け!実はこれを狙って17時小樽発を選んだということもある。17時半発でも飛行機には間に合ったはずなのだが、暗くなりすぎる可能性があったわけ!
手稲の車両基地では新型の検測車マヤ35型が旧型のマヤ34型と共に留置されているのを発見
ということで札幌到着のころにはすっかり夜に!ここでデジカメの電池も切れた(笑)
帰りは新千歳空港発19:30のANAで羽田へ。羽田空港には定刻の21:05着。21:30発のリムジンバス最終便に間に合ったので川越には23時前には到着!小樽に17時までいたとは思えない効率で帰ってこれた!
ちなみに翌日、日本列島は台風24号の猛威にさらされてしまうこととになったので、この日に帰ってきたのは大正解だった!

今回の旅でかかった経費は以下の通り
休日一日お散歩きっぷ:2240円
ニッカ北海道工場見学:無料!
小樽市総合博物館:400円
uシート指定席券:520円
三角市場の三色丼:1800円
ということで5000円以下!笑

北海道出張がこれで終わりということでとても残念ですが、ここ4年間で思いっきり北海道を回らせてもらえたので会社には感謝だなあ〜
おかげさまでケータイ国取りもコロプラも北海道地域は全制覇できたし!
さて、次は九州攻略だな(笑)

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