Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜[ブラッディー]の青春18きっぷの旅(米沢編)〜
 

2009年の 正月に、久々に青春18きっぷで北陸への旅に出ようと計画した[ブラッディー]。日程表を作ってみると、どうしても1月1日〜3日の3日間しか旅程が取れない。
青春18きっぷは5日間有効で11500円。3日間しか使わないともったいない。では残る2日間分をどう使おうかと思案した[ブラッディー]は、[Team YKK]でおなじみの米沢へ久々に出向くことを思いついた。
そこで早速[Team YKK]総帥の[寺ちゃん]に連絡を取り、年内最後の飛び石3連休を使っての各駅停車の旅が急遽決定!飛び石真ん中の12月22日は会社に公休届けを出して準備万端!

折りしもJRグループが3月のダイヤ改正要綱を発表!その中になんと新宿ー新潟間夜行快速[ムーンライトえちご]臨時格下げの話が出ており、今回はこの列車を使っての日本海回り米沢への旅に出たのであった。

12月21日(日)川越出発〜 高崎(3949M高崎線快速前橋行き)〜新潟(夜行快速ムーンライトえちご)
もちろん、今回使用できるのは2日間の青春18きっぷなので、夜行快速に乗る際に使ってしまうと丸1日分存してしまう。
そこで[ブラッディー]は[ムーンライトえちご」が日付を超えて最初に停車する高崎までの普通乗車券を購入。高崎までは川越線ー高崎線を使って移動する事とする。
・・・・もちろん出発前にJURAで飲んでから出かけたことは言うまでもない(爆)・・・・・
川越ー大宮間の川越線はいつも使っている路線なのでレポート省略。大宮からのレポートをしてみる。

大宮からは大宮22:50発の快速前橋行きを利用。この列車で行けば高崎に0:04に着く。
もちろんここでは贅沢にグリーン車を奮発!休日割引で750円!普通車が激混み状態なので、このグリーン車利用はお買い得感あり!どうせいつものE231系が来るだろうと思ったら・・・・

お!211系が来た!                211系のグリーン車は初めて乗るかも・・・
E231系に比べるとやはり古い!座席下のスペースがないので足は伸ばせないし、リクライニングも心なしか角度が小さいような気がする。やはり最新型(E231系)は居心地がいいということか?
高崎までの道のりは面白くないので、グリーン車の座席でぐっすりと休むことにするzzz

さて、高崎に到着後、まずは青春18きっぷにスタンプを押してもらわねばならない。そう、12月22日に使用するという証が必要なのだ。電車を降りた[ブラッディー]は改札へ行き、そこでスタンプを押してもらう。これで準備は整った!
スタンプをもらった後、すぐにホームへ戻る。なぜかと言うと、0:32に金沢行きの寝台特急[北陸]がやってくるから。実は[ムーンライトえちご]に大宮から乗り込んで、車掌さんからスタンプをもらっても良かったのだが、それをしなかった理由がこの[北陸号を見たかったから]である。
ちなみに・・・
高崎駅の案内板
夜行列車が次々と廃止される中で、1度に3本の夜行列車([北陸][能登][ムーンライトえちご])が表示されている駅は高崎くらいであろう。

0:32、定刻に寝台特急[北陸]が到着。EF64型1000番台電気機関車に牽かれた14系客車の8両編成

3月のダイヤ改正後も生き残るそうだが、8両と言う短い編成は全盛期からすると半分程度。お客さんは結構乗っているように見えた。
ブルーの車体が旅情を誘う
[北陸]が発車してまもなく、反対のホームに[ムーンライトえちご」が入線する。[ムーンライトえちご]は後から来る急行[能登]に追い抜かれるので、なんと高崎で20分ほど停車するのだ。全車禁煙ゆえ、お客さんも一度ホームに降りてタバコを吸う人も多い。

これが[ムーンライトえちご]。かつての特急用485系電車の6両編成。いわゆる[国鉄メーク]の485系はJR東日本には18両しかいない貴重品らしい。
先頭の6号車は女性専用車で、こちらは満席だった。[ブラッディー]は5号車に乗るが、、、
結構ガラガラ・・・
2人がけに2人で座っている席はほとんどなく、[ブラッディー]も指定席ではなくて空いている別の2人がけ席を占領した。
いつも思うのだが、座席の夜行列車と言うのは「じっとり」とした倦怠感があるのはなぜだろう?[ムーンライトえちご]も元特急用の車両だし、座席もフルリクライニングシートに交換されているので乗り心地はいいのだが、ちょっと暗い室内といびきが妙に「じっとり」と感じるのだ。この辺は20年前と変わってないなあ〜

そして1時ごろ、[北陸]が出て行ったホームに、後続の急行[能登]が到着。こちらはJR西日本489系電車の9両編成。[北陸]と同じ金沢行きながら、こちらは寝台ではなく座席のみの列車。全国的に[急行]がなくなり、[国鉄メーク]の特急電車もなくなってゆく中で、これも貴重な存在。しかも先頭車は[こだま型]のボンネット先頭車!

東京ー金沢は新幹線と競合していない路線なので、[北陸]も[能登]も深夜に出て朝6時に到着と言う時間帯がものをいって生き残っているらしい。いずれ乗らねばなるまい!

さて、急行[能登]を先行させた[ムーンライトえちご]は定刻1:13に高崎を出発!ここからなんと長岡までノンストップ!深夜の上越線をひた走る・・・・が!?
高崎を出発してまもなく、新前橋で停車、さらに水上で停車、さらに越後湯沢で停車・・・。
全てドアを開けることのない運転停車。485系特急電車を全速力で走らせてしまうと、新潟まで3時間程度で着いてしまうので、時間帯調整のために何度か停車するのである。まあ、乗客にとっては寝ているだけの時間なので、むしろ遅く着いたほうがありがたいくらいなのだが・・・・
[ブラッディー]は最近ハマっている[携帯国取り合戦](携帯のGPS機能を生かして、行った先々で足跡を残して全国制覇するゲーム)というゲームをやりながらなので、結局ちょくちょく目を覚ましていた。

そして3:39に長岡に停車してからは、新潟県内の主要駅に次々と停車。お客さんは徐々に降りて行く。
新津駅では上り寝台特急[トワイライトエクスプレス]と交換
新津からは室内の電気も明るくなり、終着駅が近づいていることを乗客に知らせる。
そして新潟到着には定刻の4:51着。久しぶりの夜行快速の旅はここで終わる。

12月22日(月)新潟〜村上(3921M白新線快速村上行き)〜酒田(821D羽越本線)
新潟について一息タバコを・・・と行きたいところなのだが、接続の白新線快速列車は3分後に発車してしまうので、急いで乗り換える。もちろんこの列車は白新線の始発列車。ガラガラなのかな?と思いきや、[ムーンライトえちご]からの乗り換えも含めて結構な人が乗る。
車両はE127系の6両編成。かつては[ムーンライトえちご]がそのまま村上まで直通していたそうなのだが、今はダイヤそのままで乗り換えなければならない。

この電車、[ブラッディー]は大嫌い!室内の画像を見てわかると思うが、東京の通勤電車と同じようなロングシートで、味も素っ気もない。形もかっこ悪いし・・・。唯一[凄いな]と思ったのは暖房の効きの良さ。さすが北国の列車だけあって室内は暖かい。
着席率50%くらいで新潟を4:54発車した列車は、5:50に村上に到着。あたりは真っ暗なので景色を楽しむことも出来ない。

村上駅で車掌さんの案内を聞くと
[羽越線下り、普通列車の酒田行きは5:56発です。このホームの先に止まっています]
・・・・ん?・・・・
普通ホームって前後で使うんだっけか???
半信半疑で前に向かって歩いてみると・・・
いた!なんと3両編成のキハ40系ディーゼルカー!
そして車内に入って2度目の驚き!
うげ!全部ロングシートだ!
おそらく日本最長と思われるこのロングシート、とても乗る気がしない。そこで[ブラッディー]は2両目に連結されていたキハ47型が昔ながらのクロスシートだったのでそちらに乗ることとする。(室内画像は混んでいたので撮影諦め)
もちろん6分間の停車時間でタバコを一服して、いよいよディーゼルカーの旅へ!夜明けとともに明るくなってきた日本海沿いを北へ向かう。

んで、羽越本線のこの区間でなぜディーゼルカーなのか?答えは電化方式にある。羽越本線は村上から西側は直流電化、東側は交流電化になっており、ここを通過する電車は交直流切り替えが出来る電車でなければならないのだ。
ところが、交直流電車は車両価格も高いので、このローカル線に投入することも出来ず、結局米坂線などと共通で使うディーゼルカーが活躍しているのだ。
でも途中のあつみ温泉や鶴岡あたりでは通学の高校生がかなり乗ってきているので、電車にしたほうが経済的にもいいと思うのだが・・・
ディーゼルエンジンの唸りもすさまじく、2時間半を掛けて821Dは酒田8:18定刻に到着した。
酒田到着!最後尾は国鉄色のキハ40
さて、ここからはさらに秋田まで北上するのだが、次の列車は9:38発。1時間半近くある!従って[ブラッディー]は酒田の町を散策してみることとした。
駅の構内には獅子舞の獅子が!
さて、駅の外に出て歩いてみた[ブラッディー]。喫茶店でモーニングでも・・・・と思ったのだが・・・・

ない!なにもない!

見事なまでに駅前商店街はどこも空いていない。500mほど歩いてみたが何もない。結局駅に戻り、駅の構内で100円コーヒーを販売しているお土産屋さんに入る
外は氷点下、ありがたいっす!
コーヒーを飲んでタバコを吸って一息ついたところで駅の構内をブラブラしてみる。東京では見られない列車も多いからなあ。意外といろいろな列車がいて飽きないので、画像を一挙公開!

構内にいたラッセル車DE15型は北国ならでは 陸羽西線のキハ111型は八高線と同じだがカラーがおしゃれ
特急「いなほ」の485系3000番台
もともとは[ムーンライトえちご]と同じ485系ながら、リニューアル改造を受けていて印象は全く違う
羽越本線上り新潟行きのキハ47型
いわゆる[新潟色]と言われる凝った塗装が特徴。昔ながらの固定式クロスシートが並ぶ。室内に入ると昭和50年代にトリップ!
ん?キットカットの自動販売機!はじめて見た!

酒田〜秋田(539M羽越本線秋田行き)
酒田駅構内でブラブラしていると、[ブラッディー]が乗る予定の539M秋田行きが入線してきた。発車時間の30分前に到着するというものすごくゆとりのあるダイヤ!東京では考えられないかも・・・・

これが秋田行き701系電車、新潟ー村上間で乗ったE127系の交流版と思えばいいのだが、例によって室内は通勤電車のようなロングシート。これはいただけない!でも、交流電車、ローカル電車ならではの装備が目に付いたので紹介しよう

パンタグラフの周囲には交流用の特高機器がある。ドア部分にはローカル線用の低いホームにあわせて階段がある
まあ、車内もすいていたので一応日本海が見渡せる海側の席に陣取り、景色を楽しむこととする。酒田発車は定刻の9:38.通学客もいない車内は意外と青春18きっぷを持って旅行しているお客さんもいたりして面白かった。

ひゅーるりー、ひゅーるりーららー        旅情を誘う日本海・・・・・

でも、結局景色を見る以外にやることはないのでこの辺で睡眠をとっておくこととするzzz。
秋田到着は11:31.次に乗る予定の奥羽本線上りは12:32発。従って、この1時間で食事を摂ることとする。
せっかく秋田まで来たのだから名産を食べたいと思ったのだが、もちろん前知識はない。従って手っ取り早く駅ビルのレストラン街へ直行!ブラブラと見て回っていると
秋田のイチオシ!?稲庭うどんは食べたいぞ〜〜
ということでこのお店[どん扇屋]に入り、この「いなざるセット]を注文。稲庭うどんはさすがに暖かいものにした
これが「いなざるセット]!
北海道産の牛肉ねぎとろ丼と稲庭うどんのセット。この牛とろ丼は絶品!自家製醤油にわさびを溶け込ませて、それを食べると舌の上で溶けてゆく牛肉が美味いの何の!超ヒットと言っておこう!

秋田〜山形(2442M奥羽本線新庄行き)〜村山(新幹線つばさ124号東京行き)
腹も満腹になってきたところで、駅の構内に戻って構内散策。しかし・・・・・
おひおひ、701系電車しかいないじゃん!
全然つまらないので散策は中止。そこでちょうど入線していた新庄行きに乗って発車を待つこととする。因みに折り返し時間は20分以上ある。やっぱりのんびりしている。
[相変わらずの701系電車か]と思って車内に入るとビックリ!

え?クロスシート?                 しかもシートピッチがかなり広い!
ということでもちろんクロスシートに席を陣取って発車を待つこととする。ちなみにこの列車の車掌さんは女性。アナウンスの声の通りも良くて好感が持てる。
そして12:32定刻に秋田を発車、一路新庄へ向かう。
実は時刻表を見れば判るのだが、奥羽本線の秋田ー大曲間は秋田新幹線と線路を併用しているのだ。でも、新幹線の線路幅は在来線の線路幅より広く、そのまま同じ線路は走れない。そこで考え出されたのが[3線式]という方式。まあ、百聞は一見にしかずなので画像をお目に掛ける
ちょっとピンボケ・・・
一般的に列車は左側通行。なのにこの列車は右を通行している。その理由は3線式なのが右側の線路だけだからである。
左側の線路は新幹線専用、右の線路は在来線と新幹線併用。3線式は左のレールを新幹線と在来線が共有し、右の線路はそれぞれのゲージにあわせて敷設されているのだ。よって在来線の奥羽本線は単線、新幹線は複線と言うことになる。
この方式はかつて箱根登山鉄道の小田原ー箱根湯本でも採用されていた(小田急との乗り入れのため)が、箱根登山の電車が小田原まで直通しなくなったので、現在は3線式ではなくなっている。よってこの秋田ー大曲間が日本で唯一のものと言うことになる。

3線区間の終点大曲では、田沢湖線にそれてゆく新幹線との接続を取るためになんと12分停車。その12分でタバコを一服&構内散策してみた。
雪国ならでは!ラッセルとロータリーヘッドを持つ除雪車
秋田新幹線E3系[こまち]
大曲を出発すると山の中をひたすら新庄へと向かう。かつて秋田新幹線が開通していなかった頃、東京から秋田への幹線と言うと奥羽本線だったのだが、今は完全なローカル線。かつてディーゼル特急つばさが12両編成で駆け抜けた路線も、たった2両編成の701系電車が行く。

山の木々に付着した雪がきれい         ローカル線の旅はいい!

途中、大滝という駅で高校生の集団がダッシュして駅に走ってくる。運転手さんと車掌さんがそれを見つけて発車を遅らせる。車内では[急げ〜]と叫ぶ同級生!みんな乗り込むまで3分待って延発。こういう風景、久しぶりに見た!
結局その3分は取り戻すことが出来ず、新庄には定刻から3分遅れの15:18着。

新庄到着!隣は陸羽西線のキハ111型    駅の構内には[芭蕉丸]

[ブラッディー]の当初の計画では、ここから16:17発の普通列車に乗って山形を目指すはずだったのだが、接続待ちをしていた山形新幹線「つばさ」を見て気が変わる。

山形新幹線「つばさ124号]東京行き。車両は400系。実はこの後継車両E3系2000番台が先日デビューし、400系は来年のうちに置き換えられてしまうのだ。こりゃ乗っとくべきでしょ!ということでダッシュして自由席特急券と乗車券を買う!
[青春18きっぷ]は普通列車には何度でも乗れるが、特急などに乗るには別途乗車券も買わねばならないのだ。
最低限のお金で済ますため、[ブラッディー]は時刻表とにらめっこして、2駅先の村山駅までの特急券と乗車券を購入。〆て1380円。ここで「つばさ」に乗ることで、村山発15:54の普通列車に乗ることができ、米沢到着が1時間も早まるのだ。

村山〜山形(1442M山形行き)〜米沢(440M米沢行き)
村山駅で「つばさ」を降りた[ブラッディー]は、ホーム反対に停車中の山形行き普通列車に飛び乗る。車内はガラガラ!

山形行きは719系5000番台電車         車内は[集団見合い式]という珍しいクロスシート
もちろん[ブラッディー]はクロスシートに陣取る。この電車は山形新幹線と同じ線路を走るので、在来線の電車よりもゲージが広い台車を履いている。
15:54、定刻に発車した電車は、通学帰りの高校生を途中でどんどん乗せて山形へ向かう。その間、辺りも暗くなってきたので[ブラッディー]はうつらうつらzzz
山形到着直前で気がついたら、車内はほとんど満員になっていた!

山形には16:29定刻到着。すかさずホーム反対側の米沢行きに飛び乗る。米沢行きも同じ719系5000番台。既に高校生で一杯の車内だったので、クロスシートに着席するのは諦めて、扉の脇のロングシートに陣取る。
米沢行きは16:32発。たった3分の乗換えなのでタバコ吸う暇もない。途中の赤湯付近では雪がしんしんと降ってくる。う〜〜む、旅情だなあ〜
そして米沢には定刻の17:18着。雪が降り続く米沢の町に降り立ったのは、川越を出発してから19時間後のことであった
雪の米沢に到着!
米沢駅構内では国鉄急行色のキハ58型とキハ28型停車していたので、見に行ってみることに。なんとJR東日本でこの2両しか存在しない国鉄急行色。米坂線で活躍しているが、後継の気動車も配備されたので、これも消え行く運命にある。

国鉄急行色そのものが懐かしい
車内のブルーのシートも懐かしい
雪の米沢駅 4年ぶりに来た!
米沢に到着した[ブラッディー]は早速本日の宿[α-1米沢]にチェックイン。ネット予約すると4200円と言う安さ!
ホテルで[Team YKK]の[寺ちゃん]を待つ

YKK夜会@米沢
急な話だったので、なんと[寺ちゃん]は会社の忘年会を蹴って、[ブラッディー]との飲み会に参上!しかも昔懐かしい[ブラッディー]の仕事の先輩[Sさん]をスペシャルゲストとして連れてきてくれた!
18時、無事に合流した3人は早速居酒屋へ。5年前に[寺ちゃん]と飲んだことのある[ウッドハウス]という飲み屋が今回の夜会会場!
これがウッドハウス
まずは生ビールで乾杯![寺ちゃん]とは2週間ぶり、[Sさん]とは4年ぶりの再会!
そして・・・・・

この3人の飲むこと飲むこと!あっという間に生ビール各自3ジョッキー飲み干し、続いて焼酎へなだれ込む。
芋焼酎[黒丸]をボトルで発注!

これ、鯨の刺身!いまや貴重品なれど、なんと500円!安い!!
[Sさん]と[寺ちゃん]
3人集まって仕事の仲間だというのに一切仕事の話をしない![Sさん]は[寺ちゃん]と[ブラッディー]の[YKK設立話]に興味津々。しかも二人の一年間の行動を聞いて唖然・・・・「そりゃ、お前ら結婚できねえわ」・・・・おっしゃるとおりで・・・・

[Sさん]大先輩なれど気を張らすに話せる仲間! [寺ちゃん]・・・Team YKKでおなじみ!
[ブラッディー]も絶好調っす
そんなこんなで18時半から飲み始めた3人。あっという間に時間は過ぎ、お店の閉店時間まで飲み続ける。焼酎のボトルが空になり、再び生ビールを2杯づつ飲む!底なしとはこういうことを言う・・・・

そこへ直れ!                    ペシ!
もうむちゃくちゃな飲み会は23時に終了!なんと[Sさん]の奥様に迎えに来てもらってしまった。ここに米沢の夜が終わる。

12月23日(火)新野地温泉〜福島
翌23日、米沢の朝は快晴!やっぱりスーパー晴れ男!
この日は[寺ちゃん]が[せっかく来たんだから]と車で温泉に連れて行ってくれるという。もちろん前日の酒は全く残っていない。不思議なのだが[Team YKK]で飲んだ後は二日酔いにならないんだよなあ〜。

行動開始は9:00.[寺ちゃん]が愛機ジムニーで迎えに来てくれる。目指すは土湯峠の新野地温泉。温泉通の[寺ちゃん]が言うお勧めだから期待が出来る。

快晴の国道13号線を福島へ向かう       こういう光景も雪国ならでは!
板谷峠を越え福島平野に入ると、前方に吾妻山系の山々がくっきりと見える。天気が良くてあまりの絶景に、[寺ちゃん]もビックリ!ここまで晴れ渡ることは冬のこのシーズンはあまりないそうだ。
途中[寺ちゃん]から[福島県最大の税金の無駄遣い現場]に行ってみようと誘われ、着いた所はここ。福島西部広域農道沿いにある。
福島スカイパーク!?
要は福島県産の新鮮な野菜を空路で首都圏に運ぶという目的だったのだが・・・・・
飛行機の「ひ]の字もない・・・・
こういうところは[キャノンボール]のトラップに使えるぞ〜〜(笑)
でもこの飛行場の周囲の景色は絶景!しばし言葉を失ってしまう

ほぼ全周に渡って山々が見渡せる!
[寺ちゃん]の愛機ジムニー!
ここからは国道115号線を通って土湯峠を目指す。土湯峠は[第1回キャノンボール]の第6チェックポイントだったところ。もちろん現在は冬季通行止めながら、途中の新野地温泉までは除雪が進んでいるので通行できるのだ。

国道115号線バイパスはさすがに残雪&凍結!但し、この日の景色は絶景!雪の白と青空の対比!
新野地温泉へは旧道を使う
圧雪になっているのだが、[寺ちゃん]は手馴れたもの。スイスイと山を登ってゆく。ジムニー無敵かも!

そして新野地温泉[相模屋旅館]へ到着!もちろん山の上からは福島の街が一望できる
到着した二人は早速日帰り温泉へ!相模屋旅館では500円で日帰り入浴できる。ここは源泉掛け流しの白濁硫黄泉で、とにかく温度といい景色といい泉質といい最高レベル!もちろん[寺ちゃんミシュランガイド]でも☆3つ!!

なんせ露天風呂の脇に源泉があるんだから!  360度パノラマの露天風呂
樹木に付着した雪や青空との対比を見ながらの入浴はこの上ない贅沢!!ありがとう![寺ちゃん]!

1時間ほど入浴した二人は、ここから山を降りて福島市街へ。[ブラッディー]は福島から電車に乗って帰るので、福島市内で昼食にしようと言うことになったのだ。
到着したのは[伊達屋]というラーメン屋さん
県外からのお客さんも多いと言う有名店。11時半に到着したので、昼食時の混雑前に入ることが出来た。もちろん[寺ちゃんミシュランガイド]で☆3つの超お勧め店
二人が注文したのはチャーシュー中華そば
普通の薄味醤油ラーメンだが、出汁に地鶏を使っているのが特徴。この出汁のおかげでしつこくもなくあっさりしすぎない汁に仕上がっている。さらにこのチャーシューは6時間かけて熟成するそうで、すごく柔らかい。箸で簡単に切ることが出来るので、麺に絡めて食べると最高!

素晴らしい景色を見て、最高の温泉に入り、美味しいラーメンを食べた半日、いよいよ出発のときが来た!
13時過ぎ、[ブラッディー]は[寺ちゃん]に福島駅まで送ってもらい、一路東北本線で川越を目指すこととなる。
2日間本当にありがとう![寺ちゃん]!

福島〜 黒磯(2140M東北本線黒磯行き)〜宇都宮(1572M宇都宮行き)〜大宮(3540M快速ラビット上野行き)
[ブラッディー]が福島駅構内に入ってみると、次の上りは13:31発までない。20分ほどの時間をつぶすために駅構内をブラブラしてみる。
しかし・・・・何もない・・・・
結局電車でも見て過ごそうということになる。珍しい電車もいたのでここに公開!
阿武隈急行電鉄の電車
日本で唯一の交流電化私鉄路線だそうな
EH500型電気機関車
東北本線の重量貨物列車を牽引するための2車体8軸駆動のマンモス電気機関車。そのときは気がつかなかったのだが、後で画像を見て見ると901号機と言う試作車だったことが判明!これは貴重かも
タバコを吸ったりしてブラブラ待っていると、黒磯行き電車が入線してくる。
黒磯行きE721系電車
この電車はJR東日本の誇る最新型電車で、仙台空港へのアクセスにも使われる車両と同じ型式。東北本線の仙台付近を走る交流電車。室内はもちろんクロスシートがあり、[ブラッディー]はもちろんクロスシートに着席
室内はこんな感じ
座席はちょっと固めだが、まあ人間工学的に形が工夫されている。
電車は定刻の13:31に発車。黒磯へと向かう。景色的にあまり見るべきものがないので、約2時間の道中はほとんど寝ていた[ブラッディー]だったzzz

黒磯には15:27定刻に到着。早速宇都宮行き電車のホームへと急ぐ。乗り換え時間は7分。タバコも吸わなきゃ〜。
黒磯駅で見つけた面白いもの、それはこれ
判るかな〜〜
この架線中の向かって左側が交流電化区間、右側が直流電化区間になっているのだ。
だから黒磯駅のホーム配置はかなり面白いレイアウトになっていて、今まで乗ってきた電車(交流)が到着するホームは、これから乗る電車(直流)が発車するホームよりも福島側にオフセットされているのだ。
こういう駅構内配置をすることによって、交直流電車でなくても同じ駅で接続を図ることが出来るわけ。
ということで、宇都宮行き211系電車が入線する
宇都宮行き211系3000番台電車
グリーン車は連結されていないので、普通車に乗るしかない。しかも・・・・
ロングシートだよ〜〜〜
ところが、車内を散策しているとこんなシートを発見!
トイレの前だけクロスシート!
ということで、[ブラッディー]はこのシートを選択。5両編成の中でクロスシートはこの2座席分しかない。トイレ前と言うのが玉に傷だが・・・
宇都宮到着直前で見た夕焼け!
宇都宮には定刻の16:25着。乗り換え時間11分で快速ラビット上野行きが出発する。
ここからはおなじみのE231系電車。もちろんグリーン車がついている。

この度最初で最後のE231系           もちろんグリーン車に乗る
宇都宮から大宮は通いなれた道。よって車内ではぐっすりと寝るzzz。
大宮到着は定刻の17:46.川越線に乗り換えて川越到着は18:10であった。

往路19時間、復路4時間半、 かかった電車賃は[青春18きっぷ]の2日分4600円、往路の高崎までの乗車券1400円、[ムーンライトえちご]の座席指定510円、往復のグリーン車750円×2、山形新幹線で1380円。合計9390円。そしてホテル代が4200円。
こりゃ安いでしょ〜
まあ、[ブラッディー」は秋田回りなどと言う愚行をしているので、通常米沢に行くだけなら[青春18きっぷ]の2日分4600円で済んでしまう計算!
各駅停車の旅はその地元の色を肌で感じることが出来るし、景色もゆっくりと見ることが出来る。やっぱり時間を使うのは贅沢だと思った[ブラッディー]であった。
そして行く先には仲間あり!
急な思いつきにお付き合いしてくれた[寺ちゃん]と[Sさん]に感謝!恩返しは来年・・・かな?

旅行記トップへ

inserted by FC2 system