Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」の青春18きっぷの旅(善光寺編)!〜

2017年冬シーズンの青春18きっぷの旅!実は出張で3日分を使ってしまったので、プライベートで使用できるのは残り2日分だけになってしまった。
新年が明けてまず1日分は 行先を長野に設定!そう、初詣に善光寺に行こうという計画。実は「ブラッディー」は中学の修学旅行で善光寺に行って以来、長野市内に行ったことがない!
調べてみると各駅停車での所要時間は片道6時間!ちと遠い・・・でも朝一番で出かけて最終で帰ってくるというのであれば、現地で4時間くらいの滞在時間があることが判明!
途中、中央本線のスイッチバック区間も走破するし、長野では乗ったことのない長野電鉄も乗れそうだし、「乗り鉄」としても面白そう!
ということで3元日の最終日、1月3日に早起きを敢行したのであった


1月3日(火)5:16川越〜八高線〜八王子〜中央本線〜松本〜篠ノ井線〜長野12:22着

列車の乗り継ぎを考えると2回乗り換えだけで長野まで行ける始発ルートが最も効率がいいということで、この日は頑張って早起き!
まずは八高線直通の八王子行きに乗車
電車は209系3000番台の4両編成。川越線、八高線の専用車!でも乗り慣れた電車なので魅力なし(笑)早起きなので八王子まではぐっすりzzz
八王子到着は6:24.ここで11分の乗り換え時間で6:35発の中央本線松本行きに乗る。

電車は211系2000番台の6両編成。この211系は元々東海道線で使用されていた車両を転用したもので、10両編成から6両編成に短縮されている。211系の6両固定編成は長野車両センターに14本在席しているが、この2000番台は2本しかない。本当は0番台のクロスシート車を期待したのだが・・・
すごいのは八王子始発で松本行きと言う3時間半の道のりをロングランしてしまうということ。八王子から乗り込む人も多く、青春18利用者もかなり多そうな感じ

この冬休みの首都圏は本当にいい天気の日が多くて、この日ももちろん快晴!
勝沼ぶどう郷駅からは甲府盆地の風景が朝日に照らされてめちゃ気持ちいい

途中の日野原駅では特急列車に先を譲るため長時間停車。南アルプスが一望できる駅なので外に出て撮影してみた!
ところが・・・諏訪を過ぎたあたりからなんだか雲行きが怪しくなりはじめる。
塩尻からはついに雪景色に!
室内もどんどん寒くなってきて、かなり古い211系電車はすきま風もびゅんびゅん!寒さに耐えながら気が付くと松本には10:16着。ここで11:06発の長野行きに乗り継ぐ。
時間があったので普段は見られない列車たちを撮影して回る
こちらは特急あずさ号のE257系

この松本で前9両が南小谷行き、後ろ2両が松本どまりと言うことで分割が行われる。付属編成の運転台、初めて見たけど味気ねえ・・・

名古屋から長野まで走る特急しなの号の383系振り子電車。JR東海から東日本に乗り入れてくる。長野方にはパノラマグリーン車が連結されているが、名古屋型の先頭車の味気ないこと・・・

左はリゾート気動車HB300系リゾートビューふるさと。右はJR東海から乗り入れてくる313系電車。
リゾートビューふるさとにはかつて乗ったことがあるのだが、シリーズハイブリッドを用いた実質「電車」のハイブリッドカー。
室内は特急並のリクライニングシートになっていて、大糸線沿線各地の見どころに長時間停車する観光列車として使われている。快速なので座席指定券\510を買えば青春18きっぷでも乗車可能になっている。
さて、乗り換え時間が長いので、ここで腹ごしらえしてしまうこととする。実は松本駅1番線ホームには

「山野草」という立ち食いそば屋さんがあって、ここの山菜蕎麦が美味いのだ!本当は生めんの特選蕎麦が欲しかったのだが、この日はなぜか販売中止!仕方なく普通のかき揚げ山菜そばを注文!でもこれで480円はめちゃ安いと思う
ということで11:09発の長野行きに乗車。電車はE129系100番台の2両編成
ワンマン電車の2両編成なのだが、結構室内は混んでいて立っている人もいた。
でもこの電車は211系に比べると新しいので、すきま風もなくて暖房も良く効く!腹もいっぱいになったので睡魔に誘われ撃沈zzz!
松本から長野までの間にはスイッチバック駅や信号所が3か所もある名所「姨捨」があるのだが、「ブラッディー」は夢の中・・・ダメじゃん!
長野駅には12:22定刻に到着
確か10年くらい前にも仕事で来たことがあるのだが・・・乗り換えに使っただけなので駅の外に出ていない!つまりあまり記憶に残ってない・・・。

12:30:善光寺参り&長野電鉄

地図を見てみると長野駅から善光寺までは2qほどのもの。バスに乗って行くのが定番なのだが、どうせなら街をぶらりと歩いてみることとする。
そうそう、松本は雪だったのに峠を超えたらそこは晴れだった(笑)

善光寺の参道になっている広い通りは電柱も地中に埋められていて両脇には風情のある建物が並ぶ。さすが天下の善光寺!
ちなみに中学生時代にここを歩いたはずなのだが・・・全然覚えてない(笑)
歩くこと15分で善光寺交差点に到着
ここまでバスで来ることができるが、ここからは徒歩で本堂に向かうしかない。つまり、ここから先はめちゃめちゃ混んでる!

ここから山門までは浅草の仲見世のようになっていて左右にお店が立ち並ぶ・・・が、「ブラッディー」は見向きもせずに直進!
なんせきょろきょろと歩いている人が多いもんだから、歩くスピードがめちゃ遅いのだ!こっちは弾丸ツアーなのでそんな暇はない(笑)

こちらが仁王門。善光寺交差点と山門のほぼ中間地点にある。右は今も残る火の見やぐら

左はひときわ大きな濡れ仏。八百屋お七の供養のために建立されたという説もある。
右は有名な六地蔵。六道である地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界を表している。

駅から歩くこと25分でようやく山門に到着!もちろん人でごった返している。
山門の裏手には鐘楼もあるが、こっちは人がほとんどいない・・・みんな、ちゃんと見て回ろうよ〜
ということでこれが本堂!
もっと大混雑しているのか?と思ったが、山門を入ってすぐに並んだものの、3回待ちくらいで本堂に入ることが出来た。1月3日なのにこんなものなのかな?
さて、お参りを済ませた後はおみくじ・・・と思ったのだが、このおみくじを引く行列がものすごかった!どこへ行っても20mくらい並んでる!並んでまでおみくじ引きたくないわ!と「ブラッディー」はパス!

混雑していない裏参道を使ってそそくさと退散!でも裏参道にも薬師堂があったりして見どころは多い!もっといろいろ見ましょうよ、観光客の皆さん!

さて、当初の目的である善光寺初詣を終えたので、次なる目的地へと移動。
実は長野には長野電鉄と言う地方私鉄があって、ここを走る電車たちが非常に魅力的なのだ。
しかも善光寺の仁王門から横にそれて東へ行くと

善光寺下と言う駅があって便利便利!しかも地方私鉄には珍しい地下駅になっている
目的地として選んだのは須坂。そこには長野電鉄の車庫があるので、珍しい電車もいるだろうという予想!所要時間は30分ほど。
駅で電車を待っていると、時刻表には掲載されていない時間に電車が近づいてくる音がする・・・ん?なんだろ?
うぉ!なんtと小田急ロマンスカーが来た!
この電車は小田急電鉄の10000系HiSEを長野電鉄が譲り受けて使用している1000系特急電車。4両編成に短縮されているものの、小田急時代そのままに近いカラーリングで特急「ゆけむり」号として活躍している。
この善光寺下駅は通過駅なので時刻表にも出ていないわけ。
しっかし・・・「電車が参ります」と言うアナウンスも何もないのはど〜ゆ〜こと?しかも善光寺の最寄駅なのに全然人がいない(笑)

「ブラッディー」が乗り込んだのはこの3500系電車3両編成!なんだか懐かしいと感じる人もいるはず!
そう、この電車は元営団地下鉄日比谷線用の3000系電車なのだ。新製後50年ほどになるが未だに現役!

室内も営団地下鉄時代そのまま!冷房改造されているが、[S]マーク付きの扇風機も現役!
そう、長野電鉄に来た目的の一つがこの電車に乗ることだったのだ!全国でもここにしか残っていない貴重な車両なので、いきなり乗ることが出来たのはラッキー!
この電車に揺られること25分ほどで須坂に到着する
須坂駅に到着して驚いたのは構内の広さ!ホームは5番線まであって車庫も併設されているのでめちゃ広い!そしてその構内には

元営団地下鉄3000系の3000系、3500系電車!特に左の車両は営団地下鉄時代の復刻車で、帯も消されてクーラーもない

元東急8500系の8500系電車と既に廃車となった長野電鉄オリジナルの10系OSカー。
特に10系は廃車となってからかなり時間が経っているので、まだ残存しているとは思わなかったのでびっくり!

元JR東日本253系成田エクスプレスの2100系特急電車「スノーモンキー」
左が第1編成で成田エクスプレスの塗装そのままの装い、右は新塗装になった第2編成

元小田急HiSEの1000系特急電車もいた。駅構内2,3番線ホーム端には昔の鉄道施設の展示もあって飽きない

さて、これだけでも来た甲斐があったというものなのだが、「ブラッディー」にはもう一つの目的があった。それは廃線となった旧屋代線がどうなっているか?を確認したいというもの。
長野電鉄には2012年まで信越本線(現しなの鉄道)の屋代駅とこの須坂駅を結ぶ屋代線と言う支線があった。実は元々こちらが本線で、長野に向かう方が支線だったという経歴を持つ。
かつての国鉄時代には上野発の急行信州号が屋代から長野電鉄に入って湯田中まで直通運転をしていたこともあるのだ。
その屋代線は2012年に廃線になってしまい、大室温泉などには電車では行けなくなってしまった。まだ廃線になって間もないので、痕跡が残っているはずだと思ったわけ!
駅の西側に向かって歩いてみると

あった!この線路が元屋代線で、左奥に分岐するのが長野方面の本線。そして屋代線の線路はすぐ大通りで分断されている
そして道路の向こう側にも一応線路は続いていて

河東線記念公園として整備されていた。線路がそのまま続いていて車庫みたいなものもあるが、別に「公園」って感じはしない。

元々屋代線は河東線という名前だったという歴史をつづった看板があったが、車庫の中には車輪くらいしかなくてほぼ何もない!これから整備するのかな〜
まだ各地に線路も残っていると思われるので、いずれ車で確認しに来てみるかな〜

ということで須坂での目的を終えた「ブラッディー」は長野へ戻ることとする。普通列車で帰ってもいいのだが先ほど見た小田急ロマンスカーを使った特急「ゆけむり」号が15:00に来るということが判明!せっかくならこれに乗って帰ろうということになる。
ちなみに特急料金はたったの100円!座席指定はされていないが、小田急ロマンスカーに100円で乗れるってのはいいと思わない!?

ということでやってきた1000系特急電車!ダメもとで先頭車の展望席を狙ったのだが、なんと2列目の展望席に座れてしまった!
これはすごい!
千曲川を渡るシーンなどはまさに「展望」!前には妙高の山々が見える
小田急時代のHiSEにも乗ったことがなかったのに、こんなところで体験できるなんて!

長野電鉄長野駅は頭端式地下ホームなので、まるで小田急電鉄の新宿駅にいるような錯覚!
ということでたった15分ほどのロマンスカー体験だったが十分に満足できた!

16:05:長野〜篠ノ井線・中央本線〜小淵沢〜中央本線〜大月〜中央本線〜八王子〜八高線〜川越22:36着

目的はすべて果たしたということで帰路に就くこととする。本当は17時過ぎの電車に乗っても川越にはたどり着けるのであるが、青春18きっぷで旅をするときの極意としては「必ず1本前で帰る」ことが重要!どこかで大幅な遅れが出た際にリカバリーが難しいのだ。特に中央本線は並行する新幹線がないので、別ルートでの足の確保が難しい!これぞ旅の達人の極意(笑)

ということで16:05発甲府行き211系3000番台に乗り込む。なんと甲府まで3時間かけて走破する長距離列車!
この電車は元高崎線・宇都宮線で活躍した車両で、車内はロングシート。当時の5両編成から3両編成に短縮されている。
国鉄時代に製造されたなんと3001号車のトップナンバー車両がやってきた!但し室内は味気ない・・・
長野から松本までの間のスイッチバック区間姨捨を見逃すわけにはいかないので、帰りは必死になって睡魔と闘う!

そして姨捨に到着したのは16:30!日没前に間に合った!
この姨捨駅は案内看板のように完全なスイッチバック駅になっていて、スイッチバックしなければこの駅に到着することもできない構造になっている!
全国でもこの形態が残っているのは珍しいので、この区間を走る、乗るためだけのツアーも計画されているほど

駅のホームからも絶景を見渡すことができる!近くには長野自動車道が通っていて、そこにも姨捨S.Aがあるのだが、そこの景色も絶景!ぜひ一度体験して欲しい

ということでこの日最後の目的も達したので「ブラッディー」は撃沈zzz
松本や塩尻も停車したはずなのだが夢の中・・・・

さて、乗っている列車は甲府行きなので甲府まで行ってしまってもいいのだが、乗り継ぎの列車の始発駅が小淵沢と言うことがわかっていたので、18:37に到着した小渕沢で列車を乗り換えることとする。

やってきたのは211系1000番台の2編成併結6両編成大月行き。この車両は3000番台と同じく高崎線・宇都宮線で活躍した車両だが、こちらはクロスシート。5両編成から3両編成に短縮されて長野地区に転用された車両。
この日の旅でJR東日本の211系のうち0番台を除く全種類を制覇したことになる。
小淵沢を18:50に出発した列車は、既に真っ暗になった中央本線をひた走り、20:33に大月に到着。車窓も真っ暗で何も見えないのでつまらなかった。せっかくのクロスシートなのに!
大月では乗り換え時間がちょっとあったので駅の外に出てみた。すると
富士山のものすごいイルミネーションがあった!
さて、大月から乗ったのは

20:50発の東京行き!毎度おなじみの中央快速線E233系がここから発車するのね〜!
もちろん10両編成だが車内はガラガラ!そういえば中央快速線にグリーン車を連結するという予定があるが、高尾から先は付属編成を切り落としてグリーン車付8両で運転するのかもしれない。なんせ大月から東京まで2時間近くかかるので、グリーン車があったらいいなあとは確かに思う!
さて、定刻に出発した東京行きは21:38に八王子に到着!なんと2分乗り換えで八高線の川越行きに飛び乗る!同じホームで乗り換えができるので、この乗り継ぎは楽ちん!

この日最後に乗ったのは21:40発209系3100番台川越行き。
この車両は往路に乗った209系3000番台に似ているがちょっと変り種!なんと元りんかい線70-000系のお下がりなのだ!よって室内はりんかい線時代のままの配色になっていて、外観も普通の209系とはちょっと違う。
ということで22:36に川越に到着!往復12時間電車に乗りっぱなしの長野弾丸ツアーはここに終了した

今回の旅で使ったお金は、
青春18きっぷ2370円、長野電鉄のきっぷ代470円+540円+100円=1110円、かき揚げ山菜蕎麦480円。合計で3960円! いつもながら充実した1日であった

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