Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2023/05/24 19:44更新 

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〜「ブラッディー」の鹿児島弾丸ツアー!〜

さて、「ブラッディー」の日本全国制覇の目標の中で、「全国都道府県庁所在地に泊まる」と言うのが残っていた。2023年12月に大分市と佐賀市に宿泊したことで、いよいよ残るは鹿児島市のみ!どうせなら一気に制覇してしまおうと画策。
ところが2月は三連休が2回あってお値段が高い!3月は休日出勤の連続で土日連休さえない。
ということで3月4日の月曜日、比較的暇な月初に有給休暇を取得して鹿児島に行こうと決めた!
せっかく鹿児島に行くなら絶景と言われる肥薩おれんじ鉄道の車窓も楽しみたいし、霧島神宮や霧島温泉も行きたい!
と言うことでいつものような弾丸ツアー、早速レポートしてみる。


3月3日(日)川越4:25出発〜リムジンバス〜5:45羽田空港7:00ANA1075〜8:50福岡空港9:07〜 福岡市営地下鉄〜9:12博多9:28〜九州新幹線さくら543〜10:18新八代10:40〜おれんじ食堂列車〜10:44八代10:53〜肥薩おれんじ鉄道〜12:14出水13:18〜肥薩おれんじ鉄道〜14:02薩摩高城14:42〜肥薩おれんじ鉄道〜15:02阿久根15:18〜肥薩おれんじ鉄道〜15:58川内15:59〜鹿児島本線〜16:53鹿児島中央〜市内観光〜ホテルマイステイズ鹿児島天文館宿泊〜魚々ぎょで夕食

今回の旅は鹿児島に宿泊することが目的だが、肥薩おれんじ鉄道に乗るとなると往路の飛行機はなるべく鉄道の便のいい九州の北側の空港がいい。そこで考えたのは便数も多い福岡を利用すること。福岡空港ならば地下鉄直結だし、八代まで南下するのに新幹線を使うことも出来る。
そしてANAの瓶を検索したところ7:00発に乗れば安いことが判明。川越からは始発のリムジンバスに乗れば余裕で乗れる。
川越発の始発便に乗るのは初めて
前日深夜にF1開幕戦バーレーンGP決勝があったおかげでほぼ徹夜!バスの中ではほぼ撃沈zzz。気がついたら羽田に着いてた!

6時前に羽田にいるなんて初体験。ガラガラか?と思いきや意外と人がいる。でもショップの開店も6時半頃なのでいつものカツサンドが買えず、自販機のサンドイッチで軽い朝食にした。なんせこの先いつ食べられるかわからないからねえ。
ANA1075便は定刻(と言うより少し早め)にドアが閉まり出発。機内はガラガラで搭乗率30%くらい。やはり日曜日朝の下り便は乗る人も少ない。

途中、木曽山脈や琵琶湖がくっきり見えたが、この時以外はやはり撃沈zzz。結局搭乗してから降りるまでの2時間のうち1時間半は寝てた
気づいたら福岡の街が眼下に!JRの特急列車もくっきり見えた
ということでANA1075便は定刻よりも早い8:50に福岡空港に到着。この15分早く着いたことがこの後の旅程に大きく影響する。
到着後に列車の時刻を調べてみると、予定していた新幹線の1本前に乗ることが出来ることが判明

早速福岡市営地下鉄に乗って博多駅へ移動。九州新幹線の切符を急いで買って、さくら543号に間に合った。実はこの後の新幹線はみずほ号なので新八代に停車せず、熊本乗り換えを予定していたのだ。新八代まで行けるのはラッキーでもあった。
ただ、JR九州のみどりの窓口はごった返していて長蛇の列。そこで現金しか購入できない券売機へ行って一気に購入した。
気に入らないのはこれ!
この券売機、乗車券も新八代までしか売ってくれない。JR東日本の券売機なら、特急や新幹線から乗り換えた先のきっぷまで買えるのに!しかも新八代駅は新幹線改札と在来線改札が別になっているので、新八代〜八代間は別途170円分かかることとなってしまった。

途中の熊本までは乗車率20%くらいの自由席だったが、熊本を出るとガラガラ。3月16日ダイヤ改正で廃止されてしまう喫煙ルームで一服も出来た満足満足。

新八代駅には定刻の10:18着。この駅は20年前に九州新幹線が開業した時、リレーつばめ号とつばめ号が対面乗り継ぎを行っていた駅で、今でもリレーつばめ号が入線していた線路は三線軌条だった名残がある。これも見たかったのでANAが15分早く着いてくれたのは本当に有難かった。
しっかし・・・九州新幹線が開業してからもう20年も経つのか!ということでその20年前に第三セクター化された肥薩おれんじ鉄道の旅がここから始まる。

鹿児島本線の新八代駅ホームに停車していたのは、肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ食堂」列車!
そう、1本早い新幹線に乗れたことで、この列車の発車にも間に合うことができたわけ!ラッキー以外の何物でもない!
そして列車を見ながら撮影したりしていたら、アテンダントさんが声をかけてくれた。
アテンダントさん:「お乗りにならないのですか?」
私:「いえ、この列車の指定券を持っていないので、次の普通列車に乗るのです」
アテンダントさん:「次の八代までなら乗れますよ。八代まではJRの区間なので、普通列車として乗車が可能です。最後部のフリースペースに他ってのって頂くことになりますが」
え?そんなこと知らなかった!ということでわざわざアテンダントさんに案内され、

この特等席へ!さすがに子供用のこの椅子には座れないが・・・。でも鉄オタとしては最高の席じゃないか!

ちなみに車内はこんな感じ。木目調の落ち着いたインテリアで、既に共食が開始されていて観光客の皆さんは舌鼓。アテンダントさんがわざわざパンフレットを持ってきてくれた。このランチ列車となっている「おれんじ食堂1便スペシャルランチコース」は25000円もする!

アテンダントさんが鳴らす鐘の合図は発車3分前。そしておれんじ食堂列車は新八代を出発!最後尾の特等席でその模様を目にすることが出来た。
新八代から八代まではたった4分で到着。ここで私は降りなければならない。おれんじ食堂列車を見送って一度JRの改札を出てから

肥薩おれんじ鉄道の駅舎へ。そこでまずは一日乗車券を購入。お値段2800円。ちなみに八代から終点の川内まで通しで乗っても2500円するので、乗り降り自由2800円はかなりお得。

乗り込んだのは10:53発の出水行き。この列車はくまモンラッピングの車両が充当されていた。どうやらこの便で走った後で車庫に入ってしまうらしいのでラッキー!車内はくまモンだらけ。各座席の壁にはくまモンのトートバッグがかけられている。
列車は定刻に出発!ディーゼルエンジンの音も勇ましく一度南下する。肥薩おれんじ鉄道は元々JR鹿児島本線だったので全線電化されているし、同じ線路を走るJR貨物の貨物列車は電気機関車が牽引している。ただ、ここに電車を走らせようとすると高価な交流電車が必要になるので、あえて気動車を導入したというわけ。
この列車は出発して2駅目の日奈久温泉駅で先行していたおれんじ食堂列車を追い越す。あちらはゆっくりランチを楽しみながら観光する列車なので、途中で何度も長時間停車するのだ。このおかげでこの後もおれんじ食堂列車とは何度遭遇することとなる。

そして肥薩おれんじ鉄道最初の見どころが田浦付近で目にすることが出来る不知火海。対岸には天草を臨むこの湾はとにかく青くてきれい!車内ではこの区間を走行する前に観光アナウンスが流れるので絶対に見逃すことはない。海岸沿いのカーブをゆっくり進む気動車は、乗っていてもいいが外から撮影するのもいいだろうなあ。
列車はその後、水俣病で不名誉に有名になってしまった水俣を過ぎ、12:14に出水に到着。

ここで4分の乗り換え時間で川内方面に乗り継ぐことが出来る・・・が、あえてこれを見送って1時間後の13:18発に乗ることとする。

その理由はこれ!出水駅名物松栄軒の「えびめし」が食べたかったから。ちょうど12時過ぎだったし、なんと残り2個というところで買えたのはラッキー。そしてここでも新幹線を一本早く乗れたことでの恩恵が!お値段1200円
この弁当、TVドラマ「鉄オタ道子2万キロ」で主人公役の玉城ティナさんが劇中で食べていたもの。そして私の目的地も劇中に登場した薩摩高城駅なのだ。ちなみにものすごく食べ応えがあって、さつま揚げや鶏肉など九州の名物が積み込まれたような感じ。満足満足。

腹ごしらえも出来たところで駅周辺を散策。在来線口にはお召し列車を2回牽引したことのあるC5692蒸気機関車が保存されているし、新幹線口には武家屋敷の庭園をもした公園があり、有名な出水の真鶴の模型が展示してあった。
ここから武家屋敷までは1.7kmあるのでさすがに時間的に見学には行けない。
出水駅を始め、肥薩おれんじ鉄道の有人駅では硬券入場券が買えるので忘れずに買っておく。これ、八代で気づかなかったのが残念・・・。

そうこうしていたら、途中で追い越したおれんじ食堂列車が追いついてきた!出水駅ではホームでご当地品の販売も行われるので10分ほど停車。どうやらここで食材や食器の積み込みと積み卸しを行うらしく、職員さんが総出で慌ただしく対応していた。新八代駅で案内してくれたアテンダントさんともここで再会。

再びおれんじ食堂列車を見送った後、いよいよ13:18発の列車で出発!出水駅横にある車庫を横目に南へ向かう。

そして肥薩おれんじ鉄道2番目の絶景スポットが阿久根〜西方間。ここは東シナ海を望む海岸沿いの絶景が広がる。西方付近の岩も有名らしい。

そして降り立ったのは薩摩高城駅。前述の通りTVドラマ「鉄オタ道子」で使われた駅。現在は左の駅ホームは使われていないが、ドラマではここに座る玉城ティナさんが印象的だった。
さて、駅から歩いて5分のところに海岸があるので行ってみる。と言ってもそれもドラマを見たから知ったんだけど・・・

ちょっとした展望台があって、そこから見る海岸はこんな感じ。水がとても綺麗!この展望台にはドラマで使われたベンチがあるのだが、ちょっと危険な場所にあるらしく今は行けないようにロープが張ってあった。そして海岸に降りるとあるのがこれ

放ちの鐘とハート型の窓。放ちの鐘は菅原道真が藤原時平の陰謀で太宰府に左遷された際、さらに迫る刺客から船で逃げる際にお告げのあったこの場所で鐘を鳴らして潮が引いたという逸話があることが発端で作られたもの。
そしてハートの窓から対岸の岩を見ると
ハート型にくぼんだハートロックがあるというもの
どうやら見える人と見えない人がいるらしいが、私は見えたぞ〜。
さて、海岸散策も終わって駅に戻ると
阿久根駅で追い越したおれんじ食堂列車に三度遭遇
おれんじ食堂列車はここで15分停車して、先ほどの海岸まで観光客を案内するわけ。このホームでおれんじ食堂列車へ手を振ってお見送りをした。
さて、時刻は14:31。次の列車まで1時間くらいあるので、そのままぼうっとしていても仕方ない。

そこで14:42発の上り列車で一度阿久根まで戻ることとした。もう一度に仕方の海岸も見ることができるし、阿久根駅で入場券も買える!

そして阿久根駅には15:02到着。無事に硬券入場券もゲット!そう言えばこの日、3月3日ひな祭りの日だった。そのせいか駅前には露天がたくさん。夜泣きラーメンの音まで響き渡っていた。
次の列車は15:18発なので、駅構内を散策。

こちらは映画Railwaysかぞくいろのパネル展示。Railwaysシリーズ第3弾のこの映画は、肥薩おれんじ鉄道が舞台となった。主人公の有村架純さんは、この映画の際にちゃんと自分で気動車を運転したらしい。
映画のロケ地になった駅には今でも駅ごとのエピソードが書いてあるパネルが展示されている。

ちなみにこの駅舎内には音楽ホールや図書館、食堂などがあって、木目調で統一された空間はオシャレ。ゆっくり訪問してもいい。
なんせ右の画像の書庫の奥にトイレがあるんだから!
ということで15:18発の列車で川内を目指す。
さすがにちょっと歩き疲れたこともあって、この列車の中ではほぼ睡眠zzz
気がついたら川内駅に到着。ここでは2分乗り換えでJR鹿児島本線普通列車で鹿児島中央を目指す

乗ったのは817系電車。ロングシートの普通列車だが、シートは独立した革張りでヘッドレストまであるというとても通勤電車には見えない車両。JR九州の列車はいちいちオシャレなんだよね〜
でも眠いので再び睡眠zzz

ということで終点の鹿児島中央には16:53着。在来線ホームにわずかな面影があるが、かつてブルートレインが発着していた西鹿児島駅の面影はない。ここに来るのは3回目だが、ホント激変とはこのことだ。
さて、この日宿泊するホテルマイステイズは、駅から徒歩15分ほどのところ、天文館にあるので歩いて向かうことに。市電に乗ってもいいのだが、時間も早いしふらりと散歩することとした。
んで、この大久保利通の像を見て思い出した!西郷さんの生誕の地に行ってみよう!
大河ドラマ西郷どんの中でも描かれていたが、西郷隆盛と大久保利通の生家はお隣さんだったのだ!

左が大久保利通、右が西郷隆盛の生家跡に建てられている祈念碑。ホント、歩いて2分かからないところにある。
前回鹿児島に来た時は大雨による種子島便欠航で、仕方なく街に北という状況だったので、時間もなくて訪問できなかったのだ。やはり散歩を選択して正解だった。
ここから天文館までは歩いて10分。あっという間に

本日の宿、ホテルマイステイズ鹿児島天文館に到着。喫煙だし、ダブルのシングルユースだし、繁華街も近いし最高!ちなみに飛行機代と宿泊代で50200円ならいいでしょう。
さて、この日は日曜日なので天文館周辺のお店は休業しているところが多い。そこでホテルで割引券をもらった
魚々ぎょと言う店にやってきた。ホテルから歩いて1分、ビルの6Fにある

注文したのはこちら。左はお通しの小鉢2個、真ん中がホテルでもらった無料券で注文した鳥の刺身、右が刺身盛り合わせ!
刺身盛り合わせが一押しと書いてあったので注文したらものすごいのが来た!メダイ、石鯛、カツオ、ハマチ、シメサバと南下の魚の6種盛り合わせで1280円!これとビール4杯で腹一杯になってしまった。結局全部で3650円と言う安さだった。
腹一杯になったところでビールを買いつつホテルに戻り、風呂に入ってTV見ながら飲んでいたが、徹夜がやっぱり厳しかったのか?23時には就寝してしまったzzz

3月4日(月):ホテル7:45発〜 レンタカーを借りる〜8:20城山公園〜8:50仙厳園〜11:00霧島神宮〜11:30さくらさくら温泉〜鹿児島中央13:20〜14:10鹿児島空港15:45〜ANA2478〜17:20羽田空港〜京浜急行〜品川〜山手線〜池袋19:00〜TJライナー〜19:28川越着

この日は朝6時半に起床。ホテルには朝食がついているのでまずは朝食を食べる。
ここの朝食バイキングはものすごく豪華!
いつものように洋食系統をがっつり持って席に着いたのだが、鹿児島名物の鶏飯と豚しゃぶがあるのに後から気づき、さらに2食目まで食ってしまった。まあ、昼ご飯がいつ食えるかわからないので食える時にがっつり食っておく。
食事を済ませたら行動開始!まずはトヨタレンタカーの鹿児島中央営業所に行ってレンタカーを借りる。
借りたのはVitz。ヤリスになってからかなり経つと思うが、旧型がまだあった(笑)
9万キロ走行した車両だけど、レンタカーと言えばVitzと言う時期もあったので乗り慣れた車。路肩1cmくらいまで寄れる(笑)
最初に向かったのは城山公園。鹿児島市街を見下ろす場所にあり、ホテルから歩いても行けるところなのだが、なんせ高低差がすごいので車で行った方がいい。
城山公園展望台からの長めはこの通り!
実はこの日、三日前まで雨予報だったのだが見事に晴れた!桜島の噴煙もきれいに見ることができた。朝は逆光なので,本当は夕方の景色が一番いいのかも。
続いて向かったのは鹿児島市街地の東にある仙厳園。9:00開園なのだが8:45頃に到着してしまった。

ちょっと早いので隣にある鶴峯神社へちょっとお参り。この神社は島津一族を祀ったものだが、建立は明治。要は維新の時代の後で建てられたもの。
また、隣には尚古集成館という、旧集成館機械工場跡があるのだが、改装中では入れなかった。仙厳園との共通入館券は1000円。尚古集成館には入れないのにお値段変わらないのかなあ・・・笑
仙厳園の真ん前には国道10号線とJR日豊本線があり、桜島バックの画像を撮影することも出来る

と言うことで仙厳園へ入ってみる。中にあるお店などが9時開店というだけで庭園には入っていいとの説明員の方が言ってくださり、8:55頃に入れてもらえた。ここでも新設に遭遇!これがまた嬉しい結果を生む。
仙厳園は1658年に島津氏が築いた別邸で、桜島と錦江湾を望む場所にある絶景の庭園で、大河ドラマ西郷どんでもロケが行われた。

庭園に入ってすぐの場所にあるのが大砲を作るために築かれた反射炉の跡地。薩摩と長州には維新時代の遺構として必ず反射炉があるのが特徴。鉄を作るための重要な施設というわけ。

石垣伝いにお土産屋さんや土蔵を見つつ進んでいくと、本来の正門がある。現在こちらの正門から入ることは出来ないが、国道10号線に面していることから考えても、当時は目の前の街道から直接入ることが出来たことがわかる。
この正門からさらに進むと

庭園の中に標柱があり、その先に錫門がある。この門は屋根を錫で作ってあるので錫門と言われている。ちなみに錫は薩摩の特産品。
この錫門をくぐると

御殿がある。歴代島津氏がこの御殿から庭園と桜島を眺めたんだろうな〜。ちなみに御殿の中に入るにはさらに600円かかる。でも中に入らなくても庭園側から豪華な装飾の部屋が見られる。この時間だと私より先に誰も入っていないので、石庭はきれいに整備されていて足跡一つない。なんだか殿様になった気分!
そしてこれが島津氏の見た絶景!
やっぱりこれを見なければ鹿児島観光したことにならないでしょう?しばし絶句して見とれる景色だ。

そしてこの周囲には見事な日本庭園が広がる。とにかくこの庭園と桜島を同じ画角で見られるのは素晴らしい。
この日は護衛艦いずもが錦江湾に停泊していたのでそれも見えた(笑)

他にも桜島展望ポイントや曲水の庭、江南竹林などなど、風情を感じる庭園が200mほどしかない敷地内にある。ゆっくり見て回ると1時間くらいかかる。
ということで前回行くことが出来なかった鹿児島市内の観光地を巡り、ここからは一気に60km離れた霧島神社へ向かう。
高速道路を使わなくても1時間半、高速を使うと1時間という距離なのだが、やはり後ろの時間が決まっているので高速を使う。鹿児島市内は渋滞もあるのでこれは正解だった。
薩摩吉田インターから九州自動車道に乗り、空港インターで降りる。実は帰りに鹿児島空港から飛行機に乗るので、バスで空港まで行って空港でレンタカーを借りるという手もあったのだが、市内で借りたことで城山公園や仙厳園にも楽に行けたのは良かった。そのために市内〜空港間往復80分ほど無駄にするわけだが・・・。
空港インターからはワインディングを楽しんで霧島神社へ
霧島を見ながらのドライブは気持ちいいね。車も少ないのでかなりのハイペースで走れる。いつかは自分の車で来てみたい。
ということで霧島神宮には10:50頃到着。予定通り。
駐車場に車を止めて早速霧島神宮へ

前日は桃の節句ということで花桃が満開!境内には「ここが天皇家発祥の場所ですよ」という碑がある。九州には天岩戸や神武天皇出航の港など、古代日本の歴史遺跡がとにかく多い。
そしてこれが霧島神宮展望台からの眺め
展望台から眺めるような絶景ではないが、ここは坂本龍馬が「日本初の新婚旅行」で来た場所と言われているのも有名。龍馬さんもこの景色を見たのかな?
ちなみにこの近くに道の駅霧島があり、そこからはまさに絶景が見られるらしい。今回は時間の都合で行くことが出来ず・・・。

そしてこれが霧島神宮の本殿と拝殿。本殿には長い行列があり、正直並ぶのが嫌いなので参拝しなかった(爆)
ただ、後から聞いたのだが、この本殿の左側に古殿があり、そちらに行くべきだったとのこと。なんだよ、先に言ってよ〜

と言うことで無事に霧島神宮に来れたので良しとする。そしてどうしてもこの近くで温泉に入りたかったので、どこに行こうか?と検索。
霧島神社のすぐ近くにある登山口温泉に行こうかとも思ったのだが、車で5分ほどのところに「泥パック」で有名なさくらさくら温泉というのがあることを見つけた。開店時間が11時の日帰り専用温泉とのことで気楽に行けそう!
ということで絶景のワインディングを走ること5分

さくらさくら温泉に到着!ポスターには九州新幹線開通時の黒木瞳さん出演のCMでも使われたとあった。入浴料は750円とちょっと高め。

どうやら口開け客だったらしく男性風呂には誰もいなかった。ここは弱酸性のちょっと白濁硫黄泉。硫黄の香りもいいし、源泉温度が53℃ということで掛け流し。内湯はちょっと熱めで露点はぬるめ。露天に泥パックがあって自由に使える。せっかくなので泥パックしてみたが、肌が10歳若返った・・・・気がする(爆)
さて、さくらさくら温泉で12時まで過ごし、ここから帰路につく。レンタカーは14時までに返せばいいのだが、その後の行程を考えると13時半までには返したい。

でも、せっかくなので帰りは霧島温泉郷経由で帰ることにした。温泉の湯けむりがすごい!ここはまた宿泊旅行で来ようと心に誓う!
ということで帰りも空港インターから高速に乗り、鹿児島市内に戻ったのは13時。ガソリンを満タンにしてレンタカーを返したが、結局5時間で140km走行。ガソリン代は1600円だった。
レンタカー屋さんから5分でバスターミナルに行き、空港行きバスを確認すると13:20発があるのでチケット購入

なんだか弾丸のようにバスに乗り込んですかさずzzz(笑)。ふと目覚めたら高速から桜が見えた!今年初の花見だなあ。さすがに南国鹿児島、もう桜が咲いている。
ということで鹿児島空港には14:05到着。飛行機の出発時間まで1時間半あるのでここで腹ごしらえする。なんせがっつり食ったとは言え、朝ご飯食べたの7時だし,さすがに腹減った。

数あるお店の中で選んだのがこの大空食堂。鶏飯バイキングというのも惹かれたが、選んだのは大空定食1280円。宮崎名物チキン南蛮と鹿児島名物黒豚とんかつのセットでこの値段は安い!もちろん味も量も大満足!
食べ終わったのが14時半。まだ1時間ある。と言うことで行ってみたのが無料では入れる航空展示館。無料なので期待していなかったのだが、ここがすごかった

航空の歴史展示では模型飛行機が100機以上、現在鹿児島に乗り入れる航空会社紹介から、歴代戦闘機や旅客機の模型が時系列で展示してある。

なんと実物大のモックアップ(多分客室乗務員の研修用)まである!これは有料展示館でもいいくらい!
そしてそのまま展望デッキに出られると言うわけ。
前回来た時が大雨で、鹿児島市内にさっさと移動したのでこの施設には気づかなかった。
ということで帰りはソラシドエアとの共同運航便ANA2478で羽田へ向かう。
15:45の定刻に出発!帰りの便は定員が少ないB737と言うこともあって満席だった。実は離陸前に眠ってしまい、気がついたら既に伊豆七島の上空!

この日は神津島や海ほたるがくっきりと見える快晴!ちなみに鹿児島では私が離陸後に雨が降ってきたらしい(笑)
羽田空港には定刻の17:20着。一服しながら帰りの経路を考えたが、池袋19時発のTJライナーを予約してのんびり帰ることとした。
羽田からは京急で品川へ、そこから山手線で池袋へ。無事にTJライナーに乗って川越着は19:28。いつもよりも早く出て早く帰る旅。
例によって弾丸ツアーだが十分に楽しめた2日間だった。


さて、今回の旅のお会計を集計してみるとする。
ANA旅作(ANA航空券と宿泊とレンタカー):\50200
川越〜羽田空港リムジンバス:\1900
羽田空港〜川越電車(TJライナー含む):約\1400
福岡空港〜八代間電車代・新幹線代:¥5820
肥薩おれんじ鉄道一日乗車券:\2800
川内〜鹿児島中央:\950
レンタカー代:\5344
ガソリン代:\1600
高速代:\2000
鹿児島中央〜鹿児島空港リムジンバス:\1400
仙厳園駐車場代:\300
仙厳園:\1000
さくらさくら温泉:\750
魚々ぎょ:\3650
大空食堂:\1280
コンビニでビールなどなど合計:約1000
お土産代:\1600

総合計82994円!一泊二日にしてはちょっと高いかな。でも新幹線と飛行機と高速バスとレンタカー使って飲み食いしてのこの値段なら大満足だ。

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