Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜[ブラッディー]の沖縄旅行記!〜
 

「ブラッディー」は今までの40年間で47都道府県のうち沖縄県以外の46都道府県に行ったことがある。それはもちろん「車で行くことができる」ため、行きやすかったということもある。
小学生の頃から一人旅を続けてきた「ブラッディー」にとって、飛行機で行くことが前提の沖縄はまさに鬼門。そしてこの秋、40歳のうちに全県制覇をもくろんだ「ブラッディー」は念願の沖縄県に行くこととした。
仕事で溜まったマイレージ、ANAの旅行券が10月で切れてしまうということもあって、重い腰を上げるのに拍車がかかり、ついに休暇をとっての沖縄旅行へと向かったのであった。ちなみにかかった金額は往復航空券、ホテル2泊、レンタカー2日間で58000円。安い!
では、その沖縄初体験記を書いてみようと思う

9月16日(水):自宅出発〜沖縄へGo!
今回の旅行日程はANAのスカイホリデーで申し込んだ。飛行機の時間によっては割高となってしまうので、一番効率の良く安い時間帯を選択。その結果、10:35羽田発のANA125便を使うこととした。
川越から羽田までの経路は、通勤時間帯に何度も乗り換えしたくないので、埼京線の新木場直通通勤快速で大崎へ。そこから山手線で品川へ。羽田へは品川から京浜急行で向かう。
羽田と言うとモノレールが有名なのであるが、このモノレールは羽田空港拡張時に延長した路線が、空港の周りをぐるりと迂回するように設定されてしまい、妙に時間がかかるのが難点。京浜急行ならば直通の快特もあるので便利便利。

空港には9時半に到着。早速チェックインと思ったら、今回は事前に座席指定しておいたので「チケットレスチェックイン」が可能。でもよくシステムがわからないので、チェックイン機で指示通りにマイレージカードをかざしてみた。すると・・・
おおっ!搭乗券が出てきた!
これは便利!所要時間15秒!いつもは搭乗手続きでやたら時間がかかることを想定していたので、逆に時間が余ってしまった・・・。
ということで空港内を散策。そういえばビックバードの第2ターミナルビルが完成してから、展望台に登っていなかったということで、展望台を見学。

D滑走路が出来るらしい!            展望台からはずらりと並んだANA機を見ることが出来る
これがANA125便沖縄行き。ボーイング777-300型
そして10:35に羽田を出発。搭乗したボーイング777-300は747に匹敵する航続距離と収容能力があり、さらにエンジンは2基のみという大型経済機。現在のところ最新型機なので快適。但し、「ブラッディー」が押さえた席は通路側なので沖縄までの2時間半はずっと就寝zzz・・・。

沖縄到着〜南部太平洋戦争史跡巡り

沖縄、那覇空港には定刻に到着。着陸前に窓からは見える沖縄の海はエメラルドグリーン。サンゴ礁の場所もくっきりと見分けることが出来る。水がきれいだから本当に遠浅の海岸などはくっきりと水深がわかる。
到着してびっくりしたのは空の青さ!東京でも快晴だと空の青さはまぶしいが、沖縄の青さはけた外れ!やっぱり空気もきれいなんだろうな〜。

空港に到着し外に出てみる。何か違和感がある。羽田や成田と違う。
しばらく見渡して感じたのは、「アメリカの空港に形が似ている」ということ。タクシーやバスのアプローチ路が何レーンにも渡っていて作りも海外の空港みたいなのだ。
そしてまず向かったのはニッポンレンタカーの営業所。空港からはバスで連れて行ってくれる。送迎バスの中には観光客が一杯!「ブラッディー」もそうだが、みんな平日に休暇取れるんだなあと妙に感心。

レンタカーの営業所で手続きを済ませ、車を待っていると職員がこう言う
「あの〜、料金は頂かないのですが、よろしければ車をマークUかマークXに変更してもよろしいでしょうか?」
ん?「ブラッディー」が申し込んだのはVitzクラス。一気にグレードアップだ!ということで、最新型のマークXに車種を変更。これはついているかも!
これ、マークX。「ブラッディー」には似合わねぇ〜
画像でわかるように「これ以上ないぞ」という晴天!1週間前の予報では「曇り」だったのでちょっと心配していたのだが、台風もなく最高!但し、気温は35℃オーバー・・・。
「ゆいレール」も青空に映える
沖縄唯一の鉄道(モノレール)である「ゆいレール」については後述する。

14時、いよいよ沖縄巡りドライブに出発!最初に向かったのは日本海軍司令部壕。
太平洋戦争唯一の地上戦が行われた沖縄本島は、なんと24万人以上の戦死者が出た悲劇の地でもある。北方から上陸したアメリカ軍は南進しながら日本軍と交戦。首里城陥落後は残存日本軍が那覇郊外に壕を作ってここを司令部としたのだ。
敷地内には壕の跡の見学路のほかに資料館もある。壮絶な地上戦の模様を後世に伝えると共に、戦争の悲劇を2度と繰り返してはならないと認識させられる。

これが入口                      近くには慰霊塔が建立されている

壕の入口には千羽鶴が。妙に物悲しい     司令室跡。当時のままの状態で残っている

司令官が手榴弾自爆した跡が壁に・・・     人力で掘り抜いたのがすごい
戦死者を祭る墓
「ブラッディー」の沖縄発見その1:墓の形が違う
日本での墓と言うと縦長の墓石があって、そこに「○○家之墓」と書いてあるのが一般的だが、沖縄の墓は平たい敷地に大きな横長の墓石があって全体が石積み作りになっている。中国風?なのかな?これは琉球王朝の名残と見た


続いて向かったのは「美々ビーチいとまん」
沖縄に来たら浜辺を見よう!ということできれいな海を見たくってガイドブックに載っていたビーチへ。
空港からは20分くらい。ところが、その途中でどうしても腹が減ってしまい、運転中に発見した「沖縄にしかないファーストフード」という看板に誘われ、[A&W」というハンバーガーショップへ行ってみる。
これがA&W。島内のいたるところにある
ここは本場アメリカ風のハンバーガーが食べられる店。ちょっと値段は高い(600円から700円でコンボ)が、アツアツのハンバーグを大きなパンで挟んだボリューム満点のハンバーガーが食べられる。
「ブラッディー」は店員さんに聞いて、一番人気と言う「モッツァバーガーコンボ」を注文
これモッツァバーガーコンボ
BLTのハンバーガー風と言ったこのバーガーはとにかく肉が美味しい!ポテトもからっと揚がっていて美味しい。

「ブラッディー」の沖縄発見その2:車の駐車方法が前止め
ショッピングセンターやレストランの駐車場など、まず車は前止めしている。
これはアメリカ文化の名残と思われる。アメリカ本土では駐車場が広いので、車は前止めが基本なのだ!日本ではバック駐車が主流なので、妙に違和感がある


腹ごしらえも済んだところでいよいよビーチへ。このビーチは多分人口海岸なのだが、それでも水の透明度はやはり沖縄!平日と言うこともあって人もほとんどいない。

何も声が出ません・・・青い海と白い砂、そして青い空・・・・

南国気分満点!                  この水の透明度を見てください!

しばし「美々ビーチいとまん」でぼうっとした後は、再び太平洋戦争の歴史巡り。続いて向かったのは「ひめゆりの塔」
ドラマや映画でもたびたび取り上げられる、「ひめゆり看護部隊」は、日本軍の負傷兵救護のために編成された女学生中心の救護部隊。
沖縄本島南部戦線で救護活動をしていたのだが、追い詰められた日本軍と離れ離れになり、この地でほぼ全滅した。
手を合わせる人が絶えない
続いては平和祈念公園へ。
沖縄戦で犠牲となった人(国籍問わず)全員の名前が記された平和の礎(いしじ)が立ち並ぶ公園。毎年6月23日の「慰霊の日」にはここで祈念式典が開かれる。近くには沖縄県平和祈念資料館があり、修学旅行生が常に訪れる場所でもある。

追悼式典が開かれる広場            祈念塔

琉球建築の沖縄県平和祈念資料館     6月23日の日の出の方角を向いて扇状になっている平和の礎

敷地内からはこんなに綺麗な景色が見られるのに・・ 米軍の魚雷と砲弾が展示してある

ちなみに平和の礎には一つの石あたり100人ほどの名前が刻まれており、それがずらりと立ち並んでいる。米軍含めて26万人ほどが犠牲となった沖縄戦の壮絶さを感じさせる。

戦跡巡りのあとは南部の海岸沿いにドライブ。この日の最終目的地「知念岬公園」を目指す。
途中、最近出来た「ニライカナイ橋」というループ橋をわたる。旧城跡の並ぶ「グスクロード」(城のことをグスクと読む)は高台の中を走るのだが、その終端部分にある。ここから見る景色は絶景!
ニライカナイ橋より
ちなみにこの翌日、この近辺で不発弾処理が行われるということで警察車両がかなりいた。

知念岬公園は本島の東南端にあり、「コマカ島」「久高島」といった島々を見渡せる絶景ポイント。
しかも村民体育館の裏手と言う面白い場所にあるので、観光客はなかなか入りにくい(と言うかわからん)。「ブラッディー」も2度道を間違えた・・・・
これが知念岬公園
パノラマ撮影!
素晴らしい景色にぼうっと過ごした「ブラッディー」はこの日の観光めぐりをここで終了。那覇市内のホテルに向かう。
椰子の立ち並ぶ南国の道〜
この日だけで100kmほど走破したのだが、沖縄の交通事情で発見したことが多数あるのでちょっと紹介。

「ブラッディー」の沖縄発見その3:速度を守る
沖縄の人々はとにかく制限速度をしっかり守る。制限速度をオーバーして走っているのは大抵レンタカーで、地元の人々はとにかくスピードに関してはしっかり守るようである。
これは沖縄の地形が影響しているようにも思える。海岸線をちょっと中に入るといきなり高台が存在したりする島の地形なので、急にきついコーナーが現れたり、道が急に細くなったりすることがあるのだ。よって、いい気分で飛ばしていると「ぎょっ」とすることもある。
ただ、見通しも良い一本道でしっかり制限速度で走っている姿はちょっと・・・・


「ブラッディー」の沖縄発見その4:右折レーンがない
片側2車線の道路の場合はまず右折専用レーンがない。街中の新しい交差点などは右折レーンが整備されていることもあるが、街をつなぐ古い国道などはまず右折レーンがない。よって右折車両がいるとあっという間に渋滞してしまう。

「ブラッディー」の沖縄発見その5:道が白い
石灰石の土壌なので、アスファルトの上から石灰石が堆積していて道が白い。景色的にはなんとなくギリシアのミコノス島みたいで綺麗なのだが、雨が降ると石灰石が浮いてきて滑りやすくなる。

ということで、いろいろなことにいちいち感動しつつ那覇市内へ。
今回宿泊するのは「ホテルパームロイヤルNAHA」。那覇最大の商業地帯国際通りの「牧志(まきし)」というところにあるビジネスホテルで、2005年に出来たばかり。チェックインしてみるとなんと部屋は最上階(12階)
那覇市内を一望できる

那覇市内散策&晩飯

ホテルに到着して荷物を運び込んだ「ブラッディー」は那覇市内散策に出発。もちろん徒歩。目的は・・・食うこと!
牧志の町は商業の中心地なので表通りには店がいっぱい!お土産屋さん、ブティック、居酒屋などなどが立ち並ぶ。
「ブラッディー」は事前に情報を得ていた[牧志公設市場」へ行って見ることとした。ここは街中にある魚介類などを中心とした市場で、1階で買った食材を2階の食堂で調理してくれるのだ。
なんとも風情のある牧志公設市場
ところが、「ブラッディー」が市場に到着したのは19時半。2階の食堂は20時にラストオーダーだそうで、ここでの食事は断念。
市場の近くに「おきなわ食堂」という大衆食堂があったのでここに入ってみることとした。

おきなわ食堂                    もちろん最初はオリオンビール!
オリオンビールは初めて飲んだのだが、なかなかコクがあってうまい!沖縄滞在中はオリオンビール以外のビールは結局口にしなかった。
そしておつまみと言うよりガッツリと頼んだ料理はこちら↓

まずは沖縄料理の有名どころから!左は「ラフテー」要は沖縄風豚の角煮。これが柔らかく煮込んであって絶品!右は豆腐チャンプルー。沖縄料理と言うと思い浮かべるチャンプルー。実は豆腐料理も沖縄では名物なのだそうだ。これもボリュームたっぷりで美味い!

さらにこの店の名物料理だということで2品注文。左は黒豚餃子。黒豚の味がジューシーに染み渡っていて最高!右は石垣牛メンチ。沖縄と言うと黒豚を思い浮かべるが、石垣島では石垣和牛が名産。これもやめられない美味しさ・・・。

結局料理4品とオリオンビール4ジョッキを平らげて腹は満腹(というか苦しいくらい・・・汗)大満足の晩飯であった。
この後、散歩がてら国際どおりをフラフラしてホテルに帰着。ホテルでさらにオリオンビールを飲んで撃沈したのであったzzz

沖縄名物さんぴん茶とオリオンビールが宿の友

9月27日(木):ホテル出発〜世界遺産巡り

翌27日の天気も快晴!「ブラッディー」は朝7時半から行動開始!まずはホテルの朝食を軽く腹に入れて8時半に出発!
今日のテーマは「世界遺産巡り」。琉球王朝だった時代の世界遺産が沖縄本島には沢山あり、事前のチェックで行くところを決めてあったのだ。沖縄と言うとリゾートと言う感じがするが、「ブラッディー」ははじめて訪れたところは必ず精力的に動くことにしている。つまり「のんびり」という文字はない(爆)
これがホテルパームロイヤルNAHA
まず向かったのは「識名園」。ここは琉球王朝時代の別宅で、回遊式の庭園は琉球文化と中国文化が融合して素晴らしい景観となっている。
園内に入って最初に遭遇したのは・・・・
ヤドカリ・・!?
識名園はかなりの高台にあるし、貝は少ないはずなんだけど・・・。見学順路にはこのヤドカリが一杯生息しているので踏まずに歩くのが大変!
気をつけて邸内を歩いてみると次に目に入ってきたのがこれ
ハブ・・・出るの?
ちなみにこの日回った世界遺産で何度目にしたか・・・。街の中でもハブが出るんだ〜〜

では識名園の画像をお眼にかけよう。とにかくすごい庭園。手入れも行き届いているのでため息が出るような美しさ

御殿から見た庭園。王様もこの景観を楽しんだのだろうな〜

これが御殿                     庭園内の見晴台から街を見下ろす

続いて向かったのは有名な首里城。沖縄に来てここに行かないわけはない!
駐車場のある「首里杜館」にある模型
首里城は琉球王国の象徴。那覇の町を見下ろす高台に聳え立つ。
戦時中、日本軍の指令壕があった関係で、戦災でほぼ全壊。1992年に再築されたのだそうな。

入口では民族衣装の女性がお出迎え もちろん各門にはシーサーが!

守礼門                        城壁に沿って登る。かなりの高低差

那覇の町が一望できる              これが正殿 修学旅行生がうじゃうじゃ

正殿内の王様の椅子               こちらは中庭に向かって設置されている椅子

でも、「ブラッディー」としては観光地整備されてしまっているこの首里城にはあまり感動はなかった。
観光客でごった返していてゆっくりと見ることも出来ないし、何を見るにもお金が必要で妙に気に入らない・・・。
ということでさっさと見て回って次へ向かう。
首里城で見たハイビスカス。これが一番感動かな?
首里城からは一路北へ向かい、「芸術的古城」と言われている「中城城(なかぐすくじょう)」を目指す。

「ブラッディー」の沖縄発見その6:ナビがないと動けない
沖縄の道路はとにかくまっすぐではない。太くなったり細くなったりする島の地形も一員だし、高台と浜が近い(江ノ島近辺に似ている)ので、道が曲がりくねっているのだ。
よって県外から来た人にとってはナビは必需品。「ブラッディー」の借りたレンタカーにもナビがついていたのだが、本当に大助かり!しかも道路標識だって・・・・
こんな地名読めねえって・・・


ナビの恩恵に授かりながら、中城城へ到着。ここは首里城と打って変わって人がいない。平日の遺跡はこれぐらいが風情ある!
正門から入る
なんと、駐車場から正門までは実は一番遠い。普通は裏門から入るのだそうな。でも「ブラッディー」はあえて400歩いて正門から城内に入る。正門手前には広大な広場があり、ここは360度周囲が見渡せる。
ということでパノラマ!
この中城城はペリー来航の際にペリーが「エジプト建築みたいだ」と絶賛したといわれる石積みの遺跡で、3種類の石の積み方をして作られているのだそうな。しかも城壁の形はなんとなく万里の長城に似ており、「ブラッディー」はこの遺跡が今回の世界遺産めぐりで最も心に残った

これが一の郭 最も広いエリア          二の郭の城壁 万里の長城みたい


各郭はアーチ門で仕切られており、この建造美もすばらしい

アメリカっぽさ堪能

歴史を感じた後はちょっとアメリカを感じてみようということで、北谷のアメリカ村を目指すこととする。その途中には米軍の嘉手納、ゴザキャンプ地もあるのでそこを横断する形で向かう。

嘉手納基地入口                  基地の消防車は米国本土と同じ!
なんかアメリカ本土を走っているみたい
沖縄が「基地の町」だということを再認識させられるこの地域、北谷の地区には「アメリカ村」がある。ここはアメリカの雑貨、衣類などのショッピングアーケードを中心に、基地で働く軍人なども多く見かける。

アメリカ村の町並み ホント、アメリカって感じ  アメリカ村にあるサンセットビーチ
なんか鈴木英人の絵みたい・・・
「ブラッディー」が何でここに来たかと言うと、お土産を買うため。Spiritsメンバーにはミリタリーファンも多いので、ここで何らかのミリタリーグッズが手に入るだろうと思ったのである。
と言うわけで入ったのが「アメリカ屋]
さすが、「アメリカ屋」と言うだけあって、店内はアメリカの衣類、雑貨、ミリタリーがところ狭し!もちろんここでお土産をゲットした!何を買ったかは・・・言わない・・・・

アメリカ村を出発して次に向かったのは嘉手納基地の目の前にある「道の駅かでな」。ここの展望室からは嘉手納基地の滑走路が一望できるというのだ!
出発してまもなく、いきなり
大雨!
空は晴れているのに、ものすごい土砂降り!運転していて「雨が来る来る!」っていうのがよくわかるくらい、水のカーテンのようにざっと降る。南国特有のスコール風土砂降りか?(スコールほどじゃないけど)
しかも5分も降るとすぐに止んでしまう。

「ブラッディー」の沖縄発見その7:ロータリーが多い
ロータリーと言うと駅前のような行き止まりの場所に多いと思うのだが、沖縄の場合は街のど真ん中の交差点がロータリーになっている場合がある。時計回りの一方通行で、本線からロータリーに合流して、行きたいところで左折してその方角へ向かう。
要はヨーロッパに多い道路形態なのだが、ヨーロッパとは違って信号はちゃんとある。
嘉手納ロータリー

「ブラッディー」の沖縄発見その8:左折可能交差点が多い
交差点で赤でも左折できる「左折可能」の白地に青い矢印がやたら多い。交差点自体が左折専用のバイパス路がある場合も多い。これもアメリカの影響と思われる。ほとんどのアメリカの州では赤信号でも「右折はOK]なのだが、沖縄もその名残で左折可能になっているのかな?

「道の駅かでな」は4階建ての建物で、その最上階には展望台がある。もちろん無料。展望台からは嘉手納基地の滑走路が一望でき、離発着する米軍の輸送機などが見られる。
パノラマ滑走路!
ここの3階には沖縄の歴史をつづった資料館があるのだが、そこで「ブラッディー」はこんな資料を発見!
沖縄に鉄道があったんだ〜
なんでも那覇の市内と嘉手納の町を結ぶかなり長距離(40kmくらい?)の軽便鉄道が走っていたのだそうな。今ではその一部は嘉手納の米軍基地になってしまっていて面影はない。

名護〜景色堪能

沖縄におけるアメリカ史を勉強した後は、腹も減っているので一路北へ。
名護に程近い「中山」というところは、有名な沖縄そばの名店がたくさんある。嘉手納から名護まではかなりの距離があるので、ここは高速を使うこととする。
ちなみに「ブラッディー」が乗ったことのない高速道路は8箇所だけ。そのうちの1箇所が沖縄自動車道なのだ。これに乗ればあと7箇所。その7箇所は道東自動車道、秋田自動車道、日本海東北自動車道、浜田自動車道、松江自動車道、播磨自動車道、東九州自動車道。いつ制覇できるか??
嘉手納基地脇の道路。ここは本当に日本なのか?
いよいよ沖縄自動車道へ!
ETCカードを持って来て良かった〜〜。
ちなみに沖縄市とは那覇の北にある市で、沖縄本島の中部に位置する。沖縄県の県庁所在地は那覇であり沖縄ではない。間違えやすいかも・・・・

「ブラッディー」の沖縄発見その9:英語表記が目立つ
高速道路のインターには英語表記が必ずある。え?それって普通じゃない?と思うかもしれないが、日本語に英語を併記しているだけではなく、英語だけの看板が必ずあるのだ。
もちろん米軍のキャンプ駐在者に対する配慮なのだが、この辺は東京の横田基地周辺に近いものがある。
こんな感じである


名護までの高速道路は車も少なくて快適快適!と思っていたら覆面パトカーに捕まっているレンタカーを発見!気をつけないとヤバイヤバイ!
インター間の距離が短いので、沖縄北ー名護間は長い距離に感じるのだが、実際は40km程度。料金は600円。なんとなく安くないか?(ちなみに練馬ー川越の関越道は30kmくらいで800円)

名護からはナビに導かれるままに中山へ。当初、「中山そば」というガイドブックに載っていた蕎麦屋さんを目指したのだが、途中で噂に聞いた「大家(うふやー)」という名店の看板を発見!そっちに行き先を変更!
と思いきや・・・
この飛行機に目を奪われて立ち寄った店は
ミリタリー専門店!
米軍払い下げの本物のミリタリーグッズが店内には多数!目を奪われること30分・・・なんとか購買欲を抑えた!
気を取り直して出発!本通から路地に入り込んで車がすれ違えないほどの道をひたすら入ってゆくとようやく到着したのがこの店

これが「大家(うふや〜)」。古き沖縄の文化を残す店構えで、敷地内には庭園もある。
もちろん店内はお客さんで一杯!観光客中心なのだが、平日にこれだけの人が来るということは土、日はどうなっちゃうのかな?
「ブラッディー」は一人なので待つこともなく店内に案内される。
注文したのは「ソーキーそばセット」1050円
沖縄そばを一言で形容すると「うどん」って感じ。
「ブラッディー」の母が宮崎出身なので、このスープの味付けは家庭料理っぽくて懐かしく感じる。ソーキーとは豚のあばら肉を煮込んだもので、柔らかく煮込まれた肉は骨からもスルッと剥がれる。
う〜〜ん、美味い!

腹もいっぱいになったところで、次は後輩から事前に紹介されていた古宇利島へ向かう。かつて古宇利島に向かうには船で渡らねばならなかったのだが、屋我地島経由で橋が開通!この橋が絶景だというのだ。
屋我地島はサトウキビ畑ばっかり!
サトウキビ畑の中を走るというのは、なんだか草の回廊の中を走るみたいで妙に違和感があるかも・・・
そして屋我地島を抜けていよいよ古宇利島へ・・・・

うお!すげえ・・・                   海の中から空に向かって走る感じ
これが古宇利大橋。まだ完成して半年くらい。ベイブリッジやレインボーブリッジなんか目じゃない!
でも、橋の真ん中で路上駐車する観光客の多いこと多いこと。いきなり止まるもんだから急ブレーキで追突しそうになる・・・。
古宇利島に渡った橋の袂にはビーチがあり、まさに絶景。「ブラッディー」はここでしばし車を止めて景色を堪能

時間忘れるかも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

古宇利大橋全景 左は古宇利島から、右は
屋我地島から

ちなみに地図を見て気がついたのだが、この海って「東シナ海」なのだ!日本海じゃないのだ!う〜〜ん、世界を感じるこのネーミング・・・

絶景と海の美しさを堪能したあとは、海洋博公園へ向かうこととする。最近は公園内の「美ら海水族館」のほうが有名だが、沖縄海洋博は「ブラッディー」の子供の頃に行われた博覧会として有名なのだ。1975年に沖縄本土復帰後初の博覧会として開催された会場の跡地の公園では海岸あり、自然あり。ぼうっとするには最高だ!

と思いきや・・・
急に雨が降ってきた〜
さっきも遭遇したにわか雨がよりによって海洋博公園に入ったと同時に襲ってきた!あわてて園内のお土産屋さんに入って雨宿り。ついでにお土産を物色。30分経過しても今回の雨は止まなかった&空の色がどんよりとしているので、天候の回復をあきらめて出発!結局海洋博公園ではほとんど散策できず・・・

「ブラッディー」の沖縄発見その10:とにかく傘を持て
どんなに晴れていても5分後に雨がやってくる可能性がある。今回「ブラッディー」は無謀にも
折りたたみ傘も持たずに(晴れ男だから)沖縄めぐりしたのだが、とにかく傘の1本は用意しておくべし。

海洋博公園は本部半島の先端にあるので、そこからは半島をぐるりと回って名護へ向かう。
途中に瀬底島という観光地もあるのだが、ここも大雨だったので断念。
瀬底島へ向かう瀬底大橋
海岸沿いを延々走っていると、急にあたりが明るくなってきた。なんと雨が降っていたのは本部半島の北半分だけ!名護の街は雨が降った気配すらない!
名護湾を望む
ちなみにこの画像の本部周遊道路のバイパスは気持ちいい2車線道路。高速道路?と思うほどの整備された道は走っていて気持ちいい。景色も絶景!

名護の市内でちょっと休憩した「ブラッディー」はここからどうするか悩む。読谷の残波岬を夕焼け絶景として紹介してくれた人がいたのだが、夕焼けの時間は午後6時半過ぎ。那覇の市内でのレンタカーの返却は午後8時まで。しかも天候が不安定で雲行きが怪しい・・・

ということで残波岬の夕焼けはあきらめて高速で那覇市内に戻ることとする。
名護から再び沖縄自動車道に乗り、一路那覇を目指す。途中、伊芸サービスエリアで小休止。ここには展望台があり、海岸線が一望できる。
伊芸S.A展望台から
沖縄自動車道を那覇インターで下り、国際通りの西側にあるレンタカーの返却場所へ向かったのであるが、首里近くで渋滞に遭遇。ちなみに那覇の渋滞は半端ではない。信号1回で3台しか車が進めない時もあり、なんと那覇インターから県庁前まで1時間かかってしまった。裏道があるはずなんだけど、おっかない(どう曲がりくねるかわからない)ので素直にナビに従う・・・
県庁前でレンタカーを返し、観光の旅はここで終了。2日間の走行距離は400km!走った走った!

国際通り散策&晩飯

県庁前で車を降りた「ブラッディー」はぶらぶらとホテルのある牧志まで歩いて帰る事とする。さすがに昼に沖縄そばを食べただけなので腹が減った・・・。
そこで国際通りの土産物屋を見つつもステーキ屋を探す。もちろん、前日から「石垣牛ステーキ」が食べたかったからに他ならない。
国際通りを歩いているとステーキ屋さんはかなりある。どこに入ろうか悩んでいると呼び込みのお兄さんが10%OFF券をくれたので、ふらりとその店へ・・・ちなみに店の名前は・・・覚えてない・・・
ところがそのお店、かなり面白かった!「ブラッディー」は石垣牛ステーキ230gのセットを注文したのだが、テーブルの前でお兄さんがパフォーマンスしながら焼いてくれるのだ。
メニューはスープ、シークァーサードレッシングのサラダ、豆腐チャンブルー、ガーリックトースト、ステーキ。
もちろん「ブラッディー」はオリオン生ビールも注文。

この鉄板テーブルで                パフォーマンスしながら焼いてくれる

ガーリックトーストとサラダ             ステーキとチャンブルー
ちなみにステーキはレアで食べたのだが、柔らかくて刺身のような感じ。舌の中でとろける美味さ。シークァーサードレッシングも初めて食べたのだが、これも絶品!サラダドレッシングとしては久々に感動モノだった。
たらふく食べたところで店を出て、国際通りや裏通りをフラフラ。土産物屋さんで「沖縄限定」というものに目を奪われつつホテルに到着。ほろ酔いなので気持ちいいの何の!

そしてこの夜は満月!ホテル前で空を見上げると煌々と満月が輝いていた。

椰子の木と満月                 ホテルと満月

こうして世界遺産、風景、ドライブ、食の2日目はここに終了した。


9月28日(金):ホテル出発〜DFSギャラリア〜帰京

いよいよ最終日。もっとゆっくりと沖縄を回りたかったのだが、残念ながら帰りの飛行機は12時半発。
沖縄行きを決めたのが遅かったので、金曜日の夜のフライトはほぼ満席。結局この時間の出発になってしまったのだ。

でも、昼までの時間を有意義に過ごすべく朝食を9時に済ませて行動開始。この日はレンタカーがないので「ゆいレール」で移動することとする。目的地はDFSギャラリア沖縄。なんと国内にいながら免税ショッピングが出来るのである。
「ゆいレール」牧志駅の自動販売機
中に並んでいる飲料水が本土と全く違う!さんぴん茶、シークァーサージュースなどなど。

「ゆいレール」は那覇空港と首里を結ぶモノレールで、沖縄県唯一の鉄道路線。
2日目に「ブラッディー」が体験したように、那覇市内の渋滞は半端ではないので、この「ゆいレール」を使うのは結構有効!DFSギャラリアのある「おもろまち」駅まで、「ゆいレール」ならば4分。車で行ったら多分15分くらいはかかる。
これがゆいレール
2両編成の小さなモノレールは可愛い。ちなみに昼間は10分間隔。那覇空港と首里の間は所要時間20分。

これがゆいレールの車内。下りは結構空いている。全面は展望を考慮して前向きに座席を配置。車両のサイドも窓が大きいし、道路よりもかなり高いところを走るので展望がいい。しかも座席が低めに設定されていて座面も奥行きがあり、座り心地がかなりいい。
「ゆいレール」で2駅。「おもろまち」駅に到着。駅の真ん前はDFSギャラリア沖縄。規模の大きさにびっくり!
駅前直結
ここは観光においての基地としての機能もあり、レンタカー、航空会社などのカウンターも軒を連ねる。
ここでの買い物は飛行機の出発2時間前までに済ませなけらばならないので、「ブラッディー」も大急ぎで見て回る。
とはいっても免税店の主流はレディースのバッグや化粧品ゆえ、「ブラッディー」が見るところは限られているのだが・・・・。
結局、SWATCHマニアの「ブラッディー」はここでSWATCHを一つ購入。時刻は10時半。ギリギリじゃ・・・
買い物を終えた後もブラブラと店をめぐっていた「ブラッディー」であったが、買い物をしないとなると妙に見る気が失せる。ということでDFSの外に出てタバコを吸いながらぼうっと駅前ロータリーを眺めていた。そこで一つ発見!

「ブラッディー」の沖縄発見その11:バスが古い
「ゆいレール」以外に公共交通手段がバスとタクシーしかない沖縄は、バスの数もものすごく多い。ところが走っているバスがやたら古い型が多いのだ。関東ではノンステップバスが主流で、ステップのあるバスのほうが少ないくらいなのだが、沖縄ではノンステップバスは皆無。10年前くらいのバスはまだまだかなり走っているし、中には20年前くらいのいわゆる「バス窓」のバスも多い。
多分、採算が合わないので新型には出来ないのだろうが、最新型のバスを見慣れた目には新鮮。
ちなみに関東の都市で多く走っている「ミニバス」もほとんど見かけなかった。
こういうちょっと昔のバスが多い!

飛行機の出発時間までかなりあったのだが11時ごろにDFSギャラリアを出発。
ゆいレールが空に映える
那覇空港まで再び「ゆいレール」に乗って向かったのだが、那覇市内の要所を高架で走ることもあってちょっとした観光気分を味わえる。那覇の市内がいかに入り組んでいるかもよくわかるし、何よりも眺望がいい。

空港に到着してチェックインしようとすると・・・
うげ、何?この長蛇の列は・・・・
荷物を預けようと思っていた「ブラッディー」はあっさりとあきらめて自動チェックイン機へ。まあ、ちと重いけどいいか!?
先ほどDFSで購入したSWATCHは空港内の受け渡し場所で受け取る。この辺はグアムとかのDFSと同じシステム。
昼食にはちょっと早い時間であるが、ここでちょっと腹ごしらえ。と言っても那覇空港は手荷物検査場の中にはいるとほとんど飲食店がない!仕方なく売店併設のスナックカウンターでこんなものを食べてみた。
これ、ラフティードッグ
要は沖縄風豚の角煮「ラフティー」を挟んだホットドッグ。これがまた美味い!本土でも売って欲しいものだ〜
腹ごしらえして搭乗アナウンスを待っていると、なにやら東京行きの搭乗口に高校生の団体が・・・うげ、修学旅行かよ〜
ラッキーだったのは、「ブラッディー」は事前の座席指定で2階席を予約していたこと。高校生のおしゃべりに悩まされずに移動できそうだ。
そしてこれが帰りに乗るボーイング747-400
高校生を先に乗せ、機内に入ってみると、「ブラッディー」の席は2階席前から2列目の窓際。この席は1列目の座席が存在しないので、足が目一杯伸ばせる。さらに手荷物置き場も窓際に小さなボックスがあってなんだか得した気分。
そしていよいよ12時半、定刻に出発となる。
離陸してしばらくすると沖縄本島の景色が眼下に現れる。窓際の席ゆえ、この景色もしっかりと見ることが出来る。なんか上空から見下ろしていたら、もう一度戻りたくなった。

機内から見下ろした沖縄の海と島

ということで、あっという間に過ぎ去った沖縄旅行の3日間。もっと長時間滞在することも可能だったのだが、また次の機会に!
次回はリゾートホテルでのんびり3日間とかそういうのをやってみたいなあ〜〜〜

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