Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2023/05/24 19:44更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜「ブラッディー」の石垣・与那国・波照間一人旅!〜

2021年から離島巡りが多くなっていた「ブラッディー」。2023年に小笠原上陸を果たしてついに全国制覇となたわけだが、それでもまだ行っていない地があった。
それは日本最南端の波照間島と日本最西端の与那国島。ここは石垣島から日帰りでも行ける場所なのだが、どうしても両島へ行こうとすると3泊4日の行程が必要になる。4連休となると長期連休を使うしか無く、そしてそのシーズンはお高い。
しかし2023年〜2024年の年末年始はカレンダーの巡り合わせが良く、1月5日(金)に有給休暇を使えば12連休を取得することが可能だとわかった。ならば新年早々2日にUターンラッシュの逆で羽田を出発し、仕事が始まった5日に帰ってくる3泊4日ならば航空券と宿泊費合わせて95000円、さらに12月が誕生月の「ブラッディー」はさらに6000円クーポンを使ってなんと89000円で行くことが出来るのだ。
但し・・・琉球コミューターの飛行機が飛んでいる与那国島はまだしも、船でしか行くことが出来ない波照間島は冬の欠航率6割!まさに神頼みの旅。まあ、スーパー晴れ男には関係ないだろうと高をくくって早速予約したのであった。
出発1週間前まで1月3日、4日は天気が微妙。でも1日前になると降水確率はむしろ前倒しになってきたので、これは波照間島に行けるかも!与那国島へは飛行機で飛ぶので、よほどの天候悪化がなければOK!
ところが、出発前日の元旦に能登半島で震度7の地震が発生!その後も地震が頻繁に続き、火災と津波の被害も出ている中、遊びに行くのは気が引けたのであるが、せっかく前から計画していた旅行なので決行することとした。
ということで最西端、最南端制覇を目指した3日間を振り返ってみる。


1月2日(火)川越8:20出発〜東武東上線〜山手線〜京浜急行〜羽田空港11:30ANA091〜15:00石垣空港〜 東運輸バス〜石垣港バスターミナル〜ルートイングランディア石垣宿泊〜琉球の爺で夕食

この日は石垣島に行くだけ!羽田空港まではもはや定番ルートの東武東上線〜山手線〜京浜急行。年末年始休暇中なのでかなり空いている。
羽田から石垣島までは直行便をチョイス。11:30羽田発という余裕のタイムスケジュール。7時まで寝ていられた。

出発前に川越駅構内のパン屋さんで朝食。これで860円は高い!例によってこのリュック一つで3泊4日を過ごす!
8:20川越発の東武東上線快速急行で出発。もちろん面倒くさいのでレポートは省略。

石垣島へはB787-9で行く。前回1年半前はB767だった。 例によって羽田搭乗前にはいつものヒレカツサンドで腹を満たす。
今回は旅の計画を12月中旬に立てたこともあって、窓際席は確保できず。しかし正月の羽田発は意外と空いていて、中央席は空席だった。
出発時の関東は曇り。よって窓の外にはおかまいなく3時間半のフライト中は寝るか本を読むかインターネットを見ること以外にやることなし。

石垣空港へは定刻15:00に到着。もちろん天気は晴れ。さて、この4日間、腫れは継続するのか?
今回は石垣島観光がメインではないのでレンタカーは予約していない。ホテルのある石垣島離島ターミナル付近までは30分に1本バスが出ていて便利!

1年半ぶりに来た石垣島!そしてこれが空港と離島ターミナルを結ぶ東バス
バスの中は観光客で大混雑。でもこのバスは普通の路線バスなので、バス停では一般のお客さんも乗降する。しかも前乗り前降りの方法なので、入口付近に人が溜まってしまう。しかも観光客は大きなスーツケースを通路においてしまうので邪魔なことこの上ない。軽装の私はさっさと奥に進んで座席ゲット!荷物を減らすというのはこういうところでいいのだ!
バスは離島ターミナルの近くにある東バスのバスターミナルまで行くので、終点まで行ってしまうことに。料金は540円。所要時間は35分〜40分程度。バスターミナルで気づいたのだが、空港往復の1000円チケットがあったり、空港と離島ターミナルをノンストップで結ぶカリー交通という会社のバスもあるらしい。

さて、宿泊するルートイングランティア石垣はバスターミナルから徒歩10分ほどのところにある。繁華街から離れているが真ん前がコンビニだし人工温泉大浴場もある。
ホテルに行く途中の公園には石垣島の位置を示すモニュメントがある。
これを見ると東京よりも大阪よりも台湾やフィリピンの方が近いと言うことがわかる。

これが今回3泊するルートイングランティア石垣。ホテルは2棟あって本館の方に宿泊する。シングルで頼んだはずなんだけど、ツインの部屋が用意されていた!
外がまだ明るいが、実は既に時刻は17時近い。石垣島の日の入りは本州よりも1時間程度遅いので、この時間ではまだまだ明るい。この日の日の入りは18時頃。
羽田空港でサンドイッチを食ってから何も食べていなかったので、ちょっと早いが晩飯を食べてしまうこととする。
向かったのはホテルから徒歩2分のところにある「琉球の爺」
1月2日なので営業しているか心配だったが、バスターミナルからの道沿いにあるので17時開店というのは確認していた。
実は1年半前もこのお店で食べているのだ。チャンプルーのおいしさが記憶に残っていて、今回の旅では3回の夕食を全てここで食べることに決めていた。

もちろんオリオンビールの生を注文!おつまみはラフテーとフーチャンプルー!沖縄に来た時には必ず食べるもの!
結局ビールは3杯飲んで1時間ほどで食事を終える。料金は3630円。ここのラフテーは橋で切れるほど柔らかいし、フーチャンプルーの味は絶品!
翌日、翌々日も19時に来るとお店の人に告げて予約。これで晩飯を食いっぱぐれることはなくなった!

ホテルに戻ったらまずは風呂。ルートイングランディアには大浴場があるので、ゆっくりと湯に浸かる。大浴場は内風呂と半露天があって結構な広さ。さらにルートインでは風呂上がりのアイスキャンデーが無料だったり、コーヒーも飲み放題で無料というサービスもある。
ということでありがたくアイスキャンデーを頂く
地震のその後が気になったので、部屋に戻ってTVを付けてみると
飛行機が燃えてる!
この日の17時前、羽田空港で能登への物資輸送をする海上保安庁の飛行機と札幌発のJAL便が滑走路場で衝突したのだ。
幸いJAL機の乗員乗客は全員避難して無事だったが、海保機のほうは貴重以外の5名が全員死亡した。
このJAL機の脱出劇はその後全世界からの賞賛を浴びることとなった。
ちなみに羽田空港は4本ある滑走路のうち、この事故のあったC滑走路が閉鎖となり、この後航空ダイヤに大きな影響を与えることとなった。
正月早々、地震といい事故といい、とんでもない2024年の始まりになったが、気をもんでいても仕方ないので
私は西日本でしか買えないカールをおつまみにオリオンビールで2次会
結局0時近くまで吞んでしまい、そのまま撃沈zzz。翌日からはこの旅の本番!最西端、最南端巡りがスタートする

1月3日(金):ホテル7:00発〜 石垣バスターミナル〜東運輸バス〜石垣空港10:05RAC741〜10:40与那国空港〜最西端観光レンタカー〜ダンヌ浜〜日本最後の夕陽が見える丘・日本最西端の碑〜Drコトー診療所〜立神岩・軍艦岩〜東崎展望台〜 ナンタ浜〜句部良バリ〜ティンダバナ〜与那国空港16:25RAC746〜16:55石垣空港〜東運輸バス〜石垣港バスターミナル〜ホテル〜四季菜々で夕食

この日は朝6時半に起床! まずは朝風呂を浴びてから出発!

バスターミナルへ行って、今日は往復乗車券を購入。この日は石垣空港から与那国空港まで琉球エアコミューターの飛行機で往復するので、必ず帰りも使うしね。
最前列の座席を確保したので、前日いい景色だなと思っていた並木道もじっくりと観光
レンタカーだと見逃してしまう道すがらの景色も堪能できるのでいい。
空港では腹ごしらえ
朝早いので空港内の食事処は開いていない。よってファミリーマートで売っている沖縄限定チーズバーガーとコーヒーで軽く済ます。
但し、与那国島で昼食を食べられるかどうかもはっきりしないので、ここでおにぎりも買っておく。これが離島訪問の極意!

与那国島へはこのプロペラ機DHC8で行く。対馬や種子島に行く時にも乗ったやつ。プロペラ機なのでエンジンが回る音がすごい。
幸い座席が非常口隣だったので足元広々で快適快適!通路側だったので外の景色はあまり見えなかったが、与那国までの間かなり雲が垂れ込めていたので特に問題なし。貼れていると竹富島、西表島などが眼下に見えたはずなのだが。
さて、RAC741便は石垣を定刻10:05に出発。10:40に与那国空港に無事着陸。

飛行機から歩いてターミナルに行くというのも離島ならでは!与那国空港の建物がどこかに似ているなと思ったら、種子島もこんな感じだった。いいねえ、こういう日常感あふれる空港!

与那国島内の移動はレンタカーを使う。空港の真ん前にある最西端観光で既に予約済み。借りたのは日産NOTEだったが、この車ボロボロ。ボディにはへこみも傷もたくさんあり、ヘッドライトは黄ばんでる。まあ種子島の時も隠岐の島の時もそうだったけど、離島のレンタカーってそんなもの。価格も6時間5500円とかなり高め。現金でしか払えないので要注意。
さて、無事にレンタカーを借りたところで島内観光に出発!与那国島は長手方向6km、短手方向3kmほどの小さな島だが、アップダウンがとにかく激しい。レンタサイクルではちょっと厳しいと言うのが走り始めてすぐわかった。
小さな島なので車で走れば見どころに行くには2分走れば着いてしまう。まずは空港から近いダンヌ浜へ行ってみる

ここがダンヌ浜。天気が悪いので景色はあまり良くない。ちなみに右の休憩所は閉鎖されていた。柱がかなり朽ちていて危険という状況。夏でもあまり人が来ないんじゃないかなあ。

つぎに訪れたのは久部良漁港。左は日本最西端の商店「大朝商店」で右は多目的集会施設。ここで初めて島の人の車と出会った(笑)
そしてこれが日本最西端の信号。島の中で唯一の信号機
この右側に小学校があるので、教育のために必ず島に一つある信号というわけ。
さて、この久部良漁港付近から高台に上るとあるのが

日本最後の夕陽が見える丘。この丘から西の方角には日本最西端の岬がある。
ちなみにこの日の天気は微妙で、曇り時々晴れ、たまに雨という状況で、例によって車に乗っている時は雨、外に出ると晴れか曇りという、私の移動性高気圧力を遺憾なく発揮できた一日だった(笑)
さて、ではその日本最西端の岬に行ってみる。

ということで日本最西端の岬に到着。展望台と灯台、そして最西端の碑がある。ちなみに久部良漁港からここまではかなりの勾配を延々上る必要があり、歩くとか自転車とかはお勧めできない。
そして最西端の地から見る光景は

これが日本の最西端からの眺め!実はずっと彼方に大陸のように見えるのが台湾。ここからだと石垣島に行くよりも台湾に行く方が近い。
この110kmほどの海峡を木船で渡るというチャレンジを2019年にやった人たちがいるらしい。
眼下に見えるのが久部良漁港
この漁港、Drコトーシリーズでも船の発着シーンでよく使われていた。こう見ると高低差がすごいのがわかる。

岬から降りてきたところにあるのがナーマ浜。隣には久部良漁港がある。島の集落はここと東側の祖納(そない)地区に集中しているので、夏は海水浴で賑わいそう。曇っているのにエメラルドグリーンの水の色がきれい。
さて、ここからは島の南側を海沿いに東に走る。与那国島では島の外周を一周できる道路があるので、地図がなくても大抵何とかなる。レンタカーにはナビがついていたが、使うこと全くなし!

海沿いの高台を走る道は気持ちいい!そしてこの付近には南牧場という馬の牧場があり、馬が放牧されている。この馬たちは道にも平気で出てくるので要注意!
さらに満ちに平気でうんこをする
車で走る際にはこれを踏まないようにしないといけない。まあ・・・自由な馬たちだ!
ちなみにこの道、記憶にある人もいるのでは?
Dr.コトーシリーズでコトー先生が自転車で海沿いを走るシーンはここで撮影された。もちろん馬のうんこは掃除したと思うが(笑)
ということで島の南端にある比川地区にあるのがその

Dr.コトー診療所!ドラマのまんま保存されている。目の前にあるのが比川浜。

ドラマの中で浜に放置されていた漁船も建物の隣に置いてある。ちなみにこの診療所、見学することが出来るので中に入ってみる。但し管理人などはいない。料金は300円で受付のところにある薬箱!に入れる。この受付、柴咲コウさんが座っていたのを思い出す。

島の人たちがワイワイやってた待合所や何人もの人がお世話になった病室

診察室や執務室、薬棚やカルテも全てそのまま。貼ってあるポスターなどもちゃんと「志木名島」になっているし、船の時刻表まで貼ってあるのにはびっくり

コトー先生の自転車もあったし、屋上に上ることも出来る。ドラマのセットにこんなに気軽に入れてしまうなんてすごいな。
施術室はセットが取り払われていてDVDを流していた。
もちろん見たいものに交換してみることも出来る。
ちなみに全然知らなかったのだが、この日の夜に2019年公開の映画版Dr.コトーがTVで初放映されることを後で知った!なんという巡り合わせなのか?運命を感じてしまった。
ちなみにこのDr.コトー診療所は鬚川小学校発祥の地らしい
さて、Dr.コトー診療所を後にしてさらに島の南岸を東へ進む。なんせ次の目的地まで1kmほどしかないのですぐに目的地に着いてしまう。

次に到着したのは立神岩。ここは立神岩の真ん前と、それを臨む岬の展望台と2カ所から見学することが出来る。この間も雨が降ったりやんだりしていて、風がめちゃめちゃ強い。

ちょうどお昼時でその風が少し収まったので、ここで勝ってきたおにぎりを食べることとした。もちろん沖縄限定SPAMおにぎりは外せない!ちなみにここに来るまで、食堂っぽいところは一切なし(笑)おにぎり買ってきて良かった。

続いて向かったのは軍艦岩。確かに潜水艦のように見える。その横にはサンニヌ台展望台があるが、通行止めになっていて先端までは行けなかった。
大河ドラマ琉球の風で結婚式シーンに使われたロケ地らしい
続いて向かったのが東崎。その名の通り与那国島の東端にある。

灯台と休憩所があるが、休憩所は朽ち果てていて立ち入り禁止。

でもこの岬から見る海は絶景!そして馬がたくさん放牧されている。もちろん馬がいると言うことはうんこに要注意!(笑)
東の端っこまで来たので、今度は島の北側を通って空港の方へ戻ることとする。途中海岸線に出るには車を停めて崖を歩いて降りるような感じになる。降りると言うことは上ることにもなるので、天気があまり良くないこの日はビーチに行く気にならずパス。
途中、ちょっと海岸へ下りられそうな道があったので、下りていって見たら
なんと墓地群だった
ここは浦野墓地群というところで、沖縄特有の亀甲墓が無数に並んでいる。これを見ると圧倒される。
ここから海岸沿いを西に進むと祖納集落へ出ることが出来る。漁港の隣にあるのが
ナンタ浜
ちょっとした浜が白い砂と青い海でとてもきれい。ちょっと陽が差してくると一気に輝きを増す感じ。

さて、これで元々計画していた見どころは回った。でも時刻はまだ13時。飛行機の出発までまだ3時間もある。
と言うことで空港を通過して向かったのが再び久部良地区。丘の上にあるのが
この久部良バリ
ここはかつて貧しさから来る人口抑制のため、妊婦にこの岩の間を跳ばせたという悲しい歴史の跡。バリとはこの割れ目のことを言う。妊婦の中には落ちて命を落とす人も多かったらしい。
続いて向かったのはまた空港を通過して祖納地区の丘の上にあるティンダバナ。
なんだろうと思って案内の看板を上って行くと

岩の屋根の下に通路があり、どんどん進んでいくとこんなところが!まるで自然に出来たスタジアムの席のよう!

眼下には祖納集落が。ここは来て良かった!岩の隙間から見える海岸など、この場所以外ではなかなか見られない景色も多い!

さて、見るべきところは全部見てしまった。時刻はまだ14時。ということで島を縦断して再びここへ。Dr.コトー診療所にもう一度入ってじっくりと見れば時間は潰せそう(笑)
目の前の比川浜で馬の調教をやっていたのでちょっと見ていると、一頭の馬がどんどんこっちへ来る。どうやら私の方へ来たいらしい。え?と思っていると、「すみません!そいつ捕まえてください!」とお願いされてしまう。え?どうすんの?

でも手綱を捕まえたらおとなしくなった(笑)無事にドナドナされていった(笑)
と言うことで再びDr.コトー診療所に入り(もちろん300円また払った)、今度はじっくりと見て回る。備品類も全て「志木名島診療所」としてあって、小道具さんの苦労もよくわかる。
ちなみに朝の時点では入っていなかった1000円札が入っていて、何人も来たんだなと言うことがわかる。但し・・・ここで人に出会うことはなかった。

ということで時刻は15時、そろそろいいかなと言うことでガソリンを入れてレンタカーを返却。この日は1月3日なのでガソリンスタンドは1軒しか開いていない。ガソリン代は1200円。多分5リッターも消費していないと思うのだが、島価格とはこういうものだろう。

空港の売店で最西端の地証明書を買ってスタンプを押しまくった。空港で30分ほど時間を潰すこととなったが、みやげも見て回れたしいい時間つぶしになった。
ということで帰りひゃ16:25発RAC746便で石垣島へ帰る。風速が10mを超えていたので大丈夫かな?と思っていたが全く心配なし。石垣空港へは定刻の16:55着。
17:30発のバスを待っていると
別系統のバスが17:20頃やってきたので乗ってしまうことに!
バスターミナルには18時前に到着。無事に与那国島日帰りの旅が終了した。
ホテルに戻って荷物を置き、19時には予約した「琉球の爺」へ

この日はオリオンビールの他に石垣島地ビールも注文。豆腐チャンプルーとてびち(豚足の煮物)を注文。
チャンプルーはフーチャンプルーの方が好きかなあ。てびちは美味しいんだけど食べるのが大変。手がギトギトになってしまう。
やっぱり前日チョイスしたフーチャンプルーとラフテーが最強!ビール4杯飲んでお値段は4235円。
2日連続で来たのでお店の女将さんにも覚えられてしまい、
なんと生ビール1杯無料券を頂いてしまった。翌日有難く使わせてもらうことにする。
ホテルに帰ったのは20時。風呂に入ってアイスキャンデーを食べて、オリオンビールで2次会。

もちろん映画版Dr.コトーを見ながら!なんかさっき見てきたところがそのままTVに映ると妙に感動する。
ということでDr.コトーをエンディングまで見て0時就寝zzz

1月4日(木):ホテル7:00発〜 石垣港フェリーターミナル9:00高速船ぱいじま2〜11:00波照間港〜レンタサイクル〜ニシ浜〜北浜〜浜シタン群落〜ムラビナの浜〜日本最南端の自動販売機〜日本最南端の 岬〜高那崎〜波照間空港〜下田原城跡〜プドゥマリ浜〜集落散策〜みやげ「あだん」〜波照間島灯台〜コート盛〜学童慰霊碑〜波照間港周辺散策〜波照間港16:20高速船ぱいじま2〜17:50石垣港〜ホテル〜

この日はのんびりと6時半に起床!まずは 朝風呂に入って準備を進める。なんと言っても7時の時点で波照間島行きの高速船が運航するかどうかわかるまでは不安。なんせ欠航率6割だからなあ。
腹が減っては戦が出来ないのでまずは食っておく!
さて、運命の午前7時、ネットで運行状況を確認すると、朝の1便、夕方の3便は大型高速船の「ぱいじま2」が通常運行するとのこと!但しお昼の2便は小型船のため欠航!
これで無事に波照間島に日帰りできることが確定した!日頃の行いいいからなあ、私(爆)

ということで早速離島ターミナルへ。右はこれから乗船する「ぱいじま2」双頭船の形状をしている高速船で、この船の就航によって欠航率が大幅に少なくなったらしい。ちなみに「ぱい」とは南という意味で「まいじま」は「南の島」を意味する。
離島ターミナル内で手作りのおにぎりを購入。もちろん離島で食料難民にならないように対策しておく
船内はJRの特急列車のようなリクライニングシートが並ぶ
水中翼船なのでシートベルトも完備している。航行中は基本的に席を立たないようにアナウンスされる。もちろん外洋では波が高いのでそのため。
ちなみに船の前方8列ほどは着席禁止になっていた。これは波が高いと船の前の方が上下に振れるのでその対策。通称「ゲロ船」と言われるほど揺れるらしい。ちなみにネットで事前購入しておけばチケット代は7830円とちょっとだけお得になる。
出港してすぐ、右舷側には竹富島が見える
竹富島にも一度行ってみたいなあ。竹富島を通過すると次に見えてくるのが黒島。黒島を通過するまでの間は海流が穏やかなのであまり揺れない。
但し、この日は思ったよりも揺れないなあと言う感想。シートベルト付ける必要もないし、船内を歩き回って写真撮っていてもなんともない。

波照間港には定刻の9:20到着。高速船を使っても80分かかる。波照間港はこの建物以外何にもない。
さて、波照間島は全周でも13kmほどの島なので歩いて回っても十分に帰りの船に間に合ってしまう。但しここはレンタサイクルがお勧めと事前に学習していたので、

港のすぐ近くにある「西浜荘」でレンタサイクルを借りる。電動アシスト自転車だと2000円。私はケチって普通のママチャリを借りた。ではこのスーパーカーで出発!

今回は波照間島を反時計回りに回ってみることとした。最初に向かったのは波照間港のすぐ西側にあるニシ浜。港からは自転車で5分!
波照間島には浜がたくさんあるが、遊泳可能なのはこのニシ浜だけ。ちなみに「ニシ」は島言葉で「北」のこと。だから島の北側にあるので「ニシ浜」となる。
この時間帯はまだ曇っていたので、波照間ブルーと言われる海のきれいさはさほど感じられない。

波照間島には「一周道路」という周回道路があって、そこを走れば大抵の行きたいところに行けるのだが、ちょっとだけ高台にあるので一周道路の外側にある道をサイクリングするのがお勧め。
これがその道
車がすれ違うと言うことは考えていないらしい(笑)それもそのはず。動いている車、この日は2台しか見なかった。

続いてはニシ浜の西側にある北浜。道に自転車を置いて3分ほど歩かねば行くことが出来ない。人っ子一人いないので時間が止まった感じ。
ちなみに波照間島の砂浜はピンク色をしているのが特徴。これは珊瑚の影響だと思うが、この独特の浜の色は他ではあまりお目にかかった記憶がない。

続いていったのは浜シタン群落。浜シタンとは左の木のこと(だと思う)。珊瑚礁の上に群生する植物で、この海岸沿い一体全部が浜シタン。これはけっこう迫力ある。近くにいた観光客の人と「浜シタンってこれだよね?」とか確認し合ったが、海岸沿いに出ると電波環境が悪くてスマホで調べられなかった。
こちらは浜シタン群落近くのムラビナの浜
プライベートビーチみたいなすごいところ。ちなみにここは砂浜ではなく珊瑚礁の浜になっているので裸足では歩けない。
ここで出会った浜松からの観光客の男性とこの後も何度も出くわすこととなり、結局途中で合流して一緒に見て回った。こういう出会いも旅の醍醐味。
この辺が島の最西端なので、ここからは島の南側を東に進んでいくことにする。近くに底名溜池展望台というところがあると地図で確認し、向かってみたのだがどこからアプローチすればいいのかわからず、そのまま走っていたら到着したのが
日本最南端の自動販売機
ここには先着の女性二人連れがいたのでちょっと話したのだが、「買いたいけど100円釣り銭切れで買えないんです」とのこと。
そこでたくさん小銭を持っていた私が、「なら私が買うのでその後買えば?」と100円玉と10円玉を投入。ところが・・・小銭をいくら投入しても戻ってきてしまう・・・。ここで3人は買うのを諦めかけたのだが、「試しに千円札入れてみよう」と私が千円札投入。すると・・・・買えた!そしておつりも出た!但し・・・・おつりで出てきたのは全部50円玉!!もはや大笑い。ということで3人で50円玉を持って記念撮影!その後も何度かこの二人と出会うこととなった。
と二人と別れて一服していると先ほどの浜松の男性がここへやってくる。そこでどうせなら二人で最南端へ行きましょうと、一緒に走ることとした。

それがこの男性。ちなみに何しているかというと、ヤギと戯れている図。ここ波照間島はヤギはたくさん放牧されていて、道のあちこちで見ることができる。もちろん・・・霊によってうんこも落ちているのでお気をつけて(爆)
二人が次に向かったのはペムチ浜。そこへ向かう途中で貯水池を見つけたのだが

そこにもヤギがたくさん!ちゃんとつながれているやつとつながれずに勝手に放牧されてやつがいるが、その差がなんなのかはわからん(笑)

そしてこの貯水池から見る景色が良かった!左に見えるのが日本最南端の岬でその手前がペムチ浜。

これがペムチ浜。この頃になると空が明るくなってきて晴れてくる!最南端の岬に着くころには晴れそう!
と言うことでペムチ浜から5分ほどでいよいよ日本最南端へ到着!
せっかくなので記念撮影してもらった!そして晴れた!
日本最南端の碑は3つあり、これは一番大きな「平和の碑」。

この平和の碑の横に「日本最南端への入口」があり、この終点に本当の日本最南端の碑がある。
碑が建っているのは実は最南端ではなく、この先にマグマで出来た岬があって

先まで行くと絶景が広がっている。ただ、最先端まで行くのはちょっとおっかないのでやめておいた(笑)

付近は原っぱになっていて、その向こうに現在は閉鎖中の星空観測タワーがある。もう一つの碑はテーブルになっていて、ちょっとした休憩所。この日本最南端の碑の上でめしを食おうと持ってきたおにぎりを出したのだが
なんとこいつらが寄ってきた!
このカラス、全然人を怖がらないし、とにかく開けるのを心待ちという感じで狙っている!さすがにここでめしを食うのは難しいと考えて断念!
ということで日本最南端を踏破!これで日本の東西南北端を全制覇できた!

さて、ここからはさらに東にある高那崎をめざすこととした
晴れ渡る空の下でチャリンコを走らせるのはめちゃめちゃ気持ちいい〜
二人で「このまま住みたいよね」などと話しながらのんびりと高那崎へ。始めはあまり期待していなかったのだが

なんと!この絶景!これはすごい。最果て感満載でしかも空と海の青、岩と白浜と緑の景観は言うことなし!
本当にいい天気になってきたので、さらに一気に波照間空港まで東上する。

今は使われていない波照間空港はこんな感じ。でも立派な空港の建屋があるし、自衛隊が使用することもあるので滑走路は整備されている。管制塔がないのだがどうするんだろ?
ちなみに今月から第一航空がここと石垣空港との間に旅客機を就航させる予定になっているらしい。飛行機が飛べば波照間島へ行くハードルも下がることになるが、この空港周辺、結構何もないんだよねえ。ちなみにターミナル内はきれいに整備されていて、出発ロビーなどもちゃんときれいになっていた。

さて、カラスもいないので私はここで食べそびれていたおにぎりを食べることとした。浜松から来た彼とはここで一度お別れする。
このおにぎり、離島ターミナルで買った手作りSPAMおにぎり。めちゃめちゃ美味しい〜。一気に2個食ってしまった。

ここからはのんびりと一人旅。途中にあった下田原城跡に立ち寄ってみたが、どこがどうお城だったのかわからず・・・笑
その近くにあったブドゥマリ浜からは西表島を一望
ほぼ海岸沿いは見て回ったので、内陸部に入って集落に行ってみることとした。
島の真ん中にあるのが波照間灯台
この灯台、岬などの海の近くではなく波照間島のど真ん中近くにある。それほど波照間島は平坦な地形だと言うことがよくわかる。だからチャリンコでも余裕で回れちゃうのだ。

集落で最初に立ち寄ったのはお土産屋さんの「あだん」。ここでは日本最南端記念証明書を売っている。ここの店主といろいろ話し込んでしまい、波照間のこと以外にもいろいろと八重山地方のお話を聞けて良かった。
と言うことで最南端証明書ゲット!
縦型の方は竹富観光協会発行のもので500円、横長の方はあだんオリジナルで300円。
続いては泡波商店へ
ここは波照間島唯一の醸造所で幻の泡盛と言われている「泡波」を販売している。ところがこの日はお休み!他に買えるのは島の共同売店なのだが、なんと11時〜15時は全店舗お休み!シエスタかい!笑
ここで先ほどの浜松の方と再会。港の岩壁から見る海の色がすごくきれいだと言うことで行ってみることを勧められる。まだ時間はあるし、ならば行ってみよう!

港へ向かう道の途中にあるのがコート盛と学童慰霊碑。コート盛とは江戸時代の火番盛のこと。異国の船などが来た時にここに火をたいて隣の島に伝えるのだ。このコート盛が周辺の各島に存在した。右の学童慰霊碑には説明書きがなくてよくわからなかった。
港のすぐ近くにあるのがこの建物
おそらく先住民が暮らしていた住居を再現したものと思われるが、説明書きは全くなくよくわからなかった(笑)
ということで波照間島最後の目的地、波照間港岸壁へ。
一見防波堤の上には行けないように見えたのだが、脚立が掛けてあって難なく上ることが出来た。

この防波堤の上を歩いて行くと・・・なんとこの青さ!これが波照間ブルーか!
午前中に行ったニシ浜もこちらから見た方がきれい!
この時間帯はちょっと曇ってしまったが、浜松の男性によると「晴れるまでここで待っていた」とのことで晴れたらさらにすごい色になるらしい。
もう一度来なきゃ行けないじゃないか!笑

ということで日本最南端の島、波照間島観光がここに終了!帰りは16:20発のぱいじま2で石垣島へ帰る。石垣島到着は18:00。ちょうど夕陽が沈む時間だった。いやあ、予定通り波照間島踏破を果たせて良かった〜!
そして19時、いつもの「琉球の爺」へ
もはや3日連続だと店員さんも全員私の顔を知っている。「見たいTVに変えましょうか?」とか「ビールはオリオンでいいですか?」などもはや常連状態。

この日は初日と同じフーチャンプルーとラフテーに加えて、このお店の自家製ジーマミ豆腐も注文。ジーマミとはピーナッツのことで、甘いタレを掛けて食べる。これが絶品で、どうやらこのジーマミ豆腐を食べるためにわざわざやってくる人もいるらしい。
結局オリオンビール4杯を飲んで無料券のおかげで一杯ただにしてもらい、会計3950円。
さらに「またぜひ来てください」とビール無料券を頂いてしまった。
「お店をやっている限り永久に使えます」とのこと。次は竹富島、西表島に行く時にまた来よう!
腹一杯になったところでホテルに帰って風呂に入り、この日もオリオンビールで二次会!この旅でオリオンビールを何リッター飲んだことやら(爆)
翌日はゆっくりでもいいのでこの日も0時過ぎまで吞んで就寝zzz

1月5日(金):ホテル10:00発〜石垣港バスターミナル〜東運輸バス〜石垣空港12:20ANA090〜14:50羽田空港〜京浜急行〜山手線〜東武東上線〜川越着

この日はのんびり 起きてもいい日だったのだが、7時に目が覚めてしまった。例によって朝風呂に入り、7時半にBSで朝ドラを見てから散歩に出る。
石垣島に来たのに石垣島の中で観光していない!ということで

ホテルから歩いて10分ほどのところにある桃林寺と権現堂へ。ここは1614年に薩摩藩が尚寧王に寺社建立を進言して作られた八重山諸島初の寺社と言われている。そう言えば初詣に行ってなかったと言うことで、ここでおみくじも引いてみた。
結果は大吉!
まあ、今回の旅が1日後ろにずらした日程だったら羽田の事故でどうなっていたかわからないし、1日前倒しだったら琉球の爺が営業していなかったし、波照間島の船便は見事に時間通り出張したし!この調子で今日の羽田への帰り便も大きな影響を受けないだろう!
ということでホテルを9:40にチェックアウト、10時発のバスで石垣空港へ向かう
空港の中はごった返していた。というのもこの日のJAL11時発羽田便がなんと5時間遅れ!その乗客が全員空港で時間待ちしているという状況。
私の乗るANA12:20発もこの時点で既に12:45発に遅延予定だった。
まあ、お土産を買って空港内を散策し、何とか席を確保してまずは昼食

空港内にある「やいま村」でソーキ蕎麦大盛りを注文!お値段1000円で高いのだが、やはり石垣に来て八重山蕎麦を食べないのはダメでしょ。しかもこの後川越到着まで食事できそうにないので、ここでがっつり食っておく。
食べ終わったところで時刻は11:45。1時間前だが
手荷物検査がこの行列なので先に済ませておく。
結局ANA090便は40分遅れの13時発に変更。でもJALのように5時間も遅延しなくて良かった。
帰りはB767。なんと最後列窓際を確保
元々石垣〜羽田の上り便は所要時間2時間半なのだが、羽田空港の滑走路閉鎖の影響で静岡付近で旋回待ち。そのおかげで
こちら側の窓から見ることができないはずの富士山が見えた!
こういうところ、大吉だよな〜
さらに羽田の滑走路はどうやらB滑走路に着陸することとなったらしく、アプローチを開始した際に見えた光景が

ディズニーランドに東京スカイツリー

ゲートブリッジにレインボーブリッジ、東京タワーなどを一望。丸で東京湾遊覧飛行のようだった。
そしてANA090便は15:45頃にB滑走路に着陸。すぐ横のA滑走路には離陸待ちの飛行機が6機も待っていた。
B滑走路から第2ターミナルまで飛行場内を走行している際に
JALの事故機が黒焦げ状態でC滑走路にいるのが見えた
と言うことで無事に50分遅れで羽田に到着!実はこの日、友人と川越で18時に吞む約束をしていた。この時間であれば何とかギリギリで約束に間に合いそう。
経路検索してみると東京モノレールの空港快速がいい時間にあったのでこれを利用することに
モノレールからは夕陽と富士山というこれまたすごい景色が!
やっぱり「大吉」という今回の2024年初旅行!日本の最西端と最南端を制覇し、幸先のようスタートが切れたのでは?
浜松町から山手線、池袋から東武東上線のTJライナーに乗って川越には17:55着!無事に友人との約束に間に合った。

さて、今回の旅のお会計を集計してみるとする。
ANA航空券と石垣宿泊:\89100
RAC(石垣〜与那国往復):\24500
波照間島高速船往復:\7830
川越〜羽田空港間電車往復で:約\2600
最西端観光レンタカー:\5500
レンタカーガソリン代:\1200
西浜荘レンタサイクル:\1000
石垣空港〜ターミナルバス合計:\2080
Dr.コトー診療所:\600
琉球の爺3日分:\11800
コンビニなどでの飲食物:約\6000
やいま村:\1000
最南端、最西端証明書:\1300
お土産代:\2500

総合計157010円!年末年始のシーズンで3泊4日八重山諸島という旅を考えると十分にリーズナブルなのでは?
与那国島、波照間島という難関へ行くための旅費交通費だけで135000円かかるので、それを考えたら安く上げたと思う。
何よりも現地に行ったという「お金で買えない価値」、十分に堪能できた気がする。

 

旅行記トップへ

inserted by FC2 system