Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

当ホームページは[Bloody]の完全なる自己満足の世界で成り立っております。
読者の皆さんも喫茶店感覚でお楽しみください

 

〜「ブラッディー」と「ゆっき〜」の 岩手じぇじぇじぇ珍道中!〜

2016年3月19日〜21日は3連休!その前日18日まで仙台で仕事をしていた「ブラッディー」はこれを機会に東北旅行を考えていた。
そして「ゆっき〜」も18日に仕事の大きなイベントを1つ終えるという節目を迎えていたので、「自分へのご褒美」という意味で「贅沢旅行」をしたいと考えていた。
朝ドラで岩手を取り上げた「あまちゃん」と「どんど晴れ」の2本が立て続けに再放送されたこともあって、「ゆっき〜」は岩手に興味津々!ならば!ということでこの3連休ターゲットは「岩手で朝ドラの舞台をこの目で見る」という計画に決定!1か月前から構想を練ったのであった。
今年は暖冬ということで岩手も雪はほぼ残っていない状態。これならば思い切った長距離移動も計画できそう!
新幹線で盛岡まで行って現地ではレンタカーを乗り回し、食べ物は全て食べる、温泉も堪能するという贅沢三昧のこの旅行、早速レポートしてみる。


3月19日(土)AM10:00:盛岡駅 〜盛岡市内散策へ

「ブラッディー」は実は前日に仙台宿泊して、「ゆっき〜」の乗る新幹線に仙台から合流しようと考えていたのだが、なんと仙台市内のホテルが全て満室!どうもなんかの学会などがあったらしい。そこで前日から盛岡入りして「ゆっき〜」をお出迎えすることにした。
宿泊に選んだのは19日当日も二人で宿泊する予定の「ホテルルイズ」というビジネスホテル。このホテルは2年前に岩手に出張していた際の常宿。盛岡駅前にあって、眼下には有名な開運橋、最上階のレストランからは岩手山が一望できるというシチュエーションなのだ。
しかし・・・19日は関東で朝は大雨、岩手でも
小雨が降っていて岩手山は見えず・・・開運橋を見下ろすにとどまる
でも10時ごろになると雨は何とか止み、「ゆっき〜」が到着するころには傘がいらない状況に!

さて、「ゆっき〜」が乗車しているのは盛岡着10:55の「はやぶさ7号」。座席は7号車7番を選んで「777」にしてみた!
はやぶさ7号は定刻に盛岡に到着
ここで「こまち」号と切り離し作業をするので、「ゆっき〜」もそれを見るために連結部へ。しかし・・・
まあ、すごい人だかり!
ちなみに盛岡駅も1週間後に迫った北海道新幹線開業ムード一色!
駅の電光掲示板も既に北海道新幹線の文字が準備されていた。

さて無事に盛岡で合流した二人は、まずは荷物をホテルに預けて盛岡市内散策を開始!とその前に腹ごしらえ(爆)
まず向かったのは
駅前にある[HOT jaja」というじゃじゃ麺屋さん
朝ドラ「どんど晴れ」でヒロインの大好物だったという盛岡三大麺の一つ「じゃじゃ麺」をまずは食べようという話。
このお店は隣にある冷麺屋さん[ぴょんぴょん舎」の姉妹店。スパイシーな味付けが特徴
注文したのは中盛!でもボリュームたっぷり
じゃじゃ麺はこの状態のものをかき回して味を麺に染みわたらせて食べる。さらに卓上にラー油とか醤油とかニンニクなどが置いてあるので、自分の好みで味を加える。まずは二人ともスタンダードのまま食べ始める。さすがに有名店だけあって美味しい。
実はじゃじゃ麺には食べ終わった後の楽しみがある。食べ終わって残った残骸に生卵を落として店員さんに頼むと
中華スープを入れてくれる。
これにさらに肉みそやニンニク、ラー油と醤油で味付けして食べるのがチータンタンスープ!これがまた絶品!
「ゆっき〜」も念願のじゃじゃ麺に大満足であった。

さあ、腹ごしらえを済ませたところで盛岡市内散策に今度こそ出発!まずは駅の真ん前にある

「開運橋」!北上川にかかる有名な橋で、現在の橋は3代目。まさに盛岡市内の玄関口
北上川の河原には今年の岩手国体の記念文字が!
ここからはバスで移動してもいいのだが、盛岡の街は小さいので歩いても充分に回れてしまう。ということで時間もあるしのんびり散歩をすることにした。
今回は盛岡の街を反時計回りに回ることとし、まず向かったのは中津川沿いの地域。街の南側の外れに位置する場所。
では二人で回った順番に史跡を紹介してゆくことにする

最初に向かったのは下の橋周辺にある「賢治清水」。宮沢賢治が盛岡農学校在学時に下宿していた付近にある。実際に使われていた井戸が残存しているのだが
金網が崩れそうでかなり残念な状況(笑)
その近くにあるのが

下の橋。この橋の欄干には青銅製の飾りがついていて、古い構造物であるのがわかる。
橋を渡ったところには新渡戸稲造さん(昔の五千円札の人)の生家の跡地があり

今は公園になっている。

さらに中津川を上流に上ってゆくと、

中の橋付近にあるのが旧盛岡銀行本店。今は岩手銀行中の橋支店になっている。この建物、東京駅にそっくり!それもそのはず。設計者が同じなのだ。前回「ブラッディー」が訪問した際には改装工事中だったので、実物を見るのは初めて!
でも・・・中に入ることはできない・・・まあ銀行がお休みなんだから仕方ない

さらに上流に向かうと

「こざ丸」という土蔵の蔵が川岸に現れる。この界隈も「どんど晴れ」の撮影に使われた地域で、昔ながらの蔵造りの街並みがそのまま保存されている。
観光ガイドにはないのだが、昔ながらの消防団の建屋などもあってレトロ感満載

中津川の最上流にあるのが「上の橋」。ここも「下の橋」のような装飾のある文化財。現在は橋のリニューアル工事が行われていて、1車線づつつぶしての改修が行われている。

さて、上の橋から市内方面に左折して向かったのが市内中心部。県庁や裁判所などがある城下町部分。
その途中には
宮沢賢治が入院していたという旧岩手病院がある
さらに市内方面に向かうと、盛岡地方裁判所があり、その構内には

有名な「石割桜」がある!この敷地は元々南部藩の家老の屋敷だったところで、庭の石を突き破って成長した桜と言うことで天然記念物になっている。
ここから県庁前を通って「さんさ踊り」で有名な通りを進んでいくと

岩手県公会堂が!ここも「どんど晴れ」の撮影地で、この前を通るさんさ踊りの行列を主人公たちが見物するというシーンに使われた。
ここまで来ると盛岡城は目の前!

鐘つき堂や・・・・古い街並みを通ってゆくと

盛岡城址公園に到着!ここは盛岡で一番の観光地と言われているのだが、天守閣はないし上に登ってもこの日は眺望は望めない。
小雨も降ってきたのであっさりと登るのはやめにして城壁を外から眺めるにとどまる
でも、この城壁はすごい!
ここからは繁華街方面に足を向け、向かったのが

「映画館通り」。元々映画館が立ち並んでいたとのことなのだが、今はかなり数を減らしている。それでも通りの両側には映画館時代の名残があったり、昔懐かしい看板などもあってレトロ感満載
11時半から歩きまわってかなり疲れてきた二人は、スターバックスで小休止。この頃一時雨が本降りになったのだが、休憩中に止んでしまった(笑)

さて、休憩後は最後の目的地、今や全国区となったハンバーグレストランチェーン「びっくりドンキー」の1号店へ向かう。

これがそのお店「ベル」!この「ベル」の店名の由来は「ベルボーイ」。2年前は初代店長の佐々木さんが「ベルボーイ」としてお店の前に立っていたのだが、どうやら昨年引退されたのだとか。
考えてみればスタバで休憩せずにこっちで休憩すればよかったか?
ここから「大通り」と呼ばれる繁華街の商店街を経由して盛岡駅方面へ帰ることとする。大通りの途中には
有名な宝くじ神社がある!でも神頼みはしないので買わない(爆)
開運橋近くの「ご当地品」をたくさん売っているスーパーで、「ゆっき〜」は
龍泉洞サイダーを購入!
ここで昼間の盛岡市内散策を終えてホテルに戻って小休止。時刻は15時過ぎ。3時間半程度で盛岡市内のほとんどを回ってしまった(笑)

PM18:00:「遠野屋」でジンギスカン

さて、2時間ほど休憩した二人はいよいよ夕食に出発!この日は盛岡市内の「遠野屋」を18時に予約していた。
岩手県の遠野市は「民話のふるさと」として有名な地なのだが、ここではジンギスカンも郷土料理として名物になっている。盛岡市内の中心部にある「遠野屋」は「ブラッディー」が今まで食べたジンギスカンの中でもなかなかの味と認める店。
「ゆっき〜」はジンギスカン大好きなので、この日の夕食はここに決めたわけ。
夕方になると開運橋からも岩手山が見えるように!
なんと!遠野屋の画像を撮るのを忘れた!でも食事はバッチリ撮影したのでご紹介

先ず注文したのは2〜3人前を想定しているというお得なセット。これで3000円弱。野菜もたっぷりで3種類のラム肉ともに肉厚がすごい!

正直、あまりのうまさに30分ほどで全部食べきってしまったので、さらにラム肉ロースと野菜を発注!酒もガンガン進む旨さとはこのこと。
さすがに肉を4人前も食えばかなり腹いっぱいに!お店に入って2時間ほどで完食したのだが、この人はメニューを見て一言

「冷麺がある!」笑。さすがにハーフサイズにしたものの、なんと初日で盛岡三大麺のうち二つを制覇!
結局20時半までお店にいた二人は、腹いっぱいでホテルへと戻ったのであった。これだけ食って10000円ってのは安い!

3月20日(日)AM8:00: 朝食〜レンタカーで出発〜久慈〜小袖〜野田でハプニング!

翌日は9時にレンタカーを予約していることもあって7時起床!まずはホテル最上階のレストランで朝食。さて、肝心の天気は?
おおっ!この日は岩手山がくっきり!
多少雲もあるけどまあ大丈夫!これは景色が楽しみだ〜

例によって「ゆっき〜」は和食、「ブラッディー」は洋食!バイキング形式なのでお好みで(笑)
でもこのホテルルイズ、2人朝食付きで1泊8000円は安いよなあ〜

さて、準備が整って8時半にはホテルを出発。まずは駅前のトヨタレンタカーへ。この日借りたのは

アクア!ハイブリッドカーを長時間運転したことはなかったので、そのフィーリングや燃費を見てみたいというのがチョイスの理由。
内装もツートンでおしゃれだし、なかなか使い勝手がいい。さらに
ナンバーが「いい子」!笑
しかしこの時、このアクアに不幸が訪れるとは予想だにしなかった。
ちなみに価格は翌日16時まで1日半借りて保険料込18000円ほど。格下のVitzよりも2000円ほど高いのだが、燃費でそれを補えるか?が勝負。

さて、盛岡市内を出発した二人は昨日のテーマが「どんど晴れ」だったのに対して今日は「あまちゃん」で行く!ということで一路久慈を目指す。
盛岡周辺の渋滞を避けるために盛岡インターから滝沢インターまでは東北自動車道を経由。いわて沼宮内から山越えをして久慈に向かうルートを選択。
今日は岩手山がくっきり!

雄大な牧草地を抜けて快適に山道を飛ばす!
アクアはどんなにアクセルを踏み込んでも20km/lを割り込むことはないし、加速も十分。前の車が遅くて使えるとEV走行になるので、あまり飛ばす気にはならないかも
と言いながらこの日はエスティマに前を阻まれること多数
まあ、かるーくぶち抜いたような運転をしても燃費に変わりなし(笑)

白樺の幻想的な林を抜けたり・・・       久慈川を見ながら山を越えると
道の駅久慈に到着!
到着時間は11時。ナビの到着予想時刻を30分縮めたのは言うまでもない(笑)

久慈の街に「ブラッディー」がやってきたのは3年ぶり。前回は「あまちゃん」放映中だったこともあってごった返していたのだが、この日はスムーズに駐車場に入れてしまい、なんかあっけない。
道の駅久慈から久慈駅まで歩いてみたのだが、街の中も閑散としていてほぼシャッター街状態

でも、TVで取り上げられていた地元高校生のシャッターアートなども見られてなかなか楽しい。

歩くこと10分、到着したのは北三陸駅!じゃなくって三陸鉄道の久慈駅!「ゆっき〜」は早速記念撮影!
さすがにこの駅の構内には「あまちゃん」の影響がたくさん!

お土産はもちろん・・・・・北三陸駅長と副駅長は久慈駅の名誉駅員に任命されたらしい。

このポスターもまだまだ健在だし、K3RKDNSP(北三陸を今度こそ何とかすっぺ会議)Tシャツも!

残念だったのは、劇中で「お座敷列車」として登場した「さんりくしおかぜ号」が今月の引退走行を最後に引退すること。車庫の前にいたのだが、一般車に阻まれて撮影できず・・・
残念と言えばもう一つ!「夏ばっぱ」のうに丼として有名な駅弁がこの日は既に売り切れ!11時に来たのに何で?
実はこの日、食に関してはとても残念なことが多数・・・まあそういうときもあるさ!
そんなことにめげない「ゆっき〜」はこんなもの発見!
そう、コスプレグッズ!もちろん

「海女ちゃんバージョン」、潮騒のメモリーズ「ゆいちゃんバージョン」「あきちゃんバージョン」すべて試着!
ウニとかマイクとか小物もバッチリ(笑)
ちなみに駅前のデパートビルには

ドラマ撮影中と同じ看板が!前に来たときはなかったのでこれは嬉しい限り!
ということで久慈駅を堪能した二人は再び道の駅に戻る。
途中まめぶ汁の屋台を発見したのだが・・・
やっぱりまめぶは小袖海岸で食べたいぞと言うことでここは我慢!しかしこの決断が後ほど失敗に終わることに・・・
道の駅の中にもドラマで使われた看板が!
ということで二人は久慈駅を後にし、ドラマの中では「袖ケ浜」と呼ばれていた小袖海岸に向かうことにする。
ところがこの時間になると天気がにわかに急変し、雨が降ってくる。しかも風が強いので横殴り(笑)と思いきやすぐに晴れてきたりして天気の急変に惑わされる。
久慈駅から小袖海岸までは車で15分ほどの距離にあるのだが、なんと途中景観の良い海岸沿い道路が工事中で通行止め!大きく迂回させられて小袖海岸に到着したのは12時ジャスト。
しかし・・・3年前に大賑わいで自家用車の通行を制限していたとは思えないほどの寂しさが待ち受けていた・・・
駐車場には車が一台もいないし、大賑わいだった屋台が一軒もない!案内のオジサンも寂しそう・・・

3年前にはなかった「あまちゃん」の記念碑がなんだか侘しい。
車がほぼいないので、オジサンに案内されつつ有名な夫婦岩の真ん前にクルマを止める。

これが夫婦岩!夫婦岩の元には小さな社がある
夏ばっぱがいそうな階段(笑)
さて、この場所に来たら先端の灯台に行ってみたいと思うのだが、この日は風が強くて波が高く、とてもじゃないけどあの防波堤を歩けない。もちろん立ち入り禁止と言うことで

ここまで寄るのが精いっぱい!この撮影時点でも波が頭からかぶるくらいのすさまじさ!

灯台側から見た漁港の様子は本当に閑散としている。かさ上げされている防潮堤も3年前はなかったし、何となく侘しい感じがする。
ちなみにここにいる間に午後0時を迎えたのだが、時報が「暦の上ではディッセンバー」だったのには笑った。
東日本大震災で崩れたと思われる岸壁もまだそのまま

あちこちに建てられた石碑がなんだか侘しいなあ〜。もっと観光しに来ましょう!
さて、気を取り直して「海女センター」に行ってみることに!まめぶくらいは食べなきゃね〜
この立派な建物が3代目の海女センター!しかし・・・
食堂はなんと営業中止!売店ではまめぶ汁さえ売ってない!
これは誤算だった!「あまちゃん」のおひざ元小袖海岸でまめぶ汁さえ売ってないとは・・・泣
しかたなく屋上の展望台に登ってみる

晴れていれば素晴らしい景色なんだろうけどな〜!でも三陸の冬の海の厳しさを見たということで良しとしよう!

ということで30分ほどの滞在で小袖海岸を出発!お腹が空いてきたので、以前「グランブルー」さんと訪問した道の駅野田を目指すことにする。

途中の海岸沿いの県道も護岸工事の影響でこんな感じ。でも、ちょっと晴れ間が出るとどこまでも澄んでいる三陸の海が広がる。
アップダウンが大きいので、海を見下ろしたり目線で見たりとリアス式海岸の雄大な景色を堪能しながら、道の駅野田には13時に到着!

ところが・・・道の駅の駐車場がかなり混雑していて、車を止める場所を探してうろうろしていたのだが、一番端っこに空きスペースを見つけて前から突っ込んだところ・・・・
「ガリっ!・・・ぷしゅ〜」
ん?!なんと縁石の端っこに右前輪が乗った際にスタッドレスタイヤの側面を傷つけてしまい、タイヤに亀裂が・・・そのままエアが全部抜けて万事休す!
なんとテンパータイヤに交換する羽目に・・・
ボディは全然かすってない・・・パンパー下のゴム製リップスポイラーにかすかに擦り傷があるだけ・・・不幸中の幸いか?
それにしてもスタッドレスタイヤのクルマを初めて運転したけど、こんなに側面がやわだとは・・・勉強になった
しかしこのタイヤ交換、ジャッキの収納場所がわからず「ゆっき〜」に取説で探してもらったり、地元のオジサンにクランク回すのを手伝ってもらったりして四苦八苦。20年ぶりのタイヤ交換は汗だくだった・・・
ちなみにレンタカーの保険にタイヤのトラブルは含まれておらず、結果的にタイヤ代7000円を最後に支払う羽目になった。まあ、新品の価格を考えたらディスカウントしてくれてありがとうという感じか?

PM13:00: 道の駅野田でランチ〜堀内駅〜田老〜浄土ヶ浜〜つなぎ温泉ホテル愛真館

タイヤ交換でロスした時間は15分ほど。ここでランチにしようということになるのだが・・・
なんと道の駅野田、前に来たときは屋台がたくさん並んでいて賑わっていたのだが、今回は全然そんな兆候なし!
そこで道の駅の中にあるレストランに行くこととする。目指すはうに丼だが・・・

ホタテとウニを卵とじにした重があったのでそれにした!「ゆっき〜」の好きなホタテも入っていてこれで1000円は安い!
ちなみにこの道の駅は三陸鉄道の陸中野田駅と併設されていて
店からはホームが一望できる
但し列車が出発した直後ということで駅は閑散としていた(笑)

遅いランチが終わったところで一路南下することに。目指したのは田老地区。
ここからは津波被害が大きかった地域でもあるので、国道45号線沿いも
こんな感じで何にもない平地を走ること多数
2年前とほとんど変わらない景色で、まだまだ復興は進んでいない感じ。あちこちに「津波浸水区域」の看板があって、爪痕もまだまだ残っている。
田老に行くまでの間で「ブラッディー」は普代地区で一度クルマを止める。向かったのは
ここ!
そう、「あまちゃん」で数々の名シーンを生み出した「袖ケ浜駅」!実際は三陸鉄道の堀内駅

元々の堀内駅の銘板に加えて「袖ケ浜駅」の銘板もそのまま残されている。

復興列車が走った線路も健在!        「ゆいちゃん」が「アイドルになりた〜い」と叫んだトンネルも健在!
駅の待合室には自由ノートが備え付けてあって、今でも毎日のように観光客が書き込みをしている。

さて、堀内駅を出発した二人はそのまま45号線を南下。但し、2年前と違うのは
復興支援道路と銘打った三陸自動車道がところどころ開通している
しかも現時点でこの道路は無料。国道45号線に比べて高台をまっすぐ走っているので景色はあまり面白くないが、かなり時間短縮できる。
途中の小本駅では念願の三陸鉄道の営業列車に遭遇
宮古市田老地区に到着したのは15時。野田を14時くらいに出発したことを考えると、以前に比べて30分は短縮できたかもしれない。

さて、田老地区は昭和初期の三陸大津波で甚大な被害を受け、日本最大級の防潮堤の中に築かれた町であったが、なんと今回の東日本大震災ではその防潮堤を乗り越えた津波が町を襲い、結果的に壊滅的被害を受けてしまったことでも有名。
国道45号線には三陸大津波の津波到達地点と、東日本大震災での津波到達地点の2か所の看板がある。
そしてもっとも有名な建物はこちら
元たろう観光ホテル
このホテルは3階部分まで津波に浸水したが、4階、5階に避難した従業員と地域の皆さんが助かったという建造物。
最上階から社長が撮影した画像を、その場で見ることができるという「震災記録の保管」の意味で4月から施設として運営を開始するのだそうな。
この旅の出発直前、3月11日ににもNHKで特集番組が組まれ、この場所からロケを行っていた。
但し、田老地区も浸水場所跡地に大きな野球場や小さな商店が開業していたものの、住民は近くの高台に避難したままで街はまだほとんど何もない。

田老地区の状況を確認した二人は、この日の宿であるつなぎ温泉愛真館に向けて出発!途中宮古を経由するということで、「ゆっき〜」が行きたがっていた浄土ヶ浜に立ち寄ることとする。
浄土ヶ浜は遊覧船などもある有名な景勝地なのだが、この日は例によって風が強くてとても船が運行されているとは思えない。そこで浄土ヶ浜大橋付近でクルマを止めて橋から景観を楽しむことに!

橋から見ただけでもこの景色は素晴らしい!しかも
観光パンフレットで見たこんな岩も見えた!
でも・・・
容赦なく下から吹き上げる風に息もできない!
よって撮影したら1分で退散(爆)!これでは遊覧船も間違いなく欠航だろう。
ちなみに「ゆっき〜」は遊覧船に乗る密かな期待と共に、久慈で遊覧船の割引券をゲットしていたらしいのだが、この風でそれを言い出すこともなく断念(笑)

ここからは一気に盛岡市内を目指して西進。
閑伊川沿いの国道106号線を進む
なんせ宮古市内から盛岡市内まで70q位信号がないという快適な道なので・・・眠くなる(爆)
宿への到着予想時刻が当初18時半だったにもかかわらず、盛岡市内に到着するまでに1時間短縮(爆)
盛岡市内でこの日の夜の飲み物を買い込んで、
「ゆっき〜」にドライバーチェンジ!
つなぎ温泉までの約15qを「ゆっき〜」がハイブリッド車運転初体験!しかし、普段タントに乗っている「ゆっき〜」にとって、フロアシフトも車高の低さも運転しにくかったらしい。やっぱり普段乗っている車が一番ということね〜

夕焼けに染まる岩手山を見ながら、愛真館には17:50到着!
チェックインタイムを18時に設定していたので、なんと時間通りのジャスト到着!
チャグチャグ馬っこに出迎えられる

PM18:00:つなぎ温泉ホテル愛真館で温泉&夕食

さて、なんでこの温泉宿にしたかと言うと・・・
この宿の縄文露天風呂が「どんど晴れ」で使われたから!
劇中で出てくる老舗旅館加賀美屋の露天風呂と言う想定でここにある「夢枕の湯」が使われたのだ。
ちなみに愛真館には

縄文露天風呂と大浴場が男女別にあり、合計4つの温泉を楽しめる。さらに男女入れ替え制なので宿泊当日と翌日でいろいろな温泉を楽しめるというわけ。
ただ、大浴場のほうはスーパー銭湯のような感じであまりお勧めできないかも。やっぱり風情もあっていいのは縄文露天風呂の方。弱アルカリ硫黄泉で泉質もなかなかのもの。
こちらはドラマに使われていない方で

内湯と続いている「しだないの湯」        真ん中に大きな石がある「ストーンサークルの湯」

こちらはドラマに使われた方で

撮影に使われた「夢枕の湯」           深さ120pもある「竪穴の湯」
この景色をドラマで覚えている人も多いのでは?
ちなみになぜか大浴場のほうは混雑していたのだが、有名な縄文露天風呂のほうは意外と人が少なく、ほぼ貸切だったのでこの撮影ができた!

さて、お湯も堪能したところで19:10より夕食!この宿では大広間での食事となる。この日のメニューは
こんな感じ!温泉旅館の夕食ってすごいよね、いつも!
食前酒にワイン、先付で菜の花のからし和え、チーズムース、ホワイトアスパラ酢漬け

刺身はサーモン、エビ、ブリ、北寄席買貝   進め箸に鰆塩麹漬け女郎花焼

台の物はアワビ、ホタテ、つぶ貝の鉄板焼き  鍋物は牛肉のしゃぶしゃぶ

蓋物にはエビや曲り竹の茶わん蒸し      預け皿にズワイガニの酢の物
そして釜飯!
さらにお代わり自由で白米とあら汁、デザートにアイスクリームが備え付けられている!
あら汁大好きの「ゆっき〜」はもちろんお代わり2杯!
ふぅ〜!よく食べました〜!
ちなみにやはり牛肉のしゃぶしゃぶは絶品!つぶ貝の鉄板焼きも最高だし、鰆麹漬けも美味かった〜!
生ビールやカクテルが750円だったり、温泉宿価格にしても高かったのだが、大満足の夕食だった。

この後、部屋に帰ってもう一度風呂に入り、ゆっくりしたのは21時頃。
なんと二人とも電気をつけたまま撃沈zzz・・・「ゆっき〜」が0時前に目覚めて電気を消したものの、「ブラッディー」は朝まで目覚めることはなかった!

3月21日(月)AM6:00:起床〜朝食〜小岩井農場〜遠野〜盛岡市内

早寝早起きとはこのこと!「ブラッディー」は目覚ましなしで6時に起床!早速朝風呂に入ることとする。
「ゆっき〜」は朝風呂は行かないとのことで出発の支度を勧めることに。
朝食時間が6時半からということで、二人は6時45分には食堂会場の大広間へ向かう。
例によってバイキング形式なのだが、ここのバイキングはかなり充実していた!

いつものように「ブラッディー」は洋食、「ゆっき〜」は和食!
そして・・・

なんとわんこそばがあったので、「ゆっき〜」はわんこそばをデザートに!
一杯だけ食べた「ゆっき〜」だったが、これで盛岡三大麺制覇!旅の目的を1つ達したのだった。
ちなみに三大麺の中で最も気に入ったのは・・・やっぱり「じゃじゃ麺」だそうな!

さて、この日最初の目的地である小岩井農場が9時開園と言うことで、宿を8時半に出発。宿から小岩井農場までは15分ほどの道のり
この日は打って変わって快晴の朝!

雫石川近くの駐車場で思わずクルマを止めて撮影!岩手山もこの通り!

小岩井農場までの道のりもこの通り!牧草地が果てしなく広がる素晴らしい景色にため息ばかり・・・
さて、最初に向かったのは小岩井農場の敷地内にある有名な「一本桜」
この一本桜は「どんど晴れ」の劇中でも何回も登場するのだが、その場所が良くわからない・・・
googleで調べたところに到着してもそれらしきものはなし!結局「ゆっき〜」が小岩井農場のHPから探し出して、ようやく小岩井乳業の敷地近くにあることを発見!迷うこと10分ほどでようやく到着!
う〜〜ん、素晴らしい!
花が咲いていなくても、冠雪の岩手山と青空との対比は見事!これだけで来た甲斐もあろうというもの!
さて、一本桜に感動した二人は、せっかく来たのだからと小岩井農場まきば園に立ち寄ることとする。

まきば園は小岩井農場の敷地内にある公園で、子供の遊具や動物と触れあう施設を備えたテーマパーク
通常だと入園料金800円なのだが、冬季には園内施設が一部閉鎖されるので400円で入場できる。

園内からはもちろん岩手山が一望できるのだが・・・閑散としていて寂しい(笑)
結局営業しているのは一部の軽食屋さんとお土産コーナー、園内循環の
この乗り物くらい・・・まあ仕方ないよねえ
馬車鉄道ももちろん営業休止中

でも、ポニーと遊んだり

D51蒸気機関車と今や貴重な20系ブルートレインを見学したり(かなりボロボロだけど)

なぜかラーメンショップで牧場お約束のソフトクリームを食べたりしてなかなか楽しめる
また、道を挟んで反対側の上丸牛舎では昭和初期に作られた国の有形文化財に指定されている牛舎で

実際に牛の絵付けや搾乳が行われている様を見ることもできる

もちろん牛の放牧も見ることができる!
さて、園内を全部見て回ったのだが、結局1時間しかかからず・・・笑
記念撮影して小岩井農場見学終了!
ちなみに小岩井とは「小野さん」「岩崎さん」「井上さん」の名前からとったもので、鉄道の父「井上勝」さんが東北本線を敷設する際に自然を取り壊して鉄道敷設したその埋め合わせとして開設したことが発端になっている。
だからまきば園の中にも鉄道関係の展示物が多いわけ。昔の人は近代化とともに自然の大切さもちゃんとわかっていたということですな。

さて、盛岡出発時間が16:50と言うことでまだまだ時間はある!そこで思いついたのは民話の里遠野!
小岩井から遠野までは1時間半ほどで行ける距離。釜石自動車道が遠野まで開通しているのも便利便利!
ということでこの日の最終目的地を遠野に設定した二人は10時半に小岩井を出発したのであった。

途中で東北道500qポストを見たりしながら、釜石道で「遠野」の文字を見るまでたった1時間(笑)
遠野と言っても見どころがたくさんあるので、二人が選んだのは「カッパ淵」!
ここは「どんど晴れ」で主人公が訪れるシーンがあった場所。ここに来ればほぼ「どんど晴れ」の舞台を制覇したことになるのだ!
カッパ淵近くにある伝承園駐車場に到着したのは12時半
この辺りには「カッパ伝説」で知られる「カッパ淵」、その近くにある常堅寺、そしてかやぶき屋根の建造物を集めた伝承園の3つの見どころがある。
2人は早速「カッパ淵」に向かう

カッパ淵の入口にあるのが常堅寺!なんでも江戸時代からあるそうで、門などの建築は年季が入っている。
そして境内を抜けて進むと

かっぱばしと言う橋があり、そこを渡ると・・・・これがカッパ淵!

フムフム・・・かっぱ伝説からこの淵が有名になったのね〜!ちなみにカッパを吊り上げるにはきゅうりで釣るんだそうな。そう、だからかっぱ巻きってことか!

じゃあ釣ってみようか!(笑)・・・あ、許可証が必要なんだった!(爆)
さて、カッパ伝説を勉強した二人は、駐車場に戻って伝承園という施設に入ってみることにする

入場料は320円と格安!             カッパの帽子をかぶって入場!
「伝承園」は民話の里らしくかやぶき屋根の旧住居を集めた施設で、園内には「遠野物語」の作者佐々木喜善氏の記念館などもある

曲り屋の中には厩の跡や曲り屋特有の構造がそのまま残されていて、土間や居間、客間に寝室などを見ることができる

他にも水車小屋やお風呂の建物などが当時のまま保管されていてなかなか面白い

最後に「ゆっき〜」はカッパコスプレ!自撮りをして旅の記録も万全!
さて、この伝承館には食事処が併設されているので、ここでランチを食べていなかった2人は腹ごしらえ!
囲炉裏を囲んでの食事もなかなかのもの!

「ブラッディー」は遠野の郷土料理「ひっつみ」、「ゆっき〜」は月見そばを注文
「ひっつみ」は初めて食べたが、平べったいうどんのようなもので、醤油系の薄味と共にこれがなかなかおいしい!
そばも素朴な味付けで「ゆっき〜」も満足!
腹ごしらえもすんだところでいよいよ盛岡への帰路に着くこととする。

往路は盛岡インターから高速に乗った関係で通過してしまったのだが、帰りは途中の「宮守」と言うところに寄ってみることとする。
その理由がこれ!JR釜石線の「めがねばし」
この橋は夜に汽車が通るとまるで銀河鉄道のように見えることから、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のイメージで最近観光名所になっている
釜石線には一昨年からSL銀河が走っていることもあって一気にメジャーになった
でも、この日は冬季運転休止中なのでSLを見ることはできず。まあいずれ乗りに来るかな〜
ということで楽しかった岩手観光もここで終了!ここからは一路盛岡を目指して帰途に就く。
なんと!あれだけ天気だったのに雪が降ってきた!
しかし盛岡市内に入ると雪も雨もなし!15時過ぎにレンタカーを返却。テンパータイヤで350qも走ってしまい
二日間の走行距離は545q!
燃費は24.4km/l!なんとガソリン給油量は22リッターだけだった!アクア恐るべし・・・

PM15:30:最後の食道楽〜帰路〜おまけ

さて、新幹線の発車時刻まで1時間半ほどあるので、そこで「ゆっき〜」がリクエスト!
「最後にじゃじゃ麺をもう一度食べたい!」
19日に食べた「HOT jaja」では芸がないので、駅の地下にある
「小喰店」へ!
ここのじゃじゃ麺は初めて食べるのだが、味付けは全部お客の好みと言うことで、店側からは何も味付けなしで出てくる

既にじゃじゃ麺の食べ方には慣れていた二人だったが、やっぱり[HOT jaja」のプロの味付けには及ばなかったかもしれない(汗)
でもチータンタンまですっかり平らげた二人は盛岡の食を満喫して大満足。いよいよ盛岡駅構内へ入る。
駅構内ではもちろん

お土産を物色して最後の散財!笑    そして16:55発の「こまち26号」で埼玉への帰途に就く

盛岡駅では「はやぶさ号」と「こまち号」の連結作業があるので、「ゆっき〜」はそれも見学!
17号車8番の席は17両編成の最後部の席。ここで後ろを気にせずにリクライニングを倒した二人は大宮までほぼ爆睡(笑)
定刻の18:38に大宮に到着したのであった。

さて、普通だとここから川越まで乗り換えて帰るのだが、この日は「贅沢旅行」の締めがあった!
2人が大宮で途中下車して向かったのが
風来坊!そう、旅の締めに手羽先を食べようという計画
しかし・・・なんと店まで行ってみたらお休み!この店、「不定休」なのでどうやら3連休最終日に休みにしたらしい。
しかしここでめげない二人は

大宮で手羽先と言えば!と言う名店「鳥良」へ!しかも通されたのは個室!
このお店はいちいち高級なのが特徴で、お通しも冷製スープ!

おつまみにきゅうりと砂肝の和え物も発注!そして
手羽先は中辛を3人前発注!
ここの手羽先は風来坊に近い味付けで「ブラッディー」もおすすめ!いつもなら一人で3人前食べてしまうのだが、この日はさすがに15時過ぎにじゃじゃ麺を食べているので、二人ともこれ以上はお腹に入らず・・・笑
ということで21時に鳥良を後にした二人は川越線で川越へと帰ったのであった。

3連休をフルに満喫した岩手の3日間、贅沢旅行の名にふさわしく何でもありありてんこ盛りの旅がここに終了したのであった!

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