Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2018/02/18 15:32更新 

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〜「ブラッディー」と「ゆっき〜」の明治村弾丸ツアー!〜

最近TVドラマで明治時代を扱ったものを多く見る機会の多い「ブラッディー」と「ゆっき~」。そのロケ地として有名な明治村にはかねてから行きたいと考えていた。しかし場所は愛知県小牧市と言う遠方。おいそれと行けるところではない。
そんなときにSpirits中部支部から「中部乗り物文化OFF」なるイベントの開催案内が舞い込んできた。日時は627日(土)。このイベントに参加後の翌日は日曜日!こんな絶好の機会はない!ということで、イベント参加と明治村見学を土日で回りきってしまう計画を立案!いよいよ実行となったのであった。


6月28日(日)12:30岡崎のミニカーショップ〜13:30明治村

前日かなりの深酒をしたメンバーたちは、愛知県名物「モーニング」を幹事「C.B」さんお勧めのコーヒーショップで堪能。まったりと11時半まで過ごしてからは、岡崎市内のミニカーショップへ。

ここは全国一在庫があると思われる巨大ショップ!店内を見ていると時間が経過するのを忘れてしまう(笑)

ふと気がついたのが12時半!明治村を見学した後に関東まで帰るんだった!

とあわてて出発!メンバーたちにお礼を言って、一路小牧東インターを目指す。

日曜日の東名高速はこの時間もちろんガラガラ!予定通り小牧東で高速を降りて明治村駐車場に着いたのは13時半。
さて、明治村の駐車場は正門側と北門側にあるのだが、自家用車利用の場合は北門から入門しなければならない。しかし、正門から北門まで車で外周を回ると5分くらいかかる・・・ってことはそれだけ大きいってこと??
もっとも北門に近い駐車場に車を止めていざ明治村へ!
最初に目に飛び込んできたのが・・・

ん?転車台?

そう!ここには明治時代に実際に使われていた蒸気機関車が動態保存鉄道として残されているのだ。

地図と時刻をじっくり見ると、園内を徒歩散策してから最後に京都市電と蒸気機関車に乗って帰ってくるのが良さそう!どうやら地図を見ると途方もない大きさ(後に聞いたところでは東京ドーム
25個分らしい)なので、帰りが楽なほうがいいだろうと言うわけ。

さて、北門から入ると最初は5丁目と言われるゾーンに行くことになる。煉瓦造りの通路を通り、SLの走る眼鏡橋を見ながら進むと
いきなりSLのボイラーが!やっぱり「中部乗り物文化OFF」は続いていた(爆)
明治村は今年創立
50周年!最初は1丁目と2丁目だけだったのが、どんどん増設されて5丁目まで出来たのだ。よって5丁目は大きな建築物も多い!それも全部実物を移築したと言うからスケールが違う。全部紹介していると大変なので、5丁目で気になった建物を紹介!

こちらは帝国ホテルロビー。マリリンモンローなどの著名人も宿泊した由緒あるホテル。中には喫茶室や日露戦争を集結したポーツマス条約調印テーブルなどが展示されている
こちらをご覧ください!?

こちらは名鉄岩倉変電所と内閣文庫。内閣文庫内には世界のミニチュアコレクションがあるが・・・
「わが家」ってなんだ?笑
こちらは「展望タワー」とされている旧川崎銀行本店

ここの展望台からは明治村の村内や、隣の入鹿池(日本最大の農業貯水池だそうな)が一望できる。
そしてちょうどSLが通りかかったところを捉えた!

こちらは大明寺聖パウロ教会堂。とても教会に見えない佇まいながら、内部はこんな感じ

保存されているのは建物だけではない。こちらは隅田川の新大橋と天童眼鏡橋。優雅なつくりだねえ〜

こちらは金沢監獄正門と聖ザビエル天主堂。監獄の門でさえルネッサンス様式っていうのがすごいな。
5丁目の建造物はとにかくでかいのが多い!ここだけでじっくり見ようと思ったら1時間は覚悟すべし

続いては4丁目。ここは東京下町の構造物もある。駄菓子屋などもあって面白い。

風呂屋とか駄菓子屋。ちなみに駄菓子屋は小泉八雲の家だったりする。駄菓子屋と聞くと・・・
ラムネは欠かせないよな〜
ちなみにこの日の最高気温30℃!またもや晴れすぎ警報発令中!
ちなみにこれは村内バス
ボンネットバスの復刻車で一回250円で乗れるのだが、メリットなさそうなのでパス。歩いて回ることに
なんせ所狭しと見るものがあるので、バスになど乗っていられないのだ。

宇治山田郵便局の中は本当に郵便局として機能している!ここで撮影をした俳優さんたちのサインがいっぱい!

郵便ポストの変遷。ちなみに青い郵便ポストは速達専用って知ってた?
4丁目で最も興味を引いたのがこの鉄道寮新橋工場

中には明治時代の工作機械がたくさん!巨大プレス機に超ロング製糸マシンなどなど!富岡製糸場が世界遺産になったし、ここは必見!

こちらは現名鉄尾西線の尾西鉄道1号機関車と、日本初の複線鉄橋の六郷鉄橋(川崎)複線の片側を歩道に整備している。
4丁目の途中からは病院とか兵隊の宿舎と言った長細い建物が多くなるのだが、正直建物そのものにあまり魅力を感じないので先に進もう(笑)

本来は3丁目に行くべきなのだが、3丁目には市電の始発駅があるので、先に2丁目から回ることとする。
2丁目で最初に目にしたのが、

期間限定特別展示の名鉄1号型電車

限定とか言いながらこの電車の中には入れるし、運転台も触り放題!子供たちはチンチン!とベルを鳴らして遊んでた。実にゆるい(笑)

2丁目は煉瓦だたみの道が整備されている
ここで朝ドラ「ごちそうさん」の撮影が行われたのだそうな。ちなみに村内を走る京都市電はしょっちゅう撮影に使われていて、特に朝ドラでは「ごちそうさん」「花子とアン」と連続で使われていた。
さて、ここ2丁目では「ゆっき〜」が「絶対に行きたい」と言っていた場所があった。それは
ハイカラ衣装館!
ここでは明治時代の衣装を体験することができる。1回800円で5分間だけタイムスリップできるわけ!もちろん「ブラッディー」はパス(爆)

「ゆっき〜」はもちろん女学生衣装を初体験!なかなか似合うぞ〜!
でも5分間って・・・ケチくせ〜(笑)
まあ、念願だったコスプレも体験できたので、さらに見学へ。
2丁目の建造物はこじんまりしたものが多いのであまり感動はない。さっさと1丁目に移動(爆)

最初の巨大建造物は三重県庁舎。この中には皇室で使用していた調度品が数々展示してある。そしてその真向いには

鉄道局新橋工場、つまり車両の車庫がある。中には明治時代の御料車が2両展示されている。
鉄道博物館と違ってガラス張りの中にあるわけではないので、車内も良く見えるしすごい装飾をまじかで見ることができる。
ちなみに御料車の側面に菊花紋章ではなくて豊臣家の霧の御紋があったのにはビックリ(やっぱり乗り物文化OFFだ)
さて、1丁目と言うからには正門がある。休日は団体客専用となるのだが
なんとこの門は第8高等学校(今の名古屋大学)正門!
この正門は「花子とアン」でも撮影に使用された。
順番は違うけどここで記念撮影(笑)

やっぱり1丁目は最古の展示物が多いのでこじんまりしている。大井牛肉店とか近衛局本部付属舎とか

でもこの三重県尋常師範学校は昔の小学校の雰囲気が残っていて最高!子供たちの机ってこんなに小さかったのね〜と幼少のころに戻って尋常小学校読本を読みふける!?

他にも広い敷地に聖ヨハネ教会堂や乃木大将で有名な学習院長官舎があり

庭園の中には西郷従道邸や森鴎外夏目漱石住宅は小高い丘の上にある。
ちなみに森鴎外と夏目漱石が同じ家に暮らしたことがあるというのは初めて知った!

さて、いよいよラストの3丁目。ここには最初に超有名撮影地がある。
それは北里研究所本館
ここは北里柴三郎が薬剤開発のための研究を行ったところだが、近年では「花子とアン」で劇中の女学校「修和女学校」として使われたことで有名

この階段やこの廊下、見覚えある人も多いのでは?2Fの研究室には白衣があったので
もちろんコスプレしてみる(笑)
3丁目も丘の上に建物が点在するレイアウトなので、庭園散策なども楽しい

幸田露伴の邸宅や西園寺公望の別邸なども移築されている。
さて、ここで京都市電の終点品川灯台駅に到着したので、ここで時刻を確認してみる。すると16時15分発の電車まであと5分!そこで残りの建物を見るよりも電車に乗る方を優先(爆)
この電車に乗れば、終点でSLに乗り継ぐことができるのだ。しかも終電の1本前なので、終点で転車台機回しも見ることができる!

と言うことでやってきた京都市電に切符を買って乗る!料金は50周年記念と言うことで半額の250円!ラッキー

ちなみにこの京都市電も、日本で初めて走った電車、通称「京都N電」そのもの!吊り掛け駆動装置やポール集電も忠実にそのまま使っている。
ポール集電なので、終点ではポールを人力で回しているという凝りよう!

運転士さんと車掌さんがいるのも明治のまま!もちろん冷房などない!「花子とアン」で仲間由紀恵と吉高由里子が乗ったのもこの電車
京都市電は途中京都七条駅に止まってから終点の市電名古屋駅に到着。ここからはいよいよSLに乗車する。

これがSL名古屋駅!忠実に明治時代の駅名板を再現してある

客車はダブルルーフの2軸車だし、切符ももちろん硬券でパンチが入る!凝ってるな〜

もちろんレストアしてあるものの当時のままの車内!窓は木枠で鎧戸も可動する!
先頭車と後尾車はデッキ付で中間車はクローズになる車両。ちなみに中間車のドアは手動で鍵は外から掛ける(笑)
SLは名古屋駅と東京駅の1区間のみ。橋を渡ったりしながら明治村の村内を高い位置から見下ろすように走る
たった10分ほどの乗車なのだが、蒸気機関車牽引の列車に初めて乗った「ゆっき〜」は大感動!石炭と蒸気の匂いはいいねえ〜
さて、終点の東京駅に到着するともう一つの見どころが

そう!転車台での方向転換!もちろん全て手動!

そして側線を通って列車の前に行き、バックで戻って連結!しかもカウキャッチャー付のひっかけ式連結器も明治時代のまま!
ちなみにこの蒸気機関車は12号機関車と言って、明治時代に現役で走っていたものをそのまま使っている。イギリスからの輸入機関車で、もちろん日本で実走行できるのはここだけの存在!これだけでも感動ものでしょう!(最後まで中部乗り物文化OFF)

ということであっという間の3時間半!村内には蛍の光が流れていた(笑)
最後にお土産屋さんで物色して「ゆっき〜」はカステラゲット!ここに明治村弾丸ツアー終了!

17:00:明治村出発〜21:10川越着
さて、考えてみればここから川越まで今日のうちに帰らねばならぬ・・・笑
駐車場を出たらいきなり入鹿池で渋滞・・・10分ほど渋滞に嵌まって小牧東から高速に乗る。
もちろん帰路は中央道!この時間の諏訪までの区間はガラガラなので、一気に時間を稼ぐべく駒ヶ岳S.A.まではノンストップで飛ばす!
さすがに腹が減ったので駒ヶ根名物ソースかつ丼で腹ごしらえ
ちなみに小牧東から駒ヶ岳まで1時間10分・・・速すぎるか?
駒ヶ岳を出発したのは18時30分過ぎ。ここからも21時までに到着すべく激走する。
でも途中の景色は見逃さない(爆)
最後の最後まで天気に恵まれた一日だったのだが、大月から先で雨に遭遇。さらに渋滞@11qにも遭遇・・・
ラッキーだったのは渋滞が解消方向に向かっている時間帯だったこと。結局20分ほど渋滞に嵌まっただけで切り抜けられた。
川越到着は21時15分!名古屋周辺で17時まで遊びつくしても人間的な時間に帰ってこられることが証明できた(笑)

今回行った明治村は、あれだけの設備と広さがあって入場料1700円は安いと思う。
村内のアトラクション関係もそんなに高くないし、ゆっくり回れば丸々一日遊べるのもいいかも!
こうして充実の週末は終わりを迎えるのであった。

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