Bloody's Tea Room
Team SPIRITS Web Master 「Bloody]の趣味の世界へようこそ

2019/02/10 21:37更新 

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Bloody Train Museum
Special Floor "Making of KURO157"

1996年に購入したグリーンマックスの157系キットには「クロ157」という皇室用の車両が1両セットされていました。一般の157系6両は先日の「157系復活工事」で再生させたのですが、クロ157はきっと組立もしていないままの放置が続いていました。
しかし、このところの作成意欲が沈まないうちに一気に作り上げてしまおうということで長い長い16年のトンネルから抜け出し、一気に作成してしまうことにしました。
どうせ作るなら157系塗装ではなく、現在の185系塗装にしてしまおうと構想。いろいろと資料を探ってみたのですがあまり詳しい記述がない(当然か?)ネットで調べるとこのクロ157を作成した人はかなり多いので、先輩諸氏の作品を参考に組み上げてみました。例によってチープに作成している&腕はないので、細部の出来栄えはかなり目をつぶって見ないといけませんが・・・
ではグリーンマックスのキット組み上げを一からやってみたクロ157作成記をご覧ください。

クロ157キットはこんな感じの板状になっています。
まあ、プラモデルを組んでゆくのと同じなんですが、物が小さいんでなんせ作業が細かい・・・

しかし、塗り分けラインの筋が入っていたり・・・   ヘッドライトに穴が開いていないなどの箇所があるので、まずは地道な作業から始まります。塗り分けラインは600番の耐水ペーパーで削り、ヘッドライトは穴をあけて実感を出します。
でも、途中で面倒くさくなって銀河モデル製の金属パーツに交換(笑)
チープに組み上げるのがモットーなのに、ここで早くも420円も投資してしまった・・・
車体の細部仕上げが終わったら、

車体はまずL字型に組み上げますこの時にはタミヤの白キャップで仮止めして、その後□に組んだ後に屋根を乗せます。この時の車体組み上げ歪は後で致命的になりそうなので、慎重に組みました。組み上げるとどうしても継ぎ目が気になるので、特に運転席周りの継ぎ目は例によって瞬間接着剤で埋めて削りだし、継ぎ目を消しておきます。
まあまあうまくいったかな〜
屋上のクーラーはきっと付属のものは分厚くてダサイので、157系に動力ユニットを譲って車体だけになっていた
モハ181のクーラーを拝借して組み上げます
完成後はKATO製185系と混結させるので屋根の色はダークグレー一色にします。よってこの時点で屋根に接着してしまいます。
ここからは塗装。最初に下地を整えるのでタミヤのファインサーフェサーを一吹きし、白3号を塗ります。本当はクリーム10号が正式な色ですが、そんなスプレーは売っていないしエアブラシもない!まあ華やかな皇室用車両なので「真っ白」もいいかと思って手元にあった白3号で代用してしまいました。(後で編成にした時の違和感をまるで考えない私・・・汗)
車体をマスキングして屋根にダークグレーを塗装、最後に緑帯を入れます。緑帯はスプレーを買うのももったいないのでタミヤのエナメルカラーで筆塗りしました。
マスキングはしっかりと・・・
その後、ドアの窓周囲&運転席周りの窓周囲&トイレ窓周囲にグレーで色入れ・・・しかしなかなかうまくゆかずあまりいい出来栄えではないかも・・・。幌枠と洗面所窓周囲、運転台側窓に銀色を色サシし、テールライトとドア開閉表示灯に赤を色入れ

う〜〜む、納得いかないけどまあいいか・・・    もちろん菊のご紋章には金を色入れ

さて、床下はこんな感じになってます
床板に床下機器を取り付けて黒に塗れば完成
しかし・・・この車両には内装がありません。天皇陛下の乗る車両に内装がないのはちょっと・・・
おもむろにプラ板を取り出します。ま・・・・まさか!

鉄道コレクションで余ったプラ車輪を削ります   軸をカットして0.2mmプラ板で背もたれをつければソファの出来上がり!
そう、内装を自作してしまおうという話です。室内の床には0.5oプラ板を使い、部屋の仕切りには1.2mmプラ板を使いました。これはもちろん手持ちの素材を有効活用。ソファーもあまりの車輪を使ったので原価ゼロ!
素材のプラ板は塗料の食いつきが悪いのでサーフェサーを一吹き
1つづつ塗り上げて組み上げると・・・
おおっ!内装完成!
ということであとは組み上げるだけです。KATO製TR58台車を用意し、カプラーは185系に合わせて密着連結器型KATOカプラーに換装しておきます。

ということで完成!                   ストロボ炊くと内装が見えてなかなか良い感じです
実はスカートが付いていません。というのも、本当はボディマウントKATOカプラー化してスカートを接着してしまいたかったのですが、ボディマウントカプラーの手持ちがなく、今は保留・・・まあいつかやろう!

はっきり言って完成度はダメダメなんですが、これも勉強だわ!初の内装フルスクラッチ挑戦は楽しかったので良しとしましょう!

ということでダメダメの完成度のまま2011年から放置されていたクロ157ですが、2021年にリニューアル改造を行いました!
それはこの185系カラーとなったクロ157の伴奏車185系200番台踊り子色を手に入れたから!
まずは車体色変更が必要です。元々手持ちの白3号で作ってしまっていたので、正規のクリーム10号に塗り直します。
IPAにジャブ漬けして塗装を剥がします。
今回こそは正規のクリーム10号で塗り直し、屋根の色もKATO185系に合わせてアメリカ海軍軍艦色にしました。AU12クーラーは灰色9号に塗り直します。

先頭部はボディマウント型カプラーにしたいので、手持ちのKATO密着連結器型ボディマウントカプラーへ変更。これは中韓連結部用ですが、元々クロ157は中間にしか入らないのでこれでOK。スカートはKATO185系強化型スカートを加工して取り付けました。
室内は元々作ってあったので、今回はゴム系接着剤でウェイトを挟んで接着しておきました。

帯はシール用紙に緑20号っぽい色を印刷して切り出して貼りました。なかなかいい色合いです。菊花紋章やHゴムにも再度色入れ。
TOMIX485系のインレタを使用して車番も入れておきました。

正調となってかっこよさを増したクロ157の完成です!
相方の185系と連結!バッチリです。


Train Museum ENTRANCE

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